スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
マミ「手を繋いで」
- 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 02:07:05.25 ID:b5ccK5ev0
- 「朝よ、起きなさい」
「ふぁああ……う~ん…あと5分……」
「5分も10分も無いの!早く起きなさい!」
「ハァ…わかったわかった……起きれば良いんだろ起きれば……」
「そう、わかればいいのわかれば。さぁ、早く着替えなさい」
ワルプルギスの夜を倒してから、数か月が経った。
―――いや、正確には消したと言った方が良いだろう。
私達は、ワルプルギスの夜に挑んだ。
- 3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 02:18:47.49 ID:b5ccK5ev0
- けど、全く歯が立たなかった。
「クソッ…駄目だ…!全然効かねぇ……何であんなに硬ぇんだよ……」
「何で……もうだいぶ攻撃したはずなのに……」
「ははは…駄目だなあたし…見滝原を守るのはこのさやかちゃんだ!なんて言っておきながら…」
「くっ…どうしてなの…?何度やってもあいつに勝てない…!せっかく4人揃ったのに、これじゃあ…」
もう魔力もほとんど使い果たし、ソウルジェムもだいぶ濁っている。
なのにワルプルギスの夜はまだ平然としている。
魔女が甲高い声で笑う。
まるで私達を嘲笑しているかのように。 - 4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 02:19:38.85 ID:b5ccK5ev0
- そして皆、絶望しかけた頃、
鹿目さんとキュゥべえが現れた。
「皆、こんなにボロボロになって…」
「……わたし、契約する」
決意した目で彼女は言った。
そしてキュゥべえは言う。
「数多の世界の運命を束ね、因果の特異点となった君ならば」
「どんな途方もない望みも、叶えられるだろう」
「さぁ、鹿目まどか。その魂を対価にして、君は何を願う?」 - 7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 02:21:32.29 ID:b5ccK5ev0
- 彼女は深呼吸し、そして言った。
「魔法少女が魔女になる概念を無くして!」
「わたしは、皆が魔女になるのを見たくない…」
「皆が魔女になって人を殺しているところを見たくない…!」
「皆が、魔女になるのを知っていつ魔女になるのかと怯えている姿なんて見たくない!!」
「だって、皆最初は、人を不幸にするために祈ったんじゃないでしょ……」
「それが、魔女になって人を不幸にするだなんて……こんなのあんまりだよ…!」
「誰も望まなかったはずだよ!」
キュゥべえがハッと驚く。
「まどか、その祈りは…!」
キュゥべえの言葉を遮る。
「さぁ、叶えてよ!インキュベーター!」 - 9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 02:23:00.08 ID:b5ccK5ev0
- その祈りは叶い、ワルプルギスの夜は、跡形も無く消滅した。
今までのルールが変わり、魔法少女はもう魔女にはならない。
ソウルジェムは黒く濁りきっても、せいぜい魔力が使えなくなる程度、ということになった。
失われた魔力を取り戻すには、今まで通りグリーフシードを使えば、また元に戻るという。
キュゥべえはこう言っていた。
「普通の少女ならあの祈りを叶えることは無理だったが、鹿目まどかだからあの祈りを叶えることが出来た」
「一国の女王や救世主よりそれより遥かに上の莫大な因果の糸が、まどかに集中していた」
「だからまどかがあの祈りを叶えてしまうのは、なんら不思議ではないんだよ」
「これは暁美ほむらが何度も時間遡行を繰り返してきた結果だろうね」 - 10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 02:25:08.86 ID:b5ccK5ev0
- そう、何も不思議じゃない。
鹿目さんほどの莫大な素質を持つからこそ出来たことであった。
鹿目さんだからこそ“魔法少女はいずれ魔女になる”というルールを壊せたのだ。
そして、今度は魔女の代わりに魔獣が生み出される。
魔女は魔法少女から生み出されていたものだったけれど、
魔獣は人々の負の感情などから生み出されるものだという。
魔女に代わる新たな敵を生み出さなければ、目減りしていく宇宙全体のエネルギーを補えないから、だそうだ。 - 13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 02:27:22.26 ID:b5ccK5ev0
- 「空が晴れているわ…。さっきまで戦っていたのが嘘のよう…」
「この綺麗な空を、また見ることができるのね……」
暁美さんは泣いていた。
けれど、笑っていた。
嬉し涙、とでも言うのだろう。
「やっとこのループから……この迷路から抜け出せた……」
「ようやく日常を取り戻せる……今度こそ、皆で笑い合える」
「まどか、美樹さん、巴さん、佐倉さん…」
「本当に……本当にありがとう…!」
と、満面の笑みでそう言った。
私は、いえ私達は、初めて暁美さんの笑顔を見たと思う。
それを見て私達も泣いた。
笑顔で笑い合いながら―――――。 - 14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 02:28:35.19 ID:b5ccK5ev0
- 「なぁ」
「なぁに?」
「あのロッキー買ってくれよ」
私と佐倉さんは、今ショッピングモールにいる。
「お菓子食べ過ぎじゃない?あんまり食べ過ぎると、今に太るわよ」
「良いんだよ、食った分、魔獣退治でいっぱい動くからな」
「あのねぇ、魔獣を倒すのは運動するためじゃないでしょう?」
「だってあいつら雑魚だろ?魔女と違ってワンパターンだし、全部同じじゃねぇか」
「魔獣を倒しに行くのは、運動でもダイエットするためでもなくて、人々に災いをもたらすから」
「それにそんな軽い考え方だと、いつか大怪我することになるわよ」
「はいはい、わかったよ」
「本当にわかってるの?」
「わかってるわかってる」 - 16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 02:29:47.80 ID:b5ccK5ev0
- 「……ふふっ」
「どうした?」
「いえ、こうやって一緒に買い物してると、まるで私達、姉妹みたいだなと思って」
「そうか?」
「そうよ、言うなれば、私が姉で、佐倉さんは妹と言ったところかしら」
「そっか、姉妹……か……」
佐倉さんは少し哀しげな顔をする。 - 18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 02:31:53.34 ID:b5ccK5ev0
- 「あら?気に入らなかった?」
「いや、別にそうじゃないけどさ、その……ちょっと、昔のこと思い出しちまって」
「ああっ、ごめんなさい…!……辛いこと、思い出させちゃったかな…?」
「いや、別に辛いとか嫌とかそういうのじゃないよ。ただちょっと、懐かしいと思ってさ…」
「モモがまだ生きてりゃ、今頃こうやって一緒に買い物に行ったり、いろんなこと話し合ったりしてたのかなと思ってさ…」
「佐倉さん……」 - 21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 02:34:28.96 ID:b5ccK5ev0
- 「だから、家族といた頃が懐かしくて……」
「そう……。その……ごめんね……」
「良いって別に!言ったろ、辛いとかそういうのじゃないって」
「わかってるけど……」
「ああもう、そうしょげるなって。そうやってしょげるマミなんて、マミらしくないぞ」
「…うん、それもそうよね…。ありがとう」 - 23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 02:35:57.16 ID:b5ccK5ev0
- 「……でも、そっかぁ、姉妹かぁ。それも良いかもな」
「そう?」
「何だよ、元はと言えばマミが言い出したことだろ」
「ふふっ、それもそうね」
「佐倉さんさえ良ければ、私のこと、マミお姉ちゃんって呼んでくれても良いのよ?」
「いや、それは別に…う~ん、マミお姉ちゃんねぇ……マミ……お姉ちゃん……う~ん……」 - 26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 02:37:18.03 ID:b5ccK5ev0
- 「ふふふっ」
「何だよ?」
「あなた、だいぶ素直になったと思って」
「そうか?」
「ええそうよ。あなたのご家族が亡くなったあの日以来、かなりひねくれちゃって……喧嘩して、魔法少女コンビを解散しちゃったときがあったじゃない?」
「あのときはもうちょっと、私を頼ってくれても良かったのに……」
「あのときはマミに迷惑かけられなかったんだよ……」 - 28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 02:40:53.50 ID:b5ccK5ev0
- 「いいえ、迷惑かけてたわ」
「え?」
「私に心配させたこと」
「それは…その……ごめん、悪かった」
「ふふっ、もういいわよ。とっくに過ぎたことだし」
「……やっぱりあなた、だいぶ素直になってるわよ」
「う~ん、そうなのかな…」
「そうよ、以前のあなたなら、マミお姉ちゃんって呼んでも良いって言ったら」
「誰がそんな呼び方するかって言ってたわよ」
「いや、さすがにそこまでじゃないだろ……」 - 30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 02:42:39.45 ID:b5ccK5ev0
- 「う~ん、佐倉さんはもうちょっと私に甘えてくれても良いんじゃないかしら」
「なんだよいきなり」
「だって佐倉さんが甘えてきたら、もうちょっと可愛げもあるのにと思って」
「い、良いんだよ別にっ、可愛くなくて!」
「…まあそうやって照れる佐倉さんも十分可愛いけど」 - 32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 02:44:15.49 ID:b5ccK5ev0
- 「何言ってんだよ!別に照れてねぇよ!」
「ふふ、顔を真っ赤にして怒っているところも可愛いわね」
「怒ってねぇよ別に……」
「あら、じゃあ可愛いって言われて嬉しいんだ?本当は喜んでるのね」
「べっ、別にそういうわけじゃ……。ハァ…もういいよ、馬鹿馬鹿しい」
「あら、そう?私は、もっと恥ずかしがる佐倉さんを見たかったけど」
「もういいって言ってるだろ、全く……」
そのとき突如、ソウルジェムが激しく点滅した。 - 33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 02:45:22.42 ID:b5ccK5ev0
- 「…!ソウルジェムが反応してる…!」
「!…魔獣だな!」
「ええ、行きましょう!このすぐ近くにいるわ!」
「ああ!」
そして、ショッピングモールの近くの公園に来た。
間違いなくここにいる。
これを放っておけば、多くの人々が犠牲になる。 - 34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 02:46:41.65 ID:b5ccK5ev0
- 「ここね……。さぁ、いくわよ!」
「おう!」
魔獣の結界内に入り、すぐさま変身した。
目の前にはすでに魔獣が数体いる。
「いっくぜえぇぇ!!」
佐倉さんが先陣を切り突撃する。
「はぁっ!」
私はマスケット銃を展開し、迫り来る魔獣達を次々と撃っていく。 - 35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 02:47:47.50 ID:b5ccK5ev0
- 残りあと1体
幻覚を使い分身し、魔獣を撹乱する。
『へへっ、どっちが本物だと思う?』
魔獣が偽物の方を攻撃する。
「残念!本物はこっちだぁ!!」
槍で思いきり魔獣を突き飛ばす。
「マミ!今だ!」
マミに合図する。
「レガーレ・ヴァスタアリア!」
変形させたリボンで魔獣を縛り付け、身動きを取れなくする。
「これで終わりよ」
巨大な大砲を出現させる。
トドメの一撃、最後の射撃。
「ティロ・フィナーレ!!」
砲口から放たれた弾丸は魔獣に当たり、大きな爆発音とともに、魔獣は消滅した。 - 38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 02:52:00.75 ID:b5ccK5ev0
- 「もう、いないわよね?」
「ああ、もう反応も無いな」
「それにしても、久々に2人で敵を倒したな。魔女を倒してた頃を思い出すよ」
「ええ、コンビを組んでいた頃が懐かしいわ。あのときは魔獣じゃなくて魔女だったわね」
「今は2人だけじゃなく5人で戦うから、コンビじゃなくてクインテットだけど」
「そうだな。ふぅ…それより早く帰ろうぜ。魔獣倒したら腹減ったぁ…」
「ええ、そうね」 - 39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 02:56:02.68 ID:b5ccK5ev0
- ―――――――――――
「さぁ、今日の晩御飯は、マカロニグラタンとミートスパゲッティよ」
「おお!美味そぉ~!」
「いただきま~す!」
佐倉さんは大口を開け、食べ物を口の中へと放り込んだ。
美味しそうに、無邪気な子供のように頬張っている。 - 40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 02:59:23.51 ID:b5ccK5ev0
- 「お味はいかが?」
「ん~!最高だよ!この世のモンとは思えないくらい美味いよ!」
「スパゲッティのコシといい、このグラタンのモチモチした食感といい、凄く美味い!」
「そう、良かった。あなたが笑顔で喜んでいる姿を見ると、私まで嬉しくなっちゃうわ」
「作り手冥利に尽きる、というものね」
「マミがいるから、あたしはこんなにも美味い物が食えるんだ。そりゃ喜びたくもなるよ」
「ふふっ、そう言われると何だか照れちゃうわね」
「照れるマミも可愛いよ」
「あら、そう?ありがとう」 - 41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:00:11.19 ID:b5ccK5ev0
- 「……仕返し」
「あらあら、私はあなたとは違って、可愛いと言われたら、素直に喜ぶことができるから」
言葉とは裏腹に、マミの顔がぽうっと赤くなる。
「とは言いながらも、顔赤いぜ?マミ?」
「えっ!?そ、そう?」
「あははっ、どうだ?効いたか?」
「もう…」 - 42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:01:20.54 ID:b5ccK5ev0
- 「ふぅ…食った食ったぁ、ごちそうさま~…」
「お粗末様でした」
「さてと、そろそろ風呂にでも入ろうかなぁ」
「なら、今日は一緒に入る?」
「ええ?何でだよ?」
「だってそのほうが、電気代やガス代も浮くし」
「ハァ…何で今日に限って……」
「駄目?」
「…わかったよ…。今日は一緒に入るか…」
「決まりね。じゃあ、私は食器を洗っておくから、先に入ってて」 - 43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:02:26.32 ID:b5ccK5ev0
- あたしは先に浴場に入り体全体を洗い、湯に浸かる。
そのあとにマミも入る。
マミも同じように体を洗う。
そして湯船に、あたしと向かい合う形で入った。
マミを見ていて、1つ思うことがある。
(うん、やっぱり……) - 44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:03:44.90 ID:b5ccK5ev0
- 「マミの胸って、デカいよなぁ…」
「な、何よ急に…」
「だってそうだろ?何食ってたらこんなにデカくなるんだよ」
「それは……別に、普通に…」
「へぇ、普通に食っててこんなに大きくなるのかぁ…。それで胸に栄養がいくと」
「もう何よ佐倉さん!セクハラよそれ!」
「アハハ…別にそんなつもりじゃないけどさ、やっぱり気になるでしょ、そういうの」
「あたしはその……ちっちゃいからさ」 - 45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:05:17.07 ID:b5ccK5ev0
- 「だ、大丈夫よ佐倉さん、まだまだこれからよっ」
「何だよ急に慰めて……別に気にしてるわけじゃねぇぞ」
「それとも何か?勝者の余裕ってヤツか?」
「ハァ…何に勝ったのよ何に…」
「そりゃお前……もちろん……」
「ハイハイわかったわかった。この話はもう終わりよ」 - 47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:06:09.33 ID:b5ccK5ev0
- 「……ねぇ」
「ん?」
「まさか私達がこうやって、またお喋りできるとは思わなかったわ」
「どうしたんだいきなり」
「いや、ねぇ、何だか昔のこと思い出しちゃって」
「まあ、色々あったからな…」
「ええ…」 - 49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:07:16.90 ID:b5ccK5ev0
- 「でもさ、あたし達がまたこうやって話せてるのはあの3人のおかげだと思うんだよね」
「マミもそう思わないか?」
「ええ、そうね、私もそう思う…。鹿目さん、美樹さん、暁美さんがいなきゃ」
「こうやってまた、仲良くお喋りすることなんてできなかったもの」
「ああ、そうだな…」 - 50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:08:44.67 ID:b5ccK5ev0
- 「…暁美さんは、今まで本当に辛かったでしょうね…。何度も同じ人間が死ぬところを見てきたのだから…」
「ああ、あいつは、何度も同じ時間を繰り返して来たんだろ?まどかを助けるために」
「ええ……。鹿目さんの運命を変えるためにね」
「あいつ、最初はあたし達も助けようとしたけど、どうしても無理だったって言ってたよな」
「あたし達が話を信じなかったから…」
「でもそれは、別の時間軸の話であって、今の私達ではないでしょう?」
「……でも、信じたくなかったわ……魔法少女が魔女になるなんて…」
「魔女を倒していたと思ったら、実は同じ魔法少女を殺していた」
「それにいずれ私達も魔女になる運命だったなんて……」 - 53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:10:01.88 ID:b5ccK5ev0
- 「別の時間軸の私は、この事実を知り、錯乱して佐倉さんを殺し、暁美さんまで殺そうとした…」
「でもそんなことできない…」
「だって、大事な仲間を……友達を殺すだなんてとても…」
「だから私は自殺しようとした…。自分のソウルジェムを砕いて」
「でもできなかった…。皆が説得してくれたから」
「佐倉さんは私を抱き締めてくれたわよね…。あのとき佐倉さんは私に」
「『馬鹿!死ぬな!マミに死なれたら、あたしはどうすれば良いんだよ!?マミを大事に思ってる奴のことも考えろ!!』って」
「今でもはっきりと覚えているわ」
「そ、そんなこと言ったっけ」
「言ったわよ。ええ、確かに言ってた」
「はは…そうか」
「何恥ずかしがってるの?私は感謝してるのよ」 - 54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:12:08.99 ID:b5ccK5ev0
- 「あのとき皆が止めてくれたから」
「あのとき、佐倉さんが抱き締めてくれたから、私は今ここにいるのよ」
「あれでわかったわ」
「ああ、私は誰かに……皆に必要とされてるんだ、生きていても良いんだってね」
「だから、改めて言わせてもらうわ。あのとき、説得してくれてありがとう」
「私を、抱き締めてくれてありがとう」 - 55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:13:48.41 ID:b5ccK5ev0
- 「…別に礼を言われる筋合いはねぇよ」
「あたしはただ、本心を言っただけだよ」
「あんたがいなきゃあたしが困るから、そう言っただけだ」
「嬉しいわね。私をそんなにも大切に想ってくれていることが」
「それだけ、マミが大切な人ってことだよ」
「ふふ、ありがとう。そう言ってもらえる私は、かなりの幸せ者ね」
そう言って、佐倉さんの頭を撫でる。
さらさらとしていて、撫で心地が良い。
撫でているだけなのに、何だか気持ち良くなる。 - 58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:15:18.54 ID:b5ccK5ev0
- 「な、何だよ突然!」
「佐倉さん、とっても良い子だからつい……。嫌だったかしら?なら、やめるけど…」
「いや、その……もうちょっと…。別に、嫌じゃないし…」
「正直ね。うふふっ、正直な子、私好きよ?」
「撫でられるのが好きとは言ってない」
「じゃあやめる?」
「だから別に嫌だとは言ってないだろ…」
「……なぁ」
「何?」
「あたしも……マミの頭、撫でて良いかな?」
「どうしたの急に?…ええ、もちろん撫でて良いわよ」 - 59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:15:52.19 ID:b5ccK5ev0
- 「どうだ?」
「あっ……これ、良いわね……。気持ち良くて、とっても良い気分…」
「撫でられているだけなのに、何故かとても穏やかな気分になれる」
「ははは…何だよそれ」
「ふふふ……。そろそろあがりましょうか。このままじゃのぼせちゃうわ」 - 60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:16:26.31 ID:b5ccK5ev0
- 「しっかしさぁ、まさかマミの家に居候するとは思わなかったなぁ」
「私も佐倉さんと同居するとは、思ってもみなかったわ」
「でも仕方の無いことだわ。女の子をむざむざ野宿なんかさせられないもの」
「別に野宿じゃないさ。ちゃんとホテルで生活してたよ」
「でも、勝手に入っていたんでしょう?」
「それはまあ、そうだけど」
「だから、もうあなたに悪いことはさせたくないの」
「…ごめん、本当に」
「それにね、楽しいのよ。毎日が」
「え?」 - 61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:17:31.87 ID:b5ccK5ev0
- 「あなたがいてくれて、毎日が楽しいの。毎日一緒に学校に行って、そして毎日一緒に家に帰る」
「家に帰ったら私独りじゃなくて、いつもあなたがいてくれる」
「あなたが一緒にいてくれるだけで嬉しいのよ」
「そうか…。そう言われると何か照れるな…」
「そう?でも、本当のことだから」 - 62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:18:39.68 ID:b5ccK5ev0
- 「……あのさぁ、マミ」
「何?佐倉さん」
「その“佐倉さん”っていうの、やめてくれない?」
「え?どうして?」
「だってさ、あたし達、なんだかんだで付き合い長いじゃん?だからさ…」
「…でも、それじゃあ、何て呼べば良いの?」
「“杏子”って下の名前で呼んでくれないかな?」 - 63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:19:38.87 ID:b5ccK5ev0
- 「……う~ん、でも、そう呼ぶのは抵抗があるわね」
「何で?」
「だって、今までさん付けで呼んでいたのに、それを急に下の名前でしかも呼び捨てで呼べ、だなんて…。ちょっとねぇ…」
「…じゃあ、杏子って呼んでくれないのか?」
「それは……」
佐倉さんが不安そうな目で私を見る。
今にも少し泣きそうな目をしている。
(体が重い…こんなに緊張するのは初めて…)
(ああっ、そんなつぶらな瞳で見ないで……)
(……もう、覚悟を決めるしかないわね……) - 64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:20:15.28 ID:b5ccK5ev0
- 「わかった。ええ、呼ぶわ」
深呼吸し、心を落ち着かせる。
ただ、名前を呼ぶだけだというのに、
何故こんなにも緊張するのだろう。
「…………………」
そして―――――。 - 66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:21:52.45 ID:b5ccK5ev0
- 「杏子」
「ああ…!」
曇っていた杏子の顔が、パァッと明るくなる。
「ふふふ、これで良いのよね、杏子?」
「…おう」
「まだ慣れないけど、これから慣らしていけば良いよね」 - 67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:22:46.94 ID:b5ccK5ev0
- 「……ふふ、よっぽど嬉しいのね」
「え…?」
「だって、呼んだ途端あなたの顔、ニヤついてるもの」
「え?あ、そ、それは」
途端に林檎のように真っ赤に染まる杏子の顔。
(本当、可愛いわね)
「あなたって、結構表情で内心がわかりやすいわよね」
「嬉しいって、はっきりと顔に書いてあるわよ」
「うっ……ああもう、わかったよ…。そういうことにしておいてやるよ…」
「ふふふっ」 - 69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:24:12.14 ID:b5ccK5ev0
- 「そろそろ寝室に行きましょうか。明日も早いし」
「うん」
私達は同じベッドに入った。
ベッドの中はとても気持ち良い。
毛布の肌触りと、枕の柔らかさが、肌に馴染む。
そして思いがけずうとうとする。
その感覚がとても心地良くて、幸せな気分になる。 - 70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:25:25.54 ID:b5ccK5ev0
- 「なぁ、マミ」
「なぁに杏子?」
「あんたはさ、あたしが一緒にいるだけで嬉しいって言ってたよな」
「ええ」
「あたしもさ、その、マミが一緒にいてくれるだけで嬉しいっていうか、その……」
「喧嘩別れしたときがあったでしょ?…今になって気付いたっていうか、やっぱりあたし、寂しかったんだあのとき」
「もうマミとは会えないって思ったから…」
「だからさ、ありがとう。あんなこと言ってくれて」
「ふふ、お礼を言われるほどのことは言ってないわよ」 - 72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:26:33.72 ID:b5ccK5ev0
- 「そういやぁさぁ、久しぶりにマミの家に来たときは驚いたよ」
「だって、コンビを組んでた頃にゲーセンで取ったぬいぐるみが、ちゃんと置かれてたんだからな」
「てっきり、もう捨ててあるかと思ったのに」
「当たり前でしょ?あなたとの大切な思い出の品よ。捨てられるわけないじゃない」
「ありがとな、マミ」
「ふふふっ」 - 74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:27:50.42 ID:b5ccK5ev0
- 日差しの良い朝。
私は杏子にあることを提案した。
「ねぇ、今日は手を繋いで登校しましょう?」
「ええ?」
「別に珍しくないでしょ?仲が良かったら、手を繋ぐものでしょう?」
「いや、別に珍しい珍しくないの問題じゃなくて、その…」
「じゃあ、嫌?」
「い、嫌じゃないよ…。嫌じゃないけど…」
「じゃあ行きましょう?手を繋いで」
「う、うん…」 - 76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:30:03.45 ID:b5ccK5ev0
- 「おはようほむらちゃん」
「おはようまどか」
「今日も朝から良い天気だね」
「そうね」
「おはよーっ、まどか、ほむらっ」
「おはよう、暁美さん、鹿目さん」
「おはようさやかちゃん、上条君」
「おはよう美樹さん、上条君」 - 78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:31:38.72 ID:b5ccK5ev0
- 「今日は上条君と一緒なんだ?」
「朝からラブラブね」
「ははは、そう思うかい?」
「男女が朝から手を繋ぎながら一緒に歩いてたら、それはお熱いカップルだと思うよ?」
「いやぁ、そりゃ恋人だから、当然手ぐらい繋ぐでしょ」
(恭介の手、あったかいなぁ…)
「えへへ、ご機嫌だねぇさやかちゃん」 - 79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:35:03.98 ID:b5ccK5ev0
- 「だって、こうやって恭介と一緒にいられるんだもん。嬉しくないわけないよ」
毎日が本当に幸せ。
恭介がいてくれるから。
「あはは、素直で可愛いなぁ、さやかは」
「こんなに一途な彼女を持てて、僕は幸せだ。」
そう言って僕は、手の繋ぎを恋人繋ぎに変える。
それに気付いたのか、さやかの顔が見る見るうちに赤くなる。
「恭介……えへへ」
さやかちゃんと上条君、良い雰囲気になってる。
(ここは2人きりにしておいてあげるべきだよね)
「あ、わたし達、先に学校に行ってるね」
「ほむらちゃんも行こう?」
この状況をほむらちゃんも察したのか、2人のほうを見て頷いた。
「ええ」 - 81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:39:34.66 ID:b5ccK5ev0
- 「微笑ましいね、あの2人」
「ええ、本当にね。のろけすぎて呆れるぐらいだけど」
「あはは…。あっ、あれマミさんと杏子ちゃんじゃない?」
「…あの2人も手を繋いでいるわね」
「あら、鹿目さんに暁美さんじゃない、おはよう」
「おはようございます、マミさん、杏子ちゃん」
「おはよう、巴さん、佐倉さん」
「あはは、仲良いですね」
「そうかしら?いつもこんな感じだと思うけど?」 - 83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:42:19.17 ID:b5ccK5ev0
- 「いつもは手を繋いでいないじゃない」
「まあね、でも、今日は繋いでいるわ」
「…杏子ちゃん、さっきから何も喋らないけど…大丈夫?」
「うふふ、照れてるのねぇきっと」
「…照れてねぇよ別に」
「やっと喋ったわね」
「ふふっ、杏子ったら、あなた達と会うまではずっと無言だったの」
「さっきもね、やっぱり手、繋ぐのやめる?って言ったら、無言で首を横に振るの」
「全く、素直なのか素直じゃないのか…。本当、可愛い子だわ」
「そ、その話はもういいだろ?」
「ふふふ、そうね」
「あ、そういえば、さやかは今日はどうしたんだ?」
「さやかちゃんなら、今日は上条君と一緒だけど」
「へぇ、そうかぁ……あいつ最近、口を開けば上条のことばっかりだもんなぁ」
「そうねぇ、聞いててうんざりするくらいだもの。まあ、楽しそうに話してるから良いけど」 - 84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:43:51.00 ID:b5ccK5ev0
- 「まるで姉妹みたいですね、マミさんと杏子ちゃん」
「そう?」
「本当にいつからそんなに仲良くなったの?」
「ついこの間まで“佐倉さん”と呼んでいたのに、それが今日になって急に“杏子”だなんて」
「何かあったのかしら?」
「ああ、それはねぇ…」
「あ、ああっ!もうこんな時間じゃねぇか!ほら、早く行くぞマミ!」
「え?まだ全然…ってちょっと、そんなに引っ張らないでよ!」
「じ、じゃあ、鹿目さん、暁美さん、また学校で!…ああっ、ちょっと杏子、そんなに急がなくても良いじゃない!」 - 86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:46:16.82 ID:b5ccK5ev0
- 「行っちゃったね」
「ええ」
「……ねぇ、ほむらちゃん」
「どうしたのまどか?」
「その、わたし達も、手、繋いじゃおっか」
「…!」
「あ、もちろん、ほむらちゃんが良ければだけど…」
「…良いわよ?」
「ありがとう。何だか、手を繋いでるの見てたら、わたしも繋ぎたくなっちゃって」
「ふふ…。ええ、私も同じよ」 - 88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:47:34.40 ID:b5ccK5ev0
- 「…じゃあ、握るね」
ほむらちゃんの手を握る。
(柔らかい…。握ってるだけなのに、気持ち良いなぁ…)
「…………………」
ギュッと握り返す。
(まどかの手、暖かくて小さくて、可愛い…)
「えへへ」
まどかが微笑んだ。
まるで天使のように。
私も微笑み返す。
「ふふふ」 - 89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:48:18.36 ID:b5ccK5ev0
- 「ねぇ、まどか」
「何?ほむらちゃん」
「私、今とても幸せよ」
「まどかがいて、皆がいて…」
「あなたのおかげで、こんなにも幸せな日々を送れている」
「ありがとうまどか」
「…ううん、わたしのおかげじゃないよ」
「え?」 - 90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:49:11.68 ID:b5ccK5ev0
- 「幸せな日々が送れているのは、ほむらちゃんのおかげ」
「何度辛い目に遭っても」
「ほむらちゃんは何度も何度も、わたしを救おうとしてくれた」
「結果的に、皆助けられた」
「そんな……私はただ……」
「ほむらちゃんがくじけなかったから、今のわたしが…わたし達がいるんだよ」
「わたしはただ、ルールを変えただけで誰も助けてないよ」
「…いえ、あなたは魔法少女を救ったわ」
「あなたは魔法少女の運命を変えてくれた」 - 92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:50:34.55 ID:b5ccK5ev0
- 「でも、それはほむらちゃんが時間を何度も繰り返したから」
「だからこそ、わたしがあの祈りを叶えることができたんだよ」
「だから、ほむらちゃんのおかげなの」
「だからね、ほむらちゃん、わたしのほうこそ言わせて欲しい」
「ほむらちゃん、ありがとう」
「まどか……。うん」 - 93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:51:27.17 ID:b5ccK5ev0
- 放課後。
夕日をバックに、私達はいつも通り家路を辿る。
夕日が帰る道を明るく照らす。
見ているだけで吸い込まれそうになる、綺麗な夕日。
「もう放課後かぁ……早いよなぁ」
「ええ、楽しい時間ほど、短く感じるものよね」
「ああ、そうだな」
「なんつーか、綺麗な夕日だよな。今日は」
「そうね」
「なんて言うのかなぁ、茜色に染まるって言うのか?とにかく綺麗だよな」
「杏子、まるで詩人ねぇ……。ふふ、本当、幻想的な空だわ」 - 94 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:52:15.62 ID:b5ccK5ev0
- 「明日も明後日もずっと、こんな毎日を過ごせたら良いのに…」
「過ごせるよ…。過ごすために、この街をあたし達が守っていくんだ」
「ええ、そうね。この日常を壊さないように、頑張らなくっちゃ」
「でも、だからって無理は禁物だぜ?あんまり無理したら、倒せるモンも倒せなくなっちまう」
「わかってるわよそれぐらい。もう、杏子ってば心配性なんだから」
「だって、はりきりすぎて、空回りしてさ……。魔獣に袋叩きにされても困るだろ?」
「ならないわよそんなこと。…でも、もしそんなことになったら、助けてくれるわよね?」
「当たり前だろ」
「ふふふ、ありがとう」 - 96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:53:03.38 ID:b5ccK5ev0
- 「……マミ」
「ん?」
「あたし達、ずっと一緒だよな…?」
「何言ってるの?当たり前じゃない」
「毎日一緒に学校に行って、たまに遊びに行ったりして」
「こんなにも幸せな日々を過ごせている」
「いつか別れるなんて、そんなの絶対に無いわ」
「…もちろん、永遠ではないけれど」
「でも、いつか死ぬその日までは、ずっと一緒にいるから」
「……ああ」
辛いことが多いけれど、
良いことだって沢山あるこの世界。
だから私は、この街を、
―――この見滝原を、守っていきたい。 - 97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:54:12.75 ID:b5ccK5ev0
- 「家に着いたわね」
「さぁ、入りましょうか。今日も美味しい晩御飯を作ってあげるわ」
「ああ、楽しみにしてるぜ?」
そして、声を揃えて言う。
『ただいま』
終わり - 99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:55:30.92 ID:5PGSNFoo0
- 乙乙乙
- 100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 03:56:02.34 ID:7zdKCZiN0
- 乙
こういうの好きよ - 102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/04/29(日) 04:12:15.23 ID:RoWtJVk40
- 乙乙

ねんどろいどぷち 魔法少女まどか☆マギカ BOX

「まどかマギカ」カテゴリの記事
-
- さやか「じゃあさ、ほむら。あんた、私の足舐めなよ」
- まどか「オナニー…?なにそれほむらちゃん」ほむら「」
- さやか「あたしに恋愛相談…ま、まっかせなさーい!」恭介「有難う」
- まどか「ほむらちゃんが胸パット入れて登校してきた」
- まどか「黄色い部屋」
- マミ「なぎさちゃんとバレンタイン」
- ほむら「眠れないの?」 まどか「うん…」
- ほむら「杏子!!パンツ見えてるわよ!!はしたない!」
- マミ「チーズと私どっちが好き?」なぎさ「当然チーズです」
- QB「悪いけど、少しの間暇を貰うよ。妻の出産予定日が近いんだ」
- まどか「だからね、全部分かったよ。いくつもの時間で……」
- まどか「杏子ちゃんがさやかちゃんのこと好きだって!」
- ほむら「2人だけのクリスマス」
- ほむら「ほーむセキュリティ」
- さやか「杏子可愛い」ほむら「うるさいわね」
コメントする
全ランキングを表示