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京子「低血糖には甘々で!」 結衣「はいはい」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 12:16:21.81 ID:8rvLYgzG0
京子「それじゃーまたね2人とも!」ブンブン

ちなつ「先輩方、さようなら~」

あかり「結衣ちゃん、京子ちゃんまたね~」

結衣「2人とも、車に気を付けて帰るんだよ」

京子「……さて、結衣のお家に帰りますか」ニコッ

結衣「はぁ、ほんと当たり前のように転がり込むよな」

京子「くふふ、いいじゃんいいじゃん!」

結衣「まぁ……ね」




2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 12:23:23.64 ID:8rvLYgzG0
京子「ふふ~ん、今日は花金、明日は土曜日っと♪」

京子「結衣ー、どうしたの置いて行くよ!」クルッ

結衣「あ、いや……」

京子「うん?」

結衣「なんでもない、靴ひもほどけたから先に行ってて」

京子「おっけー、慌てなくてもいいからね」トコトコ

結衣「ん……」

結衣「……最近、京子と手繋いでないなぁ」


5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 12:35:17.83 ID:8rvLYgzG0
京子「おー、綺麗な夕日だよ……」

結衣「なに柄にもなく感傷的になってるんだよ」ポン

京子「んー、ちょっと考え事しちゃって……」

京子「これからもさ、私たちずーっと一緒にいられるよね?」

結衣「……いや」

京子「っ……」

結衣「ずーっとじゃなくて、ずっとずーっと一緒、かな」トコトコ

京子「……へへへ」

結衣「ほら、早くしないと置いて行くよ」

京子「うんっ!」


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 12:44:43.67 ID:8rvLYgzG0
結衣「ただいまっと……」ガチャッ

結衣「京子、しっかり手洗いとうがいしておいてね」

京子「そだね、風邪も流行ってるみたいだし」

結衣「そうそう……冷蔵庫は、鶏肉、卵、冷ご飯か」ゴソゴソ

結衣「ごめんな、またオムライスかも」

京子「んー、結衣と一緒ならなんでもご馳走だけどね」ニコッ

結衣「……言ってて恥ずかしくないのか、それ」

京子「ちょ、ちょっと恥ずかしい……です」


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 13:00:29.33 ID:8rvLYgzG0
京子「んー、結衣のオムライスおいちぃ~……」

結衣「とは言ってくれるものの、やっぱりなぁ」モクモク

結衣「レシピの数そのものが少ないんだよね」

京子「今はいいの、それより大事なことがあるでしょ?」

結衣「……京子もな」

京子「えっ、私も!?」

結衣(あーん、で早く食べさせろよ……)

京子(あーん、で早く食べさせてよ……)


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 13:20:10.97 ID:8rvLYgzG0
結衣「ちゃんとお家の人に連絡した?」

京子「うん、それはもうバッチリだよん!」

京子「あー、そう言えば昨日お母さんに怒られちゃったんだよね……」モグモグ

結衣「へぇ、ちゃんと言うこと聞かないとダメだよ」

京子「いや、それがさぁ夕飯の前にお菓子たくさん食べちゃってね」

京子「結局そのまま食べずじまいで寝ちゃったから……」

結衣「はぁ、そりゃいくらなんでも怒るでしょ」

京子「うむうむ」モキュモキュ




11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 13:28:53.83 ID:8rvLYgzG0
結衣「ちゃんとご飯食べないと体にも毒だよ」

京子「だよねぇ、なんか最近寝起きも悪いし……」

結衣「ふむふむ」

京子「授業中もなんだか常に眠たいの、あたち」

結衣「それはただ単に夜更かししてるだけだろ……」コツン

京子「えへへ、やっぱりそうかなぁ」

結衣「まったくもう……」モグモグ



13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 13:47:11.85 ID:8rvLYgzG0
結衣「京子、お茶入ったよ」

京子「へへへ、ありがとね結衣さんや」

結衣「……」ズズッ

京子「うん、私の顔に何か付いてるかな?」

結衣「べつに、なんか最近ベタベタ触ってこないからさ」

京子「……寂しい?」ニコッ

結衣「バカ言え、むしろこれくらいが普通なんだよ」

京子「むむ……」


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 13:59:33.65 ID:8rvLYgzG0
京子「……結衣、まだ起きてる?」

結衣「んー、起きてるよ」

結衣「朝弱いんだから早く寝ないとダメでしょ、京子……」

京子「……明日、大事な日なんだけど覚えてる?」

結衣「うーん、大事な日?」

結衣「資源ごみか、いや、でも明日は土曜日だしな……」

京子「っ……」

京子「結衣のバカ、ほんっと女心を分かってない!」

京子「……大嫌い」ギュッ

結衣「言ってることとしてることが反対なんだけど……」


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 14:01:28.48 ID:8rvLYgzG0
結衣「……」ツンツン

京子「……すぅ」

結衣「良かった、寝付きが悪いって感じじゃなさそうだね」

京子「んー……」zzz

結衣「私も今日はぐっすり寝られそうかな……」

結衣「すぐ近くに京子がいるし」

結衣「……」


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 14:13:27.40 ID:8rvLYgzG0
ピピピピピピ!

結衣「……んー、そっか今日は土曜日か」

結衣「ふぁ~、いつまでも寝てるわけにもいかないし」

結衣「よっと、て……」

京子「んぅ……」ギュッ

結衣「京子、朝だからそろそろ起きなよ」

京子「んーんー……」ギュ-ッ

結衣「いや、寝るのはいいんだけど離してくれないかな」

京子「それもやぁ……!」ギュ

結衣「……」


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 14:15:36.15 ID:8rvLYgzG0
結衣「なんていうかさ、ほんと朝弱いよね」

京子「ん……」ギュッ

結衣「離してくれないと朝ご飯準備できないんだけど」

京子「いらない……」

結衣「あ、やっと離した」

京子「んー、結衣の匂いが足りない……」ギュッ

京子「んへへへ、ゆーいー」

結衣「コイツ……」


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 14:16:09.18 ID:8rvLYgzG0
結衣「ちょっと京子、いい加減にしないと怒る――」

京子「すぅ……」zzz

結衣「はぁ、こんな気持ちよさそうにされたらな……」

京子「んっ……」ギュッ

結衣「でも離してくれないと困るんだよ、ほんと……」

京子「はぅ……」スリスリ

結衣「待てよ、私の匂いで満足してるってことは」

結衣「く、くそ恥ずかしいけど……」モソモソ



23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 14:22:09.80 ID:8rvLYgzG0
結衣「……へっぷち!」

結衣「ったく、なんで朝から変態みたいな恰好しないといけないんだよ」

京子「んー、結衣の匂いしゅき……」ギュッ

結衣「……悪い気はしないよ、むしろ嬉しいけどね」

結衣「私も京子の匂い大好きだし、気持ちは分かる……」

結衣「でも今はそのパンダのパジャマで我慢すること」ツンツン

京子「んーへへへ……」ギュッ

結衣「さてと、京子のために朝ご飯でも作ってあげるか」

結衣「っと……その前に服を着ないと」モソモソ


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 14:25:24.00 ID:8rvLYgzG0
京子「んっ……?」バッ

京子「結衣、どこ……ゆい、ゆいー……」

結衣「あ、京子そろそろ朝ご飯出来るから準備して――」

京子「ふぎゃっ!?」ガツン

結衣「ちょ、ちょっと大丈夫か!」

京子「うぅぅぅ、いったぁ……」

結衣「そりゃあモロに壁とぶつかったからな……」

結衣「ほんと朝はボーっとしてるよね、京子は」

京子「……」グスッ


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 14:26:53.62 ID:8rvLYgzG0
結衣「あまり夜更かししちゃダメだよ、体にも悪いし」

京子「でも昨日は結衣と一緒の時間に寝たもん……」

京子「……あ、お味噌汁美味しいね」ズズッ

結衣「そっかそっか、まぁ体質的な問題なのかな」

京子「ふーむ……」

結衣「ま、どっちにしても夜更かしはもうやめな」

京子「あ、いいこと考えちゃったかも」ニコッ

結衣「あまりいい予感はしないけど……」


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 14:28:25.93 ID:8rvLYgzG0
京子「くふふ、私がなんで朝が弱いのか分かった……」

京子「糖分が足りなかったんだよ、きっとそう!」

結衣「あー、低血糖の人はボーっとしやすいらしいね」

京子「うむうむ、それに朝も弱いらしいじゃん?」

結衣「それは低血圧な人」

京子「あ、あれそうだっけ……」モグモグ

結衣「どっちにしろ、まずはしっかりご飯食べないとな」

京子「ゆ、結衣とイチャイチャすれば糖分補給できるかな……」 チラッ

結衣「はむはむ、やっぱり朝は白米だよね」


29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 14:35:14.61 ID:8rvLYgzG0
京子「ごちそーさまでしたっ!」

結衣「ふふ、やっぱりご飯食べてから調子良さそうだな」

結衣「それじゃお皿洗ってるから適当にゴロゴロしててくれ」

京子「えー、でもそれじゃデブまっしぐらだよ……!」ガクッ

結衣「ならスクワットでもしてなよ……」

結衣「とにかく朝だからうるさくしないこと」スッ

京子「あ、結衣のエプロン姿……」

結衣「~♪」ジャー


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 14:38:26.30 ID:8rvLYgzG0
結衣「あ、そろそろスポンジすり減ってきたかも」

京子「……」ギュッ

結衣「……でた、京子お得意の抱き着き」

京子「えへへ、糖分もとい結衣分補給中~」スリスリ

結衣「はぁ……」

京子「あれ、そういえばパンダのパジャマはどうしたの?」

結衣「寝起きの京子がガッシリ掴んで離さなかったから……その……」

京子「うん?」ギュッ


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 14:39:30.54 ID:8rvLYgzG0
結衣「……だ、だから」

結衣「パジャマを脱いで京子の腕から脱出したんだよ!」

京子「あはは、朝から大変だなぁ」ギュッ

結衣「だ、誰のせいだと思ってるんだ……!」スッ

京子「ちょ、ちょっと目に洗剤はダメでしょ!?」

結衣「冗談に決まってるだろ、大切な京子にそんなことするか」

京子「……えへへ、ん?」

京子「ぱ、パジャマ脱いだってことは結衣は下着だったってこと……?」

結衣「……知らん、知らん、知らん」


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 14:42:23.65 ID:8rvLYgzG0
京子「だ、だってそういうことでしょ!?」

結衣「知らない、私は何も知らないよ、知らない……」

結衣「あぁ、今日はいいお天気だな」ジャー

結衣「宿題も無いし、本当に清々しい……」キュッキュ

京子「あー、話を逸らした!」ギュッ

京子「そ、そんなラッキースケベがあったなんて……」

京子「どうして起こしてくれなかったんだよ!?」

結衣「何、回、も、起こしたんだけど……?」コンコン

京子「おたまで頭コンコンするのやぁ……」



33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 14:43:11.54 ID:8rvLYgzG0
京子「はぁ、結衣の下着姿は今度まで取っておくか……」

結衣「つ、次はもうねーよ!」

京子「え、無いの……?」ジワッ

結衣「うぐっ……な、ないとは言い切れない、かも」

京子「……」ギュッ

結衣「だからそれくらいで泣かないの、分かった?」

京子「えへへ、下着姿見せる宣言とか、結衣って変態さんの素質あるよね」

結衣「……お皿洗いの邪魔、居間で大人しくしてろ」ゲシッ ドカッ

京子「きゃいん!」


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 14:59:33.30 ID:8rvLYgzG0
結衣「……はぁ、いつもの倍疲れた」

京子「えへへ、あなたお疲れ様!」ギュッ

結衣「……知らん、もう京子なんて知ったもんか」

結衣「しばらくスキンシップはおあずけな、反省しろ」

京子「えっ……」ジワッ

結衣「もうそれには引っかからないから、ほんと怒った」

京子「ちょ、ちょっと結衣、冗談だよね……」ユサユサ

結衣「くぁ~、ちょっとお昼寝しようかな」

京子「そ、そんなぁ……」


37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 15:07:36.41 ID:8rvLYgzG0
京子「せ、せっかく2人きりの時間にそんなのあんまりだよ……」グスッ

京子「結衣、ゆい~……」

結衣「……」

京子「……」ツンツン

結衣「ふん……」プイッ

京子「うぅぅ……」


38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 15:11:20.45 ID:8rvLYgzG0
京子「わ、分かった、結衣は私のことが嫌いなんでしょ……」

結衣「……」ピクッ

京子「だっていつもハグとかするのは私からじゃん!」

京子「……結衣から抱き着いてきたりとかもしてほしいのに」グスッ

京子「ここ一週間くらいはさ、結衣に甘えたりしなかったでしょ?」

結衣「……」

京子「そうすれば結衣が痺れを切らして私に飛びかかってくると思って……」

京子「で、でもそういうの一切無かったよね」ジワッ


40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 15:23:52.31 ID:8rvLYgzG0
京子「だから結衣は私が嫌いなんでしょ……」

京子「もういいもん、私は次の恋でも探すから」

結衣「……京子?」

京子「もう結衣なんて知らないもん……」イジイジ

結衣「ゴメン、私が悪かったからそんな隅にいないでこっちおいで」

京子「……」

結衣「……ほんとはさ、とっても寂しかったんだ」

結衣「京子が抱き着いてこなかったり、手も握ってくれなかったりして」

京子「……うそ」



41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 15:31:16.19 ID:8rvLYgzG0
結衣「ほんとだよ、正直言うとご飯も喉が通らなかった……」

京子「……」

結衣「もしかして、大好きな京子に愛想尽かされたんじゃないかって」

京子「ち、ちがっ……」

結衣「ゴメン、京子の気持ちに気づいてあげられなくて」

京子「……って」

結衣「うん?」

京子「いっぱいぎゅーってしてくれたら許してあげるから……」

結衣「……そ、それじゃ後ろから失礼」ギュッ

京子「ん……えへへ」


44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 15:41:05.58 ID:8rvLYgzG0
京子「えへへ、ぎゅーってされるのは久々かもね」ニコッ

結衣「……あー、これやばいかも」

京子「へっ、なにが?」

結衣「なんか、京子の匂いが頭の中に広がって……クラクラする……」ギュッ

京子「あ、え、えっと、変な匂いしないよね私!?」

結衣「……癖になる」ギューッ

京子「って、その例えはちょっとダメでしょ!!」

京子「今すぐお風呂に入ってくるから、一回離して……!」ジタバタ

結衣「いや、ほんといい匂いだって、だから落ち着いて」ギュッ

京子「ほ、ほんとかよぉ……」


46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 15:48:09.63 ID:8rvLYgzG0
結衣「んっ……」ギュッ

京子「あ、あの、そろそろ結構な時間経ったよね?」

結衣「まだ足りない、こっちは一週間もおあずけ喰らってたんだ」ニコッ

結衣「こういう事するための土曜日でしょ、ね?」ギュッ

京子「……も、もう、極端すぎるんだよ!」

結衣「だってあまりがっついて京子に嫌われたくなかったから」

京子「……私は結衣のこと嫌ったりしないもん」

結衣「……ありがと、でも今はぎゅーってさせてほしい」

京子「まったく、しょうがないな結衣は」

結衣「ふふ、それ私のセリフだろ」


47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 15:56:20.00 ID:8rvLYgzG0
京子「あ、あのさ、今日は大事な日なんだけど……」

結衣「うん?」ギュッ

京子「あはは、やっぱりいいや、結衣が私を好きって分かったし」

結衣「……」

結衣「ねぇ京子、糖分はこれで補給できたかな」

京子「うーん、一日三回くらいこれを繰り返してやっとって感じかな」ニコッ

京子「まだまだ甘え足りません!」

結衣「……ま、甘えてるのは私のほうなのかもしれないけど」ギュッ

京子「……♪」スリスリ


50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 16:11:23.39 ID:8rvLYgzG0
結衣「あ、そろそろ買い物でも行こうか」

京子「えーもうおしまい……?」ギュッ

結衣「いくらでも出来るだろ、またあとで」

京子「ぶー……」

結衣「何だかんだ言って京子も溜まってたみたいだな」

京子「な、なんか、その言い方やらしい……」

結衣「……うるさいなぁ」ペチン

京子「あいたっ!……えへへ」


52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 16:22:04.15 ID:8rvLYgzG0
~その辺のスーパー~

結衣「さてと、今日は豚肉と玉ねぎが安いからな……」ガサッ

京子「あはは、チラシに丸印付けて主婦染みてきたよね」

結衣「主婦、ねぇ……」

京子「うんうん、私がいっぱい働くから頼んだよ結衣」ニコッ

結衣「お帰りなさい京子、ご飯にする、お風呂にする?」

結衣「……それとも私?」ボソッ

京子「み、耳元で、そんなセリフ言うなよ!」

結衣「……顔真っ赤にして可愛いやつ」


53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 16:28:17.50 ID:8rvLYgzG0
結衣「結構買い込んじゃったなぁ……」

京子「あああああああああああ!」

結衣「な、なにっ?」ビクッ

京子「ラムレーズン……」グスッ

結衣「あー、お徳用でもう買い置きしてるから大丈夫」

京子「……!」パァ

京子「くぅ~ん、結衣大好きー!

結衣「……ほんと犬みたいで可愛いよな、京子って」



55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 16:35:13.44 ID:8rvLYgzG0
京子「あれ、そういえばそのリュック何入ってるの?」

結衣「んー……」

京子「えへへ、中身見せてもらっても――」

結衣「ぜ、絶対にダメ!!」

京子「わっ!?」ビクッ

結衣「あ、ゴメン、でももうじき分かるから我慢して、ね?」

京子「……もうじき分かる?」

結衣「あ、えっと、ちょっと公園でも寄って行かないか!」グイッ

京子「ちょ、ちょっと、結衣~……」


57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 16:44:39.90 ID:8rvLYgzG0
結衣「……ふぅ」

京子「あはは、ブランコも小さく感じちゃうよね~」ギーコ

結衣「なぁ京子」

京子「うん?どうしたのそんな真剣な顔して」

結衣「いや、なんか昔のこと思い出しちゃって……」

京子「ふーん、そっかそっか」

結衣「なんていうかさ、ずーっと一緒だったよね私たち」

京子「そうだね、あかりも忘れちゃダメよ」ニコッ

結衣「当たり前だろ、もちろんあかりともずっと一緒だったね」


58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 16:54:38.27 ID:8rvLYgzG0
結衣「あんな泣き虫だった京子が、どんどん明るくなって……」

結衣「挙句の果てに新しい部活まで作っちゃうしさ」

京子「えへへ、私が変われたのは結衣とあかりのおかげだよ」ニコッ

結衣「そうかな、結局は京子の努力だと思うけど」

京子「……な、なんか照れるなぁ」

結衣「ま、つまり私が何を言いたいかっていうとさ」

結衣「私は京子といるのが好きなんだ、今さらかもしれないけど……」

京子「……そ、そうだな、ほんといまさら」ニコニコ

結衣「ふふ、まんざらでもないって顔してるけど」

京子「そりゃあ嬉しいに決まってるじゃん、こんなセリフ……」


60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 17:04:30.98 ID:8rvLYgzG0
結衣「最初に告白したのって確か……」

京子「あー、結衣だったな」

京子「くふふ、顔真っ赤にして涙目になりながらさ……」

京子「わ、私、ずーっと京子のことが好きだったんだ……って」

結衣「……忘れてくれ、ほんと」

京子「……忘れたくない、だってとっても嬉しかったもん」ニコッ

結衣「ん、そっか……」


61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 17:13:40.25 ID:8rvLYgzG0
京子「でも結衣は今日がなんの日か分かってないみたいだけど……」

結衣「……」ゴソゴソ

京子「急にリュック漁ってどうしたの?」

結衣「いやだからさ、今日はそういう日でしょ……?」スッ

京子「えっ、と、コレ私にくれるの?」

結衣「ほ、他に誰がいるんだよ……」

京子「……えへへ、結衣ってば顔真っ赤じゃん」ニコッ

結衣「……夕日のせいだから、たぶん」


65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 17:26:25.23 ID:8rvLYgzG0
京子「な、なんだろ……」ゴソゴソ

結衣「付き合ってちょうど1年でしょ、今日で」

京子「えへへ、ちゃんと覚えておいてくれたんだ……」

結衣「そんな大切な日忘れるワケないよ」ニコッ

京子「ったく、笑顔がイケメンすぎるんだっての……」

京子「……わっ、綺麗な赤のリボン!」

結衣「きょ、京子は毎日同じリボンだから、喜ぶかなって……」ゴニョゴニョ

京子「……可愛いやつ」


67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 17:31:56.19 ID:8rvLYgzG0
京子「でも私のとまったく同じ型なんだね……」

結衣「ほんと探すの苦労したよ、京子のリボンってさなんか……」

京子「……?」ピョーン

結衣「ふふ、リボンっていうかネコ耳みたいな感じだから」ニコッ

京子「あー、そっか言われてみればそうかも」

京子「……ほんと、嬉しいなぁ」グスッ

結衣「な、なにも泣くほどのものでもないだろ!?」

京子「いやこれは泣くでしょ、普通……」グスン


68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 17:37:43.56 ID:8rvLYgzG0
結衣「そのリボン付けてあげるよ」

京子「ん、よろしくねアナタ」ニコッ

結衣「う、うるさい、ほら頭こっちに寄せてくれる?」

京子「……このまま結婚しちゃいますか」

結衣「キスもしてないのにか……」スッ

京子「き、キス!?……えへへ、どうかな結衣?」クルッ

結衣「うん、良く似合ってるよ、可愛い可愛い」

京子「も、もうそんな褒めちゃいや~ん!」

結衣「……ふふ」




70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 17:45:02.98 ID:8rvLYgzG0
結衣「さてと、そろそろ帰ろうか京子」スッ

京子「……恥ずかしいよぉ」

京子「……で、でもそれしか私は出来ないし」ブツブツ

結衣「おーい置いて行くよ、早く早く」

京子「……」ジッ

結衣「な、なに?」

京子「ええい、ままよ!」

結衣「そんなセリフ言う中学生初めて見たぞ……」



71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 17:48:19.57 ID:8rvLYgzG0
京子「結衣……い、いつも、ありがと」

京子「可愛いリボンも、美味しいご飯も、楽しい会話も……」

結衣「なに言ってるんだよ、それはお互いさまでしょ――」

京子「んっ……」チュッ

結衣「っ!?」

京子「ん……」ギュッ

京子「……」チュッ-


72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 17:52:44.74 ID:8rvLYgzG0
結衣「……あ」

京子「……はっ、はっ、はぁ、はひ!」

結衣「あ、あの、京子、いま……」

京子「わ、わたし、私からのお礼、ですっ……」カァー

結衣「……あ、ありがと」

結衣「そ、それじゃ帰るから手貸してくれるかな」

京子「……」スッ

結衣「……」ギュッ




73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 17:55:52.76 ID:8rvLYgzG0
結衣「……」ポー

京子「ちょ、ちょっと結衣、呆けてるけど大丈夫?」

結衣「……京子のくちびる柔らかかったなぁ」

京子「んなっ!?なに反芻してるんだよ!!」

京子「結衣のえっち、変態、ばか!」ペシッ

結衣「……ふふ」

京子「つ、次は結衣からやるんだからね……」ギュッ

結衣「はいはい、分かってるよ」ニコッ

おしまい!


74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 17:57:27.76 ID:eSn9Gg+P0

最高っすわ


75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 17:59:00.86 ID:e0AdrTij0
乙乙!
初々しい夫婦だった


77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 18:17:05.12 ID:ETSYdOs30
糖尿になったぞどうしてくれる


78 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 18:34:52.54 ID:WWVAjG5q0
乙乙
久しぶりの結京最高だった


ゆるゆり マシュモストラップ B 歳納京子&船見結衣
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