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まどか「マミさんの抱き枕カバーが発売されるらしいよ」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 01:02:34.90 ID:L4Wpo35u0
まどか「マミさんの抱き枕カバーが発売されるらしいよ」

さやか「流石マミさん!魔法少女一のナイスバディゆえの需要だね!」

ほむら「私には必要の無い物ね(だって私には、まどか抱き枕カバーがあるのだから///)」

杏子「けっ、あんなデブの抱き枕カバーなんて誰がほしがるんだよ」




3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 01:04:58.21 ID:L4Wpo35u0
まどか「杏子ちゃん、それはちょっと酷いよ」

さやか「そうだよ、ふくよかなマミさんだからこそ需要が見込めるんだよ!マミさんの抱き枕カバー、柔らかいだろうなあ…」ウットリ

ほむら(さやか、全くフォローになってないわよ…)

杏子「そもそも抱き枕カバーなんて何の役に立つんだよ。絵柄がついてるだけの枕カバーに、あんなにお金を払うなんて馬鹿のすることだな」


4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 01:05:34.26 ID:L4Wpo35u0
さやか「杏子はロマンがわかってないなあ」

さやか「マミさんの絵が描かれてる抱き枕カバーだよ!まるでマミさんを抱きしめてるかのような感覚が味わえるんだよ!」

杏子「あたしには全く理解できないし、理解したいとも思えないね!」


5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 01:06:46.83 ID:L4Wpo35u0
…数日後

さやか「今日はまどかと二人でお散歩中なのだ!」

まどか「あ、ここって杏子ちゃんの住んでる教会だよね」

さやか「うん。今はお金が無いからホテル暮らしは辞めてるみたい」

まどか「あ!杏子ちゃんがいる!…宅配の人から何か受け取ってるね」

さやか「ほんとだ。つうかあいつ住所とか持ってんのか?」

さやか「ちょっとまどか。杏子が何を宅配から受け取ったか気にならない?結構大きな箱だったよ」

まどか「そうだね、何か通販で頼んだのかな?」


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 01:07:50.07 ID:L4Wpo35u0
さやか「杏子が何を買ったのかのぞいてみようよ。あいつの知られざる生態を観察してやるのだ」

まどか「えー、そういうのって悪趣味だよさやかちゃん」


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 01:09:07.14 ID:L4Wpo35u0
さやか「と言いつつ、結局まどかものぞくんだね」

まどか「と、友達として杏子ちゃんが何か悪い物を購入してないかどうかを、ちょっと見てみるだけだよ!」

さやか「はいはい…おっ、今から箱を開けるみたいだぞ!」

杏子「えーと、ハサミは…あー、めんどくさい手で開けちゃえ!」

まどか・さやか(あるある!)


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 01:11:13.25 ID:L4Wpo35u0
さやか「さーて箱から出てくる物とはいったい何なのか!」

まどか「ドキドキ」

杏子「よし空けたぞ」

まどか・さやか「あ…あれは!!」

まどか・さやか「マミさんの抱き枕カバー!?」


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 01:12:43.64 ID:L4Wpo35u0
さやか「ええー!!」

まどか「さやかちゃん声が大きい!」

杏子「うん?声が聴こえたような…」

さやか「ゲコゲ―コ!」

杏子「なんだカエルか」

まどか・さやか(ふぅー、助かった…)


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 01:14:09.57 ID:L4Wpo35u0
まどか「それにしてもあんなに悪口を言ってたマミさんの抱き枕カバーを杏子ちゃんが買うなんて…」

さやか「うーん…わかった!サンドバックにするんだ!打つべし!打つべし!って殴ってストレス解消に!」

まどか「でも、それだけのために、数量限定税込価格10290円の抱き枕カバーを買うかなあ…?」

さやか「確かに、貧乏の杏子がストレス解消のためだけに税込価格10290円も出すとは思えないなあ」

さやか「これはあれか!ツンデレか!ツンデレなのか!くぅー!人前や本人の前だとツンツンしてるのに、本当はデレデレしたいと思ってるあれなのか!」


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 01:15:36.34 ID:L4Wpo35u0
まどか「昔は仲が良かったらしいからね、マミさんと杏子ちゃん」

さやか「でも、それが抱き枕を買うまでに至るなんて…。杏子、あんたの中でマミさんは何なのよ!」

まどか「杏子ちゃんが買った物もわかったし、帰ろっか」

さやか「いやいや、ここまで来たら杏子がマミさん(の抱き枕)にハグハグチュッチュしてるところを、しっかりとこの目に焼き付けておかないと!」

まどか「えー!誰にだって見られたくないところとかあると思うよ。(でも、マミさん(の抱き枕)に甘える杏子ちゃんを一度は見てみたいかも…)」


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 01:17:24.98 ID:L4Wpo35u0
まどか・さやか「ジーッ」

杏子「(何か視線を感じるような気がするけど…まあいっか)よし枕にカバーを着けてと」

まどか・さやか(装着キター!!)

杏子「…」

まどか・さやか「ジーッ」

杏子「///」もじもじ

まどか・さやか(…早く抱きつけよ)


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 01:20:01.25 ID:L4Wpo35u0
さやか「どういうこと?ずっとマミさん(の抱き枕)を見つめたまま動かないんだけど!」

まどか「なんだか杏子ちゃん凄く恥ずかしそうな顔してるね」

さやか「くぅー!!どんだけへたれなんだ杏子のやつー!!抱き枕程度で怖気づいてるようじゃあ本番はどうすんのよ!!」

杏子「はぁ…」

まどか「杏子ちゃん今度は切なそうな顔をしてるね」

杏子「やっぱ今日はやめとこ…」

まどか「…と思ったら何もしないで寝ちゃった!」

さやか「えー!?どこまでヘタレなのよ杏子は!!こうなったら明日も来て、杏子がマミさん(の抱き枕)に抱きつくまで観察してやる!!」

まどか「ええー!!」


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 01:22:11.54 ID:L4Wpo35u0
次の日

さやか「さあて今日はどうなることかな」

まどか「さやかちゃん何か楽しんでいるよね?」

杏子「…マミ」

まどか・さやか「枕にしゃべりかけた!?」


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 01:24:18.81 ID:L4Wpo35u0
まどか「まさか杏子ちゃんにこんな意外な一面があったなんて!ぬいぐるみにしゃべりかけてるみたいで可愛い!」

さやか「いやいや、ぬいぐるみと抱き枕とじゃあ雲泥の差だよ…」

杏子「あのなあマミ…」

まどか・さやか「おお!」


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 01:24:49.04 ID:L4Wpo35u0
杏子「…」

まどか・さやか(抱きつけ!抱きつけ!)

杏子「…はあ、やっぱり今日もやめとこ…」

まどか・さやか「ズコ―!!」

さやか「次だ!次の日!」


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 01:26:18.59 ID:L4Wpo35u0
次の日

まどか・さやか(今日こそ抱きつけよ…)

杏子「マミ…」

まどか・さやか(いけ!)

杏子「ギュッ!」

まどか・さやか「キマシタワ―!!!!」


29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 01:30:27.19 ID:L4Wpo35u0
杏子「ごめんな…マミ!あたし謝りたいんだ!」

まどか・さやか「え!?」

杏子「あの時いっぱい酷い事言ってごめんな…全部あたしが悪いのに。本当にごめん…マミさん…」

杏子「はあー…やっと言えた…」


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 01:33:28.94 ID:L4Wpo35u0
さやか「どういう事?」

まどか「私もわけがわからないよ…」

ほむら「もしかしたら杏子、マミに謝る練習をするために抱き枕カバーを買ったんじゃないかしら?」

まどか・さやか「ほむら(ちゃん)!?」

まどか「急にどうしたの?」

ほむら「あなたたち二人が最近、影でこそこそしてるから、気になってついてきたのよ(ふぅー…デートなんかじゃなくて良かったあ…)」


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 01:35:50.63 ID:L4Wpo35u0
さやか「それはともかく、ほむらの言ってる意味がよくわからないんだけど?」

ほむら「マミと杏子は昔、パートナーを組むぐらい仲が良かったの。でも、喧嘩別れしてしまった…それも杏子が原因らしいわ」

さやか「なるほど…。確かにあいつ謝るのとか苦手そうだもんなあ」

まどか「そうだったんだ…。だから時々辛そうな顔をしてたんだね…」

ほむら「これを機会に、本当にマミと仲直りできるようになればいいと思うんだけど…」


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 01:38:29.92 ID:L4Wpo35u0
次の日

さやか「今日の魔女はなかなかの強さだったね」

ほむら「あなたの実力が足りないだけじゃない?」

マミ「もう!そんないじわる言わないであげて暁美さん!」

杏子「あのさあ…マミ」

マミ「なあに佐倉さん?」

さやか・ほむら(お!練習の成果を試すのか?)


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 01:39:51.00 ID:L4Wpo35u0
杏子「えーと…」

さやか・ほむら(頑張れ!)

杏子「ごめん…」

さやか・ほむら「おお!」


36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 01:40:54.40 ID:L4Wpo35u0
杏子「ごめんね、素直じゃなくて♪…の後は何だっけ?」

マミ「夢の中なら言える♪…だったとは思うわ」

さやか・ほむら(このへたれがー!!)

さやか・ほむら(つうか何でセーラームーンなのよ!!)

杏子「そうだった、そうだった。やっと思い出せた、ありがとうマミ」

杏子「はあ…」

マミ「…」


39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 01:48:29.60 ID:L4Wpo35u0
まどか「ええ!それじゃあ杏子ちゃん結局、謝る事ができなかったの?」

さやか「うん!こりゃあ、あたし達が手助けしてあげないと駄目かな」

ほむら「でも、あの杏子があたし達の手を借りると思う?」

さやか「うーん…確かにあいつだったら自分でやったことの落とし前は自分でケリをつけるとか言って意地を張りそうだよねぇ」

まどか・さやか・ほむら「う~ん…」


42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 01:52:16.59 ID:L4Wpo35u0
教会

杏子「はあ、やっぱりあたし駄目だな…」

杏子「枕だと言えたのに、本人の前じゃあ、びびって何も言えない…」

杏子「ただマミに『ごめん』の一言を言うだけなのに、謝るだけなのに、何で何も言えないんだろ…」

杏子「こんな抱き枕カバーまで買って、あたし馬鹿じゃねえか…」


43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 01:53:56.84 ID:L4Wpo35u0
杏子「あれ?枕がいつもより凄く重たいぞ?」

「なるほど、そういうことだったのね」

杏子「え!?」

バリバリバリバリ

マミ「佐倉さん…」

巴マミが枕の中から姿をあらわした!


44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 01:56:18.42 ID:PQe2qd/c0
わろた


45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 01:56:51.73 ID:btBL7e4S0
な、なんだってー


47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 01:58:46.45 ID:L4Wpo35u0
杏子「ぽかーん」

マミ「あなたの様子がおかしいから、あなたの様子を見るため先回りして教会に行ってみたのよ。そしたら私の抱き枕カバーが着いた枕があるでしょ」

マミ「これは何かあるなと思って、枕の中に隠れていたのよ」

マミ「佐倉さん、謝りたいって言っていたのはきっとあの時の事よね…」

杏子「…」


49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 02:00:16.90 ID:PncsQVKv0
抱き枕は犠牲になったのだ


53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 02:05:52.85 ID:L4Wpo35u0
マミ「むしろあの時謝りたかったのは私の方よ。私がもっとしっかりしていたら、ご家族が亡くなって、傷ついた佐倉さんを助けてあげることができたのかもしれないのに…」

杏子「…そんな事言うなよ…」

マミ「え?」

杏子「あんたがそんなんだからあたしは怒ったんだ!あたしは、叱ってほしかった!あたしを打ち負かしてでも、あたしを止めてほしかった!」


55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 02:13:56.27 ID:L4Wpo35u0
マミ「佐倉さん…」

杏子「ごめん、またマミを傷つけるような事言っちゃった。本当にごめん…」

マミ「佐倉さん、私は…」

杏子「謝らなくていいとか、気にしてないとか言わないでくれよ。あの時本当に思った事を言ってほしいんだ」

マミ「うん…。佐倉さんと喧嘩別れしてしまった時、凄く悲しかった…。凄く心が痛かった…」

杏子「ありがとう、本当のこと言ってくれて」


57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 02:20:02.40 ID:L4Wpo35u0
杏子「今なら言える気がする…。本当にあの時はごめんなさい…マミさん…」

杏子「またあの時みたいに、マミさんの弟子になってもいいかな…」

マミ「…うん!私もまた佐倉さんの師匠になりたいわ!」

杏子「マミさーん!うっうっ…」ギュっ

マミ「よしよし…」


58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 02:24:35.23 ID:L4Wpo35u0
杏子「マミさぁん…」スリスリ

マミ「あらあら、甘えん坊ね…」

マミ「でも…さっき『凄く重たい』って言った事は許さない…」

杏子「ごめんなしゃいマミしゃん…ほっぺた引っぱるのやめて…」



60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 02:33:05.43 ID:L4Wpo35u0
さやか「じゃあーん!見て見て!あたしもマミさんの抱き枕カバー買っちゃった!」

まどか「ああ、なんか良いなあ!こうしてさやかちゃんが買ってるの見たら私もほしくなっちゃうよ!」

ほむら「まどか!マミじゃなくて私の抱き枕カバーを買って!!」

杏子「抱き枕のどこが良いんだよ…」

さやか「以前持ってた人が言う事とは思えませんなあ、杏子さん?また欲しくなったりしない?」

杏子「いらねえよ」

杏子「だってあたしにはマミさん本人がいるからな!」

終わり


61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 02:34:14.02 ID:vhg1D3Dc0
乙乙乙


62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 02:36:11.53 ID:PQe2qd/c0
乙だ

良いあんまみでした


64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/07(土) 02:42:09.26 ID:VnJ4XCyeP
乙よかった!





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