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千早「風邪をひいてしまったわ…」
- 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 20:25:22.83 ID:7Qcfm0nu0
- 千早「げほっげほっ… っ…38度…か…」
千早「…意識が朦朧とするけど寝付けない…」
千早「……うぅっ… 事務所に連絡しないと…っ…」ムクリ
千早「…本格的にばずいわね… コンポが歪んでびえる…」ピッピッピッ…
小鳥『はい、お電話ありがとうございます 765プロです』
千早「音無さん…如月です…」
小鳥『千早ちゃん…? おはよう、どうしたの? 酷い声だけど…』
千早「すびばせん… 風邪をひいてしまったびだいで… 今日は、おやすびします…」
小鳥『か、風邪!? 大丈夫!?』
千早「あばり大丈夫じゃありばせん… などで、失礼します… 手続きお願いします…」
小鳥『ええ… お大事にね …あっ、何か困ったら電話してね?』
千早「ありがとうございます…」ピッ
千早「……寝よう…」
- 5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 20:30:31.42 ID:7Qcfm0nu0
- 千早(…といっても… 熱があると 寝付けないわ…)
千早「そうだ… 音楽でも流せば…」 ピッ…
~♪
千早「…うっ 頭に響く… 止めよう…」 ピッ
千早「…はぁ… だんだか、死にそうだわ…」
千早「………喉乾いた… あ…」
千早(昨日ミネラルウォーター飲み切ってしまったわ…)
千早「ふふ… このまま本当に死んじゃったりして…」
千早「…病は気から、だったわね… なんとか寝よう…」
千早「」 - 7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 20:35:34.02 ID:7Qcfm0nu0
- 千早「…はっ 一瞬意識が… そのばば寝ていたかったわ…」
千早(ご飯とかどうしようかしら …食欲に関してはゼロに近いけど)
千早「…風邪なんて自分の健康管理がなっていないからだぼの 自業自得よね…ふふ…」
千早「…うっ」
千早(余計なことしてたら熱が上がってきたかも…)
千早「……ホントに早く寝てよ、私…」
千早(ダメね 喉の渇きに関してはごまかせない)
千早「お隣に迷惑をかけるわけにぼ… ていうか電話番号知らないけど」
千早「…水道水ね… あまり美味しくないけど仕方ないわ…」スタッ
千早「…うくっ…」フラッ
千早「……ほんとにまずいわ… 何もできない…」 - 10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 20:42:05.43 ID:7Qcfm0nu0
- 千早「…はぁ、はぁ…」
千早(これ… 40度くらいあるんじゃ… 私、死ぬの…?)
ピンポーン
千早(誰よ… 無理、出られない)
千早「……膝に力が入らない…」
千早「……すー すー……」
やよい「千早さぁん!だいじょう… あっ!しーっ!」
伊織「まだやよいしか喋ってないじゃない…」ボソ
伊織「勝手にお邪魔したわよ 千早 …寝てるけど」
やよい「うわぁ… すごく苦しそうだよ…?」
伊織「風邪って言ってたし熱あるんでしょ? さっき買ってたあれは?」
やよい「冷えピタですー!」ピタッ - 11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 20:46:48.42 ID:7Qcfm0nu0
- やよい「冷蔵庫は… 使っても平気だよね?」
伊織「私に言われても でも千早にあげるものなら入れとけばいいんじゃない?」
やよい「風邪にはポカリだよねー」スチャスチャ
伊織「…ていうか、あんたそんなお金あるの…?」
やよい「小鳥さんがくれました! これで千早さんにいろいろ買っていって!って」
伊織「なるほどね いいとこあるじゃない、小鳥 …経費出てるのかしら」
やよい「さすがに出ないと思うよ…」
千早「…んぅ… …? 伊織に… た、高槻さん」
やよい「あっ… おこしちゃいました… すみません!千早さぁん」ペコッ
伊織「まず勝手にあがったことに関して詫びるべきでしょ… 勝手にあがったわよ 千早」
千早「…え、ええ… 鍵、あいてた…?」
やよい「大家さんに頼んだら"そういうことなら"ってあけてくれましたぁ」
千早「……なるほど けほっけほっ」 - 12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 20:51:40.42 ID:7Qcfm0nu0
- やよい「あっ 千早さん、寝ててください!」
伊織「そうよ あんたがそこで動き出したら、この伊織ちゃんたちが来た意味がないでしょ」
千早「…そうね 本当におぼったように動けないから… せっかく来てくれたし、たのぼうかしら…」
やよい「なにかしてほしいことがあったら言ってくださいね!」
千早「…いきなりごめんなさい 喉が渇いて仕方ないの…」
やよい「じゃーん ポカリですー! どうぞー」
千早「あ、ありがとう!」ゴクゴクゴク
伊織「あんまりすごい勢いで飲むと、お手洗いが近くなるわよ…」
千早「…昨日お風呂出てから何も飲んでなくて それだけで死ぬかと思ったわ…」
伊織「あ、あんたの体格だと本当に死にそうじゃない あまり怖いこと言わないでよ!」
千早「…どういう…意味かしら げほっけほっ」
やよい「伊織ちゃん!興奮させちゃダメだよ!」
伊織「ご、ごめん…」
千早「…いえ …まだ熱下がってないし 伝染るといけないわ 近くにいない方がいいと思う…」 - 15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 20:56:31.78 ID:7Qcfm0nu0
- やよい「千早さん 何か食べたいものありますか?」
千早「…ありがとう でも食欲が…全然ないの…」
伊織「何か食べないとなかなか治らないわよ?」
千早「…そうだけど 本当に食欲ないの… 今は噛むのもかったるい……っ」
やよい「…うーん そうだぁ! 伊織ちゃん、少し買い物いってくるね!」ダッ
伊織「あ、やよい! …まぁやよいのことだから 何か考えがあるのね…」
千早「…それにしても珍しいわね 伊織が私のお見舞いなんて」
伊織「あんたが風邪ひく方が珍しいわよ …たまにはね やよい1人っていうのもあれだし」
千早「…そうね… ………途中であまりの可愛さに誘拐されるわ…」
伊織「…そ、そこまで言わないけど …えっ?」
千早「…何か言ったかしら… 高槻さん遅いわね」
伊織「まだ行って2~3分じゃない…」 - 16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 20:59:17.34 ID:V+rHI4xb0
- 風邪ちーたんかわいいよ風邪ちーたん
- 17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 21:05:00.86 ID:Lg4dkksni
- ミンゴスか
- 18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 21:05:28.76 ID:7Qcfm0nu0
- 千早「ん…水分とったら…少し落ち着いてきたびたい そこの体温計、いいかしら…」
伊織「…ああこれ? はい」
千早「ありがとう…」
伊織「…それにしても何にもない部屋ね…? 退屈しないの?」
千早「…しないわ 最低限の生活と 歌があればそれでいいから」
伊織「ふぅん…」
千早「伊織の家は私が行ったら、たぶん物があばってぼったいないわ」
伊織「逆に私がここで生活したら半日でおかしくなりそうだわ」
千早「ふふっ それはそれで…見たいわね…」ピピピッ
伊織「なによそれ… …あ どうなの…?」
千早「37度8分 さっきよりは全然落ちてるわね」
伊織「それで落ちてるって…どんだけ重症だったのよ…」
やよい「ただいまですぁ! 千早さん、ゼリーだったらどうですか?」
伊織「なるほどね ゼリーならいけるんじゃない?」
千早「…ありがとう せっかくだから、食べようかしら…」 - 19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 21:10:44.68 ID:7Qcfm0nu0
- 伊織「まったく? "もぅん、噛むのもかったるぅーい" とか言ってたのに」
千早「そんな言い方してないわ」
やよい「オレンジとマスカットとコーヒーがありますよー どれがいいですか?」
千早「コーヒー… と言いたいけど風邪のときはくだぼののほうがいいのよね バスカットお願い」
やよい「了解です!」パチチッ
千早「スプーンは… あの棚の左の引き出しに」
伊織「これね?」スッ
やよい「はい、じゃあ… あーん」
千早「えっ!? ちょ…高槻さん…?」
やよい「かったるい千早さんには食べさせてあげますよー」
伊織「あーあ 恥ずかしーわね」
千早「…あ、あーん…」モグモグ
やよい「おいしいですか?」
千早「…ええ、どうしようもなく… あっ 熱が…」フラッ
伊織「…やよい、それやめたほうがいいわ…」 - 26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 21:17:58.27 ID:7Qcfm0nu0
- やよい「あーっ 冷凍して、半凍ゼリーにすればよかったかな」
伊織「風邪のときはあんまり冷たいもの食べない方がいいのよ、確か…」
千早「大丈夫 おいしかったから… ありがとう」
やよい「えへへ よかったです! 夕飯も、簡単なの作っておいておきますね!」
千早「…そんな、悪いわ 高槻さん…」
やよい「気にしないでくださいー」
伊織「よかったわね 千早、コンビニのごはんばかりなんでしょ?」
千早「春香から聞いたの? そうよ、大半はコンビニで済ばせるわ」
伊織「うちでシェフが作ってくれる私が言うのもあれだけど あまりよくないと思うわよ、それ…」
千早「…わかってるわ …いいのよ これが私の生き方だから…」
伊織「千早……」 - 28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 21:25:22.66 ID:7Qcfm0nu0
- 千早「伊織は嫌にならないの? 家の人間に色々押しつけられたり… 昔の…嫌なことを思い出したり」
伊織「ん……うちは全員、志が高いし、結果出してるから 何かとトップを取らないといけないプレッシャーっていうのは今でも少し重荷ね…」
千早「やっぱり あるわよね 1つくらい…」
伊織「嫌だけど、今の生活ができてるのは親のおかげだし… そこに関しては感謝してるし いずれ何かしらの形で返すつもりよ… じゃないとみじめだし」
千早「良いと思うわ …伊織は、わがまま言ってるように見えるけど 実は結構いい子だもの 私にはわかるわ」
伊織「な、なによ急に… まるで昔の…お兄様みたいな言い方して」
千早「ふふっ… 熱があるから少しおかしいのかも 忘れてくれていいわ…」
伊織「ふんだ 言われなくても覚えてないわよ」
やよい「お醤油とお塩だったらどっちが好きですかぁ?」
千早「あ…どっちでも… おススメでいいわ」
やよい「了解ですー」
伊織「まるで空気読んだようなタイミングで入ってきたわね…」 - 31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 21:30:40.41 ID:7Qcfm0nu0
- 千早「…ん そういえば気づかなかったわ これも高槻さんが?」
伊織「ひえぴたっていうらしいけど 熱にいいんだって」
千早「確かにふらふら感は和らいだ気がするわ」
伊織「…やよいはすごいわよね 私たちより年下なのに家事も全部こなして… 生活の知恵もあるし」
千早「…そうね 下手をしたらもう既に、ダメな専業主婦より腕があるかもしれないわ」
伊織「私も料理くらいならできるけど… 掃除洗濯はあまり得意じゃないし」
千早「私は逆かしら… 高槻さんのそういうところは、憧れる点でもあるのかもしれないわね」
やよい「ふ、2人とも聞こえてますよぉ… 恥ずかしいです///」
伊織「聞こえるように言ったもの ねえ?」
千早「ふふっ そうね」 - 34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 21:37:29.37 ID:7Qcfm0nu0
- やよい「できましたぁ 何を作ったかは夜までのおたしみ…お楽しみですー」
伊織「噛んだわね…」
千早「お刺身…?」
やよい「お、おさしみじゃないですよ!」
伊織「さってと… あぁそうそう、後でもうちょっと温かい布団が届くはずだから 好きに使って」
千早「え? ど、どういうこと?」
伊織「私がもらったものなんだけど 布団なんて5枚も6枚も使うものじゃないでしょ? だからあげるわ」
千早「い、いいのかしら 伊織がもらった布団なんて… たかそうだわ…」
伊織「まぁ安くはないわね… い、1回使っちゃったやつだけど…伊織ちゃんが使ったんだから我慢しなさいよね!」
千早「…ありがとう ちょっと寒かったから使わせてもらうわ」
やよい「いいなぁ 私もあったかい布団ほしいです」
千早「高槻さん… 布団、ないの…?」
やよい「あ、ありますよぉ!」
伊織「布団がない家ってもうお金がないとかってレベルじゃないでしょ…」 - 36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 21:43:49.25 ID:7Qcfm0nu0
- 伊織「それじゃそろそろ戻るわよ、やよい 私午後から竜宮小町のイベントあるんだから」
やよい「うん! 千早さん、じゃあ帰りますね! お大事にですー」
伊織「あ…おだいじに」
ガチャ バタン
千早「ありがとう、2人とも…」
千早「やっぱり こういう時は人がいる方が落ち着くものね… なんだか体調もよくなってきたわ」
千早「…いえ、よくはないけど… 熱は…」ピッピッ
千早「夕飯、何を作ってくれたのかしら」チラッ
千早「…すごい かなり健康的な和食ね 量もちょうどいいわ さすが高槻さん…」
千早「…それと、伊織も なんだかんだで かなり心配してくれてたわね…」
千早「けほっ ずびび…」
千早「いけない 鼻をすするなんて…やっちゃいけないわね 一応アイドルなんだもの」 - 37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 21:46:17.06 ID:7Qcfm0nu0
- ピンポーン
千早「……寝てる暇がないわ …はい」ガチャ
春香「やっほ千早ちゃん、大丈夫…?」
美希「千早さん!お見舞いに来たのー!」
千早「あ、ありがとう 2人とも…」
春香「あれ? なんかあんまりうれしくない…? あ、うるさいもんね…」
千早「いえそうじゃないわ… うれしいわ あがって…」
美希「千早さんちなのー」タタタ
春香「あっ 美希!騒いじゃダメだよー!」
千早「美希……私、風邪ひいてるのよ あまり騒がないでね」キッ
美希「ご…ごめんなさいなの…」 - 39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 21:49:47.42 ID:7Qcfm0nu0
- 美希「あ、おにぎり…」
千早「それは高槻さんが私に作ってくれたの …食べたら怒るわよ」
美希「はいなの…」シュン
春香「あらら…じゃあもしかして、やよいが来てたの?」
千早「ええ 伊織と一緒にさっきまで… ほとんどやっていってくれたから、ね」
春香「ああ それで来たとき、なんか申し訳なさそうだったんだね…」
千早「せっかく来てくれたのにどうしようって思ったわ」
美希「でも結構元気そうなの よかったー」
千早「あまり元気じゃないわ こう見えてまだ37度はあるから」
春香「ええっ? 寝てないとだめだよー!」
千早「春香と美希が盛大に起き上がらせたんでしょう……」 - 42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 21:54:43.52 ID:7Qcfm0nu0
- 千早「…ふぅ 寝ながらになるけど ごめんなさいね」
春香「いいよー あ、子守唄でも歌う?」
千早「子供じゃないわ…」
美希「千早さんの部屋… なんか、寂しいね」
千早「さっき伊織にも言われたわ 半日いたら気がおかしくなりそうだって」
春香「あはは…そこまで言わないけど… 確かに寂しい、かな?」
美希「今度美希がいろいろ選んであげるの! 千早さん、インテリア見にいこ?」
千早「ん… まぁ、お金もそんなに使ってないからいけるけど… 」
春香「あはは…あまり興味なさそうだね…」
千早「ごめんなさい美希 そういうこと」
美希「千早さん もっと女の子っぽくしないともったいないの」
千早「…くっ! どうせ女性らしくないわ…」
美希「あ、あれ…? 千早さん怒ってる…?」 - 47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 21:59:16.41 ID:7Qcfm0nu0
- 千早「そういえば春香、美希 仕事はいいの?」
美希「美希は午前中だけで終わっちゃったから 午後からお昼寝するつもりだったんだよ?」
春香「私は夕方にラジオがあるだけだから… それまでは暇かな?」
千早「なるほど…」
春香「風邪ひいてるときに1人って、どんな人でも不安になるものだから… 千早ちゃんが寂しくないようにって思ってきたんだ?」
千早「…そ、そう… 鋭いわね」ボソッ
春香「あ、眠れないよね… ごめん! やっぱり子守唄をー」
千早「春香、歌いたいなら歌っていいわ…」
美希「千早さんは孤独を護る詩…で 孤護詩、ってカンジだよね」
千早「…いいわねそれ」 - 48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 22:03:04.75 ID:7Qcfm0nu0
- 春香「あ、そうだ アイス買ってきたんだけど、食べる?」
美希「…春香、溶けてるの…」
春香「あーっ! 来てすぐに冷蔵庫に入れとけばよかったぁ…」
千早「まぁ…少し経てば固まって食べられるようになるわよ 上の中段を使っていいわ」
春香「ありがとー」
美希「千早さん 今まで風邪ひいたときとか、どうしてたの?」
千早「そうね… 大体軽いのだったら気にしなかったわね」
春香「結構きつい感じだったら?」
千早「こ、このまえは プロデューサーが…」
美希「ええっ! ハニーが来てくれたの!? いいなぁー!」
千早「み、美希 声大きいわ…」キンキン - 52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 22:09:10.40 ID:7Qcfm0nu0
- 春香「うん、明日は平気そう?」
千早「どうかしら… でもこの感じだとたぶん平気ね」
美希「千早さんがいないと、なんかほんわかしすぎてる気がするの」
千早「ん……私がいてもほんわかしすぎだと思うけど…」
春香「あ、あはは それはそれぞれの感じ方ってことで…」
千早「そうね… それで そろそろ寝てもいいかしら…?」
春香「ごめんね!邪魔しちゃった…」
美希「ご、ごめんなさい…なの…」
千早「いえ… 夕方って油断してると熱が復活するから…気を付けないと」
春香「夕方… あっ!こんな時間? そろそろラジオ収録いかないと…」 - 54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 22:13:13.38 ID:7Qcfm0nu0
- 美希「美希も、そろそろかえろっかな? 眠くなってきちゃったの… ふあぁ…あふぅ」
千早「ええ お見舞い、ありがとう 明日は普通に行くと思うから」
春香「うん! じゃあお大事にね また明日ー」
美希「千早さん、お大事になのー」
ガチャ バタン
千早「…ふぅ 寝るって言ったけど 今寝ると夜眠れなくなるわね」ピッ
千早「この不健康連鎖すごく嫌いなのよね… やっぱり起きてようかしら」
千早「…つい、熱って何度も測りたくなるわよね ……なにを1人で言ってるのかしら」ピピピッ
千早「37度5分か… 起きてたわりには良い傾向に下がってるわね」 - 58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 22:18:18.70 ID:7Qcfm0nu0
- 千早「…18時か… 夕飯、食べてしまおうかしら… 高槻さんの」
千早「…食べよう いただきます」モグモグ
千早「おいしい… さすがだわ 食欲ないのに箸が進む…」モグモグ
貴音「まこと、良き香りがします… これは…そう らぁめん」
千早「きゃぁっ! し、四条さん いつの間に!?」
貴音「いんたーほんを押したのですが 気づきませんでしたか」
千早「え…押しました…? あとラーメンじゃないですから…」
ピンポーン
響「貴音ー 勝手にあがっちゃダメだぞー」
貴音「響 遅いですよ ゆるりと行動していては、千早の病が悪化してしまいます」
千早「も、もう治り気味ですから… あと我那覇さんも勝手にあがってるから…」
響「あれ? あ、そっか お邪魔しますだぞ!」
千早「え、ええ… 相変わらずマイペースな2人ね…」 - 60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 22:22:32.05 ID:7Qcfm0nu0
- 響「お見舞いにきたぞっ千早! はい、ゴーヤ!」
千早「ゴーヤを単体で渡されても… ど、どうしろと…」
響「じゃあゴーヤチャンプル作ってくから、明日にでも食べてよ!」
千早「そ、そう ありがとう我那覇さん」
貴音「私からはこれを…」スッ
千早「これは…? あけていいですか?」
貴音「ええ 私がもらったと仮定したとき、もっとも嬉しいものを選びました」
千早「…じゅ、十二郎…家庭用セット…」
貴音「ふふっ ちゃあしゅうに、もやしも購入して参りました とっぴんぐも自由自在です」
千早「四条さん 病人はラーメン食べないですから…」
貴音「なんと… 私が風邪をひいたときは、まずはらぁめんなのですが」
響「こればっかりは自分も驚愕だぞ…」
千早「まぁ、体力はつきそうではあるわね…」 - 61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 22:25:47.98 ID:7Qcfm0nu0
- 貴音「ふむ… しかし、ある意味で風情に満ち溢れた部屋ですね」
千早「それ今日3回目です」
響「ん… 確かになんか寂しいぞ 広いけど、これじゃあ逆に息が詰まるぞ…」
千早「そうかしら 物は少ない方がいいのよ すぐに移動もできるし」
貴音「も、もしや千早… 夜逃げの準備を…?」ワナワナ
千早「する理由がないですよ…」
響「じゃ、じゃあ普通に引っ越すのか? 765プロやめちゃいやだぞー!」
千早「なんでこう、この2人は…」 - 63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 22:29:55.39 ID:7Qcfm0nu0
- 千早「……」クンクン
響「千早? どしたの?」
千早「いえ…考えてみると今日すごく汗かいたから に、匂わないかなと…」
貴音「…ふむ ぽかりすえっと… そしてますかっと…?」
千早「なっ…! お、お風呂入ってきます!」
響「ポカリとマスカットがどうしたの?」
貴音「ふふっ 容器が台所に洗っておいてあったものですから 少々余興を…」
響「イジワル貴音だなっ」
貴音「悪戯は雲間に隠れる月の如く… 時に隠れ、特に目立つことで成立するものです」
響「何言ってるのかわかんないぞ…」 - 66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 22:32:54.83 ID:7Qcfm0nu0
- 千早「…い、勢いで入ってしまったけど 熱があるときにお風呂はタブーだったわ…」
千早「身体だけ洗ってすぐに出よう…」ゴシゴシ
千早「…っ これは熱あがりそうね… 早く出ないと…」
貴音「千早…体調が悪くては何かと不便でしょう 背中を流しますよ」
響「あーそれなら自分も一緒に入るぞー!あれやろう、3人で並んで背中交互に洗うやつ!」
千早「い、いい! いいですから! 入ってこないで!」ゴシゴシゴシ
千早「でまーす! 出ますからあっちいってください!」 - 69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 22:37:27.07 ID:7Qcfm0nu0
- 千早「…うっ… 倦怠感が…」フラフラ
貴音「発熱時は、身体を拭く程度にしておくものですよ…」
響「た、貴音が煽ったんだぞ…」
千早「…少し寝ながらになります すみません」フラフラ
貴音「いえ 病人は休むのが仕事ですから おやすみなさい、千早」
千早「ありがとうございます…」
響「これ、寝る前に飲むといいぞ!」スッ
千早「これは?」
響「生姜とネギで作ったのさー あったまるし、喉に良いよ」
千早「それは重要ね ありがとう、我那覇さん」
千早「…ん、お、おいしいとは言い難いけど 確かにあったまってきたかも」 - 71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 22:39:54.95 ID:7Qcfm0nu0
- 貴音「さて では、そろそろ月も見える頃故… 私は帰ります」
響「えーっ 何しにきたの貴音…」
貴音「らぁめんを渡しにです」キッ
響「…そうだったね ごめん千早、自分も一緒に帰るぞー」
千早「え、ええ 2人とも、ありがとうございました…」
ガチャッ バタン
千早「……なんだか治ったような悪化したような わからないわ」
千早「でもきっと 一晩ねれば治るわよね そんなものよ、風邪なんて」
千早「…まずっ でも、喉に良いみたいだし飲もう…」ゴク - 73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 22:42:51.59 ID:7Qcfm0nu0
- -後日・765プロ-
千早「おはようございます」
小鳥「あ、千早ちゃん! 風邪はもう大丈夫?」
千早「ええおかげさまで… あ、昨日は高槻さん経由でありがとうございました…」
小鳥「いいのよー たまには面倒見ちゃうぞっ」
千早「はい ありがとうございます」
小鳥「あれっ… ど、どういたしましてー」
千早「…今日はやけに寂しいですね」
小鳥「ああ…それなんだけど… 春香ちゃん、美希ちゃん、やよいちゃん、伊織ちゃん、貴音ちゃん、響ちゃんは風邪で休みだって」
千早「…えっ お、お見舞いに来てくれた人全員…?」
千早「え……全員のお見舞いにいけと…?」
おわり - 75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 22:44:31.34 ID:VROy6RHhi
- 伊織のお見舞いは俺に任せろ
- 77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 22:48:05.95 ID:TgitTerZ0
- おつ
ひびたかの看病はまかせろ - 79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/05(火) 22:54:45.47 ID:rJfjlQPV0
- 乙

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