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男「右手の恋人」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 22:01:51.46 ID:gMc3fAm+0
ある日目が覚めたら、

男「何だこれ」

俺の手がなんか柔らかくて白くてすらっとしてて柔らかかった

男「……」




3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 22:05:11.01 ID:gMc3fAm+0
男(……なにこれやばいやばいやばい)

男(俺の手は一体どうなってしまったんだ)

男(心無しか握力減ってる気がするがそんなことよりも……)

その手を見ていると、何故かドキドキした


4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 22:08:27.45 ID:gMc3fAm+0
男「……」ギュッ パッ

男(感覚はちゃんとある)

男(まあ日常生活に支障は無いか……)

男(とりあえず、朝の日課を済ませようか)

男(今日はどれにするか……)


5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 22:10:58.87 ID:gMc3fAm+0
男「……」ジッ

この右手で。行為を。

どうしようもなく、興奮してきた

男「でも……」

この、罪悪感は何だ

男「……」


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 22:15:02.72 ID:gMc3fAm+0
男(右手はやめておこう)

男(となると、道は二つ)

男(一、左手を頼る。二、今日はやめておく)

男「……恋人を、裏切るわけにはいかないからな」

自分でも何を言っているのかよくわからないが、とりあえず今日はやめておく


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 22:17:57.93 ID:gMc3fAm+0
男「痛っ……」

男(何もしてないのに血が……)

男「……」

男「血をそのままにするのはだめだな、うん」

男「なめないと……なめないとだよな……傷はなめておかないと……」


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 22:21:09.44 ID:gMc3fAm+0
男「……」じっ

男「……」キョロッ

自分の、そう自分の傷口をなめるだけ。ただそれだけ。なのに何故

男「……」

俺は罪悪感を感じている?


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 22:26:59.06 ID:gMc3fAm+0
男「……」ちゅ……

俺は傷口に口を付ける。どうした俺、早くなめろよ

男「……」れろ……ちゅ、ちゅぱぁ……

念入りに、念入りに……

男「……」れろぉ、んちゅ……じゅるっ、ちゅ……

念入りに……やらないと……


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 22:32:19.61 ID:gMc3fAm+0
男「……女」ちゅ……

男「女……女……」ちゅぱっ、ちゅる……

何故だろう、俺は手をなめながら、クラスメイトの名前を言っていたようだ

男「あっ……」

男「もうこんな時間か」

気づけば、あれから10分経っていた


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 22:35:23.39 ID:gMc3fAm+0
幸い今日は日曜日。時間なんて別にどうでもいい

男「……もっと」

男「治療を治療を治療を」ちゅぱ……

母「ご飯出来たよー」

母の声が聞こえてきた……


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 22:37:35.54 ID:gMc3fAm+0
ある日目が覚めたら、

女「何これ」

私の手が大きくて骨々していて固かった

女「……」


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 22:39:25.30 ID:gMc3fAm+0
女(えっちょっ何これ嘘嘘嘘)

女(私の手どうしちゃったの?)

女(蚊に刺されて腫れた……)

男(わけないよね)


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 22:42:31.47 ID:gMc3fAm+0
女(私の手より一回り大きくて、なんだか……)

その手を見ていると、暖かい気持ちになった

何故かは……わからない

女「でも何で何でこんな……」

女「と、とりあえず朝のを済ませなきゃ……」ふらふら


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 22:46:43.93 ID:gMc3fAm+0
女「あさあさあさあさあさごはーん♪」とんとん

女「……」

この手は……一体何なんだろう

女(まあ利き手じゃなくて良かったかな……)

女「痛っ!」サクッ

女(右手に傷が……)


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 22:49:51.84 ID:gMc3fAm+0
女「と、とりあえず絆創膏貼らなきゃ……」

女「えっと絆創膏……」

女「ひゃっ……」ぴくん

女(え……?右手が……)


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 22:55:08.79 ID:gMc3fAm+0
女「やっ……ぁ……」びくんっ

女「あっ、そん……な……なめないでぇ……」びくっびくんっ

女「なめ……る……?」

女(私、無意識になめるって……誰に?誰になめられてるの……?)


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 22:59:32.44 ID:gMc3fAm+0
何だ、この気持ち

女「ゃ……あ……」

どきどきする。

ただのどきどきじゃない、このどきどきは、

女「はぁ……はぁ……」

恋のどきどきだ

女「へぁ……」ぐた……


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 23:02:56.01 ID:gMc3fAm+0
翌日。手は、普通に戻っていた。何だったのだろうか……

男「ん……」

女の手に、絆創膏が貼ってある。俺と同じ場所に。

女「あ……」

女「……」カァァァ

俺と目があった途端、あいつは顔を赤らめてそっぽを向いた

男「……まさかな」


おわり


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 23:04:17.22 ID:gMc3fAm+0
なんかもう訳がわからなくなったけど許してね
支援してくれた人、ありがとうございました


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 23:05:02.29 ID:SmxCFNhO0
エロ展開あるかとオモタのに
まあでも爽やかでヨロシ


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 23:07:08.91 ID:FBD2DcFq0
なんか不思議な気持ちになった
ありがとう


29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 23:11:59.78 ID:Lg/Var1Y0
すげー短いのに引きこまれた


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 23:17:40.47 ID:7uY3SBV00
よかったよ


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 23:20:12.32 ID:G8GBGtNp0
すばらしい


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/05/26(土) 23:20:57.34 ID:7Vap24F8O
なんか好きだ





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