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穂乃果「穂乃果が月の騎士をやるから、にこちゃんは薔薇の姫ねっ!」にこ「はぁ?」
- 1 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 22:03:56.10 ID:ciCbn/h3.net
- 穂乃果「っていうことで、よろしくっ!」
にこ「いや、急に言われても意味がわからないし、わかったとしてもやらないけど…」
穂乃果「えぇっ?!にこちゃん、自分がセンターの曲なのにわからないのっ!?」
にこ「それはわかるわよっ!!」クワッ
にこ「ただ輝夜の歌詞の一部を"やる"とか言い始めること自体が意味が解らないって言ってるんだけどっ!?」
穂乃果「え?簡単だよ?」
穂乃果「"輝夜の城で踊りたい"の歌詞に合わせて、ふたりで歌詞通りのお芝居をしてくのっ!」
にこ「え"っ!?輝夜ってふたりでお芝居をしていくような歌詞だったかしら?………」ウーン
穂乃果「とにかくやってみようよぉ~」
にこ「いやよ!説明をうけても意味がわからないし…」
- 2 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 22:05:47.50 ID:ciCbn/h3.net
- 穂乃果「むぅ~…穂乃果はにこちゃんとやりたいのに…」
にこ「ひとりでやってなさいよ…」
穂乃果「あっ!もしかしてにこちゃんっ!」
にこ「………ぁにょ?」
穂乃果「自分がセンターの曲なのに、その歌詞の演技もできないんだぁ~…」プークスクス
穂乃果「だから、そうやって"意味が解らない"って言い訳をして逃げて…」ジトー
にこ「…」イラッ
にこ「そんなのできるに決まってるでしょっ!やってやるわよっ!!」ガタッ
穂乃果「うん!じゃあ決定だね♪」ニッコリ
にこ「………………………………あ」 - 5 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 22:10:36.14 ID:ciCbn/h3.net
- 穂乃果「じゃあ、穂乃果が前奏の部分から始めるから、ふたりで一緒に"ふぃーばー"からスタートね!」
にこ「あ、あのね、穂乃果っ!今のは…」
穂乃果「えっ!?ま、まさか…さっきはやるって言ってたにこちゃんが!やらないわけがないよねっ!?」
にこ「そ、それは…」グヌヌ
穂乃果「ほらっ!はじめるよっ!」
穂乃果「せーのっ!」
穂乃果「デッデデレデッデデレデッデデレデッデデレ」
穂乃果「チャーンチャッチャーンッチャッチャララ~」
穂乃果「チャッチャララ~」チラッ
にこ「…」
穂乃果「チャーンチャッチャーンッチャッチャラッラ~」チラッ
ほのにこ「「ふぃーーーばーーーーーっ!!」」
穂乃果「いい感じだよ、にこちゃん!」グッ
にこ「うぅ…///」 - 6 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 22:13:26.25 ID:ciCbn/h3.net
- にこ(え~っと…歌詞にちなんだ演技をすればいいのよね?)
にこ(出だしだから…)
にこ「ねぇ?私のお城に踊りにこない?」ウッフン
穂乃果「へ?」
にこ「なっ!?なによっ!?///」カァッ
穂乃果「輝夜の城って薔薇の姫のお城なのっ!?」
にこ「えぇっ!?………そこっ!?」 - 7 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 22:15:35.39 ID:ciCbn/h3.net
- 穂乃果「うん!」
穂乃果「にこちゃんが必死に色気を出そうとして誘惑してくれるのはすっごく良かったよっ!」ニコッ
にこ「なっ!///」カァッ
穂乃果「それはそれとしてね…穂乃果としては…」
穂乃果「"輝夜"って場所にあるお城だから、輝夜の城だと思ってたんだけど…」
にこ「え?」
穂乃果「え?」
にこ「いや、かぐや姫だっているし、普通、場所じゃなくて人だと思わない?」
穂乃果「えっ!?じゃあ、薔薇の姫はかぐや姫なのっ!?」
にこ「え?」
穂乃果「え?」
にこ「え?そこは…かぐや姫じゃないような…」
穂乃果「じゃあ、やっぱり地名?」
にこ「地名でもないと思うけど…」
穂乃果「ん~………まぁ、次の歌詞いこっかっ!」ニコッ
にこ「あんたが止めたんでしょうがっ!?」ガーン - 8 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 22:19:56.19 ID:ciCbn/h3.net
- 穂乃果「ほらほらっ!つぎはミステリーだよっ!」
穂乃果「出会いがあやつるよっ!」
穂乃果「この名探偵穂乃果がそのミステリーを追うよっ!!」キリッ
にこ「よしっ、そこの歌詞おしまいね!」
穂乃果「えぇっ!?今のはただの冗談だよぉ~穂乃果はナイトだよっ!?」
穂乃果「どうせなら探偵じゃなくて騎士っぽい働きじゃないと…月の騎士としては…」
にこ「え~…じゃあ、兼業ってことで!」
穂乃果「雑だっ!?」ガーン - 9 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 22:22:20.26 ID:ciCbn/h3.net
- にこ「それじゃあ次の歌詞ね…」
穂乃果「うん、ペルソナだね…」
にこ「…」
穂乃果「…」
にこ「ごめん…そういうゲームがあるってことしか知らないわ…」
穂乃果「うん…穂乃果もゲームしか出ないや…」
にこ「次ね…」
穂乃果「うん…パスしよっか…」 - 10 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 22:24:23.88 ID:ciCbn/h3.net
- にこ(え~っとその次の歌詞だから…)
にこ「ねぇ?踊りましょう?」クネクネ
穂乃果「うんっ!うんっ!」コクコク
にこ「………で」
穂乃果「ふぇ?」
にこ「次レーザービームなんだけど?」
穂乃果「あ、あ~…」
にこ「どうすりゃいいのよ?」
穂乃果「ふぇっ!?う、う~~~ん…」 - 11 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 22:27:38.03 ID:ciCbn/h3.net
- 穂乃果「え、え~っと…そ、それは…」
にこ「それは?」
穂乃果「ことりちゃんが出すっ!!」
にこ「え、えぇっ………」
穂乃果「とさかからっ!!」
にこ「………それを一緒に見るの?」
穂乃果「うん!」
にこ「薔薇の姫と月の騎士が?」
穂乃果「う、うん…」
にこ「…」ジトッ
穂乃果「……」アハハ
にこ「………今はことりがいないから無理ね」ハァ
穂乃果「だ、だよねっ!!」アハハ - 12 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 22:30:31.51 ID:ciCbn/h3.net
- にこ「ねぇ、月の騎士様?」
穂乃果「ふぇっ!?きゅ、急にどうしたのっ?!にこちゃんっ!?」
にこ「月の騎士様?」ジトッ
穂乃果「っ!?」
穂乃果「う、うん!どうしたんだい?薔薇の姫?」
にこ「ほら、空を見上げ見て?すっごくきれいな星空よ?」
穂乃果「おおっ、本当にきれいな夜空だねっ!」
にこ「ええ、本当にきれいな夜空…こんなきれいな景色の中であなたとふたりきりなんて…」
にこ「こんな夢のような出来事がいつまでも続けばいいのに…」
穂乃果「えっ!?///」
にこ「ねぇ、月の騎士様?明日には醒めてしまう夢だけど…」
にこ「私…いまは存分に…この夢を楽しみたいの…いいでしょ?」ニコッ
穂乃果「…///」ポー
にこ「…騎士様?」
穂乃果「あ、ああ!もちろんだともっ!!//」
にこ「ふふっ、うれしい…///」ニコッ
穂乃果「ぅ…///」 - 13 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 22:35:20.38 ID:ciCbn/h3.net
- にこ「ねぇ、月の騎士様?」
穂乃果「な、なんだい?薔薇の姫よ!」
にこ「あなたにやさしくさらわれたいわ…」ボソッ
穂乃果「よしっ、まかせてっ!」サワサワッ
にこ「ひぃっ!!///」ビクッ
穂乃果「ふむ…すごくいいさわり心地…」サワサワ
にこ「ななななな、なんでいきなりお尻を触ってくるのよっ?!あほのかっ!?」クワッ
穂乃果「ふぇっ!?だ、だってにこちゃん…やさしくさわられたいって…」サワサワ
にこ「さ・ら・わ・れ・た・い、よっ!!」
にこ「歌詞だってそうでしょっ!?それなのになんで、さわられたいって勘違いするのよっ!?」
にこ「しかも仮にさわられたいだとしてもなんでよりにもよって…お、お尻をさわってくるのよっ!?///」
にこ「バッカじゃないのっ!?この変態っ!!///」
にこ「そしていつまで触ってるつもりよっ!?////」バシッ
穂乃果「うぅ…」 - 14 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 22:39:27.88 ID:ciCbn/h3.net
- 穂乃果「だ、だってぇ…」
にこ「だって………なによ?」
穂乃果「………にこちゃんのおしりすっごくやわらかそうだったし…」
にこ「………………は?はぁっ!?///」ズササササッ
穂乃果「ちょっ!?にこちゃんっ!?そんなすっごい勢いで距離を取らないでよっ!?」ガーン
にこ「………」ジトッ
穂乃果「あやまるっ!あやまるからっ!!だから、戻ってきてよぉ!!」
穂乃果「すいませんでしたぁっ!!」ガバッ
にこ「…………………はぁ、二度とこんなアホな事するんじゃないわよ?」
穂乃果「え?」
にこ「はぁ?」
穂乃果「し、しませんっ!もうしませんからっ!!」
にこ「………ならいいけど」
穂乃果「…ほっ」 - 15 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 22:41:54.71 ID:ciCbn/h3.net
- にこ「はぁ…意味ありげもなにも…」
にこ「こんなことしてくる穂乃果からは目をそらしたいわ…」
穂乃果「私が触れた手はまだ熱いよっ!!」
にこ「なっ!?///」カァッ
穂乃果「だから…逃さずに抱きしめ…」
にこ「くっ、来るんじゃないわよっ!!///」ササッ
穂乃果「えぇっ!?」ガーン
にこ「………あんなことされた直後よ?当然でしょ?」ジトッ
穂乃果「うぅ…この奇跡を…恋と?」
にこ「………呼ばないわね」
穂乃果「ですよねぇ…」シュン - 16 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 22:45:15.39 ID:ciCbn/h3.net
- にこ「はぁ…これで満足?」
穂乃果「ううん、2番以降もやりたいっ!!」
にこ「えぇ~………」
穂乃果「まさか…にこちゃんがセンターの曲なのに2番以降はできないとか…」
にこ「……………はいはい、やってやるわよ…」
穂乃果「やったぁっ!!」 - 17 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 22:48:50.20 ID:ciCbn/h3.net
- にこ「…それで2番もやるのはいいけど」
にこ「…出だしが1番とほぼ一緒なんだけど?」
穂乃果「1番は誘惑でしょっ!?2番は情熱的に言わないとっ!」
にこ「………細かいわね」ツカツカ
穂乃果「ふぇ?にこちゃん?近づいてきてどうしたの?」
にこ「ねぇ、月の騎士様?」ダキッ
穂乃果「に、にこちゃんっ!?///」
にこ「…月の騎士様?」ジトッ
穂乃果「ふぇっ!?///え、えっと…ど、どうしたんだいっ!?薔薇の姫っ!?」
にこ「私のお城で踊りませんか?」ウワメ
穂乃果「…///」ポー
にこ「…騎士様?」
穂乃果「は、はい…///」
にこ「ふふっ、私うれしいです♪」
穂乃果「……///」ポー - 18 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 22:52:05.67 ID:ciCbn/h3.net
- にこ「月の騎士様?」
穂乃果「っ!?///」
にこ「えっと…ボーっとされてたみたいに見えて…」
穂乃果「はっ!?だ、大丈夫だよ薔薇の姫!」
にこ「それならよかったです♪」ニコッ
穂乃果「ぅ…///」
にこ「騎士様?」
穂乃果「あ、あ~~次はあの歌詞だねっ!ちょっと待っててっ!!」ダッ
にこ「えっ!?月の騎士様っ!?どこへっ!?」 - 20 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 22:59:20.57 ID:ciCbn/h3.net
- 穂乃果「えっと…たしかカバンの中に…」ゴソゴソ
にこ「…ってカバンをあさりにいっただけなのね…」
穂乃果「あ、あったっ!」
にこ「なに探してたのよ?」
穂乃果「ちょっとこれを探しててっ!!」
\翼を授けるドリンク/
にこ「…どうしたのよ、それ?」
穂乃果「えっとね、お父さんがたまに飲んでるヤツ!」
穂乃果「今日はにこちゃんと輝夜の城で踊りたいごっこをするために…」
穂乃果「冷蔵庫に備蓄されてるのをひっそり持ってきてたんだぁ~」
にこ「そうなのね…」
穂乃果「うんっ!」 - 21 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 23:01:26.54 ID:ciCbn/h3.net
- にこ「で、それをどうするの?」
穂乃果「それは~」
にこ「それは?」
穂乃果「んっ…」グビグビッ
にこ「へっ、ほ、穂乃果っ!?な、なんで急に飲み干し始めたのっ!?」
穂乃果「……ん」プハァ
穂乃果「よしっ!これでエナジーを飲みこんだよっ!」
穂乃果「眠気もさめたしっ!それににこちゃんと一線を越えていいかどうかの迷いも飲み込んだよっ!!」
にこ「はぁっ!?ちょっ!?」
にこ「いま聞き間違えじゃなければ、最後に変なのまで飲み込んでないっ!?」
穂乃果「ふぇ?変なのなんて飲み込んでないよ?」
にこ「そ、そう?…それならいいんだけど…」
穂乃果「うん♪」 - 23 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 23:05:00.82 ID:ciCbn/h3.net
- にこ「で、次は1番も2番もそれこそ変わらないと思うけど…」
穂乃果「ん~そうだねっ!じゃあ…でぃ、でぃすこてぃーく?」
にこ「あ~ここの歌詞ね…ディスコティークは確か~…」
にこ「客がダンスを踊るためのお店とかそういう意味だったから…」
にこ「月の騎士が躍っているところに薔薇の姫が"私も混ぜて?"って感じのシーンだと思うわよ?」
穂乃果「おおっなるほどっ!じゃあ、そんな感じで!」
にこ「ん」 - 24 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 23:07:19.78 ID:ciCbn/h3.net
- 穂乃果「ふんふふ~ん♪」クルクル
にこ「月の騎士様?」
穂乃果「ん?おや、薔薇の姫ではないですか、どうなされましたか?」
にこ「ステキなダンスを踊ってなさるのですね♪」
にこ「私も混ぜていただけますか?」ニコッ
穂乃果「ええ、大歓迎です」
にこ「それでは」ペコリ - 25 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 23:09:22.19 ID:ciCbn/h3.net
- 穂乃果「踊りがお上手ですね、薔薇の姫」
にこ「ええ、お相手の月の騎士様がお上手なので」
穂乃果「はは、きょうしゅくです」
にこ「またまたご謙遜を~」
穂乃果「いえいえ、薔薇の姫こそ本当にお上手ですよ」
にこ「ふふっ、ありがと♪」 - 26 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 23:10:54.74 ID:ciCbn/h3.net
- にこ「それにしても…」
穂乃果「どうなさいました?」
にこ「あ、いえ…こんなにきらめく星たちの下であなたと踊っていると…」
穂乃果「踊っていると?」
にこ「もっと…あなたと一緒に………いえ、なんでもありませんわ」
穂乃果「ん?そうですか?」
にこ「………はい、お気になさらず」 - 27 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 23:16:55.68 ID:ciCbn/h3.net
- にこ「それでは…そろそろ夜も更けてまいりましたので…」スッ
穂乃果「おや、もうそんな時間なのですね」
にこ「ええ、それでは…」ニコッ
穂乃果「ええ、おやすみなさい…」
にこ「…」クルッ
穂乃果「…」
にこ「…」チラッ
穂乃果「…」ヨシッ
にこ「…」スタスタ
穂乃果「どらっしゃぁぁぁーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!」ガシッ
にこ「はぁっ!?なっ!?ちょっ!?すとっぷっ!!すとーーーーーーーーーーぷっ!!」ジタバタ
穂乃果「ほぇ?」ピタ - 28 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 23:18:55.98 ID:ciCbn/h3.net
- にこ「と、とりあえず…」
穂乃果「うん」
にこ「このガッツリつかんでる腕を離してくれる?」
穂乃果「う、うん」スッ
にこ「はぁ~…びっくりしたわ…」
穂乃果「えへへ、今回は間違ってなかったよね?」
にこ「………………え?」
穂乃果「え?」 - 29 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 23:21:34.51 ID:ciCbn/h3.net
- にこ「いやいやいやいや、あんた…にこに何しようとしてたのよ?」
穂乃果「え?ただ激しくさらおうと…」
にこ「な、なるほどね…」
にこ「穂乃果なりに激しくさらおうとした結果…ああなっちゃったのね?」
穂乃果「うん♪」
にこ「いや、行動はあってるかもしれないわよ?」
にこ「でもね…」
にこ「あの掛け声はないわよっ!」
にこ「騎士としてはもちろん、そもそもスクールアイドルとして出しちゃいけない声で絶叫してたわよっ!!」
穂乃果「えぇっ!?で、でも…激しくさらうってことで頑張ったのに…」
にこ「そういう激しさじゃないわよっ!!強引にさらうとかそういうニュアンスのアレよっ!!」
にこ「あんなさらいかた…ロマンもへったくれもないわよっ!!!」クワッ
穂乃果「うぅ…そう言われればそうだけどぉ~…ご、ごめんなさい」シュン
にこ「はぁ~…まぁわかればいいわ…」 - 30 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 23:22:33.28 ID:ciCbn/h3.net
- 穂乃果「でもでも!瞳の奥は熱い感じに行動できたしっ!」
穂乃果「つかまえて抱きしめたよっ!!」
穂乃果「だからっ!この奇跡を!…恋と?」
にこ「………呼ばないわね」
穂乃果「だよねぇ…」シュン - 33 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 23:29:12.74 ID:ciCbn/h3.net
- にこ「はぁ…こんな感じで最後の大サビもやるの?」
穂乃果「やるったらやるっ!1番の失敗を取り戻すのっ!!汚名を挽回するのっ!!」
にこ「さっきの感じだとダメそうな気がするけど…」
穂乃果「こ、今度は大丈夫だもんっ!」
にこ「はいはい…やってあげるわよ…」
穂乃果「わーい!ありがとっ、にこちゃん!」
にこ「別にいいわよ~」
にこ「で…セリフの部分はどうするの?」
穂乃果「あ~…どうしよっか?」
にこ「ん~…演技する時にそういう気分で演技してみるとか?」
にこ「それか…できそうなら、適当にセリフに混ぜてみるとかそんな感じでいい?」
穂乃果「ん~…まあ、それでいっか、うん、おっけーだよっ!」
にこ「それじゃあ…」
穂乃果「うん!穂乃果頑張るっ!!」 - 36 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 23:37:13.71 ID:ciCbn/h3.net
- にこ「ねぇ…月の騎士様…」
穂乃果「ん、どうしました?薔薇の姫」
にこ「私…このお城の生活に疲れちゃったの…」
にこ「だからね…」スッ
にこ「だから、あなたと一緒にこのお城から出たいわ…」ボソッ
穂乃果「…薔薇の姫」
にこ「な~んてね!」スッ
穂乃果「っ!?」
にこ「ただの冗談よ、月の騎士様♪」フイッ
にこ「だから気にしないでちょうだい」フフッ
穂乃果「薔薇の姫…」 - 37 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 23:38:17.74 ID:ciCbn/h3.net
- にこ「ん、もう夜も遅くなってきたし…ついつい冗談を言ってしまったみたいね…」
穂乃果「薔薇の姫…それなら…」
にこ「どうしたの?月の騎士様?」
穂乃果「それなら何故目をそらしながら、そんなことを言うのですかっ!?」
にこ「っ?!」ビクッ - 38 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 23:39:49.22 ID:ciCbn/h3.net
- にこ「それは…」
穂乃果「それは?」
にこ「あまり面白くない冗談を言ってしまったのですもの…」
にこ「恥ずかしくて目も合わせられませんわ…」
穂乃果「薔薇の姫…」
にこ「はい、これでこの話はおしまいっ!」
にこ「先程も言いましたが、夜も遅くなってきたので私はそろそろ…」ススッ
穂乃果「薔薇の姫、お待ちくださいっ!!」ガシッ
にこ「っ!?」 - 39 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 23:42:14.29 ID:ciCbn/h3.net
- にこ「きゅ、急に手を掴んでどうしたのですかっ!?月の騎士様っ!?」
穂乃果「一緒に行きましょうっ!薔薇の姫っ!!」
にこ「えっ!?」
穂乃果「本当は薔薇の姫自身に気づいてほしかったのですが…」
にこ「へ?な、なにをですか?」 - 40 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 23:44:14.05 ID:ciCbn/h3.net
- 穂乃果「この城はダンスパーティーのためにいろいろな人物が入ってきて…」
穂乃果「様々な人物が薔薇の姫にも挨拶を交わしますよね?」
にこ「ええ…そうね」
穂乃果「それにあたなはこの城の主…」
穂乃果「私と会話をされている最中でも、私なんかよりも地位の高い様々な人に話しかけられることも多々ありましたが…」
穂乃果「そのたびに心の中ではこう思っていたのです…」
穂乃果「あなたが他の人を見ているのはイヤだ…」
穂乃果「たとえ社交辞令の笑顔だとしても、その笑顔を私だけに…」
穂乃果「…私だけを見てほしいという思いを抱いているということを…」
にこ「つ、月の騎士様…」 - 41 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 23:45:52.88 ID:ciCbn/h3.net
- にこ「私如きにもったいないお言葉…」
にこ「ご冗談にもほどがありますよ?」
穂乃果「いいえ、冗談ではありませんよ?」
にこ「………あくまで、本気と言うのですね?」
穂乃果「はいっ!」
にこ「…」
にこ「後悔…しますよ?」
穂乃果「私は後悔なんてしませんっ!」
穂乃果「薔薇の姫、一緒にこの城の外に出て楽しみましょうっ!」
穂乃果「さぁ、一刻も早くっ!!」
にこ「月の騎士様っ!?」 - 42 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 23:47:10.13 ID:ciCbn/h3.net
- にこ「し、しかしっ!」
にこ「月の騎士様に私のわがままで迷惑をかけるわけにはっ!!」
穂乃果「はぁっ…」スッ
穂乃果「まったく…鈍いのですね…」ギュッ
にこ「えっ!?つ、月の騎士様っ!?そんな…急に抱きしめたりして…///」カァッ
穂乃果「薔薇の姫…」
にこ「は、はいっ!///」
穂乃果「私は白い月の騎士…薔薇の姫、あなたをやさしくさらいに来たのですよ?」
にこ「つ、月の騎士様…///」ポー - 43 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 23:48:51.89 ID:ciCbn/h3.net
- にこ「つ、月の騎士様っ!///」
穂乃果「はい、どうしました薔薇の姫?」
にこ「いいの?」
穂乃果「ええ、もちろんですよ」
にこ「私をさらってくれるの?」
穂乃果「ええ、私は白い月の騎士ですから!」
にこ「月の騎士様…///」パァァッ - 44 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 23:51:02.58 ID:ciCbn/h3.net
- 穂乃果「ですから…」ギュッ
にこ「つっ、月の騎士様っ!?」
穂乃果「こうやって逃さないように抱きしめるし…」
にこ「ぁぅ…///」
穂乃果「それに…」アゴクイッ
にこ「へっ?///」
穂乃果「あなたとこうすることで…」スッ
にこ「つ、月の騎士様?///」
穂乃果「ん…」
チュッ
にこ「っ!?っ!?////」
穂乃果「この奇跡を恋と呼ぶ…いまそのことをすごく実感しています」フフッ
にこ「~~~~~~~~~っ!?///~~~~~~~~~っ!?///」 - 45 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 23:52:57.47 ID:ciCbn/h3.net
- 穂乃果「ふふっ、どうかな?にこちゃん?」
にこ「どどどどどど、どうかな?じゃないわよっ!!///」
にこ「あ、ああああ、あんた…いま…にこの唇に…」
穂乃果「うん、キスしたよっ!」
にこ「~~~~~~~~~~~っ!?///~~~~~~~~~~~っ!?///」 - 46 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 23:55:26.57 ID:ciCbn/h3.net
- にこ「ほ、穂乃果!…あ、あんた…なんで、こんな…///」
穂乃果「ふふっ、にこちゃんが可愛すぎるのがいけないんだよ?」
にこ「………へ?」
穂乃果「最初はね?ただのごっこ遊びで、にこちゃんと楽しく遊べたらなぁ~ってだけだったんだけど…」
穂乃果「すすめていくうちに…その…にこちゃんの薔薇の姫がすっごく可愛くて…///」
穂乃果「気づいたら、にこちゃんだけの月の騎士になりたくなっちゃってて…///」エヘヘ
にこ「そ、そう…///」
穂乃果「うん…///」 - 47 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 23:57:02.51 ID:ciCbn/h3.net
- 穂乃果「それに…途中で迷いは飲みこんだからねっ!」
にこ「ちょっ!やっぱりあれは聞き間違いじゃなかったじゃないのっ!?」
穂乃果「ん、変な事を言ったわけじゃないじゃん?うそはついてないよ?」
にこ「充分変なことよっ!!///」クワッ - 48 : 名無しで叶える物語 2017/05/27(土) 23:58:33.03 ID:ciCbn/h3.net
- にこ「うぅ~///もぅ…///」
穂乃果「ところで、にこちゃん?」
にこ「………ぁによ?///」
穂乃果「"輝夜の城で踊りたい"はまだ歌う部分が残ってるよね?」
にこ「へ?あれで大サビは終わったでしょ?」
にこ「あとは後奏と…合いの手と…」
穂乃果「ううん、その2つは除外していいよ?」
にこ「へ?その2つは除外?」
にこ「となると……」
にこ「あ~…あとセリフが2つほどあるわね」
穂乃果「うん、正解だよっ!」 - 49 : 名無しで叶える物語 2017/05/28(日) 00:00:26.94 ID:iq460hkp.net
- にこ「えっと…でもそのセリフって…ほ、ほら!あ、アレな感じじゃない?」
にこ「ほらっ、曲のイメージ的にちょっとやってみよう的なテンションで入れてみたセリフでっ!」
穂乃果「うん、そうだったねぇ」
にこ「だからこう、別に無理してやらなくても…」
穂乃果「うん、穂乃果もそう思うよ」
にこ「そ、そうよねっ!」
穂乃果「だ・か・ら~」
にこ「ん?」
穂乃果「にこちゃんが無理してやらなくてもいいように…」
穂乃果「穂乃果が自然に一言目のセリフがでるようにいろいろ頑張るからっ!!」
穂乃果「にこちゃんは何もせずに、穂乃果に身を任せてくれていいよっ!!」
にこ「そう、それなら安心…………………ん?」 - 50 : 名無しで叶える物語 2017/05/28(日) 00:03:34.96 ID:iq460hkp.net
- にこ「ま、待って穂乃果っ!?いまのセリフ、全然安心できる要素がないんだけどっ!?」
穂乃果「ん、どこが?」
にこ「い、いや…その…全部だけど?」
穂乃果「ううん、全然安心できるよ?だから大丈夫っ!」グッ
にこ「ちょっ!?そういいながら距離詰めないでくれるっ!?」ビクッ
穂乃果「大丈夫大丈夫、にこちゃんは何もしなくていいし、たぶんすぐ終わるからっ!」ググッ
にこ「えっ、いやっ、ちょっ!?う、嘘よねっ?!冗談よねっ!?」
穂乃果「ん~、にこちゃんがそう思いたいならそう思っててもいいよ?」グググッ
にこ「ま、まって穂乃果っ!そ、そう冷静になりましょっ!ねっ!?」ワタワタ
穂乃果「ふふっ、にこちゃん、穂乃果は冷静だよ?」ニッコリ
にこ「に、にこぉ………」ダラダラ - 51 : 名無しで叶える物語 2017/05/28(日) 00:04:43.55 ID:iq460hkp.net
- その後、にこの薔薇の姫、穂乃果の月の騎士による
「輝夜の城で踊りたい」が無事(?)歌い終わったかどうかは当事者の2人以外は知る由もなかった…
終われ

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