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にこ「真姫ちゃん」真姫「にこちゃん」
- 1 : 1(もも)@\(^o^)/ 2016/12/28(水) 00:38:49.79 ID:AWb+5OyW.net
- にこ「真姫ちゃん、最近太った?」
真姫「は?いきなりなに言い出すのよ」
にこ「テスト期間だからって練習来てなかったでしょー?」
にこ「ほらーおなかの肉がこんなに」ムニー
真姫「つまむな!」ベチッ
にこ「いだい!」
真姫「……まぁ、この前はかったら実際体重増えてたけどぉ……」
にこ「やっぱり?表情もそれとなく暗かったものね」
真姫「テスト期間中はどうしてもストレスが溜まってついね……」
にこ「食べ過ぎちゃったの?」
真姫「んー、まぁね。糖分が欲しくなって、甘いものを結構食べちゃうのよ」
にこ「しょうがないわねぇ」
にこ「この家庭的アイドル、矢澤にこ様が真姫ちゃんのために低カロリーなおやつを作ってあげるわ」
真姫「あら、いいの?」
にこ「任せるにこ!」ムネハリ
- 3 : 1(もも)@\(^o^)/ 2016/12/28(水) 00:45:36.26 ID:AWb+5OyW.net
- ~練習後 帰り道~
にこ(ああは言ったものの、低カロリーかつ糖分を取るって無理じゃない……?)
にこ(いや、でも市販のものよりは抑えられるように作ることくらい……)
にこ(できる……はず?)
希「あれ?にこっち。今日は真姫ちゃんと一緒じゃないん?」
にこ「あ、希。希こそ絵里と一緒じゃないの?」
希「絵里ちは生徒会長の挨拶の内容を考えてるんよ」
希「テスト明けたらすぐに選手壮行会でしょ?」
にこ「あぁ、あれの挨拶?適当でもいいんじゃないの?」
希「あはは。絵里ちはとっても真面目やから、心を込めてしっかり内容を考えとるよ」
にこ「生真面目ねぇ」
希「そういうところが好きなんよ」クスッ
にこ「うわ、惚気られたわ……」 - 6 : 1(もも)@\(^o^)/ 2016/12/28(水) 00:50:43.79 ID:AWb+5OyW.net
- 希「で、にこっちはなんで一人で?」
にこ「ちょっとおかし作りの材料を買いにね」
希「あぁ、スーパーと真姫ちゃんの家の方向、逆やしなぁ」
希「って、そういえばにこっち、前言ってたやん」
希「『お菓子はコスパが悪いからぜったい作らないー!』って」
希「去年のバレンタインとかの時だってそう言って作らなかったやろ」
にこ「ぅ」
希「おやおやぁ?もしかして、真姫ちゃんのために?」
にこ「違うわよ」
希「本当は?」
にこ「……」
希「そかそか、まぁにこちゃん、真姫ちゃんのこと好きやしなぁ」
にこ「うるさいわね」
にこ「真姫ちゃんがおやつの食べ過ぎで太って困ってるらしいから」
にこ「糖分を取ることができて、カロリーも控えめなお菓子を作ってあげようってだけよ!」
にこ「ただの後輩思いの優しい先輩でしょうが!」
希「はいはい、そういうことにしとくわ」 - 7 : 1(もも)@\(^o^)/ 2016/12/28(水) 00:54:53.60 ID:AWb+5OyW.net
- 希「まぁせっかくやし、ウチも買い物に付き合うよ?」
にこ「いいの?」
希「ふふ、にこっちと帰るのも久しぶりやし、一人で帰るのもさみしいしなぁ」
にこ「ま、絵里や私と知り合う前の希を知ってるからねぇ……」
希「あはは」
にこ「せっかくだし、私の家にもよってく?」
にこ「試食もしてもらいたいしね」
希「あんまりは食べへんで?それでウチが太ったら本末転倒やし」
にこ「希なら胸に栄養が行くから大丈夫よ。……くっ……」
希「自爆しとる」
にこ「私はお腹しか出ないわよ……同じ年齢なのにどこでこんな差が……」
希「あはははは」
にこ「笑うな!」
~~~ - 10 : 1(もも)@\(^o^)/ 2016/12/28(水) 01:00:57.48 ID:AWb+5OyW.net
- にこ「うーん、これも違う、これも違う……」
希「なーにこっちー。まだー?」
にこ「も、もうちょっと待ってて。ごめん希」
希「さすがに一時間も待たされるのはキツイわ……」
にこ「そ、そうは言ったって……ん?」
にこ「トマト……缶詰トマトなら、糖質とカロリーの割合が……」
にこ「ねぇ希、真姫ちゃんってトマト好きだったっけ?」
希「ん?前花陽ちゃんから聞いたけど、ほぼ毎日学校にもってきて食べてるらしいよ?」
にこ「うーん……そうねぇ」
にこ「トマトケーキ……もしかしたら、いけるかしら」
希「トマトケーキ?」 - 23 : 1(もも)@\(^o^)/ 2016/12/28(水) 01:06:12.46 ID:AWb+5OyW.net
- 希「イチゴケーキじゃなくて、トマトケーキなんか?」
にこ「うん。案外いけそうじゃない?」
希「ど、どうなんやろ……」
にこ「まぁ、大丈夫よ。不味くは作らないし、私も一緒に食べるから」
希「にこっち、料理が上手やしなぁ」
にこ「褒めても何も出ないわよ?ふふん」
希「なるほど、だから胸が出ないんか……」
にこ「希」モミモミモミ
希「あっ、にこっち!謝るから!くすぐったいから、うちの胸もまんといて!」
にこ「くっ、しょせん胸なんて駄肉よ駄肉……時代はシュッとした体よ……」
希「あはははは」
にこ「ええい笑うな!希のだけカロリー高めにするわよ!」
希「ちょ、それはかんべんしといてーよ!」
~~~ - 29 : 1(もも)@\(^o^)/ 2016/12/28(水) 01:11:26.88 ID:AWb+5OyW.net
- にこ「さ、どうぞ。希」
希「おじゃましまーす」
希「あいかわらずにこっちの部屋はアイドルグッズだらけやなぁ」
にこ「いろんなところ走り回って限定グッズも確保してるからね」
希「真姫ちゃんのグッズコーナーもちゃんとあるんやね」
にこ「当たり前でしょ、真姫ちゃんもスクールアイドルなんだから。希のもあるわよ?」スッ
希「わぁ……じ、自分で自分のグッズを見るのは、ちょっとはずいなぁ」
にこ「そこに希の寝そべりぬいぐるみあるでしょ?そのシリーズ、抱き心地がいいのよね」
希(……ほのかに、にこっちの匂いがする……)クンクン
希「にこっち、まさかウチのこと……」
にこ「違うわよ」
にこ「……いや、違うってわけでも、ないか」
希「え?」
にこ「とりあえず、今から作ってくるわ。ちょっと待ってて」
希「え?ちょ、ちょ、にこちゃんっ!?」/// - 31 : 1(もも)@\(^o^)/ 2016/12/28(水) 01:17:02.32 ID:AWb+5OyW.net
- ~~~
にこ「んんん……」
にこ「ぜんぜん上手くいかないわね……」
にこ「缶詰トマトだから、見た目が綺麗にならない……」
にこ「それに、勉強中にかるくつまめる味じゃない……」
にこ「あぁもう、どうしたらいいのよーっ!!」
~~~
希「にこっちまだかなぁ」
にこ「お待たせ、希……」
希「あ、おかえり、にこ……っち……」
希「なにこの量!?さ、さすがに10皿って、多すぎるわ、これ!」
にこ「い、いやぁ、あのね?ちょっと聞いてよ」
にこ「味もそうだけど、せっかくだから見た目も楽しんでほしいじゃない?」
にこ「だから、そういうのも凝りたかったんだけど……」
にこ「ぜんぜんうまくいかなかったから、とりあえず構想が浮かんだものをかたっぱしから作ってみたのよ」
希「うわぁ、ケーキがぜんぶ真っ赤っかや……缶詰トマトがケーキから垂れて血みたいになっとるのもある……」
にこ「食欲が減退するからやめてよっ!」
にこ「味は美味しいって!……きっと!」
希「そ、そうなんか?」
にこ「それじゃあ、最初はこれからいきましょ!」スッ
希「うん。じゃあ、いただきますっ」モグッ
にこ「まーす!」モグッ - 33 : 1(もも)@\(^o^)/ 2016/12/28(水) 01:22:34.81 ID:AWb+5OyW.net
- 希「……」ムグムグ
希「ちょっと酸味が強いけど、かなり美味しいわ!」
にこ「そうね。ちょっと構想とは違ったけど、なかなか良くできたわ」
希「これでカロリーも控えめなんやろ?」
にこ「えぇ。たぶん、市販のものの半分くらいには収まったはず……?」
希「おぉ、これなら真姫ちゃんも大喜びやなっ!」
にこ「んー。どうなんだろう、もうちょっと完成度を上げたいような……」
希「にこっちが職人さんみたいなことを言いはじめおった」
にこ「いやだってさ、さっきも希、言ったじゃない?」
にこ「垂れてるトマトが血みたい、って。視覚的にそれはよくないと思うのよね」
にこ「確かに一口でつまんじゃうようなものだけど、せっかくだからね」
にこ「見ても楽しめるし、味も楽しめるような。そんなケーキを真姫ちゃんにプレゼントしたいな、って」
希「……」ポカーン
にこ「な、なによ」
希「いや……なんていうか」
希「にこっち、やっぱりいい子やなぁ、って」
にこ「は、はぁ?」 - 36 : 1(もも)@\(^o^)/ 2016/12/28(水) 01:29:35.86 ID:AWb+5OyW.net
- 希「口は悪いし、キャラは痛いし。でも、いざという時は誰よりも頑張る」
希「真姫ちゃんがにこっちのことが好きな理由、よくわかるわ」
にこ「や、やめてよ急に。照れるわ」
希「あはは、にこっちかーわいー」
希「ふふ、ウチはそんなにこっちのこと、大好きやで?」
にこ「……希」
にこ「そ、そこまで言ってくれるなんて。……あ、ありが」///
希「まぁそれでも一番大好きなのは絵里ちやけど」
にこ「……とうなんて誰が言うかぁ!さっさとケーキ食べなさいよ!」ガシッ
希「むぐぐー!!??」
希「もぐもぐ……ごくん。おいしい!や、やったなー、にこっちー!!」ガシッ
にこ「むぐごごごごご!!」
にこ「くっ、自分で言うのもなんだけど美味しい!お返しよ、希ぃ!!」ガシッ
希「むごごご~!!」
...
..
. - 37 : 1(もも)@\(^o^)/ 2016/12/28(水) 01:36:40.22 ID:AWb+5OyW.net
- にこ「はぁ、はぁ、最終的に食べさせあいになったわね……」
希「ま、まぁ、全部美味しかったからええわ……」
希「そ、それじゃあ、ウチ、そろそろ帰るわ……時間が……」
にこ「あ、うん、お疲れ、希……」
にこ「……皿と、材料の片付けしなきゃ……」
にこ「あと、道具も洗わなきゃ……」
~そして晩御飯・お風呂の後~
にこ「ふぅー、気持ちよかったぁ」ホカホカ
にこ「さーてと……ん?真姫ちゃんからライン来てる」
にこ「えーと……」
真姫『お菓子作ってくれるって言ってたけど、そんなに無茶しなくていいわよ』
にこ「ふふん、心配性ね、真姫ちゃんは」
にこ「『完璧天才アイドルにこにーのパワーですでにお菓子は完成しちゃったニコ☆』っと」
真姫『あんまりデキはよくなさそうね』
にこ「ぬわんですってぇーー!!??」
にこ「『明日持ってくけど、美味しすぎて舌がとろけても知らないからね!』っと!」
真姫『ちょっと期待しておくわ』
にこ「ぐぬぬ……明日早起きして、最高傑作を作って一年教室にもってってやるぅ……!」ズォォォ
にこ「あまりの美味しさにびっくりぎょうてんする真姫ちゃんの姿しか思い浮かばないわね!」
にこ「……さーて、パックして寝よ……」 - 39 : 1(もも)@\(^o^)/ 2016/12/28(水) 01:43:02.07 ID:AWb+5OyW.net
- ~朝4時~
ピピピピッ
ピピピカタン
にこ「ふわぁ~……」
にこ「……」ゴシゴシ
にこ「……顔洗ってこよ……」
バシャバシャ
にこ「さて、と。頑張って作りますかっ」
にこ(そういえば、なんでにこと真姫ちゃんってあんなに話すようになったんだろ)
にこ(よくイチャついてる光景を見るのは……)
にこ(穂乃果と海未とことりの三人組と、凛と花陽、絵里と希……)
にこ(……あまりもの、だったから?)
にこ(いやいやいや、なんかネガティブ!絶対そんな理由じゃない!!)ブンブン - 40 : 1(もも)@\(^o^)/ 2016/12/28(水) 01:51:04.91 ID:AWb+5OyW.net
- にこ(そうだ。最初に長く会話した時は……)
~~~
真姫「……あなた、本当に先輩?」
真姫「こんな子供っぽい見た目で?」
真姫「にっこにっこにー?痛すぎない?」
にこ「な、ぬぁんですってぇーー!!」ムキーッ
にこ「アイドルのこともろくに知らないくせに、何をぉー!!」ガバァ
絵里「ちょ、落ち着きなさい!にこ!」グワシ
凛「ま、真姫ちゃんも言い過ぎにゃー!」
にこ「言っておくけどね!あなたみたいな態度の人なんて、アイドルには、絶!対!なれないわよ!」
にこ「確かに私は見た目もキャラも残念かもしれないけど、一番大事なのは気持ちなんだから!」
にこ「アイドルになるための情熱だったら、絶対負けないんだからー!!」
真姫「……ふぅん?」
真姫「……じゃあ、教えてくれる?」
真姫「そのアイドルの気持ち、ってやつ」
~~~
にこ(そのころからだっけ。なんだか、ちょっと距離が近くなったって感じたのは) - 41 : 1(もも)@\(^o^)/ 2016/12/28(水) 01:58:16.07 ID:AWb+5OyW.net
- にこ(私が何を言っても突っぱねる態度に最初はイライラしてたけど)
にこ(だんだん見せてくれる表情が増えてきて)
にこ(私もだんだん、真姫ちゃんのことが分かってきて)
にこ(分かってきて……)
にこ(……)///
にこ「いたっ!」スパ
にこ「あー、指切っちゃった……」
にこ(分かっていくたびに、私の心の中に真姫ちゃんがいつもいるようになって)
にこ(真姫ちゃんのことを考えるたびに、動揺させられる)
にこ(……あーあ。なんだか、心がモヤモヤする)
にこ(どうすればこのモヤモヤがなくなるんだろう)
にこ「絆創膏、絆創膏……っと」
にこ(まぁ、いいわ。今は真姫ちゃんのことを考えずに……)
にこ(……いや)
にこ(むしろ、逆、かな。真姫ちゃんのことを考えて、作ろう)
にこ(料理もアイドルも、一番大切なのは……やっぱり、気持ちだから) - 43 : 1(もも)@\(^o^)/ 2016/12/28(水) 02:08:43.07 ID:AWb+5OyW.net
- ~1時間後~
にこ「……できた……!!」
にこ「これが最高傑作のトマトケーキよ!!」
にこ「ちょ、調子にのって真ん中にハートとかつけちゃったけど……」
にこ「う、うん。きっとだいじょうぶ。うん……」
~~~
凛「まきちゃん、おっはよー!」
花陽「おはようございます」
真姫「あら、凛に花陽。おはよう」
凛「まきちゃーん♪」スリスリ
真姫「あつい!」ペチ
凛「つめたいにゃ……」
花陽「あはは……あ、そういえば、昨日にこ先輩がスーパーに居たんだ」
凛「そうなの?凛、カップラーメンコーナーに居たから気付かなかったなぁ」
花陽「結構長い時間、いろんなものを手に取って『カロリーがうんたらかんたら~』って言ってたけど……」
真姫「ヴぇ!?」
真姫(ちょ、ちょっと待って、そこまで真面目に考えてくれてたの?)
真姫(わ、私は軽い気持ちで言ったつもりだったのに……)
真姫「……ちょっと二人とも、先に学校行っててくれる?」
凛「えーっ!!凛、真姫ちゃんと学校にいむぐっ」
花陽「わかったよ、真姫ちゃん。ほら、凛ちゃん、行くよ!」
凛「むぎゅぅ!むぐ~!」
真姫(にこちゃん……!)タッタッタッ - 44 : 1(もも)@\(^o^)/ 2016/12/28(水) 02:16:27.10 ID:AWb+5OyW.net
- ~~~
にこ「行ってきまーす」
にこ(よし、ラッピングも綺麗にできたし、完璧にこ!)
にこ(真姫ちゃん、喜んでくれるかな?)
にこ(『にこちゃん、こんな美味しいケーキを作ってくれたなんて素敵!』なーんてね!)
タッタッタッ
真姫「はぁ……はぁ……にこちゃん!!」
にこ「そう、にこちゃ……んんんんっ!!?」
にこ「え、な、なんで、真姫ちゃんがここに?」
真姫「……は、花陽から聞いたのよ」
真姫「昨日、スーパーでわざわざ……その……」
にこ「え、う、うん。確かにスーパーに行ってたけど……」
真姫「~~……」
真姫「……で、その最高傑作っていうのは?」
にこ「え?あぁ、これにこ!」スッ
真姫(……可愛いリボンで丁寧にラッピングされてる)
真姫(ただ詰めて渡すだけじゃなくて、見た目までこんなに気遣ってくれて……)
真姫(……い、意味、わかんない……なんで、ここまで……) - 45 : 1(もも)@\(^o^)/ 2016/12/28(水) 02:21:14.25 ID:AWb+5OyW.net
- 真姫「な、なんでわざわざそこまでしたの?」
にこ「え?んー……」
にこ「……相手が、真姫ちゃんだったから……かな」
にこ「それ以外の理由なんてないわよ」
真姫「~~~ッ!!」///
にこ「たぶん、絵里とか希相手だったらここまでしなかったかもしれないけど」
にこ「……なんていうか、ね」
にこ「真姫ちゃんには……その、えーと」
にこ「……」モニョモニョ///
にこ「……うん、そういう、ことなの」
真姫「……い、いっ、意味わかんない!!」
真姫「ホントに意味わかんないわよ!なんで、なんでっ……」
真姫「……ぅ~っ」
にこ「……えーと、まぁ、その」
にこ「じゃあ、はっきり言ってあげる」
真姫「へ!?」
にこ「真姫ちゃんのことが後輩として、とっても大好きだから、かなっ」ニコッ
真姫「」ボシュ - 47 : 1(もも)@\(^o^)/ 2016/12/28(水) 02:29:19.94 ID:AWb+5OyW.net
- にこ「え、ちょ、真姫ちゃん?」
真姫「」
にこ「まーきーちゃーん」ホッペムニムニ
真姫「んんっ!?」
にこ「あ、蘇った」
真姫「……あ、う」
真姫「えぇー、と、そ、その……」
真姫「あ、ありがとう……にこ、ちゃ、ん……」
にこ「え、えっと……改めて言われると照れるわね」
にこ「こちらこそ、どういたしま……」
にこ「……」ジーッ
真姫「……?にこちゃん、どうしたの?」
真姫「?」クルッ
凛「」●REC
凛「あ゛、見つかったにゃ!かよちん、逃げるにゃ!」
花陽「ふぇぇ!!??」
真姫「……待ちなさい!!凛!!花陽ぉ!!」
にこ「こ、この!!凛!!絶対撮ってたでしょ!?消して!消しなさい!!」
凛「いやにゃーー!!」ピューン
にこ「花陽確保!凛……はもうあんなところにいる!早すぎ!」
花陽「うぁあああーーん!!凛ちゃーーーん!!」
凛「か、かよちーーーん!!」
花陽「……大丈夫だよ、凛ちゃん!先に行っててーー!!」
凛「……わ、わかったにゃ!あとで助けにくるから!かよちん、まっててね!!」ドギュン
にこ「だぁぁ!!真姫ちゃん、凛を行かせちゃだめ!絶対広めるわよ、あいつ!」
真姫「こ、こらぁ、りーん!!待ちなさーーい!!」トテトテトテトテ
~~~ - 48 : 1(もも)@\(^o^)/ 2016/12/28(水) 02:35:06.81 ID:AWb+5OyW.net
- ~部室~
ガラガラガラッ
凛「はーっ、はーっ、はーっ」
穂乃果「凛ちゃんおはよー!どうしたの?」
ことり「とっても疲れてるみたいだけど……?」
絵里「何かあったの?」
凛「こ、これを、これを見てほしいにゃ!」
~~~
真姫「凛!絶対に他人に見せちゃダメだからね!特にミューズのみん……な……」
凛「あっ」
希「後輩として、ってつけたあたり、にこっちはヘタレやなぁ」マジマジ
穂乃果「はわわ……」マジマジ///
ことり「わぁ……」マジマジ///
海未「ことり、どさくさにまぎれて穂乃果に抱き着くのはやめなさい」ズビシ
絵里「私相手にはおやつをちゃんと作ってくれないのね、にこ……」
凛「あ、あはは、もう手遅れにゃ……」
真姫「……」ガシッ ズリズリズリ
凛「にゃぁぁああああああああ~~~~!!!」ズリズリズリズリ
希(凛ちゃん……ご武運を) - 49 : 1(もも)@\(^o^)/ 2016/12/28(水) 02:43:01.43 ID:AWb+5OyW.net
- 真姫「ふぅ……まったく、凛には困ったものね」
にこ「まぁいいわよ。私の気持ちを伝えるいい機会だったし」
にこ「実際、真姫ちゃんのことは好きだしね」
真姫「……よくそういうことをサラっといえるわよね」
にこ「ふふ、褒めなさい?」
真姫「嫌よ」
にこ「ぬぐ」
真姫「でも……わざわざケーキまで作ってくれて、ありがとね?」
真姫「そこは……ちゃんと感謝、してるから……」
にこ「ん、そっか」ニコッ
にこ「じゃあ、にこは教室に……」
真姫「ちょ、ちょっと待って」
にこ「?」
真姫「そ、その……せっかくだし、私にそのケーキ、食べさせてくれる?」
にこ「はあ?私は真姫ちゃんの従者じゃないのよ?」
真姫「……い、いいから。……お願い……」
にこ「……わ、わかったわよ」シュルシュル パカリ
真姫「あれ?これ、トマトの匂い……?」
真姫「私、にこちゃんにトマトが好きだってこと、伝えてたっけ……?」
にこ「聞いてないけど、希がそれっぽいこと言ってたから」
にこ「どうせなら好きなものを食べつつ勉強したいでしょ?」
真姫「……。……うん……」コクリ - 50 : 1(もも)@\(^o^)/ 2016/12/28(水) 02:49:59.11 ID:AWb+5OyW.net
- にこ「はい、真姫ちゃん。あーん、して?」
真姫「……あ、あーん……」
にこ「そーれ」ヒョイ
真姫「ん……むぐ、もぐ……」
真姫「……」
真姫「……あは、とっても美味しいわ」
にこ「でしょ?にこの気持ち、いっぱい詰めたから!」
真姫「あ、にこちゃん、指……」
にこ「あぁ、これは真姫ちゃんのことを考えてたら、ちょっとね……」
真姫「に、にこちゃん……」
にこ「……な、なによ」
真姫「……後ろを向いて?」
にこ「え?」
凛「にゃっ」●REC
花陽「り、凛ちゃん、もうやめようよ~。またおこられちゃ……ぴゃぁ!?」
にこ「り~~~ん~~~?」
真姫「は~~な~~よ~~?」
花陽「わ、私までっ!?」
凛「にゃぁぁ!!??だ、だって二人がいちゃいちゃしてたからぁ!!」
にこ「いいところで何茶々挟んでんのよ~~!!」グリグリグリ
真姫「えぇい、凛は今日の間、携帯没収!!」バシッ
凛「後生にゃぁぁああああ~~~!!」 - 51 : 1(もも)@\(^o^)/ 2016/12/28(水) 02:59:10.12 ID:AWb+5OyW.net
- ~そして、テスト期間が終わり~
真姫「ふぅ、今日でテストも終わりね……」
真姫「にこちゃんの手料理のおかげで、体重増加はある程度減らせたかしら」
真姫「……」
真姫「あれ、またちょっと太った……」
真姫「……にこちゃんの料理、美味しすぎたからなぁ……」
真姫「……もしかして、幸せ太り?」
真姫「『にこちゃん、起きてる?』」
にこ『起きてるけどどうしたの?』
真姫「『テスト期間終わったけど、また料理作ってくれる?』……っと」
にこ『いいわよ!そんなに気にいった?』
真姫「『違うわ。体重増加をこれからも抑えるためよ』……」
真姫「……あぁもう~~~!!」
真姫(これからも手作り料理を食べたいってかけば良かったのに)
真姫(もうちょっと素直になれ、私……)
~そのころ、にこ宅~
にこ「『そんなこと言うと作ってやらないわよ』……」
にこ(……本当はもっと作ってあげたいのになぁ)
にこ(もうちょっと素直になりなよ、私……)
~END~

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