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まこ「緑一色じゃッ…!!」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 02:38:43.87 ID:/PQD6UgF0
久「緑一色…?どういうことよ。萬子まで混じってて緑一色はないんじゃない?」

まこ「雀牌の色をよく見てみんさい」

久「これは…全部緑色…!?」

まこ「そうじゃ。ワカメの色素を親指で牌に擦り込んだんじゃ」

久「でもこれじゃあ緑一色じゃないわ」

まこ「『リューイーソー』は『みどりいっしょく』と書く。全部緑なら緑一色。そうじゃろ?」




2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 02:39:32.82 ID:ST9BNa6L0
小泉さーん


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 02:44:42.75 ID:IapxHylj0
無茶苦茶しますね、ワカメさん・・・


10 : 忍法帖【Lv=36,xxxPT】 2012/07/15(日) 02:48:41.73 ID:J1mHxJn40
轟緑牌…!


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 02:54:09.68 ID:/PQD6UgF0
久「よく考えたわね。でも認められないんじゃないかしら」

まこ「心配せんでええ。部長は後輩のことだけ心配してればええんじゃ」

久「でも…」

まこ「麻雀とは役を創りだしてこそじゃ。決められた役に従っていてちゃあ二流三流じゃ」

久「とんでもない発言ね。本当に大丈夫なの?」

まこ「大丈夫大丈夫。わしが大丈夫言うて大丈夫じゃなかったことがあるか?」

久「…わかったわ。信じる。でも必ず成功させて」

まこ「わかっとる、わかっとる」


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 03:09:53.34 ID:/PQD6UgF0
そして大会当日

まこ(大会ではカメラで監視されとる。配牌を染めるのは無理じゃ)

まこ(ツモってきた牌なら盲牌するフリをして染められるが…)

そして十七巡目くらい――

まこ(張った。緑一色じゃ。普通なら1飜も役が付かないクズ手じゃがわしの手にかかれば…!)

まこ「ツモ!緑一色じゃッ…!!」

アナウンサー「おおーっと清澄!筒子が入っているのに緑一色宣言ーーッ!」

アナウンサー「審判が牌の色を確認しています。―――判定はOK!筒子入りの緑一色だァーーーッ!!!」

まこの緑一色により大会の空気が一変した。麻雀の真の強さとは役や牌を作り出せるかということだと皆が認識したからだ
しかし雀力の足りぬ者に麻雀の根幹たる牌や役を創造するのは不可能…!
つまり今大会は雀力が物を言う大会!これまで雀力無き者は運で勝ち上がったがそれも今大会では不可能!
それがこの緑一色で決定づけられた


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 03:11:23.35 ID:xGbDwuzN0
ワロタ

キンクリをはるかに上回る能力を身につけたなw


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 03:14:06.82 ID:zuxK3Vo3O
ムダヅモ世界への第一歩はワカメによって切り開かれたのか


23 :轟緑牌という名称使わせていただく 2012/07/15(日) 03:22:15.29 ID:/PQD6UgF0
まこ(さて…轟緑牌は体力と色素を消耗するけえ、こんなところでもう使っとれんのう)

まこ(喰いタンでも和了ってとっとと場を進めるのが得策…!)

この他家たちは雀力が足りず牌や役をどうこうできるわけでは無い
実は役や牌を創造できなくてもツモ牌や配牌を操作できれば勝機はあった
しかし、他家にそれをするだけの雀力は無かったのだ!

まこ「ロン!1300点じゃ」

他家「ああ、大三元聴牌だったのに…っ!」

まこ「そりゃ残念。じゃが戦いとは非情なもの」

アナウンサー「清澄、他校に圧倒的なリードを付け次鋒戦終了ーーーッ!決勝進出は確実かーーッ!」


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 03:32:35.55 ID:/PQD6UgF0
そして清澄はリードを保ち決勝進出が決まった。

加治木「清澄の次鋒、とんでもないことをしでかしたな」

蒲原「ワハハー。こんなん勝てるのかー?」

加治木「難しいだろう。だが、何としても勝たなくてはならない。」

加治木「次鋒戦の衝撃で霞んでしまっているが、清澄の大将も猛者だ」

蒲原「嶺上開花で和了ったんだっけー?」

加治木「そうだ。あの嶺上開花、ただの偶然では説明できない何があるように思えてならない」

加治木「だからこそ次鋒戦、負けるわけにはいかん」

蒲原「でも清澄の次鋒、めちゃくちゃじゃないか。策でもあるのかー?」

加治木「幸運にも我々の次鋒は妹尾だ。彼女ならきっとやってくれるだろう」


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 03:34:24.62 ID:EOHSstd40
かおりんの役満率は正直イカサマレベル


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 03:39:29.39 ID:/PQD6UgF0
蒲原「どういうことだー?」

加治木「妹尾はそれだけの豪運を持っているということだ」

蒲原「ワハハ。ゆみちんも冗談を言うのかー?」

加治木「冗談ではない。おい、妹尾!ちょっと来てくれ」

妹尾「は、はい…何でしょうか?」

加治木「ここに裏返しになった雀牌がある。ここから適当に13枚選んでくれ」

妹尾「わかりました…ええと、これとこれと……出来ました!」

加治木「蒲原、めくってみろ」

蒲原「これは国士無双じゃないか。ワハハー佳織もやるなー」

妹尾「わ、私はその、別に大したことは…」


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 03:40:23.41 ID:GT4TS/r+0
全国最強クラスだな


29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 03:43:31.28 ID:23nuOPXn0
こいつアカギの血をひいてるぞ


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 03:49:23.22 ID:/PQD6UgF0
加治木、妹尾に同じ事を何度か繰り返させる
すると信じ難いことに大三元、四暗刻、清老頭、大四喜と役満聴牌を連発したのである
これはただの偶然ではない。妹尾佳織の天性の豪運のなせる業である

加治木「…というわけだ」

妹尾「で、でも私…役とかまだよく分からなくて。せっかく役満聴牌しても気づかないで崩しちゃうかも…」

加治木「役満ともなると牌の迫力がまるで違う。妹尾、それだけの雀力があれば読み取れるはずだ」

加治木「自信が持てないなら……ここに2種類の聴牌した13牌がある。どちらの方が和了った時点が高いと思う?」

妹尾「え、えーと…こっち、ですか?」

加治木「そうだ。どうしてわかった?」

妹尾「雰囲気というか、こっちの牌の方が迫力があったんです…」

加治木「それだ。その感覚を大事にしろ。それさえあれば恐れることはない」


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 03:53:40.87 ID:aH+K8Z6f0
かおりん凄すぎワロタ


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 04:06:45.03 ID:/PQD6UgF0
そしてついに決勝次鋒戦!この戦いが実質的に決勝戦となるとの噂が流れ客席は超満員である

まこ(さあて、決勝なら轟緑牌をケチる必要なし!優希が取られた点を取り返しリードもつける!)

まこ(いくら轟緑牌でも聴牌せんことにはどうにもならん。まずは不要牌の整理じゃ)

妹尾「そっ、それです!ロンです!」

まこ「えっ?あ、ああ。…手牌は?」

妹尾「は、はい!これです!」パタッ

まこ「こ、国士無双じゃとォーーーッ!?」

アナウンサー「決勝次鋒戦開始直後に役満炸裂ーーッ!!これは波乱の展開です!初っ端から予想不可能!!」

まだ(これはまずい展開じゃ…先鋒戦終了時88900点…あと一回食らったらお終いじゃ!)

悪いことになんとこの時妹尾が親。つまり清澄の残り点数は40900点である。


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 04:14:57.60 ID:/PQD6UgF0
そして妹尾の連荘!一本場

妹尾「えーと、ツモです!役は……何でしょうか?(これ和了れてるよね…?)」

みはるん「それは清老頭ですね、役満です。」

アナウンサー「役満連発ゥゥーーーー!!!このまま鶴賀が勝ってしまうのかーーー!?」

さらに連荘!二本場

妹尾「ツモです!えっと…これは確か……みどり、いっしょく?」

まこ「リューイーソーじゃ!」

アナウンサー「これは確定的!この次鋒戦が実質決勝という噂があるがそれは本当だったーーーーッ!!!」

まこ(アナウンサーは今頃鶴賀の勝利が確定とか言っとるんじゃろうな)

まこ(じゃが…いつまでもへこたれてるわしじゃないわい!)


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 04:16:29.54 ID:GT4TS/r+0
ワカメェ!!


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 04:18:34.50 ID:bHVKgiheO
いろいろとひどいwww


36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 04:18:56.61 ID:0sXv1Duk0
さすがかおりんだ


37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 04:23:44.98 ID:/PQD6UgF0
この時点で鶴賀の勝利を疑う者はいないだろう。しかしこと染谷まこに限ってそれはない。むしろ逆…!
まこは進めていた…反撃の準備を…!

三本場

まこ(ここの配牌が命!もしここでしくじったら終りじゃ!)

まこ(来た!緑牌!)

実はまこ、轟緑牌を駆使して牌を緑に染めていたのである
しかし妹尾の早上がり役満により染められた牌は全体のうちごく一部
それをこの土壇場でまこは引き当てたのである

まこ(これは第一の関門じゃ…第二の関門はちと厳しいのう)

第二の関門とは…!まこは妹尾から緑一色の直撃を奪う算段だ。
しかし轟緑牌と緑一色という役の性質上妹尾が緑の牌を捨ててくれないとロンはできない

まこ(頼む…!緑牌を捨ててくれぇっ!この手牌13枚の他に少なくとも2枚くらいはあるはずっ!)


39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 04:34:09.58 ID:/PQD6UgF0
まこ(そう言えば…ドラは…?)

この麻雀、ドラなど無視の役満連発麻雀である
こうなってはドラなど関係ないがまこはドラ表示牌に目をやった
すると…

まこ(よりによって緑牌!)

つまり緑牌は残り一枚!それが妹尾の手牌にあってかつそれを妹尾が捨てるという奇跡が起きない限り直撃は不可能!
この時妹尾、九蓮宝燈聴牌!

妹尾(綺麗な配牌…でも、この緑色の二萬…綺麗じゃない)

妹尾は九蓮宝燈の聴牌を意図せず崩す!

まこ「それじゃァァァッ!ロン!緑一色!」

妹尾「そ…そんな…」

アナウンサー「なんとーーー!!清澄が息を吹き返したァーーーーッ!!!」


40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 04:37:19.38 ID:aH+K8Z6f0
> でも、この緑色の二萬…綺麗じゃない
ワカメエキスがこびりついてて汚かったか


41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 04:48:15.71 ID:/PQD6UgF0
この土壇場で奇跡が重なり緑一色を和了ったまこはついに流れを掴んだ!
配牌時に三元牌それぞれの暗刻を手に入れた!更にまこはこの時親ッ!

この時まこの配牌は…1p268s白白白發發發中中中

まこ(普通ここは大三元を狙うところ!じゃがわしは違う!)

まこ「轟緑牌ッ!」

まこ、3枚の索子を緑に塗りつぶした。その局三元牌は緑を加え四元牌となった!
つまりまこの手牌はッ!1p緑緑緑白白白發發發中中中!
大四元聴牌一筒単騎待ち!!

まこ(流石に天和とはいかんかのう。じゃが…!)

この時妹尾、役満聴牌
まこと妹尾、二者のぶつかり合いにより一種の均衡状態が生まれどちらもなかなか和了れない


42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 04:51:20.66 ID:6I2CPsiJ0
>その局三元牌は緑を加え四元牌となった!
正直ワロタ


43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 05:03:38.02 ID:/PQD6UgF0
とうとう流局間際!海底牌が見えてきた
この牌をツモるのは妹尾佳織!この海底牌でツモ和了りとなるか
それともその捨て牌、つまり河底牌でまこがロン和了りとなるか
そのどちらか今まさに決せられるのである!

妹尾(ううっ…この牌は……)

なんと妹尾、海底ツモで1pを掴まされた!
これはまこの当たり牌である。妹尾、まこの役満聴牌の雰囲気によりどれを切っていいか決断できない

まこ「麻雀って楽しいよなあ」

妹尾「…え?」

まこ「そんな辛そうにせんともっと楽しそうな顔したらどうじゃ」

妹尾はまこの態度から確信した。1pがまこの当たり牌であると
妹尾は豪運だけでなく麻雀に対する鋭い嗅覚も持っていたのだ!
しかし妹尾打一筒!


44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 05:12:29.25 ID:/PQD6UgF0
まこ「ロン!河底撈魚、四暗刻、大四元!」

まこ「なあ、鶴賀の。あんさん、これがわしの当たり牌じゃってわかって切ったろ。なんでじゃ?」

妹尾「私は海底牌で和了れなかった。…だから私の負けだと思うんです……それを流局にして逃げるなんて出来ません」

まこ「いい勝負だった。また打とうじゃないか」

妹尾「はい」

この戦いで妹尾は雀士として更なる高みへと登ったのだった
そしてまこは……

まこ(轟緑牌だけじゃ勝てなかった…全国クラスともなるともっと苦戦することは必至!)

また(もっと精進せんとのう…)

こうして大会決勝次鋒戦は幕を閉じた

おわれ


46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 05:17:57.04 ID:6I2CPsiJ0
>まこ「いい勝負だった。また打とうじゃないか」
ジュンイチローの域だよね

おつ


47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 06:03:11.83 ID:GzLVx54HO
ひどかった


49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/07/15(日) 06:32:51.52 ID:PqenSWgQ0
まこSSはこんなんばっかりじゃ





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