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真美「真美だぜ!」亜美「亜美だよー」
- 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/20(火) 10:37:08.32 ID:SpVFsWnL0
- 真美「ごっこじゃないよ、兄ちゃん!」
亜美「アイドルごっこじゃなくて、アイドルそのものだよ、お兄ちゃん」
P(またテレビかなんかの影響か…?)
- 7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/20(火) 10:42:18.35 ID:SpVFsWnL0
- P(あれ…?)
P「おい真美、お前髪留め逆になってんぞ」
真美「ねー兄ちゃん、じゃんけん必勝法って知ってるか?どーせしr」
P「早く直しておけよー」
真美「あぁぁ、そ→じゃないんだけど…」 - 8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/20(火) 10:46:02.87 ID:SpVFsWnL0
- P(あれ…?)
P「亜美、なんで着物なんて着てるんだ」
亜美「やだな、なにも企んでないよ。お兄ちゃんはいつもそう。私たちをいつもこどm」
P「そろそろ移動だから早く支度しろよー」
亜美「あぁぁ、そ→じゃないんだけどな…」 - 10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/20(火) 10:50:43.76 ID:SpVFsWnL0
- 真美「兄ちゃんはあたしを誰だと思ってるんだ」
P「真美だろ?」
真美「ふっふっふ、百鬼夜行を…」
P「あ、律子と打ち合わせだった。じゃな」
真美「ぶったg…えー…」 - 11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/20(火) 10:54:50.85 ID:SpVFsWnL0
- スタスタ…
P「あ!?」
P「こら亜美!事務所だからってそんな格好でうろうろしたらダメだろ!」
亜美「え」
P「ほら、打ち合わせ終わったらすぐ移動するから。早く支度だ支度」
亜美「…」
亜美(ネタ振りするスキもなかった) - 13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/20(火) 11:00:01.50 ID:SpVFsWnL0
- 亜美&真美「作戦会議だ!」
真美「兄Cが仕事忙しすぎて、真美たちのボケにつきあってくれないね→」
亜美「つれないよ→」
真美「っていうか、兄C、元ネタわかってるかなぁ」
亜美「知らないはずないよ、話題のネタだよ。ネットでも大人気」
真美「そう、そうだよねー。」
亜美「なんならさ、役交代しよっか?亜美が火憐ちゃん役ー」
真美「それは絶対ダメ」 - 15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/20(火) 11:03:00.68 ID:SpVFsWnL0
- 亜美「え、でも」
真美「絶対ダメ」
亜美「な、なんで→」
真美「え、だって…それはその…真美がお姉ちゃんだし?」
亜美「えー、いいじゃんいいじゃん。兄Cのことお兄ちゃんって呼ぶの恥ずかしいしー」
真美「断固拒否」
亜美「…」 - 16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/20(火) 11:08:14.08 ID:SpVFsWnL0
- ガチャ
P「おーい、打ち合わせ終わったぞ…って亜美まだ着替えてないのか…」
P「時間がないな…仕方ないからもういくぞ」
亜美真美「はーい」
真美(火憐ちゃん役だけはなんとしても死守…!) - 17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/20(火) 11:16:13.59 ID:SpVFsWnL0
- P(今日は亜美真美姉妹でのグラビア撮影だ。)
P(湖畔での撮影なのだが、まだ3月。流石に寒い。)
P「なんかさっきは妙な調子で話しかけられたけど、いつものことだ。今日も元気いっぱいで何よりだ。」
P「あ」
P「真美が湖に落ちた」 - 18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/20(火) 11:18:04.56 ID:SpVFsWnL0
- 真美「うわーん、ビチャビチャだよー」
亜美「だ、大丈夫!?真美」
P「うわわ、何やってるんだよ…冷えて風邪でもひいたらまずいな。着替えるぞ」
真美(チャンス…!) - 19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/20(火) 11:23:52.29 ID:SpVFsWnL0
- P「ほら、ひとまず私服のジャージもってきてやったから、着替えてろよ。変えの衣装、いま頼んでるから」
真美「う、うん…」
真美(これは…火憐ちゃんが病になる場面だ…ここを活かさない手はない)
真美(…)
真美(……)
真美(兄C、こないな…身体冷えて来た) - 21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/20(火) 11:28:31.98 ID:SpVFsWnL0
- ガラっ
P「おい、真美ー、変えの衣装が届いた…って、真美なんで濡れた服そのままなんだ!?」
真美「…ごめん兄ちゃん」
P「ん?」
真美「だりい、脱がせれ。拭けれ。そして着せれ」
P「お、おいおい…体調くずしちゃったのかよ…」
真美(勝機…っ!)
P「参ったなぁ…今日は亜美だけでなんとかするか…ブツブツ」
真美「あ、ちょっと…」
真美「ちょっと…」 - 23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/20(火) 11:32:07.90 ID:SpVFsWnL0
- 真美(だめだ、兄Cはすっかり仕事モードでボケに気づいてくれない…)
真美(こうなったら諸々端折って作戦Bに出るしかない…)
真美(Bは『歯ブラシ』のB) - 24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/20(火) 11:34:10.07 ID:SpVFsWnL0
- 真美(しかし、本当に風邪を引きそうだ、着替えておこう…)
ガラッ
真美「ちょ!?」
亜美「真美ー、大丈夫ー?」
真美「まだ早い!」
亜美「え」 - 25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/20(火) 11:38:08.95 ID:SpVFsWnL0
- 亜美「あ、ごめんごめん、着替え中だったんだー」
真美「亜美よ」
亜美「な、何…?」
真美「あと10分したら戻ってくるように」
亜美「んー何でー」
真美「返事は、はいだ」
亜美「…」
亜美(真美の目が怖い…)
亜美「わ、わかったよ…10分したら戻ればいいんでしょ?」
真美「よろしい」
真美(えっと、例のものは…カバンに入ってたはず) - 26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/20(火) 11:40:34.80 ID:SpVFsWnL0
- 真美(ドキドキ)
P「真美いいかー?」
真美「う、うん。いいよー」
P「今日の仕事だけど、とりあえず亜美に任せることにしたから。真美は休んでていいぞ。」
真美「そ、そっかー、ごめん兄ちゃん…(ソワソワ)」
P「…ん?」
P「その歯ブラシは?」 - 28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/20(火) 11:45:21.20 ID:SpVFsWnL0
- 真美「えっと、そのぉ…」
P「?」
真美「に、兄ちゃんにお願いがありまひゅ!この真美に歯磨きをしていただけないでしょうかっ!」
真美(もうなんか色々しっちゃかめっちゃかだけど…目的さえ果たせれば満足…っ!)
P「な、何言ってるんだ…真美…」 - 29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/20(火) 11:47:54.83 ID:SpVFsWnL0
- 真美「だから…その、この歯ブラシで、真美の歯をみがいてほしいかなーって」
P「……」
P(なんだ、新手のいたずらか…!?何を考えているんだ…?)
真美「うっうー」
P「それはお前のキャラじゃない」 - 30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/20(火) 11:53:13.99 ID:SpVFsWnL0
- 真美「ねえいいでしょいいでしょー?」
P「いや、意味がわからない」
真美「」
P「な、なんだよ…」
真美「ほっほう、勝ち逃げすると」
P「え?」
真美「私をあまり失望させないで欲しいな。勝ち逃げなどは嘆かわしい。どうやら私に負けるのが怖いと見える」
P「ま…双海さん…??」
真美(これ誰のセリフだっけ?ま→どうでもいっか→) - 31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/20(火) 11:55:16.66 ID:SpVFsWnL0
- P「よ、よくわからないが…その、歯磨きをしてあげればいいんだな…?」
真美「そうそう、そういうこと」
P(真美もストレスが溜まってるのかもしれないな…ここ最近忙しかったし、かまってあげるぐらいしてやってもいいか…)
真美(キタコレ) - 32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/20(火) 11:58:41.21 ID:SpVFsWnL0
- P「えーっと、じゃあ…どうすりゃいい?」
真美「真美、ここの横になるから」
P「あ、ああ…」
真美「あーん」
P「やれやれ…。お、真美、歯綺麗だな。」
真美「まーねー」
P「んじゃ、こうかな…」
シャコシャコ…… - 33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/20(火) 11:59:39.48 ID:SpVFsWnL0
- シャコシャコ……
真美(あれ)
シャコシャコ……
真美(別に気持ち良くもなんともない) - 35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/20(火) 12:04:46.36 ID:SpVFsWnL0
- シャコシャコ……
真美「に、にいひゃん、ひょっとタンマ!」
P「ん?満足したか?」
真美「えっと、その…そうじゃなくって…」
真美「えっとさ、その…歯だけじゃなくて、もっと内側とかも…」
P「う、内側…!?」
真美「そ、そうそう。舌とか、さ。そのあたりをお願いしたいなぁって…」
P「舌って、お前…」
真美「よ、よろしく!」
P(なんなんだ…)
ムニムニ……
真美「!!」 - 37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/20(火) 12:09:03.01 ID:SpVFsWnL0
- 真美「う……うえええええ」
P「うぉっ!!」
真美「うぅぅ、うぇぇ……」
P「お、おい、大丈夫か…真美…」
亜美「真美ー、10分経ったよー…って、どどど、どうしたの!?」
P「いや、真美に歯磨きしてたら真美が吐いた」
亜美「に、兄Cこそ何を言ってるの…」 - 39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/20(火) 12:10:46.72 ID:SpVFsWnL0
- 真美です。
反射嘔吐、といって、
舌を押し付けられたりすると吐き気を催したり、吐いたりすることがあるそうです。
大人になればその現象もなくなることもあるそうですが、
若いと、反射嘔吐が発生することが珍しくないそうです。
真美は、ひとつ大人になりました。 - 42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/20(火) 12:14:07.64 ID:SpVFsWnL0
- 後日……。
真美「いやー、偽物語ごっこを模した歯磨きごっこは散々だったよー」
亜美「真美、最初からそれだけが目的だったんだー。亜美完全にかませ犬だよ」
真美「かませ犬って使い方、それであってるんだっけ?まーいっかー」
P「亜美真美ー、次の仕事いくぞー」
亜美真美「はーい」
P「そういえば真美」
真美「んー?」
P「こないだの歯磨きって、アニメでやってたやつなんだってな」
- 43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/20(火) 12:17:00.63 ID:SpVFsWnL0
- 真美「あはは、そうだよー。やっぱり現実は難しいねー。真美、またひとつ大人になったよ」
P「ははは、そうだな。フィクションを間に受けちゃ、そんなこともあるさ」
真美「兄C、ちなみにその話どこで訊いたのー?」
P「小鳥さんが同じ手で俺に迫って来たからな」
真美「」
ハッピーエンド
正直グタグダだった。反省はしている。 - 46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/20(火) 12:19:27.28 ID:nim1d4SaO
- 乙
歯ブラシで舌を洗ってるとマジヤバい - 47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/20(火) 12:20:12.89 ID:mpg9ZCJa0
- 乙
偽物語見たことないけど面白かったよ - 48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/03/20(火) 12:20:45.79 ID:3p6eYSc70
- 乙
ピヨちゃんェ…

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