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幽霊少女「そっか、死んじゃったんだ・・・」
- 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/25(水) 23:11:14.14 ID:dOGDmE3n0
- 幽霊少女『私の机に、お花が置いてある』
少女『親友の笑顔もどこかぎこちない』
少女『いつもHRに遅刻する先生も、ちゃんと来てる』
少女『私の席の周り、あまり人が来ないや』
少女『・・・そっか、そうだよね』
少女『私もう・・・死んじゃったんだ・・・』
- 6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/25(水) 23:13:09.76 ID:dOGDmE3n0
- 少女『交通事故、それが死因』
少女『信号無視のトラックが突っ込んできて・・・』
少女『ほぼ即死って・・・』
少女『・・・まったく~あの運転手呪ってやろうか~?』アハハ
少女『・・・・・・』
少女『・・・嘘』
少女『私にはそんな酷いこと、できないよ』 - 9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/25(水) 23:14:36.80 ID:dOGDmE3n0
- 友人「それでね~」
親友「本当に~?」フフフ
少女『いつもだったら、あそこに私も居たんだよね』
親友「――でね、その時少・・・」
友人「あっ・・・・・・」
少女『!!』
親友「・・・・・・う、家の犬がねっ」
友人「な、なになに?」
少女『・・・・・・』 - 11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/25(水) 23:15:52.82 ID:dOGDmE3n0
- 少女『話題に私が出るの、辛いんだ』
少女『うん、わかってた』
少女『みんなも辛い思いするんだって』
少女『でも・・・』
少女『でもそんなの・・・やだよ』
少女『みんなにはいつも通り、笑ってて欲しいよ』 - 12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/25(水) 23:17:30.59 ID:dOGDmE3n0
- 少女『ただいま~』
母「・・・・・・」
少女『あはは、やっぱり聞こえないよね』
少女『・・・聞こえ、ないんだよね』
弟「ただいまー」
母「おかえりなさい」
少女『おかえりー、とりあえずその汚い靴下早く脱いでね』
弟「腹減った」
母「お父さん帰ってくるまで待ってな」
少女『・・・汚くねぇよって、言い返してよ』
少女『いつもみたいにさ・・・』 - 13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/25(水) 23:18:28.35 ID:dOGDmE3n0
- 父「ただいま」
母「おかえりなさい」
母「ご飯、できてるわよ」
父「ああ、わかった」
弟「早く食べようよ」
父「急かすな急かすな」
父「では、いただきます」
母弟「「いただきます」」 - 14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/25(水) 23:20:50.20 ID:dOGDmE3n0
- 父「・・・・・・」
母「・・・・・・」
弟「・・・・・・」
TV『キョウノゲストハポルノグラフィティノミナサンデス!』
少女『・・・会話がないなぁ』
少女『もっといっぱいしゃべってたはずなのに』
少女『・・・あのね、今日学校でね、私の机にお花置いてあってさ~』
少女『そんなのドラマでしか見たことないよ!って』
弟「・・・・・・ごちそうさま」ガタッ
少女『・・・・・・』 - 15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/25(水) 23:21:56.44 ID:dOGDmE3n0
- 少女『私が死んで、みんな変わっちゃった』
少女『私の話題はタブーだし』
少女『家族に笑顔は無いし』
少女『見慣れたはずの景色が、どこか違うような』
少女『そんな些細な変化だけど・・・』
少女『みんな変わった・・・』
少女『ううん、私が変えたんだ』 - 16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/25(水) 23:24:50.96 ID:dOGDmE3n0
- 少女『どうすれば、いいのかな・・・』
祖母『どうしたんだい、少女?』
少女『おばあちゃん!?』
祖母『何か、困ってるのかい?』
少女『・・・うん』
祖母『そうかそうか、どれ、おばあちゃんに話してごらん』
少女『あのね・・・・・・』 - 17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/25(水) 23:26:25.88 ID:dOGDmE3n0
- 祖母『そうかい、そんな事が』
祖母『でもそれだけみんな、少女のことを好いてくれてたんだよ』
祖母『いいことじゃないか』
少女『でもね、私は・・・』
祖母『少女は・・・偉い子だ』
祖母『ちゃぁんと周りの人の事も考えられる』
祖母『この便箋を使いなさい』
祖母『少女の望む事が、できるはずだよ』
少女『・・・ありがとう、おばあちゃん!』 - 18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/25(水) 23:27:32.15 ID:dOGDmE3n0
- ~翌朝~
母「ふわぁ・・・」
母「さて、朝ごはんとお弁当を・・・・・・ん?テーブルの上に、便箋?」
母「・・・・・・!!」
母「これは・・・少女の字・・・!!」
母「お、お父さん!弟!」ドタドタ - 19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/25(水) 23:28:59.61 ID:dOGDmE3n0
- 親友「おはよう」
友人「おはよー」
親友(少女、おはよう)
親友「・・・・・・?」
親友「ねぇ、少女の机の中、何か入ってない?」
友人「え?からっぽにしたはず・・・」
親友「でも、ほら」ピラッ
友人「何それ?便箋?」
親友「んー・・・・・・!?」
親友「嘘・・・・・・少女の筆跡だ・・・・・・」
友人「えぇ!?」 - 20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/25(水) 23:30:43.70 ID:dOGDmE3n0
- 少女『お父さん、お母さん、弟、親友、友人』
少女『勝手に死んじゃって、ごめんなさい』
少女『でも、私が死んでから、もう一週間も経ちます』
少女『だから、私の事でいろいろ気にするのはもうおしまい!』
少女『私の事は忘れて、今日からは気持ちを切り替えましょう!』
少女『・・・・・・でもやっぱり、たまには思い出してね』
少女『そうすればきっと、その時は』
少女『また、会えるから』
~END~ - 21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/25(水) 23:43:42.82 ID:asngWBsS0
- 短いけど泣いた。
- 22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/25(水) 23:47:26.66 ID:VhglfFToi
- これが本当のショートストーリー
- 23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/25(水) 23:50:34.39 ID:oNHXlElV0
- 感動した

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