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星輝子「もこもこな一番星」
- 1 : ◆nIlbTpWdJI 2016/11/08(火) 19:18:19.74 ID:GERdZb4No
- P「はー……あー」カタカタカタ
輝子「まだ、仕事が終わらないのか、親友……?」
P「もうちょっとだけだ。すぐ終わる」
輝子「が、がんばれー……」
P「応援されたら頑張るしかないなー」
輝子「無理しないように……」
P「やさしい……」
輝子「シイタケ君も、応援してるぞ……ガンバレー!……フヒ」
P「シイタケ君に応援されたら鍋にしたくなっちゃうなー」
輝子「何ィィーーーー!!? と、トモダチのシイタケ君に切れ目を入れ、熱々の出汁で煮るつもりかァァーーー!?」
P「うん」
輝子「いい、チョイス……さすが親友……」
- 2 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/08(火) 19:19:27.25 ID:GERdZb4No
- P「だいぶ寒くなってきたからなあ」
輝子「こ、暦の上ではもう冬、らしいぞ……」
P「冬!こないだまで暑い暑いって文句垂れてた気がするよ」
輝子「そうかな……結構、だんだんと涼しくなってた……はず……」
P「マジで?」
輝子「マジだ」
P「まぁ寒くもなるか。もうカレンダーが二枚しか残ってないし」
輝子「おお……そ、そっちのほうがビックリだ……」
- 3 : ◆nIlbTpWdJI 2016/11/08(火) 19:20:40.44 ID:GERdZb4No
- P「今年もあと2か月か……」
輝子「ね、年末……12月……クリスマスが今年も……! ヒャッハァァァーーーー!! リア充どもがァァ!!」
P「声が大きい」
輝子「あ、ああ、ごめん……つい興奮しちゃって……」
P「さすがにクリスマスは早い……いやどうだろ。そろそろ年末特番の話来るかな」
輝子「さ、さすが芸能界……色々と早いね……」
P「俺の仕事もそれくらい早ければな……っと、よし終わり! さ、帰ろうか」
輝子「ああ……ちょっとだけ、待ってくれ……」
P「おう。えっと、パソコン切って、鍵どこだっけなー……あったあった。よし」
- 4 : ◆nIlbTpWdJI 2016/11/08(火) 19:21:22.34 ID:GERdZb4No
- 輝子「お、おまたせ……」
P「はいはい。おお!」
輝子「あ、あんまり見ないでほしい……かな……」
P(ふわふわしたコートに暖かそうな耳当て、ミトンの手袋……)
P「いいじゃないか。暖かそうでしかもかわいい」
輝子「フヒィッ!? か、かか可愛いとか、そ、そういうのいいから……!」
P「これからの季節にぴったりだ。よく似合ってるぞ」
輝子「い、いや、似合うとか、その……フヒ、フヒヒヒヒヒ!」
P「しっかしこれ暖かそうだなぁ……どこで買ったんだ?」モフモフ
輝子「こ、これか? 前にとっておきの服出したときに……」
P「ああ、冬用に防寒具も備えてあったのか?」
- 5 : ◆nIlbTpWdJI 2016/11/08(火) 19:21:49.72 ID:GERdZb4No
- 輝子「それもある、けど……ボノノちゃんたちと、買い物に行ったりして……」
P「……ユニットで仲良くやれてるみたいで嬉しいよ……!」モフモフ
輝子「モフモフはやめてくれ、フヒ、ヒイッ!」
P「輝子がなぁー、ちゃんとみんなと楽しくやれてるだけで俺はなぁー」モフモフ
輝子「だ、だからぁ……!」
P「はぁー、かわいいなぁお前ってやつぁ……」モフモフ
輝子「も、モフモフをやめろォォォォーーー!!!」
P「うおっ!?」
輝子「いつまでもモフモフしやがってェェー! 恥ずかしいだろうがァ! 親友にもこの辱めを受けてもらおうかァァ!?」
- 6 : ◆nIlbTpWdJI 2016/11/08(火) 19:22:19.17 ID:GERdZb4No
- P「えーっと……もふもふできるもの今ないんだけどそれでもやる?」
輝子「あ、いいです……」
P「そっかぁ」
輝子「うん……」
P「……」
輝子「……」
P「帰るか」
輝子「うん」
- 7 : ◆nIlbTpWdJI 2016/11/08(火) 19:23:03.17 ID:GERdZb4No
- ヒュウウウ……
P「うひーっ寒いなぁ……」
輝子「わ、私はへっちゃら、だぞ……!」ドヤッ
P「ぐぬ、俺もそろそろコート用意するか」
輝子「フヒヒ……いいだろー」
P「いいなー、モフモフしおってこいつめー」
輝子「あったかいぞー……」
P「だろうなー。だってもっふもふだもんなー」
輝子「フッヒッヒ……」
P「……えい」首筋ピトー
輝子「フッヒャァ!?」
P「なるほどあったかいな……これはいい……」
輝子「し、親友の手冷たいな……!」
P「寒くなるとどうもなー……イタズラ成功かな」
輝子「び、びっくりしたぞ……」
P「はっはっは、悪かったって」
- 8 : ◆nIlbTpWdJI 2016/11/08(火) 19:23:45.01 ID:GERdZb4No
- 輝子「悪かったって……それだけ、か?」
P「だってもふもふしててあったかそうだったし……」
輝子「そ、そんな子どもじゃないんだから……」
P「たまにはいいだろ?」
輝子「たまーーになら……」
P「やったぜ」ピトッ
輝子「フッヒャァァ!?」
P「はーあったけぇ」
輝子「いい加減にしろォォォォ!!」
P「あっはっは! ごめんって、ごめんごめん!」
- 9 : ◆nIlbTpWdJI 2016/11/08(火) 19:24:18.51 ID:GERdZb4No
- 輝子「悪乗りしすぎるところ、なんというか、その……だめなとこだな……」
P「うっ……」
輝子「親友……」
P「確かにちょっと調子に乗り過ぎたな。ごめん」
輝子「フヒヒ……どうしよっかなぁ……」
P「えっ!?」
輝子「モフモフされたり……手ピトッてされたり……」
P「い、いやホントに悪かったって!」
輝子「今日は、いじわる、多かったなぁ……フヒヒ」
P「はぁ……どうしたら許してくれるんだ?」
輝子「そうだね……」
- 10 : ◆nIlbTpWdJI 2016/11/08(火) 19:25:14.32 ID:GERdZb4No
-
ピッ ガコンッ
P「はい、お望みのココアだ」
輝子「さんきゅー……あちち」
P「こんなので良かったのか?」
輝子「ちょ、ちょっとした仕返し、だ……フヒ」
P「ま、いっか」
輝子「いただきます」
P「いただきます」
輝子「ふー、ふー……」クピクピ
P「あちっ……」ズズー
- 11 : ◆nIlbTpWdJI 2016/11/08(火) 19:26:00.76 ID:GERdZb4No
-
「「ふぅ~……」」
輝子「おいしいな、親友」
P「ああ。うまいなぁ」
輝子「ゆ、ゆるんだ顔になってるぞ」
P「輝子だって。『にへらー』って顔してるぞ」
輝子「おいしいからしょうがないな」
P「寒い日のココアは反則かもしれん」
輝子「うん……」ゴクゴク
P「はー……甘くてほっとする……」
輝子「親友と飲むから、おいしくなるのかな……?」
P「輝子といるんならなんだってうまいさ」
輝子「フヒッ……友情の味だな……」
P「みんなには内緒だぞ?」
輝子「いいね……秘密を共有する仲……悪くない……」
P「ほんのちょっと悪いことしてる気がするけどな」
輝子「それはわかる……なんでだろ」
P「なんでかねえ……」ゴクゴク
輝子「うーん……」ゴクゴク
P「ふう……それにしても……」
- 12 : ◆nIlbTpWdJI 2016/11/08(火) 19:26:56.36 ID:GERdZb4No
- P「……星が綺麗だなぁ」
輝子「!?」ブーッ
P「うわっ!? ど、どうした!?」
輝子「し、しししし親友!? そ、そっちこそ、急に……!」
P「えっ!? 空見ただけだぞ!?」
輝子「そ、そら……?」
P「本格的に冬に入ったらこれからもっときれいになるんだろうなーって」
輝子「あ、ああ……その星か……そりゃそうだよな……」
P「輝子?」
輝子「んっ!? あ、ああ……なんでもないぞ……! そう、だな……! 星がキレイ……星がな……」
P「お、おう」
- 13 : ◆nIlbTpWdJI 2016/11/08(火) 19:27:24.27 ID:GERdZb4No
- 輝子「星なんて、いつでも見れるんじゃないかな……?」
P「夜空を眺めてのんびりするなんて、思ってるほどないもんだぞ?」
輝子「……言われてみればそうかも」
P「そうだろ?」
輝子「あんまり、星って見ないのかもな……」
P「今はこんなにきれいなのに。もったいないよな」
輝子「これは……なかなか……」
P「手を伸ばせば取れそうな気がするよ」
輝子「……で、でもな、親友」
P「ん?」
- 14 : ◆nIlbTpWdJI 2016/11/08(火) 19:28:22.54 ID:GERdZb4No
- 輝子「夜空の星は、きらきらしてて、いっぱいあって……でも、手が届かないくらい遠くにあるんだ……」
P「眺めるだけじゃダメなのか?」
輝子「悪くは、ない……悪くはないけど……ちょっと遠すぎる……」
P「まぁ……星ってのはそういうもんだな」
輝子「だ、だけど……えっとな……その……」
輝子「わ、私なら、そばにいるぞ? フヒ……」
- 15 : ◆nIlbTpWdJI 2016/11/08(火) 19:28:55.63 ID:GERdZb4No
- P「……」
輝子「地上の星……ボッチのホシショーコ……なんちゃって……」
P「星……あ、あー! さっきの動揺はそういうことか!」
輝子「さ、さっきの話はいいだろ……!?」
P「でも自分から言ってきたじゃん」
輝子「……もう開き直って、自分から言っちゃえって……感じ、かな」
P「ンフッ……そ、そうか」
輝子「今笑ったなァ!? 笑ったろォォォーー!?」
P「顔真っ赤になってるぞ」
輝子「うるせェェェーー!!」
P「……まぁ、夜空の星がどれだけあろうがどれだけ輝こうが……」
輝子「ハァハァ……う、うん?」
P「俺にとっての一番星は輝子だよ」
- 16 : ◆nIlbTpWdJI 2016/11/08(火) 19:29:22.70 ID:GERdZb4No
- 輝子「……」
P「……」
輝子「……」
P「……な、なんか言って」
輝子「フッ、フヒヒヒ……! さ、さすがに臭すぎるんじゃないか……?」
P「やっぱ言わないで! うわなんだこれ恥ずかしっ!」
輝子「わ、私も恥ずかしい思いしたし……これでお相子だ」
P「もうちょっといいセリフにしたかったんだけどなぁ……」
輝子「私は、結構うれしい、ぞ?」
P「最初に言ってくれよ!」モフモフ
輝子「フヒャッ、や、やめてくれー……!」
- 17 : ◆nIlbTpWdJI 2016/11/08(火) 19:29:51.18 ID:GERdZb4No
- P「まったくもー……はー、ココアうまい」ゴクゴク
輝子「ほどよく冷めて、さっきより甘い……気がする……」ゴクゴク
P「ちょっとわかる……あっ、中身なくなった」
輝子「こっちもだ……そろそろ帰ろうか」
P「おう」
ヒュウウ……
P「体は温まったけどやっぱり寒いな……」
輝子「……ん」ギュッ
P「ん?」
輝子「い、今の親友の手は、あったかいけど……二人ならもっとあったかいぞ」
P「……ああ、その通りだな。手つないでいこう」
輝子「フヒ……熱いくらいかもしれないぞ……」
- 18 : ◆nIlbTpWdJI 2016/11/08(火) 19:30:37.61 ID:GERdZb4No
- P「それくらいがちょうどいいって」
輝子「アツアツの二人……いいね……」
P「リア充爆発しろー! じゃないのか?」
輝子「親友となら、悪くない……親友だって嬉しいだろ……?」
P「嬉しいからこのまま離したくないくらいだよ」
輝子「よ、夜空の星にも、負けないからな……」
P「負けないから心配するなって」
輝子「大丈夫……だって」
- 19 : ◆nIlbTpWdJI 2016/11/08(火) 19:31:14.45 ID:GERdZb4No
-
輝子「親友が選んだ一番星、だからな……!」
おしまい
- 20 : ◆nIlbTpWdJI 2016/11/08(火) 19:32:14.80 ID:GERdZb4No
- 最近寒いし、もこもこした輝子が見たくてこうなりました。
ありがとうございました。

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