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まどか・ほむら・杏子「あ!」

1:まどか:2011/05/04(水) 15:36:40.43 ID:dzIF8V0d0
まどか「あーどうしよう?宿題学校に忘れてきちゃった!」

まどか「どうして昨日のうちに気づかなかっただろ」

まどか「うーん…。でも日曜日とはいえ、部活とかで学校は開いてるよね」

まどか「今は…朝の八時。もう開いてるかな」

まどか「よし。学校行って宿題取ってきて…ちゃんと宿題済ませないとね」


 『宿題も、期限も、あるんだよ!』


まどパパ「おやまどか、おはよう。朝ごはんできてるよ。」

まどか「う~ん、どうしよう?」

1:今急いでるもんなぁ 「ごめん!あとで食べるね!」
2:まだまだ時間はあるよね! 「うん。いっただきまーす!」
3:もう!急いでるのに! 「うるさい!パパのバカ!」

>>4 (関係ない書きこみだった場合はその一個上の回答を採用。)




2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 15:42:48.97 ID:RftEDntd0
3


3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 15:43:35.11 ID:VuPmIM8u0



4: 忍法帖【Lv=3,xxxP】 1:2011/05/04(水) 15:43:40.86 ID:NfBgfig/0
1


6:まどか:2011/05/04(水) 15:49:21.11 ID:dzIF8V0d0
まどか「ごめん!後で食べるね!」

まどパパ「そうかい?じゃあとっておくよ。学校かい?」

まどか「そう!宿題忘れちゃったんだ!行ってくるね!」

まどパパ「うん。気をつけなよ」

まどか「行ってきまーす!」 

 とたたたたた…


8:杏子:2011/05/04(水) 15:54:14.12 ID:dzIF8V0d0
杏子「やっべぇ…食糧が底をついちまった…」

杏子「どうしよう…」

1:急がば回れ 「まぁ、そこらへんをブラブラしてればなんか見つかるだろう」
2:急いでるときに周ってられるか 「えーいまどろっこしい!魔法を悪用してぶんどっちまうか!」
3:いやそもそも急いでるのか? 「…時間の流れとは…一体何なのだろう…」


9::2011/05/04(水) 15:54:57.54 ID:dzIF8V0d0
安価は>>11で


10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 15:55:36.86 ID:ZBcE76100



11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 15:56:18.60 ID:wxr4bJr80



13:杏子:2011/05/04(水) 16:01:26.12 ID:dzIF8V0d0
杏子「…急ぐ…いや急ぐって何をだ…?」

杏子「時間の流れって…何なんだろう…」

杏子「……なんか頭痛くなってきた」

杏子「ん?」

杏子「あれ?難しいこと考えたらハラの減りがおさまったぞ!」

杏子「こりゃすげえ!もしかしてコレ大発明じゃねーか!?」

杏子「よし、ドンドン難しいこと考えよう。頭痛くなるけど…」

杏子「…時間とは…世界とは…」

杏子「……。ちょっと外の空気吸ってくるか」

 がちゃっ…


14:ほむら:2011/05/04(水) 16:11:36.92 ID:dzIF8V0d0
私は打ちのめされた。
記憶の底から這い上がってきた事実。
なぜ。なぜ私はこんなに大切なことを忘れていたのだろう…?
忘れることなど許されないはずなのに。

思い出すのが遅すぎる。
もう、朝の八時。本来なら昨日の晩に行動すべきだったのに。

いや、後悔はいい。
後悔のために時間を費やすより、事態の打破を考えるべきだ。
思い出したことを、喜ぶべきなのだ。

ほむら「…まどかのパンツ奪取計画…綿密なプランを練っていたというのに…」

本来なら土曜の晩にお邪魔し、珍しく大量に出された宿題を手伝いつつ、そのスキを狙うはずだったのに…。

ほむら「綿密に練り過ぎて、疲労の余り寝てしまうなんて…」

ほむら「と、とにかく!次に何をすべきか、だわ!」ほむっ!

1:猪突猛進! 「まどかの家に突撃!」
2:遠望深慮… 「まず街を歩いて次なる策を練りましょう」
3:一日千秋  「待ちの一手!どこかでまどかが通るのを待ってみましょう」

>>16


15: 忍法帖【Lv=3,xxxP】 13:2011/05/04(水) 16:13:53.07 ID:NfBgfig/0
3


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 16:14:33.68 ID:A2c7X1Jy0
1


17:ほむら:2011/05/04(水) 16:18:25.07 ID:dzIF8V0d0
行動。行動。行動!
そうだ。今までの自分に欠けていたもの。

それは積極性だ。

ほむら「まどかの家に行きましょう!」

堅く握った拳を机に叩きつけた。
コップの中の水が大きく飛び跳ねる。

ほむら「きっと何かが起こるはずだわ!」

それは本当にそう思って言ったのだろうか…?
それとも自分を励ますためだろうか。

いや、そんなことはどうでもいい。

狙うは、パンツ。

ただ、それだけ。


18:杏子:2011/05/04(水) 16:23:47.27 ID:dzIF8V0d0
杏子「うーん。平和とは…争いとは…」

杏子「すげえ!さっきから全然腹が減らない!」

杏子「…クンクン」

杏子「朝飯の匂いかな…?」

杏子「トーストに目玉焼き、焼いたベーコンにトマトサラダってとこか」

杏子「…不思議だ!こんなにいい匂いなのに腹の虫がならない!すっげー!」

杏子「えーと、なんについて考えてたんだっけ」

1:「目玉焼きについて…だっけ?」
2:「戦争はなぜなくならないか…だよな」
3:「それにしてもこの家、結構いい家だなぁ」

>>20


19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 16:25:54.36 ID:wOu8CAXH0



20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 16:26:37.28 ID:yXGtp/2v0



22:ほむら:2011/05/04(水) 16:35:28.52 ID:dzIF8V0d0
着いた。
ボヤボヤしている暇は無い。
今の私は暴走特急。ブレーキなど過去に忘れてきた女だ。

ほむら「お邪魔します!」

 がちゃっ!

まどパパ「? どなたかな?」

出迎えたのは、優しげな眼差しの男性だった。
まどかのお父上だ。
予想していた、「あれ?ほむらちゃんどうしたの?」という愛らしい声は聞こえてこない。

まどパパ「まどかのお知り合い…かな?」

……。
どう答えたものだろう。

1:ここは正統派で! 
  「はい。わたくし暁美ほむらと申します。まどかさんのお友達です」
2:いや、正直に言うべき! 
  「すみません!娘さんのパンツいただけますか!?」
3:まどかとの関わりは言わない方が… 
  「新しい車に買い替えませんか?今なら特別ローンがお得です」

>>24


23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 16:36:16.22 ID:aEB70WKg0
2


24: 忍法帖【Lv=2,xxxP】 たか&ゆき ◆zwAjHd38bc :2011/05/04(水) 16:37:11.35 ID:Cp2FWHTP0



25:ほむら:2011/05/04(水) 16:41:26.37 ID:dzIF8V0d0
正直さが肝要。
嘘をつくような女だと思われたくない。
まどかにも、まどかのお父様にも。

ほむら「すみません!娘さんのパンツいただけますか!?」

まどパパ「……。」

あ、あれ…?
予想した反応と違う。
予想では…

(まどパパ「…そうか。恥ずかしいはずなのによく正直に言ってくれたね。
       君は見込みのある娘だ。どうだい?私の娘を…もらってくれるかな?」)

となるはずだったのに。


27:ほむら:2011/05/04(水) 16:44:53.32 ID:dzIF8V0d0
まどかのお父様は、黙ったまま携帯電話を取った。
確かめるようにボタンを押していく。
おそらくまどかにかけるのだろう。

まどパパ「……」ピッピッピッ…

その顔は無表情だが、奥底に苦笑いが透けて見える。

……。
私は彼の電話がかかるまで待つことにした。


28:まどか:2011/05/04(水) 16:49:49.30 ID:dzIF8V0d0
まどか「ウソぉ…。部活も今日は全部休みで、先生もみんなお休みだなんて」

まどか「どうしよう…宿題できないよ…」

まどか「さやかちゃんに朝写させてもらっても、間に合わない量だもん…」

まどか「…。先生怒るかな…」

 ざわざわ

まどか「? 人だかりだ…」

まどか「何が起きたんだろ?」

1:しょんぼりでそれどころじゃないよ…。ほっておこう。
2:気になるなぁ…行ってみよう。
3:ええいもう知らない!コンビニに行ってお菓子をヤケ買いだよ!

>>30


29:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 16:50:12.52 ID:wOu8CAXH0



30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 16:50:48.22 ID:+CBKRdVu0
2


31:まどか:2011/05/04(水) 16:55:29.71 ID:dzIF8V0d0
 ざわざわ

まどか「ちょっ、ちょっと通してくださーい」

まどか「なんだろう?なにがあるんだろ?」

警官「はいはい、ちょっとどいてー!」

まどか「あ、お巡りさんだ」

警官「女の子が倒れてると言うので来ました!どいてどいてー!」

まどか「女の子が倒れてる…?普通、そういう時救急車呼ばないかな。…まぁいいか」

まどか「――ってえぇ!?杏子ちゃん!?」

杏子「う…うぅ…」

まどか「わっ!すごい熱!どうしたの!?」

杏子「うう…人生の目的…生命体の誕生の実存的意味…」

まどか「どうしちゃったの!?」


32:まどか:2011/05/04(水) 17:00:28.65 ID:dzIF8V0d0
警官「おや?君はこの子の知り合いなのかね?」

まどか「は…はいっ!お友達です!」

杏子「うう…宇宙の真理…」

警官「そうか。じゃあこの子は君に任せて大丈夫かな」

まどか「はいっ!大丈夫です!」

警官「よしわかった」

警官「えー、少女が倒れているという連絡ですが、どうも身元の分かる人が見つかったようです。
    さっき連絡があった事件の方に向かいますね。
    え…?なるほど、突然少女が不可解なことを言って家に乗り込んできた…?」

警官「凶悪事件の匂いがしますね…。わかりました!今行きます!」


33: 忍法帖【Lv=2,xxxP】 たか&ゆき ◆zwAjHd38bc :2011/05/04(水) 17:03:05.43 ID:Cp2FWHTP0
ほむほむwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww


34:ほむら:2011/05/04(水) 17:05:52.33 ID:dzIF8V0d0
まどパパ「…はい。…はい。お願いします」

どうも口調からしてまどかに連絡をとっているわけではなさそうだ。

まどパパ「…」

電話から耳を離した彼は、何も言わずじっと私の顔を見つめている。
何だろう…。何が起こるというのだろう?

その時だ。

 「大丈夫ですか!?ただ今到着しました!」

けたたましく扉が開け放たれる音と同時に、勇ましい声が背中越しに聞こえてきた。
振り向いているとそこにいたのは…。

警官だった。

警官「すみません、他の事件と重なってしまって…!
    あ!彼女が侵入犯ですね!?」

侵入犯…? 一体なんのことだろう…。 何が起きているのだろう…?


37:ほむら:2011/05/04(水) 17:14:46.04 ID:dzIF8V0d0
警官「君!不法侵入の現行犯で逮捕だ!逮捕するーっ!!」

ピン、と伸ばした人差し指は、どうやら私の顔を指しているらしい。

警官「とんだ変態少女だ!逮捕!逮捕だ!」

カチャッ、という渇いた金属音とともに、視界に銀色に光る輪が現われた。
刑事ドラマでよく見かける、そして日常生活ではまず見かけないモノ。
手錠だった。

ほむら「……え?」

私はそこでようやく事情を飲み込めた。
どうやら、この刑事は私を逮捕せんとしているらしい。

だが…。それは完全に冤罪だ。私が何もしていないことは私が一番よく知っている。

1:冷静になって事情を説明しよう。
  「あの、すみません!私はここの娘さんの下着をもらおうとしただけで…!」

2:冷静に考えれば…誤解を生む発言をしたかもしれない。
  「いや、違うんです!誤解です!もしかして聞き違いでは…」

3:こんな冤罪を許してはいけない。
  私はそっとスカートの中のピストルに手をかけた。

4:どうやら私の情熱が十分に伝わっていないようだ。
  「まどか!まどかぁぁぁぁ!まどかのパンツ!パンツゥゥ!ほしいよぉぉぉ!!!」

>>40


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 17:17:16.73 ID:hzf2LF5u0



40:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 17:17:41.83 ID:VuPmIM8u0



45:まどか:2011/05/04(水) 17:24:33.17 ID:dzIF8V0d0
まどか「…杏子ちゃん、大丈夫?」

杏子「あ、あれ…?私…?」

まどか「杏子ちゃん、気がついた?」

杏子「あ、ああ…。私は一体…」

まどか「杏子ちゃん、熱出して倒れてたんだよ。…気分は大丈夫?」

杏子「ああ…。全然平気さ」

 ぐぅ~~~~っ

杏子「あ…ハハ、考えるのを辞めたら急にハラが減っちまった」

まどか「杏子ちゃんおなか減ってるの?」

まどか(どうしようかな…)

1:「私も凄く嫌なことがあったの!一緒にドカ食いしよ!」

2:「家に帰ったら私の朝ごはんが残ってるよ!よかったらこない?」

3:「あ、ここに松ぼっくり落ちてたよ!ハイ召し上がれ!」

>>47


46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 17:25:07.01 ID:hzf2LF5u0



47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 17:25:15.99 ID:yXGtp/2v0



50:ほむら:2011/05/04(水) 17:36:34.24 ID:dzIF8V0d0
私は魔法少女としての戦闘力は低い。
だから銃器火器が欠かせない。

日常においても、ピストルの一つくらいは持ち歩いている。

 ガチャッ…

さっきの手錠とは比べようもないほどの、重く、不吉な金属の擦れる音。
黒い鉄の塊を、この悪徳警官の鼻の先に突きつける。

警官「な…な、な…」

警官は目を白黒させ、口を不格好にあえがせている。

まどパパ「えぇぇ…?」

まどかのお父様も、あんぐりと口を開け、私の手の殺人道具を見つめている。
そう。これが戦い。日常からあまりにかけ離れた世界。

まどかも、まどかのご家族もこんな世界に巻き込みたくは無い。
私が、巻き込ませない。そして私がそれだけの活力を得るためには、まどかのパンツが要る。
それを妨害しようとする警官を始末することは、結局まどか達を守ることになるのだ。

警官「た、逮捕だ…逮捕する…」

警官はまだ、『逮捕』という単語を虚しく繰り返している。
だが、これで終わりだ。
引き金にかけた人差し指に、そっと力をこめた。

その時――聞き覚えのある声が耳に飛び込んできた。


51:杏子:2011/05/04(水) 17:44:04.53 ID:dzIF8V0d0
杏子「それにしても悪いなぁ!ごちそうになるなんて!」

まどか「いいよ気にしないで」

杏子「お!ここか!…ってこの家だったのか!」

まどか「知ってるの?」

杏子「ああ、さっきここの前を通って…いい家だなって思ったんだよ」

まどか「えへへ照れるよー。さっ、入って入って!」

杏子「おじゃましまー…ってあれ!?」

まどか「お巡りさんと…ほむらちゃん!?」

杏子「何やってんだぁアイツ…」

1:バカなことやってんじゃねぇ!
  「おい!!何やってんだ!!」

2:なにしてんだよ…驚いて声もでねぇ…
  「……」

3:分かった!あの警官が魔女なんだな!
  「おい!助太刀するぜ!!」

>>54


52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 17:45:32.37 ID:wOu8CAXH0



53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 17:45:39.53 ID:IcLPzD/EP
3


54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 17:45:44.27 ID:/MKQYwaf0
3


57:ほむら:2011/05/04(水) 17:56:46.61 ID:dzIF8V0d0
 「おい!助太刀するぜ!」

この声。聞きおぼえがある。
このガサツで粗野で唾棄すべき、デリカシーの感じられない声…。

 「お前一人の手柄にはさせねー!」

佐倉杏子。

杏子「どりゃぁぁぁ!」

見ると、赤髪を振り乱し、猛然、槍を警官の脳天めがけ振り下ろしている。
そして、そんな悪鬼の如し佐倉杏子の背後に、可憐な妖精が見えた。

まどか「杏子ちゃん…!?ほ、ほむらちゃん…?そ、その人はお巡りさんじゃ…!?」

小さな身体を震わせ、虎に喉笛を切り裂かれる寸前の小鹿のような眼をこちらにむけている。
いけない。まどかは怯えている。

1:やはりまどかに血は見せたくない。
  「やめなさい!佐倉杏子!」

2:やはりまどかに血は見せたくない。だから…
  「時間を操作し、まどかのいないところで抹殺しましょう」

3:やはりまどかに血は見せたくない。けれど… 
  「見てちょうだい、鹿目まどか!これが私のあなたへの気持ちよ!」
  指に力を込めた。

>>60


58:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 17:58:42.04 ID:/TEZwktmO
2


59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 17:59:11.92 ID:IcLPzD/EP
2


60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 17:59:20.87 ID:yXGtp/2v0



63:まどか:2011/05/04(水) 18:07:42.69 ID:dzIF8V0d0
まどか「だ、ダメだよ…!」

まどか「そんなの、絶対おかしいよ!」

まどか「やめて!杏子ちゃん!ほむらちゃん!」

まどか「……」

まどか「…あれ?」

まどか「お巡りさんは…?」

ほむら「お巡りさん?鹿目まどか、あなた何を言っているの?」

ほむら「そんな人はじめからいないわよ」

まどか「…?へ…?」

杏子「あ!お前、さては!」

ほむら「…うるさいわね」ボソッ


64:まどか:2011/05/04(水) 18:11:21.69 ID:dzIF8V0d0
まどパパ「ま、まどか…この人たちは一体…?」

まどか「え?この人たち…?それは…」

まどか(なんて言ったらいいんだろ…?)

1:「二人ともお友達だよ!」
  これが一番普通だよね!別に間違ってもないし!

2:「私の…大切な人…だよ」
  間違ってないよね?ある意味『友だち』よりも正しいかも。

3:「さ、殺人犯だよ!警官殺し!」
  あのお巡りさんはどうなっちゃったの…!?も、もしかして…!!

>>67


65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 18:12:03.24 ID:FnZc2ZtT0
2


66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 18:12:31.69 ID:wOu8CAXH0



67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 18:12:35.29 ID:sbYhh2ph0
1


72:ほむら:2011/05/04(水) 18:24:52.27 ID:dzIF8V0d0
まどか「私のお友達だよ!」

まどかは胸を張って答えた。
ああ、なんて愛らしい。可愛らしい。愛おしい。

胸を突きだしたことで彼女の細い身体のラインが浮き彫りになる。

素敵だわ。なんて、なんてすばらしいのかしら鹿目まどか。

私の目は彼女の体に吸いつけられ、そこから動かすこともできない。動かすつもりもない。
世界のありとあらゆる快楽をもってしても得られないような幸福が、
彼女の肢体から、私の硝子体を通じてココロの中へ流れ込んでいく。

時を止めるなら、今。そう思った瞬間だった。

杏子「おい、さっきの魔女、どうしたんだよ?」

まどかには聞こえぬように、耳元で囁いた。
佐倉杏子は、いつもこういう風に私の至福の時を遮ってくる。

あの警官…どうやって始末したかしら?

1:「無傷で、この辺りに解放したわ」
2:「動けない程度に傷つけて、街の片隅に放置したわ」
3:「海の底よ」
4:「全裸にひんむいて適当な場所に捨てておいたわ」

>>75


73:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 18:25:18.79 ID:U5DEfPAp0
1


74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 18:25:34.23 ID:Sn/7dOGQ0
1


75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 18:25:38.81 ID:FLbb8Gw/0



79:杏子:2011/05/04(水) 18:32:02.20 ID:dzIF8V0d0
ほむら「動けない程度に傷つけて、街の片隅に放置したわ」

杏子「ええ!?魔女を放置するなよ!」

ほむら「…もう、めんどくさいわね。いいでしょ、別に」

杏子「いや、でもよう…」

 ぐぐぅ~~~

杏子「!」

杏子「は、腹が…」

まどか「パパ!杏子ちゃんに私の朝ごはんあげて!ね?」

まどパパ「あ、ああいいけど…」

杏子「やりぃ!」


80:杏子:2011/05/04(水) 18:37:15.69 ID:dzIF8V0d0
杏子「ムシャムシャムシャ…」

杏子「ふぅ。食った食った」

まどか「おいしかったでしょ?パパのお料理!」

杏子「ああ、うまかったよ。最高!」

まどパパ「あはは。ありがとう」

杏子(でも結局は根本の解決にはなってねーんだよなぁ…)

杏子(これからのメシをどうするか…だな)

1:この家いいよなぁ…。もうこの家に居候させてもらおうかな…。

2:さて燃料も詰め込んだ。街に出てメシの種を見つけるか!

3:……。この家、結構食糧がありそうだな…。こっそり探してみるか…。

>>83


81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 18:38:04.76 ID:gNcTvkcGO



82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 18:38:08.79 ID:m49Tb3oE0
2


83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 18:38:23.89 ID:fzosSb8v0
3


87:まどか:2011/05/04(水) 18:40:53.07 ID:dzIF8V0d0
まどか(あっ!そうだ宿題だった!)

まどか(どうしようかな…)

1:もうあきらめちゃおう!

2:もういっぺん学校に行ってみようかな

3:そうだ!誰かと一緒に学校に行ってみよう!

>>90


88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 18:42:03.13 ID:hzf2LF5u0



89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 18:42:15.94 ID:/MKQYwaf0
3


90:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 18:42:29.45 ID:fzosSb8v0
2


93:ほむら:2011/05/04(水) 18:50:21.16 ID:dzIF8V0d0
ここがまどかの家…。

そう思うからかしら?
ありとあらゆる物が光輝いて見える。
まさにここは黄金の城。お菓子の家。現代に現れた桃源郷。

まどかはいつもこのイスに腰掛け、このコップに唇をつけているのだろう…。

そう考えただけで――ああ、この幸福を文字にしても野暮なだけだろう。

ただ。
まだ私は目的を達成していない。
パンツ。
鹿目まどかのパンツ。

私はこれから――どうするべきなのかしら…?

1:今日はお天気。もしかしたら洗濯物が干してあるかも――?

2:部屋だわ!部屋のタンスよ!タンスという名のトレジャーボックスよ!

3:まどかを追いかけたら、いつかチャンスがあるかも――?

4:ブレーキは過去に置いてきたはず。直接アタックをかけるしかないわ!

>>96


94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 18:52:09.07 ID:vgzd0ojn0
 1


95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 18:52:39.58 ID:IcLPzD/EP
1


96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 18:52:40.99 ID:PFUna7lK0
kskst


97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 18:53:05.79 ID:PFUna7lK0
1


98:ALL:2011/05/04(水) 18:57:48.35 ID:dzIF8V0d0
杏子「あ!ちょ、ちょっとトイレ借りてもいいかな?」

ほむら「へ、へぇいいお庭ですね。ちょ、ちょっと拝見しようかしら」

まどか「私学校行ってくる!」


杏子・ほむら・まどか「ん?」


まどか(どうしたんだろう杏子ちゃんおなか壊しちゃったのかな…。さっき冷えたから…。
     それとほむらちゃん、うちの家の庭ってそんなにいいかな…?)

杏子(チャーンス!)

ほむら(チャーンス!)


100:ALL:2011/05/04(水) 19:03:28.05 ID:dzIF8V0d0
 さて、バラバラだった三人が一か所に集まるところまで進みました。
  
 では、この先の難易度を決めてもらいたいと思います。

1:ハードモード 
  正しい選択肢以外はバッドエンド。
  極めて難しいモードです。

2:ノーマルモード
  ひどい選択肢はバッドエンド。
  
3:イージーモード
  バッドエンドにはなりません。
  今までと同じです。

☆:暗黒
  全てバッドエンドです。


>>115までの多数決にしたいと思います。それではしばしの間、さようなら。


101:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 19:04:13.72 ID:3rUQ2ChD0
3


102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 19:04:24.74 ID:wOu8CAXH0
作者的に難易度鬼畜な3で


103: 忍法帖【Lv=2,xxxP】 たか&ゆき ◆zwAjHd38bc :2011/05/04(水) 19:04:44.83 ID:Cp2FWHTP0



104:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 19:04:47.53 ID:OIttewHM0



105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 19:05:08.93 ID:cxmAs9XU0



106:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 19:05:19.40 ID:sbYhh2ph0
2


107:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 19:05:26.05 ID:yXGtp/2v0
どんなにひどくてもバッドにならないとか>>1が大変すぎるからやめてやれよ
3で


108:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 19:05:34.21 ID:gNcTvkcGO



109:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 19:05:39.34 ID:hzf2LF5u0



110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 19:05:59.40 ID:fzosSb8v0
3


111:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 19:06:10.19 ID:acrRaAjgO



112:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 19:06:52.44 ID:IcLPzD/EP
1


113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 19:07:00.72 ID:A8FS7hNu0


あとでハードな


114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 19:07:02.64 ID:FLbb8Gw/0
3


115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 19:07:36.40 ID:PFUna7lK0
3


116:ALL:2011/05/04(水) 19:10:12.23 ID:dzIF8V0d0
問答無用で3のようですね。

かつてエヴァ安価SSをやった時は有無を言わさず下ネタ安価が続いたのに、
まどか住民は弥勒菩薩のように優しい心の持ち主ですね。


119:まどか:2011/05/04(水) 19:16:41.80 ID:dzIF8V0d0
まどか(とにかく!急がないと!持って帰って問題解いて答え合わせして…えぇと…)

まどか(もう10時!時間がない!)

まどか「あ、そ、それじゃパパ!行ってくるね!」

まどパパ「ああ。気をつけていってらっしゃい」

 たったったっ…

まどか「もしかしたら今度は開いてるかもしれないもんね!」

 たったったっ…

まどか「ん…?アレは…?」

1:さやかちゃん!?
2:マミさん!?
3:お、お巡りさん!?
4:クレープ屋さんだ!おいしそう!

>>121


120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 19:17:00.80 ID:gjiGsZAO0
2


121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 19:17:34.54 ID:IcLPzD/EP
3


123:まどか:2011/05/04(水) 19:23:15.24 ID:dzIF8V0d0
警官「はぁ…はぁ…」

まどか「どっどうしたんですか!?お巡りさん!」

警官「おや、き、君は…」

まどか「!! あ、あなたはさっきの!」

まどか「大丈夫ですか!?ひどい…傷だらけ!」

警官「あ、ああ…さっきの…黒い髪の女の子に…やられたんだ…」

まどか「!!??」

警官「あの女は…許しておけない…逮捕しなくちゃ…」

警官「君…。あの女は…まだあの家にいるのかい…!?」

まどか「え、えっと…!」

1:嘘は言えないよ!「はい!まだあの家にいます!」

2:友だちは売れない…!「あ、あの、公園の方に行きました!」

3:信じない!ほむらちゃんはそんなことしない!

>>126


125:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 19:24:06.04 ID:A8FS7hNu0



126:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 19:24:12.10 ID:PFUna7lK0
1


128:まどか:2011/05/04(水) 19:27:03.29 ID:dzIF8V0d0
警官「そうか…ありがとう…これで社会にはびこる巨悪を…逮捕できる…!!」

まどか「…そう…ですか…」

警官「それじゃあ…」

 ずりっ…ずりっ…

まどか「……」

まどか「…本当に…ほむらちゃんがやったんだ…」

まどか「そんな…私ずっと信じてたのに…」

まどか「くすん…くすん…」


129:杏子:2011/05/04(水) 19:33:01.25 ID:dzIF8V0d0
~まどかホーム~

杏子「ヘヘ…誰もいないな…」

杏子「まどかパパもキッチンにいたままだし…」

杏子「台所を探れないのは痛いけど…でも他にも食いモンはあるだろ」

杏子「さて、どの部屋に入る…?」

1:洋間
2:和室
3:お風呂場
4:いや、台所以外ないだろ。突撃!

>>132


130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 19:34:07.57 ID:378sQamc0
2


131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 19:34:15.56 ID:bilv5HG00
4


132:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 19:34:48.72 ID:PFUna7lK0
2


134:杏子:2011/05/04(水) 19:41:05.37 ID:dzIF8V0d0
~和室~

杏子「クンクン…」

杏子「さすがに和室に食べ物は置いてないみたいだな…」

杏子「でも…この畳…いい匂いだな…」

杏子「すんすん…」

杏子「…なんだか食べられるような気がしてきた」

杏子「あ、あのツボもなんだかチョコクッキーみたいな色だな!」

杏子「おっ、あの掛け軸…巻き寿司さながらじゃないか!」

杏子「どうしよっかな…」

1:畳ってうまいのかな…
2:ツボって食べられるかな…
3:掛け軸ってどうなんだろ…

>>138


136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 19:43:13.60 ID:u4kQBQHq0
1


137:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 19:43:41.24 ID:vgzd0ojn0
2


138:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 19:44:12.67 ID:A8FS7hNu0



142:杏子:2011/05/04(水) 20:08:31.56 ID:BiTHYpTxO
杏子「ぬ…ぬぎぎぎ……」

ギリギリ

杏子「ぎ…ぎぎ……ぐぎぎ………」

ギリギリギリギリ

杏子「んぷはぁ!!ダメだ!ツボなんて全然食えねーよ!!」

杏子「チキショーこんなモン!!!」

がらっ

ポーーーーーイ!!

杏子「あ………しまった勢いで……」


143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 20:12:47.53 ID:U5DEfPAp0
あんこ…


144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 20:13:43.93 ID:IcLPzD/EP
ぽ~い じゃねえw


145:杏子:2011/05/04(水) 20:14:39.71 ID:BiTHYpTxO
杏子「や、ヤベー!割れちゃったかなあ!!」

杏子「と、取りにいかねーと!!」

ドタドタ

杏子「はあはあ…」

杏子「あ、あれ…?」

杏子「割れてない」

杏子「なんでだ…!?」

杏子「………」

杏子「ダメだ。また熱が出ちまう」

杏子「ま、いっか!」


146:ほむら:2011/05/04(水) 20:30:35.30 ID:BiTHYpTxO
一歩。慎重に足をサンダルに滑りこませる。
きっとまどかはこのサンダルを素足で履いたりするのだろう。
私もストッキングを脱いで裸足をこの靴に重ねたい衝動に駆られたが、今は時間がない。

洗濯物…洗濯物…

ほむら「……見当たらないわ」

まさか今日は洗濯をしていないというのだろうか。
こんな晴れた日に……。
何を考えているのか。

なぜ!こんな日に!パンツを洗わない!!!パンツを干さない!!!!!

頭が爆発しそう…。怒りと焦燥が脳の中で狂気を帯びた追いかけっこを繰り広げる。

ほむら「向こうを…向こうを見てみましょう」

食いしばり過ぎて口の中に血の味が広がる。

と、その時だった。


148:ほむら:2011/05/04(水) 20:46:55.16 ID:BiTHYpTxO
警官「おや」

体に電流が走った。

あの警官だ。

相当痛めつけたはずなのに。
もうここに戻ってきたというのか。

私は……即座に動いた。

1:素直に謝れば許してくれるはず!
  「ごめんなさい!!」

2:他人のフリでごまかそう!
  「ぴゅぴゅぴゅ~♪いい天気だな~♪」

3:やらなきゃやられる…
  「しつこいわね…死んで詫びなさい」

4:この人なら洗濯物の場所を知ってるかしら?
  「パンツ!パンツ!パンツはどこなの!?」

>>152


149:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 20:48:26.56 ID:sbYhh2ph0
3


150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 20:48:40.89 ID:VDfcCYGO0
3


151:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 20:49:01.46 ID:hzf2LF5u0



152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 20:49:18.14 ID:+NdTmR+O0



154:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 20:52:31.19 ID:osHz66A20
バッドエンドにならないと知ったとたんこの安価である


156:ほむら:2011/05/04(水) 20:57:31.47 ID:dzIF8V0d0
ほむら「パンツ!パンツ!パンツはどこなの!?」

情熱。
私の燃えたぎるこの気持ちが伝わればこの警官もわかってくれるだろう。

警官「うふふ。パンツですか?うふふ」

どうも様子がおかしい。
だが、私を逮捕する気もなさそうだ。

警官「パンツ…パンツ…うふふふふふ」

ほむら「なにがおかしいというの」

警官「うふふふ。楽しいんです。ついさっき雷にうたれたみたいな衝撃が頭にあって…
    それからこの世の全てが薔薇色に見えるんです。うふふふふふ……」

気持ちが悪い。言っている意味も分からない。何を言っているのか。

ほむら「だから!パンツ!パンツはどこなの!?」


159:ほむら:2011/05/04(水) 21:02:24.53 ID:dzIF8V0d0
警官「パンツなら…ほら、そこ」

ほむら「えっ?」

警官が指差した、その先。
あった。
この世の至宝。まどか’s パンティー。

今まで見ていなかった家の影に、ひっそりと、まるでその美しい姿を汚らわしい世界から隠すように、ひっそりと干されている。

ほむら「あ、あった…」

だが、その時、一陣の風が吹いた。

 ぴゅぅ~~

ほむら「あっ!?」


161:ほむら:2011/05/04(水) 21:08:50.15 ID:dzIF8V0d0
 ぴゅぅ~~~~

ほむら「おパンティーが!!!」

なんという不運。なんという災厄。なんという災禍。

まどかの匂いが染みつき、まどかの体温を知るその聖なる白布は、
まるで持ち主そのままに、風に舞う妖精へと変身した。

ひらり、ひらり。

おお、なんと美しい。
だが、お前は私のもとに帰らねばならぬ。私の掌中になくてはならぬ。
そして私はお前を解放するのだ。お前は私を救済するのだ。

警官「うわぁ~い!パンツ飛んだ!パンツ飛んだ!」

風ははしゃぐ警官の頭からも警帽をはぎとっていった。

警官の頭に、大きなコブが見えた。何か硬いものでも当たったのだろうか。

いや、今はそんなことはどうでもいい。


162:ほむら:2011/05/04(水) 21:13:18.73 ID:dzIF8V0d0
パンツは二三度風に揉まれ、青い空に溶けて消えた。

どこへ、どこへいったのか。

ほむら「くっ…!パンツは何処へ…!!?」


1:「学校!学校だわ!」

2:「CD屋の方かしら!?」

3:「もうあのパンツは捨てるわ!家の中を探りましょう!」

>>165


163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 21:13:42.17 ID:hzf2LF5u0



164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 21:14:03.30 ID:osHz66A20
2


165:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 21:14:17.20 ID:2mq3vh0k0
3


171:杏子:2011/05/04(水) 21:21:07.40 ID:dzIF8V0d0
杏子「ふぅ…よかったよかった。ツボに傷はないみたいだな」

 ガラッ

ほむら「入るわよ!」

杏子「!」ビクッ

杏子「な、なんだよ!アタシは別にこのツボに触ったりなんかしてないぞ!何もしてないぞ!」

ほむら「…ここにはないようね」

 ピシャッ

杏子「び、ビックリした…。なんだよツボを投げたの見られたのかと思った」

杏子「それにしてもアイツなんかブツブツ言ってたな…」

杏子「『ここにはないようね』…ってまさか!」

杏子「アイツも食べ物を!?」

杏子「…。ど、どうする…!?思わぬライバルが…!」

1:共闘だ!魔法少女同士組んで探した方がいい!
2:まどかの食べ物はアタシの物。アタシの食べ物もアタシの物。探すペースを早めないと!
3:ライバルは邪魔だ。そうだ。まどかパパにチクっちまうか。

>>175


173:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 21:21:57.24 ID:w2M+hupu0
2


174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 21:22:15.68 ID:cxmAs9XU0



175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 21:22:37.97 ID:GPibtDqR0
2


178:杏子:2011/05/04(水) 21:30:43.97 ID:dzIF8V0d0
杏子「ええい!もうマゴマゴやってらんねぇ!ドンドン探すぞ!
    まずは和室の押し入れ!」

 ガラッ

杏子「ダメだ!ここはただの押し入れだ!次!洋間の棚!」

 ガラッ

杏子「ちぃっ!なんだこれ!使い古した下着が入ってるだけだ!」

まどパパ「あ、あの…君…何をしてるのかな…?」

杏子「!!」

まどパパ「えーと、そこはまどかが昔使ってた下着を入れている棚だけど…」

杏子「え、えーと…」

1:「ちょっとお腹痛くなっちゃって。お薬どこかなーって」

2:「パ、パンツ欲しいなーって。ウチビンボなんで。アハ、アハハ…」

3:「う、うるせぇ!カンケーないだろぉ!」

>>182


179: 忍法帖【Lv=2,xxxP】 たか&ゆき ◆zwAjHd38bc :2011/05/04(水) 21:31:36.37 ID:Cp2FWHTP0
1


180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 21:32:09.00 ID:PQgk9YqB0
2


181:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 21:32:12.02 ID:U5DEfPAp0
2


182:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 21:32:31.66 ID:QE3TUpCJ0
2


186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 21:38:55.08 ID:dzIF8V0d0
杏子「パ、パンツ欲しいなーって。ウチビンボなんで。アハ、アハハ…」

まどパパ「え…えぇ…!?」

杏子(ちょっとムリあったかな…)

まどパパ「いいよ!それくらい喜んで差しあげよう!」

杏子(いらねぇぇぇぇぇぇぇぇえ!!!)

まどパパ「さ、さ。でも入るかな」

杏子「あ、アハハ。入ると思うっすよ。あ、あーざーっす!」

杏子「……」

杏子「…いらねぇよぅ……」

杏子「あ、アメが落ちてる。ラッキー」

 ぱくり もごもご

杏子「とにかくもっとデカいモンを探さないとな」コロコロ


187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 21:39:56.46 ID:PQgk9YqB0
まどパパ良い人


188:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 21:41:14.11 ID:LYgwk5qJO
いいな…まどぱん…


189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 21:41:18.76 ID:NahU6G2L0
ほむらには問答無用で通報したのにwww


193:ほむら:2011/05/04(水) 21:56:00.32 ID:dzIF8V0d0
どこ…!?どこにあるというの…!?

私は泥沼を泳ぐ魚。黒雲にあえぐ鳥。
苦しい。この家のどこかに必ずまどかのパンツがあるというのに。
求めれば求めるほど、青い鳥は空に溶けて消えていく。

ほむら「はぁ…はぁ…」

動悸は激しくなる。
めまいがする。
舌がしびれる。

ほむら「どこ…!?どこなの…」

まどかの部屋にはあるだろう。だが、まどかの部屋に入るのは大きな冒険だ。
下着を漁っているところを見られたら、などという低級な悩み、恥じらいなどとうに無い。
恐ろしいのは、自分が自分でなくなってしまうことだ。

この状態の私の前にまどかパンツの山など現れたら、おそらく私は自制心を失うだろう。

ほむら「ああ…匂いはするのに…」


195:ほむら:2011/05/04(水) 22:04:36.48 ID:dzIF8V0d0
朦朧とする視界に、人影らしきものが現れた。

杏子「おうおう。なんだアンタもまだ探してんのか」ころころ

なに…?今、なんて言った…?アンタも…アンタ、も…!?

杏子「アタシはこんなちょびっと見つけただけだ。まぁ、まだメインは探してないんだけどな」

ちょびっと…何を…いや…「アンタも」という口ぶり…まさか…パン…ツ…
まさか…この女…すでに、いやどこで…ああ…!!もうわけがわからない……!!!

ほのかに甘い香りが、鼻孔を撫ぜた。
薫る、まどかの身体。どこか幼さを感じさせるが、間違いなく、それはまどかのものだ。

ほむら「この…匂い…」

杏子「ん?ああさっきあっちで拾ったんだ」ころころ

落ちてた…!?そしてそれを…佐倉杏子は所持しているというの…!!?
私は…どうしたら…!?

1:私は全てを捨て、佐倉杏子の脚元に跪いた。
  「頂戴!頂戴頂戴頂戴頂戴頂戴!!!」

2:心を落ちつけて、言った。
  「…。どこにあったの。佐倉杏子、教えなさい」

3:家の中はもう佐倉杏子に抑えられたというの…?
  私は外に飛び出した。
>>199


197:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 22:06:57.02 ID:PQgk9YqB0
1


198:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 22:07:27.88 ID:LYgwk5qJO



199:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 22:07:28.80 ID:7tO7D0r+0
2


201:杏子:2011/05/04(水) 22:11:52.94 ID:dzIF8V0d0
ほむら「…。どこにあったの。佐倉杏子、教えなさい」

杏子「ん?ああ、あっちの洋間だよ」

ほむら「洋間…洋…間…」

杏子(ニヒヒ。あの部屋にはもう何の食べ物もねーよ!
    必至こいて探せばいいんだ!ヒヒヒ)

ほむら「洋間…あそこに…あるのね…」ふらふら


まどパパ「ん?あのコも洋間に入っていくなぁ…」


202:まどか:2011/05/04(水) 22:14:38.76 ID:dzIF8V0d0
まどか「くすん…ほむらちゃんが…そんな…」

まどか「…なんだか…もう宿題って気分じゃないよ…」

まどか「…どうして…」

まどか「…どうしよう…これから…」

1:電話して相談しよう…パパに

2:電話して相談しよう…さやかちゃんに

3:ほむらちゃんに直接聞いてみないと…家に戻ろう

>>205


203:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 22:15:17.19 ID:53Hf7S0G0



204:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 22:16:16.04 ID:lakOtCGEO
3


205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 22:16:20.29 ID:sdMcqJJU0
3


211:ほむら:2011/05/04(水) 22:23:32.37 ID:dzIF8V0d0
ほむら「感じるわ…ここの部屋の…どこかに」

私は今にも部屋中を捜索して回りたい気持ちをおさえ、ゆっくり部屋を見回した。

どこかに…必ず…!

まず机の上。何も無い…。使われた形跡のないガラスの灰皿があるだけだ。

ガラス棚。ワインやウイスキーのビンが綺麗に並べられているが、パンツはここにはあるまい。

立派な飴色の棚もある。

音をたてないように…。一つずつ開け、確かめていく。

一番下…違う。お父上の物であろう冬物の洋服が畳まれている。

二番目…これも違う。これはお母様の服なのだろう。

三番目…違う。読まなくなったものであろう古本がキッチリ積まれている。

四番目…手をかけた瞬間、ふわりと、まどかの匂いがした、気がした。

まどか「ただいま!ほむらちゃん、いるっ!?」

ほむら「!!!」

私はあわてて棚を戻した。


212:杏子:2011/05/04(水) 22:28:59.90 ID:dzIF8V0d0
まどか「ほむらちゃん、いるっ!?」

杏子「ヤベエ!戻ってきた!」

杏子「台所にはまどかパパがずっといるしなー…」

杏子「まどかまで帰ってきたらますます動きづらくなるじゃん」

杏子「どうすっかなー…」

1:もうこの家には用はねぇ

2:まどかの部屋はまだ探って無かったな…

3:もうちょい様子を見てみるか…

>>215


213: 忍法帖【Lv=26,xxxPT】 :2011/05/04(水) 22:29:28.46 ID:RLcSsJWF0
2


214:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 22:29:33.86 ID:PQgk9YqB0
1


215:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 22:29:58.56 ID:AJxUutvo0
2


217:まどか:2011/05/04(水) 22:34:04.02 ID:dzIF8V0d0
まどか「ほむらちゃんっ…!!」

ほむら「……鹿目まどか」

まどか「ほ、ほむらちゃん……!」

まどか(ど、どうしよう…どう言えばいいんだろ…?)

1:「ほ、ほむらちゃんの殺人鬼!バカァ!」

2:「ねぇ…ほむらちゃん、あのお巡りさんに何をしたの?正直に言って!」

3:「……」無言でほむらちゃんを抱きよせて気持ちを通じ合わせる

>>221


218:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 22:34:31.89 ID:53Hf7S0G0



219:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 22:34:38.52 ID:A8FS7hNu0



220:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 22:34:56.81 ID:R21ENeWn0
3


221:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 22:35:03.63 ID:alYOf0db0
3


223:杏子:2011/05/04(水) 22:44:12.74 ID:dzIF8V0d0
杏子「おおぉーーー!!あるある!お菓子だお菓子!」

杏子「まどかのヤロー、結構自分の部屋に隠してやがんだな!」

杏子「へっへっへー!」ポリポリ もぐもぐ しゃりしゃり

杏子「おんえうあぁんあぅんあぅ?(押し入れの中にもあるのかな?)」

 ドサッ

杏子「うわっ!なんか落ちてきた!」

杏子「…パンツの山だ。なんだよバッチぃなぁ」

杏子「おっ!五円チョコはっけーーーん!!」

杏子「……」

杏子「それにしても静かだな…不気味なくらいだ」

 きぃ…

杏子「!?」

杏子「……空耳か。何か聞こえた気がしたけどな」


224:ほむら:2011/05/04(水) 22:51:36.78 ID:dzIF8V0d0
時が、静止した。

だが、首にまとわりつく熱いなにかが、私を現実に引き戻す。

これは、何…?

これは、この柔らかいものは…。

まどかの…腕だ。

そして私のほほにあたる甘い香りのするものは。

まどかの顔だ。

ほむら「え…あ…」

状況が飲み込めた途端、私の体は急に活発に活動しはじめる。

吹きだす汗。早まる鼓動。熱くなる顔。

恥ずかしい。

こんなに汗をかいて、まどかにヘンな匂いを嗅がせてしまうんじゃないだろうか?
こんなにドクドク心臓が鳴って、まどかに心配をかけないだろうか?
こんなに顔を真っ赤にして、私の気持ちが悟られるんじゃないだろうか?

ほむら「ふ…あ…」

まどかの顔を見る。
まどかはぎゅっと目をつぶっている。私に何かを訴えかけているようだ。


226:まどか:2011/05/04(水) 22:58:34.80 ID:dzIF8V0d0
まどか(思い切って抱きついちゃったけど…)

まどか(なんだかこうしていると本当にほむらちゃんの気持ちが流れ込んでくるみたい)

まどか(ほむらちゃん、ねぇ、本当にあのお巡りさんにひどいことしたの?)

まどか(……)

まどか(あ…ほむらちゃんの気持ち…入ってくる…)

まどか(ほむらちゃんの考えてること…)

1:ほむら(鹿目まどか…バカね。私がそんなことすると思う…?)

2:ほむら(鹿目まどか…私のこと、信じてくれないの…?)

3:ほむら(疑わないで頂戴。それよりも私は貴女のことが心配だわ)

4:ほむら(パンツ!パンツほしいよぉぉぉ!)

>>229


227: 忍法帖【Lv=15,xxxPT】 :2011/05/04(水) 22:58:56.17 ID:JMh3GK4Y0
4


228:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 22:58:56.84 ID:yfy/p+Fw0
4


229:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 22:59:00.52 ID:NahU6G2L0



233:ほむら:2011/05/04(水) 23:10:19.11 ID:dzIF8V0d0
まどか「え!?」

まどかは驚いた顔をして抱擁を解いた。

ほむら「え!?」

体温のプールのような抱擁の中で、錯乱する思考をまとめることに精一杯だった私は、
突然の空気の冷たさに驚いて声をあげてしまう。

まどか「え?あ?いや…」

まどかは眼をパチクリさせている。
かわいいわ…本当に可愛いわ…。

つい、言葉が漏れた。

1:「……な、なんなのよ…暑かったじゃない。でも…イヤじゃなかったわ」

2:「……うれしい。ありがとう、まどか」

3:「ほ、ほおお!ほおおおお!!」

>>236


234:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 23:10:53.53 ID:AJxUutvo0
1


235:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 23:11:02.14 ID:M5dGCDx10



236:東真一郎 ◆ELTiIq166E :2011/05/04(水) 23:11:02.61 ID:0/fX5SfW0



240:まどか:2011/05/04(水) 23:20:22.48 ID:dzIF8V0d0
ほむら「ほ、ほおお!ほおおおお!!ほっほっほおおおおおおぅう!!!」

まどか「ほ、ほむらちゃん!?」

ほむら「!!!」

ほむら「え、あ、いや、ちが…違うわよ鹿目まどか!」

まどか「え、な、何が…?」

ほむら「えっと…今のは…今のは…」

まどか「うん…」

ほむら「ふ、フクロウの真似よ!」

まどか「ふ、フクロウ!?なんで急に!?」

ほむら「あ…あのその…貴女、とても悲しそうな顔をしていたから…冗談で笑わせてあげようと思ったのよ!」

まどか「え、えええ?そうかな…ビックリした顔はしてたと思うけど…」

ほむら「い、いいえ!間違いなく哀しげな顔をしていたわ!」


241:まどか:2011/05/04(水) 23:22:12.03 ID:dzIF8V0d0
まどか「……。ハッ!」

まどか(そうか…私、ほむらちゃんを疑って、無意識のうちに哀しい顔してたんだ…)

まどか(ほむらちゃんはそんな私を冗談で和ませようと…)

まどか(ほむらちゃんはやっぱり優しい人なんだ!)

まどか「ほむらちゃん…大好きぃ!!」

 ガバッ

ほむら「!!!」


242:杏子:2011/05/04(水) 23:27:52.39 ID:dzIF8V0d0
杏子「とはいえさっきの変な音も気になるし、さっさとお暇しますか」

杏子「そろそろと…音をたてないように…」

杏子「ん…?洋間の扉が…何してんだアイツら」

杏子「!!?」

杏子「な、何抱き合ってるんだ女同士でぇ!!」

 ギシッ

まどか「! 杏子ちゃん!?」

杏子「しまった!」

まどか「杏子ちゃん!! そ、それ…!どうしたの!?」

杏子(ヤバイ…ヤバイ…どうしてまどかのお菓子を抱えてるのか説明しないと…)

まどか「杏子ちゃん!髪に私のパンツいっぱいひっかけてどうしたの!?」

杏子「へ」

ほむら「何ですって!?」ガタタッ


243:まどか:2011/05/04(水) 23:31:20.18 ID:dzIF8V0d0
まどパパ「まどか…まどかにまだ話してなかったね」

まどか「!! パパ!?」

まどパパ「杏子ちゃんは…今少しおうちの事情が大変で…
       パンツが足りないみたいなんだ。それで、さっきもまどかのお古のパンツをあげたんだよ」

まどか「杏子ちゃん!そうだったの!?そんなにパンツ飢饉に陥っていたの!?」

杏子「  」


246:まどか:2011/05/04(水) 23:34:56.05 ID:dzIF8V0d0
まどか「杏子ちゃん…」

杏子「…もうどうとでも言え…」

まどか「水臭いよ!苦しい時は助け合うのが友だちでしょ!?」

杏子「えっ?」

まどか「おうちが大変なら、私の家に来てもいいんだよ!ご飯食べに来ても!ねっパパ!」

まどパパ「ああ、もちろんだよ」

杏子「え…いいのか?メシ食いに来てもいいのか!?」

まどか「もちろんだよ!」


247:まどか:2011/05/04(水) 23:40:48.85 ID:dzIF8V0d0
ほむら「あ、あの…私も…その…ごはん…

まどか「そっか!これで分かった!」

杏子「な、何がだよ?」

まどか「さっきほむらちゃんを抱きしめたとき、『パンツ欲しいよぉぉ!』っていう気持ちを感じたんだよ!
     それはほむらちゃんじゃなくて、杏子ちゃんの気持ちだったんだ!」

ほむら「  」

杏子「  」

まどか「そっか…私、もしかしてエスパーの才能あるのかも!!」

まどか「ほむらちゃん!ほむらちゃんってそういうオカルトって詳しい?」

ほむら「一応そういう本は持ってるけど…」

まどか「よぉし!じゃあほむらちゃんの家で特訓しよう!魔法少女じゃなくてエスパー少女だよ!」

ほむら「えっ、私の家に?」

まどか「ダメ、かな?」


248:まどか:2011/05/04(水) 23:45:44.49 ID:dzIF8V0d0
~ほむホーム~

まどか「えーと、役に立ちそうな本、本…と」

 ドサッ

まどか「ん?何このノート。『計画ノート』……?」

ほむら「あっ、そ、それはダメ!」

まどか「ん…『数学の問題はこういう風に教えれば、分かりやすいうえに距離もグッと縮むはず』…?」

まどか「あ!これ今週末の宿題のことが書いてある!?」

まどか「し、しかも凄く分かりやすい!まるで私のために書いてあるみたい!」

まどか「ねえほむらちゃん!このノート…ちょっとだけ貸して!」

ほむら「えぇ…か、構わないけど…ハートのふせんが貼ってある所は読まないでちょうだい…」

まどか「分かった!ありがとう!今度埋め合わせするから!」


251:ほむら:2011/05/04(水) 23:50:53.72 ID:dzIF8V0d0
~その晩~

ほむら「ふぅ…不思議な一日だったわ…」

ほむら「それにしても…あのまどかの柔らかな腕とほっぺ……」

ほむら「ほおお!ほおおおおおおおお!!!!」  (ピンポーン)

ほむら「あら、誰かしら。はーい」(ガチャッ)

警官「どうも、ウフフ。ウフフまたお会いしましたねウフフ」

ほむら「…何の用?」

警官「いえね、ウフフ。あの、窓に何かひっかかってるから一応お知らせしておこうかと。ウフフ」

ほむら「窓に?そう。ありがとう」

警官「いえいえ。それではどうぞお幸せに。この世はバラ色ですよ。ウフフフ」

ほむら「……。何なのかしらあの警官」

ほむら「窓に…?一体何なのかしら」

ほむら「……あ」

ほむら「まどかのパンツだわ…」


253:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 23:53:21.13 ID:yXGtp/2v0
おお、警官いい人だな


254:ほむら:2011/05/04(水) 23:53:39.00 ID:dzIF8V0d0
こうして三人の願いはかなえられた。
今日も三人は幸せな気持ちを抱いて眠りにつくのだろう。

ゆけ!魔法少女!世界の平和のために!

眠いから後半若干巻きが入ったのは秘密だ!


259:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/04(水) 23:59:26.24 ID:yXGtp/2v0
終わりか



260: 忍法帖【Lv=15,xxxPT】 :2011/05/05(木) 00:00:31.63 ID:9DkJ489X0
乙パンツ


261:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/05(木) 00:01:04.38 ID:Qz8w9fck0
まどぱん乙





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