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ミルフィーユ・桜葉「パトレイバームクーヘンのアイス添え アルフォンス仕立て」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 00:31:14.68 ID:xR2/IAzD0
蘭花「あー、ヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマァ!!!」ぐてんぐてん

フォルテ「さっきから、ヒマヒマヒマヒマうるさいヤツだなぁ」

蘭花「だってフォルテさん、未だかつてないくらい、すっっっっっっっっっっごいヒマじゃないですか!」

フォルテ「んなのわかってんだよ。お前がヒマヒマヒマヒマ言う度、こっちはイライラするんだよ!」

ミント「なんか適当な暇つぶし、ありませんの?」ぐたー

ミルフィーユ「楽しいですねー。はい次ヴァニラさんの番ですよ」ぬいぬい

ヴァニラ「………」コクリ

ヴァニラ「………」ぬいぬい

蘭花「何やってんの二人とも」

ミルフィーユ「二人で世界平和の為に千人針やってるんですよね~」

ヴァニラ「……」ぬいぬい

ノーマッド『流石はヴァニラさん、縫い目の一つ一つが世界遺産級ですねぇ!』

ミント「っていうか二人で千人針って……それ、成立してないんじゃありませんの」




2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 00:32:55.68 ID:phGvjBxnP
すっげー珍しい作品とすっげー珍しい作品のクロスだな


3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 00:32:57.72 ID:xR2/IAzD0
蘭花「あー!!!ヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマヒマ」ジタバタジタバタ


ガラガラガラガラ……

中佐「あ、よいしょっと」

ミルフィーユ「あれ、なんですかそれー」

中佐「これですか?ああ、これは……今朝方見つかったロストテクノロジーです。」

フォルテ「なんじゃこりゃ、ヘルメット?」

ミント「ヘルメットから生えてるコードが真ん中の箱に伸びてますけど……なんでしょうこれ」

中佐「なんでも、ゲームのディスクを挿入して、このヘルメットを被ると…」

一同「被ると?」

中佐「ゲームの中に入れるみたいなんですよ」

一同「………」

一同「まっさかぁ~~!!!!!!」


4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 00:35:28.79 ID:xR2/IAzD0
中佐「私もまさかとは思ったですけど、ほら、説明書に書いてあるんでしょ」

ミルフィーユ「えっと、本当だ~。ゲームの中に入れる機械ですって~。しかも絶対安心安全で、どんなゲームでも怖い目に遭うことはない…って書いてありますよ。すごいです~!」

フォルテ「へぇ!」

蘭花「いいじゃん!いいじゃん!やるじゃんロストテクノロジー!」

中佐「ああ、でもコレ、まだまだよく分からない事があるみたいで、なんでもバグが起きると大変な事が起きるみたいなんですよ」

一同「大変なこと?」



5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 00:37:10.03 ID:xR2/IAzD0
中佐「ええ、それでこれから私、これに関しての会議にでなくちゃならないんですが………」

蘭花「大丈夫!大丈夫!これ、盗まれないようにちゃーんと私達見張っとくから!」

フォルテ「そうそう!あたしたちがちゃーんと見張っとくからさ、安心して行ってきなよ中佐ぁ!」

中佐「おほん。まあ……盗難はともかくとして」

中佐「使っちゃダメですからね?」

蘭花・フォルテ・ミント「まっさかぁ!!!!!!」

中佐「……そうですか」

蘭花・フォルテ・ミント「うんうん!」
中佐「……じゃ、行ってきますよ」

一同「行ってらっしゃーい!!!!!!」にこにこにこにこ


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 00:38:17.16 ID:xR2/IAzD0
蘭花「行った?」

フォルテ「行った」

蘭花「よーしじゃあ!」

フォルテ「じゃあ!」

ミント「ですわね!」

蘭花「えーと、ひーふー……あ、ラッキー!丁度人数分あるじゃないヘルメット!」
フォルテ「じゃあ問題は入れるゲームの方だな。誰かなんか持ってないのか?」

ミント「ちょっと探してきますわ」

ミルフィーユ「あ、あの!もしかして皆さん、使っちゃうつもりですか!」

蘭花「だーいじょぶよ」

ミルフィーユ「だ、ダメですよぉ!中佐、あんなにダメだって……」


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 00:39:50.05 ID:xR2/IAzD0
蘭花「……ねぇミルフィーユ、中佐は私達を試してるのよ」

ミルフィーユ「へっ?」

蘭花「私達は正義の為には上司の命令にも背かなきゃならなくなる時が来るかもしれない…」

ノーマッド『絶対来ないと思いますけどね』


ドゴオォォォォオオオオオ!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ノーマッド『 』チーン

蘭花「来るかもしれないのよ!」

ミルフィーユ「………来るんですか?」

フォルテ「来る来る!」

蘭花「来る来る来る!」

ミルフィーユ「じゃあ来るんですね!」

ノーマッド『うわぁ……』


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 00:41:20.32 ID:xR2/IAzD0
蘭花「そ、だからその為の訓練みたいなもんだから、使っちゃっても大丈夫なのよ。っていうかむしろ使わなきゃダメ!」

ミルフィーユ「そっかー!じゃあ使っちゃいましょ!」

ノーマッド『ああ……ミルフィーユさんが悪の道に………』

ミント「みなさーん!ありましたわよー!」タタッ

蘭花「何のゲーム!何のゲーム!恋愛ゲーム?乙女ゲーム?それとも結婚シュミレーション?」

ミント「なんでしょうねぇ…ちょっとパッケージが剥げてるみたいで……」

ミント「えーと…『PS4機動警察パトレイバー』?ロボットっぽい絵が描いてありますけど……」

蘭花「ええー……」



9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 00:42:45.02 ID:xR2/IAzD0
フォルテ「ヤケに古臭いけど、いつのゲームだよこりゃ」

ミント「えっと、どうやら千年くらい前の……アニメをゲーム化したものみたいですわね。」

ノーマッド『年代も去ることながらアニメのゲーム化って時点で色々期待出来なさそうですね、こりゃ』

ミント「でもこれしかないですから…仕方ありませんわよ。」

ミルフィーユ「ええと、『プレイヤーはアイドルと言う設定で、交通安全キャンペーンの一環として特車2課に配属されることに。特車2課の仲間と……』あ、蘭花さん喜んでください!」

蘭花「え、なになになに!実は恋愛ゲームだったとか!」

ミルフィーユ「条件を満たせばどうやらゲーム内で恋愛も可能みたいですよー」

蘭花「よおおおおおっっっしゃあああああああああ!!!!!!!!!!!!」

ミルフィーユ「良かったですねぇ蘭花さん!」

ノーマッド『ついに架空の男性にまですがり始める始末ですか。色々終わりましたね蘭花さん』


ドゴオォォォォオオオオオ!!!!!!


ノーマッド『ぬふぅ……』



10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 00:43:27.10 ID:xR2/IAzD0
蘭花「で、で、どんなイケメンがいるのかしらー!」

ミント「えっと、攻略対象は四人みたいですわね」

ミント「篠原遊馬、大企業の御曹司」

蘭花「キャアアアッ!金持ちでイケメンとか最高じゃないのー!!」

ミント「山崎ひろみ、高身長」

蘭花「イヤアアアン!背の高いイケメンってやっぱ素敵よね!!!」

ミント「太田功、熱血漢」

蘭花「キャアアア!熱いイケメンもノリが良さそうでいいわよねー!!!!」



11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 00:45:13.31 ID:xR2/IAzD0
ミント「で、あと一人は……」

ミント「後藤喜一、隊長で通称カミソリ後藤」

蘭花「キタアアアアアアア!!!!!!『カミソリ』ってあだ名からして、もう絶対イケメン!イケメンに間違いないわよ!!!!」

ノーマッド『ええー……』

蘭花「もうアゴとか超シャープで目とか涼しげでキリってしてて、髪の毛さらさらで超クールで格好いいのよ!」

フォルテ「そぉかぁ?」

蘭花「しかも隊長でしょ?隊長っていったら結構給料貰ってるだろうし、もう最高じゃない!!ウォルコット中佐とは大違いね!」



12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 00:46:43.47 ID:xR2/IAzD0
ミント「でもこの方、攻略が大変そうですわよ。なんでも同僚の方に恋心を抱いてるそうで」

蘭花「キャアアア!!略奪愛とか最高に燃える展開じゃない!!決めた!決めたわ!私、このイケメンにするわ!待っててマイダーリン!!」


ノーマッド『よくもまぁ…脳筋肉のくせにその情報だけでそこまで妄想できるもんですね』

蘭花「よーし!さっそくいってみよー!」

ミルフィーユ「いきましょー!」

ノーマッド『全く、やめろって言ってるのに馬鹿じゃないんですか。愚かですよね、ヴァニラさ……』

ヴァニラ「いってきます」

ノーマッド『ええ!ヴァ、ヴァニラさんも!?』

ノーマッド『くぅぅ!わかりました!ヴァニラさんの為なら私も喜んで悪の道に堕ちましょう!!!』


蘭花「みんなーかぶったー?」

ミルフィーユ「はぁーい!」

フォルテ「んじゃあいくぞ」


一同「あ、ポチッとな!」


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 00:51:40.05 ID:xR2/IAzD0

ビビビビビビビビ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!




………………………
………………
…………
………
……






一同「ぬわああああああああ!!!!!!?」


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 00:53:05.59 ID:xR2/IAzD0
【特車2課・正門前】

野明「つ、ついに今日か……」

遊馬「あ、ああ………」

太田「ぶ、無礼があってはいかんからな!」ガクガクガクガク

進士「流石は国民的アイドル。あの太田さんが緊張で震えてますよ」

シゲ「そりゃ、あの『ギャラクシーエンジェル』がうちに来るんだからさ、当たり前っちゃ当たり前だって」

山崎「あんな太田さんの姿、松本可奈さんがここに来たとき以来ですよ」

熊耳「来たみたいよ」

一同「おおおお!!!!!!」




16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 00:54:22.13 ID:xR2/IAzD0
キキーーッ!!!!!!


太田「いくぞおおおおおおおおおおおお」

整備員一同「ウオオオオオオおおおおおおおお!!!!!!」


ガチャッ

蘭花「ふぅ……」
蘭花「なーんか貧乏くさいとこね」

フォルテ「ロボット持ってるくらいなんだからさ、もっと建物に羽が生えてたり、角が生えてたり、大砲くらい付いてたっていいだろうになぁ」

ノーマッド『それもそれでどうかと思いますが』




17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 00:57:10.08 ID:xR2/IAzD0
ミルフィーユ「わぁ、なんか人がいっぱいいますよー」


ミント「垂れ幕ですわ。『ヘカ、ニャ、シクト、ソコ、ウヨ』」

蘭花「なんの暗号かしら」

一同「うーん………」

ノーマッド『バカですか。逆ですよ逆』


野明「よ、ようこそギャラクシーエンジェルのみなさん!特車2課へ!」ドキドキ

太田「こ、こ、こんなせ、せ、せ!!!!」

進士「狭苦しいところへわざわざ…ゆっくりしていってくださいね」

太田「うおぉおおおぉお!!!!!!進士!!!俺のセリフだあああああ!!!!!!」ガシッ

進士「り、理不尽ですよぉ!」

ミルフィーユ「どうもこんにちはー。あ、これつまらないものですけど、これ、丸焼きにすると美味しい…何かです!みなさんでどうぞ!」ペコペコ

野明「あ、なんかどうも、ご丁寧に…」ペコペコ

蘭花「……って言うかそんなもん、いつの間に用意したのよ」



19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 00:58:41.83 ID:xR2/IAzD0
ミルフィーユ「粗相があっちゃいけないと思って。持ってこれるか分からなかったんですけど、良かったですー」

蘭花「…ゲームの中だってのに気ぃ使いすぎよ」
ミント「でもそうなると何も用意してない私たちがバカみたいですわ…」

野明「い、いや別にそんな……」

フォルテ「ええっと……あ、あった」ガサゴソ
フォルテ「塩飴しかないんだけど……いいか?」

野明「ど、どうも…」

ミント「ええと、じゃ、じゃあ私は半分しか使ってないポケットティッシュを!」
野明「あ、ありがとう……」

蘭花「私、ゴミくらいしかポッケに入ってないわよ……あっ、はいレシート!裏白いからメモにでも使うかガムでも出してください!」
野明「う…あ、ありがとう………」

ヴァニラ「………ない」ガサゴソ

野明「む、無理しなくていいんだよ」
ノーマッド『そうですよヴァニラさん。ここはお言葉に甘えて……』


ヴァニラ「これ、どうぞ」

ノーマッド『わ、わたしぃ!!!!!?』

野明「そ、それはちょっといいかなって…」


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:01:35.21 ID:xR2/IAzD0
野明「じゃ、じゃあ皆さん中へ!」


野明「なんかさ、すっごくフレンドリーっていうか芸能人っぽくないね」ヒソヒソ
遊馬「もしや、偽物なんじゃないのか?」ヒソヒソ

整備員一同「ギャラクシーエンジェルのみなさあああああん!!!!!!」

ミルフィーユ「ふぇっ!」
フォルテ「な、何事だぁ?」
蘭花「い、いきなりびっくりしたぁ!」


整備員一同「せぇぇぇの」

整備員一同「L・O・V・E」

整備員一同「ラブリーGA!!!!!!」
整備員一同「ウオオオオオオ!!!!!!!!!!!」


ミント「す、すっごい歓迎っぷりですわね」
ミルフィーユ「ありがとうございますー!」フリフリ

ノーマッド『ま、ヴァニラさんの美しさと比べたら、全然足りないくらいですが、他の皆さんの心の醜さを差し引きしたらこんなもんじゃないんですかね』

ドゴオォォォォオオオオオ!!!!!!

ノーマッド『い……いたい』


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:03:55.97 ID:xR2/IAzD0
蘭花「ま、それもこれもとにかくとして、イケメン!イケメンよ!」

フォルテ「全く、そればっかりだなぁ」

蘭花「カミソリ後藤!マイダーリンはどこっ!」




後藤隊長「呼んだ?」




一同「う、うわあああああ!!!!!!?」

遊馬「ご、後藤隊長ぉ!?」
野明「び……びっくりしたあ………」

蘭花「……えっ」

蘭花「えっ?」


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:05:19.39 ID:xR2/IAzD0
蘭花「待って、待って待って。ちょーっと待って」

蘭花「後藤隊長って」

野明「隊長は隊長だけど」

蘭花「ほんっっっとに、このおじさんが後藤隊長?」

遊馬「紛れもなく後藤隊長だよな」
野明「ねえ」
進士「ですよね」
熊耳「ええ」
山崎「間違いなく」
太田「間違いないな」

蘭花「えっ?」

蘭花「えっ……だって……」

後藤隊長「後藤ですけど」

蘭花「…………」



イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!!




24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:06:39.55 ID:xR2/IAzD0
蘭花「これって!これって!」

蘭花「まるで髭のないウォルコット中佐じゃないぃ!!」

フォルテ「ヌハハハハハ!!!!!!蘭花!!!!!!蘭花!!!!!!」

蘭花「終わった……終わったわ……」


後藤隊長「……どうかしたの?」ボケーッ

ミント「気になさらないでくださいまし……」




25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:08:19.91 ID:xR2/IAzD0
ミルフィーユ「とりあえず私達アイドルですから、踊って歌った方がいいんですかね」

ノーマッド『たかがゲームなんですから、そこまで入れ込まなくってもいいんじゃないですか?皆さん熱くなりすぎですよ』

ミルフィーユ「よーし!はりきって歌いますよー!みなさん歌うので見ててくださーい!」

整備員一同「ウオオオオオオ!!!!!!!!!!!!」

ノーマッド『シカトこかないでくださいよミルフィーユさん……』

ミルフィーユ「えーんじぇるろけんろー♪」
ミルフィーユ「おーきまりぱらだーいす♪」

ヴァニラ「しぇきしぇき」フリフリ

ノーマッド『あ、でもヴァニラさんが美しいんで結果オーライな方向で』



26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:09:01.03 ID:xR2/IAzD0
ミルフィーユ「しぇきしぇき♪」フリフリ

ヴァニラ「しぇきしぇき」フリフリ

整備員一同・ノーマッド『しぇきしぇき!!!!!!』フリフリ


蘭花「帰る!帰る!帰る!帰る!帰る!帰る!帰る!帰る!帰る!帰る!」ジタバタジタバタジタバタジタバタ

フォルテ「ヌハハハハハ!!!蘭花!!!ヌハハハハハ!!!!!!」ゲラゲラゲラゲラ


ミント「………カオスですわ」


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:10:33.82 ID:xR2/IAzD0
蘭花「よし、分かった!もうこの際イケメンどうこうはどうでもいいわ!」

フォルテ「お、今回は切り替え早いな」

蘭花「アイドルとして皆にちやほやされるってのもいいじゃない!うんうん!」

フォルテ「………お前さぁ」

蘭花「と、言う訳で、私の美脚にハートは釘付け!ほらほら皆の衆喜べ!生足よ生足!!」バチコーン!


整備員一同「ウオオオオオオ!!!!!!!!!!!!」

蘭花「ふふん!」

整備員一同「ヴァニラさああああああん!!!!!!」

蘭花「もぅ、押さないで押さないでぇ」

蘭花「って……ええっ」

整備員A「ヴァニラさん!最高ですサインしてください!」

整備員B「ヴァニラさんはなんと言っても“あの”松本可奈ちゃんに声がそっくりだし、最高だよな!」

太田「ヴァ、ヴァ、ヴァニラ・Hさん!私、ヴァニラさんのファンクラブ会員番号000001番を持っております!!!」

ノーマッド『ちょっと、ちょっと美しい私のヴァニラさんに男臭さが移ったらどうしてくれるんですか。近寄らないでくださいよ』

蘭花「ちょっとぉ!私生足!生足チャイナなのよぉ!!」


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:11:52.16 ID:xR2/IAzD0
整備員C「ミルフィーユさん、好きです!頑張ってください!」

ミルフィーユ「ご丁寧にありがとうございます」ペコペコ

整備員D「ミントさん!応援してます!」

ミント「あらあら、まあまあ、ありがとうございますー」


ヒュオオオオッ………


蘭花「………あれ?」

フォルテ「あ、あたしらの周りだけ………」

ヒュウウウウウッ…………


蘭花「もういい!もういいわ!うわあああああああああああああん!!!」たたたたたたたたッ

フォルテ「ちょ、ちょっと蘭花!待てって!待てってばっ!!」タタッ






29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:15:04.78 ID:xR2/IAzD0
――――――――

後藤隊長「と、言うわけでだ。ギャラクシーエンジェルの皆さんに、交通安全パレードの催しモノの一環として、レイバーに乗っていただきたいんですがね」

後藤隊長「こちらが用意出来るレイバーは1機ということで、一人……」

ミルフィーユ「あれぇ、蘭花さんとフォルテさん、どこ行っちゃったんでしょう……」

後藤隊長「………聞いてる?」

ミント「もう、ゲームの中とはいえ職務放棄ですわよ」

ノーマッド『まあ現実でも毎日のように職務放棄してますけどね』

ミルフィーユ「探しに言った方がいいんでしょうかね」

ミント「お二人とも私達がここにいることはご存知でしょうから、下手に探すよりかは、ここに居たほうが」

ノーマッド『そうですね。それに、どうやらゲームをクリアしないと出られないみたいですから、我々だけでも先に進めとかないと』

ミルフィーユ「ですけど心配ですよぉ………」

後藤隊長「……あの、話、聞いてくれない?」




30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:17:00.69 ID:xR2/IAzD0
かくかくしかじか

ミルフィーユ「なるほどー、私達から一人、レイバーに乗る代表を決めればいいんですね~!」
後藤隊長「当日はイングラムに乗ってもらう予定ですけど、今日はパイソンに乗って頂きます」
ミント「でもお二人はいない訳ですから私たち三人の中からってことになりますわね……」
後藤隊長「それに一応、レイバーに乗るにも適性があるんだよね」
後藤隊長「中には………」


ヴァニラ「………」ガシャン!ガシャン!
野明「っていつの間にぃ!?」

ミルフィーユ「ヴァニラさんすごーい!もうレイバー動かしちゃってますよ!」

プシュッ

ミルフィーユ「あ、ヴァニラさんが出てきました」

ヴァニラ「………」てくてくてくてく



ヴァニラ「………」ゲロゲロ


ノーマッド『ヴァニラさん!大丈夫ですかヴァニラさん!死んじゃイヤですよ!イヤですよ!』
野明「あ…ああ………」


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:17:40.43 ID:xR2/IAzD0
ミルフィーユ「なるほどー、じゃあ私、試しに乗ってみたいです!」

野明「えっ」

ミント「み……ミルフィーユさん?ヴァニラさんの様子、ご覧になりました?」

ミルフィーユ「はい!楽しそうです!」パアアッ

一同(……アレのどこをどうみたら楽しそうに見えるんだよ………)


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:18:26.66 ID:xR2/IAzD0
ミルフィーユ「じゃあミルフィーユ・桜葉、行っきまーす!」

シゲ「ミルフィーユちゃんね、アクセルを………」

ミルフィーユ「ここをこうしてこうするんですか?」ぽちっ

シゲ「って……まだ説明し終わってないんだけど……」

ミルフィーユ「わあ、なんか歩きましたよ!あ、なんかジャーンプしました!」ぴょんぴょん!

ミルフィーユ「って、わあ!なんか、勝手にバク転してますけど、なんですかこれぇ!」ぐるん!ぐるん!

シゲ「ぬわああぁ!?」

遊馬「な、なんじゃありゃあ……」


ミルフィーユ「止まりませんー!止まりませんー!」ぐるん!ぐるん!ぐるん!ぐるん!



後藤隊長「……バク転する機能なんてついてたっけ」

シゲ「い、いいええっ!!!」ぶんばぶんば


ミント「さ、流石はミルフィーユさんと言いますか」
ノーマッド『相変わらずめちゃくちゃですね……』


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:23:43.23 ID:xR2/IAzD0
ミルフィーユ「やっと止まりました………」

ミルフィーユ「あ、なんか思い通りに動きますよ、やりました!」ガシャン!ガシャン!

熊耳「……驚異的な上達っぷりね」

ミルフィーユ「本当ですか?嬉しいですー」ぴょんぴょん

遊馬「い、一体なんなんだ……あいつは……」


野明「……な、なんだろうこの気持ち」

太田「な、何だかよくわからんが……わかるぞ泉……」




34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:25:04.12 ID:xR2/IAzD0
ミルフィーユ「………ん?」カシャカシャ

ミルフィーユ「なんか急に操作が聞かなくなりましたよ」
ミルフィーユ「って!わああああああ!!!!!!!!!」ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!

シゲ「ってぇ!一体どこさわっちゃったのよ!」
ミルフィーユ「イヤアアアアアアアアアア!!!」


シゲ「ま、まずいよ!まずいよぉ!なんか変なコマンドがでちゃってるよぉ!」


ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!

ギャアアアアアアアア!!!


野明「ちょ、ちょっとお!どうにかならないのシゲさん!」
シゲ「こ、こんなコマンド、初めてみたんだよぉ!!!どうしようも出来ないってぇ!!!」


ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!


ミント「きゃああああ!来ないでくださいましぃぃぃぃ!!!」
野明「うわあああああ!?」

ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!

ミルフィーユ「いやああああああ!とまりませぇん!!!!!!!!!」


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:26:57.49 ID:xR2/IAzD0
ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!

うわあああああ!!!!!!!!!!
ぎゃあああああああ!!!!!!!!!!!!
ひゃああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

後藤隊長「……どうしよう、これ」


南雲隊長「………」ジロッ




36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:28:14.78 ID:xR2/IAzD0
ミルフィーユ「止めてください!止めてくださいぃぃ!」

ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!



野明「って、そっちは東京湾!」

遊馬「おい、野明!なんとかしろよ!」

野明「アルフォンスでなんとか………ってなんとかできないよぉ!!」





ミルフィーユ「いやああああああああああああああああ!!!!!!!!!」




バッシャアアアアアアアアアアン!!!!!!!!!


野明「み、ミルフィーユちゃん!?」


南雲隊長「………」ギロッ

後藤隊長「あ、あはははっ…………」


37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:29:58.86 ID:xR2/IAzD0
―――――――

【隊長室】


南雲隊長「………まだ第一段階なんだけど、一応の解析の結果」

南雲隊長「特殊な操作方法を使用した上、更に100000000分の1の確率で発生するバグが今回の原因だそうよ」

後藤隊長「全体的な確率で言ったら正に天文学的数値って訳だなぁ………こりゃすごいなぁ」

南雲隊長「更に全面的に水没したにも関わらず、重要パーツの水濡れは一切見受けられなかったそうよ。すぐに治りそうだけど、バグのおかげでメーカー行きには違いないわね」

後藤隊長「まさに奇跡ってやつだなぁ………」

南雲隊長「もう、他人事だからって。結局損したのは例によって第一小隊じゃないのよ」

後藤隊長「ミルフィーユ・桜葉……か」

南雲隊長「そう、その彼女。今どこに?」

後藤隊長「泉が風呂に入れてる」



38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:31:16.09 ID:xR2/IAzD0
ミルフィーユ「ありがとうございます、イズミ……さん」

野明「『野明』でいいよ、ミルフィーユちゃん」

ミルフィーユ「あ、じゃあ私も『ミルフィーユ』でいいです」

野明「でも、びっくりしちゃった。まさか……初めてレイバーに乗るって言うのにあんな……」

ミルフィーユ「ごめんなさい、ご迷惑お掛けしちゃいまして。いつもこうなんです」

野明「あははっ。全然気にしてないよ。寧ろ良いもの見れたっていうと……南雲隊長に怒られちゃうかな」
野明「まあさ、なんて言うか…すごい運だよね」

ミルフィーユ「はい!私運、すっごくいいんです!」

野明「た、確かにある意味すごくいいよね……。」



39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:32:14.52 ID:xR2/IAzD0
野明「私も運がいい方だと思ってたんだけどミルフィーユにはかなわないかなぁ…」

ミルフィーユ「でも、何ていうか、私、その分頑張らなきゃなーって思うんです」

ミルフィーユ「さっき、整備員の皆さんに聞いたんですけど、野明さんは、すっごくすっごく頑張り屋さんだって!」


野明「え、私?や、やだなぁ、照れちゃうよぅ」

ミルフィーユ「だから私、野明さんみたいな頑張り屋さんになりたいです!」

野明「う…うんまあ……///」てれっ

ミルフィーユ「すごいですよね、朝から次の日の夜までお仕事なんて…」

ミルフィーユ「私達なんて1日2時間真面目にお仕事してたらいい方なんです!もっと頑張れるようになりたいんです!」キラキラキラキラ

野明(ふ、普段は私達もそんなもんなんだけどな……)



40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:33:07.79 ID:xR2/IAzD0
ミルフィーユ「お願いします!私を第2小隊の皆さんみたいな頑張り屋さんにしてください!」キラキラキラキラ

野明「……えっ?」

ミルフィーユ「お願いします!!」

野明「い、いや……」

ミルフィーユ「お願いします、野明さん!!!」

野明(ま、参ったなぁ………)


【隊長室】

後藤隊長「特別訓練?」

ミルフィーユ「はい!」

後藤隊長「……どうしたんだ急に」

ミルフィーユ「私、第2小隊さんみたいに頑張り屋さんになりたいです!だから、私に特別訓練をお願いします!」

南雲隊長「第2小隊みたいな頑張り屋さん………ぷふっ!」

後藤隊長「………笑うことないじゃないの」



41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:34:49.97 ID:xR2/IAzD0
後藤隊長「そんなこと、急に言われてもなぁ………」

ミルフィーユ「お願いします!後藤隊長さん!」キラキラキラキラ

後藤隊長「いや……あのなぁ……」

南雲隊長(………“あの”後藤さんが押されてるわ)フルフル

後藤隊長「…じゃあ、ミルフィーユ・桜葉臨時巡査に特命を与える」

ミルフィーユ「はい!」

――――――――

ブブブブブブ………

野明「乗れそう?」

ミルフィーユ「はい!」

野明「ごめんね、このスクーター小さいから狭いけど…よし、じゃあ行こっか!」

ミルフィーユ「私、頑張ります!」

ブウウウウウウウン!!!!!!


後藤隊長「行ったか」
南雲隊長「……瓶ビールを買いに行かせることの、どこが特別訓練なのよ後藤さん」


42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:35:52.60 ID:xR2/IAzD0
――――――

ブウウウウウウウン!!!

ミルフィーユ「風が気持ち良いです!」

野明(こ…これでよかったのかなぁ……)

ミルフィーユ「野明さんはよく、上司の人のご飯とか、買いに行ったりするんですか?」

野明「うん。たまにだけどね!」

ミルフィーユ「偉いんですね!私のところなんて、毎日中佐……上司の人に買い出し頼んじゃうんです!」

野明「……そ、それはすごいや」



44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:36:57.98 ID:xR2/IAzD0
ミルフィーユ「野明さん……その、私、レイバーに乗ってて思ったんです」

野明「なぁに?」

ミルフィーユ「レイバーって、乗ってるとすっごく楽しくて、優しい気分になるって!」

野明「でしょう!特に私のアルフォンスは最高だよ!」

ミルフィーユ「私もロボット……じゃないですけど機体に乗ることがあるんですけど、もっと大切にしてあげなきゃって思います」

野明「そうだね。機械は優しい気持ちで乗れば、絶対私達に優しくしてくれるんだから!」

ミルフィーユ「そうですよね!それより野明さん!」

野明「なぁにミルフィーユ」

ミルフィーユ「この訓練って、具体的になんの効果があるんですか?」

野明「えっ」

ミルフィーユ「あるんですか?」キラキラキラキラ

野明「……ま、まぁ……色々…かなぁ」

ミルフィーユ「そっかぁ。色々なんですね!」

野明(み、ミルフィーユは素直だなぁ………)



45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:38:22.34 ID:xR2/IAzD0
―――――
【コンビニ】

『閉店しました』

ヒュオオオオオオオオオオオ…………


野明「あ………あれ?」
ミルフィーユ「つぶれちゃったみたいですね……」
野明「つ、次行ってみよっか!」

【スーパー】

『長らくのご愛顧ありがとうございました』

ミルフィーユ「ここもですかぁ」
野明「次次!」

【コンビニ二件目】

女「オキャクサン、マッサージシテカナイ?」

ミルフィーユ「マッサージ屋さんになっちゃったみたいですね」
野明「うん………次、行こっか」


46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:41:50.72 ID:xR2/IAzD0
【スーパー二件目】

ヒュオオオオオオオオオオオ………

ミルフィーユ「跡形もありませんね」

野明「…………うん」


カア……カアカアカア………



【隊長室】

後藤隊長「どうしたお前達…こんな時間まで……」

ミルフィーユ「ごめんなさい遅くなっちゃって!」
野明「その、行く店行く店全部閉店してて……」
ミルフィーユ「結局50キロ先の酒屋さんまで行っちゃいましたよね」

後藤隊長「そ、そうなのか……」

ミルフィーユ「後藤隊長!これ、忍耐力をつける訓練だったんですね!目からウロコでした!」パアアッ
後藤隊長「あ、ああ…うん、まあ…………」

南雲隊長「………ッッ」プルプル

ミルフィーユ「それじゃあ失礼しまーす!」


47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:42:52.05 ID:xR2/IAzD0
ガチャン…………


南雲隊長「………んふふっ!あんなにたじたじな後藤さんなんて始めてみたわ」

後藤隊長「あの運、分けて貰えれば俺も警視総監くらいには、なれたかなぁ……」

南雲隊長「あんまりバカなこと言わない方がいいわよ」

南雲隊長「…ってあら、その瓶ビールのラベル」

後藤隊長「あ、鯛が二匹………」




48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:44:09.82 ID:c1FkYODF0
エビスビールって鯛2匹持ってるのがレアなんだっけか


49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:44:18.18 ID:xR2/IAzD0
―――――――

野明「ただいまぁ………」ヘトヘト
ミルフィーユ「ただいま帰りました!」

野明(つ、疲れた……)
野明「ひろみちゃん、お茶入れてくれる?」

キャッキャッキャッキャッ

野明「あれ、ひろみちゃん……」


山崎「そうですね、カンガルーとアザラシですよね」
ミント「ですわよね!ひろみさんはお話しがお分かりになりますわ」
進士「ええー、僕は世界中で一番かわいい動物は多美子さんだと思いますよ」

太田「…………」
ヴァニラ「…………」

太田「ヴァ、ヴァ、ヴァ、ヴァ、ヴァ、ヴァニラさんのご趣味は」カチコチ
ヴァニラ「………魚の目取り」
太田「ぐ、偶然です!わ、私も魚の目取りが趣味でして……」カチコチカチコチ

熊耳「……太田くん始末書、終わってないのよ」ハァ


野明「い、いつの間にか、みんなすっかり馴染んでる……」
ミルフィーユ「わあ、なんだかすっかりみんな仲良しさんですねぇ!」


50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:46:25.34 ID:xR2/IAzD0
ノーマッド『ちょっとちょっとそこのアナタ、私のヴァニラさんにちょっかいだすの、止めていただけません?』

太田「ヴァニラさん、そう言えばなんなのですか。このヘンテコチビぬいぐるみは」

ノーマッド『うるさいですよ、この脳味噌筋肉ヘンテコ眉毛!』

太田「ぬわああああんだとぉ!!?」ガシッ

ノーマッド『うわぁ!暴力反対!反対です!』

遊馬「太田ぁ、お前ついにぬいぐるみにまで手を出すようになったのか?おしまいだなぁ」

太田「……篠原。今、お前は俺にケンカを売ったのか」

遊馬「売った」


太田・遊馬「やるかゴラァアアアアアアアア!!!!!!!!!」

野明「ちょっとちょっと!」

ミルフィーユ「やめてくださいよみなさーん!」トンッ


太田「と!おっとっとっとっ………」グラッ



51 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:47:53.58 ID:xR2/IAzD0
グニッ

ノーマッド『ぐえっ!『偶然』踏まないでくださいよぉ!』

ツルッ!

野明「って太田さん!危ない!」
進士「そっち側には『偶然』整備班が使った金たらいが!」
ミント「しかも『偶然』、今にも落っこちそうですわよ!」


太田「ぬおおっ!!!!!!!?」



ゴォオオオオン!!!!!!!!!

太田「 」
進士「お、太田さぁん!?」

熊耳「ぐ、『偶然』当たりどころが悪かったみたい…気絶してるわ………」


ウー!ウー!ウー!ウー!

『緊急管区緊急管区!東京第20地区でレイバーが暴走中。なお、人質を二人………』

一同「………」ジッ
ミルフィーユ「えっ?」


52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:49:36.73 ID:xR2/IAzD0
――――――――

後藤隊長「ああ……なんだまあ、ご覧の通り、太田が全く使い物にならんのだが」

ミルフィーユ「ごめんなさい……私が太田さんを押しちゃったせいで………」

野明「気にすることないよミルフィーユ。遊馬、直接的にはお前が悪いんだからな」

遊馬「ま、まさかあんなことになるなんて誰も思いやしないだろうが!」

ミルフィーユ「ごめんなさい…やっぱり私のせいですよね……」しょんぼり

ノーマッド『まあミルフィーユさんのせいっちゃせいですけど』

野明「余計なこと言わない!」パシッ!

ノーマッド『ぅぅ……エンジェル隊以外のまともな方に叩かれるとなんかショックです…』




53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:50:26.27 ID:xR2/IAzD0
後藤隊長「とにかく、誰が悪いかは後にして、代理のフォワードだが………」

ミルフィーユ「私にやらせてください!隊長さん!」

一同「うええっ!?」

野明「い、いや、ミルフィーユ……まだイングラムに触ってさえもいないんじゃあ……」

ミルフィーユ「私の責任なんですから私が代わりをやります!特別訓練もやったし、大丈夫です!」

ノーマッド『そう言う問題じゃないと思いますけど』

ミルフィーユ「大丈夫です!やれます!」

進士「でもミルフィーユさん、これは………」


後藤隊長「いいんじゃないの?」



一同「へっ!?」



54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:51:49.41 ID:xR2/IAzD0
後藤隊長「んじゃ、2号機にはミルフィーユ。熊耳、軽く操作方法教えてやって」
熊耳「そ、それは構いませんが隊長………」

遊馬「ちょっと隊長!!ここは熊耳さんを乗せるべきじゃ………」
後藤隊長「篠原、熊耳が2号機に乗ったらどうなると思うよ」
遊馬「………そりゃ上手くいくでしょう」
後藤隊長「じゃあミルフィーユが乗ったら」
遊馬「そりゃあ、上手くいくわけが……」
後藤隊長「つまり熊耳は失敗する確率が低く、ミルフィーユは成功する確率が低い」
遊馬「何が言いたいんですか」
後藤隊長「ミルフィーユは運が良いと言うよりかは確率の低い事象を引き起こす可能性が高い」

遊馬「ま、まさかだからって………」
後藤隊長「そ、そのまさか」

第2小隊一同(め、滅茶苦茶だ………)


ノーマッド『なるほど、そこに気がつくとはあの方はなかなかの切れ者ですね』
ミント「ああ、ですから『カミソリ』なんて呼ばれてるんですわね」
ノーマッド『ま、納得してる場合じゃないんですけどね』


55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:53:20.14 ID:xR2/IAzD0
【都内某所】


レイバー(男)「ウオオオオオ!!!!!!!!!」



蘭花「いやあああん!!!!!!」

フォルテ「助けてくれぇえええ!!!!!!」




ミルフィーユ「大丈夫ですか!?蘭花さんっ!フォルテさんっ!」

ミント「………すっかり忘れてましたわ」
ノーマッド『っていうかあの二人、裏で今まで何やってたんでしょうね』



56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:54:37.29 ID:xR2/IAzD0
蘭花「ちょっとちょっと!話がちがうじゃないの!絶対安全じゃなかったの!」ジタバタ

フォルテ「おい何なんだよこりゃあ!」ジタバタ

ノーマッド『あー、どうやら二人が勝手な行動したせいで大規模なバグが発生したみたいですね』

ミント「バグ!?大変じゃありませんかっ」

ヴァニラ「バグの原因は…アレ」

ミント「まさか、あのロボット自体がバグってことです?」

ヴァニラ「アレを倒さないと……戻れません………」

ミント「な……なんだか急に大ピンチですわね」


57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:55:41.45 ID:xR2/IAzD0
後藤隊長「あ、あ、テステス……」
後藤隊長「あー、そこのレイバー、直ちに………」

ミルフィーユ「ダメですよ!レイバーをそんな事に使っちゃあ!!!」

後藤隊長「えっ」

ミルフィーユ「悪いことにつかっちゃレイバーがかわいそうです!」

男「うるせぇ!俺の何がわかる!」

ミルフィーユ「わかりますよ!あなたずっと辛かったんでしょう」

男「ううっ………」

ミルフィーユ「でもね、辛いからってアナタがもっと傷つくことするなんてダメです!」

ミルフィーユ「辛いなら私が相談に乗ります!だから降りてきてください!」

男「ううっ…わかったよ………」

ミルフィーユ「はい!一緒に壁を乗り越えましょう!」

ミルフィーユ「なんか大丈夫みたいですよー」

後藤隊長「………隊長さんのお仕事だったんだけど、なぁ……」



58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:56:39.59 ID:xR2/IAzD0
ミルフィーユ「良かったですね、無事解決ですね!」

ミント「良かったですわ、これで………」


蘭花「オラオラオラ!私たちを散々弄びやがってこの!」げしっ!げしっ!

フォルテ「このチキンスカポンタンが!」げしっ!げしっ!

ミント「ってちょっとお二人共!犯人を刺激するようなこと………」



レイバー(男)「ウオオオオオ!!!やっぱムカつくから暴れてやる!!!!!!!!!」

蘭花・フォルテ「ひいいぃぃいいっ!?」


ノーマッド『まるで疫病神ですね………』


59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:59:04.27 ID:xR2/IAzD0
野明「やっぱり出るしかないか!行くよ、ミルフィーユ!」

ミルフィーユ「あ、あれっ?あれっ?」クニクニッ

熊耳「違うわ!そこじゃなくって……」

イングラム(ミルフィーユ)「なんかイングラムが勝手にセクシーポーズし始めちゃってます~!」うっふ~ん

野明「………」

遊馬「行くぞ、野明」

野明「………うん」



61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 01:59:56.97 ID:xR2/IAzD0
イングラム(野明)「観念しろ!」ビシッ

男「いいのか?いいのか?動いたら人質握りつぶしちゃうぞ!」

蘭花「いやああああん!握りつぶすならフォルテさんだけにしてぇ!」ジタバタジタバタ

フォルテ「このヤロ!こうなったのは誰のせいだと思ってんだよ!」ジタバタジタバタ

イングラム(野明)「ひ、卑怯だぞ!」

男「動くなよおおおおお!!!」

野明(ま、まずい!こっちは下手には動けない………)

野明(………でも注意を引きつけてる間に後ろから仕掛ければ)

野明(ミルフィーユ!)


ミルフィーユ「あれ、なんで逆立ちしちゃってるんでしょう……」
熊耳「むしろ何で逆立ちしてるんでしょう……」

ズコーッ

イングラム(野明)「ど……どうしよう………」


62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 02:02:11.97 ID:xR2/IAzD0
後藤隊長「まずかったかなぁ」

遊馬「……まずいなんてもんじゃないでしょう」

ミント「何やってるんですミルフィーユさん!」

ミルフィーユ「とまりません~!」


ノーマッド『ううっ!さよなら、蘭花さんにフォルテさん……あなた方のことは3ヶ月くらいは忘れません!』

蘭花「こんにゃろ!帰ったら覚えときなさいよ!」ジタバタジタバタ

フォルテ「マシンガンの的にしてやるからな!!!!!!」ジタバタジタバタ


63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 02:03:27.28 ID:xR2/IAzD0
男「ぐへへへへ……お前のイングラム、メチャメチャのドロドロのグログロのヌルヌルにしてやる!」

イングラム(野明)「ひいぃっ!」

男「覚悟しな!」ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!

イングラム(野明)「いやあああああああっ!!!!!!」

男「ぐへへへへへ!!!!!!!!!」



ガシャン!


イングラム(ミルフィーユ)「あ、なんか歩きましたよ!」

イングラム(ミルフィーユ)「よ~し、バ~ンとやっちゃいます!!待ってて下さいね野明さんっ!」


野明「ミルフィーユ!」

蘭花・フォルテ「ミルフィーユ!」

ミント「ミルフィーユさん!」


64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 02:04:31.13 ID:xR2/IAzD0
イングラム(ミルフィーユ)「って……あれあれ、足が変な方に………」ギギギ……

男「ウオオオオオ!!!」ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!

イングラム(ミルフィーユ)「動かない!動きませんよ!あれっ!あれっ!」

男「ウオオオオオ!!!!!!」ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン

イングラム(ミルフィーユ)「あれっあれっあれっあれっ」

男「ウオオオオオ!!!」ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!ガシャン!




男「ぬおっ!?」



ツカッ




一同「………あっ」


65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 02:05:43.00 ID:xR2/IAzD0
レイバー(男)「おおおおお……………!?」ぐらっ…

ゴゴゴゴゴゴゴゴ………


イングラム(ミルフィーユ)「あれ、なんか…足、引っかかっちゃいました?」


蘭花「ってやだ!倒れる!倒れるわよ!死んじゃう!死んじゃう!死んじゃう!」

フォルテ「イヤアアアアアアアアアア!!!?」


ミント「ら………蘭花さんにフォルテさん!?」


ドッスーーーーン!!!!!!!!!!!!!!!


男「 」

蘭花「 」

フォルテ「 」


ミント「あ………」

ノーマッド『あーあー……』


66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 02:06:53.55 ID:xR2/IAzD0
進士「れ、レイバーの反応…沈黙しました」

野明「………」ポカーン

熊耳「人質も無事のようです」

後藤隊長「そ…そうか……」

後藤隊長「じゃあ引き上げるかなっと……」


ミルフィーユ「ごめんなさーい、大丈夫ですかー?」

蘭花「これのどこをどう見たら大丈夫だっていうのよぉっ!」ボロッ

フォルテ「死ぬかと思った死ぬかと思った」ボロッ


ノーマッド『この展開、ゲームの仕様なのか、ミルフィーユさんのせいなのか最早ワケが分かりませんね……』





67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 02:08:12.33 ID:xR2/IAzD0
――――

ミルフィーユ「お役に立てて良かったです~!」

ミント「ま……まあ、ミルフィーユさんが大活躍だった事には変わりありませんわよね」

ノーマッド『究極の結果オーライですねぇ』

野明「け、結果オーライなのは私達も一緒だけど……」

山崎「規格外の“格”が違う感じですよね……」

遊馬「……まだまだ俺達、えらく常識的な方だったんだな」



68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 02:08:56.67 ID:xR2/IAzD0
熊耳「………」

野明「あ、熊耳さん。お帰りなさい。」

進士「検証から帰ってくるの、いつもより早いですね」

熊耳「え……ええ……」

野明「どうしたんですか熊耳さん」

熊耳「それがね、まだ推定なんだけど」

熊耳「……特車2課史上『最小』の損害額ですって」


遊馬「う、嘘だろ……」


野明「す、すっごーい……」




70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 02:09:36.76 ID:xR2/IAzD0
野明「ミルフィーユのその強運、ちょっとくらい分けてもらえないもんかなぁ…」

ミルフィーユ「あの!でもでも、今回は運のおかげだけじゃなかった気がします!」

野明「えっ?」

ミルフィーユ「特車2課の皆さんが私に優しくしてくれたから、頑張ろうって思えたんです!だから、上手く言えないですけど…皆さんのおかげなんです!」

野明「ミルフィーユ…」


ミルフィーユ「私、皆さんに出会えて良かったです!」

野明「そっか……」

野明「そうだよね!!」

ミルフィーユ「そうですよ!!!」


72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 02:10:21.84 ID:xR2/IAzD0
遊馬「……そうかぁ?」

進士「そうなんですかね……」

ミント「お二人の中でそう言う結論に達したんですからよろしいじゃありませんか。」

ミント「バグも無くなった事ですし、特車2課の方々とも親睦を深められて、めでたしめでたしですわ」

ノーマッド『ちょうどいい暇つぶしになりましたしね』

蘭花「良くないわよ!なんか結局ミルフィーユが美味しい思いしただけで、私達二人、死ぬ思いしたんだからぁ!」


ノーマッド『まるで間抜けですね』

ポカッ



74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 02:23:08.80 ID:3lSi5aedO
ミルフィーユ「だから私、すっごく運いいんですよ!野明さんに出会えて!」

あははははははは!!!!!!

ミルフィーユ「野明さん!」
野明「ミルフィーユ!」
ミルフィーユ「野明さん!」
野明「ミルフィーユ!!」
ミルフィーユ「野明さn…」

パッ

『ゲームクリアー、おめでとうございます』

ミルフィーユ「……えっ?」


77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 02:31:27.42 ID:xR2/IAzD0
ミルフィーユ「えっ?えっ?えっ?」


『現実世界にご帰還いただけます』



ミルフィーユ「な、なんですか!いきなり周りがぐにゃあって!」



ノーマッド『なんかよくわかんないですが、帰れるみたいですよ』

ミント「あら、良かったですわ。」

蘭花「はぁ。ようやくね。早くかえろかえろ」

フォルテ「全く、二度と使うかこんな機械!」ゲシッ

ミルフィーユ「ちょ、ちょっとまってください!まだ私……皆さんにさよならも言ってないんですよ!こんないきなり……」


79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 02:33:36.74 ID:xR2/IAzD0
ミルフィーユ「こんなのあんまりです!いきなりすぎです!」

蘭花「ミルフィーユ、ゲームなんだからそこまで入れ込むことないわよ」

ミルフィーユ「でもみんな…私に良くしてくれましたよ!」

ノーマッド『僕達は最初から決まってるプログラムのなかで動いてたに過ぎないんですよミルフィーユさん』

ミルフィーユ「でもでもっ!」

ミント「まあ、そう言う風に感じる機械なんですから、ミルフィーユさんのお気持ちもわかりますけど」

ミルフィーユ「せっかく…せっかくお友達になれたのに……」

ミント「そんなに落ち込まないでくださいましミルフィーユさん……」




80 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 02:35:52.21 ID:xR2/IAzD0
―――――――――


蘭花「はぁ、疲れた疲れた。ヘルメットぬごっと」かぽっ

フォルテ「よいしょっと」かぽっ

ミルフィーユ「………」しょんぼり

蘭花「ミルフィーユ……」

蘭花「まあ、なに、その……落ち込むんじゃないわよミルフィーユ。」

蘭花「ほら、あとでさ、パトなんとかのDVDだかBlu-rayだか…探して買ってあげるから」

ミルフィーユ「ありがとうございます………」

一同「………」

中佐「皆さん」

一同「ギャアアアアアアアア!!!!!!?」

蘭花「で、で、で、で!」

フォルテ「でたあああああああァァァ!!!!!!!」



81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 02:37:24.79 ID:xR2/IAzD0
中佐「みなさん……あれだけ使わないでくださいねって言ったでしょうに」
一同「うっ……」

蘭花「わ、悪かったわよ!だけど別に戻って来たんだし、なにか実際に起きた訳じゃないんだから………」
中佐「あれ、見てください」ヒョイヒョイ

一同「………えっ?」









野明「ど、どうも~……」
遊馬「………」
太田「………」
熊耳「………」
進士「………」
山崎「………」


一同「うえええええええっ!!!!!!?」


82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 02:38:58.77 ID:xR2/IAzD0
ミルフィーユ「わああっ!第2小隊の皆さん!」ぱああっ


蘭花「ど……ど、どう言うこと……」

中佐「なんだかこの機械、ゲームディスクという形の媒体を通じて……超低確率でパラレルワールドとパラレルワールドをつなぎ合わせる効果があるみたいなんですよ」


フォルテ「なーんかよくわかんねぇなぁ……」

ノーマッド『ま、よくわからないからロストテクノロジーなんですけどね』

ミルフィーユ「とにかく、また会えて私、嬉しいです皆さんっ!!」


83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 02:41:04.80 ID:xR2/IAzD0
ミルフィーユ「でも、どうやってここに?」

野明「えっと、出動の後に頭打っちゃったら、いつの間にかここに……」

ミルフィーユ「そうなんですね!とりあえずお茶入れますねー」

蘭花「お茶入れますねー、じゃないでしょ!どうすんのよコイツら!」

野明「これからどうしよう……」
遊馬「どうしようってお前……」
太田「どうしようも出来んだろう……」
進士・山崎「どうしましょう……」
熊耳「ねぇ……」

ギャー!ギャー!ギャー!ギャー!ギャー!ギャー!ギャー!ギャー!ギャー!


後藤隊長「ああ、なんか…すいませんね……」ペコペコ
中佐「いえいえ、こちらこそなんだか……」ペコペコ




ヴァニラ「めでたしめでたしです」


―完―


85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 02:43:43.33 ID:xR2/IAzD0
お付き合いありがとうございました

ヴァニラ・Hさんと南雲しのぶさんはかわいいかわいい!!!!!!
ありがとうございました!!!!!!!!!!!!


88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 02:55:02.30 ID:saRCttOjO
GAは何させても問題ないからもっとSSが増えてもいい


91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/11(水) 04:03:46.78 ID:Q+s8EqKQO
組み合わせわろた


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  1. みかちゃん大好き 2012/07/12(木) 20:35:56

    あれ?そういえばちーちゃんの姿が…まあともかくとてもおもしろかったです。


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