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ダイヤ「お姉ちゃん」
- 1 : SS(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 00:47:01.17 ID:ZCbmNG9B.net
- ダイヤ「ふう…」
ダイヤ「おはようございます、みなさん」
ダイヤ「みなさん、いつもより早い時間に集まっているなんて…」
ダイヤ「スクールアイドルとしての自覚が身についてきたようですね!」
千歌「あっ、ダイヤちゃんだ!」
ダイヤ「!?」
花丸「あっ、ダイヤちゃんおはよう!」
ダイヤ(今、『ダイヤちゃん』と呼ばれた様な気がしましたが…)
千歌「みんなそろったところで…今日の朝練を始めたいとおもいま~す」
曜「はーい!それじゃあみんな、屋上まで全速前進、ヨーソロー♪」
梨子「ふふっ、今日もみんな元気いっぱいだね」
- 2 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 00:48:01.33 ID:ZCbmNG9B.net
- 果南「ルビィ、屋上まで競争しよっか?」
ルビィ「えぇっ!?きょ、競争するの…?」
鞠莉「イエース!練習は始まる前から始まっているのデース!」
ルビィ「意味わかんないよぉ…」
善子「…ほんと三年組のハイテンションにはついていけないわね」
花丸「ふふ、でも元気があるってことは良いことだと思うずら」
花丸「ダイヤちゃんもそう思うよね?」
ダイヤ「は、はぁ…」
ダイヤ(私も三年生なのですが…)
善子「なーに辛気臭い顔してるのよダイヤ!ほら、さっさと行くわよ」 - 4 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 00:49:03.02 ID:ZCbmNG9B.net
- ダイヤ(やはり花丸さんは私のことを『ダイヤちゃん』と…)
ダイヤ(善子さんに至っては呼び捨てですわ!)
花丸「どうしたずら?ダイヤちゃん、元気なさそうずら…」
ダイヤ「いえ…そんなことは…」
花丸「最近疲れてない?」
ダイヤ「…別に平気ですわ」
花丸「ひょっとして風邪かな?ダイヤちゃん、ちょっとじっとしててね」
ダイヤ「は、はぁ…?」
花丸「前髪を失礼して…熱を測るずら」ピト
ダイヤ「ひゃんっ!//」
花丸「うーん…特に熱っぽい感じはしないけどちょっと顔が赤いかな?」
ダイヤ(花丸さんのお顔がこんなに近くに~~~っ///)
花丸「ダイヤちゃん、体調が悪い時は無理しちゃいけないずら…」 - 5 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 00:50:04.60 ID:ZCbmNG9B.net
- 善子「どうしたのよずら丸?」
花丸「ダイヤちゃん、熱は無さそうなんだけど…」
花丸「顔がちょっと赤いから風邪をひいているのかもしれないずら…」
善子「風邪をひくなんて情けないリトルデーモンね」
善子「ほら」
ダイヤ「…その手は何でしょう?」
善子「ダイヤも、手…出しなさいよ!」
ダイヤ「こ、こうですか?」
善子「…」ギュッ
ダイヤ「ん…なっ!?」//
善子「ほらっ、屋上まで引っ張ってあげるからさっさと行くわよ」グイッ
ダイヤ「ちょ、ちょっと…!」/// - 6 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 00:51:04.52 ID:ZCbmNG9B.net
- 善子「…?」
ダイヤ「どうかされましたか…?」//
善子「うーん…やっぱり足取りが重いわねぇ…」
善子「ちゃんと寝てるの?」
ダイヤ「…ええ、もちろんですわ」
善子「そう?」
善子「別に風邪でも寝不足でもいいけど」
善子「あ、アンタが練習サボると…このヨハネに迷惑がかかるんだから…!」
善子「…さっさと治しなさいよねっ」
善子「って、別にあんたの心配なんかしてるわけじゃないんだから!」
ダイヤ(どちらなのでしょうか…) - 7 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 00:52:05.80 ID:ZCbmNG9B.net
- ダイヤ(お二人にこんなに優しくしていただけるなんて…)
ダイヤ(…きっと、ルビィが二人に『お姉ちゃんともっと仲良くしてほしいな…』とでも言ってくれたのでしょう)
ダイヤ「すみません、もう大丈夫ですわ」
ダイヤ「今日も一日元気に頑張りましょう、花丸さん、善子さん」
善子「ヨハネ、私はヨハネよ!」
花丸「どうしたのダイヤちゃん?オラのことはいつもみたいに花丸ちゃんって呼んでくれていいんだよ?」
ダイヤ「いつもみたいに…?」
ダイヤ(二人もここまでしてくださるなんて…)
ダイヤ「あら、ごめんなさい…花丸ちゃん、善子ちゃん、屋上へ向かいましょう」
花丸「了解ずら♪」
善子「だから!私は──」
花丸「はいはい善子ちゃん、さっさと行くずら」 - 8 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 00:53:06.43 ID:ZCbmNG9B.net
- ダイヤ(ふふっ、こうやって何気ない会話から少しずつ親睦が深まっていくのですね…)
ダイヤ(ルビィには感謝しなくてはいけませんね…)
ダイヤ(そういえば、先ほど部室に入った時も千歌さんからも『ダイヤちゃん』と呼ばれましたし…)
花丸「ダイヤちゃん遅いずらー」
ダイヤ(もしかしたらルビィは2年の皆さんにも言っているのでしょうか…?)
ダイヤ(…ということはやはり、私は親しみやすい先輩とは言えないのですね…)ハァ...
ダイヤ(ルビィやAqoursのみんなにも気を遣わせて…迷惑をかけてしまっていたのでしょうか)
善子「ダイヤ、本当にどうしたのよ…?」 - 9 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 00:54:12.44 ID:ZCbmNG9B.net
- ダイヤ(いえ…落ち込んでいる場合ではありません)
ダイヤ(まずはAqoursの皆様ともっともっと絆を深めなくては!)
ダイヤ(こんな当たり前のことに今さら気付くとは…)
善子「本当に大丈夫なの?」
ダイヤ「な、なんでもありませんわ!」
ダイヤ(そして、こんな当たり前のことをルビィに教えてもらうとは…)
ダイヤ(ルビィも私の知らないうちに大人になっていたのですね…)
ダイヤ「本番まであと少し…絶対に成功させてみせますわ!」 - 10 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 00:55:10.76 ID:ZCbmNG9B.net
- 千歌「まずは柔軟からやりまーす」
鞠莉「それじゃあ果南、ルビィ、一緒に柔らかくなっちゃいましょう!」
果南「あはは、お手柔らかにね」
鞠莉「そ~~れっ!グニャっといっちゃうわよ~!」
ルビィ「ピギィッ!」
ダイヤ(ルビィが果南さんと鞠莉さんと柔軟なんて、珍しいですわね…)
千歌「花丸ちゃーん、一緒にやろっか?」
花丸「はいっ、よろしくお願いします♪」
梨子「善子ちゃん、私とどう?」
善子「ふふっ、堕天の力を欲しているわけね…?」
曜「うーん…それじゃあダイヤちゃん、私と柔軟しよっか?」
ダイヤ「ええ」 - 11 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 00:56:11.52 ID:ZCbmNG9B.net
- 曜「ねえ、ダイヤちゃん」
ダイヤ「なんでしょう?」
曜「スクールアイドルってさ、楽しいよね」
ダイヤ「ええ」
曜「学年が違うダイヤちゃんとこうやってお話が出来ることが出来るのも魅力の一つだよね」
ダイヤ「ふふっ…」
ダイヤ「曜さんも変なことをおっしゃるのですね」
曜「へ、ヘン!?」
ダイヤ「他学年の生徒とのお話でしたら、曜さんが掛け持ちしてらっしゃる水泳部でも出来るではありませんか」 - 12 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 00:57:13.60 ID:ZCbmNG9B.net
- 曜「あー、そうなんだけど…水泳と違ってさ」
曜「スクールアイドルは、歌って踊って振り付けや曲や歌詞まで考えて…」
曜「こうやって一からみんなで全部作っていくのって」
曜「その過程で色々お話しできるのって、なんか楽しいよね!えへへ!」
ダイヤ「…っっ!」//
ダイヤ(曜さんの笑顔がこんなにまぶしいとは…///)
曜「あれ?どしたのダイヤちゃん?」
曜「もしかしてまだ眠いのかな?寝不足なのかな?」
ダイヤ「…いえ、そんなことは……」
曜「それじゃあ、曜ちゃんスペシャル柔軟コースで目を覚ましてあげるよ!」
ダイヤ「スペ…?何ですの?それは一体何ですの~~!?」
曜「そーれっ♪ヨーソロー♪」
ダイヤ「」 - 13 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 00:58:25.51 ID:ZCbmNG9B.net
- ダイヤ「はぁ…はぁ…」
ダイヤ(千歌さんや梨子さんは曜さんといつもこのようなハードな柔軟をしているのですか…)
梨子「ダイヤちゃん、柔軟お疲れ様♪」
梨子「さっき善子ちゃんに聞いたんだけど体調あまり良くないんだって?」
ダイヤ「そんなことはありません…いつもどおりですわ」
梨子「そう?それならいいんだけど…」
梨子「花丸ちゃんが『ダイヤちゃんは結構頑固だから無理にでも休ませないとだめ』だって」
梨子「ダイヤちゃんのこと気にしてるみたいだよ?」
梨子「曜ちゃんもダイヤちゃんの元気が無いって言ってたみたいだし…本当に体調は大丈夫?」
ダイヤ「…心配し過ぎなだけですわ」 - 14 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 00:59:30.70 ID:ZCbmNG9B.net
- 梨子「ふふっ、三人とも仲が良くて素敵だね♪」
ダイヤ(三人とは、花丸さんと善子さんと私…のことでしょうか?)
梨子「あ、ちょっと汗かいてるみたい」
梨子「ふふっ、練習はこれからだよ?」フキフキ
ダイヤ「はぅっ!?」///
ダイヤ「~~~」
梨子「これでよしっと」
梨子「あ、そうそう。 ドリンクここに置いておくね」
ダイヤ「あ、ありがとうございます…//」 - 16 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:00:31.71 ID:ZCbmNG9B.net
- ダイヤ(花丸さん、善子さん、曜さん、梨子さん…)
ダイヤ(Aqoursのメンバーは、こんなにも優しく…魅力的だったんですね…//」
千歌「何が魅力的なの~?」
ダイヤ「はい!?」
千歌「優しくって、魅力的だーって言ってたから何のことかなって思って」
ダイヤ「なっ、何でもありませんわ!何でも!!」
千歌「ふーん?」
ダイヤ「ほっ…」
千歌「でも、優しくって魅力的なのってAqoursだとダイヤちゃんだよねー」
千歌「私知ってるよ、ダイヤちゃんの魅力!」
千歌「私、ダイヤちゃんだーいすきだもん♪」
ダイヤ「なんですって…!?」/// - 18 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:01:33.75 ID:ZCbmNG9B.net
- 千歌「練習やりすぎそうになったら止めてくれたし!」
ダイヤ「それは優しさとは違うのではありませんか…?」
千歌「あはは、そっか…」
千歌「でも、ダイヤちゃんの方こそ今日はいつもより疲れてる感じだから休憩が必要だったらいつでも言ってね?」
ダイヤ「…休んでなどいられませんわ!」
千歌「ほら、ダイヤちゃんのその凛とした態度…」
千歌「まさにヤマトナデシコって感じで魅力的だよねー」
千歌「クールビューティー担当はやっぱりダイヤさんだって思うし!」
ダイヤ(クールビューティ…//)
千歌「私がダイヤちゃんみたいな感じでしゃべったら曜ちゃんや梨子ちゃんに笑われそうだし…」
千歌「今日もお天気がヨロシイデスワ!」
ダイヤ「…」
千歌「デスワッ…!」
ダイヤ「…」
千歌「…ムー、何か言ってよー!!」 - 19 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:02:35.55 ID:ZCbmNG9B.net
- 鞠莉「ちかっちがいじめるからダイヤが困ってるじゃなーい」
鞠莉「ほら、マリーお姉さんと一緒に練習しましょう?」
鞠莉「シャイニーな笑顔で練習をすれば心もきっとシャイニーになるはずよ!」
鞠莉「ほーら、一緒に…」
ダイヤ「やりません!」
ダイヤ「というか何がマリーお姉さんですか、まったく…」
ダイヤ「悪ふざけも大概に…」
鞠莉「ふふっ、ダイヤもこんなに大きくなっちゃったけど」
鞠莉「ココはいつまでも成長しないわねぇ~~」モミッ
ダイヤ「ちょっ…///」 - 20 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:03:38.56 ID:ZCbmNG9B.net
- ダイヤ「破廉恥ですわ!!!」
ダイヤ「いくら屋上で人気が無いからと言ってこんなっ…」
鞠莉「あら~、それじゃあ密室で二人きりの時はイイってこと?」
ダイヤ「良い訳ないでしょう!!」
ダイヤ「ふぅ…鞠莉さんは相変わらずいつも通りですわね…」
ダイヤ「本当にいつも通りで…」
鞠莉「ワッツ?」
ダイヤ「少し安心しました」
鞠莉「どうしたのよ、ダイヤ?」
鞠莉「まぁ、ルビィにも相談できないことがあったらこのオネーサンを頼りなさい♪」
鞠莉「特に…家の事とか、大丈夫?」
ダイヤ「…ええ……問題ありませんわ」 - 21 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:04:40.93 ID:ZCbmNG9B.net
- 果南「はいはーい、鞠莉もダイヤもそこまで!」
果南「もう十分体も出来上がってきてると思うから練習始めるよ」
果南「それじゃあ今日は曲を流しながらやってみようか」
ダイヤ「果南さんもいつも通りで良かったですわ」
果南「ん?ダイヤどうかした?」
ダイヤ「い、いいえ!早く練習を始めないと授業が始まってしまいますわ」
果南「いやー、ダイヤはいつも真面目だねえ」
ダイヤ「これが普通ですわ!」
果南「ダイヤのその真面目なところ、私は好きだよ」 - 22 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:05:42.75 ID:ZCbmNG9B.net
- ダイヤ「好きって…///」
ダイヤ「果南さん!からかわないでください!」
果南「いや、全然からかったつもりはないんだけどさ」
果南「逆に真面目過ぎてさ、根詰めても疲れるだけだと思うんだけどね?」
ダイヤ「…ほっといてください!私は黒澤家の…」
果南「ほら出た。もうちょっと自分の体を大切にしなきゃ」
ダイヤ「…余計なお世話ですわ……」
果南「でもさ、その硬さを少しでもルビィに分けてあげればもうちょっとマシになったかもしれないのに」
ダイヤ「そんなことはありませんわ」
ダイヤ「ルビィはルビィなりに良いところがたくさんあるのですよ?」 - 23 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:06:46.09 ID:ZCbmNG9B.net
- ダイヤ「ですよね?」
ダイヤ「ルビィ」
ルビィ「お姉ちゃん!!」
ダイヤ「何ですの?そんなに大声出して…」
ルビィ「お外にいるときはルビィのことはルビィお姉ちゃんって呼ぶようにっていつも言ってるじゃん…」
ダイヤ「なっ…?」
ルビィ「お家にいるときは別にいいけど、お外にいるときはだめだよ?」
ダイヤ「ど、どうしたのです、ルビィ…?」
ルビィ「だからルビィじゃなくってお姉ちゃんって言ってって言ってるじゃん!」
ルビィ「あっ、でも今はルビィとダイヤちゃんは同じアイドルグループだから、ちゃん付けとかでもいいかもしれないけど…」 - 24 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:07:48.78 ID:ZCbmNG9B.net
- ダイヤ「ルビィ…怒りますわよ?」
ルビィ「ピッ…だ…だからっ…お姉ちゃんって……」
果南「あー、はいはい!姉妹喧嘩はまたあとでやろう」
鞠莉「ケンカするほど仲がいいってやつね♪」
果南「ちょっと違うような気がするけど…」
果南「今は練習しよう。ね、ルビィ?ダイヤ?」
ダイヤ「果南さんがそういうのでしたら…」
ルビィ「うん…」
ルビィ「ダイヤちゃん、後で『めっ』だからね…?」 - 25 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:08:50.77 ID:ZCbmNG9B.net
- ダイヤ(…)
ダイヤ(ルビィ…?)
ダイヤ(ルビィのことを"お姉ちゃん"と呼ぶようにと言われた気がしましたが…)
果南「んじゃ、まずは出だしの練習だね」
鞠莉「はい、それじゃあ最初の立ち位置に並んでちょうだい♪」
果南「オッケー、早速果南グループから始めるよ」
曜「了解でありますっ」
千歌「ちゃんとできるかな~」
曜「大丈夫だよ!全速前進でいこうよ!」
千歌「うんっ!」
果南「いつ~もそば~にい~ても~…」 - 26 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:09:52.83 ID:ZCbmNG9B.net
- 鞠莉「さっすが、果南グループの動きは大体良さそうね~」
果南「そっか、ありがとう鞠莉」
鞠莉「ちかっちが出てくるのがちょーっと早かったかな、ってくらい♪」
千歌「ええーっ!私だめだったのー!?」
曜「私もフォローできればよかったんだけど、ごめんね千歌ちゃん」
千歌「ううん、曜ちゃんのせいじゃないよ~」
鞠莉「前に出る時に半拍子くらい溜めてみたらどう?」
曜「それかステップをもうちょっと小幅にするのもいいかも?」
果南「後でビデオで確認してみよう、千歌」
千歌「うんっ!」 - 27 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:10:54.82 ID:ZCbmNG9B.net
- 花丸「ダイヤちゃん、オラたちちゃんとできるかどうか不安ずら~」
ルビィ「大丈夫だよ、花丸ちゃん!花丸ちゃんが練習をがんばってるの、ルビィずっと見てきたから!」
花丸「ルビィさん、ありがとうずら~」
ダイヤ(ルビィさん…?)
ダイヤ「そ、それでは私たちの番ですね」
ルビィ「うん」
ダイヤ(なぜルビィが前に…?)
ルビィ「こと~ばだけ~じゃた~りな~い…」
ダイヤ(ル…ルビィが私のパートを!?) - 28 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:11:56.93 ID:ZCbmNG9B.net
- ルビィ「ゆえに~す~れ~ちがぁって~…」
ダイヤ(と言うことは私がルビィのパートを!?)
ルビィ「…はなーれてー」
ダイヤ(こうなればヤケですわ!)
ダイヤ「しーまぁーったこーとがぁ…」
花丸「かなーしかーったのー、ずーっと…」
ダイまるビィ「「「きーにーなーってた…」」」 - 29 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:13:16.02 ID:ZCbmNG9B.net
- 果南「うーん、ダイヤの動きが硬かったかな?」
果南「ダイヤがカタいのは知ってるけど、動きまでは硬くならなくていいんだよ」
ダイヤ「は、はぁ…」
ルビィ「どうしたの?ダイヤちゃん大丈夫…?」
ルビィ「疲れてない?」
ダイヤ「…皆様もおっしゃってましたが、ルビィまで私が疲れているように見えるのですか!?」
ルビィ「ピギィ!!」
ルビィ「ダイヤ……ちゃん…」
ダイヤ(やはり、何かがおかしいですわ!)
ルビィ「えっとね…ここでちゃんとしないと…」
ルビィ「ルビィ達三年がAqoursに入って9人になったからってラブライブ!に出場するっていう目的は変わらないんだよ?」
ダイヤ「は…?」
ダイヤ「い、今、何と…?」
ルビィ「だからラブライブ!に出場するんだよ?」
ダイヤ「いえ…その前の…」
ルビィ「ルビィ達三年がAqoursに入って9人になったんだよのところ?」 - 32 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:14:17.70 ID:ZCbmNG9B.net
- ダイヤ「ルビィが三年…?」
ダイヤ(一体、何が起こっているというのでしょうか…!?)
ダイヤ「それでは私は一体何年生なのでしょうか…?」
ルビィ「ダイヤちゃんは、えっと…一年生に決まってるじゃん…」
ダイヤ「」
ルビィ「ダイヤちゃん…?」
ダイヤ「」パタッ
花丸「ダイヤちゃん!?どどどど、どうしたずら!?!」
善子「まさか結界が破られて天界からの攻撃が!?」
花丸「善子ちゃん!いまはそんなこと言ってる場合じゃないずら!」
善子「冗談よ!ダイヤ、どうしたの!?」 - 35 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:15:02.15 ID:ZCbmNG9B.net
- ダイヤ「」
花丸「ダイヤちゃん、気を失ってるみたいずら…」
善子「何で急に気を失うのよ!?」
果南「激しい運動をしたってわけでもないから」
善子「そ、そういえばずら丸がダイヤの顔が赤いって言ってたわ!」
花丸「今朝部室に来た時のダイヤちゃん…」
花丸「調子悪そうだったから風邪かなって思って熱を測ったんだけど特に異常は無かったずら」
鞠莉「とりあえずダイヤを保健室に連れて行かなきゃ…」
曜「うん!」 - 38 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:15:44.11 ID:ZCbmNG9B.net
- 善子「返事してよぉ~…ダイヤぁ~…」
ダイヤ「」
善子「ダイヤぁ~…」
花丸「善子ちゃん、もう授業が始まるずら…」
善子「アンタ一人で行ってきなさい…」
花丸「嫌ずら…オラもずっと一緒にいるずら」
ダイヤ「…」
ダイヤ「…う、ん?ここは…?」
善子「ダイヤ!?ダイヤ!?私よ、分かる!?」
ダイヤ「善子…ちゃん…」
善子「ダイヤぁぁ~~!」
花丸「良かったずら~~!」 - 41 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:16:16.58 ID:ZCbmNG9B.net
- ダイヤ「私が気を失っていた?」
善子「そうよ…レッスンをしてる途中でね」
花丸「レッスンの時のダイヤちゃんの動きが硬かったからやっぱり調子が悪いんじゃないかって」
ダイヤ「いえ…もう大丈夫ですわ」
ダイヤ(…『ダイヤちゃん』……)
ダイヤ(夢では、なさそうですね)
ダイヤ「あの、一つ相談に乗っていただいてもよろしいでしょうか?」
善子「何よ?改まって」
花丸「ダイヤちゃんとオラの仲ずら。いつでも相談してほしいずら♪」
善子「私もその仲に入れなさいよ~!」
花丸「もちろん善子ちゃんも大切な友達ずら♪」 - 43 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:16:51.35 ID:ZCbmNG9B.net
- ダイヤ「私たちは浦女の一年ですよね…?」
善子「はぁ?何言ってるの?当り前じゃない」
花丸「うん、そうだよ?」
ダイヤ(やはり…)
ダイヤ(私が一年、ルビィが三年、ということですか…)
ダイヤ「仮に私が三年生だといったらお二人はどう思いますか?」
花丸「うーん、どう思うって言うか…」
善子「何言ってんのバッカじゃない…って思うけど?」
ダイヤ「そうですか」
ダイヤ「私は浦の星女学院の三年生で生徒会長をしています…」
ダイヤ「いえ…していました、というのが正しいのでしょうか」 - 46 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:17:37.07 ID:ZCbmNG9B.net
- ………
ダイヤ「…というのが私の記憶です」
善子「ふーん」
花丸「つまり、ダイヤちゃんとルビィさん、姉妹で立場が完全に入れ換わってるってことかな?」
善子「そうね。でも、立場がまるごと入れ替わるっていうのはあまり聞かない話ね」
ダイヤ「というのは?」
善子「言葉通りの意味で、ギャグ漫画とかの夢オチ回で読んだことがあるくらいよ」
善子「立場が入れ替わった設定で原因究明までしたようなものってほとんど見たことが無いってこと」
善子「SF小説とかであったら教えてほしいくらいよ」 - 48 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:18:16.08 ID:ZCbmNG9B.net
- 善子「入れ替わりで言うと、映画でやってたように体が入れ替わってるっていうのはよくある話なんだけど」
善子「あとは過去や未来から現代の自分へ意識だけが移る…いわゆるタイムリープとかも有名よね」
ダイヤ「時をかける少女みたいなものですね?」
善子「そうよ」
善子「あと、考えられるのはパラレルワールドなんだけど」
花丸「ぱられるわーるど?それは何なの?」
善子「パラレルワールドは並行して進んでいる別の世界のことよ」
善子「真面目な話をすると、体ごと移動するタイムトラベルはエネルギー保存の法則の様な…既に確立されている物理学の根底が否定されちゃうから…」
花丸「えねるぎー…?未来ずら…」
善子「ああもう、早く言えば自然の法則が乱れるってわけ!つまり体ごとタイムトラベルすることは常識的に考えてできないのよ!」 - 50 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:18:52.24 ID:ZCbmNG9B.net
- 善子「パラレルワールドはこの世界と事実が異なる世界があってもおかしくないって考え方ね」
善子「だからパラレルワールドに意識だけ移るっていうことは…まあ否定はできないって感じね」
ダイヤ「私は、そのぱられるわーるど?に来てしまったということですか…」
花丸「マル達の世界だとダイヤちゃんは同級生だけど、ダイヤちゃんの元の世界だとダイヤちゃんは三年生ってこと?」
ダイヤ「ええ…」
花丸「未来ずらぁ…」
ダイヤ「なんとかならないのでしょうか」
花丸「…」
善子「…」 - 54 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:19:30.51 ID:ZCbmNG9B.net
- 花丸「…ダイヤちゃん」
ダイヤ「どうしました?花丸ちゃん」
花丸「…ダイヤちゃんが三年生だってことは、花丸ちゃんって呼んでくれてるのも無理してくれているんだよね?」
ダイヤ「そんな…ことは……」
花丸「そっか」
善子「急にどうしたのよ?」
花丸「ううん、だとしたらダイヤちゃんの元の世界のマルはどうなってるのかなあって思って…」
花丸「ルビィさんが同級生ってどんな世界なんだろうなあって思ってたんだ」
善子「あー…小動物みたいだし案外馴染んでるんじゃないの?」
善子「っていうか、アンタがパラレルワールドに移動するわけじゃないでしょ?」
善子「私達は私達のままで、ダイヤの立ち位置にルビィさんがいるだけってことよ」
花丸「よくわからないずら~」 - 57 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:20:15.17 ID:ZCbmNG9B.net
- ダイヤ「ふふっ」
ダイヤ「花丸ちゃんも善子ちゃんもルビィと仲良くやってくださっていますよ」
ダイヤ「それに、先ほど善子ちゃんが言ったように私たち姉妹の事以外は全く変わっていないので大丈夫ですよ…」
ダイヤ「今の私が冷静でいられるのも、優しくしてくださっているお二人のおかげかもしれませんね」
花丸「そっかぁ…」
善子「ダイヤ、アンタっていつも嘘が顔に出るわよね」
ダイヤ「別に嘘なんか…」
善子「アンタの世界の方に行ったダイヤが3年生とちゃんとやっていけているか不安なんじゃないの?」
ダイヤ「…ええ」
ダイヤ「果南さんと鞠莉さんなら事情を話せば何とかなるかもしれませんが…」
ダイヤ「私達三人の過去の記憶が共有できないのは…」
ダイヤ「……お二人にとって辛いものがありますわね」 - 60 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:20:50.55 ID:ZCbmNG9B.net
- 善子「っていうかダイヤはどうやってこっちの世界に来たの?」
善子「たぶんこっちに来たのは今日の朝からよね?」
ダイヤ「ええ、今日の朝からかと思いますが…」
善子「昨日寝る前に何かしなかった?」
ダイヤ「特になにも…」
花丸「どうしたずら?」
善子「なーんか昔、ダイヤみたいな話を聞いたことがあったんだけど…」
善子「寝て起きたら大人の自分になってて、その世界は自分の望んだ世界じゃなかったって話…」
花丸「でもダイヤちゃんは大人にはなってないよ?」
善子「だって昔読んだ漫画の話だから合わない部分はあるわよ」
善子「それは妖怪の仕業って話だったわけだけど」 - 62 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:21:29.95 ID:ZCbmNG9B.net
- 花丸「妖怪…?」
善子「そうよ!」
善子「ダイヤがおかしいのも妖怪の仕業なら除霊すれば良いじゃない!」
花丸「それずら!」
ダイヤ「と言いましても、妖怪の仕業か分からないですし…」
ダイヤ「何より妖怪だとしてもどうやって除霊するのでしょうか……」
善子「ふっ、この私が祓ってあげるわ!」
ダイヤ「ですから、どうするのですか?」
善子「ずら丸の家からくすねてきたお札があるのよ」
花丸「オラの家の封印のお札を取っちゃったずら!?」
善子「ええ、日本の鬼や妖怪の召喚に使えそうだって思ったし」
善子「昨日こっそりいただいてきたんだけど、それがどうかした?」 - 67 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:22:37.89 ID:ZCbmNG9B.net
- 花丸「…善子ちゃん」
善子「ヨハネよ!」
花丸「その札はマルが子供のころに大水害があって、今後そんなことが起こらないように…」
花丸「山の神を鎮めるために作られたお札ずら!」
善子「えっ…」
花丸「もしかして善子ちゃんがお札を取っちゃったから、神様が怒ってダイヤちゃんに…」
花丸「今すぐ返しに行くずら!」
善子「そ、そんな…」
花丸「早く行くずら!!!」
善子「わ、分かったわよ!」 - 69 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:23:15.46 ID:ZCbmNG9B.net
- 花丸「ダイヤちゃん、もしかしたらこれで戻れるようになるかもしれないから…」
花丸「…今のダイヤちゃんとはこれでお別れだね」
善子「三年生のダイヤねぇ…見てみたかったわ!」
善子「今より2年分堅苦しくなってるだけなんだろうけどね!」
ダイヤ「ふふっ、そうかもしれませんわね…」
ダイヤ「このような体験ができたので、元の世界に戻っても一年生のお二人とは仲良くできそうですわ」
善子「もっとこのヨハネを可愛がりなさいよ!」
花丸「ダイヤちゃんの元の世界のマルにもよろしく伝えておいてほしいずら♪」
ダイヤ「ええ」 - 72 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:24:00.39 ID:ZCbmNG9B.net
- 花丸「善子ちゃん!行くずら!」
花丸「ダイヤちゃんは疲れていると思うからこのお薬を飲んで寝ていてほしいずら…」
ダイヤ「分かりました」
ダイヤ(ふふっ…これで元に戻れたら……)
ダイヤ(もう少し皆様とお話をしてみるのもいいかもしれませんわね)
ダイヤ(安心したら、少し眠くなってきましたわ…)
ダイヤ(…) - 75 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:24:41.61 ID:ZCbmNG9B.net
- 花丸「寝たずら?」
善子「ええ、バッチリよ!」
善子「ルビィ、もう大丈夫よ!」
善子「アンタのお姉さんはこのヨハネの暗黒睡眠導入剤でばっちり夢の中よ!」
ルビィ「そっかぁ…」
善子「っていうか、本当に作戦は中止で良かったの?」
善子「今日一日はお姉さんになりたいんじゃなかったの?」
ルビィ「うん…」
ルビィ「でも……お姉ちゃん倒れちゃったから…」 - 77 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:25:20.34 ID:ZCbmNG9B.net
- 善子「でも何でお姉ちゃんになりたいなんて言ったのよ?」
ルビィ「そういえば善子ちゃんには理由を言ってなかったね……」
ルビィ「ぅゅ…」
善子「言いたくなかったら言わなくてもいいわよ…別に」
ルビィ「お姉ちゃんね、学校だと生徒会長だよね?」
善子「ええ」
ルビィ「お家でもね『黒澤家として』って言って色んな事をやってるんだ」
ルビィ「なのにスクールアイドルまで始めちゃったから…最近夜遅くまで起きてて…」
ルビィ「だから今日くらいはお姉ちゃんに"お姉ちゃん"を休んでもらおうって思って…」
善子「ふーん」
ルビィ「ええっ…ル…ルビィ、おかしいこと言っちゃったかな?」
善子「ふふっ、ルビィらしくっていいんじゃない?」
ルビィ「ごめんなさい…」
善子「何で謝るのよ!」 - 81 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:26:11.88 ID:ZCbmNG9B.net
- ルビィ「だ、だってぇ…」
ルビィ「ルビィのわがままで皆に迷惑かけちゃったし…」
ルビィ「鞠莉さんや果南さんはノリノリだったけど…」
花丸「そんなこと無いよルビィちゃん」
花丸「Aqoursの皆、ダイヤさんのことを気にかけてたし…」
善子「そうね。皆体調を気にしてたし、休んだ方がいいわよね」
花丸「ルビィちゃんの想い、Aqoursの皆にはちゃーんと伝わったんじゃないかなあ?」
花丸「じゃないと皆で騙そうって言っても止められたりすると思うよ?」
善子「あまり話したこと無かったから新鮮だったし、楽しかったわよ」
善子「ちなみに今からだと昼前くらいに目が覚めると思うから、家に連れて帰ってちゃんと誤魔化してくるのよ?」
ルビィ「花丸ちゃん…善子ちゃん…」
ルビィ「あ、ありがとう…」
ダイヤ(ふむ…そういうことでしたか) - 84 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:27:00.41 ID:ZCbmNG9B.net
- ルビィ「ごめんねお姉ちゃん…」
ルビィ「だましちゃったりしてごめんなさい…」
ルビィ「ルビィがもう少しちゃんとしてたらお姉ちゃんに負担がかからなかったのかな…」
ダイヤ(ルビィ…)
ルビィ「…」
ダイヤ(そんなことありませんわ…)
ルビィ「…」
ダイヤ(ルビィ、貴女は私の大切な…)
ルビィ「お姉ちゃぁん…」グスッ
ダイヤ(…お薬が効いてきたのでしょうか…)
ルビィ「お姉ちゃん…大好─ - 87 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:27:40.42 ID:ZCbmNG9B.net
- ………
ダイヤ(…ここは…家?)
ルビィ「あっ、お姉ちゃん!」
ダイヤ(お姉ちゃん…?)
ルビィ「お姉ちゃんごめんなさい…」
ルビィ「ルビィがAqoursの皆にお願いして、お姉ちゃんを騙してたんだ…」
ダイヤ「すみませんルビィ…私のせいで迷惑をかけてしまいましたね」
ルビィ「お姉ちゃんのせい……それに、迷惑って…」
ルビィ「…お姉ちゃん、全部気付いてたんだ……」
ダイヤ「ええ…気を遣わせてしまいましたわ…」
ダイヤ「もう平気ですわ…」
ダイヤ「って、もうこんな時間ではないですか…!」 - 89 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:28:20.53 ID:ZCbmNG9B.net
- ルビィ「きょ、今日はお姉ちゃんは休んでて!」
ダイヤ「それはいけません…習い事は黒澤家として一人前の…」
ダイヤ(あっ…)
ルビィ「今日だけは休んでほしいな…」
ダイヤ「…」
ダイヤ「ふふっ、それでは…そうさせてもらいましょうか…」
ルビィ「ありがとう、お姉ちゃん!」
ダイヤ「ふふ、休んでお礼を言われるなんて…」
ルビィ「今日はお姉ちゃんの分まで、ルビィ頑張るから!」
ダイヤ「ええ、楽しみにしていますよ…」 - 92 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:29:00.90 ID:ZCbmNG9B.net
- ダイヤ(ルビィ、貴女は…)
ダイヤ(私の知らない間に……いつの間にか大きくなっていたのですね)
ルビィ「お姉ちゃん!」
ダイヤ「どうしたのです?」
ルビィ「プリン持ってきたよ!」
ダイヤ「ルビィ…ありがとう…」
ダイヤ「さ、一緒に食べましょう」
ルビィ「うんっ♪」
ルビィ「ルビィが食べさせてあげるね!」
ガヤガヤ..
ダイヤ「誰か来たようですね…外の方が騒がしいですわ」 - 96 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:30:00.39 ID:ZCbmNG9B.net
- 花丸「とっさに嘘をつくにしても妖怪はないずら…」
善子「うっさいわね!学年が入れ替わってるなんてすぐばれるから普通じゃない物のせいにしただけよ!」
善子「っていうかあんたも山の神とかよく出てきたわね!」
鞠莉「カタブツのダイヤを騙せるなんてやるわね、ヨハネ♪」
善子「でしょー♪」
曜「下手な嘘も見抜けないくらいダイヤさんが弱ってたのは事実だし、ヨーシコー!お手柄であります!」
善子「ヘタな嘘って何よ~!」
善子「そもそも学年が変わってるなんて信じさせる方が難しいんだから!」
梨子「二人ともお疲れ様♪」
千歌「私も看病したかったなぁ~」
梨子「千歌ちゃんは授業サボりたいだけじゃないの?」
千歌「ぎくっ…」 - 99 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:30:40.44 ID:ZCbmNG9B.net
- 鞠莉「でもあのダイヤがバタンキュー♪しちゃうなんてね~」
果南「疲れてたところにあのシチュエーションだし…やっぱショックだったんじゃない?」
千歌「あはは…皆で騙したのはちょっと悪い気もするね……」
梨子「今日のダイヤさんは目の下にクマも出来てたし…休んでもらってよかったと思うな」
花丸「お詫びに抹茶のクッキーとのっぽパンを持ってきたずら」
善子「どーせパンはアンタの分でしょ!!」
曜「あはは、私も抹茶プリン持ってきたんだよ。元気出してくれるといいなぁ」
鞠莉「ダイヤ、もう起きてるかしら?」
果南「まだ寝てたら本当に心配だけどね」 - 103 : 名無しで叶える物語(もも)@\(^o^)/ 2017/04/02(日) 01:31:59.81 ID:ZCbmNG9B.net
- ダイヤ「皆さん…」
ルビィ「お姉ちゃん…皆ね…お姉ちゃんのことが好きだから……」
ルビィ「ルビィが騙そうって言っても賛成してくれたんだよ?」
ルビィ「お姉ちゃんが辛い時は…」
ルビィ「ルビィを……」
ルビィ「あんまり力になれないかもしれないけど…ルビィを頼ってほしいな…」
ダイヤ「ルビィ…」
ダイヤ「ふふっ、これからはそうさせてもらいますね」
ダイヤ「お姉ちゃん♪」
ルビィ「えへへ♪」
おしまい

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