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P「律子、一緒に飲みに行かないか?」
- 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 19:34:41.68 ID:ufhPg49n0
- 事務所
P「ふぅ、今日の業務も終わり、と」
律子「お疲れ様です、プロデューサー」
P「お疲れ、律子。そっちはどうだ?」
律子「こっちもそろそろ今日はおしまいですね。仕事先の方々に連絡メールを送って〆ます」
小鳥「お二人とも、コーヒー置いときますね」 コトッ
P「いつもありがとうございます小鳥さん」
小鳥「いえいえ、これもお仕事ですから」
- 2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 19:36:30.00 ID:ufhPg49n0
- P「小鳥さんはまだ仕事が残ってるんですか?」
小鳥「私もそろそろ上がりますよー」
P「じゃあ3人で飲みに行きませんか?せっかく律子も飲める歳になったことですし」
小鳥「いいですねえ。先の律子さんの誕生会は楽しかったですよね」
律子「先のことではお二人にもお世話になりました」 ペコリ
P「いいってことさ。律子にはこの事務所のみんながお世話になってるんだからな」
小鳥「今の時間からじゃたるき亭でいいですかね?」
P「上等ですよ。だけどそういえば律子ってまだお酒飲んだことないか?」
律子「そうですね、お二人やあずささんが楽しそうに飲んでるのを日々見てましたぐらいですか」
小鳥「お酒はいいものですよぉ~とっても気持ちよくなれます」
P「その表現はいかがなものかと」 - 4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 19:37:33.94 ID:ufhPg49n0
- たるき亭
P「律子はビールはいけそうか?」
律子「飲んだことないからなんとも言えませんが、苦いぐらいなら平気だと思います」
P「ならビール中ジョッキ3本お願いします」
店員「かしこまりましたー」
・ ・ ・ ・ ・ ・
店員「お待たせいたしましたー!」
P「じゃあ律子、折角だから乾杯の音頭を頼む」
律子「え。私がですか?」
小鳥「お酒初体験ですもの、特別な日じゃないですか」
P「(どうしてこうこの人は言うことがいちいちオヤジくさいんだろうか……)」
律子「わかりました。えーと……じゃあ、わたしのためにお集まりいただき誠にありがとうございます。乾杯!」
P小鳥「「カンパイ!」」 カシャン - 5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 19:39:01.18 ID:MBz9k5bR0
- あずささんどうした
- 6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 19:40:44.46 ID:ufhPg49n0
- >>5
竜宮の仕事から直帰ってことにしといて
(描写しにくかったから書き手の都合で省いたのは黙っておこう……)
P「微妙にお堅いあたりが律子らしいな」
律子「どれどれ……聞いてた通り苦いですね」 コクコク
小鳥「もっと喉ごしよく飲んだほうがおいしいわよ。こんな風に」 ゴクゴク
小鳥「ぷはー!この一杯のために生きてるってねぇ」
P「あいかわらずいい飲みっぷりです」
小鳥「これにつまみの焼き鳥を絡めると……んー最っ高!」
P「(この人これでも三十路もいってないんだよなぁ)」
小鳥「今何か失礼なこと考えませんでした?」
P「気のせいです」 - 8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 19:42:25.16 ID:ufhPg49n0
- 律子「じゃあお言葉通りに……あら、これはいいですね」 ゴクゴク
小鳥「でしょー!?ううう、理解者がまた一人増えてお姉さんは嬉しいわぁ」
P「そんなよよよなポーズを取らなくても」
小鳥「ビールを好んで飲める女性って貴重なんだから」
P「そんな胸を張って言われても困りますが……って律子、もう飲み干したのか」
律子「おかわりください」
店員「かしこまりましたー」 コトッ
律子「いやあ、おいしいですねビールって。どんどん喉に入っていきますよ」 ゴッキュゴッキュ
P「これは……まさかのあずささんに続くうわばみの素質持ちか」
小鳥「あずささんは規格外ですけどねぇ……なんであんなのほほんとした顔で平然とテキーラが入っていくのかしら」 - 9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 19:45:11.53 ID:ufhPg49n0
- 律子「ビールばっかりでも飽きますね。店員さーん!この黒霧島ってやつください」
P「一足飛びで芋焼酎とか、二十歳なりたてとはとても思えないな」
店員「どうぞー」 コトッ
律子「んー、ちょっとアルコールの匂いがきついけどおいしいですね」
P「25度をちょっとと申すか……ロックなだけマシというべきか」
小鳥「私でもあまり強いのは飲めないのに……大丈夫なのかしら」
P「と思ったらもう飲み干してるし!さすがに不安になってきたぞ」
律子「んー……プロデューサーさぁん?」
P「は、はい?」 - 10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 19:47:09.14 ID:ufhPg49n0
- 律子「わたし……プロデューサーさんがはいってきてくれてほんとうによかったと思ってるんですよぉ」
P「あ、ありがとう律子……?」
律子「わたしだってプロデューサーさんより1か月やそこらしかせんぱいじゃないですし、とししたですしぃ」
小鳥「呂律が回らなくなってきてますね……さすがに素質だけでは付いて来れない部分が」
律子「竜宮小町のときの売り込みだってほんとうに苦労したんれすからぁ、こっちがケツのあおいがきだからってじろじろ見てくるしぃ」
P「!?」 - 11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 19:48:15.43 ID:c/2V0m4T0
- 酒癖悪いりっちゃんぺろぺろ
- 13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 19:52:04.08 ID:ufhPg49n0
- P「じろじろ見てくるってまさか……」
律子「そのまさかれすよぉ、ひどい時はわたしの……ゴクゴク、ぷはー!おかわり」
店員「か、かしこまりました(お連れさん、大丈夫ですか?)」
P「(……お気遣いありがとうございます)」 ペコリ
店員「……どうぞ」
律子「だからわらしはぷろりゅーさーにはほんろうにかんひゃしてるんれす。こほりさんにも○×△□/Я……」
小鳥「もはや日本語になってないですね……」
P「……注文を挟んだせいで話の間もずれちゃいましたね」 - 14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 19:56:41.86 ID:ufhPg49n0
- 小鳥「そろそろお開きにした方がよさそうですかね」
P「ですね……しかしこれ(律子)はどうするんですか?」
小鳥「最近この近くに引っ越したとは聞きましたがそれ以上は本人じゃないとわかりませんね」
P「そりゃ弱ったな……」
小鳥「……プロデューサーさん律子さんのことお願いしますね」
P「え?小鳥さんはついて来てくれないんですか?」
小鳥「……多分、プロデューサーさんに送ってもらったほうが律子さんも喜ぶと思います。これ以上説明が要りますか?」
P「……わかりました。責任持ってお送りします。ほら、律子出るぞ」
律子「ふにゃ?」 - 15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 19:59:45.55 ID:ufhPg49n0
- 律子「あはは、ぷろりゅーさーがいっぱいいるぅ~」
P「俺は一人でダブルスしたりはできないぞ……だめだこりゃ、完全にへべれけだな」
P「うーん……ええい、ままよ!律子、後でいくらでも訴えていいからな」 グイッ
律子「ん……」
小鳥「あらあら、おんぶですか……まあそれしかないですかねぇ。とても一人で歩けそうにないですし」
P「なんでかこっちが申し訳ない気分になってきます」
小鳥「勘定はこちらで精算しておきますよ。明日返してくださいね」
P「すみません……何から何まで気を使っていただいて」
小鳥「いえいえ。律子さんをゆっくりケアしてあげてくださいな」
P「……わかりました。それではお先に失礼します」
小鳥「(いいなぁ……けどこれでいいのよね)」 - 16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 20:02:21.02 ID:ufhPg49n0
- P「さて、律子を送り届けたいところだが……」
律子「すー……すー……」
P「寝ちまったか……まあ吐かないでいてくれるだけ重畳というべきか」
P「とはいえこれじゃ律子の家もわからんし……」
P「……やむなしか。送り狼みたいであまり気が乗らないが」
律子「ぷろりゅーさーさぁん……あったかい……」
P「……こっちはお前の胸を背中に感じて気が気じゃないってのに、呑気なもんだよ」
P「理性が持つうちに急ごう」 - 17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 20:05:02.79 ID:ufhPg49n0
- P「……ここで襲ってしまえればどれだけ楽かわからんけど、な」
P「よっと……姿勢を直して、っと」 ファサ
P「スーツに関してはまあやむなしだな。しかしさっき律子は気になることを言ってたな……」
P「律子がやたら酒に呑まれてたのはストレスを酒に逃がしたかったのかもしれないな」
P「そんなことが今後あったら律子が潰れちまうかもしれない。それに」
P「逆に律子が今回の件で酒に拒絶を示されるのも嫌だしな……ああ、そうだ」
P「話に聞くあれを作ってみるか、律子にもぴったりだし。材料は……冷蔵庫には」 ガサゴソ
P「ないな。今からコンビニで買ってくるか」 - 18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 20:09:30.28 ID:ufhPg49n0
- ・ ・ ・ ・ ・ ・
チュンチュン
律子「う……うぅん……知らない天井だ」 ズキン
律子「!っ……あたま痛い……」
P「お、お目覚めのようだな」
律子「!! プロデューサー!?」 ドキッ
P「ここは俺のアパートだよ。やましいことは一切してないから安心しな」
律子「えっと……わたし、そういえばたるき亭で……うぷ」
P「そう、盛大に酔いつぶれたんだよ。まあ誰もが通る道さ。それより」
P「お前、相当ストレス溜まってるみたいだな。嫌なことも……いやらしいこともあったみたいだし」
律子「……!あっちゃあ……吐いちゃいましたか、わたし」
P「ああ。現物は吐いてないけどな」 - 19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 20:12:16.42 ID:ufhPg49n0
- 律子「お酒って怖いですね。なんにも覚えてませんよわたし」
律子「わたしの問題だから、みんなには迷惑をかけたくないから、って黙ってたんですけど……ね」
P「俺だって少なからずそんな事があるんじゃないかとは思っていたけどな。問いただしてやれなかった以上何も言う資格はないが」
P「それに、律子は、その……魅力的過ぎるからな」
律子「へ?わ、わたしが?そんなこと」
P「おまえなぁ……過小評価も度が過ぎると嫌味だぞ。そんじょそこらのアイドルなんかよりお前の方が百倍はかわいいっての」
律子「え」
P「聞こえなかったか?お前は十分すぎるほど魅力的なんだよ、少なくとも俺にはな」 - 21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 20:14:02.41 ID:ufhPg49n0
- P「お前は確かに未熟かもしれない。けど、お前は一人じゃない。社長、小鳥さん、竜宮小町をはじめとしたうちのアイドルたち、それに……俺もいる」
律子「プロデューサー……」
P「俺だってそうだ。みんなの支えがあるから俺は頑張れる」
P「だから俺は、どんなことでもいいから俺たちに、あるいは俺にだけでもいいから話して欲しいと思ってるんだ。愚痴だって苦情だってどんとこいだ」
律子「……プロデューサーにだからこそ、話したくなかったこともあるんですけどね」 ボソッ
P「ん?」 - 22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 20:14:58.54 ID:ufhPg49n0
- 律子「なんでもないですよ、プロデューサー殿。このカクテル、おいしすぎて酔っ払っちゃいましたよ」
P「さっき醒めたって言ってたじゃないか。それにノンアルコールなのに、か?」
律子「……わかってて言わせようとしてるでしょ」
P「あ、わかる?」
律子「うぅ、なんか癪だけど……これが惚れた弱みってやつですかね」
律子「……プロデューサーに酔っちゃいました。そ、そこでお願いがあるんですが」
P「なんなりと仰せください、お姫様」
律子「わたしに――わたしに、毎日『魔法をかけて』いただけませんか?」
P「たやすいことです」
チュッ - 23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 20:16:08.57 ID:ufhPg49n0
- 律子「……ぷはぁ。ファーストキスはレモンの味、ってのは本当だったんですね」
P「うまい事言うもんだな。……あ、律子」
律子「はい?」
P「今のうちにきちんと言っておかないとな」
P「律子、好きだ。愛してる」
律子「わたしもです。えっと、もう一回……していいですか?」
終わり - 24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 20:18:54.02 ID:ufhPg49n0
- 今日あった律子のSSを読んでそういえばと書きかけにしてあったものを完結させたものです。
次書くときは今回ハブっちゃったあずささんで書きたいですね。
あんまり読み手がいないようでちょっと(´・ω・`)ですが - 25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 20:21:50.31 ID:+xJwGM/j0
- 1の乙があれば10のROMがあると思え
- 28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 20:31:15.47 ID:MBz9k5bR0
- いちおつ
- 29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/01(日) 20:35:45.49 ID:ezGC5LIm0
- 乙
りっちゃん最高だな

THE IDOLM@STER MASTER ARTIST 2 -SECOND SEASON- 04 秋月律子

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