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花子「し、新人メイドの大室花子だし……」櫻子「くるしゅうない!」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 00:40:19.52 ID:4UnOmHJ20
撫子「ロン。リーチ、ドラ12で数え役満ね」

花子「ぐわあああああああああああああああし」バタッ

櫻子「うわっ、ねーちゃんえげつな……」

撫子「あんたが散々カン連発したせいだけどね」

櫻子「照れるね!」テレッ

撫子「褒めてない」

花子「あ……あぁ……し」ガクガク

撫子「さて」

花子「」ビクッ

櫻子「ビリの花子は罰ゲーム!」

花子「イヤだしー!!!」




5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 00:45:19.44 ID:4UnOmHJ20
櫻子「じゃじゃーん!」バッ

撫子「なにそのくたびれた箱」

櫻子「罰ゲームBOX! 学校の先輩から借りてきた」

撫子「へー」

花子「なんでこんな時ばっかり用意周到だし!?」

櫻子「いいからさっさと引けよ」ズイ

花子「引かないし! ぜったい引かないし!」

櫻子「へー? そういうこと言うんだー?」

花子「な、なんだし……」


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 00:50:14.66 ID:4UnOmHJ20
櫻子「べっつにー? たださーどっかの誰かが勝負の前に言ってたんだけどさー」

花子「」ギクッ

櫻子「約束を守れないのは人としてー?」ンー

花子「……」

櫻子「なんだったっけー?」ンンー

花子「」イラッッッ

撫子「(これはウザい……)」

櫻子「約束をー? 守れないのはーー?? 人としてーーー??? はーずーかー」

花子「疾ッ!!!」ドゴッ

櫻子「死ッ!!!」ドサッ

撫子「(あ、死んだ……)」


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 00:55:14.21 ID:4UnOmHJ20
花子「あーもー分かったし! バカの櫻子にここまでバカにされたら黙ってらんないし!」

撫子「じゃあ罰ゲーム受けるんだね?」

花子「やってやるし! 死ぬ気になればやってやれないことはないし!」フンス

撫子「別にそこまで気負わなくてもいいんだけど……まあいっか、はい箱」

花子「あ、撫子お姉ちゃんサンクし」ガサゴソ

撫子「(……変なクセが付く前に言葉遣い矯正してやらないとダメかな……もう手遅れかもしれないけど)」

花子「んんん………………これに決めたし!」バッ

撫子「どれどれ……」カサッ


【一日メイドさん】


花子「」チーン

撫子「(あ、こっちも死んだ……)」


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 01:00:23.38 ID:4UnOmHJ20
櫻子「お、やったね花子大当たりだ!」ガバッ

撫子「こっちは生き返った」

櫻子「【一日メイドさん】を引いた花子ちゃんには~……じゃっじゃーん!」ババッ

花子「!?」

櫻子「これまた学校から借りてきたメイド服を着てもらいまーす!」

撫子「あんた今それどっから出した?」

花子「そ、そんな恥ずかしいのイヤだし!!」

櫻子「えー? さっきと話がちがうじゃーん」

花子「うるさいうるさいうるさい! 花子はメイドさんになんて絶対なら」

撫子「ちなみに他はどんな罰ゲームがあるの?」

櫻子「【一日バニーちゃん】とか、【一日スモック】とか」

花子「わぁいメイドさん! 花子メイドさん大好きだし!!」ヒャッホゥ

櫻子「(チョロい)」

撫子「(チョロいね)」


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 01:07:02.06 ID:4UnOmHJ20
~で~

花子「き、着てみたし……」モジモジ

櫻子「……」

撫子「……」

花子「うぅ……これ、スカート短すぎだし」ソワソワ

櫻子「…………」

撫子「…………」

花子「さ、櫻子? 撫子お姉ちゃん? なにか言ってほしいし……」オドオド

櫻子「………………、か」

撫子「………………、わ」

花子「皮?」


「「かわいい!!!」」


花子「!?」ビクッ


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 01:13:03.54 ID:4UnOmHJ20
櫻子「花子かわいい! 花子のくせに超かわいい!!」

花子「花子のくせにってどういう意味だし!?」

撫子「え……ちょ、やば……マジでかわいいんだけど」ダバー

花子「撫子お姉ちゃんヨダレ!?」

撫子「出てないよ」キリッ

花子「いやどう見ても出てるし!? お洋服よごれちゃうし!」フキフキ

撫子「!!!!!!」

櫻子「あっねーちゃんズルい! そんなメイドっぽいことさせて!!」

撫子「櫻子……やばいよこれ、新しい扉が開きそう……」ゾクゾク

花子「ヒィッ!? お姉ちゃんの目がヤバいし!」

櫻子「くっそー……花子! 私のヨダレも拭けー!!」ドプワァッ

花子「多っ!? そんなの自分で拭けし!!」ベチーン

櫻子「雑巾はひどい!!」


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 01:22:10.45 ID:4UnOmHJ20
撫子「そうだ、写メ撮ろう写メ」イソイソ

花子「は!? しゃ、写真はダメ! 絶対ダメだし!」

撫子「はい、チーズ」

花子「☆(ゝω・)v」キャピ

撫子「」パシャー

花子「ああああやっちまったし!?」

撫子「ああ……私の妹かわいい……」ウットリ

櫻子「呼んだ?」

撫子「今頭に雑巾のっけてる方の妹の話してない」

櫻子「」チェッ


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 01:29:52.59 ID:4UnOmHJ20
撫子「大体なにあの頭の三角。あれはないでしょ」

櫻子「だって他になかったんだもーん」ブーブー

撫子「それにしたって……あ、そうだ」

櫻子「どしたの?」

撫子「ちょっと待ってて」ダッ

バタンッ! タッタッタッタッ...

櫻子「どしたんだろ?」

花子「今の内に脱いでいい?」

櫻子「だめ」

花子「」チェッ


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 01:37:09.82 ID:4UnOmHJ20
タッタッタッタッ...ガチャッ

撫子「お待たせ。花子これ着けてみ」モサ

花子「えっなんだしこれ!?」ビクッ

撫子「ネコミミ」

花子「ネコミミ!?」

櫻子「すげーネコミミメイドだー!!」キラキラ

花子「ネコミミメイド!!?」

撫子「やばいね……花子ネコミミ似合いすぎ」ウンウン

櫻子「言えてる」ウンウン

花子「ほめられた気がしないし! ていうか、撫子お姉ちゃんネコミミなんてどっから持ってきたし!?」

撫子「私物だけど」

花子「えっ」

櫻子「えっ」

撫子「えっ」

花子「あ、はい」


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 01:43:04.11 ID:4UnOmHJ20
撫子「さ、写メの続き続き」パシャーパシャー

花子「にゃっ!? と、撮るなしー!」ジタバタ

櫻子「目線こっちくださーい!」パシャーパシャー

花子「カメラ増えたし!?」

撫子「いいよいいよー嫌がる姿が逆にいいよー」

花子「へ、変態!? 撫子お姉ちゃん変態だし!!」

撫子「櫻子録音は?」

櫻子「完璧」グッ

撫子「最高」グッ

花子「この家には変態しかいないし!?」


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 01:49:11.45 ID:4UnOmHJ20
撫子「花子花子、次はポーズ取ってみよっか」

花子「ぽ、ぽーず?」

撫子「ちょっと指くわえてみて?」

花子「えと……こう?」パクッ

撫子「違う違う。そんなお腹空かした子みたいなのじゃなくて、親指」

花子「こう?」カジッ

撫子「違う違う。そんな血判状書く人みたいなのじゃなくて、向き変えて」

花子「向き? むー、わかんないし……」

撫子「仕方ないなぁ、私がお手本やるから見てて」

花子「わかったし」

撫子「あ、櫻子ちょっと私のケータイ持ってて」

櫻子「わかったし」


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 02:09:19.46 ID:4UnOmHJ20
撫子「まず床にこうして……女の子座りね」ペタン

花子「」フムフム

撫子「次、上目遣いで物欲しそうに瞳を潤ませる」ウルッ

花子「なんか急に難易度上がったし……」

撫子「大丈夫大丈夫、女は生まれながらにして女優だから」

花子「じょゆう……」

撫子「で、次が最後ね。見逃さないように」

花子「お、押忍し!」

撫子「よろしい。じゃあ行くよ……軽く開けた口で親指をちょっと噛んで――はい、完成」キュピィィィン

花子「おぉーっ! 撫子お姉ちゃんすごい! セクシーだし、キュートだし!」キラキラ

撫子「ま、大人の女としてこれくらいはね」フフン

櫻子「」パシャーパシャー


36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 02:16:57.88 ID:4UnOmHJ20
花子「大人の女……! 憧れるし!」

撫子「花子もすぐ大きくなるよ。胸以外は」

櫻子「」ポチポチ

花子「胸以外は!? 胸は、胸は大きくならないし!?」

撫子「ならないよ」

櫻子「」メルメル

花子「即答されたし!?」

撫子「そもそもこのポーズは胸の大きさの差が戦力の決定的な差ではないことを教える為に編み出したポーズだからね。胸なんていらないよ」

櫻子「」ポチッ

花子「うぅ……それじゃ素直に喜べないし……」ドヨーン

撫子「許せ花子……これで最後だ……」

櫻子「ねーちゃんケータイ返すー」

撫子「あ、サンキュー。それじゃ撮影会再開しよっか」

花子「まだ終らないし!?」


38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 02:34:22.44 ID:4UnOmHJ20
~そして小一時間後~

櫻子「はー……満足満足……」ホッコリ

撫子「心ゆくまで堪能した……」ホッコリ

花子「もうお嫁に行けないし……」グッタリ

櫻子「なんかテンション上がってきた! 今から散歩いこーよ散歩!」

花子「バカなこと言ってんじゃないしこのバカ!!」クワッ

撫子「そうだよ櫻子、散歩に行こうにも首輪とリードがないんだから」

花子「いや花子ワンちゃんじゃないし!!」

櫻子「え~? ねーちゃん持ってないの?」

撫子「持ってるけど今うちにないんだよ」

櫻子「えっ」

花子「えっ」

撫子「えっ」

櫻子「あ、はい」


41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 02:50:59.78 ID:4UnOmHJ20
花子「とにかく! 散歩なんてしないし! この格好で外に出たら花子ご近所さんの笑いものだし!」

櫻子「え~? じゃあご飯作ってよ」

花子「ご飯?」

櫻子「メイドならご主人様のご飯ぐらい作って当たり前だろ!」エッヘン

花子「どちらかと言えば撫子お姉ちゃんの方がご主人様っぽいし」

櫻子「あれっ!?」

撫子「当然でしょ。でも花子、私もメイドさんの手料理食べたいな」

花子「えっマジかし……」

撫子「マジ。手伝ったげるから、一緒に作ろうか」

花子「……ご、ご主人様のお願いなら断れないし!」

撫子「ありがと」フフッ

櫻子「むー……じゃあ私も手伝う!」

撫子「あんたはジッとしてて」

花子「してててし」

櫻子「なんでじゃー!?」ガー


42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 02:55:15.91 ID:4UnOmHJ20
花子「それで、櫻子は何が食べたいし?」

櫻子「オムライス!」

花子「オムライス?」

櫻子「オムライス! メイドさんと言ったらオムライスでしょ!」

撫子「そりゃメイド喫茶の方でしょ」

花子「でもオムライスくらいなら花子にも作れるし!」

櫻子「マジで!?」

撫子「……」

花子「……」

櫻子「……なんだよ」

撫子「別に……」スタスタ

花子「特にないですし……」スタスタ

櫻子「あっこらー!? 言いたいことがあるならハッキリ言えー!!」ウガー


43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 03:03:58.42 ID:4UnOmHJ20
~で~

花子「できたしー」トテトテ

櫻子「おーっ♪」

撫子「ハシャいでないでテーブル片付けな」

櫻子「それもメイドの仕事!」フンゾリー

花子「調子乗ってるとオムライス食べさせてやんないし」

櫻子「すんませんっした! すぐ片付けます!」シュババッ

撫子「自分の部屋もこのくらい手際よく片付けられないのかな……」

櫻子「はい、準備完了! オムライス、オムライスっ!」ウキウキ

花子「……ほら、よく噛んで喰らえし」コトッ

櫻子「わーいオム……ラ……ん……?」


チキンライス「どうも……」


櫻子「チキンライスじゃん!!!!!」ガーン


46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 03:11:59.21 ID:4UnOmHJ20
チキンライス「どうも……すみません……」

花子「仕方ないし。卵が切れてたし」

撫子「そうそう、チキンライスが謝ることないって」

チキンライス「どうも……」

櫻子「えーっ! 完全にオムライス腹になってた私のお腹はどうすればいいんだ!」ムキー

チキンライス「すみません……」

花子「こらっ櫻子! チキンライスが責任を感じるような言い方するなし!」メッ

櫻子「メイドさんに叱られたっ!」キラキラ

撫子「ちょっと櫻子ずるい、私も叱っていいよ花子」

花子「撫子お姉ちゃんしっかりして!? 櫻子もシャキッとしろし!」

櫻子「だって~……」グデーン

花子「むぅ……じゃあ特別サービスでケチャップで文字書いてあげるし」

櫻子「マジで!? ってチキンライスの上に書いても読めんわ!!」

チキンライス「すみません……」


49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 03:33:37.07 ID:4UnOmHJ20
花子「ワガママ言ってないで卵がないという現実を受け入れるべきだし」

櫻子「いーや、卵ならあるもんね!」

花子「は?」

櫻子「向日葵んちからもらってくればいいじゃん!」

撫子「……あんたひま子をなんだと思ってるの。今更だけど」

花子「そんなことしてたらチキンライス冷めちゃうし!」

櫻子「チンすればいいじゃん。ね?」

チキンライス「ッス……」

櫻子「」ウンウン

花子「このクズ救えないし……人の手料理をなんだと……」

ピンポーン♪

花子「?」

撫子「ん、もしかして噂をすればひま子?」

櫻子「いや、ねーちゃんの友達じゃない?」

撫子「……は?」


50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 03:38:34.39 ID:4UnOmHJ20
櫻子「?」ヘケッ

撫子「いや……え? なに、なんで私の友達が出てくるのそこで」

櫻子「さっきメールしたから」

撫子「メール? あんたが?」

櫻子「ねーちゃんのケータイで」

撫子「!?」

ピンポーン♪

櫻子「あ、玄関開けてあげなくちゃ……」トテテ

撫子「 待 て 」ガッ

櫻子「ぐげっ!?」


51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 03:47:52.98 ID:4UnOmHJ20
撫子「あんた、もしかして私がケータイ預けてる時に……?」オソルオソル

櫻子「う、うん……写メ送ってみた」

撫子「写ッ……あ、相手は!?」

櫻子「えっと、受信メールの一番上の人」

撫子「~~~ッ!?」バッ

ポチポチポチポチポチ

============

送信メール

To:[禁則事項]

添付ファイル:胸の大きさの差が戦力の決定的な差ではないことを教える為に編み出したポーズ

本文:遊ばない?

============

撫子「」


52 : 忍法帖【Lv=31,xxxPT】 2012/07/04(水) 03:52:42.68 ID:9DBTlheV0
櫻子のくせにでかしたし!


53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 03:57:41.69 ID:F9FHLig00
ワロタ


54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 04:05:26.29 ID:4UnOmHJ20
ピンポーン♪ ピンポーン♪

撫子「………………」ダラダラ

花子「な、撫子お姉ちゃん? なんかすっごい汗かいてるし、大丈夫?」

撫子「……櫻子」

櫻子「どうした」

撫子「花子を連れて裏から逃げな」

花子「お姉ちゃん……?」

櫻子「え……なにそれ。逃げろって、どういう」

撫子「いいから!!」

櫻子「っ」ビクッ


56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 04:11:35.53 ID:4UnOmHJ20
撫子「……」

櫻子「……」

花子「……」

撫子「……いいから、逃げな。ひま子んちに行って、しばらく帰ってきちゃダメだから」

櫻子「ねーちゃん……」

花子「ど、どういうこと……? 撫子お姉ちゃんはどうするし?」

撫子「私は……」

撫子「――」グッ

撫子「……私は、あんたらのお姉ちゃんだから」

「「!」」

撫子「さぁ行きな。絶対、絶対に振り返らないで――!」ダッッッ


59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 04:14:09.49 ID:4UnOmHJ20
花子「お姉ちゃあん!」

櫻子「花子!」ガシッ

花子「櫻子!? 離して、お姉ちゃんが……撫子お姉ちゃんが!」

櫻子「そのねーちゃんが逃げろって言ったんだぞ!!」

花子「!」

櫻子「妹なら姉の言うことは聞くもんだよ……花子も、私も」

花子「さくら、こ……」

櫻子「立って花子。向日葵んちに行くんだ」

花子「――」グスッ

花子「……うんっ!」

櫻子「うん……走るよ!」

ダッッッ


60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 04:24:38.89 ID:4UnOmHJ20


こうして私と花子は家を飛び出し、向日葵の家へと逃げ込んだ。


メイド服を着た花子は楓の恰好の遊び相手になった。


向日葵は私達が訪ねてきた訳を知りたがったけれど、私から話すことは決してしなかった。


何故なら、それが皆の為だから。


世の中には、知らない方が幸せなことが、いくつもあるのだから。


私の――私と花子の胸には、私達を守って散ったねーちゃんの魂が、今もまだ息づいているのだから……


                                              『花子「し、新人メイドの大室花子だし……」櫻子「くるしゅうない!」』 ~完~






撫子「――あの、えっと、ほんと、マジ、私じゃないって。そう、妹、妹のイタズラ。
    え? いやいやいや、妹を誘惑してたんじゃなくって、あれは遊びで……
    違うって、そういう意味の遊びじゃなくて……ちょ、なに、やめてやめて、なんで首輪とリード持って来てんの、ねぇ、ちょっと、やだ……ぁ、や、……にゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」


61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 04:26:31.41 ID:4UnOmHJ20
『ゆるゆり』スピンオフ作品、『大室家』
ニコニコ静画にて絶賛公開中!



いてもたってもいられませんでした


62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 04:28:25.61 ID:JiVY6UWK0
乙乙、「大室家」にあわせて来週も是非


63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 04:31:56.41 ID:Hsux00Fj0
おつ!


64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/04(水) 04:34:13.46 ID:nx9Hc1Id0
乙!
大室家最高ですわ!なの!





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