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真美「亜美の時ラーメン」
- 1 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/10(木) 18:57:17.41 ID:xbAXk5830
- アイドルがラーメン屋から百円をちょろまかそうとする話です
- 2 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/10(木) 18:58:01.73 ID:xbAXk5830
- やよい「ど、どうするの亜美?」ヒソヒソ
亜美「ここまで来て...」ヒソヒソ
真美「真美たちが引き下がるわけないっしょ!」ヒソヒソ
真美「...とは言っても」ヒソヒソ
やよい「お金が...」ヒソヒソ
真美「くそう!百円だけ足りないなんて!」ヒソヒソ
亜美「だいたいラーメン1杯1600円って高すぎっしょ~?!」
真美「ちょ!亜美!声大きいって!」ヒソヒソ
やよい「やっぱり諦めようよ...」ヒソヒソ
- 3 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/10(木) 19:00:12.50 ID:xbAXk5830
- ~~~数時間前~~~
亜美「へいへいやよいっち~」
真美「お姉さんたちと遊びいかな~い?」
やよい「私のほうがお姉さんだよ」
亜美「それはいいからどっか遊び行こうよー」
真美「真美たちヒマヒマで時間を持て余しまくってるんだよー」
やよい「今日は特に用事ないしいいよー」
亜美「マジィ?じゃあれっつごー!!」
やよい「え、準備とかしないの...ってあ!待って!」 - 4 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/10(木) 19:01:41.78 ID:xbAXk5830
- 亜美「さぁ、勢いよく出てきたはいいけどどうしよっかー」
やよい「どこ行くか決めてなかったの?」
真美「急がば急いで進んじゃおーだからねぇ真美たち」
やよい「それっていいことなのかな...?」
亜美「とりあえずはあそこで作戦を立てようか」
やよい「ファミレスだね」 - 5 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/10(木) 19:06:05.94 ID:xbAXk5830
- 真美「で?どこいくの?」モグモグ
亜美「さあ?」モグモグ
やよい「...亜美、なんでここ入ったか覚えてる?」
亜美「ん?ちょっとお腹すいたから来たんでしょ?」
真美「そういえばそうだった気もする!」
やよい「...これからどこ行くか決めるんでしょ?」
亜美「あ!あーあーそうだったね!亜美すーっかり...忘れてはいなかったけど」
やよい「絶対忘れてたでしょ......で、どうするの?」
真美「てきとーにそこらへんブラブラーってしてればいいかなって」
亜美「んー、それでもいいよねー」
亜美「やよいっちは行きたいところないの?」
やよい「私?私は特には...」
やよい「あ」
真美「ん?どったの?」
やよい「いやーお金持ってきたかなーって」
亜美「はっはっは、やよいっちよ、案ずるな」
真美「今日はなんでも真美たちの奢りだよー!」
やよい「え?!わ、悪いよ二人共」
亜美「え、そう?まあそのほうが亜美たちも助かるしいいんだけど」
真美「別に奢ってもいいのよ~?」
やよい「いや、大丈夫、お財布あったし」
真美「それならいいけど」
亜美「あ、そうだ」
亜美「この近くでもうすぐお祭りあるからー」
亜美「食べ歩きなんてどうだい?」
やよい「いいんじゃない?」
真美「よし!じゃあかき氷どっちが多く食べられるか勝負する~?」
亜美「望むところでい!」
やよい「かき氷なんていっぱい食べたらお腹壊すよー?」」
- 6 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/10(木) 19:07:13.40 ID:xbAXk5830
- 亜美「りんごあめって美味しいけど後半微妙だよね~...」
真美「うん...このりんごがなんとも...」
亜美「だいたいおっきすぎて飽きちゃうよねー」
やよい「わざわざ大きい方買ったのは亜美と真美でしょ...」
亜美「やよいっちはなんか食べないの?」
やよい「私はあれ!」
真美「ほう、たこ焼きですか~」
亜美「じゃあ一つ買って誰が一番多く食べられるか勝負だー!」
亜美「お代は負けた人が払うってことで!」
真美「ほほう?この真美に勝とうとは」
やよい「絶対負けないからねー!!」
- 7 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/10(木) 19:08:16.78 ID:xbAXk5830
- 亜美「ぅあっつ!」
真美「ふがっ!ふ、ふがが!」フガフガ
やよい「買ったばかりのたこ焼きにそんながっつくから...」
亜美「うへー、舌が......何言ってんのやよいっち!これは戦いだよ!」
真美「ほうふぁほうふぁ!(そうだそうだ!)」フガフガ
やよい「そんな慌ててたら食べれないと思うけどなー」パクッ
真美「は、はやいよやよいっちー!」
やよい「んー、そう?」パクッ
亜美「うあうあ~!やよいっちがマジだよー!」
やよい「~♪」パクッ
- 8 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/10(木) 19:08:47.19 ID:xbAXk5830
- 亜美「結局一つしか食べれなかった...」
真美「真美も...」
やよい「おいしかったー!」
亜美「真美、二人で割り勘だね...」
真美「うー...次は負けないかんね!」
亜美「ではこのアツアツな口を冷やすためにも」
やよい「かき氷だね」
真美「セツジョクを晴らしてやる!」
やよい「...果たすね」
亜美「今度こそ汚名挽回を...」
やよい「......」
- 9 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/10(木) 19:10:33.94 ID:xbAXk5830
- 亜美「あったま痛いよ真美ぃ~...」
真美「真美も...」
やよい「お腹壊さないでよ?」
亜美「はぁ~い」
真美「あ、7時から花火だってさー」
やよい「花火!」
亜美「見よ見よ!」
やよい「でもまだ結構時間あるよ?」
真美「まだ見てないとこあるし回って時間潰そっか」
亜美「賛成!」
真美「じゃあ次はー...」
やよい「あ!あれ!」
亜美「どれどれ...」 - 10 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/10(木) 19:13:24.37 ID:xbAXk5830
- やよい「あ、そろそろ花火の時間だねー」
真美「時間が経つのは早いですなー」
亜美「じゃああっちでみよっかー」
やよい「あ、二人共、飲み物買ってこようか?」
真美「え、いいよいいよ!自分で買うって」
やよい「ええー...その荷物の数で?」
亜美「あ...」ジャラ
真美「射的やら輪投げやら色々やったからね...」
やよい「カラーひよこに手を出そうとした時はどうしようかと思ったよ...」
亜美「だってかわいいじゃん...」
やよい「というか、そんなにお金使って大丈夫だったの?」
亜美「そりゃあ亜美たちやよいっちに奢る気でいたんだよ?」
真美「まだまだ大丈夫だよー!...多分」
やよい「それならいいけど」
やよい「で、何飲みたい?」
真美「真美はファンタグレープで」
亜美「じゃ亜美も」
やよい「はーい」
- 11 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/10(木) 19:17:56.32 ID:xbAXk5830
- ~~~現在~~~
真美「思えばあのファンタさえなければ...」
真美「うん、亜美、やっぱりやめよう」
やよい「このラーメン屋さん、1杯1600円で、大きさどの位なんだろう...」
亜美「とにかく、そのらーめんを3人で分ける!」
真美「いやその前にお金が足りないじゃんか!てか真美の話きいてた?!」
店のおっちゃん「...」ジロジロ
やよい「ま、まずいよ!屋台の人すっごいこっち見てる!」ヒソヒソ
真美「うあうあ~!諦めようよ亜美ー!」ヒソヒソ
亜美「...いや」
亜美「亜美にいい考えがある」
亜美「とりあえず二人とも亜美にお金貸して」
やよい「え...いいけど」
真美「それでも足んないよー?」
亜美「いいから」
亜美「あと、亜美が今からすること、途中で絶対止めないでね?」
真美「え?」
亜美「特に...お金を支払う時は...」
やよい「ちょ、ちょっと亜美?」
真美「行っちゃった...」
- 13 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/10(木) 19:24:43.24 ID:xbAXk5830
- 亜美「おう兄ちゃん!今日は寒いね冷えるねぇ!こんな日はあっつあつのらーめんでも1杯やりたいね!」
やよい「なんかすっごい慣れ慣れしく話してるよ?」
真美「亜美何する気なんだろ...」
亜美「てなわけでらーめん1杯くれるかね?」
おっちゃん「あいよ」
亜美「いやあ!それにしてもいい看板だ!センスがいいよね!センスが!」
亜美「的に矢が刺さって...なんて読むの?これ」
亜美「矢が、あたる...あぁ!当たり屋ね!いやぁ当たり屋ってなんかいい響きだよね!色々当たりそう!」
亜美「まぁ祭りの屋台のクジは当たりなんてないんだろうけど」ボソ
やよい「なんかお店のこと褒めだしたよ?」
真美「まさかゴマすって負けてもらう気なんじゃ...」
亜美「えぇ~、どうよ兄ちゃん、最近は儲かってんの?」
おっちゃん「いやいや、景気が悪くって困るよ、この屋台もね」
亜美「ふぅ~ん」
真美(あっ、そこはフォローしないんだ...)
- 14 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/10(木) 19:28:25.12 ID:xbAXk5830
- おっちゃん「はいよ、熱いから気をつけな」
亜美「えぇ?!兄ちゃん早いね!」
亜美「亜美たち気が短いからねぇ、遅いとブツブツ言いたくなっちゃうんだよね~」
亜美「そんでも出てこない時はもう食べる気がしなくなっちゃうかんねー!」
やよい(あの鍋の中に入ってるんだから早いなんて当たり前だよ...)
おっちゃん「あああと、もう人もあんまいないし、お代は後でいいよ」
おっちゃん「あっちの嬢ちゃんたちと先にここで食っちまいな」
亜美「え?!いいの?!兄ちゃん太っ腹ぁ!」
亜美「おーい!やよいっちー!真美ー!こっちきて食べていいってさ!」
真美「うええ?!何いってんの亜美!」ヒソヒソ
やよい「食べていいって、お金足りないよ!」ヒソヒソ - 15 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/10(木) 19:30:48.64 ID:xbAXk5830
- 亜美「いやぁ、看板だけじゃないや、割り箸からしてすげぇ」
亜美「こりゃあただもんじゃないね兄ちゃん」
真美(結局食べようとしてるけど...)
やよい(どうする気なの亜美~...)
亜美「たいていのラーメン屋はもう箸が折れちまってる」
亜美「だがここはまだ折れてない!いやあわかってるね、人の使ったのなんて真っ平だもんね!」
やよい(今時折れてる割り箸渡してくる屋台ないよー...)
亜美「それにしてもいいどんぶりだねぇ~」
真美(これただの紙の器だよー!)
亜美「そう思うでしょ?真美?」
真美(振られたってわかんないよー!)
真美「ソ、ソダネ...」
亜美「いやいやいや、麺もちょうどいい太さだ!太すぎるなんてもううどんだもんね!」
亜美「おっ、これは...」
亜美「実にいいメンマだね!他とはまるで違う!」
やよい「えっ」
真美(いや普段嫌いで避けてたっしょーっ?!)
やよい(何が違うとまでは言わないんだね...)
亜美「こりゃあ亜美にはもったいない...やよいっち、ありがたく受けとんな...」
やよい「う、うん...」 - 16 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/10(木) 19:33:28.99 ID:xbAXk5830
- 真美(でもここ...)
やよい(高いだけあってホントにおいしい)
亜美「いやはや参ったね~、こんなに美味いらーめんを食うのは初めてだ」
亜美「この看板だね、覚えとく、また来るよ」
おっちゃん「そりゃどうも」
やよい(心なしかおじさんの機嫌がよくなってる気がする...)
やよい(私も八百屋のおじさんと話してておまけをくれることはあるけど)
やよい(ここまであからさまなゴマすりなんてしたことないしできないよ...する気もないけど...)
亜美「あー、食った食った」
真美「結構量あったねー」
亜美「全くだ、こんなに入れて儲けは出るのかい?」
亜美「出る?そうかい、そりゃすごいや」
やよい(まだ返事してないよ亜美...)
亜美「おっと、お代あとにしてもらってたんだ」
亜美「いくらだい?」
おっちゃん「えー、1600円になるね」
亜美「おおそうかい、あっといけねえ、札を持ってなくてねぇ」
亜美「悪いがこまけえんだ、夜で暗いし落としちゃいけねえ、手を出してくれるかね?」
真美(確かに細かいけど真美たち足りないんだよ亜美!!)
やよい(どうする気なのー?!) - 17 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/10(木) 19:35:49.14 ID:xbAXk5830
- おっちゃん「あいよ、ここに頼んます」
亜美「えー、一、二、三、四」ジャラジャラ
真美(うあうあ~!あんなリズムよく渡したらすぐバレちゃうよー!)
やよい(まさかここで『あ!いけねえ足りないや!』なんて言うんじゃ...)
亜美「五、六、七、今何時だい?」
おっちゃん「えー、8時だね、8時」
亜美「九、十、十一...」
やよい(あ、あぁぁ...)
亜美「十二、十三、十四、十五」
真美「あ、あm」
亜美「十六」
やよい真美「へ?」
おっちゃん「へい、たしかに」
亜美「じゃあねー」サッサッサ
- 18 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/10(木) 19:40:31.25 ID:xbAXk5830
- 真美「ちょ、ちょっと亜美?!」
やよい「な、なんで?百円持ってたの?」
亜美「ふっふっふ...」
亜美「亜美は二人から貰ったのと合わせて1500円しか払ってないよ」
真美「は?」
亜美「亜美途中でおっちゃんに今は何時かって聞いたっしょ?」
やよい「う、うん」
亜美「その時のおっちゃんの8時が亜美の百円なんだよ!」
真美「うぇ?」
亜美「いやぁ、真美が昔こんな喋り方してるの真似してみたけど楽しいもんだねー」
やよい「え、じゃあ...」
亜美「つまりねやよいっち、おっちゃんは百円玉十六枚だと思ってるけど...」
真美「それって...」
やよい「あ、亜美!さっきのおじさんに謝ってきなさい!」
亜美「え、ええ?!やよいっちも一緒に食べてたっしょ?!」
やよい「3人で一緒に!」
真美「あ」
やよい亜美「ん?」
真美「もういないよ、あのおっちゃん」
亜美「え?」
やよい「え、嘘...」
亜美「じゃ、じゃあ帰ろっか!」
やよい「......今度謝りにいかなきゃダメだからね」
亜美「うぅ...はい...」
やよい「大体止めなかった私たちも悪いんだけど...」
真美(だいたい諦めて帰ればよかったのになぁ...)
- 19 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/10(木) 19:42:25.34 ID:xbAXk5830
- おっちゃん「ははは、あの嬢ちゃんには面白いもの見せてもらったなぁ」
おっちゃん「そうか、どっかで見たことあると思ったらアイドルのねぇ...」
おっちゃん「百円くらい言えば負けてやるってのよ!はっはっは!」
響「なにやってたんだ...?亜美」チラリ
響「無駄に店のこと褒めまくってたけど...」
響「ゴマすって負けてもらうのかと思ったら普通に払ってたし......」
響「...」
響「にしてもヘンなところで時間きいてたな~」
響「一、二、三、四、五、六、七、今何時?九...」
響「う~ん?」
響「......」
響「ええ?!」
響「百円ちょろまかしたのかっ?!」
響「...」
響「ふぅ~ん...」
響「いいもの見たぞ」ニヤッ - 20 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/10(木) 19:44:00.41 ID:xbAXk5830
- 翌日
響「貴音ー!!」
貴音「なんでしょう?」
響「らーめん食べに行こう!らーめん!」
貴音「ええ、いいですよ」
貴音「私もちょうどらぁめんを食したいと思っていましたので」
貴音「しかし響、今から行くとなると夕飯には少し早いのでは?」
貴音(......聞いていませんね)
- 21 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/10(木) 19:45:54.88 ID:xbAXk5830
- 貴音「はて...響、ここはどこでしょう?」
響「まぁまぁ貴音、見てるさー」
響(とりあえずどこでもいいからラーメン屋をさがすさー!)
響(あ、あった!)
貴音「あれは...」
響「よし貴音!あそこでラーメン食べるぞ!」
貴音「ほう、外で...」
響「貴音、とりあえず自分のを見てるさー!」 - 22 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/10(木) 19:48:08.32 ID:xbAXk5830
- 響「おうおじちゃん!今日は冷えるね!」
おっさん「ん?何言ってんだい嬢ちゃん、この時期にしては暖かい珍しい日だろ?」
響「え?あ、あぁ、そうだな!さ、寒いのは昨日だったな!あはは」
おっさん「?まぁ昨日のことはいいんですよ、ウチらは今日が幸せならそれで」
響「そ、そうか、そうだよな!昨日より今日だな!」
響「い、いやそれにしてもセンスのいい看板だな!
おっさん「ははは!嬢ちゃん面白いこと言うな、そりゃ提灯ってんだよ」 - 23 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/10(木) 19:49:51.27 ID:xbAXk5830
- 響「的に矢が...刺さってない?!」
おっさん(何を言ってるんだ?この嬢ちゃん)
響「ま、まぁいいぞ、とりあえずラーメン一つ!」
おっちゃん「おうよ」
響「で、どうなの?最近儲かってる?」
おっさん「えぇ勿論、おらぁラーメン以外もやっててね、ラーメンはテンで駄目だがこっちは大儲けよ」
響「ふぅ~ん」
響「...」
響「......」
響「...」
響「......」
響(来ないぞっ!ラーメン!) - 24 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/10(木) 19:52:18.86 ID:xbAXk5830
- 響(ま、まだか?!)
響(い、いやいいんだ、自分は気は短くないからね...いつまでだって待つさー!)
おっさん「はい、ラーメンひとつ」
響「はい、どうも...」
響「お!すごいな!この割り箸!最初から折れてるなんてなんて親s」
響(先端湿ってる...使用済みだこれ...)
響「い、いやぁそれにしてもいいどんb...汚いッ!」
響(これどんぶりの方も使用済みだぞ?!しかもちょっと欠けてるし!)
響「め、麺は太さもちょうdふっといなぁっ!!」
響「うどんか?!うどんなのか!うどん屋かここは?!」チラ
響「ラーメン屋だぁー!」 - 25 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/10(木) 19:53:35.01 ID:xbAXk5830
- 響(えぇっと...亜美は次に...)
響「えぇー、メンマが...」
響(入ってない...)
響「...」モグモグ
響(硬い)
響(いや!自分の顎は強靭だからな!このくらいじゃないと歯ごたえがないんだ!) - 26 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/10(木) 19:54:38.22 ID:xbAXk5830
- 響(あ、顎がかなり鍛えられたな...)
響「は、はい、ごちそうさまです...」
おっさん「はいよ」
おっさん「えぇ、1600円になりますね」
響「!」
響(ふっふっふ...自分これがやりたくてこんなラーメンたべてたんだ...)
響(...にしても1600円て高すぎじゃないか?) - 27 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/10(木) 19:56:35.92 ID:xbAXk5830
-
響「えぇ銭が細かいんだ!悪いけど手を出してくれないか?」
おっさん「ん?はいはい、んじゃあここにお願いしますね」ヒョイ
響「一、二、三、四、五、六、七、おっちゃん?今何時だ?」
おっさん「えぇ...5時だね、5時」
響「六、七、八、九...」
おっさん「まいどありー」
響「...」
響「...」
響「損してるよこれーー!!」 - 28 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/10(木) 19:59:55.68 ID:xbAXk5830
- ~~~ラーメン二十郎~~~
貴音(...響は真、幸せそうにらぁめんを食しておりました)モグモグ
貴音(呼びかけても反応しないほどに...)モグモグ
貴音(邪魔をするのも無粋というもの)モグモグ
貴音「私は私で、らぁめんを楽しむとしましょう」
終わり - 29 : 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/11/10(木) 20:02:47.52 ID:xbAXk5830
- 普通に時そばをなぞっただけですが終わりです
ありがとうございました

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