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勇者「お前ら、弱すぎ」
- 1 : ◆CItYBDS.l2 2016/10/18(火) 16:20:55.08 ID:gccsuuJRo
- 勇者「そっち行ったぞ!魔法使い仕留めろ!」
魔法使い「はい!初級火魔法!」ぽっ
魔物「ぐぎゃあああ!」
勇者「まだだ!賢者頼む!」
賢者「初級風魔法!」ふぃ
- 2 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/10/18(火) 16:21:27.95 ID:gccsuuJRo
- 魔物「ぬぅうぅぅうううう!」
勇者「くそ!まだ生きてる!剣士!あとはお前しかいない!!」
剣士「袈裟切り!」ずば
魔物「」
勇者「なんとか倒したな・・・」
勇者「というか、お前らいくらなんでも弱すぎるよ!」 - 3 : ◆CItYBDS.l2 2016/10/18(火) 16:21:56.99 ID:gccsuuJRo
- 勇者「もう、魔王の間の手前だよ!?なんで初級魔法しか使えないの!?」
魔法使い「うぅぅぅ・・・そんなこと言われたって・・・」ぐす
勇者「うわ、こんなところで泣くなよ!ごめんごめん、言い過ぎたよ!」
賢者「勇者よ人には適材適所ってものがあるんだ。そう責めるな」
勇者「いやいや、初級魔法しか打てなくて何が賢者だよ?」 - 4 : ◆CItYBDS.l2 2016/10/18(火) 16:22:28.34 ID:gccsuuJRo
- 勇者「悪いけど、俺は男には甘くないぜ」
賢者「しかしだなあ・・・・せめて、作戦を変えてくれないか?」
賢者「『めいれいさせろ』じゃあ、私たちの力は十分に発揮できないんだ」
勇者「そういうことは、新しい魔法を覚えてから言いやがれ!」
勇者「俺の命令がなかったら、このパーティー終わりだからね!」 - 5 : ◆CItYBDS.l2 2016/10/18(火) 16:23:01.38 ID:gccsuuJRo
- 勇者「とっくに全滅してるから!俺がぎりぎり保っているだよ!」
剣士「まあまあ、いよいよ魔王との最終決戦なんだ。喧嘩してる場合じゃないだろう?」
勇者「剣士も魔法使いたちに比べたマシだけど、戦士として人並み以下だからね?」
勇者「たくよぉ、いいか命令は絶対だからな!」
勇者「指示通りに動かなかったらぶん殴るかんな!」
魔法使い「・・・」
賢者「・・・」
剣士「・・・」 - 6 : ◆CItYBDS.l2 2016/10/18(火) 16:23:27.35 ID:gccsuuJRo
- 魔王の間
魔王「よく来たな勇者よ。話は聞いておるぞ」
魔王「おもちゃの兵隊を引き連れて、我に敵うと思っているのか?片腹痛いわ」
勇者「しゃらくせえ!俺一人でも倒してやるぜ!」
魔王「ふははは!その意気だ来い勇者!!!」
勇者「うぉおおおおおおお!」 - 7 : ◆CItYBDS.l2 2016/10/18(火) 16:23:54.02 ID:gccsuuJRo
-
数分後
魔王「ふん、こんなものか・・・確かに人間にしては恐ろしい強さだが」
魔王「仲間に恵まれなかったな勇者」
勇者「賢者!回復魔法をくれ・・・!」
賢者「もうMPがない・・・・すまない勇者」
勇者「誰か薬草は!?」 - 8 : ◆CItYBDS.l2 2016/10/18(火) 16:24:21.50 ID:gccsuuJRo
- 魔法使い「すみません、私が使っちゃいました・・・」
勇者「・・・もう手立てはないのか・・・」
剣士「あきらめるな勇者!まだ試していないことがあるだろう!?」
剣士「賢者の言葉を思い出せ!」
魔王「ほう、奥の手でも隠していたのか・・・」 - 9 : ◆CItYBDS.l2 2016/10/18(火) 16:25:05.43 ID:gccsuuJRo
- 勇者「・・・・『・・が・ぃ・ぅ・』」
賢者「聞こえないぞ!勇者!」
魔法使い「言って!はっきりと!」
剣士「言え!勇者!!」
勇者「『ガンガンいこうぜ!』」 - 10 : ◆CItYBDS.l2 2016/10/18(火) 16:25:32.51 ID:gccsuuJRo
- 剣士「その言葉が聞きたかった!いくぞみんな!」
賢者「どおりゃあああ!アースブレイク斬りいぃいいいいい!!」ずばああああん
魔王「なぁ!?」
勇者「はぁ!?」
魔法使い「全方向完全包囲究極鞭!!」ばばばばっばばばっば
魔王「ぐああぁああああ!」 - 11 : ◆CItYBDS.l2 2016/10/18(火) 16:26:01.53 ID:gccsuuJRo
- 勇者「なんなんだ!これは!?どういう事なんだ!」
剣士「説明しよう!」
勇者「知っているのか剣士!」
剣士「賢者は、かつて王国で数々の武闘大会を制した剣の使い手!」
剣士「貴様は、賢き者と勘違いしていたようだが奴は剣の申し子!『剣者』よ!!」 - 12 : ◆CItYBDS.l2 2016/10/18(火) 16:26:28.45 ID:gccsuuJRo
- 勇者「なんだと・・・!?じゃあ、魔法使いはどういうことなんだ!?」
剣士「ふははははっは、魔法使いだと!?名前が違う!!」
剣士「その冴えたる鞭と、すべてを包み込む包容力で数多の魔物を調教した女!」
剣士「魔王すら調教しうるその技術から、人はこう呼んだ!『魔王つかい』と!!」
勇者「な・・・なんてことだ。だとすれば俺は・・・」 - 13 : ◆CItYBDS.l2 2016/10/18(火) 16:26:55.69 ID:gccsuuJRo
- 剣士「そうだ勇者よ、われわれはお前の命令によって縛られていたのだ」
剣士「呪縛から放たれた今、魔王を倒すなど容易いことだ」
剣者「究極剣ウルトラアトミック!」どがああああああんn
魔王使い「いい加減!私に従いなさい!この豚め!!!究極無限打撃鞭!!!!」ぱぁん!ぱぁん!
魔王「ぐあああああああああ・・・・」ばたり - 14 : ◆CItYBDS.l2 2016/10/18(火) 16:27:47.36 ID:gccsuuJRo
- 勇者「やったのか・・・!?」
剣士「フラグを立てるな、勇者よ・・・そして、お前はもうひとつ勘違いをしている」
勇者「ま、まさか!?剣士!おまえもなのか!?」
剣士「ああ、私の本当の名は『検死』!我が力、貴様にも見せてやろう!」
勇者「なっ!?」どきどき - 15 : ◆CItYBDS.l2 2016/10/18(火) 16:28:20.35 ID:gccsuuJRo
- 魔王「」
検死「・・・・・」
検死「魔王!死亡確認!」ずばあん
勇者「フラグ立ててんのお前じゃねえか!」
おわり

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