紬・唯「飴ちゃん」

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2 ： ◆mkp7QY7/x6 2012/04/14(土) 18:22:35.70 ID:u8BUXcOoo: 唯「んふふ♪」

紬「あら唯ちゃん。
何をしているの？」

唯「あ、ムギちゃんだっ。
飴ちゃん食べているんだよ」

紬「そうなんだ～」

唯「うんっ。桃味なんだよ♪
とってもおいしいんだぁ。
──はい、ムギちゃんにもあげるっ」

紬「まあ。
ありがとう♪」

3 ： ◆mkp7QY7/x6 2012/04/14(土) 18:24:42.47 ID:u8BUXcOoo: 私は早速、唯ちゃんから貰った飴ちゃんをお口に入れました。

紬「……本当ね。
とっても美味しい」

唯「なんかね、この飴ちゃん……
ムギちゃんみたいだなって思ってたんだ」

紬「私？」
5 ： ◆mkp7QY7/x6 2012/04/14(土) 18:26:27.14 ID:u8BUXcOoo: 唯「うんっ。
良い匂いがして、甘くて……
優しい味がするから。
ムギちゃんみたいな味だなーって思いながら食べてたんだぁ」

紬「まあまあ、うふふ」

……そう言えば。

私はふと思いました。
6 ： ◆mkp7QY7/x6 2012/04/14(土) 18:28:51.12 ID:u8BUXcOoo: 紬（今、私と唯ちゃんは同じ物を食べているんだ……）

二人きりでこうして一緒に座って、お喋りして──

そんな些細な事が嬉しくて。

唯「？
ムギちゃんどうしたの？
すっごく嬉しそう！」

紬「……うふふ。
飴ちゃんがあまりにも美味しくて」

でも、それは照れ臭いから内緒。
7 ： ◆mkp7QY7/x6 2012/04/14(土) 18:30:47.57 ID:u8BUXcOoo: 紬（今の言葉だって本当だから……
良いよね）

唯「えへへ。
でしょっ？」

紬「うんっ」

唯「──あっ！ムギちゃんムギちゃんっ！」

紬「どうしたの？唯ちゃん」
8 ： ◆mkp7QY7/x6 2012/04/14(土) 18:32:40.59 ID:u8BUXcOoo: 唯「今、私たち二人とも座って、おんなじ飴ちゃん食べてお喋りしてるっ。
たくさん一緒っ！」

紬（あっ）

唯「なんだか嬉しいねぇ♪」

紬（唯ちゃんも、私と同じ気持ち……）

唯『たくさん一緒っ！』

紬（うふふ。
その『たくさん』が、もう一つ増えちゃった）
9 ： ◆mkp7QY7/x6 2012/04/14(土) 18:34:13.12 ID:u8BUXcOoo: 唯「幸せ～っ」

紬「──うんっ！幸せ♪」

お口の中に広がる優しい甘さ。

紬（唯ちゃんは、これが私みたいな味だって言ってくれた。
じゃあ、唯ちゃんみたいな味の飴ちゃんはどんなのかな？）

今度、探しに行こう。

おしまい。
10 ： ◆mkp7QY7/x6 2012/04/14(土) 18:34:56.36 ID:u8BUXcOoo: 以上です～。

唯ムギはたまらんですよ。

では、お付き合い頂いてありがとうでした♪
11 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします 2012/04/14(土) 18:38:12.14 ID:XhKRa8kOo: 乙
変態もいいけどこういうのもいいな
12 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(長屋) 2012/04/14(土) 18:45:23.40 ID:VN2DJR92o: おつおつ
和みまくった
ゆいむぎイイ！
14 ：VIPにかわりましてNIPPERがお送りします(埼玉県) 2012/04/14(土) 22:13:57.72 ID:iIUe7twmo: 乙
いい話だった