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向日葵「西垣先生の」櫻子「10個の発明特集」【ゆるゆり】

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 22:00:00.34 ID:lkfPq43f0
※残念ながら爆発ネタはありません。

西垣「なんだと!?」

松本「…」




2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 22:02:34.35 ID:lkfPq43f0
1 タケノコプター

櫻子「にしえもーん」

西垣「なんだい?大室くん」

櫻子「向日葵のおっぱい禁止したら、また殴られちゃった!ウワァァン!」

西垣「仕方ないなー大室くんは…はい!タケノコプター」

櫻子「?」

西垣「これを頭につけると飛ぶ事ができるんだ!」

櫻子「すごい!よしこれで向日葵を驚かせてやる!バビューン」

西垣「ただし…ってもういないな…」


3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 22:05:55.11 ID:lkfPq43f0
櫻子「やい!向日葵!」

向日葵「櫻子…って何ですのそのタケノコは?」

櫻子「見て驚け!頭に装着!!」

向日葵「…バカそうですわ。いえ、バカなんでしょうけど…」

櫻子「ふふーん、その余裕もこれまでだぞ!くらえ!!」

向日葵「タケノコが高速回転し始めましたわ!って櫻子も一緒に回ってる!?」


4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 22:08:53.68 ID:lkfPq43f0



櫻子「」チーン

向日葵「櫻子ー!意識が飛んでますわ!!誰かーーーー」




5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 22:11:46.42 ID:lkfPq43f0
西垣「やっぱり意識が飛んだか…松本で実験する前でよかったな?」

松本「…」

西垣「え?1年生で実験しないで!!するなら私でしてだと!?」

松本「」カァァ

西垣「まったくわかったよ。今度から松本で実験するとしよう」

松本「…」


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 22:14:28.37 ID:lkfPq43f0
2 タッチパネル搭載携帯!

櫻子「にしえもーん」

西垣「なんだい?大室くん」

櫻子「向日葵が携帯を変えやがった!せっかくおそろいだったのに…」

西垣「ほほー、ちなみにどんな携帯だい?」

櫻子「なんかカメラが超綺麗なやつ」

西垣「仕方ないなー大室くんは…はい!フイルム式カメラー」

櫻子「?」


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 22:15:19.73 ID:xou9GY1+0
にしえもんが爆発しないだと・・・


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 22:17:35.35 ID:lkfPq43f0
西垣「うっ!今の若者はこれを知らないのか!?」

櫻子「デジカメなら知ってます!」

西垣「そこらへんのデジカメより超高画質で細かい設定が不要なカメラだ」

櫻子「おぉー!すごい!」

西垣「ただし、撮れる枚数に制限があるから注意するだぞ!現像…プリントはすぐしてやるからな」

櫻子「はーい」


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 22:20:51.79 ID:lkfPq43f0
櫻子「やい!向日葵!!」

向日葵「何ですの?櫻子」

櫻子「じゃーん!このカメラで一緒に写真撮ろう!」

向日葵「しゃ、写真!?べ、別にいいですわよ//」

櫻子「杉浦先輩お願いします!」

綾乃「はいはい、へぇ~このカメラ古いわね~」

櫻子「なんかすごいらしいです!」

綾乃「じゃあハイチーズ」パシャ





櫻子(えへへへへ//向日葵とのツーショット写真手に入れちゃった//)

向日葵(もう!朝は不機嫌だったくせに、今はゴキゲンですわね)


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 22:23:38.82 ID:lkfPq43f0
3 イチコロ!キューピットの矢

向日葵「にしえもーん」

西垣「なんだい?古谷くん」

向日葵「櫻子が最近写真ばかり見て相手にしてくれませんの…」

西垣「仕方ないなー大室くんは…はい!イチコロ!キューピットの矢」

向日葵「イチコロ!?」

西垣「そう!イチコロだ!これで相手に悩む人生も終わりさ」

向日葵「これを櫻子に刺せば、仲良くなれるんですね!」

西垣「…いやそれは違うな」

向日葵「!!もしかして、それ以上の関係ですか!?」

西垣「…」

向日葵「今日は勝負下着で良かったですわ!!」


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 22:26:47.00 ID:lkfPq43f0



「向日葵、今の君は超プリチーだよ」キリッ

「まぁ、櫻子ったら//」

「さぁ、一緒に大人の階段を登ろうじゃないか!」キリリッ

「櫻子~//」




12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 22:29:39.99 ID:lkfPq43f0
向日葵「うへへへへ//」

西垣「…」

向日葵「//」

西垣「…」

向日葵「?」

西垣「…」

向日葵「…ハッ!」

西垣「…気づいたのか?」

向日葵「もしかして!」

西垣「そう、一殺(イチコロ)だ!」

向日葵「生徒になんて物を渡しますのーーー!」


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 22:32:51.34 ID:lkfPq43f0
西垣「しかし、これで大室に悩む人生も終わりだぞ」

向日葵「そんな人生は嫌!」

西垣「冗談はさておき」

向日葵「やっぱり本物がありますのね!」

西垣「そんな非現実な事は不可能に決まってるじゃないか」

向日葵「うわぁぁーん、櫻子ー!西垣先生にいじめられましたわーーー」


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 22:35:49.39 ID:lkfPq43f0
西垣「やっぱり大室じゃないとダメだな。彼女ならすぐにやってくれたのに…」

松本「…」

西垣「ん?大丈夫だ蘇生薬も作ったから、すぐ使えば何の問題もないさ」

松本「…」

西垣「え?校長先生が呼んでる?まったく困ったな人気者は」

松本「…」

西垣「ああ頑張るよ。じゃあ行ってくる」


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 22:38:51.85 ID:lkfPq43f0
4 なんでも言うことを聞く薬!

櫻子「にしえもーん」

西垣「なんだい?大室くん」

櫻子「向日葵をよくもいじめたなー!ギッタンギッタンにしてやる!」

西垣「あ~れ~」バキドカバキドカ


西垣「わ、わかった!本気で痛いぞ!大室!台本はどうした!?」

櫻子「よくも向日葵を!よくも向日葵を!!」


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 22:41:44.72 ID:lkfPq43f0
西垣「わかった!私が悪かった!お詫びにとても良いものをやろう!」

櫻子「え?何?何くれるんですか!?」

西垣「完全に素だな…まぁいいだろう…相手を思い通りにできる薬ー!」

櫻子「!?」

西垣「説明は不要!3時間だけ相手を思い通りに操り好きにできるぞ!」

櫻子「ほ、本当にですか!?と言う事は膝枕とか!あーんとか!思い通りに!?」

西垣「ああ、松本と杉浦で実験済みだ、今回は本物だ!!」

櫻子「えへ、えへへへへ//」

西垣「使い方は簡単!相手に飲ませて30分後に『あなたはだんだん眠くなる』をするんだ!」

櫻子「はい!」


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 22:43:38.65 ID:lkfPq43f0
西垣「すると相手は寝る!その後、命令出来るぞ!」

櫻子「おぉー!すごい!」

西垣「ただし!相手が寝て自然に起きた後しか言うことを聞かないから注意だ!」

櫻子「薬を注入⇒寝る⇒起きる⇒計画通り!というわけですね!」

西垣「そうだ!大室は頭が冴えてるな!」

櫻子「えへへー、そんなー当たり前の事を言われてもー」

西垣「いや、大室は天才だ!ただし、薬を飲んだ後3時間だから注意だぞ」

櫻子「はい!天才に不可能はありません!」


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 22:47:13.75 ID:lkfPq43f0
西垣「大室は行ったか…」

松本「…」

西垣「え?そんな実験を手伝った記憶がないだって?当たり前さ」

西垣「あれはただの睡眠薬だからな!」

松本「…」

西垣「復讐?大丈夫だ、3時間で起きない量の薬だ、何も問題ない」




櫻子「やい!向日葵!これを飲め!」

向日葵「嫌!そんな青色の飲み物なんて飲めません」

櫻子「∵」


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 22:50:56.32 ID:lkfPq43f0
5 いつでもリアルタイム中継カメラー

向日葵「西垣先生!!」

西垣「そこは『にしえもーん』だろ?古谷くん?台本はどうした?」

向日葵「そんな事はどうでもいいんです!」バンバン

西垣「どうした?真剣な悩みなら教師として聞かないこともないぞ?」

向日葵「教師なんだから真剣に聞いて下さい!」

西垣「わかった!内容を話してくれ」

向日葵「櫻子が青色の飲み物を持って迫ってくるんです!」

西垣「…」


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 22:53:55.68 ID:lkfPq43f0
向日葵「まったく、あんなに激しく櫻子が迫ってくるなんて始めてですわ//」

西垣「…」

向日葵「普段もあれくらい素直でいてくれたら嬉しいのですが//」

西垣「…」

向日葵「ああ、櫻子…最後は自分の口に青色の飲み物を含んで…その…//」

向日葵「私の口に直接入れようとした時は失神するかと思いましたわ//」

西垣「…」


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 22:56:53.46 ID:lkfPq43f0
向日葵「さすがに、口から青いよだれが垂れている時は逃げ出してしまいましたが…」

西垣「なんだと!?もしかして自分で飲んだのか!?」

向日葵「…え?」

西垣「…」

向日葵「…」

西垣「…」


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 22:59:56.66 ID:lkfPq43f0
向日葵「えー、校長先生の電話番号は…」

西垣「ま、待ったーー!校長先生はやめてくれ!」

向日葵「しかし、西垣先生を通報するのが、最近の私の趣味ですし…」

西垣「待ってくれ!私はただ生徒で実験を…ちょっと携帯をしまってくれ!通報しないでくれ!」

西垣「確かに大室には変な薬を渡した…だが!あれはタダの催眠薬なんだ!」

向日葵「そう催眠薬ですか…」

西垣「こんなことでいちいち通報されたら、学校でおちおち実験もできないじゃないか!」

向日葵「しかし、私の櫻子に毒薬を渡した罪は思いですわ」

西垣「違う!大室は眠っている古谷に色々大人的なイタズラをしようとしただけなんだ!」

向日葵「私にイタズラを!?大人的な!?…//」


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 23:02:50.13 ID:lkfPq43f0
向日葵「…こほん、なら仕方ありませんわね。次やったら通報ですわよ」

西垣「わかった、気をつけるよ」

向日葵「さて、その話が本当なら、そろそろ櫻子が眠っている頃…うふふふ//」

西垣「学校だからほどほどにな」

向日葵「忠告ありがとうございますわ!ちゃんとお持ち帰りするから大丈夫ですわ!」

西垣「なら安心だな!」

向日葵「はい!!」


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 23:05:43.47 ID:lkfPq43f0
西垣「行ったか…」

松本「…」

西垣「ん?いつでもリアルタイム中継カメラー?ああ、あれは」

西垣「ただの透明な小型盗撮カメラだったんだが、誰も台本通りしないから渡せなかったな」

松本「…」

西垣「まぁ、チャンスは10回あるんだ、一回くらい台本通り行くんじゃないか?」

松本「…」

西垣「ああ、頑張るよ!じゃあ校長先生に呼ばれてるから行ってくる」

松本「…」


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 23:08:50.70 ID:lkfPq43f0
6 タイムマシン

撫子「こんにちは」

西垣「ん?だれだい?君は…」

撫子「大室櫻子の姉です。いつもお世話になってます」ゲザァ

西垣「これはこれは」ゲザァ

撫子「ところで『にしえもん』先生ってどなたですか?」

西垣「私だが?」

撫子「にしえもん先生、一つ欲しい道具がありまして…」

西垣「爆弾か!?ついに爆弾ネタか…!?」

撫子「いえ、実は昨日こんな事がありまして…」


29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 23:11:03.87 ID:lkfPq43f0
「向日葵!宿題を教えろ!」

「はぁ~、仕方ありませんわね」

「…って私を膝の上に乗せるな//」

「じゃあ、隣に…」

「…って顔をくっつけるな!そっちに行け!!//」

「櫻子!わがままですわよ!」

「向日葵がおかしいんだよ!」

「なんですって!?」

「なんだと!?」ガルルルル


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 23:13:13.51 ID:lkfPq43f0
撫子「以上のように匿名希望の2人の仲が曖昧でして…」

西垣「なるほど、仲良くさせてやりたいという事か…」

撫子「ええ、それで何でも便利な薬をいただけると聞いたので、2人に昔のことを思い出させてやりたくて…」

西垣「困ったな…悪いが薬は校長先生からうるさく禁止されているんだ」

撫子「そうなんですね…いえありがとうございました」

西垣「ただ昔のことを思い出させてやりたいならこんなのもあるぞ?」

撫子「!?」

西垣「ぱんぱかぱーん♪タイムマシン~」


撫子「え?タイムマシン!?」


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 23:15:12.95 ID:lkfPq43f0
西垣「ただし、過去専用だが…」

撫子「すごい!これは大発明じゃないですか!」

西垣「まぁな」

撫子「で、どれですか?その世紀の大発明は!?」

西垣「この電極棒で特殊な電気を流すのさ」

撫子「え?」

西垣「すると電気が流れて気を失い」

撫子「はい?」

西垣「昔…過去を思い出すことができるぞ☆」キラーン

撫子「それって…」


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 23:17:14.95 ID:lkfPq43f0
西垣「ふむ、一般世間では走馬灯と呼ばれていたかな?」

撫子「さすが、櫻子の学校の先生…お邪魔しました」ゲザァ

西垣「…」


西垣「まったくどの時代でも発明は理解されないものだな」

松本「…」


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 23:19:10.12 ID:lkfPq43f0
7 メール受信機械ー

櫻子「にしえもーん」

西垣「なんだい?大室くん」

櫻子「向日葵があかりちゃんやちなつちゃん達とメールしているんです!」

西垣「…それがどうかしたのか?」

櫻子「だって!船見先輩や歳納先輩ともしているんですよ!」

西垣「…なるほど、わからん!!」

松本「…」

西垣「ふむ、ということは…」

松本「…」


36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 23:21:10.69 ID:lkfPq43f0
西垣「なるほど~…大室、嫉妬か?」ニヤニヤ

櫻子「そ、そんな訳あるわけないじゃないですか!//」

西垣「そうなのか?」

櫻子「実際に私とのメールの頻度が落ちているわけじゃないし…」

櫻子「ただ、最近一緒に帰っているときに、ちょーっとだけ他の人とのメールのやりとりが増えたかなーって」

西垣「ふむ…?」

櫻子「それで!向日葵の他の人とのメールの内容を見てみたいだけなんです!!」

西垣「仕方ないなー大室くんは…メール受信機~」パンパカパーン


37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 23:23:09.05 ID:lkfPq43f0
櫻子「何ですか!?このパソコンは!!」

西垣「そこにメアドを入れてみろ、するとそのメール会社をハッキング…ゲフンゲフンするのさ」

櫻子「すごいです!ではさっそく私のメアドを入れてみますね」

西垣「違う!古谷のを入れるんだ!」

櫻子「…え?」ハテ?

西垣「そんな不思議そうな顔をするな…とりあえず古谷のを入れてみろ」

櫻子「…ピポパ…はい、向日葵のアドレスを入れました」

西垣「それで受信できるはずだ」


38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 23:25:13.29 ID:lkfPq43f0
向日葵「櫻子!?こんな所で何をしてますの?もう帰りますわよ」

櫻子「あっ、もうこんな時間!先生帰ります」

西垣「え?」

向日葵「まったく櫻子の分の仕事までやることになったんですのよ!」

櫻子「なんだと!そんな事より、今日はペコイから早く帰ろう向日葵!」

向日葵「うっ…少しは私の話も聞いてほしいものですわ」

西垣「ん?」


39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 23:27:10.50 ID:lkfPq43f0
櫻子「先生さようならー」

向日葵「先生、先に失礼させて頂きますわ」

西垣「あ…うん…」


西垣「あれ?」

松本「…」


41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 23:29:08.39 ID:lkfPq43f0
8 雨に濡れない傘ー

西垣「雨か…」

松本「…」

西垣「たしかに天気予報はまったくあてにならないな」

松本「…」

西垣「そうだな…今度は雲を吹っ飛ばす爆弾を作ってみるか?」キラキラ

松本「…」

西垣「ふむ、確かに雨がふらないと困る地域もあるか…」

櫻子「西垣先生!」


43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 23:31:15.72 ID:lkfPq43f0
西垣「ん?どうした大室」

櫻子「あのー、雨振ってますよね?」

西垣「ああ、ザーザーだな」

櫻子「もし、職員用の傘が余っていたら貸してもらえないでしょうか?って向日葵が…」

松本「…」

西垣「職員用は無理だが、私の予備の傘を貸してやろうって松本が…」

櫻子「会長ありがとうございます!」

松本「…」


44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 23:33:11.94 ID:lkfPq43f0
櫻子「さようならー」

西垣「…しまった、発明品を渡すの忘れてた」

松本「…」

西垣「まぁ、ちょっと大きめの傘なだけなんだがな」

松本「…」


45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 23:35:10.15 ID:lkfPq43f0
向日葵「はぁ~雨ですわね…仕方ありません、櫻子が来たら、濡れて帰りますか…」

向日葵「…ん?櫻子…濡れる……スケスケ…うふふふふ//」

櫻子「ひまわりー」スパァン

向日葵「いたぁ!!?」

櫻子「おまたせ♪」

向日葵「なにすんのよ!このバカ娘!!」

櫻子「ほら、傘借りてきたよ」

向日葵「傘!?でかしましたわ!櫻子!!」

櫻子「へへーん」


47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 23:37:09.98 ID:lkfPq43f0
向日葵「早速帰りましょう…ってあれ?一本しかありませんわよ?」

櫻子「ん?一緒に入ればいいじゃん。はい」

向日葵「はぁ!?///」

向日葵「なななな何言ってるんですの!?あなたバカなんじゃなくって!?//」

櫻子「バカとは何だよ!せっかく入れてやるっつってんのに!」

向日葵「いえ、そうではなくて…その…//」


49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 23:39:12.27 ID:lkfPq43f0
向日葵「傘一本に二人でって…まるで…//」


櫻子「…」


櫻子「…!!」


櫻子「ちげーーーーし!変なこと考えてんじゃねー!バーーーーカ////」


51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 23:41:05.56 ID:lkfPq43f0
松本「…」

西垣「ん?2人は無事に一緒に帰ったみたいだな」

松本「…」

西垣「そうか?私はケンカするんじゃないかと心配していたんだがな…まぁその時は残された一人に私の傘を渡すさ」

松本「…」

西垣「よく考えたら、私が傘を渡したら松本と相合傘だったのにな」

松本「//」カァ~


52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 23:43:10.05 ID:lkfPq43f0
9 好きな人の心が聞ける薬

向日葵「にしえもーん」

西垣「なんだい?古谷くん」

向日葵「櫻子が勉強を覚えてくれませんの!」

西垣「それは無理なんじゃないかい?古谷くん」

向日葵「教師にあるまじき発言…まぁそれは置いておきまして」

松本「…」

向日葵「櫻子に勉強を教える為に!あくまでも教える為に!!心が読める薬とかありませんのーーー!?」


54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 23:45:14.91 ID:lkfPq43f0
西垣「…しかし、薬は禁止されていてだな…」

向日葵「そんなことはどうでもいいんです」バンバン

西垣「うむ、確かに!」

向日葵「それでありますの?ありませんの!?」バンバン

西垣「机を叩くな古谷…あるにはある」

向日葵「キマシタワー」


55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 23:47:12.81 ID:lkfPq43f0
松本「…」

西垣「いや、今の古谷なら大丈夫だろう…私の想像以上に仲が良いだろうし」

松本「…」

西垣「大丈夫だ、適量で2回以上使わなければどうということはない」

向日葵「はやく!その薬をください!」

西垣「ああ、ただし使うのは1回だけ、効果は約4時間!飲んでから約10分後に効き始めるからな」

向日葵「4時間もあれば十分ですわ!」


56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 23:49:05.77 ID:lkfPq43f0
西垣「あと、適度な運動は無しだ!ちょっとした毒もあるため、普通の生活以上の事はやるなよ」

向日葵「…わかりましたわ。それなりのデメリットもあるんですのね」

西垣「ああ、じゃあこれを飲むんだ。倒れる可能性もあるから、必ず大室の近くにいるんだぞ?」

向日葵「って、おちょこ一杯分なんですね…わかりました!私も覚悟を決めます」

向日葵「うっ!!!」

西垣「まずいかもしれんが、頑張れ!」

向日葵「」ごくん

西垣「効果は約10分後から検討を祈る」bグッ!

向日葵「これで櫻子を私のものに」bグッ!


58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 23:51:12.71 ID:lkfPq43f0
西垣「何!?」

松本「…」

西垣「それなら、渡す必要は特になかった気がするな」


59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 23:53:08.76 ID:lkfPq43f0
向日葵(家にタクシーで超特急で帰宅!!…そろそろ10分ですわね!)

向日葵「櫻子遊びませんかー?」

櫻子「宿題教えろー!」

向日葵「はいはい、上がらせてもらいますわよ」

櫻子(わーい♪向日葵が遊びに来てくれた!)

向日葵「ひゃ//」

櫻子「ん?顔が真っ赤だよ?どうしたの向日葵?」

櫻子(向日葵風邪かな?大丈夫かな?)


60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 23:55:06.06 ID:lkfPq43f0
向日葵「いえ、なにもありませんわよ//」

向日葵(これが櫻子の心の声!?//)

櫻子「そんなことより、勉強教えて!」

櫻子(お願い…わからないの…教えてくれないかな、向日葵は先生よりわかりやすいし)

向日葵「え?//は、はい、教えますわよ」

櫻子「って何で隣に座るんだよ!向こうに座れ!//」

櫻子(ひまちゃんの匂いが!ひまちゃんの匂いが…もうダメ…)

向日葵「ふぇ//に、匂い!?」


61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 23:57:06.50 ID:lkfPq43f0
櫻子「ん?何言ってんの?」

櫻子(え?何で?もしかして、向日葵も同じ事を思っていてくれたのかな…えへへへへ//)

向日葵(こ、これは予想以上にやばいですわ…リミッターが外れそうですわ…)

櫻子「向日葵?やっぱり顔真っ赤だよ?熱あるんじゃないの?」

向日葵「さ、櫻子のおでこが私のおでこに!?」

櫻子(おでこコツンってやっちゃった//ま、まだ手も繋いだことないのに…//うわぁあああー恥ずかしいよー//)

向日葵「もう!たまりませんわー!櫻子ーーーーー!」

櫻子「向日葵!?って、えぇ!?キャーーーーー」

撫子「ちょっと私もいるのに、急に目の前で、妹に手を出すんじゃないよ」撫子チョップ


62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 23:58:58.16 ID:K7XLWs8m0
向日葵が野獣になったwww


63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/17(土) 23:59:17.98 ID:lkfPq43f0
向日葵「」キュー

櫻子「//」ドキドキ

撫子「って、ひま子酒臭いよ!?櫻子!ひま子に水をぶっかけてやって」

櫻子「//」モジモジ

撫子「櫻子!乙女モードから帰って来な!…………仕方ない」


64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 00:01:45.30 ID:92yUqapf0
バシャーン

向日葵「あれ?ここは?櫻子?」

櫻子「え?ってねーちゃん!何するんだよ!…さみーーー」

撫子「…」

向日葵「うっ…頭が痛い…なんですのこれ?」

櫻子「あっ、ねーちゃんのチョップをくらったから…って今さっき!ひ、向日葵//」

向日葵「うっ…え?今さっきが、な、なんですの?…うぅ…痛い」

櫻子「あっ//えっ//あーーーーーーーー//」


66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 00:03:02.55 ID:92yUqapf0
向日葵「お願い、叫ばないで、頭が割れそうですわ…」

撫子「櫻子!ひま子は記憶がないようだから、落ち着きな!」

櫻子「うん//」

向日葵「一体何なんですの…確か西垣先生に薬をもらった所までは覚えて…あっ!」

撫子「薬?たぶん、ひま子が飲んだのはお酒…しかもその様子だと度数が高いようだね」

向日葵「くぅ…頭が割れそう…西垣先生…明日は覚えておいて下さい…」

櫻子「//」


67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 00:05:08.49 ID:92yUqapf0
撫子「私が学校に文句言いに行こうか?手伝うよ?」

向日葵「い、いえ大丈夫ですわ」

向日葵(元はといえば私が巻いた種ですし)

撫子「…そう、ならいいんだけど」

向日葵「…それより、櫻子?」

櫻子「ひゃい!//」

向日葵「うぅ…お願いだから甲高い声ださないで…というかどうしましたの?」


69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 00:07:09.78 ID:92yUqapf0
櫻子「えっ?ううん、なんでもないよ//」

向日葵「そうですか?」

櫻子「//」コクコク

撫子(ついに自覚しちゃったのか…櫻子)

向日葵「…すいません、お騒がせしました。今日は帰りますわ」

櫻子「あ…」


71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 00:09:10.64 ID:92yUqapf0
撫子「それがいいよ。私も飲んだことないからわからないけど、ゆっくり休みな」

向日葵「はい、そのつもりですわ。あとり私が何をしたのか?今度ゆっく聞かせてくださいね?」

櫻子「//」カァ~

撫子「機会があったらね」


撫子「…さてと…」


72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 00:11:08.82 ID:92yUqapf0
西垣「古谷に『いつでもリアルタイム中継カメラー』をつけておいたのだが、特に問題なかったようだな」

松本「…」

西垣「ああ、お酒というのはいつも都合が良いものを見せてくれるものさ」

松本「…」

西垣「そうだな、今度からお酒は気をつけるようにしよう…と電話が…」





松本「…」

西垣「…ふぅ~、ちょっと行ってくる」

松本「…」

西垣「大丈夫だ、1ヶ月以内には帰る」


73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 00:13:10.07 ID:92yUqapf0

10 好きな人がわかる薬ー

櫻子「西垣先生!」

西垣「ん?どうした?大室?」

櫻子「あの…その…えーとー…」

西垣「ふむ…」

櫻子「いえ、あのですね…ひ、向日葵って…」

西垣「古谷がどうかしたのか?」

櫻子「…好きな人いるのかなーって…って私何言ってるの!?//」


西垣「いる」

櫻子「え?」


74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 00:15:10.49 ID:92yUqapf0
西垣「絶対とは言わないが普段を見るかぎりではいるみたいだぞ…松本はどうだ?」

松本「…」

櫻子「そうだったんですか…」ガーン


西垣「ん?どうした?気になるのか?」

櫻子「気になるっていうか、気にならないっていうか…その…」モジモジ

西垣「じゃあ、明日までに古谷の好きな人がわかる装置を作っておこう!」

櫻子「え!?」






松本「…」

西垣「さて今から忙しいぞ松本!」

松本「…」


75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 00:17:10.18 ID:92yUqapf0
櫻子「来ました!」

西垣「さて、では内容を説明する」

西垣「まず、ごらく部メンバー&生徒会メンバーをごらく部の部室に集合させておいた」

西垣「まぁ、内容は松本生徒会長からの演説という事にしている」

櫻子「ふむふむ」

西垣「私と大室はお茶の用意をする、その時に!!」

西垣「好きな人がわかる薬ー」パンパカパーン

櫻子「これを飲むんですね」

西垣「そうそう…て違う!」

櫻子「え?飲んじゃいました」ゲフゥ


76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 00:19:05.15 ID:92yUqapf0
西垣「それを古谷のお茶に混ぜて飲ませる作戦だったんだぞ」

櫻子「えぇぇ!?」

西垣「作戦変更だ!その薬はあと約3分で効果が発動する!」

西垣「薬の内容はその人の声が他の人には一切聞こえなくなる」

櫻子「?」

西垣「ただし、好きな人には声が聞こえるんだ!」

櫻子「ということは私の声は…」

西垣「そう古谷にのみ聞こえるようになる」

櫻子「ちげーーーし!別に向日葵の事なんか!」


77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 00:20:59.71 ID:92yUqapf0
西垣「良い案だと思っていたんだが…失敗だな…とにかくごらく部に行って適当に終わらせよう」

櫻子「…」

松本「…」

西垣「ああ、もうこの状態だと、好きな相手にしか聞こえなく…」

松本「…」

西垣「そうか!その手があったか!」


78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 00:23:35.65 ID:92yUqapf0
京子「ぶー、遅いー」

綾乃「歳納京子!会長がとっても良い演説をしてくれるんだから、ちゃんと待ちなさいよね!」

京子「と言ってもどうせ私達には聞こえないしー」

結衣「今さっきまで『超おもしろそー』って言ってたのはどこのどいつだ?」

千歳「まぁまぁ、生徒会の行事に付きあわせてごめんなー」

ちなつ「いえ、それは内容が内容だから別にいいんですけど…」


79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 00:24:57.76 ID:92yUqapf0
あかり「あかり頑張るよー」

ちなつ「あ、あかりちゃん!」

あかり「あっ」

向日葵「?…何を頑張りますの?」

あかり「え?…えーと、えーとね」アセアセ

ちなつ「お茶くみだよね!あかりちゃん!先輩方のお茶くみ」

あかり「うん、そうだよ。お茶くみ頑張るよー」

向日葵「お茶くみなら櫻子がやってくれるそうですから問題ありませんわよ」

あかり「そうなんだー、だから櫻子ちゃん遅いんだね」


80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 00:27:10.98 ID:92yUqapf0
西垣「待たせたな!」キラーン

櫻子「…」

松本「…」

西垣「みんな静かに聞いてくれ!大室が私のとある薬を飲んで声がでなくなった!」

一同「!?」

西垣「静かに!それで大室の声は大室の事を1番好きな人にしか聞こえないんだ!」


81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 00:29:17.51 ID:92yUqapf0
ちなつ「え?だったら…」

綾乃「ねぇ…」

京子「簡単じゃん」

あかり「向日葵ちゃん?」

向日葵「はひ!?//」

櫻子「…」(向日葵…ねぇ?聞こえる?)


向日葵「いえ、何も何も聞こえませんわよーーー」


83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 00:31:09.68 ID:92yUqapf0
結衣「いやたぶん大室さんはまだ喋ってないんじゃないかな?」

向日葵「え?あ、はい…」

向日葵(そうですわ、みんなには櫻子の声は聞こえてないから…)

ちなつ「本当に聞こえてないの~?」ニヤニヤ

向日葵「き、聞こえませんわ!えぇ!まったく!」

櫻子「…」ショボーン

向日葵(ちょっと!そんなに落ち込まないで!)


西垣「まぁ、あと1時間もすれば元に戻るだろうから、みんな一緒にいてやってくれ」

結衣「そうですね。大室さんも心細いだろうし…」

櫻子「…」

ちなつ「みんなでババ抜きしませんか?これだったら声は必要無いですし」

京子「うん、やろうやろう!」


84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 00:32:59.23 ID:92yUqapf0
向日葵(それにしても、私は櫻子の声が聞こえる…)

向日葵(何となく自覚していましたけど、私はやっぱり櫻子の事が…?)

向日葵(しかし、聞こえている!とここで言うのは恥ずかしすぎる//)

櫻子「おい向日葵!」

向日葵(だけど、私が好きというのを証明しても、櫻子が私を好きとは限らないですし…)

櫻子「やい向日葵!」


85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 00:35:07.91 ID:92yUqapf0
向日葵(ここは櫻子には悪いですが、聞こえないふりをしておきましょう)イラッ

櫻子「バカっぱい!!」

向日葵(しかし、もしかしたら…櫻子が私を好きな可能性も…//)

向日葵(…いえ、たぶんそうであっても自覚無しでしょうね)イライラ

櫻子「向日葵!向日葵!向日葵ーーーーー!!」

向日葵「うるさいですわよ!櫻子!!人が考え事している時に!!そう何度も呼ばなくても!」


88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 00:37:08.83 ID:92yUqapf0
櫻子「いや、ほらババ抜き」

向日葵「あっ、次は私の番でしたのね」

一同「」ポカーン

向日葵「…?」

櫻子「…//」

向日葵「ななななな//」

京子「やっぱり、ひまっちゃん聞こえてたんだねーー」

向日葵「ち、違いますわーーーーーー//」


89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 00:39:09.59 ID:92yUqapf0
■帰り道


向日葵「今日は散々な一日でしたわ…」

櫻子「私が変な薬を飲んだせいで、ごめんね」

向日葵「いえ、それは西垣先生が変な薬を作ったせいですし…」

向日葵「私に声が聞こえたのは、櫻子と腐れ縁のせいですわよ」

向日葵「付き合いが長かったから、そのせいで…」

櫻子「そっかー。ねえ?向日葵?」

向日葵「?」

櫻子「私はさー、向日葵のこと好きだよ」

向日葵「っ!」


90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 00:41:06.31 ID:92yUqapf0
櫻子「それでね、向日葵が私の声を聞いてくれた時は嬉しかったんだ」

向日葵「え?」

櫻子「だけど、向日葵は違ったんだよね…迷惑だったんだよね…ごめんね」ポロポロ

向日葵「ち、違いますわ!」

櫻子「違わないもん!同情なんてやめて!!」

向日葵「同情なんかじゃありません!」

櫻子「じゃあなんで?なんで?なんで?腐れ縁とか、付き合いが長かったから聞こえたとか、必死に言い訳したの!」ポロポロ

向日葵「そ、それは…」


91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 00:43:13.08 ID:92yUqapf0
櫻子「向日葵の事好き好き!だけどこれは私だけの気持ちなんだろ!?」

向日葵「っ!」

櫻子「こんなに好きなのに私はどうすればいいの!?」ポロポロ

向日葵「櫻子!」ダキッ

櫻子「ひ、向日葵!?//」

向日葵「少し落ち着いて」ギュウ

櫻子「//」

向日葵「私はね、臆病者なんですの」

櫻子「…」


92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 00:45:10.10 ID:92yUqapf0
向日葵「好きな人に気持ちがバレたら嫌われる…嫌われたら生きていけない…そんな事ばかり…」

櫻子「うん、わかるかも」

向日葵「ですけど、あなたは違う…勇気がありましたわ」

櫻子「そんな事ない!西垣先生が手伝ってくれたから」

向日葵「いいえ、それでもあなたは素晴らしいですわ」

向日葵「…だから、私もちょっとだけ櫻子の勇気を貰いますわね」

櫻子「ぇ?」


93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 00:47:08.59 ID:92yUqapf0



向日葵「私、古谷向日葵は!幼馴染とか関係なく!!」

向日葵「大室櫻子の事が!!とっても大好きですわーーーーーーーーーー!!」



95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 00:49:11.14 ID:92yUqapf0


櫻子「え?え?え?ええええええ!」

向日葵「だから櫻子…私と付き合っていただけませんか?//」



98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 00:51:10.30 ID:92yUqapf0
櫻子「ひ、向日葵~!!」ギュウ

向日葵「ごめんなさいね。私が勘違いさせてしまって…傷つけてしまって…」ポロポロ

櫻子「ううん、いいいのいいの」ポロポロ

向日葵「ごめんねごめんね」ポロポロ

櫻子「もう!ひまちゃんは謝ってばかりだね//」

向日葵「え?櫻子…今」


99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 00:53:08.64 ID:92yUqapf0
櫻子「ひまちゃん!せっかくお互いの気持もわかったのにさ…//」

向日葵「そうですわね。さーちゃん…それで告白の…付き合ってくださいの返事は?//」モジモジ

櫻子「私の返事は…これ!!」


100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 00:55:08.93 ID:92yUqapf0





櫻子「//」チュ

向日葵「!!」

向日葵「…//」







櫻子「これからずーとよろしくね♪ひまちゃん//」

向日葵「ふふ//これからずーーとよろしく♪さーちゃん//」


101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 00:56:47.46 ID:92yUqapf0
向日葵(西垣先生…普段は変な爆発ばかりですが)

櫻子(今回はありがとうございました)


向日葵「ふふ//…さーちゃん//」

櫻子「なに?ひまちゃん//」


向日葵「呼んでみただけですわ//」


         終


104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 00:58:36.34 ID:92yUqapf0
こんな時間まで読んでくださった方ありがとうございました!
また書くことがあれば、よろしく!!


106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 01:00:51.67 ID:pntPrNyv0
すばらすぃー
おつおつ!


107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 01:01:00.54 ID:iTvEjhj30
ニヤニヤが止まりませんでした


108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 01:01:42.43 ID:92yUqapf0
ついでに

■おまけ1

「西垣ちゃんの作戦にはお驚いたねー」

「まさか架空の薬を信じさせるなんてね」

「そんな都合が良い薬あれば結衣先輩の…」フフフフ

「ち、ちなつちゃん!?」



「う、うまくいったかしら?あの2人」

「綾乃ちゃん心配しすぎやで、私達の後輩やできっと大丈夫や」ドクドク

「池田先輩!ティッシュ!ティッシュ!」

「ありがとうなー赤座さん」


109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 01:02:47.16 ID:92yUqapf0
■おまけ2

松本「…」

西垣「ああ、あの2人なら大丈夫だろう」

松本「…」

西垣「さすが生徒会は伊達じゃないな」

松本「…」

西垣「あの2人なら私の爆発にも耐えれそうだ」

松本「…」

西垣「ほほう、ヤキモチか?大丈夫だ。松本が卒業しても、あの2人で実験はしないさ」

松本「…」

西垣「ん?実験は続けるが、今度は高校の先生になろうかと思ってな?」

松本「!!」

西垣「ああ、来年は私も高校の先生1年生だ。またよろしくな松本」

松本「…//」


       本当に終


110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 01:05:47.69 ID:cisJgoXf0
りせななはどこまでもついていくだろうな
本当に乙!


111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/18(日) 01:06:19.64 ID:BpJoH9/d0
乙乙おっつりーん


ゆるゆり マシュモストラップ D 古谷向日葵&大室櫻子
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