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鳴「榊原君は私だけのもの」
- 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 16:37:35.45 ID:1qFNP/VT0
- 鳴「榊原君…」
恒一「どうしたの?見崎」
鳴「榊原君は珈琲好き?」
恒一「うーん、僕は苦いのはあんまり得意じゃないから、ちょっとね…」
鳴「ふぅーん、そうなんだ」
恒一「…なんでそんな事を?」
鳴「だって榊原君、赤沢さんとは美味しそうに珈琲飲んでたから」
恒一「え?」
鳴「ハワイコナエクストラファンシーだっけ?アレ高いよね」
恒一「な、なんで見崎がそんな事知ってるの?」
鳴「イノヤで二人並んで座ってたよね。まるで恋人みたいに…」
恒一「」
鳴「…驚いた?私はね、榊原君の事なら何でも分るの。つながっているからね…」
みたいなさぁ、監視型ヤンデレの鳴ちゃん頼むよ
- 2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 16:41:26.11 ID:yIF37zHXi
- お前がやれ
- 3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 16:42:37.09 ID:Ogg7Tg3M0
- はよ
- 6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 16:54:25.37 ID:1qFNP/VT0
- 恒一「赤沢さんとはただの友達で、現象について色々話があって…」
鳴「ふぅん、珈琲の蘊蓄って、対策に関係あるんだ?」
恒一「そ、それは世間話というかなんというか…」
鳴「どうして口ごもるのかな、別に怒ったりしないよ」
恒一「…ごめん」
鳴「そっか、じゃあこの話、止めにした方がいいね」
恒一「う、うん…」
鳴「榊原君も困ってるみたいだしね…」
恒一「…」
鳴「ねぇ、榊原君?」
恒一「な、なにかな?」
鳴「…珈琲と紅茶、どっちが好き?」
恒一「…紅茶です」
鳴「ふふ…そうだよね」ニコ
はやくしろ間に合わなくなってもしらんぞ - 8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 16:56:04.87 ID:ikpu2xWbO
- 続けて
- 9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 16:56:59.52 ID:wc2q0ePx0
- どうぞどうぞ
- 11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 17:01:01.88 ID:E6f8hvqZ0
- >>6
頑張れ - 13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 17:03:57.35 ID:1qFNP/VT0
- 鳴「榊原君、今日一緒に帰ろう」
恒一「うん…」
鳴「それじゃあ、はい」スッ…
恒一「え?」
鳴「手、つないで帰ろう?」
恒一「は、恥かしいよ…誰かに見られたりしたら…」
鳴「いいから」グイッ
恒一「あっ…ちょっと待って」
鳴「…ふふ、榊原君の手、暖かいね」ギュウウウ…
恒一「見崎!分った、分ったからもう少し優しく握ってくれよ…ちょっと痛いよ」
鳴「…ごめん」
恒一「いいよ別に、気にしてないから…」(でも手は絶対に離してくれないんだな…)
鳴「つながっているのって安心できるね、榊原君」
恒一「そ、そうだね…」 - 19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 17:12:14.74 ID:1qFNP/VT0
- 下駄箱
恒一「…ん?何か入ってる…」ガサゴソ…
鳴「…」
恒一「手紙?というか、ラブレターかな?」
鳴「…榊原君、モテるからね」
恒一「ははは…悪戯かも知れないけどね、どうしようかこれ」
鳴「…貸して」
恒一「え?」
鳴「ちょっとだけ貸してよ」
恒一「いや、さすがにそれは…出してくれた人にも悪いし…」
鳴「いいから」バッ
恒一「あっ…」
鳴「…」グシャグシャ…ビリビリビリ…
恒一「…そ、そこまでしなくても」
鳴「榊原君とつながっていて良いのは私だけ。だからこんなの、榊原君には必要ない…」 - 23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 17:23:59.22 ID:1qFNP/VT0
- 下校中
恒一(なんだか最近、見崎の様子がおかしい…)
恒一(なんだか監視されているような気がする…)
恒一(いないものだった時があったからかなぁ…その反動で?)
恒一「うーん…」
鳴「なんだか榊原君、尋常じゃない顔になってるけど、大丈夫?」
恒一「えっ、あぁ、うん大丈夫だよ」
鳴「そっか…榊原君、もしも具合が悪くなったりしたら、無理しちゃだめだよ…?」
恒一「うん、心配してくれてありがとう、見崎」(まぁ見崎の所為なんだけど…)
鳴「…もしも榊原君に何かあったら、私、生きていけないから」
恒一「そんな大袈裟な…」
鳴「…もう大事な人が死んでしまったりするの、嫌だからね」
恒一「…そうだね」 - 25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 17:39:32.06 ID:1qFNP/VT0
- 恒一「…というような事が昨日あったんだけど」
勅使河原「へぇー、あの見崎がねぇ…」ムシャムシャ
望月「それを僕達に相談されてもなぁ…」パクパク
中尾「正直、どうでも良いよな…あー、俺も赤沢さんと珈琲飲みてぇーなー」
恒一「ぼくは一応真剣に悩んでるんだけど…食べるの止めてよ」
勅使河原「というか、サカキと見崎は付き合ってんのか?」
恒一「…別にそういうわけではないけれど」
望月「えぇっ、違うの?」
中尾「じゃあなんで見崎はそんな事言ってんだよwww腹いてぇwwwww」
恒一「そこもひっくるめて、見崎の様子がおかしいって言ってるんだよ…ていうか中尾君笑わないでよ」
勅使河原「うーん、お前らいっつも一緒にいるからなぁ…向こうはひょっとしたら勘違いしてんじゃねーの?」
望月「それはあるかも知れないね…」
中尾「とうとう榊原もスライスになっちゃうのかー…あーあー…」
恒一「ちょっと茶化さないでくれよ…」
- 27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 17:50:23.68 ID:wc2q0ePx0
- 「も」ってどういうことだwもうスライス後なのか
- 28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 17:51:35.87 ID:1qFNP/VT0
- 勅使河原「まぁ、本人に聞いてみるのが一番早いんじゃねーの?」
望月「うん、ぼくもそう思うな…見崎さんと一番親しいのは、他ならぬ榊原君だしね…」
恒一「…うーん」
中尾「いやぁ、イケメンは羨ましいっすね^ ^」
恒一(なんか中尾君が妙に冷たい気がする…)
望月「とりあえず、相談料として、怜子先生のリップクリームか口紅ちょうだいよ」
勅使河原「何に使うんだよそれ…」
中尾「食べるんじゃねーの?」
恒一(この人達に相談したのが間違いだったよ…)
勅使河原「えっ、リップクリームって食えるの?」
望月「怜子先生のならね」
ガチャ
鳴「榊原君…いる?」
恒一「…見崎」 - 30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 18:03:31.99 ID:1qFNP/VT0
- 鳴「お昼ご飯、一緒に食べよう?」
恒一「い、いや今は勅使河原達と食べてるから…」チラ
鳴「ふーん、そうなんだ。ねぇ、榊原君、借りても良いよね?」
勅使河原「…え、あ、いやぁ別に良いんじゃねーの?」
望月「…うん」
中尾「…良いと思うよ」
鳴「そっか、じゃあ榊原君、一緒に食べようか…?」
恒一「…そうだね」(なんて薄情な人達なんだろう…)
鳴「今日は私もお弁当作ってきたから、ちょっと心配だけど、榊原君に食べて欲しい。」
恒一「そうなんだ…」
鳴「うん、そう。だから早く行こう…」グイグイ
恒一「あっ…ちょっと待ってよ見崎」
バタンッ
勅使河原「…やべぇー…」 - 31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 18:15:52.04 ID:1qFNP/VT0
- 屋上
鳴「さぁ、座って」
恒一「う、うん…」
鳴「榊原君の好きなもの沢山入れてきたから、早く食べて欲しい」
恒一「ありがとう…それじゃあ、いただこうかな」パカッ
鳴「…」
恒一「もぐもぐ…」(あっ、普通に美味しい…見崎って料理苦手じゃなかったっけ?)
鳴「どう?美味しい?」
恒一「美味しいよ…うん、ちょっと意外なくらい」(でもなんか、変な味がするなぁ…酸っぱいような…鉄臭いって言うか)
鳴「…良かった。それ、榊原君が全部食べて良いよ」
恒一「えっ?でもそれだと見崎のは…」
鳴「さっき購買で買ったのがあるから、大丈夫」ガサゴソ…
恒一「そうなんだ…」(なんか悪い気がするなぁ…) - 37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 18:29:07.74 ID:1qFNP/VT0
- 鳴「榊原くん…もっと近くにおいでよ」
恒一「えっ」
鳴「…こっち」ポンポン…
恒一「うん…それじゃあ、隣に」ヨッコラセ…
鳴「…榊原君、私の事、どう思ってる?」
恒一「…ど、どうって?」(見崎の顔がこんなに近くに…)
鳴「…私の事、嫌いかな?」シュン
恒一「全然!!嫌いじゃなよ!!」(か、可愛い…)
鳴「それじゃあ…好き?」ズイッ
恒一「あ、いや、それは…」(見崎の吐息が、顔に当たってる…)
鳴「私はね、榊原君の事、好きだよ?」
恒一「…」
鳴「いないものだった時に話しかけてくれて、最初はあんな態度取っちゃったけれど…内心、すごく嬉しかった」
恒一「見崎…」ゴクリ…
- 39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 18:41:46.97 ID:1qFNP/VT0
- 鳴「榊原君は…どうかな?」
恒一「僕は…」
鳴「私の事…異性として、どう思ってる?」
恒一「…」(見崎…声が震えてる…緊張してるんだな…)
鳴「…教えて欲しい」
恒一「…ぼ、僕も、見崎の事…」(…やっぱり可愛いな)
鳴「…」
恒一「す、好きだよ」
鳴「!!ほ、本当に…?」
恒一「うん、見崎の事、ずっと気になってたから」
鳴「う、嬉しい…」カア…
屋上の裏
勅使河原「心配だから様子を見に来たけどよ…丸く収まりそうだな…」
望月「そうだね…本当に良かったよ」
中尾「これつまり、赤沢は俺の物ってこと?」 - 42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 18:50:38.15 ID:1qFNP/VT0
- 鳴「…これで榊原君は私だけの物」ボソッ…
恒一「…え?何か言った?」
鳴「ううん、なんでもない」
恒一「そ、そっか…なんていうか、その、改めてよろしくね、見崎」
鳴「…鳴」
恒一「あっ、そっか…改めてよろしく、鳴」
鳴「こちらこそよろしく…恒一君」
恒一「…///」
鳴「ふふふ…」
中尾「よし、じゃあもう帰ろうぜ!!」
勅使河原「お前、早いなオイ」
望月「…もう少しだけ、様子を見ていこうよ」
- 46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 18:59:51.99 ID:1qFNP/VT0
- 恒一「…なんだか恥かしいね」
鳴「…そう、だね」
恒一「…」
鳴「…恒一君」
恒一「え?」
鳴「恒一君は、これで私だけの恒一君だよね…?」
恒一「うん?まぁ、そういう事になるかな…」
鳴「それじゃあ、私以外の女の子は、恒一君には必要ないよね?」
恒一「そ、そうかな?」
鳴「そうだよ…恒一君には、私だけ居れば良いんだよ…」
鳴「私以外の女の子とは、つながってはダメ」
恒一「…」(あれ?なんか雲行きが怪しいな…) - 58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 19:18:27.42 ID:1qFNP/VT0
- 恒一「それってつまりどういう事なの…?」
鳴「簡単な事だよ、榊原君はもう、私以外の女の子と一緒に居てはダメ」
恒一「会話するのは…?」
鳴「必要最低限でなら、特別に許可します」
恒一「そ、そっか…」(ま、まぁ付き合う訳だしね…)
鳴「…はい」スッ…
恒一「?」
鳴「指きりしようよ、恒一君…約束してほしい」
恒一「うん、わかった」スッ
鳴「…ゆーびきりげんまん、嘘ついたら針千本のーます…」
恒一「…ゆーびきった」(指きりしてる見崎…可愛い)
鳴「…ふふ」 - 61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 19:29:47.43 ID:1qFNP/VT0
- 昼休み終了
恒一(見崎と付き合う事になってしまった…)
恒一(まぁ、元々かなり気になっていたから嬉しいんだけれど…)
恒一(なんか引っかかる様な…)
恒一(…)
恒一(まっ、いっか!!)
勅使河原「うぉーい!サカキー!!」タッタッタ
中尾「良かったじゃねぇか!!一部始終見せてもらってたぜ!!」タッタッタ
恒一「…」(薄情な奴らが来たぞ…)
望月「まぁまぁ、そう怒らないでよ。結果としては良かったんだからさ」
恒一「…それはそうだけれどさぁ」
勅使河原「むしろ感謝してほしいくらいだぜ!!」
中尾「もう八割くらい俺たちのおかげだからな!!」
恒一「…まぁ、そうかもね」(この人達絶対生きてるの楽しいんだろうな…) - 65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 19:40:45.40 ID:1qFNP/VT0
- 勅使河原「しっかし、これでサカキもリア充の仲間入りだなー」
中尾「そうだな…見崎はかなり可愛いほうだしなぁ」
恒一「なんか照れるなぁ…」
望月「じゃあ今日は皆でどっか遊びに行こうよ!!」
恒一「えっ!?」
中尾「よっしゃー、じゃあエロ本買いに行こう!!」
恒一「ちょ、勝手に話を進めないでよ!それにエロ本って…見崎に悪いよ」
望月「ぼ、ぼくもちょっとね…」
勅使河原「いやぁー逆に買っておいた方が良いぜ?サカキ?」
恒一「なんでだよ…」
中尾「だって付き合うんだろ?いずれそういう事になるだろうしなぁ…」
勅使河原「そうだぜサカキ!!予行練習だよ!!予行練習!!」
- 68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 19:49:56.13 ID:1qFNP/VT0
- 望月(これ絶対まずい事になりそうなんだけれどなぁ…)
恒一「いや…でも、ぼくら未成年だし…」
中尾「大丈夫だって!!望月はともかく、俺バレた事ねーもん」
勅使河原「いざって時になんも分らないんじゃ、逆に見崎に失礼だしな」
恒一「…そ、そうかな?」
望月「ちょっと!!榊原君!?」
勅使河原「そうだ!!そうと決まれば今日の放課後、着替えたら学校の前に集合な!!」
中尾「レジに持っていくのはまかせろー」
望月「えぇーっ、僕も行くの?」
恒一(きっと鳴…今日の放課後も、一緒に帰ろうって言ってくるんだろうなぁ)
恒一(エロ本買いにいくとは…さすがに言えないよなぁ)
鳴「…」ジッー - 71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 19:59:10.36 ID:1qFNP/VT0
- 放課後
鳴「恒一君、一緒に帰ろう?」
恒一(きた…)
鳴「さぁ、早く…」グイグイ…
恒一「あのさ鳴、実は今日…」
鳴「どうかしたの?」
恒一「勅使河原達と買い物に行く約束をしてるんだよ」
鳴「そうなの?」
恒一「う、うん…だから今日はちょっと、一緒に帰れそうにないんだ…」(嘘は言ってないからね…)
鳴「ふぅーん、そっか」
恒一「…付き合ってばかりなのに、本当にごめん」
鳴「…」
恒一(沈黙が辛い…すごいプレッシャーだ…) - 73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 20:06:13.24 ID:1qFNP/VT0
- 鳴「必要ないよ」
恒一「…え?」
鳴「榊原君…えっちな本を買いに行くんでしょ?」
恒一「!?」
鳴「そんなの、絶対に許さない」キッ
恒一「…」ビクッ
鳴「恒一君には私だけ居れば良いって言ったの、もう忘れちゃったのかな?」
恒一「…」
鳴「例え紙媒体でも、恒一君が私以外の女の子に興味を持つ事は許しません」
恒一「…はい」
鳴「恒一君…」
恒一「な、なにかな…鳴」
鳴「私を誤魔化そうと無駄だよ、私はいつだって…恒一君の事を見てるからね」
恒一「」 - 75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 20:13:35.44 ID:1qFNP/VT0
- 鳴「それじゃあ恒一君、一緒に帰ろうか」
恒一「うん…そうするよ」
鳴「ふふふ…恒一君の素直な所、好きだよ」
恒一「ありがとう…」
鳴「…手」スッ…
恒一「うん…」ギュッ
鳴「…」
恒一(あぁ…見崎の手、冷たいなぁ…)
鳴「~♪」 - 76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 20:21:14.62 ID:1qFNP/VT0
- 下校中
鳴「恒一君、今日は私の家に寄って行きなよ」
恒一「見崎の家って…あの人形屋さんの?」
鳴「うん、今日は霧果、出掛けてて居ないから、ゆっくりしていくと良いよ」
恒一「そうなんだ、じゃあお邪魔させてもらおうかな」
鳴「紅茶くらいしかないけれどね」
恒一「ははは…」
鳴「ふふ…」
勅使河原「サカキ来ねぇ…」
中尾「なんか裏切りの気配がするな…」
望月(帰りたい…) - 77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 20:29:04.91 ID:1qFNP/VT0
- 工房M
恒一「いつ来てもすごい人形だね…これ全部、霧果さん一人で作ってるの?」
鳴「さぁ、よく知らないけど、多分そう」
恒一「入場料…払ってないけれど、本当に良かったのかな?」
鳴「大丈夫…恒一君は特別だからね」
恒一「そ、そっか」
鳴「…私の部屋、行こっか」
恒一「鳴の?」
鳴「うん、私の部屋」
恒一(鳴の部屋かぁ…なんか初めて入るんだよな…緊張してきた…)
鳴「…」ニヤリ… - 80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 20:39:23.40 ID:1qFNP/VT0
- 鳴の部屋
恒一(ここが鳴の部屋かぁ…なんていうか、すごく良い匂いがするな…)
鳴「適当に座ってて良いよ、恒一君」
恒一「うん」ヨッコラセ
鳴「それじゃあ、私飲み物取ってくるね…」
恒一「あっ、ぼくも手伝おうか?」
鳴「…大丈夫、一人で平気だから、そこで待ってて」
恒一「そっか、何かごめんね…」
鳴「ううん、気にしなくてもいい。恒一君にはいつもお世話になってるから…ちょっと過保護な時もあるけれど」
恒一「ははは…それじゃあ待ってるよ」
鳴「うん、すぐに戻ってくる」トットット…
恒一(なんか鳴の様子がおかしいとか、疑っていたのが馬鹿みたいだな、ぼく…いつもより、ちょっと積極的なだけじゃないか…)
鳴「…」シャーッ…
鳴「…よく混ぜておこう」 - 95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 21:10:56.35 ID:1qFNP/VT0
- ガチャ…
鳴「おまたせ…」コトッ…
恒一「あれ?今日は缶の奴じゃないんだ?」
鳴「うん、今日は特別に…自分で淹れてみた」
恒一「それじゃあ…いただきます」ズズッ…
鳴「…」ジ…
恒一「うん、美味しいよ」
鳴「そう、良かった…」
恒一「鳴は飲まないの?」
鳴「今、飲もうと思っていた所…」ズズッ
恒一「ねぇ、前から思ってたんだけれど、鳴の家ってお金持ちだったりする?」
鳴「どうだろう…普通だと思うけれど」
恒一「そっかぁ…結構立派だと思ってさ…」(…ん?)
鳴「…」
- 98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 21:21:45.13 ID:1qFNP/VT0
- 恒一「…うん?…なんだ?」(なんだか体が熱っぽい気がする…)
鳴「…ねぇ、恒一君」
恒一「…な、なにかなぁ…?」(クラクラしてきた…)
鳴「恒一君が望むなら、その…」
恒一「…え?」(風邪かなぁ…なんだか上手く頭が回らない…)
鳴「少しくらいなら…えっちな事、してもいいよ」
恒一「!!」
鳴「恒一君も、男の子だもんね…我慢出来ない時だって、あるよね?」
恒一「…ほ、ほんとにぃ…?」(呂律も回らない…)
鳴「うん…例えば今」
恒一「…め、めい…まさか…」(…あの紅茶か…)
鳴「恒一君…顔が真っ赤だね、苦しいのかな」スッ…
恒一「…あぁ…」 - 105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 21:32:44.25 ID:1qFNP/VT0
- 恒一「…」
鳴「…恒一君、キスしようか」
恒一「うん…」(……もういいや、なんでも)
鳴「…それじゃあ…」ちゅっ
恒一「…ん」
鳴「…んぁ…ん…はぁ…」クチュ…
恒一「…んぐっ…鳴…ぷはっ…」
鳴「…ふふ、恒一君、今すごいだらしない顔してるよ…」
恒一「はぁ…はぁっ…」
鳴「…」サワサワ…
恒一「…うっ…くぅ…くすぐったいよ…鳴…」
鳴「…ちゅっ」
恒一「…!?」
鳴「…恒一君の肌…美味しい…」チロチロ…
- 110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 21:43:54.54 ID:1qFNP/VT0
- 鳴「ワイシャツ…邪魔だから脱がすよ?」
恒一「…うん…」
鳴「恒一君…されるがままだね、可愛い」レロレロ
恒一「めい…もう我慢できないよ…頼むから…」
鳴「…苦しそうだね、恒一君のここ」ツンツン
恒一「うぅ…は、はやく…たのむよ…」
鳴「…うーん、どうしようかなぁ…」
恒一「…えっ?」
鳴「やっぱり、こういう事をするのって…まだちょっと早い気がするなぁ」
恒一「そ、そんな…」
鳴「…やっぱり、もうちょっと大人になってからが良いと思う…」
恒一「…めっ、めい…」ガバッ
鳴「…駄目だよ恒一君…無理矢理なんてしたら、大声だしちゃうよ…?」
恒一「…」(絶望) - 111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 21:45:50.62 ID:uf4WOK2/0
- ひでえww
- 113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 21:54:47.10 ID:1qFNP/VT0
- 鳴「…でも、このままじゃ…流石に恒一君が可哀想だよね」
恒一「…そっ、そうだよっ!元はといえば鳴が…」
鳴「…それじゃあ恒一君、これから私が言う条件を全て承諾するなら…このまま最後までしてあげても良いよ」
恒一「…な、なに?」
鳴「…もう恒一君は、私以外の女の子と、いついかなる時も話さない事」
恒一「…え」
鳴「必要最低限の会話もダメ。話しかけても絶対に無視しないといけない…」
恒一「そ、そんな事…出来るわけ…」
鳴「…ふぅん、じゃあもう続けてあげない」
恒一「…なっ!?」
鳴「…もう大分遅くなってきたし、帰った方がいいかもね」フイッ
恒一「…」ゴクリ… - 118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:06:05.38 ID:1qFNP/VT0
- 恒一「も、もしも約束したら…」
鳴「…」ニヤッ
恒一「ほ、本当に最後までしてくれるの…?」
鳴「もちろん。恒一君の気の済むまで、好きなようにしていいよ…」
恒一「…好きなように」
鳴「どんな事でもしてあげるよ…勿論、最後までしてあげるし、ちょっと変態なことでもしてあげる」
恒一「…」
鳴「…別に無理にとは言わないよ、決めるのは恒一君だから…」
恒一「…わかった」
鳴「…ふふふ」
恒一「…約束するよ!…だから…」
鳴「…それじゃあ、続きをしようか」
恒一「はっ、はやく…」
鳴「恒一君…必死だね…」チュッ
恒一「…はぁっ、はぁっ…めいっ…」ガバッ - 131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:21:38.59 ID:1qFNP/VT0
- 「…はぁっ…ひゃあ…んっ…恒一君…そこばっかり舐めてて…犬みたい…んっ//」
それから僕は、締め切った鳴の部屋の中で
「…恒一君、こういうのが好きなんだね…ふぅん…意外と変態さんなんだね…」
むせ返る様な甘い匂いと、息が詰まる様な熱気に包まれながら
「はぁっ…はぁっ…恒一君っ…だいすきぃっ…///」
彼女と何度も情事を繰り返した
「恒一君…私…初めてだけど…恒一君の好きなようにっ…動いていいよ…」
そしてなんとなく、自分はもう普通の生活に戻れないんだろうなと
「はぁっ…あっ…気持ちいいよぉ…///」パンパン
確信してしまった
「はぁ…はぁっ…ふふっ…これで恒一君は、私のものだよね…」
・・・
・・・・・・
・・・・・・・・・。
- 135 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:32:55.59 ID:1qFNP/VT0
- 恒一「…ん?」
鳴「…おはよう、恒一くん」
恒一「…おはよう…アレ?僕…寝てた?」
鳴「…うん、疲れてたみたい、ぐっすりとね」
恒一「そっか…」(あれ?もしかして夢だったのかな?)
鳴「…大丈夫?随分、うなされていたみたいだったけれど」
恒一「…うん、大丈夫…所で、今何時?」
鳴「もう夜の十二時過ぎだよ、家の方にはもう連絡しておいたから」
恒一「…そうか」
鳴「…ねぇ、恒一君」
恒一「…何かな、鳴」
鳴「…約束、ちゃんと覚えてるよね…?」
恒一「…」(夢じゃなかったんだ…) - 138 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:42:55.09 ID:1qFNP/VT0
- 鳴「破ったりなんかしたら、大変な事になるからね」
恒一「…」ビクッ
鳴「…」
恒一「た、大変なことって…?」
鳴「恒一君にとっても、私にとっても…良くない事が起きるよ」
恒一「よくない事…?」
鳴「…」
恒一「…わかったよ、もう鳴の好きなようにしてくれ」
鳴「…ふふ、大好きだよ。恒一君」
恒一「…僕もだよ、鳴」
おわり - 139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:43:51.78 ID:Rt10oa6MI
- おつ
- 140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:45:33.24 ID:XIT+zjCa0
- 大変なこと見たかった乙
- 142 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:48:16.22 ID:m3DcyrC70
- これからどうなるか気になるが取り敢えず乙でした
- 143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:50:06.60 ID:DB5PiB/Gi
- 乙、良かったよ
約束を反故にした未来や皆を無視する展開も見てみたいが…恐いな - 144 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 22:53:34.43 ID:Ogg7Tg3M0
- まぁ鳴ちゃんから離れる理由も特に無いし問題ないな!
乙 - 146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/05(土) 23:09:26.78 ID:Q9bxkYPt0
- 離れる理由は無いが他の女子と話すな辺りは危険
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