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ルビィ「善子ちゃん! 好きです! 付き合ってください!」 善子「……」 花丸「」
- 1 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 17:03:44.80 ID:qj/GpBye.net
- 花丸(な、なんてものを見てしまったずら……)
花丸(……っ、そっか、そうだったんだ……)
花丸(二人でお幸せにっ!)ダッ
タッタッタッタッ
善子「誰!?」
ルビィ「!?」
善子「ごめんルビィ、ちょっと待ってて」ダッ
ルビィ「うん……分かった」
~~~~~~
花丸「…………」タッタッタッタッ
善子「! ずら丸じゃない!」タッタッタッタッタッタッタッ
- 2 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 17:05:31.70 ID:qj/GpBye.net
- 善子「ずら丸!」バッ
花丸「うわっ! 善子ちゃん!?」
花丸「ルビィちゃんはどうしたずら……」
善子「安心しなさいよずら丸」
花丸「へ?」
善子「わ、私は……あ、あんたのことが好きだから……」
花丸「……へ?」
善子「……///」
花丸「あ……あのぅ……」 - 4 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 17:06:05.06 ID:qj/GpBye.net
- 花丸「オラが好きなのは、ルビィちゃんずら……」
善子「え……」
善子「ええええええ!!!?」ガーン
善子(何よそれ!!)
善子(ルビィ → 私 → ずら丸 → ルビィ ……ってこと!?)
花丸「……これじゃ誰も幸せにならないずら」
善子「……そうね」ズーン
花丸「善子ちゃん、ルビィちゃんのことどうするの?」
善子「わ、私は……」 - 7 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 17:07:16.16 ID:qj/GpBye.net
- ~少し前~
ルビィ「あの……ルビィね……」
善子「どうしたの? こんなところに呼び出して」
ルビィ「ルビィは……善子ちゃんを一目見た時から……」
善子「私が木の上から落ち……いえ、降臨した時から?」
ルビィ「あ……その時は何だこの人……って思いました……」
善子「ええ……」ガーン
ルビィ「じゃあ二目だ! 善子ちゃんがあの自己紹介をした時から」
善子「やめて! それを思い出させないで!」
ルビィ「か……! かっこいいと思いました!」 - 8 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 17:08:35.56 ID:qj/GpBye.net
- 善子「え……?」
ルビィ「その時から、ルビィも善子ちゃんと堕天してみたいって……」
ルビィ「ずっと思ってました!」
善子「ほ……ほんとに?」
ルビィ「ほんとだよ! ルビィ、善子ちゃんのリトルデーモンになりたい!」
善子「そ、そうだったの……嬉しい……嬉しいわ、歓迎するわ!」
ルビィ「やったぁ!」
善子「でも……」
善子「その割にあなた、私のことを1度もヨハネって呼んでくれないわよね……」 - 9 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 17:09:55.08 ID:qj/GpBye.net
- 善子「どうして?」
ルビィ「そ、それは……」
ルビィ「だってルビィにとって、善子ちゃんは善子ちゃんだから……」
善子「……それではリトルデーモンとしては」
ルビィ「ルビィは……私は!」
ルビィ「善子ちゃんが好きなの!!」
善子「!!」
ルビィ「善子ちゃん! 好きです! 付き合ってください!」
善子「……」
~~~~~~ - 10 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 17:12:20.14 ID:qj/GpBye.net
- 善子「わ……私は……!」
善子「ルビィは友達として好きなの! 友達として大好きなの!」
善子「恋仲になりたい感情は……少なくとも今はない……」
花丸「そう……なの……」
花丸「返事はしてきたの?」
善子「まだよ……待たせてるわ」
花丸「早く言って来た方が良いよ」 - 11 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 17:13:18.69 ID:qj/GpBye.net
- 花丸「ルビィちゃんは……オラが慰めるから……」
善子「……っ……そう……分かったわ……」
善子「…………」フラフラ トボトボ
善子「……ずら丸」ピタッ
花丸「何? 善子ちゃん」
善子「あんたも一緒に来なさい」
花丸「え? どうして」
善子「ルビィに告白しなさい」 - 12 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 17:14:21.66 ID:qj/GpBye.net
- 花丸「……」
善子「チャンスかもしれないでしょ」
花丸「ルビィちゃんはそんなすぐに心変わりするような軽い子じゃないよ」
善子「私たち2人が想いを共有してるだけじゃ、ルビィが仲間はずれでしょ」
善子「あんたの想い、ルビィにぶつけなさいよ」
善子「うまくいかなかったとしても、今後どうなるか分からないでしょ」
花丸「…………」
花丸「分かったずら」 - 14 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 17:17:29.27 ID:qj/GpBye.net
- ~~~~~~
善子「ごめんルビィ。遅くなって」
ルビィ「あ! 善子ちゃん!」
花丸「……」
ルビィ「……と、花丸ちゃん?」
善子「ルビィ。返事をするわね」
ルビィ「え!? ……うん」
善子「私、こいつのことが好きだから」
花丸「……」
善子「だから本当にごめん、ルビィ……あなたとは付き合えない」 - 17 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 17:19:43.59 ID:qj/GpBye.net
- ルビィ「……そう、だったんだ……」
花丸「ルビィちゃん!」
ルビィ「何? 花丸ちゃん」
花丸「オラは! オラは……ルビィちゃんのことが好きずら!」
善子「……」
花丸「つ、付き合ってなんて言えないけど……これだけは伝えておきたくて」
ルビィ「花丸ちゃん…………そうだったの……」 - 19 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 17:22:08.07 ID:qj/GpBye.net
- ルビィ「私のことを好きになってくれてありがとう……でも、今は」
花丸「分かってるよ……善子ちゃんのことが好きなんだよね」
ルビィ「うん……」
善子・花丸・ルビィ「「「はぁ……」」」ドヨーン
花丸「そうだ!」
善子「何よ、ずら丸」
花丸「こういう状況、本で読んだことがあるずら!」
ルビィ「そうだね。1人を2人が取り合う方じゃない方の三角関係だね」 - 21 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 17:23:42.49 ID:qj/GpBye.net
- 善子「で? 解決法は?」
花丸「オラが読んだ話だと、結局3人一緒に付き合うという結末になったずら」
善子「3人一緒……ねえ……」
ルビィ「2通り知ってるよ! ほんとに3人一緒に付き合うという手の他に、」
花丸「2人ずつの組み合わせで時間を決めて交互に平等に付き合う手だね」
善子「なるほど。前者の案でデートをした場合……」
~~~~~~~~~~~~~~~
善子「ずら丸~~♪」
花丸「ルビィちゃ~~ん♪」
ルビィ「善子ちゃ~~ん♪」
善子「ずら丸~~♪」
花丸「ルビィちゃ~~ん♪」
ルビィ「善子ちゃ~~ん♪」
~~~~~~~~~~~~~~~ - 23 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 17:25:37.28 ID:qj/GpBye.net
- 善子「ないわね。前者の案はありえない。だって、どう考えても虚しすぎるもの」
ルビィ「たしかに、3人一緒にデートしたって楽しくないよね」
花丸「じゃあ後者の、2人ずつの組み合わせで時間を決めて、」
花丸「交互に平等に付き合うってやり方で……付き合ってみる?」
善子「……今の暗い雰囲気を打開するには、それしかないかもね」
ルビィ「みんな平等に幸せになれるかもね」
花丸「じゃあこの方法で……」
善子「これから3人で……」
ルビィ「付き合ってみよう!」 - 24 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 17:29:04.11 ID:qj/GpBye.net
- ~1年後……よしまるびぃ2年生~
善子「今日集まってもらったのはね」
善子「私の心境に変化があって……それを伝えようと」
善子「……今の関係は、完全に崩壊しちゃうけど」
ルビィ「ちょうどよかった。ルビィもなんかモヤモヤしてたんだ」
花丸「実はオラも、黙ってたけどそろそろ言いたいことがあって」
善子「そうだったの……。もしかしたら全然違う内容かもしれないけどさ」
善子「もしもってことがあるから……3人同時に叫んでみる?」
ルビィ「賛成!」
花丸「なんか同時に言わないと怖いしね……マルも賛成」
善子「よし……せーので言うわよ……いいわね……」
善子「せーのっ!!」 - 25 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 17:30:30.29 ID:qj/GpBye.net
- 善子「ルビィのことが好きになりました!!」
ルビィ「花丸ちゃんが好きです!!」
花丸「善子ちゃんを好きになっちゃったずら!!」
シーン……
善子・花丸・ルビィ「「「えええええええ!!??」」」
善子「えっと……私がルビィを好きになって……」
ルビィ「私は花丸ちゃんで……」
花丸「オラは、善子ちゃんを……」
善子・花丸・ルビィ「「「……」」」シーン
善子・花丸・ルビィ「「「なんだぁ……」」」ドヨーン
花丸「はぁ……」
ルビィ「そんなぁ……」 - 28 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 17:35:50.49 ID:qj/GpBye.net
- 善子「何よもぉ~~!! せっかく心変わりして両想いになったと思ったのに!!」
花丸「マルもだよ……」
ルビィ「ルビィもそう思ったよ……」
花丸「しかし! この場合も今まで通りの付き合い方で対処できるずら!」
ルビィ「そっそうだね!」
善子「確かに! まだ希望は残されているわ!!」
花丸「じゃあ、好きの対象はみんな変わっちゃったけど……」
ルビィ「これまで通り、2人組を平等に切り替えて……」
善子「デートを続行しましょう!」
善子・花丸・ルビィ「「「おーっ!!」」」 - 29 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 17:39:39.73 ID:qj/GpBye.net
- ~さらに1年後……よしまるびぃ3年生~
善子「今日集まってもらったのは他でもないわ」
善子「約1年ぶりに、再び重大な心境変化があってね」
花丸「いやはや、奇遇と言うかなんというか」
ルビィ「私たちも最近新たなことに気付いたんだよ」
善子「ほう……では例によって全員同時にぶちまけるということで」
花丸「いいよ!」
ルビィ「大丈夫だよ」
善子「じゃあ……せーのっ!!」
善子・花丸・ルビィ「「「2人とも好きです!!」」」
シーン……
善子・花丸・ルビィ「「「ほんとに!!??」」」 - 31 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 17:41:16.41 ID:qj/GpBye.net
- 善子「わ……私は、ずら丸とルビィの2人が同等に好きになったわ」
花丸「オラも……ルビィちゃんと善子ちゃんへの愛は、全く同じだよ」
ルビィ「私も……善子ちゃんと花丸ちゃんのことが、同じくらい好き!!」
善子「やったわ!!」
花丸「やったずら!!」
ルビィ「やったぁ!!」
善子「ついに私たちは、真に結ばれたのね……!」
花丸「みんなの想いが、互いに通じ合ったずら!!」
ルビィ「私たち3人全員が、お互いのことを大好きになったんだね!!」 - 32 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/12(月) 17:46:46.54 ID:qj/GpBye.net
- 善子「さて……今後のことだけど……」
花丸「もう、2人組ずつになって交互にデートしなくても良いよね?」
ルビィ「うん! これからは3人一緒にデートしようよ!」
善子「それから、みんなで一緒の大学を目指しましょう!」
花丸「その先はみんなで一緒に暮らすずら!」
善子・花丸・ルビィ「「「おーっ!!」」」
こうして3人は、高校卒業までも仲良く過ごし、
卒業した後も同じ大学に入ってルームシェアをしながら暮らし、
大学卒業後は別々の仕事に就きながらも、やはり一緒に仲良く暮らしました
三人の関係は生涯壊れることなく、美しく続いていきましたとさ
めでたしめでたし

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