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千歌「うわぁ!梨子ちゃんのお弁当にダチョウのゆで卵入ってる!」
- 1 : 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/11/24(木) 18:05:24.15 ID:/+ap2Pri.net
- 梨子「ああ、これね」
曜「ほんとだ!美味しそ~」
千歌「一口ちょうだい!私のしいたけあげるから!」
梨子「しい…」ビクッ
千歌「あはは、冗談だよ」
梨子「もう…!」
千歌「はいこれ、みかん」
梨子「はぁ…あ~ん」
千歌「あ~ん」モグッ
梨子「どう?」
千歌「美味しい♡」
曜「…」
- 4 : 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/11/24(木) 18:09:18.45 ID:/+ap2Pri.net
- 梨子「曜ちゃんも食べる?」
曜「…えっ、私もいいの!?」
梨子「はい、どうぞ」
曜「ありがとう!いただきまーす」パクッ
曜「う~ん美味しい!こんなの作れるなんて梨子ちゃん凄いね!」
梨子「えへへ…(本当はお母さんに作ってもらったんだけど)」
曜「じゃあ私からは…チーズ♪」
梨子「わあっ、ありがとう」 - 7 : 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/11/24(木) 18:16:24.69 ID:/+ap2Pri.net
- 千歌「うぅ…」
梨子「どうしたの?千歌ちゃん、顔赤いよ?」
曜「熱でもあるのかな?」ピタッ
千歌「あつい…よ…」
曜「あれ?私のおでことそんなに変わらない…」
梨子「あっ!…曜ちゃんも顔が赤くなってきてる!」
曜「嘘、私も!?…確かに、ちょっとめまいが…」
梨子「もしかして…さっき私があげたゆで卵に何か変なものが…」オロオロ
千歌「それはないよ梨子ちゃん…」
曜「そうだよ…梨子ちゃんが一番食べた量多いし…」
梨子「そうね…ふふ…」 - 8 : 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/11/24(木) 18:24:28.16 ID:/+ap2Pri.net
- 梨子(計画通り)
梨子(今日のゆで卵にはある"薬"がコーティングしてあるのよ…!耐性のついている私がそれを食べても目に見えた異変は起こらない…しかし耐性の無い者が食べると…)
曜「ごめんね梨子ちゃん、私たち保健室に行ってくる…」
千歌「うぅ…」
梨子「大丈夫?私も一緒に行くよ」
千歌「はぁ…はぁ…」シュ-
曜「千歌ちゃんの身体から湯気が…」シュ-
梨子「あなたも出てるわよ」 - 11 : 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/11/24(木) 18:32:07.17 ID:/+ap2Pri.net
- 🍊次の日🍊
曜「おはヨーソロー!昨日は心配かけてごめんね!」
梨子「いいのよ、元気になったみたいでよかった」
曜「千歌ちゃんは?」
梨子「明日には来れそうだって」
梨子(千歌ちゃんには多めに食べさせたからね…ゆで卵…)
曜「そっか、じゃあ今日は梨子ちゃんと二人きりか」
梨子「…!」 - 16 : 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/11/24(木) 18:39:44.78 ID:/+ap2Pri.net
- 曜「…梨子ちゃん、何か怒ってる?」
梨子「え?」
曜「なんかちょっと…ごめんね、昨日私と千歌ちゃんだけ先に帰っちゃったから」
梨子「ぜ、全然いいのよそんなの…私は何も怒ってないよ…(鋭いわね…確かに私は昨日保健室で二人を襲おうとした時に果南さんに邪魔されてイライラしてたわ…)」
曜「そう、よかった…」
梨子(まさか先客がいたなんて…しかも果南さん…!)
梨子(相手はきっと鞠莉さんかダイヤさんね…今日その二人のどちらかが背骨を痛めていたら確定だわ…)
梨子「くぅーっ!」
曜「…?」 - 19 : 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/11/24(木) 18:46:28.27 ID:/+ap2Pri.net
- 曜「梨子ちゃん…」
梨子「な、何?」
曜「あの…前から気になってたんだけど恥ずかしくて…言えなくて…もうこの際だから言うね!」
梨子「えっ?(もしかして…告白!?だ、駄目よ曜ちゃん!私たちは女の子同士…昨日あなたと千歌ちゃんを襲おうとした私が言えることではないけど、やっぱり駄目よそれは!)」
曜「梨子ちゃんのバレッタ…可愛いね…」
梨子「ご…え?」
曜「その…梨子ちゃんがそれ付けてるの見ると…私…」
曜「写真撮りたくなっちゃうの!!」パシャッパシャッ
梨子「ええーっ!?」 - 20 : 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/11/24(木) 18:50:27.63 ID:/+ap2Pri.net
- 曜「あっち向いて!そうそうその角度!いいね~!」パシャッパシャッ
梨子(何これ…)
曜「ああ…梨子ちゃんの後頭部凄く良い匂いしそう…マーキングしたいなぁ…)
梨子「あ…ありがと…」
曜「千歌ちゃんごめんね!これは決して秘密の関係とかそういうのではなくてね…」
梨子(千歌ちゃん助けて…早く学校来て…)
ドカーン!! - 22 : 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/11/24(木) 18:58:58.82 ID:/+ap2Pri.net
- 梨子「何!?」
曜「私たちの乗ってるバスが何かに追突したみたいだね」
梨子「えっ、事故?遅れちゃうよ!どうしよう…」
曜「あっ、大丈夫だよ梨子ちゃん、相手は小原家のヘリコプターだから遅刻しても鞠莉ちゃんがなんとかしてくれるかも」
梨子「どうやってヘリコプターにバスが追突するの…」
鞠莉「チャオ~!二人とも!」
曜「鞠莉ちゃん!大丈夫だった?」
鞠莉「う~ん背骨がjumping hurt…」
梨子「背骨…?」ピクッ
鞠莉「まあ、この事故とは無関係デスけどね!この通り、私はピンピンしてマス☆」
梨子(こいつ…!) - 23 : 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/11/24(木) 19:06:25.00 ID:/+ap2Pri.net
- 梨子「はぁ…なんとか間に合ったわね」
曜「ギリギリだけどね」
ダイヤ「お二人とも、どうかしましたの?遅刻寸前でしたわよ?」
梨子「ごめんなさい…いろいろあって…」
ダイヤ「千歌さんは?」
曜「今日はお休みらしくて…」
ダイヤ「そういえば曜さんと千歌さんは昨日早退してましたわね」
梨子「!?…ダイヤさん、昨日練習来てなかったのにどうしてそれを?」
ダイヤ「あ、いやそれは…」
梨子(背中をツン…)ツンッ
ダイヤ「ひぎゃああああああ!!」
梨子(やはりこいつもか…なかなかやるわね果南さん) - 24 : 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/11/24(木) 19:16:13.33 ID:/+ap2Pri.net
- 曜「ねえ梨子ちゃん」
梨子「どうしたの?」
曜「んっ」チュウ
梨子「!?…っ!!!」レロレロレロレロ
曜「ぷはっ…」
梨子「…」ポカ-ン
曜「美味しい♡」
キ-ンコ-ンカ-ンコ-ン
先生「はい授業始めるよー!今日いないのは…高海さんか」
梨子「曜…ちゃん…」ポワァ
曜「ふふ、昨日こういうことしたかったんでしょ?千歌ちゃんが来たら今度は三人でやろうね!」
梨子「気づいてたの…?」カァ-ッ
先生「ん?桜内さん顔赤いけど大丈夫?」
梨子「あっ、だ、だいじょう…」
曜「私と千歌ちゃんの風邪がうつっちゃったみたいです!保健室連れてきますね!」ガシッ
梨子「曜ちゃん…♡」 - 25 : 名無しで叶える物語(やわらか銀行)@\(^o^)/ 2016/11/24(木) 19:20:15.32 ID:/+ap2Pri.net
- 終わりです
ありがとうございました
(ちなみにゆで卵をどうやって持ってきたのかは全く考えていないのでその辺は妄想で補っていただけると嬉しいです)

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