Powered By 画RSS


ことまき「「気まずい…」」

1 : 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2017/01/01(日) 22:38:14.34 ID:vdhkN0DX.net
にこちゃんが入部したところらへん


ことり「みんな、おはよ~♪」ガチャ

真姫「っ!…おはよう(びっくりした…)」

ことり「う、うん!みんなは?(真姫ちゃんだけかな…?)」

真姫「まだ、来てない」

ことり「そっかぁ~」

シーン・・・

ことまき「(気まずい!)」




3 : 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2017/01/01(日) 22:49:26.28 ID:vdhkN0DX.net
ことり「(真姫ちゃんってどういう話好きなんだろ…いつも本読んでるし、全然分からないよぉ…)」

真姫「(南さんよね?趣味とか全然知らないし…なにを話せば)」

ことり「ま、真姫ちゃんは本読むの好きなの?」

真姫「えっ?うん」

ことり「へぇ~…」

真姫「…」

ことり「(ふぇ~ん…話が続かないよぉ)」

真姫「(なにが、『えっ?うん』よ!せっかく話せるチャンスがぁ…まぁ、高校までろくに友達もいなかった私には無理か…)」


4 : 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2017/01/01(日) 22:57:44.83 ID:vdhkN0DX.net
ことり「ん?ドアの向こうから声が…」

真姫「えっ?」

凛『ふぁ~…まだ、眠いにゃ~』

ことまき「(凛(ちゃん)!)」

花陽『凛ちゃん、朝弱いもんね~』

真姫「(花陽もいるのね、まぁ、これでこの気まずい空気もなんとかなるわね)」

陸上部『あっ!凛ちゃ~ん!』

凛『にゃ?あっ!◯◯ちゃんおはよう!』

陸上部『おはよう、花陽ちゃんも!』

花陽『おはよ~』

ことり「(誰かきたみたいだね)」

真姫「(早く入りなさいよぉ)」イライラ

ことり「(真姫ちゃん機嫌悪そう…ことりのせいかな…)」


6 : 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2017/01/01(日) 23:05:45.63 ID:vdhkN0DX.net
陸上部『凛ちゃん、今暇?』

凛『うん、暇だよ』

陸上部『ならさ、もう一回短距離の勝負してよ!』

真姫「(はっ?ちょっと待ちなさいよ!)」

ことり「(嫌な予感が…)」

凛『いいよ!やるにゃ!』

陸上部『やった』

花陽『でも、あとちょっとで練習あるよ?』

凛『大丈夫、すぐ終わるにゃ!いっくにゃ~!』💨

花陽『ま、待ってぇ~』




ことまき「…」


8 : 名無しで叶える物語(庭)@\(^o^)/ 2017/01/01(日) 23:21:48.17 ID:vdhkN0DX.net
真姫「…(凛…)」メッチャイライラ

ことり「(絶対怒ってるよね…ことりが全然話さないからかな?…海未ちゃん、穂乃果ちゃん助けて…)」

真姫「…ね、ねぇ!(先輩に『ねぇ』って…)」

ことり「えっ?なにかな?(いきなりびっくり)」

真姫「南さんは、えっと…その、好きな食べ物とかある?(質問が好きな食べ物とか小 学生か!)」

ことり「うん、チーズケーキが好きだよ(質問が好きな食べ物って可愛いなぁ)」ニッコリ

真姫「そ、そうなのね!(やった!笑ってくれたわ!)」


45 : 名無しで叶える物語(神宮)@\(^o^)/ 2017/01/04(水) 14:41:19.07 ID:n0pGi0xA.net
我ながら不器用な質問だったと思うけれど、意外と好感触。
こうなったら……。
次に二人きりになった時の為にも、
今の内に南先輩と自然に話せるようになっておくべきよね。

「えっと、じゃあ南さんは、
 どういったタイプのチーズケーキが好きなの?
 ほら、チーズケーキっていってもいくつか種類があるじゃない?」

とにかく話を広げようと思って、
にっこり微笑んでくれたチーズケーキの話題を続けてみる。
すると、さっきよりも一際嬉しそうな表情で頬を緩めてくれた。

「私はぜーんぶ好きなんだけどね。
 ベイクドチーズケーキはたまに作るし、
 レアチーズケーキの食感も好きだし。
 スフレチーズケーキなんかは、
 ついついお店に寄って買いたくなっちゃうし」

先輩の口調はさっきまでの気まずい空気を流すように
軽快で、楽しそうで。
語尾に音符がついていそうなその柔らかさが、
強張っていた私の肩をほぐしてくれる。

何だか話しにくそうな人かと思ってたけれど、
意外と表情を見てるだけで楽しくて、悪くないかも。

「でも何だかうれしいな。
 正直に言うとね、何を話せばいいのか私も迷ったんだけど、
 真姫ちゃんの方から可愛らしい質問してくれて」

「かっ、可愛らしいって何よ、先輩!」

「ふふっ、ほんとだもん。
 私、真姫ちゃんともっと仲良くなってみたい」

そう言って先輩は私の正面に移りながら、
また可愛い笑顔を見せてくれた。
その仕草に、少しだけ……ほんの少しだけ、
私はどきりとしてしまう。


46 : 名無しで叶える物語(神宮)@\(^o^)/ 2017/01/04(水) 14:43:01.51 ID:n0pGi0xA.net
南先輩はそんなことに気付く事もなく、話を続ける。

「真姫ちゃんはケーキ好き?」

「まあね。
私もママがたまに買ってきてくれるスフレチーズケーキは好きよ。
上に控え目な甘さの生クリームがかかってるやつだけど……」

「えっ、真姫ちゃんもチーズケーキ好きなの?
 そのタイプも私は大好きだよ~。
 私もスフレの二回に一回はそれを買いに行くの」

「そうなのね」

「うん。
 ふふっ、今度真姫ちゃんとケーキ食べに行くのもいいかも……」

「先輩とケーキ……」

想像しただけで、
取り巻く空気が甘そう。
さっきまでなら断ってたかもしれない、
そんな話題。

けれど、何だか一度この笑顔を見てしまうと、
その当分の過剰摂取も一度くらいならいいんじゃないかと思えてくる。

きっと、少しだけその人柄に触れたせいね。
思ってたより、
会話が続きそうだし。


47 : 名無しで叶える物語(神宮)@\(^o^)/ 2017/01/04(水) 14:45:01.54 ID:n0pGi0xA.net
「ねえ真姫ちゃん。
今度の休日に、ケーキ食べに行こうよ」

「えっ……と。
 ……ま、まあ、いい提案なんじゃない?」

「真姫ちゃんの言い方、何だか可愛い」

「あっ、ごめんなさい」

「いいの、可愛いから。
 それに仲良くなりたいし」

つい先輩相手にも丁寧とは言い難い口調になってしまうことも、
南さんは気にしてないみたい。
いや、確かに直した方がいいのかなとは多少思うのだけれど。
……でも、先輩は「いいの」と言ってくれてるし。

「ねえ真姫ちゃん。
 もう一つ提案があるの」


48 : 名無しで叶える物語(神宮)@\(^o^)/ 2017/01/04(水) 14:47:01.63 ID:n0pGi0xA.net
「何?」

「私と二人きりの時だけ、
 せんぱいってつけなくてもいいよ」

えっ。
どういう意図なのか分からなくてかしら、
それともそんな提案をさらっと口に出せてしまうところにかしら。
無意志に気に私はぽかんと、
口を開けてしまう。

「せっかく一緒にスクールアイドルをするんだもん。
 私はさっきみたいな空気にもうなりたくないし、
 真姫ちゃんも話しやすいかなって思って。
 それに今までは気付けなかったけど、
 そういう照れちゃってる表情も可愛いし」

さっきは少しだけと思ったけれど、可愛いって言われて。
今度は間違いなく……ドキリと大きく胸が跳ねたのが分かった。
これって、初めての年上の友達なんじゃないのかしら。


49 : 名無しで叶える物語(神宮)@\(^o^)/ 2017/01/04(水) 14:48:32.84 ID:n0pGi0xA.net
「でっ、でも南せ……」

「ことりちゃん」

「ことりちゃん――……ッ!
 だめ、絶対にダメよ、
 こんなの恥ずかしいじゃない!」

「え~、いいと思ったんだけどな。
 じゃあ、呼び捨ては?」

「……ことり?
 ま、まあ少しは言いやすいけれど……」

「うん、じゃあ決まりだねっ!」

そう言われて、
私はとうとう流されてしまった。
いや、別に悪い気分ではなくって、
むしろ嬉しい事なのだけれど。

それでもあまり友達を作って話した経験のない私からすると、
南先輩、もといことりが部屋に入って来た時とは違った意味で、
心臓に悪い。

「じゃあまずは、
 さっき決めたケーキ会が第一歩ということで。
 皆には内緒ね、特に穂乃果ちゃん。
 聞いたら絶対来ちゃうし、
 皆でいくことになっちゃって二人きりの練習ができないから」

「分かったわ」


50 : 名無しで叶える物語(神宮)@\(^o^)/ 2017/01/04(水) 14:50:59.24 ID:n0pGi0xA.net
それからことり……先輩は、
スイーツだけじゃなくて可愛い服だとか、
晴れた日に街を散策したりするのだとか、
私が話しやすいように色々な事を教えてくれた。

時間もあまりないだろうから、
私の好きな事に関しては今度二人で会う時に教えてほしいとのこと。
私がすぐに話すのが苦手だということは
本日の最初の会話で気付いたみたいで、
ちゃんと整理する時間を用意してくれたみたい。
爽やかで優しい気配りができる人なんだなって、
頭の隅で思ってしまった。

結局彼女の言った通り、
数分後には二年生が全員揃って、
にこ先輩も来て、凛と花陽も戻ってくる。
さっきは走りに行くのを少し恨めしく思ってしまったけれど、
結果としてはよかったのかもしれない。

「真姫ちゃん、ことりちゃんと何話してたの?」

早速凛が「あの真姫ちゃんが」というような感じで、
興味津々で聞いてくる。

「別に大したこと話してないわよ。
 チーズケーキが好きなんですって。
 だから……」

今度、お店に連れて行ってもらおうって話してたの。
と言いそうになってしまったのを、
「大した話じゃないって言ったでしょ?」と言い換える。

凛は
「ほんとに大した話じゃなかったね」
って返してくれて一安心。
危うく、
最初の会話からボロを出すところだったわ。

「でも真姫ちゃん凄いね、
 先輩と二人きりで普通に話せるって。
 皆いい人だとは思うけれど、
 私はやっぱり緊張しちゃいそうだよ」

「私も変わらないわよ」

最初はまさに一字一句違わず、
花陽の言うとおりの状況にさらされていたのだから、
そうとしか言いようがないわよね。


51 : 名無しで叶える物語(神宮)@\(^o^)/ 2017/01/04(水) 14:53:26.82 ID:n0pGi0xA.net
放課後。
練習も終わって、皆が鞄を提げはじめた頃。
ノートを取り出したことり先輩が、
皆に「ごめんね、忘れてて」と声をかける。
何かしら。

「今度の衣装のテーマなんだけど、
 どっちの要素に力を入れるか迷ってて聞こうと思ってたんだ。
 また明日に回してもいいんだけど、
 一回見ておいてもらえるかな」

すると、ちょっと可愛い小走りでにこ先輩、
凛と花陽、そして同級生の二人にノートを見せて、
意見を貰ってる。
「ノート仕舞わないといけないし、部室は私が閉めておくね」
なんて言うものだから、
一人、二人……と部室に残っている人は少なくなっていって。

「二人きりだね、真姫ちゃん」

「南先輩……じゃなくて、
 ことり、ってことよね。
 忘れてたんなら仕方ないけれど、
 鞄持つまでに聞いておけばよかったじゃない」

「覚えてたけど、別に急ぐことじゃなかったの。
 真姫ちゃんと話があるって言うと皆が気になっちゃうし、
 ただ衣装についてとか理由を付けても、
 穂乃果ちゃんと海未ちゃんは待ってくれちゃうから」

私も部室を出て鍵を閉めることりを見つめつつ
「物好きなのね」なんて言ってみると、
「えへへ、そうかも」とのこと。


52 : 名無しで叶える物語(神宮)@\(^o^)/ 2017/01/04(水) 14:56:13.60 ID:n0pGi0xA.net
「真姫ちゃんにもう一回
 呼び捨てで呼んで欲しいな~って思ったのもあるんだけどね、
 ちょっと言いたいことがあったから」

「何?」

「真姫ちゃん、
 朝さっそく凛ちゃんに言いそうになってたでしょ?」

「そ、そんなことないわよ?」

「ふふっ、真姫ちゃんって分かりやすいね」

私の表情を見ながらそう返す彼女に、
少し赤くなってしまっている私は返す言葉もない。


「でもね、真姫ちゃん。
 このことは私以外の誰にも言っちゃだめだよ。
 せっかくだから、二人だけの小さな秘密にしよ」

しんとした二人だけの廊下に響いていた二人の足音の片方が――
言うまでもなく私の足音が、乱れてしまう。

またこともなげにそんな台詞を出してくるものだから
驚いて彼女の方を見ると、小さく微笑んでくれる。
思った感想を一言で表すと――凄くかわいかった。

「ぜっ、善処するわ」

「うん。じゃあ早く皆のところに行こっか。
 穂乃果ちゃんが戻ってきちゃうかも」

――きっと、少し前まで練習をしてたからよね。
脈が速くなるのを感じながら、
なぜか緩んでしまいそうな頬を引き締めようとする。
何だか今までは『二年生の南さん』って思ってたけれど、
少し仲が良くなれるんじゃないのか。
と、私の中でよく分からない予感の風が吹き始めていた。


53 : 名無しで叶える物語(神宮)@\(^o^)/ 2017/01/04(水) 14:57:38.52 ID:n0pGi0xA.net
「ちょっとことり、あれはどういう事よっ!」

夕食を食べ終えて少しゆっくりし始めた頃。
荷物を取りに部屋を離れた私を追いかけてきた真姫ちゃんは、
声を潜めてはいるけれど
少し鼻がくっついちゃいそうなくらい顔を近づけて、
そんなことを言ってくる。

「いつもみたいに
 『ことりちゃん』って呼んでくれるかなって思って」

「そんな呼び方はしてないわよっ。
 それに私達だけの秘密だったはずよ、
 あなたからバレそうなことしてどうするの」

「えへへ、ごめんね。
 じゃあ今度から二人きりの時は、付けてくれる?」

「っ…………少し考えとくわ、少しだけどね」

何とか引き下がってくれた真姫ちゃんに微笑みかけてあげると、
やっぱり照れて髪の毛を触り始めてしまう。
可愛いから頭を撫でてあげると、
3秒くらいで逃げられちゃった。


54 : 名無しで叶える物語(神宮)@\(^o^)/ 2017/01/04(水) 14:59:12.62 ID:n0pGi0xA.net
私と真姫ちゃんは、
あの部室での気まずい朝から少し仲良くなることができて。
何度か一緒にお出かけに行ったり
学校でも部室で何度か話したりしている内に、
少し懐かれ過ぎちゃったみたいです。
撫でても怒られないし、
ことりちゃん呼びの提案も考えてくれるようになったみたい。


さっき真姫ちゃんが言っていたのは、
多分合宿に出発する時の駅でのことかな。
私達二人だけじゃなくて皆も先輩禁止になったから、
ちょっと意地悪しちゃった。

多分恥ずかしがってたりする様子とか、
反応が可愛いからかな。
真姫ちゃんにはなぜか、
悪戯したくなっちゃう。
真姫ちゃんが色んな表情を見せてくれる度に、
仲良くなれてよかったって、幸せで頭がふわふわしちゃうの。

私が遅くまで裁縫してるって言った時の真剣な表情とか、
ピアノを弾いてる時のかっこいい表情とか、
私の作った衣装を着てくれた時の笑顔なんかを見る度に、
最近は女の子の私でもドキドキしちゃうくらい、
真姫ちゃんは魅力的で。


55 : 名無しで叶える物語(神宮)@\(^o^)/ 2017/01/04(水) 15:01:57.81 ID:n0pGi0xA.net
そんな彼女とちょっと特別な関係なのが嬉しくて、
私達はまだ皆にはこっそり先輩禁止をしてたことも、
よく一緒にお出かけすることも言ってないの。

私が隠し事をしても幼馴染の二人にはすぐに気付かれちゃうから
もう少しでばれちゃうかもしれないけど、
今はそんな時に真姫ちゃんがどんな反応をするのかも
楽しみになってしまって。

それでも。
気まずい所から始まったからこそある、
今のちょっと不思議で素敵な関係が……
もっと続けばいいな、なんて思ってしまうのは仕方ないよね。

なんてぼんやりと考えていると、
真姫ちゃんが希ちゃんの手を思い切り引っ張りながらやってきて。

「ごめんことり、
 今日ずっとマークされてたの忘れてて、
 希先輩にさっきの全部見られてたわ!」

「えぇ~っ!」

「い、いや~。
 ウチは別に何も聞いてないし、
 ナデナデされてるのも見てないんよ?
 あと、ことりちゃんと話す時みたいに先輩は禁止やんね」

髪の色みたいに、
真っ赤に茹で上がっちゃう真姫ちゃん。
多分私も同じくらい、赤く染まってると思う。
希ちゃんは内緒にしてくれるって言ってたけれど、
ばれちゃう日は思ってた以上に早くなりそうです。


56 : 名無しで叶える物語(神宮)@\(^o^)/ 2017/01/04(水) 15:05:10.41 ID:n0pGi0xA.net
以上、ことまき王国救護業務部による代理投稿でした

これだけ間が空いて少し仲が良くなるくらいで終わると、
待ってた人は甘さが足りないと思って少し強引に砂糖増し増しであります

よいことまき年を過ごしてくださいね


元スレ:http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1483277894/


このエントリーをはてなブックマークに追加

 「ラブライブ!」カテゴリの記事


Powered By 画RSS

コメントする



全ランキングを表示

Template Designed by DW99

アクセスランキング ブログパーツ ブログパーツ