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花陽「もうダメー!出ちゃうー!!」
- 1 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/21(水) 20:39:02.78 ID:7sfZxilh.net
- ―――アルパカ小屋
凛「アルパカさん小屋の中に戻るにゃー!」ググ
雄パカ「メエェ~(挑発)」グイグイ
花陽「お願い!戻ってー!!」グググ
雌パカ「メェェ(苛立ち)」グイグイ
雌雄パカ「メエェ!!」ドガッ
二人「わあっ!?」ドテーン
雌パカ「メエェ~(歓喜)」
雄パカ「メエェ~(嘲笑)」パカパカパカパカ
花陽「待って!行かないで!!」
凛「アルパカさーん!!帰ってくるにゃー!!!!!」
- 5 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/21(水) 20:45:33.11 ID:7sfZxilh.net
- 真姫「どうしたの!?二人とも!!!……なっ!アルパカさんがいない!?」
花陽「どうしよう真姫ちゃぁ……」ウルウル
凛「かよちんケガしてない?大丈夫?」
花陽「えっ?うん……大丈夫…凛ちゃんは?」
凛「凛のことなんていいよ。それよりかよち…あっ!手ケガしてる!大丈夫じゃないよ!」
花陽「凛ちゃん私は……」
凛「凛ばんそうこうあるから貼ってあげる!」
真姫「凛っ!!落ち着きなさい!!今すべきはそれじゃないはずよ。」
凛「でもっ……でも!!」
真姫「良い?凛……花陽と二人で職員室に行って先生の指示を仰ぎましょう……?ね?」
凛「……うん…ごめん……」
花陽「待って…それはダメ……先生に言うのは最後……」
真姫「えっ?」 - 6 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/21(水) 20:55:34.60 ID:7sfZxilh.net
- 花陽「アルパカさんはとても大きいし、力も強い……先生が集まっても、動かせるか分からない……」
真姫「…そうね……でも私たちだけじゃ」
花陽「だからきっと先生は、警察や……狩猟団体?に連絡すると思う……」
真姫「……そうでしょうね。麻酔銃で眠らせてどうにかして動かすしか花陽「そんなのダメ!!」
花陽「……アルパカさんは何も悪いこと…してないのに、そんなの可哀相だよ!痛いよ!!」
真姫「花陽……人間が動物相手にそんなことを言う資格なんてないのよ。残念だけど、そうするしかないの」
花陽「」キッ
真姫(ひっ…何よこの強い視線……!)
花陽「……生徒会室に……絵里ちゃんと希ちゃんなら……!」ダッ
凛「!!待って!かよちん!!!」ダッ
真姫「ちょっ……ちょっとちょっと!あーもう!2人に頼ったところでどうなんのよー!」
真姫(……そうよね……理屈だけじゃ片づけられない想いもあるわよね……ごめんなさい花陽。私心療内科医には向いてないわね) - 7 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/21(水) 20:59:39.96 ID:7sfZxilh.net
- 花陽「ハァ……ハァ……」ダッダッダッ
花陽(花陽のバカバカ!友達を……真姫ちゃんを睨んじゃうなんて……!後で謝らなくちゃ……でも先に……!)
花陽「失礼します!!」ガラガラッ!!
生徒会室「」シーン
花陽「もう!肝心な時にはいつもいないんだからー!!」
凛「かよちん。部室に行ってみよう?」
花陽「そうだね。凛ちゃん行こう。」 - 8 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/21(水) 21:09:14.82 ID:7sfZxilh.net
- ―――アイドル研究部部室前
にこ「フフフンセイダヨワンツージャンヒカリノシャワ」ガチャガチャ
にこ「あーやっぱり開いてなかったかー。先に職員室行って鍵借りるべきだったわね……ったくもうちょっと早く来なさいよね」
希(キシシ♪……部室の鍵を取りに行く煩わしさに溜息にこっちを発見!)
にこ(……7m後方に希……6m…5m……)
希「にこっち!!おはようワシワシMAXーッッッ!!!!」
バチーン!!!!!!!!
希「ギャー!!いだあああああ!?何これ!?ネズミ捕りッッ!?!?!?」
にこ「にーこにこにこ!ノゾミ捕り大作戦大成功にこー!!にっこにー☆」
希「ふえぇ……両手とも挟まれたら取れないやん……」グイグイ
にこ「フン!自業自得よ希!取ってほしかったら『もう誰にもわしわししません』と誓いなさい!」
希「くぅ……もう…にこっち以外の誰にもわしわししません……」
にこ「あぁ?」
希「にこっちにも……しません」
にこ「よろしい!」 - 10 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/21(水) 21:16:42.14 ID:7sfZxilh.net
- 希「うぅ……だから…早く取って……ください……」ウッウッ
にこ「なっ……何も泣くこたないでしょう……あんたが悪いのよ全く」ガシャガシャガシャン
にこ「ほら取れたわよ」
希「今や!ありがとワシワシMAXエクストリーム!!」ワシィッ
にこ「ギャアア!!!希イイイイイイイイ!!!!」
凛「2人とも廊下ででかい声出して何やってるにゃ……」
希「あっ!凛ちゃん花陽ちゃんおはよう!」ワシワシ
にこ「遅いわよ!2人とも……何?何かあったって顔してるけど」
花陽「あっ……あのね……その……アルパカさんが…逃げちゃったの……」
のぞにこ「はいぃ!?!?」 - 11 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/21(水) 21:23:22.11 ID:7sfZxilh.net
- ―――校庭
真姫(花陽と凛は生徒会室に向かった……私は……せめてアルパカさんの現在地だけでも把握して……いたっ!!)
雄パカ「メェェ~(恍惚)」
雌パカ「メェェ~(歓喜)」
真姫(文字通り道草食ってるわね……このまま動かなかったらいいけれど……ってあれ……)
ことり「あれ?アルパカさんこんなところでどうしたんですか?」
真姫(えっ……エマージェンシー!これまぁまぁ危ない状況なんじゃないの!?)
ことり「えと……お散歩中?」
雄パカ「メェェ~(返事)」
ことり「花陽ちゃんは?もしかして勝手に出てきちゃったんですか?」
雌パカ「メェェ~(ドヤ顔)」
ことり「えぇ~ダメだよぉ…怒られちゃうよ?」
真姫(あれ?もしかしてこれ会話してんの!?) - 12 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/21(水) 21:28:40.31 ID:7sfZxilh.net
- ことり「あのぉ……小屋に戻ろう?ね?」
雄パカ「メェェ~」
真姫(お願い……このまま戻って……!)
雌パカ「メェ(したでなめる こうげき)」
ことり「ふぇっ!?ひゃぁ…くすぐったいですよぉ……」
雄パカ「メェェ~(別れの挨拶)」
雌パカ「メェェ~(ご馳走様でした)」
真姫(駄目かっ……!)
真姫「待ちなさい!これ以上のワガママはこの真姫ちゃんが許さないわ!」
雌雄パカ「メェェェ!!!(突撃)」ドタドタドタドタ
真姫(あっ……死んだこれ) - 13 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/21(水) 21:32:25.43 ID:7sfZxilh.net
- 雌雄パカ「メェェェ~(疾走)」ドタドタドタドタ……
真姫「……たっ…助かった」ヘタッ
ことり「真姫ちゃんっ!?」
真姫「駄目ね……動けなかったわ……ものすごい迫力ね……」ハハッ
ことり「えっと……その……一体何があったの……?」
真姫「そうね……恐らくことりが考えてることであってるわよ……」
ことり「真姫ちゃん散歩するときはリードしないとダ真姫「んなわけないでしょ」 - 16 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/21(水) 21:39:50.03 ID:7sfZxilh.net
- 希「さすが…ヒデコちゃんたちやね……まさか二つ返事でアルパカ小屋の修理を受け持ってくれるとは……」
にこ「あの3人一体どんな生活してるのよ……」
ヒデコ「与作は木を切るヘイヘイホー……ヘイヘイホー!」ギッコギッコギッコ
フミコ「木は足りそう?買ってこようか?」
ヒデコ「大丈夫。問題ないよ。」
ミカ「ついでだし、フミコと私で小屋の中掃除しとこっか」
フミコ「オッケー!」
花陽「ありがとうございます!……本当にありがとうございます!」
フミコ「いいのいいの。可愛い後輩ちゃんの頼みとあらば断わるわけにはいかないでしょ!」
花陽「うぅ……ありがとうございます……」
凛(あとは……なんとかしてアルパカさんをここへ戻さなきゃ……!) - 21 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/21(水) 21:49:40.37 ID:7sfZxilh.net
- 穂乃果「絵里ちゃん会長!こっちの掲示板の張り替え完了です!」
絵里「ありがとう穂乃果新会長……って何この呼び方?」
海未「生徒会にはこういう仕事もあるんですね……」
絵里「こうやって掲示物を張り替えて、できるだけ最新の情報を送り届ける。確かに見る人はあまりいないかもしれないけれど、ふとしたときにこの掲示物を見て、大切なお知らせを思い出してもらえればいいわよね。」
穂乃果「確かに、穂乃果もこれ貼りながら、この日校外学習だった!って思い出したもん。」
海未「忘れていたんですか……」
穂乃果「えへへ~」
海未「えへへじゃありませんよ全く……」
絵里「……?」
海未「絵里。どうかしましたか?」
絵里「ねぇ……あれって……」 - 25 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/21(水) 21:58:13.87 ID:7sfZxilh.net
- 雌パカ「メェェ~メェメェメェ~」
絵里「今日は……その……何かのイベント?」
穂乃果「ん?何?どういうこと?」
絵里「いや……ほら…あそこ……」
雌パカ「メェェ///」
海未「アルパカさんですね。」
絵里「……ん?いやそうなんだけど、そうじゃなくて」
穂乃果「あれ?なんで外にいるの……?」
海未「……あぁっ!?」
穂乃果「あぁっ!?じゃないよ海未ちゃん一大事だよ!!」
雄パカ「メェェ~」 - 26 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/21(水) 22:02:43.40 ID:7sfZxilh.net
- 雌パカ「……メェ…メェメェメェ///」
雄パカ「メェェ」パカパカパカ
穂乃果「あっ!どっか行っちゃうよ!」
絵里「どっどうしようかしら……えと……」
海未「とりあえず……大人の人に…穂乃果「追いかけるよ!」
絵里「ええっ!?追いかけるって追いかけてどうするのよ」
海未「そうです。私たちだけでは危険です」
穂乃果「話せば分かる!なんとかなるよ!やってみよう!」
絵里「いやいやいや……」 - 29 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/21(水) 22:13:59.72 ID:7sfZxilh.net
- \タマシーハユーメデーユメーノナーカデー/
花陽『もしもし真姫ちゃん!?』
真姫「……さっきはごめんなさい……それで今どこにいるの?」
花陽『ううん。私もごめんね……パニックに…なっちゃって……えっとね。今アルパカさんの小屋の近くだよ。希ちゃんとにこちゃんもいるよ。』
真姫「分かった。アルパカさんを発見したわ。場所は弓道場の前!」
花陽『本当!?ありがとうすぐに向かうね!!あ、そうだ。ヒデコさんたちが小屋を修理してくださっているから、そのことは安心して!』
真姫「それは好都合だわ!では、こっちで落ち合いましょう」ピッ
ことり「あとは……アルパカさんが戻ってくれれば……」
真姫「そうね……それはもう正直……花陽に……かけるしかないのかも……」
真姫(もし花陽がダメなのだったら……やっぱり大人に頼るしか……無いのかしら……いいえ!弱気になってはダメよ西木野真姫!できるわ!花陽なら!!」 - 30 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/21(水) 22:23:54.28 ID:7sfZxilh.net
- 穂乃果「やっほーアルパカさん♪」
雄パカ「メェ(怒)?」
穂乃果「あぇ?いや……そのごめんなさい!」ピュー
穂乃果「うわーん海未ちゃん!絵里ちゃん!怖いよぉ!!」
真姫(わぁ……不安要素がまた増えた……でも!)
真姫「ことり、先に穂乃果たちと合流するわよ」
ことり「そうだね…みんなで色々考えよう。」
真姫(あの二人は緊急事態に弱いだろうし……穂乃果のとにかくやってみよう精神は危険だわ!) - 31 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/21(水) 22:33:25.30 ID:7sfZxilh.net
- ことり「ハノケチャーン!」
穂乃果「ことりちゃん!」
真姫「……何か余計なことはしてないでしょうね?」
海未「真姫…恐らく…余計なことは……」
穂乃果「してないしてない!」
真姫「……で、どう?何か良い案は思いついた?今はあそこでデートしてるけど、いつ学校の外に出るかわからないわよ」
絵里「いいえ…残念ながら何も……ねぇところで真姫。一体何があったの?何か知ってる風だけど」
真姫「見りゃ分かるでしょ。アルパカさんが脱走したのよ」
海未「なぜ?」
真姫「小屋をぶっ壊して出てきたからよ」
絵里「それは『方法』よ真姫。方法が聞きたかったら『どうやって?』と聞くわ」
真姫「あーもう!知らないわよ!!そんなこと知って何になるのよ!問題は今そこで起こっているの!!そんなことは全部片付いた後でブログで考察でもやってなさいよ!!」
絵里「……ご、ごめんなさい。どうにかして原因が分かれば…例えば、そのアルパカさんが腹を立てた原因とか分かれば、何かできることがあるのかも、と思ったの。とてもイジワルな聞き方をしたわ。ごめんなさい。」 - 33 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/21(水) 22:38:14.93 ID:7sfZxilh.net
- 真姫「そうね……確かにその通りだわ。さすがエリー、冴えてるわね。」
絵里「褒めても何も出ないわよ。」
真姫「だけど、さっき言ったように、私は『原因』までは分からないわ。花陽か凛が何か知っているのかもだけど。」
海未「難しいですね……」
ことり「あっ…あのぅ……」
真姫「どうしたのよ」
穂乃果「アルパカさんもうどっか行っちゃったよ」
三人「えっ」
絵里「いつの間に……」
海未「考えているだけではダメですね……」
真姫「頭が良いってのは辛いわね」 - 34 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/21(水) 22:46:46.15 ID:7sfZxilh.net
- 希「これは……予想外の展開…というか」
にこ「まさか向こうから来てくれるなんてね……ほんとは対峙するんじゃなくて、小屋に戻ってほしいんだけど……」
雄パカ「メェェ(挑発)」
花陽「アルパカさん!一緒に小屋に戻りましょう!みんなを心配させちゃダメです!」
雌パカ「メシャァ(威嚇)」
凛「もう!どうしてかよちんの言うことが聞けないの!早く戻るにゃー!!」
雄パカ「メェェ……(怒)」
花陽「大丈夫だから。凛ちゃん、見てて……」ザッザッ
凛「かよちん!」
希「花陽ちゃん近付いていく!どうしようにこっち!!」
にこ「どうしようったってねぇ……」 - 35 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/21(水) 22:53:09.60 ID:7sfZxilh.net
- 花陽「怖がらないで……大丈夫だから」ギュッ……
雄パカ「メェェ……」
にこ「ちょっと落ち着いてきたんじゃないの?これ」
希「お祈りやにこっち!」カシコミカシコミ
にこ「えっ……よ…よーし」カシコミカシコミ
雌パカ「メェェ(嫉妬)!!!!」ゴッ
花陽「ひゃっ!?」ドサッ
のぞにこ「花陽(ちゃん)!!」
雌パカ「メェェェ(激怒)」
凛「ダメー!!」バッ
雌パカ「メギィ(蹴)!!」
凛「う”っっ!?!?」ドゴッッ
花陽「…………うそ……やだ……」 - 36 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/21(水) 22:59:09.80 ID:7sfZxilh.net
- 雌雄パカ「メェェ」パカパカパカパカ
のぞにこ「凛(ちゃん)!!」
花陽「あぁ……あぁっ……」
凛「げほっげほっ……凛は…大丈夫だから……」
花陽「凛ちゃん……ごめんね…ごめんね……ごめんなさい……」
凛「泣かないでかよちん……大丈夫だから…ね?」
花陽「うううう……」
にこ「花陽……これ以上は…許可できないわ……分かってくれるわね……」
花陽「……」
希「花陽ちゃん。凛ちゃん。ウチらもごめん……危険だって分かっていたのに…花陽ちゃんなら大丈夫だってどこかで信じてしまっていたんよ……」
花陽「私は……」
真姫「花陽ッ!!!」 - 38 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/21(水) 23:04:33.29 ID:7sfZxilh.net
- 真姫「ッ!凛!!!どうしたの!?」
ことり「顔色が良くないよ……」
凛「凛は大丈夫だから……」
花陽「真姫ちゃん……凛ちゃんを頼みます……」
真姫「は?」
花陽「凛ちゃんを傷つけるなんて……絶対に許しません……!」ダッ
希「ちょちょちょ……待って!花陽ちゃん!!!」ダッ
にこ「あんた一人でどうすんのよ!!」
凛「ダメだよ……かよちん……待って……」ガクッ
真姫「ねぇ!ちょっと……凛!!!」
ことり「保健室に運ばなきゃ……!」 - 39 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/21(水) 23:14:57.94 ID:7sfZxilh.net
- 海未「ことりからの連絡が返ってきません……」
穂乃果「どこに行ったんだろうね……アルパカさん」
絵里「希もにこも音信不通……何もなければいいのだけれど……」
海未「はい……普段は心優しいアルパカさんですが、力は私たち人間では到底かなわないはずです。」
穂乃果「さっきも穂乃果のことすーっごい睨んだんだよ!怖いよ……やっぱり先生に言ったほうがいいよ……」
絵里「そうよね……確かに真姫の言うことも分かるけど、でも私たちだけではどうにもできないことがあるわ」
海未「私たち一人ずつでは、何もできなくても、9人集まれば、廃校だって阻止できました。私たち9人にできないことがあるのなら、もっと多くの人の力を借りれば乗り越えられるはずですよね。」
穂乃果「でも不思議。真姫ちゃんがあんなこと言うなんて。」
絵里「確かに。真姫なら『麻酔銃で眠らせて、どうにかして小屋に移せばいいじゃない。害もないんだし。』とか言いそうよね。」
海未「動物でも痛い……ですか。優しい……考え方ですね。」
絵里「ときにはそういう考えも必要なのよきっと。理屈だけでは扱えない問題なのよこれは。」 - 40 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/21(水) 23:21:27.59 ID:7sfZxilh.net
- 海未「!」ハッ
雌パカ「メェエエエ!!!!」
ほのえり「わああああ!!!???」
海未「止まりなさい!!」
雌パカ「メェエエエ……」
穂乃果「さっきと全然違う……!なんかすごい怒ってるよ!!」
絵里「……どうにかして!逃げましょう。それしかないわ!私たちには!!」
海未「名案です!絵里。私が足止めしていますので、穂乃果を連れて早く!!」
絵里「無茶よ!」
穂乃果「えっ!ダメだよ海未ちゃん!まだ穂乃果、海未ちゃんと一緒に!」
海未「生きて会いましょう。穂乃果」
穂乃果「やめてぇ!フラグ立てないで!!」
絵里「穂乃果!立って!!」
穂乃果「ちょっ!ちょっと……海未ちゃん!!」
海未穂乃果……愛していま 雌パカ「メメェエエエエ(頭突き)!!!!!!」ズゴオオオオオ
海未「ッッッッッ!!!!!!!!!!!」 - 41 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/21(水) 23:29:01.28 ID:7sfZxilh.net
- 穂乃果「わー!海未ちゃん家のお風呂だー!!懐かしい!やっぱり広い!!!」
海未「あんまりはしゃがないで下さいよ?」
ことり「中 学生になってもこうやってみんなでお泊りできるなんて、幸せだね♡」
穂乃果「そうだねぇ!そうだねぇ!みんないつまでも変わらないって素敵なことだよね!」
海未「はい。いつまでも変わらずに……」チラッ
穂乃果「あー!今海未ちゃんチラッて見たでしょ!海未ちゃんのえっち!」
海未「違います!見ていません!」
穂乃果「どうせ穂乃果はいつまでも変わらないですよーだ!てか海未ちゃんだって穂乃果とそんなに変わらないじゃん!」
海未「何を言っているんですか!」
ことり「えー?2人ともすーっごく大人になったと思うよー?海未ちゃんだってこんな奇麗な背中で……」
海未「ひゃう!?ちょっ…やめてくださいことり!……ことりは…その……えっと……」ムギュッ - 42 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/21(水) 23:32:59.04 ID:7sfZxilh.net
- ことり「えっ…と……海未ちゃーん?」
海未「ハッ!私は何を……あっ!その……えっとすいませんつい……」
穂乃果「ついで人のおっぱい触っちゃうの!?最低だよ!!」
海未「違うんです!誤解です!!これは……その……ことりが……」
穂乃果「えっち!変態!痴 漢!悪代官!!」
海未「なんですって……!!」
……きて……起きて!!海未ちゃん!……海未ちゃん!!!!
海未「えへへ……」
絵里「わっ……笑ってる……」
穂乃果「ダメェ!!海未ちゃん!そっちに逝っちゃダメェ!!!帰ってきてぇっ!!!!」 - 45 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/21(水) 23:46:11.17 ID:7sfZxilh.net
- ことり「保健室の先生今日お休みなんだって……」
真姫「そう……ならほかの先生が来るまでは少なくとも私たちで、凛を診ましょう。」
凛「凛はほんとにもう大丈夫だから……それより真姫ちゃんことりちゃん。かよちんを助けて……」
真姫「花陽を……?」
凛「目を見て分かった。かよちんは”アレ”を使う気だよ……」
ことり「……”アレ”?」
真姫「分かるように説明して」
凛「昔ね。小学2年生のころだったかな。凛、クラスの子とケンカになっちゃって凛ケガしちゃったの。」
ことり「うん……」
凛「そのとき、かよちん、すっごく怒って、男の子5人相手だったのにみんなやっつけちゃったんだ……」
真姫「花陽が……」
凛「でもそのあとかよちんも、ばたって倒れて救急車に運ばれちゃったの……だから早く止めなきゃ……」グググ
ことり「ダメだよ動いちゃ!」
真姫「ねぇ……その”アレ”っていったい何なのよ……まさか危ないクスリなんかじゃないでしょうね……」
凛「……梅干しだよ」
ことまき「……はい?」 - 46 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/21(水) 23:58:09.18 ID:7sfZxilh.net
- ”アレ”を使うことは、おばあちゃまから固く禁じられていた。
私自身もその意味は分かる。命そのものを危険にさらしてしまうから。
では、なぜ「お守りだから」と持たされていたのか。
禁止されているのなら、持たせることはおかしい。
小 学生のころ、一度使って、死の淵を彷徨った。
あのときは、それまでも、もちろん今までも、そしてこれからも経験することは無いくらいに怒られた。
おばあちゃまもママもパパもお兄ちゃんだって泣いてた。だからもう使わないって、あの日決めた。
だけど、「お守り」は渡された。「もう使っちゃダメだよ」って。矛盾してるよおばあちゃま。
私は、おばあちゃまの約束を破ります。
でも、おばあちゃまの想いを受け取ります。
凛ちゃんを、みんなを、アルパカさんを守ることができるのは、私しかいないから!!
花陽「アルパカさんッッ!!!」
雌パカ「メシャアアアアア(威嚇)」
花陽「見なさい!これが小泉家直伝のッ!塩分濃度80%梅干しですッッ!!!!」 - 47 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/22(木) 00:11:02.73 ID:cTYJX7Jj.net
- 希「……いやそれ梅干しやん!」
にこ「梅干しなんかでどうすんのよ!」
穂乃果「希ちゃん!にこちゃん!海未ちゃんが!」
にこ「海未ッ!?大丈夫なの!!!」
希「海未ちゃん!!」
海未「……いけませんことり……うふふ」
にこ「……寝てる……」
絵里「打ち所が悪かったみたいで」
希「待って……あの梅干しやけに大きいしなんか心なしか白くない?」
真姫「なるほど……塩分濃度80%……ねぇ」ゼェハァ
にこ「真姫……走ってきたの?凛は?」
真姫「心配いらないわ。それより花陽を止めなきゃ!」
花陽(まきちゃん……今は!今だけは……!)キッ
真姫「……そうよね。そうだと思ったわ。凛は少し過保護なのよね。思いっきりやりなさい。花陽!」 - 48 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/22(木) 00:23:56.00 ID:cTYJX7Jj.net
- にこ「ちょっと真姫!」
真姫「花陽って……はじめて会ったときすごく臆病で、弱虫な人だと思ったの。だけど本当は、誰よりも芯が、想いが強いの。だから私は信じたい。」
希「でも危ないよ!」
絵里「危ない……ねぇ。本当は分かっているんでしょう。真姫。塩分濃度が80%なんてありえないってこと。」
真姫「……さすがね。」
穂乃果「どういうこと?」
真姫「食塩というのはね。いくら、温度を上げようが圧力を上げようが、水に溶けられる量はあまり変わらないの。どれだけ混ぜても30%とか40%とか……80%なんて濃度、どう頑張っても実現不可能よ。」
にこ「ならどうして80%だって」
希「気持ち……と違うかな。ほんとは30%しか無くても80%だと思い込めば、想いの力が背中を押してくれる……」
真姫「凛から話を聞いたとき私もそうであって欲しいと願ったわ。でも現実は違った。」
4人「」ゴクリ
真姫「あれは何かに溶けているんじゃない。もはや塩そのものよ。恐らく濃度という表現は間違っていて、総質量に対しての食塩の質量が80%であるということだと考えられるわ。」
穂乃果「うーん。つまり……あれってほとんど塩の塊ってこと?」
真姫「その通りよ」
絵里「それ……食べたらさすがにまずいんじゃない?結構でかいわよ」
真姫「だから止めに来たのよ」
4人「おいおい」
この会話、わずか0.874秒! - 49 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/22(木) 00:30:21.00 ID:cTYJX7Jj.net
- 雌パカ「メェェ…」フシャアアア
花陽「おばあちゃま……力を貸して!!!!」
花陽「いただきます!!!!!」
パクッ
花陽「……~~~~~~ッッッッ!!!!!!!!!!!すっぱしょっぱいしょっぱ!!!?!?!?!辛アアアアアア!!!!!!んんんんんん!!!!!!!」ドタバタゴロゴロゴロ
にこ「そりゃそうでしょうよ!」
穂乃果「待って待って。なんで花陽ちゃんそんな梅干しってか塩の塊食べたの!?」
希「自害にしてはえらく守ろうって決意が見えたけど!?」
真姫「ライスエナジーよ。」
絵里「ん?ごめん。もっかい言って?」
真姫「ライスエナジー。」
絵里「????」 - 50 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/22(木) 00:40:12.24 ID:cTYJX7Jj.net
- 真姫「ライスエナジーというのはね。誰しも、特に日本人は多く持っているエネルギーで、簡単に言えば白米が食べたいと思う想いの強さのエネルギーよ。
味の濃いものを食べると、それを薄めようとする反応が起こる。何か食べてるとのどが渇いたりするのが代表的ね。
そしてその反応の中でも、特に白米を食べたいという反応の強さを、ライスエナジーと…私がさっき名付けたわ。
梅干しはご飯のお供の一つであるということは、きっとみんな分かってくれるだろうけれど、その味付けを極限まで濃くしたものがさっきの梅干しなの。
つまり、あれを食べると、猛烈な、途方もない大きさの、ライスエナジーが発生する。
小泉家の人間は代々、そのライスエナジーを食欲ではなく、力に変換できるのよ。仕組みは分からないケド。
とにかく、あの梅干しが、花陽にとっての最終兵器であることに間違いないわ。」
4人「お、おう……」
花陽「コメエエエエエエエエエ、お米えええええええええええええええああああああああああ」ゴロゴロゴロゴロ - 51 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/22(木) 00:46:30.40 ID:cTYJX7Jj.net
- 花陽「ふぅ……ふぅ……すぉおおおお……」ゼェハァ
雌パカ「メェ……」ジリッ
ヒュオオオオオオオオ
5人「」ゴクリ
雌パカ「メェェェェ……エエエエッ!!!!」ダダダダ
希「まっすぐ突っ込んできた!」
にこ「危ない!!!」
花陽「だああっっ!!!!」ガッシイイイイイイイイイ
穂乃果「すごい!受け止めたぁっ!!」
花陽「ぬおおおおおおおおあああああああああ!!!!!!!」
雌パカ「メッ…メエエエエエ!??????」
絵里「持ち上げた……片手で……!!!」
真姫「まさか…ここまでの力とは……ライスパワー恐るべし……!」
花陽「このまま……一緒に……小屋まで…帰りましょうね……!」ズン…ズン… - 52 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/22(木) 00:54:50.30 ID:cTYJX7Jj.net
- ―――アルパカ小屋
ズドオオオオオオオオオオオオオオオン
花陽「あと……一頭……」フゥ…フゥ…
雌パカ「メェェ……(落胆)」
ヒフミ「スクールアイドルこえぇ……」
穂乃果「雄のアルパカさん……どこに行ったんだろう……」
絵里「私……一つ嫌な展開が思いついたんだけど」
真姫「囚われのプリンセスを王子様が助けに来るって話をしたら、小屋に一緒に入れるわよ。」
絵里「……やっぱり何でもありません。」
希「世の中には言霊ということがあってやね……あまりそういうことを言うと……」
雄パカ「メエエエエエエエ!!!!!!!!!!!」
にこ「本当に来たァッ!!!!!」
穂乃果「花陽ちゃん危ない!!!!!」
花陽「ふぅ……ふぅ……小泉式超秘伝奥義ッッ!!プラズマシードブライスタァッッ!!!」バシュウウウウウ
絵里「口から何か発射された!?」
希「あれ梅干しの種や!!」 - 53 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/22(木) 01:00:52.83 ID:cTYJX7Jj.net
- プラズマシード「」チッ
雄パカ「メェッ!」ドサッ
穂乃果「あぁっ!当たったけど掠っただけだ!」
雄パカ「メェェ……」
にこ「あいつやる気よ!」
花陽「私が……止めなきゃ……凛…ちゃん……」バタッ
希「花陽ちゃあああああああああん!!!!!!!」
雄パカ「メエエエ(咆哮)!!!!」
絵里「そんな……もう……」
雄パカ「」ギロッ
穂乃果「ダメだもうおしまいだー!!」 - 54 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/22(木) 01:14:25.75 ID:cTYJX7Jj.net
- 遠くのほうで、私を呼ぶ声が聞こえた。声…いや全ての音が遠い。力も入らないし、なんだか気持ちも穏やかになってきた。さっきまであんなに必死になれたのに。
……私死んじゃうのかな。
ごめんなさい。私はここまでみたいです。
私の夢は、アイドルになることでした。小さなころからずっと。ずっと。誰かを笑顔にできるキラキラした自分に憧れた。
何をやってもダメダメで、引っ込み思案で、凛ちゃんは優しく励ましてくれるけれど、本当に何もできないドジな私。助けられてばっかり。
だから、変わりたかった。ずっと探してた。誰かを助けられる、誰かを笑顔にできる私を。
それがある日……凛ちゃんと真姫ちゃんに背中を押されて、勇気をもらって、スクールアイドルになることができたんです。
私は、ステージに立ったんです。あの私が、誰よりもダメな私が、みんなと同じところに立って、歌って踊ったんです。
一番じゃないのかもしれない。もしかしたらアイドルの中でも一番ダメかもしれない。
だけど、あのとき確かに私は、アイドルになれたんです。誰かに笑顔を届けられたって感じたんです。
……花陽は……幸せでした。本当に幸せだった……さよなら。凛ちゃん。みんな。ごめんなさい。そして……ありがとう。
……何だろう。口の中に違和感がある。うっすらと感じる……チューブかな。これ……
分かった。あれだ。呼吸を助けるチューブだ……ってことは救急車に乗ってるのかな……今。
ここから空気が送り込まれて……んーなんかすごく形を感じる空気だな……
あれっ…これ水じゃない??…………いやこれ水だよ!!チューブじゃないよ!!!ホースだよこれ!!!!!!
「かよちいいいいいいいいいいいいいいいいんんん!!!!!!!!!!!!!」 - 55 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/22(木) 01:21:28.99 ID:cTYJX7Jj.net
- 凛「飲んで!!飲んでかよちん!!!!水飲んで!!!!!!!!」ドバババババババババ
花陽「!?!?!?!!?!?ンンンンンンンンン!!!!!!」
凛「ことりちゃん!もっと蛇口ひねって!!!!!」
ことり「もう全開だよぉ!」
にこ「きっ……鬼畜すぎる……」
真姫「過保護なんて言ったこと……訂正するわ……」
希「良いこのみんなは真似したらダメやで……」
花陽「んんんん!!!!」ゴクゴクゴクゴクゴクゴクゴク
凛「もういいよことりちゃん!」
ことり「分かった!!!」
花陽「はぁ……はぁ……死んで生き返ってすぐ死んだかと思った……」
雄パカ「メェェ!」
花陽「あっ……どうしよう!ライスエナジーは水を飲んだりすると効果が無くなっちゃうのに!」
絵里「ライスエナジーって花陽も使うんだ」
雄パカ「メエェ……メェメェメェ」
花陽「えっ?本当?」 - 56 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/22(木) 01:28:13.33 ID:cTYJX7Jj.net
- 雄パカ「メェ……メェメェメェメェ……メェ?」
雌パカ「メェメェメェ!!メェエエ!!」
雄パカ「……メェ…メェメェメェ」
雌パカ「メェ……メェメェ」
花陽「……ごめんね……ごめんね……ありがとう……」
穂乃果「なっ……なんて言ってるの?」
花陽「小屋の中だと…窮屈で……イライラしてしまったんだって……反省してるって……雌パカさんがひどいことしてごめんなさいって……」
凛「いやー物わかりが良くて助かるにゃー!」
真姫「……ねぇ…言葉がわかるなら説得できたんじゃ……」
花陽「アルパカ語を理解できても話せないから……」
雄パカ「メェェ……」
にこ「……扉…開ければいいのね?」ギィィ
雄パカ「メェェ……」
雌パカ「メェェ……」
ガシャン
穂乃果「はっ……入ったぁ!」 - 57 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/22(木) 01:42:31.87 ID:cTYJX7Jj.net
- 雌パカ「メェメェ…メェメェメェ?」
花陽「えぇ……いや…それは……」
真姫「今度は何て?」
花陽「楽しかったから……また遊ぼうって……」
絵里「花陽が何人いても足りないわね……」
ヒデコ「まぁこのケージを壊そうと思ったら、東京タワーを倒せるくらいじゃないと無理だし安心だよ!」
フミコ「うんうん!」
にこ「人間超えすぎでしょ!」
ミカ「いや……μ'sと比べると……ねぇ……」
希「ウチら……ほんまに粒ぞろいやね……」
凛「そうだ!かよちん体は何ともないの?」
花陽「正直かなり……限界……」フラッ
ことり「一回ちゃんと病院で診てもらおうね」
真姫「……ママに電話するわ」
花陽「ごめんね。ありがとう……」 - 59 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/22(木) 01:47:30.21 ID:cTYJX7Jj.net
- 穂乃果「よーしとにかく一件落着だ―!めでたしめでたしだね!!」
ことり「うん!そうだね穂乃果ちゃん!!……でも……何か大切なことを忘れているような……」
海未「うーん……はっ!いつのまにかアルパカさんが小屋に!」
穂乃果「そうだ!海未ちゃんのこと忘れてた!おはよう!」
海未「……おはようございます……えっと……私は……アルパカさんに頭突きをされてしまって……ことりのおっぱいを揉んで……?」
ことり「???」
穂乃果「何言ってるの海未ちゃん……」
海未「わっ……忘れてください」
花陽「あのね!私ね。スクールアイドルになれて本当に良かったって思うんだ。だからこれからもよろしくお願いします!そして、今日は無茶して本当にごめんなさい!」
凛「もう!かよちんは真面目すぎだよ!ほんとなんともなさそうで良かった!!かよちん大好きにゃー!」モッギュー
花陽「凛ちゃん苦しいよ!」
凛「わっ!ごめんね!痛かった?」
花陽「ううん。ふふっ♪花陽も凛ちゃんのこと大好きだよ♡」
おわり - 60 : 名無しで叶える物語(笑)@\(^o^)/ 2016/12/22(木) 01:48:25.70 ID:cTYJX7Jj.net
- くぅ疲!読んでくれてありがとう。長くなってごめん。

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