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恒一「この中に一人、僕の好きな人がいまーすwwwwww」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 09:17:51.87 ID:CmukO16b0
恒一「そーれーはーwwwwwwwwwwww」

鳴「!!」チラッ

赤沢「!!」チラッ

小椋「!!」チラッ

多々良「!!」チラッ

綾野「!!」チラッ

有田「!!」チラッ

ガタッ

望月「榊原くーん!」

勅使河原「おーいサカキー帰ろうぜ―!」

恒一「あ、うん。今行くよ二人とも」

スタスタスタ

赤沢「あ…」

鳴「…」




5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 09:24:52.98 ID:CmukO16b0
赤沢「…今の聞いたわよね?」

鳴「…」

小椋「うん…聞き間違いじゃなければ…」

赤沢「この中に…恒一君の好きな人が…いる…!!」

小椋「しかも…クラス全体じゃなく今ここにいる子達だけなら…」

赤沢「私達の中の誰かに絞られてる…!!…フフ…えへへぇ…」

綾野「…でも結局誰か一人なんだよね…」

小椋「う。まぁ…そうなんだけどね」

赤沢「…よし。みんな集合!!…つけるわよ。恒一君を!!」

多々良「ええ!?」

赤沢「男三人で帰れば恋話の一つや二つあるでしょ!答えを聞かなきゃ夜も眠れないわ!!」

有田「う…うう…でも…答えを知るのが…なんとなく…怖いなぁ…」

小椋「…」

赤沢「…ええい!!いいのいいの!恨みっこなしよ!これならいいでしょ!!!」


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 09:31:33.30 ID:CmukO16b0


勅使河原「はぁー…それにしても毎度男三人で帰るとか寂しいもんだよなー俺らはよ」

望月「じゃあ彼女作ればいいじゃない?」

勅使河原「それが出来れば苦労しねーっつーの!!そういうお前はどうなんだよ?」

望月「そりゃいないけど…」

恒一「HAHAHA!!」



赤沢「…いたわね」コソッ

小椋「彼女がどうとか話してるけど…」コソッ

有田「うう…結局来ちゃった」コソッ

鳴「…」コソッ

綾野「…いいねぇ…青春っぽくて…」コソッ

多々良「…こんなに大勢でついていってバレないかなぁ…」コソッ


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 09:42:23.45 ID:CmukO16b0
勅使河原「笑ってるお前はどうなんだよサカキ!?好きな奴とかいねーの?」

望月「榊原君はモテそうだもんね」

恒一「僕はモテないよ…この前も多々良さんに挨拶したんだけどさ…」

恒一「挨拶したのにそっぽ向かれちゃってさ…」

勅使河原「えー…なんでだソレ。お前多々良になんかしたの?」

恒一「いや…おはようって声かけただけなんだけど…うつむいたまま返事してくれなくてさ…」

~~~~~~~~

赤沢「タタラァァァァァアアアアアアアア!!恒一君を無視するとかどういうことよおおおおおお!!」

多々良「ち、違うのぉ!恒一君とお話したいなぁ、って思ってたらタイミングよく来たから頭真っ白になっちゃって…!!」

有田「う、うんうん!分かるよ!分かるよその気持ち!!」

赤沢「何よそれ…ま、まぁ私はしょっちゅう話してるから全然緊張しないけどね!!」ドヤッ

鳴「…ウソばっか…恒一君と喋ってる時ずっと手が震えてるじゃない」

赤沢「う!!」

鳴「震える拳は隠しておきたまえ、お嬢さん」

赤沢(コイツ…!!)


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 09:51:19.04 ID:CmukO16b0
赤沢「え、ええい!!このままじゃラチがあかないわ!!」ダッ

小椋「ちょ、ちょっと!!何を…!!」

赤沢「直接聞くのよ!!当たって砕けるのよぉぉぉぉ!!」

~~~~~~~~~~~~

赤沢「…恒一君…」ザッ

勅使河原「お?赤沢じゃん!!どうしたんだよ?」

赤沢「そ、それは…恒一君!あの…!!」

恒一「あ、赤沢さん。これから三人で帰るとこだけど一緒に帰る?」

赤沢「あ…えと…う、うん。一緒に帰りましょ///」

ワイワイワイ

~~~~~~~~~~~~

小椋「あ…アイツ…ナチュラルに裏切りやがった…」

綾野「…恨みっこなしって言ったのにぃ!!」

鳴「…無能…」ギリギリ


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 10:01:43.66 ID:CmukO16b0
鳴「…こんな事もあろうかと彼女に盗聴器をしかけておいて良かった」スッ

鳴「これでより鮮明に聞こえるわ」グッ

多々良「え、ええ!!いつの間に…!!」

小椋「…というかそれ、最初から恒一君につけておけば…」

鳴「バレたら私が嫌われちゃうじゃない」

綾野「み、見崎さん…したたか…!」

~~~~~~~~~~~~~~~

赤沢「ところで…普段三人で帰る時はどんなお話してるのかしら?」

勅使河原「そりゃ彼女ほしーーーーッ!!て話に決まってるだろ!!」

望月「それは君だけだろ…」

赤沢「そ、そう。…こ、恒一君もそういうの考えたりするの?」

恒一「え?うーん…まぁそういう子がいたら楽しそうだなぁ。とは思うけど…」

恒一「なかなか、ね…でもこう男三人で遊んでるのも楽しいからいいんだよね、全然」

勅使河原「イ…イケメンがおる…!!」

望月「イケメンやぁ!イケメン様がきおったでえ!!うわー!!」


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 10:08:53.63 ID:CmukO16b0
赤沢「そう…こ、恒一君!例えばよ?例えばの話なんだけど…」

赤沢「私をデートに連れていくとしたら…どこに連れて行ってくれる?///」

勅使河原「お?」

恒一「え?うーん…うーーーーーん…」

恒一「…赤沢さんはお金持ちだから…普通のとこじゃ退屈しちゃいそうで難しいんだよね…」

赤沢「そ、そんなことないわよ!一番大事なのは誰と一緒に行くかなんだから!!/.//」

赤沢「しょ、しょうがないわね!!予行演習も兼ねて私が今度デートの練習台になってあげるわ!!/.//」

望月「えぇ?」

勅使河原「おおー?」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

多々良「…」

小椋「…」

綾野「こういっちゃぁん…」

有田「…」

鳴「…ダメだこいつ…はやくなんとかしないと…」


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 10:16:33.82 ID:CmukO16b0
恒一「え…いいよいいよそんな!!」

赤沢「何よ。私じゃ相手に不服かしら?」

恒一「うん…」

赤沢「フフ、そうでしょ?なら今度の日曜b…え?」

恒一「申し訳ないけど…僕、好きな人がいるから…」

赤沢「ォパゥ」

恒一「さすがに練習っていっても…二人で遊ぶのは…」

赤沢「」

勅使河原「なんだぁ?お前好きな奴いるんじゃねえか!!早く言えよな!!」

望月「そうだよ!応援してあげるのに!!」

恒一「いや、みんなに言う事でもないかなー、と思ってさ。それにすぐ噂とか広がりそうだし…」

勅使河原「なんだぁ!?お前俺達を信じてないのかぁ!?さびしい!父さんは寂しいぞぉ!!」

恒一「そ、そうじゃないけど…」

勅使河原「よーし吐けぇ!!俺達がお前のキューピッドになってやるよ!!」グッ

赤沢「オパゥ?パウパパウパウワウ?パパウパウパウ?」


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 10:19:01.16 ID:0xNYjyZMi
アカザーが壊れた


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 10:21:26.53 ID:yIRn/fSwO
無能がバグった


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 10:22:25.10 ID:CmukO16b0
小椋「…」

鳴「…巨星墜つ、か…」

有田「よ、良かったぁ…赤沢さんには申し訳ないけど…」

鳴「自業自得よ…」

多々良「う、うう…ホントに…グスッ…良かった…!!」

鳴「エンディングまで泣くんじゃない!!」

小椋「でも…これでまたハッキリしそうじゃない?」

有田「え?」

小椋「勅使河原達が協力するってことは…話す機会とか二人きりになる機会を積極的に作ろうとするはず…」

小椋「つまりそういうアクションをかけられた子が…」

鳴「…」

綾野「こういっちゃんの…好きな人…!!」


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 10:23:49.54 ID:CmukO16b0
おらちょっとでかけてくるだ


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 10:24:35.06 ID:ffT4a1TU0
スレ立てて1時間で抜けるとかふざけてんの?
だったら最初から用事済ませてから立てろ無能が


29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 10:28:07.67 ID:CmukO16b0
>>26


こうして勅使河原達の協力もあって…
僕は見崎と付き合う事が出来た…

恒一「僕なんかでいいのかい?」

鳴「恒一君、鼻毛出てるよ?」

恒一「え?」

鳴「ウソ」

恒一「…」


何かと不安だけど…なんとか上手くやっていけそうな気がする




END


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 10:28:31.18 ID:CmukO16b0
さよなら


36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 11:30:02.35 ID:xTrNsrt60
ん?


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 10:32:27.36 ID:+0IiCZAei
>>26お前…


39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 11:40:44.11 ID:9Hb/UKnD0
>>26のせいでこんなことに…


50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 13:44:59.94 ID:hbhT7DYdi
>>26
だがお前の言いたいことも一理ある


52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 13:50:03.49 ID:75pyLS4U0
ほすほす


61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 14:43:42.33 ID:CmukO16b0
ガラッ

勅使河原「うーっす」

女子軍「…」ソワソワ

勅使河原「おう、おはよう小椋」

小椋「!?お、おはよ、て、勅使河原!!」ビクゥ

勅使河原「お、おう。どうした。なんか俺の顔についてるのか?」

小椋「そ、そんな事ないよ」

勅使河原「…?」

中尾「よう勅使河原」

勅使河原「お、おう中尾。何か…今日、教室の雰囲気が何か違くねぇ?」

中尾「だよな…というか赤沢を見てくれよ…」

赤沢「アーーッ!!あばばっっばーーーー!!でべぇーーーー^^」

勅使河原「…」

中尾「一体どうしたんだアイツ…」


63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 14:46:51.66 ID:br+//j800
キタ━━━(。A。)━━━!!!!


64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 14:47:35.04 ID:vS74n0hq0


67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 14:53:55.75 ID:CmukO16b0
小椋(泉美には同情するけど…正直ありがたいわ…強敵が脱落するのは…)

小椋(でも…まだ強敵は大勢残っているわ…!!)

恒一「…」ガラッ

小椋「!!さ、榊原くんおは」

恒一「見崎、おはよう」

鳴「…おはよう榊原君」

恒一「今日は何だか眠そうだね」

鳴「そう?…恒一君は朝から元気ね」

恒一「早寝早起きはもう慣れてるからね。このくらいの時間ならもう目が冴えてるよ」

鳴「…羨ましい」

小椋「……………」

小椋(見崎鳴…!!候補筆頭にしてもっとも危険な相手…!!)

小椋(間違いなくこのクラスの女子で一番榊原君と仲が良い…そして頭もキレる…!)

小椋(そして…榊原君に話しかけられても一切動揺しない…驚きのタフネス…!!)


69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 15:02:58.48 ID:CmukO16b0
中尾「でさー!そこで言ってやったんだよ!まかせろーってな!!」

高林「それはフェアじゃない!フェアじゃないよ!!」ゲラゲラ

多々良「おはよう。中尾君、高林君」スタスタ

高林「あ…た、多々良さん!!おはよう!!」

中尾「よ、よう多々良!」

多々良「…はぁ…(昨日の件…正直心配で気が気じゃないわ…」ガタッ

高林「…いやぁ…多々良さんの可愛さは相変わらずフェアだねぇ…」

中尾「…そうだよな…赤沢とはまた違った良さがあるわ…」

小椋(多々良恵…!!おそらくこのクラストップレベルの美少女…!!)

小椋(成績優秀…容姿端麗…おまけにスタイルも性格も良い…)

小椋(くやしいけど…私にないものをほとんど持ってる…!!)

小椋(後は綾野と…有田さん…まぁこの二人より多々良、見崎を警戒すべきね…)


71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 15:09:38.84 ID:CmukO16b0
勅使河原「おーい、小椋ー」

小椋「…ブツ…ブツブツ…」

勅使河原「おいってば!!」

小椋「!!は、はいぃ!!なんでしょうか!!」ガタッ

勅使河原「…」

小椋「あ…な、なんだ…勅使河原か…」

勅使河原「なんだはないだろ!なんだは!ホントどうしたんだよ?今日お前おかしいぜ?」

小椋「そ、そんなことないわよ。ホントにおかしいっていうのは泉美のことを言うのよ」

勅使河原「ま、まぁアイツはな…そんなことよりさ、お前にちょっと聞きたいことがあr」

多々良「」ガタッ

綾野「」ガタッ

有田「」ガタッ

勅使河原「!?」

小椋「フォオオオオオオオ!!!」ガタッ

勅使河原「え!?何、え!?ええ!?」


79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 15:18:23.74 ID:CmukO16b0
鳴「…」

小椋「ご、ごめんね。ちょっとそこにフォーがいた気がしたのよ」アセアセ

勅使河原「そ、そうか…まぁいいや…んで聞きたいんだけど」

小椋「う、うん」ゴクリ

勅使河原「お前ってさ…彼氏とかいるの?」コソコソ

小椋「ぶへぇ!?」

小椋「い、いないよぉ!!絶賛募集中だってーの!!」

勅使河原「…そうかぁ。悪いな、つまんねー事聞いてな!!」

小椋「ほ、他に何か聞きたい事とかない?」ソワソワ

勅使河原「あ、いや、大丈夫大丈夫。サンキューな!!」ダッ

小椋(…我が世の春が来たぁあああああああ!!)


82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 15:27:07.82 ID:CmukO16b0
勅使河原「…」トコトコ

望月「…どうだった?」

恒一「…」ゴクリ

勅使河原「…ほらよ!!」スッ

望月「えへへ、まいどあり」チャリン

恒一「まいどありがとう。あの子お兄さんッ子だから絶対いないと思ったよ」チャリン

勅使河原「くそー…あの垢ぬけた感じ、絶対いてもおかしくないと思ったのによ…」ショボンリ

恒一「まぁまぁ、勅使河原には感謝してるよ。遠慮なく聞けるのは勅使河原くらいだからね」

勅使河原「くそっ、次は中尾でどうだ!いるかいないか!!俺はいないに200円!!」

望月「それじゃ賭けにならないよ…」

鳴「…」

小椋「エヘヘ…エヘヘぇ…」

鳴「…これで一人脱落…他の子達は席が遠いから気づいてないみたいだけど…」

鳴「…どどんまい」グッ


85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 15:37:35.14 ID:CmukO16b0
鳴「…というわけ…貴女には悪いけど正直に伝えたわ…」

小椋「…あ、あばばーーーッ!!あばーーーーーーー!!」

鳴「目を覚ませ!!」バチン!

小椋「はうっ」

鳴「もうぶっ飛んでるのは赤沢さん一人で十分よ…」

小椋「う、うう…そんな…絶対に8馬身差くらいつけてのぶっちぎり勝利だと思ったのに…」

多々良「でも…酷いわ…人を使って賭け事をするなんて…!!」

綾野「そうよ!いくらなんでも酷過ぎるわ!!」

有田「やっていいこととやっていけない事の区別もつかないのかしら…あの二人!!」

鳴「…」

多々良「許せない!望月君と勅使河原君には謝ってもらわないと!!」

綾野「こういっちゃんを無理やりこんなくだらない賭け事に巻き込むなんて!!」

小椋「…望月…勅使河原ぁ…!!」

鳴(嬉々として参加してたけど…まぁ私はそんな事気にしないから放っておこう)


88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 15:45:38.20 ID:CmukO16b0
勅使河原「…」

望月「…」

多々良「早く謝って!!」

綾野「そうだよ!ちゃんと謝ってあげてよ!」

有田「誠意見せろや!!」

勅使河原「あのー…確かに小椋で賭けごとしたさ。それは悪い事さ。それは認めるよ」

勅使河原「なんでお前らまで俺を責めたてるんだよ…」

望月「そうだよ…それになんで榊原君だけお咎めなしなんだよぉ…」

小椋「言い訳すんな!!」ビシッ

勅使河原「ちょまッ」

小椋「…まぁ済んだ事は仕方ないし…アンタ達を責めてもしょうがない…」

勅使河原「…?」

小椋「たった一つ。たった一つの質問に答えられたら解放してあげるわ」

望月「えぇ…?」


90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 15:51:54.59 ID:CmukO16b0
小椋「…さ、榊原君の好きな人って…だ、誰なの?」

勅使河原「…ヘ?サカキ?」

多々良「ちょ、ちょっと小椋さん!!私まだ心の準備が…!!」

有田「そ、そうだよ!!こういうのは順を追わないと…!!」

小椋「うるせぇー!私はもう終わってんだー!それに結局残るのは一人なんだよ!!」

小椋「今死ぬか…後で死ぬか…たったそれだけの違いよ…!」

綾野「う…うう…」

鳴(小椋さんはもう死んでるけど…)

勅使河原「…あー。あーあー。なるほどそういう事か」ピーン

小椋「何分かったつもりでいるんだよ!!」バシンッ

勅使河原「はうっ」ゴトン

望月「ひぃ!!」

勅使河原「ま…まぁ待てよ。お前ら…もしかして全員サカキの事が気になってるんじゃないか?」ヒュー…ヒュー…

女子「!!」ピクッ

勅使河原「あー…」


93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 15:58:18.44 ID:CmukO16b0
勅使河原「…まず小椋。スマン!!本当にスマなかった!!」

小椋「!」

望月「ご、ごめんなさい!小椋さんの気持ちも知らずに本当に失礼な事を…」

勅使河原「…スマヌ…スマヌ…」

小椋「…い、いいのよ。逆に知れて良かったわ。知らないまま期待するのは辛いだけだしね…」

多々良「…」

有田「小椋さん…」

小椋「…それで…榊原君の好きな人…教えてくれないかしら…?」

勅使河原「…スマンッ!それは出来ない!!」

小椋「どういう事だオラァ!!」バシンッ

勅使河原「ひじき」ゴトン

小椋「お前ら申し訳ないって言ったばっかだろうがぁ!!どういう事だオラァァァ!!」ボシュッ

望月「ひぐちっ」ドスン

多々良「お…小椋さん…怖い…」

綾野「ちょ…ちょっと落ち着いて!!ね!ね!」


95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 16:04:54.79 ID:8oHOVlmv0
小椋さんマジかっけーす


96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 16:06:23.09 ID:CmukO16b0
小椋「はぁー…はぁー…んで…どういう了見なのよ…」

勅使河原「お…俺らが…アイツの秘密を教えるのは簡単だ…」

望月「でも…やっぱり友達は裏切れない…!!」

小椋「!」

勅使河原「でも…俺と望月の事ならなんでも教えてやる!ワキ毛の本数でもなんでも教えてやるよ!」

望月「ワ、ワキ毛はともかく…そうだよ!!榊原君に罪はないもん!」

小椋「…」

鳴(だからめっちゃ喜んで参加してたって)

小椋「…そうね…確かにフェアじゃないわ…こんなのただの八つ当たりだもんね…」

小椋「みんな…私の分まで…頑張ってね…」スタスタ…

多々良「あ…」

綾野「お…オグリッシュ…」

ガラッ

恒一「うーっす」


97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 16:07:51.19 ID:3Ti32Hx+0
オグリッシュwwwwww


98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 16:11:22.64 ID:hbhT7DYdi
恒一の入り方うぜえwwwww


101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 16:14:53.75 ID:vS74n0hq0
空気読め榊原wwww


104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 16:23:42.16 ID:CmukO16b0
小椋「」

恒一「うわっ!な、なんでみんなこんな体育倉庫なんかにいるの!?(誰もいないと思ってうーっすとか言っちゃったよ…」

小椋「…え、あの、え…」

多々良「…こ…これはその…」

綾野「!!そ、そうそう!!てっしーや多々良っちに演劇の練習手伝ってもらってたんだよー!!」

恒一「そ…そうなの?鼻血とか出てるけど…大丈夫?」

綾野「あはは、ちょっと頑張ってもらい過ぎちゃって…ごめんね二人とも大丈夫?」

勅使河原「…お、おうよ!男、勅使河原!頑丈だけが取り柄だからな!!」

恒一「もう…しょうがないな…ほらハンカチ使いな」

勅使河原「お、おうサンキュ」

恒一「それは返さなくていいから。気にしないでよ。望月は…ごめんよポケットティッシュしかないけど…」

望月「う、うん。ありがとう…」

小椋(や、やっぱりカッコイイ///男前な上に気配り上手///)

勅使河原「…そういやサカキはなんでこんなとこにきたんだ?」


107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 16:34:24.45 ID:CmukO16b0
恒一「いや…ちょっと人に呼ばれて…って見崎!?」

多々良「え?」

勅使河原「んん?」

鳴「私が呼んだの…みんなで勅使河原君達を連れてくる前に声をかけてね」

小椋「ど、どういうこと!?」

鳴「…榊原君。単刀直入に言うわ。ここにいる女の子はみんな貴方の事が好きなのよ」

鳴「…もちろん私も…/.//」

恒一「」

有田「んな、なっ、ななな」

多々良「な、何を言ってるの見崎さんんん!!」

小椋「」

綾野「ちょ、ちょっと!!」

鳴「勅使河原君や望月君は絶対に口を割らないと思ったの。だから直接呼んでおいたのよ」

勅使河原(…あれ?俺殴られ損じゃね…?)


108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 16:39:49.60 ID:CmukO16b0
鳴「…ともかく。何にしても張本人に聞くのが一番手っ取り早いものよ」

鳴「榊原君…貴方の好きな人…それを教えてほしいの」

恒一「え…」

恒一「ま、またまた…!冗談が上手いなぁ見崎は!ね、みんな…」

多々良「…」

綾野「~~~~ッ!!」

有田「…ッ!」

小椋「…グスッ…グスッ…」

恒一「………」

恒一「あ、あばばばーーーー!!あうあうあーーーー!!」バッサバッサバッサ

鳴「…」

恒一「あ…あばば…」

勅使河原「…」

望月「…」

恒一「…どうしても言わなきゃダメかな?」


109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 16:40:56.27 ID:ou80eMqG0
キチガイの真似で誤魔化すなwwwwwwwwww


110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 16:41:16.46 ID:JEW95oDN0
バッサバッサ
ワロタwwwww


115 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 16:46:25.03 ID:CmukO16b0
鳴「…」ポタ…ポタ…

小椋「!!(…す…すごい汗…よく見たら顔も真っ赤っか…!!」

小椋(さすがに…あの見崎も緊張してるみたね…でも…私も…ッ!!)

恒一「小椋さん」

小椋「は、はい」

恒一「小椋さんだよ」

小椋「…え?何?私を呼んでどうしたの?」

恒一「…僕の好きな人…小椋さん…君なんだ」

鳴「」

多々良「」

綾野「」

有田「」

小椋「」

勅使河原「…」

望月「…」


117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 16:47:46.42 ID:0dD7dOlH0
きたぁああああああああ


122 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 16:56:08.29 ID:CmukO16b0
勅使河原「…プッ!アッハッハッハッハ!!」

望月「まさか…両想いだったなんてね!アハハハハ!!」

小椋「え、でも、私で、賭けごと。てし、望月もそんな素振り、ぜんぜん」

恒一「ああすれば周りの目も気にせず堂々と聞けるから…発案は勅使河原だけどね」

恒一「さすが勅使河原だよ。賭けごとって事にすれば全然下心がないように周りからは見えるだろうね…」

勅使河原「さ、サカキバラクン。そういうことは言わなくても…(また拳が飛んで…!!」ガクガク

小椋「…」

勅使河原(あ…あれ?)

小椋「…~~~ッ!わ、私で…グスッ…本当に私でいいんですか…?」

恒一「…」

望月「うわー顔真っ赤だよ榊原君」

勅使河原「おお?言うな望月!もっと言ってやれ!!」

恒一「ば、バカ!!何言ってるんだよ!!」

恒一「…あの…小椋さん…僕と付き合ってくれませんか…いや」

恒一「僕と…付き合って下さい!!小椋由美さん!!」


125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 17:03:39.66 ID:CmukO16b0
小椋「は…はいぃ!!お願いじまずう!!」

勅使河原「…良かった良かった」

望月「うん…これぞハッピーエンドだね」

多々良「」

綾野「」

有田「」

鳴「」

勅使河原「いいか望月、絶対に振りかえるなよ。あの4人と目を合わせたら一気にもっていかれるぞ」

望月「そうだね、僕もまだ命が惜しいからここは早々と退散しなきゃね」

勅使河原「しかし酷い目にあったな…こりゃジュース、いやマックのセットくらいおごってもらわなきゃ割にあわねえよ」

望月「いいねえ。なんだかマック行きたくなってきちゃったよ。後でマック行こうよ」


~~~~~~~~~~~~~~~~~

中尾「部活後の片付けはまかせろー」ガラッ

中尾「ってなんだお前ら…どうしてここに…ちょ、お前ら、どうし」

アオオーーーーッ


131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 17:14:07.97 ID:CmukO16b0
勅使河原「ようサカキ!!」

望月「おはよー」

恒一「あ、おはよう勅使河原」

勅使河原「聞いてくれよ…小椋から紹介してもらったスゲー可愛い子いただろ」

恒一「あぁ、勅使河原がベタ褒めしてた子?どうしたの?」

勅使河原「俺あの子と付き合う事になったんだよ!!」

恒一「ええ!?おめでとう!!」

勅使河原「うんうん、ありがとうよ。本当はお前からマックのセット買ってもらおうと思ったんだけどよ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

小椋「榊原君より私の方がずっとアンタ達に恩があるわよ。私がその恩を返すわ」

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

勅使河原「なんて言うから何してくれんのかと思ったらまさか女の子紹介してくれるとはなぁ」

恒一「ホントに感謝してるよ二人とも。上手くいってくれて何よりだよ」

望月「僕は先生の生写真大量にもらえたし…もう眼福ですよ、本当に」

恒一「そ、そうなんだ。(いくらでも撮ってこれるからなぁ…」


133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 17:19:45.49 ID:CmukO16b0
こうして勅使河原達の協力もあって…
僕は小椋さんと付き合う事が出来た…

恒一「…由美…本当に僕なんかでいいのかい?」

小椋「フフ、まだそんな事聞くの?…榊原君じゃなきゃ嫌だよ…///」

恒一「由美…///」

鳴「恒一君、鼻毛出てるよ?」

恒一「え?見崎!?」」



恒一「…空耳…?いや…それにしては…」

小椋「…榊原君…どうしたの?」

恒一「い、いや、なんでもないよ。気のせいだったみたい」


鳴「…」


何かと不安だけど…なんとか上手くやっていけそうな気がする


END


135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 17:22:05.09 ID:nDM2YazK0
おつっちゃん


136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 17:22:09.92 ID:p/nePI2dO

精神崩壊したザーさんは結局どうなったのか


137 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 17:22:43.66 ID:Vwm9XUjI0

由美ちゃん可愛いな


138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 17:22:48.53 ID:0dD7dOlH0
鼻毛ワロタ



139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 17:23:01.19 ID:nViQQ1W80
おおお?
お、乙

小椋さんが幸せそうなので、アリだ


141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 17:23:07.86 ID:xTrNsrt60
どうあがいても最後は鼻毛出ちゃうのか


145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/27(金) 17:32:52.44 ID:vS74n0hq0





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  1. 2012/04/28(土) 13:42:26

    SFみたいに綺麗にオチたなww


  2. 名無しさん 2012/04/28(土) 15:24:16

    これはフェアじゃないね

    まさかこんなSSでこんな仕掛けがあるなんて思ってもみなかったよ


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