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【 ガヴドロ 】サターニャ「冷凍庫に閉じ込められた……」
- 1 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/24(水) 20:46:27.246 ID:XyOkQJfo0.net
- サターニャ「どうして私達がガヴリールの短期バイトにつき合わされなきゃいけないのよっ」ドサッ
ガヴ「しょうがないだろ。私だけだと人手が足りないんだからっ」ドサッ
サターニャ「それにしても寒いわね」ブルブル
ガヴ「冷凍した魚を運ぶだなんて私には向かなかいなっ」ドサッ
サターニャ「ならどうして仕事引き受けたのよっ」ドサッ
ガヴ「給料が良かったんだよっ」ドサッ
サターニャ「お腹空いたわねっ」ドサッ
ガヴ「もうすぐお昼だから我慢しろよっ」ドサッ
タプリス『あ、冷凍庫が開けっ放しです。いったい誰でしょうか』バタン
ガヴ「え? 嘘だろ」
サターニャ「冷凍庫に閉じ込められた……」
ガヴ「タプリスか!? 中に私達がいるんだ!! 開けてくれ!!」ドンドン
サターニャ「寒いって! こんな所に閉じ込めないでよ!」ドンドン
ガヴ「開けろ!! 開けろよ!!」ドンドン
サターニャ「出して! お願い! 外に出してよ! こんな奴と二人っきりなんて嫌っ!!!」ドンドン
ガヴ「私だって嫌だ!! 出せ! 出せよ!」ドンドン
- 2 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/24(水) 20:46:55.415 ID:XyOkQJfo0.net
- サターニャ「あ! そうよ。ガヴリールには神足通があるでしょ。」
ガヴ「そうだった。危うく忘れる所だった。神足通ッ!」ピュン
サターニャ「………」
ガヴ「間違って上着を飛ばしてしまった……。寒い……」ブルブル
サターニャ「私の上着借してあげるから、ほら」バサッ
ガヴ「いいのか? サターニャだって寒いのに」
サターニャ「いいのよ。ガヴリールって体温低そうでしょ」
ガヴ「サターニャ……」
サターニャ「ほら、助けを呼ぶわよ。誰か! 誰か来てください!!」ドンドン
ガヴ「誰か開けてください!!」ドンドン - 4 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/24(水) 20:48:51.734 ID:XyOkQJfo0.net
- サターニャ「最悪だわ。誰も来てくれなかった」
ガヴ「ただでさえ寒いんだ。変な事するなよ」
サターニャ「上着借りといてよくそんな事が言えるわね。変な事なんてするわけないでしょ!!」
ガヴ「………」ウトウト
サターニャ「ガヴリール!!?」
ガヴ「あ! 寒いからつい眠くなった」
サターニャ「ねぇ、寒いんだからくっ付かない? お互い意地張らずに」
ガヴ「そうするか。ただし変な事はするなよ」
サターニャ「だからしないって! でも手くらい繋がせてよね///」
ガヴ「手なら……いいぞ///」
サターニャ「……」ギュウ
ガヴ「サターニャの手って温かいな」
サターニャ「何言ってるのよ!?」
ガヴ「はっ! 私は今何を!?」
サターニャ「ガヴリール……もっとくっ付いていいのよ」
ガヴ「……」スリスリ
サターニャ「ちょっと! 身体こすりつけないで!」
ガヴ「こっちの方が温まるだろ」
サターニャ「それもそうだけど……」
ガヴ「だからな、少しだけ」スリスリ
サターニャ「少しだけよ」
ガヴ「サターニャァ……」スリスリ - 5 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/24(水) 20:50:46.171 ID:XyOkQJfo0.net
- サターニャ「寒いわ」ブルブル
ガヴ「……」
サターニャ「だから寝るなって!! 寝たら死ぬわよ!!」ブルブル
ガヴ「サターニャ、私達ここから出られないのかな? ここで死ぬのかな?」ブルブル
サターニャ「何ネガティブな事言ってるのよ!! ヴィネット達が絶対に気付いてくれるわよ!!」ブルブル
ガヴ「なぁサターニャ、ここから出られたら一緒に住まないか?」ブルブル
サターニャ「はぁ? 何言ってんの? そう言ってまた私をからかおうって気でしょ!」ブルブル
ガヴ「違うんだ。サターニャと一緒に住んだら朝は一緒に温かいご飯を食べて、一緒に温かいコーヒーを飲むんだ。」ブルブル
サターニャ「ガヴリール……。何気持ち悪い事言ってるのよ」ブルブル
ガヴ「一緒に登校して、一緒に下校して、帰ったら暖かい部屋で一緒に遊ぶんだよ」ブルブル
サターニャ「ガヴリール! 気は確かなの?」ブルブル
ガヴ「そして夜になったらサターニャのぬくもりを感じながら眠るんだ。きっとサターニャの身体は暖かいんだろうな」ブルブル
サターニャ「ガヴリール! 正気に戻って!! いつものガヴリールはもっと暴力的で、そんなしんみりした事は言わないのよ!!」ブルブル - 7 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/24(水) 20:52:18.160 ID:XyOkQJfo0.net
- ガヴ「サターニャッ!! 私は本気なんだ!! 茶化さないでくれ!!」
サターニャ「……ごめんなさい」
ガヴ「サターニャ、答えを聞かせてくれ」
サターニャ「一緒に住んだら私、毎日勝負を仕掛けるわ」
ガヴ「いい」
サターニャ「毎日ガヴリールに悪魔的行為をするわよ」
ガヴ「かまわない」
サターニャ「毎日ガヴリールの写真を……裸の写真も撮るわ」
ガヴ「むしろ大歓迎だ。だからサターニャ、いっしょに暮らそう」
サターニャ「裸の写真なんて撮らせてくれるの?」
ガヴ「サターニャの頼みだ。恥ずかしいけど断れないだろ///」
サターニャ「……ごめんなさい。答えは後でいい?」
ガヴ「待ってるからな」 - 8 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/24(水) 20:54:16.260 ID:XyOkQJfo0.net
- ガヴ「サターニャ」ブルブル
サターニャ「何よ!」ブルブル
ガヴ「キスしないか?」ブルブル
サターニャ「はぁ!? 何言ってるのよ! しないわよっ!」ブルブル
ガヴ「頼むよ、生きてる事を実感したいんだ」ブルブル
サターニャ「ならもっと他の方法があるでしょ!」ブルブル
ガヴ「いいや、これしかないんだ。頼むサターニャ、私にキスしてくれ」ブルブル
サターニャ「………。恥ずかしいからガヴリールが私にして///」ブルブル
ガヴ「するぞ」
サターニャ「ええ///」
ガヴ「ん」チュウ
サターニャ「んん……」
ガヴ「……ん」
サターニャ「唇の感覚がないわね」ブルブル
ガヴ「全然キスしてる感覚がないな」ブルブル
サターニャ「続きは帰ってからにしましょう」ブルブル
ガヴ「帰ってからしていいのか?」ブルブル
サターニャ「当然じゃない。私達はこれから一緒に住むのよ」ブルブル
ガヴ「サターニャ……!!! 私達ずっと一緒にいようなっ!!」ブルブル
サターニャ「当然じゃない」ブルブル - 9 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/24(水) 20:55:24.688 ID:XyOkQJfo0.net
- ガヴ「サターニャ……ちょっと来てくれ」
サターニャ「なに?」ブルブル
ガヴ「はぁ……はぁ……。もう意識があんまりないんだ」バタ
サターニャ「何倒れてるのよ! 起きなさい!!」
ガヴ「はぁ……はぁ……震えもなくなってきたし、私はもう死ぬみたいだ」
サターニャ「何言ってるの!? ほら、私の服貸してあげるからしっかりしなさい!」ブルブル
ガヴ「もうすぐ死ぬ私にそんなのいらないよ。サターニャ……死ぬときはサターニャに抱かれながら死にたい」
サターニャ「ガヴリール!ほら、抱きしめて温めてあげるから生きなさい!」ギュウ
ガヴ「ごめんな、サターニャ。私がバイトに誘ったばっかりにこんな思いさせて。……ごめん……ごめん」
サターニャ「謝らなくていいから! ほら! しっかりしてっ!」ギュウ
ガヴ「サターニャに抱かれながら死ねるなんて私は幸せ者だなぁ」
サターニャ「ガヴリール! しっかりしなさい!」ペチペチペチ
ガヴ「………」コロ
サターニャ「ガヴリール……?」ポロポロ
ガヴ「……」
サターニャ「誰か! 誰か来て! ガヴリールが! ガヴリールが!」 - 10 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/24(水) 20:56:17.218 ID:XyOkQJfo0.net
- ヴィーネ「あ、やっぱりここにいた。タプちゃん、ちゃんと中に人がいるか確認してから閉めなきゃ駄目じゃない」
タプリス「すいません」
サターニャ「あんたが閉めたの!? 殺してやる! ガヴリールが死んだら、あんたを殺して!!」
タプリス「ひぃ!」
ヴィーネ「サターニャ落ち着きなさい」
サターニャ「こんな時に落ち着いてられるっていうの!? ガヴリールが!! ガヴリールが!!! 早く救急車!!!」
ラフィ「サターニャさん、ガヴちゃんとサターニャさんが閉じ込められてからまだ5分くらいしか経っていませんよ」
サターニャ「5分? え……でもガヴリールが」
ガヴ「サターニャ」
サターニャ「ガヴリール……私を騙してたの?」
ガヴ「薄着のサターニャが元気なのに私が倒れるなんておかしいと思わなかったのか?」
サターニャ「ガヴリールの嘘吐き!! 本当に心配してたのよ!」
ガヴ「サターニャがこんなに心配してくれるなんて私も予想外だったんだよ」
サターニャ「騙してた割にはキスしたり……一緒に住みたいって言ったり……。一緒に住みたいって言うのも嘘だったの!?」
ガヴ「サターニャ……その事なんだが……二人きりの時に離さないか?」 - 11 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/24(水) 20:58:20.570 ID:XyOkQJfo0.net
- タプリス「キ、キス!?」
ヴィーネ「ねぇ、二人とも、中で何やってたの?」
ラフィ「教えてくれますよね?」
サターニャ「…………。ほら、ガヴリール寒いでしょ。向こうで暖まりに行きましょうね」
ガヴ「サターニャおんぶ」
サターニャ「余計な事言わないの! ほら、おんぶしてあげるからあっちに行くわよっ!」
ヴィーネ「ガヴ! サターニャ! 逃げないで!」
タプリス「キスしたってどういうことですか!?」
ラフィ「待って下さいよ!詳しく教えてください!」 - 13 : 以下、\(^o^)/でVIPがお送りします 2017/05/24(水) 21:00:08.911 ID:XyOkQJfo0.net
- 数日後
ガヴ「やっぱりサターニャの身体は温かいな」ぬくぬく
サターニャ「もっとくっ付いていいわよ」
ガヴ「サターニャと一緒に寝られて幸せ」ペタ
サターニャ「私もガヴリールと一緒にいられて幸せ」
ガヴ「サターニャァ……」スリスリ
サターニャ「もう、みんなの前では甘えないでよ」
ガヴ「当然だろ。こんな恥ずかしい所みんなに見せられないよ」
サターニャ「ガヴリール……」チュウ
ガヴ「ん……」
サターニャ「んん……」
ガヴ「今度は感覚あるな」
サターニャ「気持ちいいわね」
ガヴ「サターニャ大好き」ギュウ
サターニャ「私もガヴリール大好き」ギュウ
完

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