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咲「京ちゃんの名字ってさ」京太郎「うん?」
- 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 21:19:43.84 ID:AjULSrzmO
- 咲「清々しいよね」
京太郎「」
和「プフッ」
- 3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 21:26:30.54 ID:AjULSrzmO
- 和「プッ…ククク…」プルプル
咲「」ドヤッ
京太郎「何言ってんのお前…」
咲「いや。須賀だし。名字」フフン
京太郎「…いや、そんな上手い事言ったみたいな顔されても…」
和「清々しい…須賀…須賀須賀しい…クフッ」プルプル
京太郎「そして、そんな面白いか?和…」
和「ウフフフフ…ご、ごめんなさい…うっ!グスッ!」
京太郎「泣くほど面白いっすか…」 - 6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 21:34:21.64 ID:AjULSrzmO
- 和「すっ!すみま、せんっ!クフッ!す、すぐっ!収まりっ!エヘッ!ますからっ!」
和「くふふふふ…」ブルブル
京太郎「…」
咲「…俺は名字如きでお前を笑顔に出来て嬉しいよ。和…」
咲「清々しい回答だね!流石京ちゃん!」
和「くひゅっ!」
京太郎「おい」
和「うふふふふ…」ポロポロ
咲「あー!京ちゃん和ちゃん泣かした!悪い奴ー!」
和「あはははははは!!」
京太郎「くすん…」 - 7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 21:41:08.40 ID:AjULSrzmO
- 数分後
和「はあはあはあ…」
京太郎「落ち着いたか?和」
和「は、はい、すみません須賀君。人の名前を笑うなんて、失礼ではしたない行為でした…」
京太郎「はは…いいさ。気にすんな。笑う事は良い事だ…」ズーン
和「すみません…」
咲「あー!またまた京ちゃん、清々し…」
京太郎「お前はちっと黙らんかい!」ペチッ
咲「あうっ!?」 - 10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 21:45:50.73 ID:AjULSrzmO
- 京太郎「こぉのちんちくりん!さっきから突然なんなんだよ一体!?」グリグリ
咲「いたいいたい」
京太郎「あれか?喧嘩売ってんのか!?喧嘩売ってんなら買ってやるぞ!?麻雀と勉強以外でなら!」グリグリ
咲「いやあああ!ごめんなさい!ごめんなさい!」
和(麻雀と勉強をさりげなく除外するところが情けないです…) - 12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 21:51:17.65 ID:AjULSrzmO
- 咲「」チーン
京太郎「勝った」
和「咲さーん?大丈夫ですかー?」
咲「痛い」
京太郎「とくと味わえ!それが俺の心の痛みだ!」
咲「そうでも無かった」ムクッ
京太郎「ああんっ」ガーン
和(何気に手加減してあげてたんですね。須賀君)クスッ
和(清々しい行為です)ププッ
京太郎「和…さん?」 - 15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 21:59:30.06 ID:AjULSrzmO
- 優希「ふー!掃除当番終わったじぇ~!」ガチャッ
和「優希」
咲「あ、優希ちゃん。お疲れ様」
京太郎「おう、優希お疲れ」
優希「うむ!出迎えご苦労皆の衆」
京太郎「何が皆の衆だ」
優希「むっ!?口答えするとは生意気な犬め!」
咲「ゆ、優希ちゃん落ち着いて…」アセアセ - 17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 22:06:38.26 ID:AjULSrzmO
- 和「ふふっ。それじゃあ私、お茶を淹れて来ますね?私はダージリンにしますが、皆さん、いかがされます?」
京太郎「あ、すまん和。コーヒー頼めるか?」
咲「ありがとう和ちゃん。ごめんね?私は和ちゃんと同じので。…お砂糖、多めにお願いします」
優希「さっすが和ちゃんだじぇ!私はマテ茶で!」
和「えっ!?マテ茶?そんなのあったかしら…」
京太郎「無い無い」
咲「ゆ、優希ちゃん。無理言っちゃ駄目だよ…」
優希「むう、無いか。無念だじぇ…。ちょっとした変化球を求めていたのに…」
京太郎「タコスといい、お前の味覚はどこの国のスタンダードだよ」
優希「タコスを馬鹿にするで無い!」 - 18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 22:12:38.66 ID:AjULSrzmO
- 和「あ、そうだ。ねえ優希。代わり種を求めるなら、代わりにハーブティーなんてどうですか?」
優希「ハーブティー?」
和「ええ。ハーブティー。先日、染谷先輩が雀荘の常連さんに貰ったと言って、ラベンダーティーを持ってきて下さったんです」
京太郎「ラベンダーティー?」
咲「ラベンダーって、あの、お花の?」
和「はいっ」ニコッ - 20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 22:19:48.22 ID:AjULSrzmO
- 優希「ふむ…面白そうだじぇ。よし!のどちゃん!そのラベンダーティーいっちょ!お願いするじょ!」
和「はい」クスッ
京太郎「なんか面白そうだな。なあ和。やっぱ俺も、ラベンダーティーにして貰ってもいいか?」
和「ええ。なら私もラベンダーティーにしますね。…実は私も、飲んでみたかったんですよ♪」ペロッ
和「と言うわけですけど、咲さんはどうします?」
咲「あ…じゃ、じゃあ、私も!」 - 27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 22:30:25.24 ID:AjULSrzmO
- 和「はい、お待たせしました」コトッ
京太郎「おっ!待ってました!」
優希「いい匂いだじぇ~」
咲「本当だね。まるでお花畑の中でお茶会してるみたい!」
京太郎「ぷっ…はは!相変わらず文学少女してんなー咲は」
咲「むっ。い、いいじゃない!京ちゃんみたいな感性の鈍い人に言われたくありませんから!」
京太郎「なにおー?」
優希「なあなあ!それより早くいただきますしようじぇー!」
和「そうですね。冷めちゃいます」
京太郎「おっといけね」 - 29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 22:37:34.44 ID:AjULSrzmO
- 和「こほんっ!それでは、僭越ながら、私が音頭を取らせて戴きますっ!」
優希「のどちゃん、意外と仕切りたがりだじぇ」ヒソヒソ
京太郎「いいんじゃね?しっかり者だし。2年後は間違いなく部長だろ」ヒソヒソ
咲「和ちゃん、格好いいなぁ」ヒソヒソ
和「どうしました?皆さん」
咲京太郎優希「「「なんでもありませーん」」」
和「?そうですか?…まあいいや」
和「…それでは!せーの!いただきます!」
咲京太郎優希「「「いただきま~す!」」」 - 31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 22:46:35.84 ID:AjULSrzmO
- 優希「コクコク…ぷっはー!美味い!もう一杯!!」
京太郎「まだ残ってるじゃねーか」
優希「取りあえず言っておかなきゃと思っただけだじょ」
京太郎「なんだそりゃ」
和「ふふっ。けど、本当に美味しいですね。染谷先輩には感謝しなきゃ」
咲「そうだね。それに、和ちゃんの淹れ方も上手だったんだよ」
京太郎「あ。それは言えてるかも」
和「えっ!?」 - 38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 22:54:47.85 ID:AjULSrzmO
- 優希「有無って!確かにな。普段も、同じ紅茶を京太郎が淹れてくれるより、のどちゃんが淹れてくれた方が何倍も美味しいじょ!」
京太郎「お前は一言余計だっつーの!」
京太郎「…ったく。…ま、否定はしねーけどさ」 ブツブツ
和「ちょっ!?」
咲「あはははは。やーい!京ちゃんの下手っぴー」
京太郎「折角反らした矛先、こっちに向けないで戴けません!?」
咲「きっと、和ちゃんの優しい性格が紅茶の味にも出てるんだよ」
和「あう…」
優希「おー!文学少女的結論!咲ちゃん見事なまとめ方だじぇ!はなまるをあげよう!」
和「や、やめて下さい!///」 - 40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 23:01:05.24 ID:AjULSrzmO
- 優希「うはははは!のどちゃん顔真っ赤だじぇ!」
咲「あはは。ほんとだ。可愛いなー」
京太郎「照れた和も可愛いなぁ…」
咲「鼻の下伸ばさない!」ギュッ
京太郎「いてて」
和「もうっ!そうやってみんなで寄ってたかって!怒りますよ!?」
優希「いやんこわいん♪」
和「優希っ!」
京太郎「ぶふっ!」
和「須賀君っ!?」
咲「あはははは…」
和「咲さんまでっ!?」ガーン - 44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 23:11:58.96 ID:AjULSrzmO
- 和「くすん。もう知りませんっ」プイッ
優希「じょっ!?の、のどちゃんが拗ねちゃったじぇ!」
京太郎「おわっ!?す、すまん和!イジメ過ぎた!」
和「聞こえません」クスン
咲「の、和ちゃん!紅茶!紅茶冷めちゃうよ!」
和「…」スッ
和「コクコク」
和「…ふんっ」クルッ
京太郎「の、飲み干して速攻背を向けられた…」
優希「これは手強いじょ…」
和「」ギューッ
咲「エトペンのウエストが締め付けられて半分くらいになってる…」
優希「メチャメチャ力入ってるじょ…」
京太郎(私はエトペンになりたい…) - 49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 23:19:52.99 ID:AjULSrzmO
- まこ「おーう。揃っとるのう、お前さんら」ガチャッ
咲「あっ、染谷先輩!お疲れ様です!」
優希「お疲れ様ですだじぇ!」
京太郎「お疲れ様です」
まこ「ほい、お疲れさん」
和「」チラッ
和「お疲れ様です…」
まこ「おう。お疲れさん。和」
和「失礼します」クルッ
まこ「…うん?」
和「くすん」
まこ「どうしたんじゃ?コレ」
京太郎「あはは…からかい過ぎまして…」
優希「拗ねちゃったじょ」
咲「たはは…」
まこ「?」 - 54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 23:26:44.45 ID:AjULSrzmO
- まこ「うん?なんだか、良い匂いがするのう」クンクン
咲「あっ。それは…」
優希「ラベンダーティーの香りだじぇ!」
咲「私のセリフ…」ショボン
京太郎「みんなで染谷先輩が持ってきてくれたラベンダーティー飲んでたんっスよ」
まこ「あー。あれかー」
咲「とても美味しかったです。ありがとうございます」ペコリ
まこ「おーおー。そーかそーか、良かったなー。持ってきてくれた常連さんにも伝えとくけん」 - 62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 23:38:28.46 ID:AjULSrzmO
- まこ「ところで、頼みがあるんじゃが」
咲「はい?」
まこ「実は、ワシもまだラベンダーティー、飲んどらんのじゃ」
京太郎「あ、そうだったんっスか?」
まこ「ワシにも一杯くれんかのう」
優希「のどちゃーん!聞こえたかー?」
和「しくしくしく」
京太郎「まだ拗ねてんのかアイツ」
優希「もー!総料理長が食材持ってきてくれた人に礼を尽くさないなんて、料理人失格だじょ、のどちゃん!」
京太郎「そこまで言うかお前…」
まこ「えーからえーから。よくわからんが、そっとしといたり」
咲「あ、じゃあ、私が!」スクッ
京太郎「おっ!咲!」
まこ「おお。そうか、すまんのう。咲」
優希「むっ!副料理長が動いたじぇ!」 - 66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 23:46:36.87 ID:AjULSrzmO
- 京太郎「副料理長って…じゃあ、俺とお前はどんなポジションだよ」
優希「私はソムリエだじぇ」
京太郎「おい」
優希「お前はあれだ。ほら、あの…ゾンゲ」
京太郎「トリコじゃねぇか!」
優希「ほう。やるのお主。数あるツッコミ所の中から、即座にそのポイントを選ぶとは…」
京太郎「わざとかよ!分かってたけど!」
咲「えっと…じゃあ、私お茶淹れに行ってくるね」
優希「あっ、咲ちゃん!私のお代わりの分もお願いするじょ!」コロッ
京太郎「あ。俺も俺も」コロッ
まこ「息ぴったりじゃのう…」
咲「あはは…」 - 68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/07(木) 23:58:23.20 ID:AjULSrzmO
- 咲「はい。お待たせしました」コトッ
まこ「すまんのう、咲」
優希「わーい!ありがとうだじょ、咲ちゃん!」
京太郎「サンキュー、咲」
咲「えへへ。どういたしまして」カチャッ
京太郎「おっ。咲も二杯目か?」
咲「うん。紅茶淹れてたら香りの誘惑に負けちゃって…」
まこ「大丈夫かー?咲。お前さん、トイレ近いじゃろ。練習中は我慢せずに言うんじゃよ?」ニヤニヤ
咲「うえっ!?」
優希「うむ。咲ちゃん。耐え忍ぶ事は確かに重要な修行だが、おしっこ我慢するのは身体に良くないじょ」
咲「ちょ、優希ちゃんも!?」
京太郎「ぶはははは!」
咲「…」ギュッ
京太郎「いてててすみません」 - 75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/08(金) 00:12:29.85 ID:eNyXGqNzO
- 京太郎「あれ?咲。一杯多くないか?」
咲「あ…うん。一応、和ちゃんにもと思って…」
京太郎「あ、成る程」
優希「おおっ!素晴らしい気遣い!京太郎には一生かかっても出来そうにないじぇ!」
京太郎「お前にだけは死んでも言われたくないわい」
まこ「和ー。聞いたか?そろそろお前も機嫌直してこっち来んさい。咲の気遣いちゃんと受け取っちゃりい!」
和「…分かりました」ノソノソ
優希「おおっ!咲ちゃんの愛とまこ先輩の説得と私のなんかが、遂にのどちゃんの閉じた心を開いたじぇ!」
京太郎「お前はなんもしてねーだろ」
優希「なんだとう!?」
まこ「お前さんらも、ちょーっと漫才自重してくれん?いや、嫌いじゃ無いけど話進まんけん」
京太郎優希「「すみませんでした」」ペコリ - 79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/08(金) 00:22:58.80 ID:eNyXGqNzO
- 和「皆さん、ご迷惑お掛けして、申し訳ありませんでした」ペコリ
京太郎「うーん。俺らが悪いのに、逆に謝られちまった。こっちこそごめんな。和 」
咲「ごめんなさい…」
優希「申し訳なかったじょ…」
和「あっ!いえ!私の方こそ、あんなつまらない理由で皆さんの楽しい時間に水をさしてしまい…」
まこ「ほれほれ。謝罪合戦はそこらにしときい。折角咲が淹れてくれた紅茶が冷めてまうわ」
咲「あっ。忘れてた」
京太郎「それもそうっスね」
優希「うむ!これにて、全部水に流すじょ!」 - 84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/08(金) 00:35:38.17 ID:eNyXGqNzO
- まこ「ふー。それにしても良い香りじゃわい」
和「味も、本当に美味しいんですよ」
まこ「そうかそうか。なら、そろそろ戴くとするか」
まこ「いただきます」
咲和京太郎優希「「「「いただきま~す」」」」
まこ「コクコク…うん。美味い!」
優希「でしょでしょ~?」
まこ「こりゃあ絶品じゃあ!こりゃあ常連のジュンイチローさんには、ほんと感謝せんとな!」
和「私からも、改めてお願いします。御礼の言葉、伝えておいて下さい!」
京太郎「あ、俺も!」
優希「私もだじぇ!」
咲「わ、私からも…ありがとうございますって…」
まこ「おうおう。任せときい。きっと喜ぶわ」ニコニコ
- 88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/08(金) 00:44:42.29 ID:eNyXGqNzO
- 優希「ゴクゴク。やっぱ美味いじぇ」
和「コクン…コクン…。ええ。優しい、穏やかな気持ちになれます」
咲「ほわぁ…幸せだなぁ…」
京太郎「リラックス効果抜群ですね!」
まこ「うむ。最初にラベンダーの香りが鼻孔一杯に広がって、それを引き締める様に、後からフレーバーとして仄かなミントの爽やかさが追いかけてきよる」
優希「おお!なんかグルメレポーターみたいだじぇ!」
まこ「こりゃあ、実に清々しいわい!」
和「ブフッ!」 - 98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/08(金) 00:59:57.21 ID:eNyXGqNzO
- まこ「おわっ、和!?」
和「ウフッ!…プッ…クフッ、ククク…」プルプル
まこ「えっ!?わ、ワシ、なんか変な事言った!?」ビクッ
優希「クヒヒヒヒ…」ジタバタ
まこ「優希!?」ガーン
咲「プククク…」プルプル
まこ「さ、咲までも!?」オロオロ
京太郎「…」
和「あ、あはははは!もう駄目!ごっ、ごめんなさい!!あはははは!!」
まこ「あわわわわ。和が壊れた…」オロオロオロ - 100 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/08(金) 01:09:16.81 ID:eNyXGqNzO
- 咲「須賀須賀しい」ボソッ
咲「プククク…」
優希「スガシカオ」ボソッ
優希「ククククク…」
まこ「な、なんじゃあ!?」
京太郎「はは…本当、なんなんでしょうね…」グスン
和「やっ!やめて二人とも!これ以上は私、しっ、死んじゃう!私死んじゃうから!」ブルブルブル
和「…あはははははは!!!!」ゴロゴロゴロ
まこ「の、和が笑い転げ回っておる…」
和「あははは…くひゅっ!?こひゅっ!くふっ!?」ビクンッビクンッ
まこ「ああっ!和が遂に過呼吸に!?おい!誰かビニール袋持って来い!」アセアセ
咲「きゃあああ!和ちゃん!?」
優希「のどちゃんしっかりするじょ!これ、ビニール袋!口を覆ってゆっくり呼吸するじょ!それひっひっふー!ひっひっふー!」
和「ふっふー!はふー!」
京太郎「この心に吹く風はなんだろう…」ポツーン - 101 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/08(金) 01:10:58.63 ID:0w1ZUOZ00
- 京太郎が悪堕ちしてしまう
- 102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/08(金) 01:11:27.66 ID:Z+wLA2TyO
- あかん、旅館の娘が取り憑いてるわ。これ
- 103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/08(金) 01:16:45.96 ID:dsokAMiC0
- のどっちペルソナ使いだったか
- 104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/08(金) 01:18:48.34 ID:eNyXGqNzO
- 和「はあ…はあ…ひ、酷い目に合いました…」
まこ「落ち着いたか?和」
和「すみません…」
優希「さっきからのどちゃん謝ってばっかだじょ」
和「優希!貴女は私に謝りなさい!」
優希「でへ。ごめんなさいのどちゃん」
和「もうっ!」
京太郎「和は僕に謝って下さい…」ルールルルー
和「あっ!す、すみません!ごめんなさい!申し訳ありません!須賀君!」ペコペコ
京太郎「うん、許すよ。俺男の子だもん…頑張るもん…」シクシク
咲「大丈夫?京ちゃん」ナデナデ
京太郎「諸悪の根源に慰められる自分が情けない…」ブワッ
まこ「あー。なんとなく見えてきたわい…」
久「みんなー!揃ってる~!?」ガチャッ - 108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/08(金) 01:25:26.07 ID:5fbGsFL30
- 竹井さんきた!これで勝つる!
- 109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/08(金) 01:27:08.14 ID:eNyXGqNzO
- 久「…おりょ?何この情景。なんか面白い事あった?」
まこ「…またぞろ、面倒なタイミングで来るやっちゃのう…」
久「ん?」
咲「えーっと、ですね。最初から説明しますと…」 - 111 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/08(金) 01:36:09.37 ID:eNyXGqNzO
- 久「はーん。須賀君の『須賀』で、清々しいねぇ」
咲「うう…なんか、改めて説明すると、なんて恥ずかしい…」ショボン
和「私、なんでこんなネタがあんなに面白かったんでしょう…」ショボン
優希「うむ…なんか、居たたまれないじぇ…」ショボン
京太郎「やーい!やーい!」ボソボソ
まこ「京太郎。お前さんはもうちょっと堂々と立ち向かわんか…」
京太郎「無理ですっ!」キリッ
まこ「そか…」ハァ
久「…ま。何にせよ、こういうのはあんまり好ましくないわよね。あなた達も、自分の名前笑われたら、嫌でしょう?」
咲「はい…」
和「すみませんでした、須賀君…」
優希「許せ、京太郎。…もうやんないじょ」
京太郎「ん…。まあ、それだけ凹まれたら、流石に許すよ。部長が大分絞ってくれたみたいだし」
- 114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/08(金) 01:42:03.97 ID:eNyXGqNzO
- 久「それにしても…ふふっ」クスッ
京太郎「あー!とかなんとか言って!自分が笑ってる!」ビシッ
まこ「ほんに、酷い部長じゃのう…」
京太郎「俺の味方はこの部にはいないのかー!」
久「いやいやいや、ごめんなさい。そういうつもりじゃないの」クスクス
京太郎「じゃあ、どういうつもりっスか!」
久「そうねぇ。…ねえ須賀君。君、『須賀』って地名、知ってる?」
京太郎「…はい?」 - 116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/08(金) 01:46:16.39 ID:eNyXGqNzO
- 久「やっぱり知らないか。えっとね。須賀って言うのは、現在の島根県雲南市の近くにある地なんだけど…」
京太郎「…はあ」
久「これが結構古い由来の地名でね。なんと、あのスサノオノミコト命名と言われてるのよ!」
京太郎「…はあ」
咲(あ。絶対分かってないな) - 117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/08(金) 01:50:28.57 ID:eNyXGqNzO
- 久「ふふっ。面白いでしょ?日本神話って、こうやって現代とまだ不思議な繋がりが残ってるから好きなのよ」
京太郎「えーっと…」
京太郎(…スサノオノミコト?…昔の天皇?)
まこ(ああ。こりゃわかっとらんのう) - 124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/08(金) 02:01:50.73 ID:eNyXGqNzO
- 久「それでね。スサノオノミコトが何故その地を『須賀』と名付けたのかなんだけど…」
久「出雲の国でヤマタノオロチを倒したスサノオノミコトはね。その条件として、生け贄とされていたクシナダヒメをお嫁さんに貰い、結婚するの」
久「そして、二人の新居を構える地として、当時まだ名の無かった須賀の地に移り住む!」
京太郎「…はぁ」
和(須賀君、絶対分かってません…)
優希(さっぱり分からんじぇ…) - 125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/08(金) 02:04:18.35 ID:7URk8lvA0
- 部長は博識だな
- 128 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/08(金) 02:10:46.45 ID:eNyXGqNzO
- 久「プクッ。で、なんでその地に新居を構えたかと思う?」
京太郎「…さあ?」
久「プクククッ…『この地がすがすがしいから』だってさ」
京太郎「…」
まこ「当て字かい!!!!」
咲「神話の時代からのダジャレだったのおお!!?」
和「そんなオカルトあり得ません!!!!」
優希「総ツッコミだじぇ!!!」
久「あはははは!つまり、咲のダジャレ?って、実は全然間違って無かったのよね~。いや、知ってる人も居たろうし、いつバラされるかヒヤヒヤしたわ」
京太郎「何の話ですか…」
久「知って黙っててくれた君。ありがと。愛してるぞっ♪」
まこ「く、くだらんわ~…そんなひっぱるネタか?」 - 130 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/08(金) 02:17:50.91 ID:eNyXGqNzO
- 咲「ううう…なんだかすっごい自己嫌悪…脱力感が…」ヘナヘナ
和「なんなんですかこれ。私、古代人の壮大な悪乗りに笑い転げてたんですか…」ヘナヘナ
優希「タコス食いたい」ヘナヘナ
京太郎「えーっと…」
まこ「そして当の本人がわかっとらんし…」
久「あー楽しかった!久しぶりに雑学披露出来て、大満足よ!久だけに!」
和「ここに来てダジャレですか!?」
優希「抜かりないじぇ…」
まこ「ほんにこいつは…」
咲「やっぱり部長には適いません…」
京太郎「え…つまり、どういう事?」 - 132 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/08(金) 02:23:27.86 ID:eNyXGqNzO
- 久「あー。つまりね。須賀君は清々しい奴って事!」
京太郎「はい?」
久「さあ、そろそろ無駄話はおしまい!部活やるわよ、みんな!」
京太郎「えっ」
久「目標は、全国制覇!ボヤボヤしてる暇は無いわ!」
京太郎「ちょ…」
久「今日も1日、頑張っていこ~!!おー!!!」
終わりっ! - 137 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/08(金) 02:32:06.33 ID:7URk8lvA0
- 清々しい読後感
おつおつ - 139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/08(金) 02:33:56.42 ID:eNyXGqNzO
- 遅くまでお付き合い戴きありがとうございました
昨日書いてて思ったんだけど、ss名字からして、当初の京太郎の役割って、咲にとって居心地の良い場所って事だったのかなって思ったので、書いてみました
ボスが天照大神→対抗し打倒する咲さんはスサノオ→スサノオがすがすがしいと言って移り住んだのは須賀の地→須賀京太郎って事で
ただ、その後気付いたらスサノオさん、根の国行ってんだけどね - 140 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/08(金) 02:33:57.99 ID:L2ZdXjgZ0
- ちらっとググってみたら本当なのなwww
ためになった、乙 - 146 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/08(金) 02:49:25.93 ID:xGGaEf+GO
- 乙
なぜか和に釣られ笑いした - 148 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/08(金) 03:24:42.66 ID:qkdw4d/i0
- 面白かったし為になった
乙でした!
またSSかいてね!

咲日和(1) (ビッグガンガンコミックス)

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