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咲良「剣司、座りな」剣司「…はい」

1 : ◆3asVg8YHh2qs 2017/01/07(土) 18:25:07.97 ID:8hy0D3sjO
―――海神島、近藤家―――

咲良「いただきます!」

剣司「…いただきます」

咲良「いやー、やっぱり働いた後のご飯は最高だね!」

剣司「…あまり無茶するなよ、咲良」

咲良「分かってるって。それに少しは運動した方が…ん?」

咲良「剣司、どうしたのさ?あまり箸が進んでないけど…」

剣司「あー…なんか食欲ないんだわ、ごめん」




2 : ◆3asVg8YHh2qs 2017/01/07(土) 18:26:35.11 ID:8hy0D3sjO
咲良「あらやだ、風邪?まったく、お医者さんが病気なんて笑い話にも…」

剣司「……」

咲良「…剣司、あんた何か私に隠してるでしょ」

剣司「そ、そんなことねーよ…ごめん、ちょっと外歩いてく…」

咲良「…剣司ぃ?」

剣司「ひいっ!?」

咲良「…座りなさい」

剣司「…はい」


3 : ◆3asVg8YHh2qs 2017/01/07(土) 18:29:10.01 ID:8hy0D3sjO
―――数時間前―――

剣司「よし、今日の仕事も終わり…つっれたー」

剣司「帰ったらメシだろうけど…咲良に御門ん家でケーキでも買ってってやるかな」

剣司「この間、零央の作った試作品も美味かったなぁ…あいつ、また腕を上げやがった」

「おじさーん!」

剣司「ん?…どわっ!?」

「えっへへ…剣司おじさんも帰るところ?」

剣司「お前…総士、出会い頭にタックルするなって言ってるだろ?」

総士「あはは、ごめんなさーい!」


4 : ◆3asVg8YHh2qs 2017/01/07(土) 18:30:49.91 ID:8hy0D3sjO
剣司「まったく…学校はどうだ?」

総士「うん、国語も算数も色々勉強できて楽しいよ!」

剣司「そっか、アショーカの子供達とも仲良くやってるか?」

総士「もちろん…あっ、そうだ!今日の体育の時間に咲良先生が来てくれてね!かけっこで一番になったら、誉めてくれたんだ!」

剣司「…そうか、良かったな総士!」

総士「わっ、急に頭撫でて…えへへー」

剣司「(…たった数年で、もうここまで大きくなってんのか。美和ちゃんで慣れてたけど)」

総士「…どうしたの?」

剣司「…いや、何でもねーよ」


5 : ◆3asVg8YHh2qs 2017/01/07(土) 18:32:09.50 ID:8hy0D3sjO
剣司「でもなぁ総士?立派な大人になりたかったら、さっきみたいなイタズラはもう止めるんだぞ?」

剣司「…っていうか、お前が俺以外にタックルするところ見たことねぇや。一騎とかにはしねぇの?」

総士「あー…だってほら、一騎とか操とかにやったらケガしそうだけど…」

総士「剣司おじさんだったら、ムニっとしてるから大丈夫だと思ってるもん!」

剣司「…ん?」

総士「あ、でも真矢お姉ちゃんにはしないよ!?その、すごく柔らかそうだと思うけど…」

剣司「…総士、俺、ムニっとしてる?」

総士「え?うん、ムニっとしてるけど?」


6 : ◆3asVg8YHh2qs 2017/01/07(土) 18:33:18.38 ID:8hy0D3sjO
剣司「……」

総士「あ、そろそろウチに着きそう!それじゃ剣司おじさん、またねー!」

剣司「…ムニっと…ムニっと…」

―――回想終了―――

剣司「…という事が帰る前にありまして…」

咲良「ふぅん…ま、確かにあんた、ふくよかになったよねぇ」

剣司「…だ、だよなぁ…」

咲良「でも、それがあたしの夕飯残す理由になると思ってんの?ん?」

剣司「ひいっ!?ほ、本当にすみません!反省してまーすっ!」


7 : ◆3asVg8YHh2qs 2017/01/07(土) 18:34:41.88 ID:8hy0D3sjO
咲良「まったく…ん、ちょっと待って」

剣司「あ、あれ?どうかしたか咲良…」

咲良「…いや、またお腹蹴ったなぁって」

剣司「…そっか、そろそろだもんな、うん」

咲良「…ねえ剣司、あたし本当に嬉しいの。こうしてあたしの中に、新しい命が宿ったこと」

剣司「…咲良」

咲良「…戦いの中でいろいろ失って、辛かった事ばっかりだったけど…それでも、こうして剣司と結婚して、一緒に暮らしている今がすごい幸せなんだ」

剣司「…ああ、俺もそう思ってるよ」


8 : ◆3asVg8YHh2qs 2017/01/07(土) 18:36:57.33 ID:8hy0D3sjO
咲良「そ、剣司はあたしの自慢の旦那なんだ。だから…ちょっと太ったくらいでガックリしなさんな!」

剣司「う…いや、でも立派な父親になるんならやっぱり格好いいほうが…ほら、一騎だって体型変わってないし、な?」

咲良「あんた、今の一騎と張り合う気なの?…って、昔からそうだったね、喧嘩とか」

剣司「あ、あの時の事は置いといて…ともかく、俺は本気だからな!」

咲良「んー…分かった!そこまで言うならあんたのダイエット、協力してあげるわよ。ただし、ウチのメシはちゃんと食べる事!」

剣司「さ、咲良…!分かってる、俺、ちゃんと毎日咲良のメシを食うよ!」

咲良「さて、となると…電話してくるから、ちょっと待ってなさい」

剣司「(よし、やってやるぞ…!目指すは全盛期の頃の体型だ…!ファイト、俺!)」


9 : ◆3asVg8YHh2qs 2017/01/07(土) 18:38:38.68 ID:8hy0D3sjO
咲良「あ、もしもし真矢?…うん、実はうちの剣司、痩せたいみたいだからさ。遠見先生に、医務室のお菓子全部没収するように伝えといてくれる?」

剣司「(あ、西尾商店で買い貯めしてたのに…いやいや、我慢我慢…!)」

咲良「もしもし一騎?…うん、明日から剣司の分の定食にはデザート付けなくていいから」

剣司「(えっ、マジで!?…いや、仕方ない、仕方ないよな、うん…!)」

咲良「それと、御門の所には基本出入り禁止にして…あっ、良いこと思い付いた!史彦さんに言って、島中に放送してもらおうかな!『近藤剣司を応援してください』ってさ!」

剣司「(えぇぇぇぇ!?!?流石にやり過ぎですよね!?)」


10 : ◆3asVg8YHh2qs 2017/01/07(土) 18:43:00.30 ID:8hy0D3sjO
咲良「ふぅ、こんなところかな…さ、お待たせ剣司。早速だけど、ここにむかーし、あたしとカノンが考えた特訓メニューがあるんだ?」

剣司「え…あの…さ、咲良さん?この紙に書かれてるの、冗談です…よね?」

咲良「何言ってんの?あんたがやりたいなら、とことん付き合うに決まってるじゃない!さぁ、まずは走り込みから始めるよ!さあ、着替えた着替えた!」

剣司「うわぁぁぁぁ!?勘弁してくれぇぇぇぇ!!」

―――

総士「『きみは知るだろう、気付いた時には、大きなだいしょうをしはらっている事を…』、と…」

一騎「剣司も大変だなぁ…ん?総士、何やってんだ?」

総士「ん、今日の日記!」

―――完―――


11 : ◆3asVg8YHh2qs 2017/01/07(土) 18:47:38.68 ID:8hy0D3sjO
昨日、新作のPVを見て一番の衝撃だった彼の成長を見てから書き貯めたものを放出しました

咲良ちゃんが映ってないのは育休だよね!そうなんだよね!?

だいたい一年ぶりのファフナーSSなのでミスもあるかもしれませんが、読んで頂いてありがとうございました!

近藤夫妻と島のみんなに幸あれ!


元スレ:http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1483781107/


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