善子｢リリー！温泉に行くわよ！｣梨子｢うん！｣ﾑﾗﾑﾗ

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8 ：名無しで叶える物語(しまむら)＠＼(^o^)／ 2016/11/19(土) 12:21:35.10 ID:Ju/dNEDN.net: 善子「良い所知ってるからリリーに教えてあげたくて」

梨子「へぇ、近いの？」

善子「うーん、こっから２時間くらいかしら」

梨子「２時間！？」

善子「だ、だって。他の人に出来れば会いたくないし…」

善子「それに、リリーとなら移動時間も楽しそうなんだもん」ｺﾞﾆｮｺﾞﾆｮ

梨子「」ｷｭﾝ

梨子「うん行こ！よっちゃんとのデート楽しみ！」

善子「デ、デ、デ、デート！？」

梨子「えへへ///」

14 ：名無しで叶える物語(しまむら)＠＼(^o^)／ 2016/11/19(土) 12:34:23.85 ID:Ju/dNEDN.net: 善子「明日、デートかぁ……」

善子「そうだよね、女の子誘って遠くに行くならそう思われてもしかたないよね」

善子「あーんもう！デートに誘うってことは半分好きだと告白しちゃってるようなもんじゃないの！」

善子「…まぁ、好きだけどさ……」ﾎﾞｿﾘ

善子（でもリリーも喜んでくれてたなぁ）

善子（あれ、もしかして半分OKのようなもん？）

善子「か、考えすぎよ！ヨハネ落ち着きなさい！」

善子「……、帰るときにキスとかしちゃうのかな……///」
18 ：名無しで叶える物語(しまむら)＠＼(^o^)／ 2016/11/19(土) 12:54:43.79 ID:Ju/dNEDN.net: 梨子「よっちゃんおはよー」

善子「おはよう、我がリトルデーモン。ふっ、主を待たせるとは罪深き……」

梨子「だってまだ約束の三十分前よ…、でも待たせちゃってごめんね…」

善子「あっ、べ、別に怒ってもないし罪もないから大丈夫よ」

梨子「ほんと？でもよっちゃん寒かったでしょ。だからね…」ｷﾞｭｯ

善子「リ、リリー///」

梨子「バス乗り場まで、ね♡」

善子（リリーのお手て柔らかいよぉ///）

善子（や、やばい。帰りどころかもうキスしたい）
23 ：名無しで叶える物語(しまむら)＠＼(^o^)／ 2016/11/19(土) 13:16:34.04 ID:Ju/dNEDN.net: 梨子「このバス、温泉のとこまで行くんだね」

善子「まぁ（都合のいい）定期便のようなものね」

善子（二時間もリリーが隣りにいるなんて…、ドキドキするわね///）

10分後

善子「…」ｸｶｰ

梨子（よっちゃんよっぽど眠れなかったのね…）

梨子（私も似たようなものだけど）

善子「う～ん、リリィ…」ｶｸｯ

梨子（！？頭が肩に…）　「ふふっ、ほんとかわいいなぁ」

梨子（眠くなってきちゃった…。よっちゃんの頭借りるね）ｺﾂﾝ

梨子「おやすみなさい、よっちゃん」
31 ：名無しで叶える物語(しまむら)＠＼(^o^)／ 2016/11/19(土) 14:58:18.82 ID:Ju/dNEDN.net: 善子「はぁ、ついちゃったわ…」

梨子「おはよ、ぐっすりだったね」ｸｽｸｽ

善子「うぅ…、リリーとお話したかったのに……」

梨子「それは温泉にでも浸かりながらゆっくりとでもね」

善子「ええ、過去を悔いるのは愚か者のすること。闇の使者は前を進むってね」

善子（な～んて、実は途中から起きてたの）

善子（ふふ、ぐっすりだったのはリリー貴女の方よ）

善子（それにしても、顔が近かった……///）　「いい匂いだったなぁ……」ﾎﾞｿｯ

梨子「うん？どうしたの？」

善子「い、いや、何でもないわ、さて中に入りましょ」
39 ：名無しで叶える物語(しまむら)＠＼(^o^)／ 2016/11/19(土) 22:32:15.90 ID:Ju/dNEDN.net: 梨子「…」ｼﾞｰ

善子「…リリー、そんなに見つめられると脱ぎづらいんだけど…」

梨子「えっ///、ち、違うの///。なんかこういうの慣れてなくて先に脱ぎづらいというか…」

善子「まぁわかるわ。なんとなく相手の後に行動を起こしたいものだし」

梨子「うん、そんな感じかな」

善子（だからと言って見られ続けてると…、変に意識しちゃうじゃないの///）

善子「あーもう埒が明かないからリリーも早く脱ぎなさい！」ｽｯﾎﾟｰﾝ

梨子「ちょ、よっちゃん早っ！？もう行っちゃったし…」

梨子（…よっちゃん、一瞬だったけど細くて綺麗だったな……）

梨子（って何考えてるんだろ！）ﾌﾞﾝﾌﾞﾝ

梨子「早く私も行かないと…」ﾇｷﾞﾇｷﾞ
40 ：名無しで叶える物語(しまむら)＠＼(^o^)／ 2016/11/19(土) 22:51:26.21 ID:Ju/dNEDN.net: 梨子「お待たせよっちゃん」

善子「全く、リトルデーモンは私を待たせるのが好きなようね」ﾁﾗｯ

善子「」

梨子「？」

善子「な、何でもない！」

善子（もちろん何でもないわけはなかった。ありきたりだけどタオル越しのリリー、いいわね…）

梨子「じゃあ早速体洗いましょうか」ﾆｭﾘｭ

善子「？！にゃ、にゃんで手で直接背中触るの！？」

梨子「え？この前見た本で他人がやるときは加減を知らないからボディタオル使わずにマッサージっぽくするといいよって」

梨子（な、なんか間違えちゃったかな）ｱｾｱｾ

善子（何その本！？普通洗いっこしないわよ！）

善子「う、ううん。ちょっとびっくりしちゃっただけだから、続けて…」

梨子「う、うん」ｻｽｻｽ

善子（ああっ/// こんなの耐えられる気がしないよぉ///）
48 ：名無しで叶える物語(しまむら)＠＼(^o^)／ 2016/11/19(土) 23:55:49.81 ID:Ju/dNEDN.net: 梨子「はい終わりっ♪」

善子（流石のリリーも前を洗ってはこなかったわね…）

善子（別に1ミリたりとも残念ではない）

梨子「じゃあ次お願い、ね？」

善子「ええ、任せて」ﾇﾙｯ

梨子「んっ///」

善子（無心、無心。前にあるのはただのタンパク質…）

梨子「くすぐっ、たい///」

善子「……」ｺｼｺｼ

梨子「よっちゃん、よく、さっき、声出さないで、いられ、あっ///」

善子（奇数を数えるのよ…。1、3、5、8、9、10、11、12…）

梨子「もう…、大丈夫だよ…///」

善子（リリー、白い、肌、やっこい、スベスベ、モミモミ…）

梨子「よっちゃん……、大丈夫だってばぁ///」

善子「はっ！クククッ、堕天使の施しに堪能したってわけね」

梨子「……うん///」

善子（あの本に前も洗う事描いてあればよかったのに…）
52 ：名無しで叶える物語(しまむら)＠＼(^o^)／ 2016/11/20(日) 00:10:01.19 ID:uA7I6Db4.net: ｶｯﾎﾟｰﾝ

梨子「気持ちいいねぇ…」

善子「そうねぇ…」

善子（さっきまでの事が全て吹っ飛ぶくらいにね）

梨子「…」

善子「…」

善子（なんだろ…、話したい事いっぱいあったのに）

善子（この沈黙の時間でさえも、嬉しい…）

梨子「…」

善子「…」

梨子「ふふっ」ｸｽｯ

善子「どうしたのかしら？」

梨子「いやちょっとね、なんか……幸せだなって……」

善子「……えぇ、私もよ……」

善子（……同じ事考えてたりして……）

善子（そんな都合よくないか、な…？）
53 ：名無しで叶える物語(しまむら)＠＼(^o^)／ 2016/11/20(日) 00:45:14.39 ID:uA7I6Db4.net: ﾌﾞﾛﾛﾛﾛ…

梨子「はぁー、温泉気持ちよかったね♪」

善子「ええ、もう少しでただの天使になるところだったわ」

梨子「ふふ、……今日は誘ってくれてありがとね」

善子「温泉入っただけだからデートとは言い難いけどね……」

梨子「うん、それでも……凄く楽しかったよ」

梨子「また連れて行ってね。おやすみなさい、よっちゃん」

善子「おやすみ、リリー……」

善子（もう少し一緒にいたかったけど明日朝練で早いしね……って）

善子「ああああああああ！？キスしてないじゃない！？」
54 ：名無しで叶える物語(しまむら)＠＼(^o^)／ 2016/11/20(日) 00:57:38.59 ID:uA7I6Db4.net: 善子（正直途中からそんな空気じゃなくなっちゃってたし……）

善子（まぁ、そんなに急がなくてもいいかな）

善子（次また誘えばいいことだしね）

善子「クククッ、リトルデーモンは私に振り回される運命なのよ！」

善子（なんてね、これからもよろしくねリリー）

梨子（うぅ…、忘れてた……。タイミング逃しちゃったよぉ……）

梨子（でもいいか、今度は私から誘っちゃおうかな）

梨子「これからもよろしくね、よっちゃん…///」

おわり