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蒲原「ワハハー、私はダンスで食っていくぞー」咲「嶺上開Hoooo!!」
- 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 18:36:07.23 ID:hFlnRKC50
- 蒲原「ワハハー、暇だから散歩するかなー」ガチャッ
佳織「智美ちゃんって外に出るのすきだよねー」
蒲原「この季節はなー、変人が多くて散歩が楽しいんだー。ワハハハ」
佳織「変人って……そういう人達は切れやすいっていうから気をつけなきゃ駄目だよー」
蒲原「ワハハ、心配はないぞー。私はどんな変人とも仲良くなる自信があるからなー」
蒲原「それになー、私はこいつちょっとおかしいんじゃないかってくらいの人が好きなんだー」
佳織「えっ、そ……そうだったの?」
蒲原「まあ変人と言ってもいろいろいるからなー、好きな変人嫌いな変人はあるよ。ワハハ」
蒲原「……おっ、噂をすれば何やら人が集まってるじゃないかー」
- 2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 18:36:48.77 ID:hFlnRKC50
- 蒲原「臭う、臭うぞー。変人の匂いだーー!!」ダッ
佳織「あっ、智美ちゃん!!」
ズン ズン ズン ズンズン ズンズン
<ヒューヒュー! カッコイイゾー!
佳織「さ、智美ちゃん。いきなり走りだなさないでよ……」ゼェゼェ
蒲原「…………」
佳織「……智美ちゃん?」
蒲原「……綺麗。だなー」
佳織「ダンスのこと?私はちょっと……怖いような気がするけど」
蒲原「ワハハー、踊ってる人の顔を見てみろよー」
- 4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 18:38:30.75 ID:hFlnRKC50
- 佳織「……っ!」
蒲原「わかるかー?子供が、好きなモノの絵を描くときの顔と、同じなんだー」
佳織「……笑ってるね」
蒲原「彼らは……自由なんだ」
蒲原「ヒップホップ……その中でもあれは、ブレイクダンスだなー」
蒲原「ワッハッハー、綺麗だろー?」
佳織「うーん……よくわからないけど。言われてみれば……格好良くは見える。かな?」
- 5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 18:40:13.11 ID:hFlnRKC50
- 蒲原「ヒップホップ……かー」
蒲原自宅
蒲原「…………」スッ
蒲原「……確か。こうして……」フッ
蒲原「足を……閉じたり、開いたりして……うまく体重移動をしながら……」スッ…スッ
蒲原「そしてこれをスムーズに……」スッスッスッスッ
蒲原「加えて上半身をそれっぽく動かす……っ!」フリフリ
蒲原「これがクラブステップ……なのかー」
蒲原「…………できるかもしれないなー。私にもダンスが……ヒップホップが!!」スッスッスッスッスッスッ
部活
蒲原(考えてみれば……日常生活だってヒップホップの練習なんだよなー)カチャッ - 8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 18:41:38.87 ID:hFlnRKC50
- 蒲原(麻雀でだって、牌をツモってきたときに……伸びきった腕の筋肉を、一気に引き締めるッ!!)ビクッ
蒲原(こうすることでヒップホップでよくありがちな奇妙な停止感を出すことができるんだー。ワハハー)スッ…タンッ
モモ「先輩……今日の蒲原部長なんか動きがおかしくないっすか?」コソコソ
加治木「……ああ、なんというか。機械的というのか……キビキビした動きをしたりヌルヌル動いたりしてて正直気味が悪い……」
佳織「…………」
蒲原「ワハハー……」
蒲原(やっぱり日常生活でこの動きはダメだなー)
睦月「部長……ヒップホップに興味があるんですか?」
蒲原「ん、まあなー。最近路上で踊ってるのを見て興味がわいたんだー」
加治木「そ、そんな理由でなのか……」 - 9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 18:42:38.75 ID:PIsZdzgCO
- なんだこのスレ
- 10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 18:42:58.53 ID:hFlnRKC50
- 蒲原「ワハハ、駄目かなー」
睦月「……いえ、踊るのに理由はいりませんよ」
蒲原「もしかして……睦月も興味が有るのかー?」
睦月「興味がある……というよりは、踊ってます。実際に」
蒲原「…………っ!!」
加治木「なっ、そんな趣味があったのか!」
蒲原「なるほど……その道では、睦月のほうが先輩と、言うわけかー」
睦月「部長……先輩だとかそういうのは、関係ありませんよ。ヒップホップで大事なのは……」 - 12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 18:44:55.22 ID:hFlnRKC50
- 睦月「服屋に飯屋に本屋にスクール……ココらへんのB-girlはここで育ったと言っても過言ではありません」
蒲原「な、なるほどなー……近くにこんなところがあっただなんて……まった知らなかったなー。ワハハ」
睦月「まあB-girlの聖地ですから。一般人にはあまり知られてはいませんよ」
睦月「さあ部長。一緒に踊りましょう!」
蒲原「ワ、ワハハー…………」
睦月「B-ストリートに始めて来たものは、踊りで自らを示さなくてはいけないというルールがあります」
ジロジロ
<オイ,アイツシンザンジャネ? オ マジダ
蒲原「は、初耳だなー」 - 13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 18:46:13.56 ID:vMZwrlW40
- 狂ってる
- 17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 18:46:48.37 ID:hFlnRKC50
- 睦月「ま、まさか怖気ついたんですか!?それでも貴方はB-girlですか!B-cho-!!!」
蒲原「いや……あのな、私はまだ、踊りとか全然……わからないんだ」
睦月「……っ!!B-cho-!!!!!!!」
蒲原「ワ、ワハハー」
睦月「……ヒップホップはこころです。部長の踊りに対する熱意を……踊りたいという気持ちを」
睦月「踊りで表現するんです!!」
蒲原「…………」
睦月「そうすれば……B-girlたちは、貴方を受け入れるでしょう」
蒲原「でも……いきなりはだなー……」
睦月「ええい!!やってみせてくださいよ!!MusicCOME ON!!!!!!!!」パチンッ - 18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 18:48:21.17 ID:U0c464WAO
- むっきーぱねえ
- 19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 18:49:18.99 ID:hFlnRKC50
- ズンチャッ ズンチャッ ズンチャッ
蒲原「あっ、ううぅ……」
睦月「さあ、おどりましょう。B-cho-!!!!!」スッスッ
睦月「さあ、アップ……ダウン……アップ……ダウン」スッスッ
蒲原「こ、こうかー?」スッスッ
睦月「リズムを意識しながら、自己流のアップダウンを繰り返して……後は、貴方の思いを踊りにぶつけてください」
蒲原「……睦月。私は、やるよ」キュピーン
蒲原(アップダウンを意識した動きでクラブステップをしながら……動きの中にポップを散りばめ、ロボットダンス風に……)スッスッ
ズン ズン ズン ズン ズン ズン チャラララー
蒲原(そしてJOJOに……低姿勢になりつつ。)
- 22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 18:52:29.13 ID:hFlnRKC50
- 睦月「お……おぉぉ……」
<オイ アイツ ホントウニショシンシャカヨ ナニモンダ
蒲原「これが、私の踊りだーーーーーッ!!」バッ
睦月「ブ、ブレイクダンス!?」
睦月「む、無茶ですB-cho-!!初心者がにわか知識でやるには、危険すぎます!!」
蒲原「できるさ、私ならなー」グルッ
睦月「お、おおお……」
蒲原「ワハ、ワハハ、ワハハハハハー」グルグル
<オォォォオオオォ!!!
睦月「な、なんだ……この踊り。本当にブレイクダンスなのか?」 - 24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 18:54:20.89 ID:hFlnRKC50
- 睦月「これでは……あまりにも、あまりにも……」
睦月「静かすぎるッ!!!」
蒲原「ワハハー」グルルルルルルル
「なるほど……これは面白い」
睦月「!?」
衣「衣の目には、このブレイクダンス……前半のロボットの流れを汲んでいるように見える」
透華「ええ、おそらくはその通りですわね。しかし……この無音さは異常ですわね」
睦月「タ、タコ姉妹だと……っ!?」
睦月(天江衣、高速の足技で足が何千本にも見えることからタコ足の称号をもらっている。そして柔軟のタコボディー龍門渕透華!!!) - 25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 18:56:33.29 ID:hFlnRKC50
- 睦月(B-ストリートの西側半分を所有するBig B-girlがなぜこんなところに!?)
蒲原「ワハハ、不思議な気持ちだよー」
蒲原「始めてなのに……踊り方が、踊りがどんどんわいてくるッ!!!!」グッルグルグルグル
衣「筋力、柔軟性、技術力……すべてが揃っていないとこの踊りはできないだろう」
透華「なるほど……それでも、あなたなら踊れそうにも見えますわね?」
衣「どうだろうな……ただひとつ言えることは、衣は人の模倣などはしない。よって、衣があれを踊れるかは神のみぞ知るというところだな」
透華「珍しく、弱気ですわね」
- 27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 18:58:40.48 ID:hFlnRKC50
- 数分後
蒲原「ワハハ、終わりだー」
ワァアァアッァァァァァアアアアァッァアアアア!!!
<ヒューヒュー! バケモンダシ!!
蒲原「ワハハ、ワハハー……なんだか。凄く……楽しいなー」
睦月「部長……あなた本当に初めてなんですか?」
蒲原「ああ、初めてだとも。ただな、睦月の言うとおり、自分の心をぶつけだけさー」
透華「見事な踊りでしたわ、蒲原智美」
透華「足の一本一本がしっかりと見えるようでしたわ。なのに、あのスピード感……名付けるなら、ロボットブレイクと言ったところですわね」
蒲原「ワハハー、ありがとうなー」
透華「あなたのその踊り、恐らく世界でも通用するはずですわ。どうです?私とチームを組むというのは」 - 28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 18:59:40.03 ID:hFlnRKC50
- 蒲原「うーん……考えさせてくれ」
睦月「B-cho-!?タコボディ透華の誘いに待ったをかけるんですか!?」
透華「いいえ、構いませんわ。じっくりと考えることですわね」
次の日
睦月「B-cho-、答えは出ましたか?」
蒲原「うーん……昨日夜中までずっと考えたんだけどなー」
蒲原「私は、ヒップホップやめることにしたよー、ワハハ」
睦月「なっ!!なぜですか!!」
蒲原「なんていうかな……違うんだよなー。ああいう風にちやほやされるっていうのは」
蒲原「やっぱり私には、麻雀が一番性に合うよ」
睦月「……そうですか」
蒲原「さあ、私達の麻雀はこれからだ!!ワハハハハハー!!」
終わり - 29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 19:00:26.40 ID:hFlnRKC50
- 見てくださってありがとうございました
ワハハが可愛いから書きました - 30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 19:01:49.69 ID:vMZwrlW40
- スレタイ
- 32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 19:04:46.96 ID:34CaCBQYP
- 乙乙
咲は? - 33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 19:05:35.93 ID:YKp9Nnrb0
- 乙
ちょっと弱気になってた智美ちゃんかわいかった - 35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/06/22(金) 19:25:22.09 ID:ABpYQ4aP0
- 面白かった 乙

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