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DQN「東雲の情報が欲しけりゃ…分かるな?」中村先生「くっ…」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 21:11:51.99 ID:5U3Yb58YO
みたいな


2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 21:12:12.96 ID:+x/71uaI0
続きは?


3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 21:12:57.93 ID:V61TBxFaO
はよ


4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 21:16:31.83 ID:5U3Yb58YO
もしかして中村先生って需要あるの?


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 21:27:53.87 ID:LLxHiY1h0

DQN「どうした?早くしろよ」

中村「こ……こんなことをして許されると思ってるのかお前は!」

DQN「生徒にスタンガン突きつけたり穴に落としたりしてる人に言われたく無いっすね」

中村「うっ……」




9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 21:33:39.09 ID:LLxHiY1h0
中村「大体、お前が東雲の何を知ってるって言うんだ!?」

DQN「は?」

中村「私は東雲を毎日観察してきたが、科学的なことは何も分からなかったぞ!」

中村「せいぜい背中のネジへの配慮は行き渡っているとか、その程度の情報しか掴めなかった」

DQN「へぇ……ただの高校教師が、そんなに1人の生徒に固執していいんすかねぇ」


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 21:36:20.38 ID:LLxHiY1h0
DQN「俺を咎める前に、自分の行動を反省したらどうですか、かな先生?」

中村「し、下の名前で呼ぶな!」

DQN「……ふん。ま、従順な先生なんて先生らしくないし、そのままで良っか」

中村「何が良いんだ……や、やめろ!」


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 21:40:42.25 ID:LLxHiY1h0
中村「……分かった、分かったから、ちょっと待ってくれ」

DQN「お?」

中村「私に何かする前に、まず東雲のことを教えてくれ」

中村「東雲について何か情報を知っているという証拠を見せてくれたら……その時は、私を好きにすればいい」

中村「ただし証拠が無くては駄目だ!」

DQN「堅いねぇ。ま、そこが先生の良いとこだけどね」


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 21:43:15.19 ID:LLxHiY1h0
中村「証拠はあるのか!?」

DQN「……本当はこんなに早く見せたくなかったんだけどね」

DQN「先生、この子供知ってる?」ペラッ

中村「!」

中村(この子は……以前私が東雲の家に忍び込んだ時に見た、あのはかせとかいう……)

中村「知ってるが、この子がどうかしたのか?」


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 21:47:12.92 ID:LLxHiY1h0
DQN「実はさ、この子供、東雲の母親なんだよ」

中村「……?」

中村(“母親”?こいつ、東雲がロボットだと知らないのか?)

DQN「なんでこんなに子供っぽい風貌なのかは分からねーが、このガキが東雲を産んだことは確かだ」

中村「……何故そう言い切れる?」


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 21:51:30.57 ID:LLxHiY1h0
DQN「くっくっく。実は俺、聞いちゃったんだよね」

DQN「東雲と同じクラスの相生とかいう奴が、東雲ん家に行った時のこと」

中村(!)

中村(東雲……ロボであることを隠すどころか、あんな危険な家にクラスメイトを招きいれていたなんて……)

DQN「その時、相生が聞いたらしいんだよね」


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 21:55:19.76 ID:LLxHiY1h0
DQN「このガキが、“自分が東雲を産んだ”っつって、自慢してたって」

中村「……」

中村(いや、それは有り得ない。何故なら東雲は間違いなくロボットだ。人間から産まれてくるなどありえない)

中村(ましてや、あんな子供から)

中村(……いや、待てよ)


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 21:58:41.19 ID:LLxHiY1h0
中村(あのはかせとかいう子は、“自分が東雲を作った”と言っていた……)

中村(それが、イコール東雲を産んだということなのか!?)

中村(いやいやいやいやいや、ありえない、そんな馬鹿なことがあるはずはない)

中村(……しかし)

中村(あんな精巧なロボットを、あんなに小さい子どもが作ったという事も、にわかには信じがたい)

中村(…………東雲はどこから生まれたんだ?)


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 22:00:21.13 ID:LLxHiY1h0
DQN「どしたの先生?黙り込んじゃって。そろそろやる気になった?」

中村「うるさい!今考えてるところだ!」

DQN「なっ……」カチン


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 22:05:12.71 ID:LLxHiY1h0
DQN「ふーん。そういう態度取られちゃ、こっちも無理矢理やるしか無いなぁ」

中村「なっ……ま、待て、私は考えてると言っただけで……」

DQN「おーい!もう入って来て良いぞー!」


ガラガラガラ


中村「!」

中村「お、お前は……」


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 22:07:53.60 ID:LLxHiY1h0
桜井「こんにちは、中村先生」

中村「お前は確か……桜井先生の弟の……」

桜井「はい。桜井誠です」ニコ

中村「……そうか」

中村「お前も、このDQNの仲間ということだな?」

桜井「まぁ、言っちゃえばそうですね」


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 22:13:03.42 ID:LLxHiY1h0
中村「まさかお前がそこまで下衆な奴だったとはな。見損なったぞ。桜井先生とは大違いだ」

桜井「何もそこまで言わなくても」

DQN「おい桜井、さっさとやっちまおうぜ」

中村「!」

中村「ま、待て!」

桜井「じゃ、中村先生……」ズイッ

中村(…………ヤヴァイ)


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 22:16:52.06 ID:LLxHiY1h0
中村(こうなったら酸化君プラスを……いや、そんなもの飲ませている暇はない)

中村(回路ショート君は!?)

中村(しまった、職員室のリュックの中に……)

中村(ここは科学準備室……下手に動けばすぐに捕らえられてしまう)

中村(くそ!私の貞操をこんなところで汚してたまるものか!)

中村(一体……どうすれば……!)


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 22:22:42.96 ID:LLxHiY1h0
DQN「さて」

桜井「中村先生……」

中村(ううっ……近い!)

中村(も、もう駄目だ――――!)



ドサッ!



中村「…………へ?」


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 22:25:00.07 ID:LLxHiY1h0
DQN(土下座)

桜井(土下座)








中村「……これは一体……」


29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 22:38:02.01 ID:LLxHiY1h0
DQN「中村先生、お願いします!」

桜井「俺達の……囲碁サッカー部の顧問になって下さい!」

中村「……あの、ちょっと意味が分からないのだが」

桜井「顧問がダメならマネージャーでもいいです!」

中村「いや、そういう問題では無くてだな……」


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 22:43:03.44 ID:LLxHiY1h0
中村「大体お前らにはあのモミアゲがいるだろうが」

桜井「だってあの人、なんだかんだで面倒臭がって全然顧問してくれないんですよ」

中村「だ、だからって何故私に頼む」

桜井「俺、DQN君から先生のことを聞いて、思ったんです!」

桜井「中村先生は囲碁サッカーに向いてるって!」

DQN「……」コクン!コクン!


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 22:46:59.00 ID:LLxHiY1h0
桜井「中村先生が失態をやらかして逃げ出すときのその脚力」

桜井「そして囲碁に欠かせない頭脳と探究心」

桜井「先生はきっと良い顧問になれます!」

中村「あのな桜井……いきなりそんなことを言われても」

桜井「もし先生が顧問になってくれたら、東雲さんのこと、全面協力します!」

中村「…………何?」


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 22:55:58.35 ID:LLxHiY1h0
中村「前面協力だと……?」

桜井「はい。先生は東雲さんに物凄く興味があるそうですね」

桜井「でも先生じゃ色々警戒されて近づきにくいだろうから、俺が東雲さんに近づいて、色々聞き出します!」

桜井「中村さんが知りたがってることは何でも聞いてきてあげますよ!」

中村「…………」

桜井「どうですか?これで顧問になってくれませんか!?」


36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 22:58:38.35 ID:LLxHiY1h0
中村「……いいだろう。顧問になってやる」

桜井「ホントですか!?やった!ありがとうなDQN君!」

中村「ただし!」

桜井「?」

中村「ただし……桜井。お前は東雲には近づくな」

桜井「え?」


37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 23:00:51.79 ID:LLxHiY1h0
桜井「……俺じゃ、力不足ってことですか?」

中村「いや、そうじゃない」

中村「お前が東雲に近づく様を想像してみたんだが……」

中村「なんというか……それは物凄く不愉快だ」

桜井「?」


40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 23:08:30.16 ID:LLxHiY1h0
中村「お前が東雲から深くを聞き出そうとするなら……当然、関係も深くなっていくだろう」

中村「それは私には耐えられない」

中村「それに、東雲の調査は私の生き甲斐だ。私は科学の名の下に東雲を……」

桜井「……」ニヤニヤ

中村「おい桜井、聞いてるのか?」


41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 23:13:37.83 ID:LLxHiY1h0
桜井「中村先生、それってさぁ」ニヤニヤ

中村「な、なんだ」

桜井「……まぁいいや。先生そういうの疎そうだし」

中村「ど、どういう意味だ!私は本気で東雲の調査を――」

桜井「はいはい分かったって。2人の邪魔はしませんよ」ニヤニヤ


42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 23:15:39.21 ID:LLxHiY1h0
桜井「それより顧問、お願いしますね!じゃ!」

DQN「……失礼しました(俺が来た意味あったのか?)」


バタン


中村「…………はぁ、全く」

中村「……コーヒーでも淹れるか」


44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 23:23:48.47 ID:LLxHiY1h0
――――「先生、そういうの疎そうだし」


中村「たかが高校生のくせにマセた口を……私をいくつだと思っているんだ、全く……」

中村「私を……」

中村「……私にだって、それくらい分かっているさ」

中村「……この気持ちが、何なのかくらい」

中村「…………東雲」

中村「…………はぁ」


45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 23:29:21.05 ID:LLxHiY1h0
中村「……」コポコポ

中村「ふふん。流石大工コーヒーは香りが良いな」

中村「さてと……マグカップはどこだったかな」


ガラガラガラ


なの「中村せんせーい?」

中村「うわあぁッ!?」アタフタ


46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 23:35:07.66 ID:LLxHiY1h0
なの「ど、どうかしましたか?」

中村「いや、なんでもないです!お前こそどうした東雲?」

なの「あ、頼まれた本を……」

中村「あ、そうか、そうだったな、ははは」アセアセ

なの「……?」


中村(放課後の理科準備室に2人きり)

中村(これは思わぬ展開だ……)


49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 23:40:34.58 ID:LLxHiY1h0
中村(どうする?今なら何をしてもバレない)

中村(回路ショート君は職員室だから使えないとして)

中村(睡眠薬も以前効かなかったから却下だ)

中村(となると……やはりこの酸化君プラスか!)

中村(ちょうどコーヒーも淹れたところだし……ふふん、やはり飛んで火にいる夏のロボとはお前のことだ、東雲なの!)


52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 23:43:52.22 ID:LLxHiY1h0
なの「じゃ、ここに置いていきますね」

中村「あぁ、悪いな。今ちょうどコーヒーを淹れたんだ。飲んで行かんか?」

なの「え!?そんな、いつもいつも悪いですよ!」

中村「別に気を遣っているのではない。私の勝手な好意でやっているんだ」

なの「はぁ……じゃあ、お言葉に甘えて、頂きます」ニコッ

中村(!)

なの「……中村先生?」


53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 23:47:13.18 ID:LLxHiY1h0
中村(…………)

中村(い、今、このコーヒーに酸化君プラスを入れれば、間違いなく東雲を家に持ち帰り、調べることが出来る……)

中村(し、しかし……)

中村(何故、何故戸惑うんだ……?)

中村(東雲を持ち帰り、自分のものにすることが……本当に私の生き甲斐なのだろうか……?)

中村(私は……私は……)


56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 23:53:14.02 ID:LLxHiY1h0
中村「……あの、東雲」

なの「はい?」

中村「以前、私がお前の家に行った時、お前は言ったよな……?」

中村「“女の子同士が付き合うのは普通じゃないが、個人の自由だとは思う”と」

なの「? 言いましたけど……」

中村「二言は無いか?」

なの「え?」


57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/12(木) 23:55:50.82 ID:LLxHiY1h0
なの「えーと、よく分かりませんけど……あの言葉は別に嘘じゃないですよ?」

中村「……そう、か」

なの「……?」

中村(“個人の自由”……)

中村(今はそれだけで、満足しておくとするか)


58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/13(金) 00:01:05.99 ID:D4FCcKkR0
中村「すまんな、コーヒーも冷めてしまったが、良かったら飲んで行け」

なの「あ、はい!頂きます」

中村「……なぁ、東雲」

なの「なんですか?」

中村「また……家に行ってもいいか……?」

なの「あ、はい!是非また来て下さい!」

中村「……ふふ。ありがとう」


59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/13(金) 00:01:37.97 ID:5oMMEnGm0
かなちゃんマジ乙女


60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/13(金) 00:05:11.83 ID:D4FCcKkR0
なの「では、失礼します」ペコッ

中村「あぁ、また明日な」

なの「はい!」

中村「…………」

中村「…………」

中村(~~~~!)

中村「あ、あの、東雲!ちょっと待ってくれ!」


61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/13(金) 00:07:31.13 ID:D4FCcKkR0
なの「はい?」クルッ

中村「あの、えーと、お前の家には確か、黒猫がいるんだったな」

なの「あ、はい!変わった名前ですけど、可愛いですよ」

中村「ああ、黒猫は、可愛いな。東雲は猫が好きか?」

なの「ええ。黒猫さんは特に好きです」

中村「そうか。私も好きだ」

中村「……きっと、私達は、気が合うと思う」

なの「……?」


62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/13(金) 00:09:55.38 ID:D4FCcKkR0
中村「いや、えーと、なんだ、えーと、何でもない!気にしないでくれ!」

なの「え、あ、はい」

中村「それじゃあ、気をつけて帰れよ」

なの「はい、失礼します!」

中村(…………)

中村(また明日な、東雲)


63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/13(金) 00:11:57.78 ID:D4FCcKkR0



   初恋なんて言えない
   キャラじゃないんだもん
   ねぇ あしたも会えるよね?




~終わり~


65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/13(金) 00:13:01.88 ID:Onje0aB60
ほのぼのしててよかった


66 : 忍法帖【Lv=40,xxxPT】 2012/04/13(金) 00:14:11.94 ID:tkOEF6R90

よかった


67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/13(金) 00:14:55.49 ID:D4FCcKkR0
お粗末さまでした。
日常SSは一度だけ投下させて頂いたことがありますが
今回のは即興で思いつくままに書いていたのでこんなことになってしまいました。
私は誰よりもかなちゃん先生が好きです。
付き合ってくださった方ありがとうございました。


68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/13(金) 00:18:40.26 ID:5oMMEnGm0
中村ssもっと増えろ

大層乙であった


TVアニメ 日常のキャラクターソング その9 ラスト5パーソン
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日常 ねんどろいど 東雲なの (ノンスケール ABS&PVC製塗装済み可動フィギュア)
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