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【俺にこ】俺くん「にこちゃん、宿題多すぎて辛いよおおお」

1 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/12/31(土) 11:03:30.39 ID:9XMx1Exy.net
俺くん「このままじゃ、ガキ使も箱根駅伝も見れないよおおお(嘆き)」

にこ「はあ?ちゃんと計画的に進めたの?」

俺くん「毎日2時間ぐらいやったけど終わりそうにないよおおお宿題多すぎるよおおお」

にこ「あんたが宿題多い高校に入るのがいけないんでしょ!ちゃんとそういう情報チェックしときなさいよ!」

俺くん「まさか入る前はこんなに宿題多いとは思わなかったんだよおお助けてにこにー!」

にこ「……しょーがないわねえ…」




4 : 名無しで叶える物語(ほうとう)@\(^o^)/ 2016/12/31(土) 11:07:03.90 ID:sSDu81HH.net
高校なんてほとんど宿題ないだろ、夏期講習とかあるし


5 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/12/31(土) 11:07:30.26 ID:9XMx1Exy.net
にこ「で…何すれば良いわけ?」

俺くん「にこちゃん世界史得意なんでしょ、この本読んで読書レポートやっといて」

にこ「はあああ?それ一番めんどくさいやつでしょ?よりにもよってそれを私にやらせる訳?」

俺くん「うーん、じゃあ数学の宿題で良いから」

にこ「『でいいから』って一体何様よつもりよあんた」

俺くん「にこちゃんのハートを射抜いた『俺様』のつもりだよ(キリッ)」

にこ「何よそれ////」


7 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/12/31(土) 11:14:24.47 ID:9XMx1Exy.net
>>4あるんだなこれが自称進学校には

俺くん「じゃ、やっといてね、これでガキ使も箱根駅伝も見る余裕できそうだよ、サンキューにこ」

にこ「はぁぁ(ため息)…大体ガキ使なんて見る意味あるの?昼食の替え歌以外全く面白いと思えないんだけど…それに駅伝なんて青学の一強でしょ」

俺くん「あるよ!引き出しネタでメンバーが自爆し合うのは普通に笑えるだろ!ホウセイと蝶野のやり取りも楽しみだ!
箱根は青学も去年ほど絶対的ではないし、上位に食い込むと思われる大学も、毎年安定感がある東洋、駒澤に加え、早稲田、東海、山梨学院あたりも実力が釣り合っていてめちゃ面白そうだ」

にこ「話が長い、とっとと宿題に取りかかりなさいよ」

俺くん「ラジャ!(こうしてにこちゃんとたわいない話できるのが、本当に幸せだなあ)」


8 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/12/31(土) 11:19:53.92 ID:9XMx1Exy.net
俺くん「さて、と、それじゃあ古文の宿題をとっとと片付けちゃいますかね」

イトヲカシ、アリヲリハベリイマソカリ………………

俺くん「…終わったあ!」

俺くん「にこ先輩!進捗のほどは!?」

にこ「遅かったわね!とっくに終わらせたわよ」

俺くん「流石世界のYAZAWA!仕事が速い!」

俺くん「ん?でもよく見たら、間違いまくってるぞ、これ」

にこ「え?嘘?」

俺くん「ちょっとちょっと頼みますよパイセン」


9 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/12/31(土) 11:23:41.60 ID:9XMx1Exy.net
俺くん「一応数学得意で通ってる俺が、これだけ間違えてたら、怪しまれるな」

俺くん「やり直しだよ、まったくやんなんっちゃうね」

にこ「何よ!折角私が手伝ってあげたってのに!礼儀ってもんが欠けてるんじゃないの?」

俺くん「それ、君には言われたくないね(イライラ)」

にこ「じゃあ、もう知らない!俺くんとの関係もここまでよ!」

にこ「出てく!」

俺くん「……」


11 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/12/31(土) 11:28:25.57 ID:9XMx1Exy.net
希「なるほど、それでにこっち、出ていってしまったんやね」

希「けどそれはいくら何でも、俺くんに非があると思うなあ?」

俺くん「やっぱりそうだよね、俺、宿題への焦燥感で、つい」

希「多分、にこっち自宅にいると思うから、ちゃんと謝っとき」

俺くん「うん、ありがとう希ちゃん」

希「いえいえ、友達同士のカップルが喧嘩したら、心配やん」

俺くん「恩にきるよ、それじゃあ」ガチャ

俺くん「はああぁ……(クソでかため息)」


14 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/12/31(土) 11:37:38.73 ID:9XMx1Exy.net
俺くん「とは言え、にこちゃんの怒りが収まらないうちに謝りに行くのは、気持ち逆撫でさせちゃうかもしれないし、得策とは言えないな」

俺くん「取りあえず、宿題やるか」

サインコサインタンジェント、シスウタイスウニジカンスウ………

俺くん「ようやく根性で終わらせたぞ…ってもう7時…ガキ使始まってんじゃん」

俺くん「ブハハハwwww田中またタイキック食らってるwww」

俺くん「………はあ」

俺くん「今までずっとこうやって過ごして来てたんだな、俺」

俺くん「けど、一度にこちゃんと付き合い始めて気づいた…!俺はもうにこちゃん無しじゃ生きていけない…!」

俺くん「ガキ使なんて見てる場合か…!俺は…!俺は!」


17 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/12/31(土) 11:43:42.48 ID:9XMx1Exy.net
俺くん「ここがにこちゃんちがあるアパートか…」

俺くん「……」ピンポーン

俺くん「夜遅くにすいませーん」

にこ「はい?」ガチャ

にこ「あ…!」

俺くん「にこちゃん…」



にこ「帰って、今、家族揃って紅白見てるの、『他人』のあなたが、私に何のようですか?帰って…」

俺くん「そうか、にこちゃん紅白派だったんだね、ごめんねにこちゃん、俺、にこのこと知ってると錯覚してたけど、何も知らなかった」

俺くん「俺、ガキ使我慢するから、一緒に紅白見よ?」

にこ「帰ってって言ってるでしょ!!」

俺くん「ッ…!」


20 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/12/31(土) 11:52:05.05 ID:9XMx1Exy.net
俺くん(天気予報外れだな…雪が降ってきやがったよ)

俺くん(でも、こんなの、俺に酷いこと言われた、にこちゃんの辛さに比べれば…)

……………………………………………



俺くん(もうそろそろ紅白終わる頃かな…あと少しで日付が変わる)

にこ「……」ガチャ

俺くん「にこちゃん…!」

にこ「何でずっとここにいる訳?気持ち悪いんだけど?」

俺くん「それは…!」

にこ「ビニール傘、あげるから…」

俺くん「え?」


21 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/12/31(土) 11:56:49.94 ID:9XMx1Exy.net
俺くん「でも…何で…」

にこ「あんたがずっとこんなとこに突っ立ってて風邪引いて、それも私のせいにされたらたまったもんじゃないでしょ?だから傘あげるから、とっとと帰りなさいって言ってんのよ」

俺くん「にこちゃん、やっぱり優しいね」

俺くん「そんなにこちゃんにワガママ言っちゃうのは心苦しいけど…」

俺くん「俺のことを許してくれないか…!」

にこ「は?」


23 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/12/31(土) 12:00:55.54 ID:9XMx1Exy.net
俺くん「あの時は早く宿題終わらせないとって焦っててつい、酷いことを言っちゃった」

俺くん「でも、にこちゃんがいない大晦日を過ごして気づいたんだ…」

俺くん「俺には、にこちゃんしかいないって…俺にとってにこちゃんはこんなにも愛しくて大切な存在なんだって」

俺くん「今日は酷いことを言っちゃって…本当に申し訳ありませんでした!!!」(土下座)

にこ「…!!」


25 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/12/31(土) 12:07:20.52 ID:9XMx1Exy.net
にこ「ちょっと、近所迷惑でしょ、そんな大きな声出しちゃ…!」

にこ「それに、都合よく謝っといてまたすぐに…」

俺くん「もう酷いことは言わない!」

俺くん「俺は、にこの気持ちを分かってたつもりで、全く分かっていなかった!」

俺くん「今日だって、にこが紅白派だって初めて知ったし、もしかして、正月も駅伝より見たい番組があったりするんじゃないのか…?」

俺くん「もう、にこと気持ちのすれ違いなんて起こしたくない!にこと、もっと近くで語り合いたいんだ!」

俺くん「だから…!」

にこ「それで、私が全部許すなんて思って…」


26 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/12/31(土) 12:13:23.39 ID:9XMx1Exy.net
俺くん「思ってない!」

俺くん「けど、今は全部許してもらえないからこそ、これから返していかなきゃ!」

俺くん「これからにこにたくさん楽しいこと、嬉しいことしてあげて、借りを返す義務が俺にはあると思う」

俺くん「だから…だから俺ともう一度!」

にこ「まったくもう、俺くんってほんっとワガママよね…私がついてなくちゃ、ダメダメなんだから…」

俺くん「にこ!」

ゴーンゴーン

俺くん・にこ「あ、除夜の鐘」


27 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/12/31(土) 12:16:30.26 ID:9XMx1Exy.net
俺くん「明けましておめでとう、にこ」

俺くん「これまでも、そしてこれからも、…」

俺「愛してる…!」ギュッ

にこ「もう…」ギュー

俺「さあ…唇を」

希「良かったな、にこっちも、俺くんも」

俺くん・にこ「あっ…」


28 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/12/31(土) 12:21:39.23 ID:9XMx1Exy.net
俺くん「見てたのか?恐ろしい女め…」

希「にこっちと俺くんの激アツシーン、しーかりカメラに収めさせてもらったで♪」

にこ「ちょっと希、今すぐそれ消しなさいよ!」

俺くん「そうだ!プライバシーの侵害だ!」

希「えーでも、家の外でこんなことやってたから」

希「よーしじゃあこれをμ'sのみんなに送信!」

にこ「あ、こら!、やめなさい!やめなさいって!」

俺くん「もう希ちゃーん!やめてくれよぉ!(俺は幸せ者だな、日本一の)」


32 : 名無しで叶える物語(家)@\(^o^)/ 2016/12/31(土) 12:33:43.87 ID:9XMx1Exy.net
冬休み最終日

俺くん「宿題ちゃんと終わったよ」

にこ「私が手伝ってあげたお陰ね」

俺くん「ホントに、俺は天下一の彼女をもらったよ…」

にこ「褒めたって何も出さないわよ」

俺くん「何も出さなくて良いけどさ、俺、宿題めっちゃ頑張ったよ」

俺くん「ご褒美の…」

にこ「私だって手伝ったて言うのに、ほんっとワガママよね」

にこ「けどまあ、駅伝我慢して、私にテレビ譲ってくれたりもしたし、しょーがないわね」

俺「さあ…今度こそ唇を」

俺・にこ「……」チュー

………………………………

俺くん「最高だよ、俺、明日からの高校生活、頑張れる!」

にこ「私のチューを授業中に思い出して、集中できなくなるわよ、きっと」

俺くん「そ、そんなことは…!……あるかも…」

にこ「まったくもう」

俺くん「これから色々、楽しいこと、辛いことあると思うけど、二人で全部分かち合って、乗り越えて行こう」

にこ「月並みな表現ね」

俺くん「でも、気持ちは本当だ」

にこ「まったく……♪」



俺くん・にこ「愛してるばんざーい!!!!!」

―完―(御愛読、ありがとうございました)


元スレ:http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1483149810/


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  1. 2017/09/25(月) 07:46:47

    このくそSSが好評価されるとか夢見てんじゃねーよ、バーーカ


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