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洋榎「あかん、絹に惚れてもうた……」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 18:28:35.00 ID:AKhVlH6Z0
洋榎「どうすればええんよ……」


3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 18:33:53.01 ID:AKhVlH6Z0
洋榎「『惚れた』いうより『惚れてた』ことに気付いた」

洋榎「ってほうが正しいか」

洋榎「うちら姉妹やんけ、なんでこないなことに……」


絹恵「お姉ちゃん、起きとる?」コンコン

洋榎「!」

洋榎「ち、ちょっとぼーっとしとった」

絹恵「そか。 もうご飯出来とるで、はよ食べて学校いかな」


洋榎「絹、あーん」

絹恵「……ちょっかい出しとらんではよ食い、遅刻すんで」

洋榎「はよせんとこのまま動かんわ」

絹恵「しゃーないな、ほれ」ヒョイ

洋榎「♪」


洋榎(虚しい)




9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 18:38:33.30 ID:AKhVlH6Z0
洋榎「あぁ、暑いわ」

洋榎「絹、手ー」

絹恵「お姉ちゃんがようわからんことしよるから遅れそうなんに、のろのろしとったらほんまに遅刻するわ!」

洋榎「……手」

絹恵「……うーん、なんか今日はえらい構ってくるなぁ」スッ

絹恵「ほらこれでええ?」

洋榎「よっしゃ、いくか!」ギュッ

絹恵「最初からそうしとき」


洋榎(絹の手、絹の手……柔らかいなぁ)

洋榎(あぁ、あかん、顔真っ赤……余計暑くなる)


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 18:41:44.15 ID:AKhVlH6Z0
洋榎(絹が急ぎよるせいで、さっさと学校ついてもうた)

洋榎(おかげで遅刻ならずやけど、もう少し遅く歩きたかったなぁ)

洋榎(……明日は早起きしよう)


絹恵「じゃお姉ちゃん、また部活でな」

洋榎「……あっ」

洋榎(絹、行ってしもうた)

洋榎(まだついたばかりやけど、はよ放課後にならんかなぁ)


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 18:46:08.73 ID:AKhVlH6Z0
洋榎(あー、絹に会いたいなぁ)キーンコーン

洋榎(……休み時間になってしもうたわ。 授業全く聞いとらんかった……)


洋榎「絹に会いに行こう」ガタッ

友人「あ、ちょい洋榎」

洋榎「後にしてや!」ダッ

友人「……? 何急いどんの」


洋榎(ああ、何やってんねんうちは……)

洋榎(大体、休み時間だからって絹がおるとは限らんやろ……)

洋榎(……行くしかないか)


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 18:49:45.31 ID:AKhVlH6Z0
洋榎(意味もなく緊張するなぁ……)

洋榎「よし……絹おるー?」ガラッ

洋榎「……あれ?」

後輩「あ、先輩。 絹恵、さっきどっか飛んで行きましたわ」

洋榎「どこ行ったかわかる?」

後輩「さあ、えらい急いどったようですからなぁ」

洋榎「おおきに!」ダッ


洋榎(……休み時間無駄にしただけやん)

洋榎(絹、急いどったって、どこ行ったんか気になるやないか)

洋榎(うん、昼休みに行こか。 昼休みならさすがにおるはず)


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 18:55:13.25 ID:AKhVlH6Z0
洋榎(よっしゃ、昼休み!)ダッ

友人「ちょ、絹、ご飯どないすんの!?」

洋榎「今日絹と食べる約束しとる! かんにんな!」

洋榎(しとらんけどな)

友人「嵐のようなやっちゃな」


洋榎(……教室に絹おらん)

洋榎(絹の仲いい友人は何人か知っとるけど、どこにいるかまではわからん)

洋榎(……っ。 あぁ、心臓痛いなぁ、これ嫉妬か? うち醜いわ)


洋榎(絹探しとったら昼休み終わってもうた……)キーンコーン

洋榎「……」グー

洋榎「お腹減った……せっかくの絹の弁当なんになぁ」

洋榎「放課後食べよ」


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 18:59:41.36 ID:AKhVlH6Z0
洋榎「……うーっす」ガラッ

末原「? なんでそない元気ないんですか」

洋榎「ちょっとなぁ」

末原「らしくない、不気味ですわ」

洋榎(……絹ー)


絹恵「どもーっす」ガラッ

洋榎「!」

絹恵「遅なってすんません」

末原「ええよ。 さて、卓囲みますか」

洋榎「……やったるか!」

末原(絹ちゃんが来てから犬みたいにはしゃぎおって)


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 19:06:13.03 ID:AKhVlH6Z0
洋榎(絹かわええなぁ)

洋榎(ちょっと急いどったんやろうか、少し髪乱れとるけどそこもかわええなぁ)パシッ

末原「ロンです。 7700」バラッ

洋榎「うおっ、やるなぁ」チャッ

末原「……今日ぼーっとしとる気がしますよ。 ダマとはいえ普段こんな放銃せんでしょうに」

絹恵「せやなぁ、なんか元気がないっちゅうか。 お姉ちゃん大丈夫なん?」

洋榎(誰のせいと思っとるんや)

洋榎「たまたまや! ほれ次行くで!」


絹恵「結局、今日ほとんど3位やないか。 ラスじゃないだけマシやけど、おかしいで」

洋榎「……んー」

洋榎(絹のことが気になって集中できんのや! あほ!かわええなもう!)

絹恵「そいや、朝もちょっとおかしかったなぁ。 どういう心境の変化やねん」

絹恵「ま、明日は頼むで」

洋榎(心境の変化ちゅうか、なんちゅうか……)


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 19:11:40.93 ID:AKhVlH6Z0
絹恵「ただいま」

洋榎「……」

絹恵「制服着替えな。 お姉ちゃんも着替えるんやで」

洋榎(絹の着替えが見たい……いやいつも見とるけど)


洋榎「……」ボーッ

絹恵「そんなじっと見てどしたんよ、もしかしてこのジュース欲しいん?」

洋榎「えっ、いやそういうわけやなくて」

絹恵「遠慮せんでもええよー、飲み」

洋榎(これって関節キスやん……いやこれもいつものことやけど、意識したらたまらんな)

洋榎「~~!!」グイッ

絹恵「うおっ、豪快に飲みよる。 これえらいうまいからなぁ」

絹恵「って、何顔伏せとるん。 口に合わんかった?」

洋榎「……うまかった」

絹恵「そか、よかった」

洋榎(関節キス関節キス関節キス……顔が火傷しそうや)


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 19:16:33.61 ID:AKhVlH6Z0
絹恵「なぁ、やっぱ今日のお姉ちゃんおかしいわ。 何かあったん?」

洋榎(……っ 言ってもしゃあないやろ……)

洋榎「なにもないで」

絹恵「そか。 まぁなんかあったら相談くらい乗るで」

洋榎「……なぁ」

絹恵「?」

洋榎「絹はええ子やなぁ。 うち絹のこと好きや」

絹恵「そりゃ私もお姉ちゃんのこと好きやわ。 やっぱ今日変やな……」

洋榎(……どうせうちの好きとは違う好きやろ。 ばーか)


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 19:21:54.00 ID:AKhVlH6Z0
絹恵「先入るで」ガチャッ

洋榎(そういや、絹はまたうちのTシャツ着とったな)

洋榎(……)

洋榎(うん、元々はうちのTシャツやしな、うん。 でも完全な下心で罪悪感も……)


洋榎「……ふぅ」ガチャッ

絹恵「おかえりー。 冷凍庫アイスあるで……って、それ私が着とったやつやん」

洋榎「ええやろ、着替え持ってくの忘れてこれしかなかったんや」

絹恵「まあ元々お姉ちゃんのやしなぁ」


洋榎(……やってしもた)

洋榎(でもどうせ無為な恋、これくらいは神さんも許してくれるはずやと思うとこ)


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 19:28:18.35 ID:AKhVlH6Z0
洋榎(あかん、絹の足に視線が吸い寄せられる)シャクシャク

絹恵「お姉ちゃん、髪乾かしとらんやないか。 雨も降っとるし、髪ぼっさぼさになるわ」

洋榎「あとでなー」シャクシャク

絹恵「あかん、放っておけんし私が乾かしたる。 ドライヤー持ってくるからちょい待っとき」

洋榎(……棚ボタやな)


絹恵「痒いとこないー?」

洋榎「美容師かいな」

絹恵「お姉ちゃんちとクセあるし、髪は大事にせなあかんで」

洋榎(ああ、絹は優しいなぁ。 心地ええわ)

洋榎「……」

絹恵「ちょっ! 何泣いとんの!」

洋榎「……えっ、ちょ、ちょい目が乾きすぎてな」

絹恵「え、そ、そうなん? ならええけど……下手やった?」

洋榎「ちゃうわ、気持ちええで」

洋榎(嬉しいけど、それ以上に虚しいなんてな……)


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 19:34:53.04 ID:AKhVlH6Z0
洋榎「おやすみ」

絹恵「おやすみー」


洋榎「……結局今日一日、ずっと絹のことばっか考えとったわ」

洋榎「いらん迷惑もかけて、全くダメな姉やわ」

洋榎「絹にも言われとったし、しばらくは普通に過ごすことを考えるか……その内気持ちの整理もつくやろ」


絹恵「……寝られへん、一緒に寝てもええ?」ガチャッ

洋榎(ああ、雷怖いんか。 かわええなほんまに、反則やで)

洋榎「ええよ」


洋榎「……先寝てしもうたか。 そいや、久しぶりに一緒に寝るなぁ」

洋榎「寝顔もかわええこっちゃ」

洋榎「なぁ、絹。 あんたが悪いんやで? 絹がうちを惚れさせるから悪いんや、おしおきせんとあかん」

洋榎(神でも仏でもええ、せめてこれくらい許してや……)

洋榎「ちゅっ」

洋榎「……うぇっ……なんなんもう……うぇええっ」ボロボロ


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 19:43:26.42 ID:AKhVlH6Z0
洋榎(結局、うちが恋を自覚してから一週間経ってもうた)

洋榎(あれから絹はうちと一緒には寝とらん、それも当然やな。 それが普通の姉妹や)

洋榎(うちが勝手に絹の部屋に忍び込んでキスして……そんなことの繰り返し)

洋榎(さすがにバレとるやろか?)


洋榎「気持ちの整理なんて、そない簡単につくもんやあらへんな」

洋榎「普通、普通っていうても、それも辛くなってきたなぁ……はぁ」

洋榎「部活行こ」


絹恵「あいたた、お姉ちゃん、それロンや! 18000やで」

洋榎「あっ……」

末原「やっぱり、一週間前からずっとおかしいですわ。 どないしたん?」

絹恵「私もずっと思っとった。 元気も覇気も感じられへんし、こんなん普段のお姉ちゃんやないで」

洋榎(……! あほ、もうとっくに絹が知っとるお姉ちゃんやあらへんわ……)

洋榎「……帰る」ガラッ


36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 19:51:18.83 ID:AKhVlH6Z0
絹恵「えっ、ちょっ……」

末原「なんかあったんは間違いないな。 いってやり」

末原「今慰めに行くんやったら、絹ちゃんが一番ええと思うで」

絹恵「……おおきに」ダッ

末原「戻ってくるか帰るか、後で連絡しい」


洋榎(教室まで戻ってきてしもうた……ああもう、気持ちがぐっちゃぐちゃでゲロ吐きそうや)

洋榎(さすがに絹に『普段のお姉ちゃんやない』なんて言われるのは、ショックやったなぁ)

洋榎(……でも絹はどこも悪くあらへんなぁ。 こんな軽すぎる冗談すら受け止められへんくなったんか)

洋榎(うちに残された道はあらへんのかなぁ。 絹、助けて……ってもう無理か、ははっ)

絹恵「お姉ちゃん、ここやったんか!」ガラッ

洋榎「! な、なんで……絹……」

絹恵「なんでもなにもあらへんわ! あーもう顔真っ赤にして、ハンカチ貸したるからふき」

洋榎(……中途半端に優しくすな!)

洋榎「触んな!」

絹恵「!?」


39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 19:57:01.26 ID:AKhVlH6Z0
絹恵「……お姉ちゃん?」

洋榎(……だめや絹、もううちは終わりやな)

洋榎「なぁ、絹。 自分優しすぎるねん。 そんな無責任に人に関わんなや」

絹恵「えっ……」

洋榎「……うちの気持ちはどこにぶつけたらええの? 教えてくれてもええやろ?」

絹恵「ちょ、言うとることが……」

洋榎「ああ、なんかもうええか。 今更隠したところで、いたずらに時間を消費するだけや」

絹恵「……?」


洋榎「なぁ、絹。 好きやで」

絹恵「え、そら私も……」

洋榎「ちゃうねん、そうやない。 姉妹としてやなくて、いや、姉妹としても好きやけど……それ以上」

洋榎「一人の人間として、好き。 一人の人間として愛しとるっちゅうことや」

絹恵「……」


43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 20:06:17.75 ID:AKhVlH6Z0
洋榎「なぁ、どこぶつけたらええかわからんやろ? うちはもっとわからんわ、何かもう、全部がいやや」

洋榎「同性愛の上に、妹に対してこれやで? とんだお笑いもんやな、コンテストで優勝できるわこら……」

絹恵「……」

洋榎「黙っとらんで、一言二言なんか言わんかい……」

洋榎「絹、ほんまに好きや。 好き、好き好き……ぅえっ……」

洋榎「ほら、もう時間切れやわ。 さっさと口開いて、気持ち悪いとかなんか言ったらどうなん……」

洋榎「せやないと、うちずっと絹に同じこと繰り返すで。 好きや、絹……好き……」


洋榎「す……!?!?」

絹恵「……ちゅっ」

絹恵「……ふぅっ。 私も、お姉ちゃんが好きや」


50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 20:11:27.95 ID:AKhVlH6Z0
洋榎「……ふはっ……舐めとんのか自分。 この期に及んでまだ気使う気か、なぁ」

洋榎「もうやめ……わけわからんわ」

絹恵「あほ、気使うためにキスするような変態にすな」

洋榎「……」

絹恵「何も無責任に気使っとるわけやないわ。 私も好き、だから気を使う。 それ以外の理由はあらへん」

洋榎「……なぁ、ほんまに?」

洋榎「それすらも気使っとるとかあらへんよな?」

絹恵「ええわもう、論より証拠言うしな。 んーっ……」

洋榎「……ぷふっ」

絹恵「ふっ……どや、少しは理解したか?」

洋榎「……うぇえ……うわぁああ」ボロボロ

絹恵「!?」

洋榎「ぐすっ……あほ、そんなんじゃ足らんわ」

絹恵「そか。 ん……ちゅっ」

洋榎「……んぅっ……」


52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 20:18:34.90 ID:AKhVlH6Z0
洋榎「……へへっ、絹、顔真っ赤やで」

絹恵「人のこと言えんっちゅうに」

洋榎「うちは泣き疲れただけやわ……よいしょ」ガタッ

絹恵「しゃあないなぁ、お姉ちゃんさっきまでえらい泣き虫やったし」

洋榎「その泣き虫突きおったんは自分やないか」


絹恵「お姉ちゃん、膝座るで」

洋榎「うおっ、座るって正面かい……顔近っ」

絹恵「なんなん、やっぱ顔真っ赤やん」

洋榎「……絹、うち今幸せやで」

絹恵「私もや。 んー」

洋榎「ちゅっ……ぴちゅっ」

絹恵「! 待ち、今舌入れたやろ……」

洋榎「そか? 気のせいちゃうん?」

絹恵「……特別に許したるわ」

洋榎「へへ、じゃもう一回……」


53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 20:25:45.69 ID:AKhVlH6Z0
絹恵「……ちゅっ……ぐちゅっ」

洋榎「……ぷはっ。 えらい疲れるけど幸せで、なんかようわからん」

絹恵「ああ、さっきまで外青かったんに、もう赤くなってきよった」

洋榎「30分はこうしとったからなぁ」

洋榎「夕日より、うちらの顔のが真っ赤。 世界一顔が赤い姉妹、ギネス乗るんちゃうん」

絹恵「……って、もう下校時間とっくに過ぎとるで! 帰らな!」

洋榎「……もう、それ時計が30分早く進んどるだけやわ。 まだええやろ」

絹恵「あんなぁ……んぐっ」

洋榎「……ぴちゃっ……」


教師「よし、この教室で最後やな。 誰もいないと思うけどな」ガラッ

洋榎「……」

絹恵「……」

教師「……」

教師「……えっと、もう下校時間が過ぎてるので、なるべく早く帰りましょうね……」ピシャッ


55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 20:30:27.27 ID:AKhVlH6Z0
洋榎「とんだハプニングやったわ」

絹恵「お姉ちゃんのせいでえらい目あったわ」

洋榎「別にうちはもうなんでもええ。 なこといって、絹もうちと同じやろ」

絹恵「……まあなぁ」

洋榎「……姉妹でこないなことしよって、ほんまに大丈夫やろか」

絹恵「らしくないなぁ。 私は姉妹でむしろよかったで」

洋榎「なんでなん?」

絹恵「姉妹なら、本当の意味でずっと一緒にいられるやろ。 それに、こんなふうにベタベタしとっても噂も立たん」ギュッ

洋榎「……噂は立ちそうやけど、前半は同意やな」

洋榎「帰ったら覚悟しとき」

絹恵「お姉ちゃんこそ。 冷えピタ買ってかなあかんわ」

洋榎「愛しとるで、絹」

絹恵「愛しとるよ、お姉ちゃん」


末原「連絡が来ない……」

おわれ


57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 20:31:05.42 ID:E6DWpL4A0
( ;∀;) イイハナシダッタナー


58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 20:32:44.50 ID:vptXUAZM0
おつおつ洋絹もっと増えろ


59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 20:33:20.90 ID:I4+viA3ZO
おつおつ
姉妹百合は葛藤とか大事よね
すばらですた


咲-Saki-(10) (ヤングガンガンコミックス)
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