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曜「あだ名にまつわるエトセトラ」
- 3 : 名無しで叶える物語(しうまい)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 21:30:49.14 ID:IVE7cX6Z.net
- 善子「ふっ、さすがねリリー」
梨子「もう、よっちゃんったら」
曜「……」
鞠莉「ヘイ、ちかっち! 今日もソゥキュートね!」
千歌「えへへ」
曜「……」
善子「って、あーっ! ずら丸、なに一人でアイス食べてるのよ!?」
花丸「ずら?」
曜「……」
- 11 : 名無しで叶える物語(しうまい)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 21:35:04.69 ID:IVE7cX6Z.net
- 曜「……ほしい」ボソッ
ダイヤ「? 曜さん、今なにか言いましたか?」
曜「私も、あだ名がほしい!」
果南「どうしたの、いきなり」
曜「私のことあだ名で呼ぶ人がいないなって。私もリリーとかちかっちとか、可愛いあだ名が欲しい!」
千歌「曜ちゃんの名前、可愛いしいいじゃん」
曜「良くないの! もっと親しみを込めた感じで呼ばれたいの!」
ダイヤ「親しみ、とは言いますがメンバーの仲は十分いいと思うのですが」
果南「そうだね。というか私やダイヤだってそういったあだ名はないし」
曜「果南ちゃんとダイヤさんは、鞠莉ちゃんからコイツとかペンギンとか呼ばれてるじゃん」
ダイヤ「それはあだ名ではありませんわよ!」 - 13 : 名無しで叶える物語(しうまい)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 21:40:29.99 ID:IVE7cX6Z.net
- 果南「ちょっと鞠莉! あんたの口がわるいせいで曜が変な影響受けちゃったよ、どうすんの!?」
鞠莉「んー。でも、そうね。確かに曜の言っていることは面白――、もとい一理あるわ」
鞠莉「メンバー同士の仲を深めるため、あだ名で呼び合うことを考えてもいいと思う」
曜「だよねだよね!」
花丸「今、絶対面白いって言いかけたずら」
善子「うちの学校の理事長、本当にこの人で大丈夫なのかしら」
鞠莉「シャーラップ! ということで、今日は発起人である曜のあだ名をみんなでシンキングするわよ!」
曜「いえーい!」
梨子「ああ……なんだか分からないことに」
ダイヤ「鞠莉さんが悪乗りし始めたら誰にも止められませんわ。……無理に止めると拗ねますから」 - 14 : 名無しで叶える物語(しうまい)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 21:45:38.76 ID:IVE7cX6Z.net
- ルビィ「ぅゅ、でも曜さんおあだ名なんて急に言われても」
千歌「まあ、パッと思いつくのだ、ヨー 曜「あ、ヨーソロー禁止ね」 えぇ!?」
千歌「何で!? 曜ちゃんと言ったらもうこれしかないレベルじゃん!」
曜「だからこそって言うかさあ。あと、私がヨーソローって言うと自分呼んでるみたいになってバカみたいじゃん」
花丸「今もすでにそんな感じずらよ?」
善子「ふっ。仕方ないわ。この堕天使ヨハネが曜さんにふさわしい闇の真名を授けましょう……」
曜「今はそういうの求めてないよヨーシコー」
善子「ヨハネよ! って言うか何でよ!?」
鞠莉「うむむ。うまく前へ進まないようね」
果南「そりゃそうでしょ」
鞠莉「で・も、ドンウォーリー! こんなこともあろうかと用意しておいたわ、全員分のブリップ!」
ダイヤ「なぜ!?」 - 18 : 名無しで叶える物語(しうまい)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 21:51:40.67 ID:IVE7cX6Z.net
- 鞠莉「さあ、曜以外はフリップを持って。これに各自、あだ名を書いてもらうわ。それで一斉オープン!」
鞠莉「その中から曜が気に入ったあだ名を選んでもらうってわけ」
曜「なるほど。そうしたら一気に8個も候補が出る! さすがだよ鞠莉ちゃん!」
ルビィ「うーん。曜さんが気に入ってくれるようなの書けるかなぁ」
ダイヤ「相変わらず我が妹は可愛いですが、こんなのに真剣に付き合う必要はないんですのよ?」
鞠莉「それではレッツシンキーング! さあ、書いてー書いて―」
曜「どんなかなー。わくわく」
梨子「すっごい期待の視線が……」
花丸「これはもう書くしかないずらね」
千歌「ヨーソロー禁止かあ。どうしよ」
果南「というか練習は」
鞠莉「さて。答えは出そろったかしら!?」
善子「……まあ、いちおう」
梨子「……うん」 - 19 : 名無しで叶える物語(しうまい)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 21:54:20.33 ID:IVE7cX6Z.net
- 曜「わくわく。わくわく」
鞠莉「それでは! フリップオープン!」
鞠莉:ナベちゃん
果南:ナベ
ダイヤ:なべさん
千歌:ナベちゃん
梨子:ナベちゃん
善子:ナベさん
花丸:ナベさん
ルビィ:ナベさん
曜「」
鞠莉「あっははははははは! うひゃはははははは、ひーひー、くひひひひ、げほっごほっかはっ!」 - 24 : 名無しで叶える物語(しうまい)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 21:58:59.73 ID:IVE7cX6Z.net
- 曜「ちょっと! おかしい、おかしいよこれ! 全員隣の人と同じ答え書いたんじゃないの!?」
千歌「そんなことはないんだけど……」
鞠莉「くっふふふふ、うひひへへはは、あひゃひゃひゃひゃ!」
曜「じゃあ何でナベで満場一致なの、どんな陰謀が働いたのさ!」
ルビィ「あの。ナベは曜さんの苗字の渡辺から取ってて」
曜「いいよ! 分かるよ説明しなくたってぇ!」
ルビィ「ピギィ」
鞠莉「きゃははははひはへははは! ごほごほっ!」
曜「可愛くないよ、ぜんっぜん可愛くない!」
曜「いちおう私たちアイドルなんだよ!? どこのアイドルがナベさんとかって呼び合うのさ!」
曜「高架下の居酒屋で、競馬新聞広げた常連同士が呼び合ってるんじゃないんだよ!?」
鞠莉「くひひひひひ! ひーひーひー!」
曜「鞠莉ちゃんさっきからうるさい!」 - 26 : 名無しで叶える物語(しうまい)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 22:02:31.87 ID:IVE7cX6Z.net
- 鞠莉「そ、ソーリィ、くふふふふ。あまりに綺麗にそろったものだから、ついツボに」
曜「みんな酷いよぉ。可愛いあだ名が欲しいっていったじゃんかぁ。ナベのどこが可愛いのさぁ」
梨子「ご、ごめんね曜ちゃん。渡辺曜で考えたら、つい」
善子「私もリトルデーモンにふさわしい名前なら出てくるけど、普通のって言われると……」
ダイヤ「これは、どうにか別のあだ名を考えるしかありませんわね」
千歌「うーん。でも何て呼べば」 - 28 : 名無しで叶える物語(しうまい)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 22:07:22.89 ID:IVE7cX6Z.net
- 善子「完璧超人」
曜「友達にそんな風に呼ばれたくないよ。というか私、完璧でも超人でもないし」
果南「前逆さ宙返り三回転半抱え型の曜」
曜「呼びにくっ! っていうかただの得意技じゃん。可愛くもないし」
ルビィ「制服フェチ」
曜「性癖! それ性癖ぃ! いやだよ公衆の面前で呼ばれるたびに性癖暴露されるの!」
曜「もしそんなので呼んだら、これから梨子ちゃんのこと壁ドンとかメノノリとかレズって呼ぶから!」
梨子「飛び火した!? 何で!?」
花丸「へたれ童貞」
曜「もはや悪口じゃん! っていうか私は生えてないから! 最近さも当然のように生やされるけど!」
千歌「曜だけに当然のようって、曜ちゃんうまい」ケラケラ
曜「可愛いなあ千歌ちゃんは! でも違うの、そうじゃないの!」 - 30 : 名無しで叶える物語(しうまい)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 22:12:21.44 ID:IVE7cX6Z.net
- 曜「ふーっ、ふーっ、ふーっ。……はあ」
曜「もう、いいよ。無理なんでしょ、私には」
曜「昔からカッコいいとかよく言われたけど、可愛いあだ名なんか私には似合わないんだ、きっと……」
梨子「あ……」
千歌「……」
千歌「ねえ、曜ちゃん」
曜「……なに?」
千歌「私ね。曜ちゃんの名前を呼ぶの、好きなの」
千歌「何でも上手くできる曜ちゃんの背中を、私、いつも追いかけてた」
千歌「でも曜ちゃんの背中はどんどん遠くなっていって、私なんかじゃとても追いつけなくて。そんな時、曜ちゃん、って呼ぶの」
千歌「そうしたら曜ちゃん、必ず立ち止まってくれて、振り返ってくれて、微笑んでくれるの」
千歌「私のところまで寄ってきてくれて、手を取って、一緒に行こうって、言ってくれるの」
千歌「曜ちゃんって呼んだら、曜ちゃんは絶対に応えてくれるの。だから私、曜ちゃんを呼ぶのが大好き」
曜「千歌ちゃん……」 - 31 : 名無しで叶える物語(しうまい)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 22:17:02.28 ID:IVE7cX6Z.net
- 千歌「ねえ、曜ちゃん。私はこれからも、大好きな曜ちゃんのことを、曜ちゃん、って呼びたい」
千歌「曜ちゃんが嫌だって言うなら仕方ないけど、でも、曜ちゃんを曜ちゃんって呼んでたいんだ」
千歌「駄目、かな」
曜「ううん、いい! いいに決まってるよ!」
曜「私の方こそ、ごめんね! 千歌ちゃんがそんな風に考えてくれてたなんて知らなくて私、舞い上がっちゃって」
曜「……これからも私のこと、曜ちゃん、って呼んでくれる?」
千歌「うん。――曜ちゃん! えへへ」
曜「千歌ちゃーん!」ギュー
千歌「わっ。もう、曜ちゃん苦しいよー」
曜「いいのー!」
|c||^.- ^||「ようちかいいですわ~」
メノ^ノ。^リ「レズぅ」
ルビィ「お、お姉ちゃん……?」
善子「り、リリーあなたどうしたの……?」 - 32 : 名無しで叶える物語(しうまい)@\(^o^)/ 2016/11/26(土) 22:21:19.98 ID:IVE7cX6Z.net
- 鞠莉「そういったわけでー! これにてグッドエンドね!」
鞠莉「いやー、いい話だった。掛け値なしに良い話だったわ! これでメンバーの絆も深まるってものね!」
果南「ひっかきまわした犯人がいけしゃあしゃあと……」
鞠莉「ビークワィェット! 終わりよければ全て善子とは日本のことわざよ!」
善子「ヨハネ! って言うかないわよ、そんなことわざ!」
鞠莉「いいことをしたわ。今日はきっとディナーがおいしい! さあ、それじゃあそろそろ練習を――」
ルビィ「あの」
花丸「どうしたずら、ルビィちゃん」
ルビィ「ルビィも、あだ名で呼ばれたことないんだけど、……欲しいな、って」
ダイヤ「みなさん! 練習なんてしている場合ではありませんわ!」
ダイヤ「ルビィにふさわしい素晴らしいあだ名を! 全員で! 考えるのですわあああああ!!」
みんな「「え、えぇー……」」
おわり

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