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真姫「花陽と私が」花陽「談笑するだけのお話」

2 : 名無しで叶える物語 2017/05/21(日) 00:55:50.38ID:KAjpPCFQ.net
-部室-

ガチャッ

真姫「あら、花陽だけなのね。」

花陽「あ、真姫ちゃん。」

真姫「凛もいないの?」

花陽「英語の小試験の結果に引っかかっちゃって職員室連れて行かれちゃった…。」

真姫「あぁ…。あの子らしいわね。」




4 : 名無しで叶える物語 2017/05/21(日) 01:02:11.02ID:KAjpPCFQ.net
真姫「じゃあ…隣いいかしら?」

花陽「うん、もちろんどうぞっ。」

真姫「あ、ありがと…//」

花陽「えへへ。」

花陽「作曲の方は順調?」


5 : 名無しで叶える物語 2017/05/21(日) 01:11:10.69ID:KAjpPCFQ.net
真姫「えぇ、今回はなかなかスムーズに曲が浮かんできてるわ。花陽がセンターを務める曲だからかしら?なんだか色々イメージが湧いてきて。」

花陽「そ、そんなぁ…照れるよ。」

真姫「こんなもので照れてたら人前でセンター立つ時どうするのよ。」

花陽「そ、それは…うぅ…。」


6 : 名無しで叶える物語 2017/05/21(日) 01:18:38.43ID:KAjpPCFQ.net
真姫「貴方はもっと自信持っていいのよ。」

花陽「そんなこと言われてもぉ…。」

真姫「わざわざ生徒手帳を私の家まで届けに来てくれた度胸を見せておきながら今更何言ってるのよ。」

花陽「それは…!あの時は夢中で…。それに真姫ちゃんのことが気になってたから。」


7 : 名無しで叶える物語 2017/05/21(日) 01:24:52.17ID:KAjpPCFQ.net
真姫「なっ…!貴方意外と平気でそういうことは言うのね…。」

花陽「な、何か変なこと言ったかな…?」

真姫「何でもないわよ。花陽からは嫌味も感じないし別に構わないわ。」

花陽「それは喜んでいいのかな?」

真姫「えぇ、そのまま受け取って頂戴。」


8 : 名無しで叶える物語 2017/05/21(日) 01:36:44.40ID:KAjpPCFQ.net
花陽「うん、わかったっ。それで真姫ちゃん、今度の曲はどういう雰囲気なの?」

真姫「そうね、貴方がメインなんだから貴方にはしっかり話しておかないとね。」

花陽「えへへ、ぜひお願いします。」

真姫「貴方、何だかユニットの曲といいソロの曲といい失恋だったり切ない調子のものが多いじゃない?だから今回はとびきり…ってほどでもないけどそれなりに明るい曲調にしたいなって思ってて。海未ともそういった方向で話を合わせてるのよ。」


10 : 名無しで叶える物語 2017/05/21(日) 01:47:20.54ID:KAjpPCFQ.net
花陽「静かな曲もそれはそれで私は好きなんだけどね。ちゃんと歌えてるかどうかは分からないけど…。」

真姫「大丈夫よ、しっかりと歌えてるわ。花陽の歌声は心に直接問い掛けるものがあるもの。」

花陽「ありがとう真姫ちゃん。でも確かにアイドルたるものどんなジャンルの歌でも歌い分けられるようにならないとっ。」

真姫「花陽ならきっと大丈夫。私達も出来る限りのサポートをさせてもらうわ。」

花陽「うんっ、お言葉に甘えるね。」


11 : 名無しで叶える物語 2017/05/21(日) 01:57:36.18ID:KAjpPCFQ.net
真姫「それにしても…暑いわね。」

花陽「最近めっきり暑くなってきたよね。」

真姫「いよいよ夏の到来って感じね…。まぁ正直暑さがしつこく感じる時もあるけど、その分日が沈むのも遅いから充実した時間を過ごせるこれからの時期は嫌いじゃないわ。」

花陽「今以上に楽しい時間を過ごせるといいよね。私も夏はお米が美味しいから好きなんだぁ。」

真姫「お米って時期を選ばずに美味しいものじゃないの…?」


12 : 名無しで叶える物語 2017/05/21(日) 02:06:27.31ID:4Ka0jFIY.net
真姫「…ん?あら、ママから携帯にメッセージきてる。」

花陽「前から思ってたんだけど真姫ちゃんのスマホかわいいよね。」

真姫「そ、そう?こういうシンプルな色合いとデザインが好きなのよね。」

花陽「真姫ちゃんらしいな。インカメとかって使ってる?」

真姫「い、いんかめ?」


13 : 名無しで叶える物語 2017/05/21(日) 02:14:41.77ID:4Ka0jFIY.net
花陽「インカメラの略称なんだって。いわゆる自撮り…自分側を撮りやすいように設定できるモードなんだけどね。」

真姫「へぇー…。カメラ自体あまり使わないからそっちの方は本当にからっきしだわ。」

花陽「私もあんまり使わないんだけど…。でも好きなアイドルのSNSとかチェックしてるとみんな自撮りして写真あげてるんだぁ。」

真姫「なるほどね。確かにチラッとそういう写真を見かけたことはあるかもしれない…。」


14 : 名無しで叶える物語 2017/05/21(日) 02:23:11.97ID:4Ka0jFIY.net
花陽「それで…ですね。あの、一応…一応というか真姫ちゃんと私もアイドル、というかスクールアイドルなわけでして…。」

真姫「…い、一緒に写る…?」

花陽「えへへ…ごめんね?なんか強引だよね。」

真姫「い、いや別に全然そんなことないわよっ。何というかその話を聞いたら少し試してみたくなったし。」

花陽「ありがとう、真姫ちゃん。」

真姫「…//」

ア,アレ?ワタシウツッテナイナァ...
ヤ,ヤッテミルトナカナカムズカシイワネ...
モットチカヅイタホウガイイノカナ...?
チョッ,ハナッ...//アッ!フタリトモウツッテルワ!


15 : 名無しで叶える物語 2017/05/21(日) 02:30:52.92ID:4Ka0jFIY.net
……

花陽「えへへ、ありがとう真姫ちゃん。友達とこうやって自撮りして写るの実は憧れてたんだ。」

真姫「何というか…私達らしくない気はするけど、それが今しか出来ないことでもあるものね。」

花陽「うんうん。確かに真姫ちゃんと2人きりな今だからこそお願いできたことかもっ。」

真姫「あ、そっちの意味なのね…。じゃあ今の写真チャットで送るわね。」

花陽「うん、ありがとう。といっても私はこういう写真あげられるようなSNSのアカウントとかは持ってないんだけどね、えへへ。」


17 : 名無しで叶える物語 2017/05/21(日) 02:39:59.62ID:4Ka0jFIY.net
真姫「まぁいいじゃない。思い出の1つとして残しておくのも。」

花陽「思い出かぁ…。また真姫ちゃんとの思い出が1つ増えたってことだねっ。」

真姫「そ、そういうことね//」

花陽「えへへ。この写真、μ'sのグループチャットにも貼っちゃおっか?」

真姫「…ふふっ。何よ面白そうじゃない。」

花陽「ふふっ。何て送ろうかなぁ。」

……

μ's(9)

はなよ【先に活動始めちゃったっ。《添付:まきぱな自撮り2ショット》】

……


19 : 名無しで叶える物語 2017/05/21(日) 02:48:01.21ID:4Ka0jFIY.net
真姫「…それで、花陽が最近追いかけてるっていうそのアイドルはどういう人なのよ?」

花陽「あれ、真姫ちゃん興味持ってくれたの?」

真姫「あの、何というか…さ、参考までによ!参考までに知っておくのもいいかと思って…。」

花陽「えへへ。ちょっと待ってね、えーと…この人!この橋木環奈ちゃんって子!」


20 : 名無しで叶える物語 2017/05/21(日) 02:54:52.61ID:r1EePWft.net
真姫「…ふーん…確かに…これは可愛いわね…。」

花陽「でしょ?真姫ちゃんにそう言ってもらえると嬉しいなぁ。」

真姫「どうして貴方が嬉しがるのよ。」

花陽「あ、つい…。この環奈ちゃんはね、まだ高校卒業したばかりなのにメディアに引っ張りだこですごく売れっ子なアイドルなんだぁ。」

真姫「まぁこれほどの容姿ならテレビに映したくもなるかもしれないわね。ま、まぁ私もこの人は認めてあげてもイイワ。」


21 : 名無しで叶える物語 2017/05/21(日) 03:01:18.62ID:r1EePWft.net
花陽「うふふ。実は私も、将来プロのアイドルになることを夢見てて…。環奈ちゃんみたいに上手くはいかないと思うけど、でもやっぱり目指す以上はみんなから愛してもらえるようなアイドルになりたくてね…ってごめんね!急に関係のないこと話し込んじゃって…。」

真姫「花陽ならなれるわ。」

花陽「え?」

真姫「絶対…という保証は確かにないけれど、でもスクールアイドルの今でも多くの人を魅了している…。私もそんな貴方に魅了された人のうちの一人なのよ?」

花陽「真姫ちゃん…。」


22 : 名無しで叶える物語 2017/05/21(日) 03:07:59.06ID:r1EePWft.net
真姫「このままの貴方で歩んでいけば…私は、花陽は絶対的なアイドルになれると思うわ。それに貴方の目指してるみんなから愛してもらえるアイドルっていうのも貴方にうってつけなものだと思う。」

花陽「そ、そこまで真姫ちゃんに言ってもらえたら…やっぱり照れるな…///」

真姫「え…?あっ、あの、私…!ご、ごめんなさい///……色々とお節介だったわよね…。」

花陽「ううん、そんなことない!とっても嬉しいよ。こんな私でもがんばろうって自信が付いた…。また、背中押してもらっちゃったね…。」


24 : 名無しで叶える物語 2017/05/21(日) 03:14:53.06ID:r1EePWft.net
真姫「何言ってるのよ。私をこんな素敵な世界に連れてきてくれたのも花陽、貴方よ。高校生にもなってここまで夢中になれるものを見つけられるとは思わなかった。それのきっかけを作ってくれた貴方には恩を返しても返しきれないわよ。」

花陽「もぅっ。泣かせるなぁ真姫ちゃん…。こんな素敵な友達を持った花陽は幸せ者です。」

真姫「ちょっと…大袈裟よ。でも…私はずっと応援してるから。」

花陽「うん…っ。ありがとう、真姫ちゃん!」

真姫「えぇ…ふふ。」

花陽「えへへ…。」

凛「あぁーーーーー!!!!!真姫ちゃんがかよちん泣かせてるにゃ!!!!!」


25 : 名無しで叶える物語 2017/05/21(日) 03:20:59.94ID:r1EePWft.net
花陽「ふぇっ?り、凛ちゃん?」

真姫「ちょ、何言ってるのよ凛、誤解よ。」

凛「問答無用だにゃぁ!!!大丈夫だったかよちん?」

花陽「うん、大丈夫だよ。ありがとう凛ちゃん。」

真姫「ちょっと貴方も否定してよ花陽…。」


26 : 名無しで叶える物語 2017/05/21(日) 03:28:24.17ID:r1EePWft.net
にこ「全く…あんた達いつの間にそういうこと覚えたのよ。」

真姫「に、にこちゃん…!そ、そういうことって…//」

花陽「は、花陽達は別に…//」

にこ「何を動揺してるのよ…グループチャット見たわよ。自撮りならにこも混ぜなさいよっ。」

真姫「あ、そ、そっちね…。」

凛「かよちんも真姫ちゃんも顔真っ赤にしてどうしたの?」

花陽「な、なんでもないよぉ!」

にこ「ほらほら、撮るわよ。」


27 : 名無しで叶える物語 2017/05/21(日) 03:33:57.88ID:r1EePWft.net
真姫「にこちゃんはこういうの手慣れてそうね。」

にこ「まぁアイドルたるものこれくらいね。この4人ショットは…さしずめ、にこりんぱな+真姫ってあたりかしら。」

凛「どっちかって言うとこのメンバーなら1年生+にこちゃんって感じじゃない?」

真姫「にこちゃん、背丈的に私達とそう大差ないから1年生4人組でも通りそうね。」

にこ「あんた達ねぇ…。」

花陽「うふふっ。」


29 : 名無しで叶える物語 2017/05/21(日) 03:39:36.66ID:r1EePWft.net
絵里「ごめんなさい、生徒会の仕事で遅れたわ!」

希「なになにー?花陽ちゃんと真姫ちゃんそういう関係だったん?写真見たでぇ。」

真姫「ばっ!そういうのじゃないってば//」

花陽「グループチャットに写真載せたのは軽率でした…//」

穂乃果「なんか楽しそうなことやってるー!!写真撮ってるのー?」

海未「穂乃果、貴方は…部室入って第一声がそれですか。」

ことり「あははっ。でも確かに楽しそう、ことりも混ぜて欲しいなぁ。」


30 : 名無しで叶える物語 2017/05/21(日) 03:46:12.58ID:r1EePWft.net
にこ「はいはいっ。着替え持って屋上向かうのが先よ!ただでさえ練習時間押してるんだから!それに屋上の方が日光で写メ盛れそうだし…。練習着ショットってのもまた青春感あって…。」

絵里「何呟いてるのよにこ?」

にこ「な、何でもないわよ!ほら行くわよ屋上!」

希「なになに、焦ってるん?にこっち」

にこ「うるさいわね!焦ってない!」


32 : 名無しで叶える物語 2017/05/21(日) 03:51:16.43ID:r1EePWft.net
穂乃果「凛ちゃんも写真撮ったの?」

凛「うん、1枚だけね!穂乃果ちゃんも屋上行ったらみんなで撮ろ!」

穂乃果「うんっ!」

ことり「ほんとだぁ、かよちゃんと真姫ちゃんの2ショット送られてる。ねぇ海未ちゃん、私達もこんな感じに撮ろうよ?」

海未「い、いえ、私は写真は…。」

ことり「海未ちゃん…お願いっ!」

海未「…っ!い、1枚だけですからね…!」


33 : 名無しで叶える物語 2017/05/21(日) 03:56:46.55ID:r1EePWft.net
真姫「…花陽?みんな行っちゃったわよ?」

花陽「…今日もいい天気だね。」

真姫「…えぇ、そうね。」

花陽「こんな気持ちのいい日に素敵な仲間のみんなと同じことに夢中になってがんばって…。」

真姫「…。」

花陽「私、スクールアイドル始めてよかった。」

真姫「…私も同じこと思った。」

花陽「…。」

真姫「…。」

花陽「…ぷっ…。」

真姫「ふふっ…。」


34 : 名無しで叶える物語 2017/05/21(日) 04:00:21.39ID:r1EePWft.net
花陽「あはははっ」
真姫「うふふふっ」

真姫「さて、屋上に向かいましょうか。」

花陽「うん、そうだね。……ねぇ真姫ちゃん。」

真姫「どうしたの?」

花陽「これからもよろしくね!」

真姫「…えぇ、こちらこそ!」


35 : 名無しで叶える物語 2017/05/21(日) 04:03:15.35ID:r1EePWft.net
窓から流れ込んだ淡い南風が日射に照らされた二人の髪を仄かに撫でた。


36 : 名無しで叶える物語 2017/05/21(日) 04:04:14.08ID:r1EePWft.net
以上でおしまいです
見て下さった方ありがとうございました


元スレ:http://nozomi.2ch.sc/test/read.cgi/lovelive/1495295683/


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