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まどか「ほむらちゃんみ~つけた」
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33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 00:06:34.26 ID:56HAJeCz0
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ほむら「・・・もしもし」
仁美『もしもし?ほむらさん?おひっさしぶりです!』
ほむら「随分と上機嫌ね・・・例の彼氏と一緒にいるの?」
仁美『はい!上条さんとゴンドラに乗ってますの!・・・あれ?』
ほむら「?・・・どうしたの?」
仁美『いえ・・・すれ違ったゴンドラに乗ってたピンクの髪の女の子がこっちを指差して・・・きゃあっ!?』 ガタン
ほむら「ッ!?仁美?」
ガシャーン
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36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 00:11:16.68 ID:56HAJeCz0
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in葬式
さやか「仁美・・・きょうすけ・・・」
あんこ「まさかゴンドラが落ちるなんて・・・な」
ほむら「・・・っ」ホム
あんこ「?ほむら、顔色悪いぞ、大丈夫か?」
ほむら「えっ、ええ・・・平気・・・」
あんこ「そうか・・・?」
さやか(何か隠してる・・・わねこれは)
ほむら(まど、か・・・?)
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38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 00:17:04.98 ID:56HAJeCz0
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ほむら(いえ、まどかはもういない。そんなはずはない)
ほむら(ピンク髪の女の子だって、日本中探せば多分どこかにいる。きっと偶然。そう、偶然・・・)
あんこ「・・・実は、さ・・・最近あたし仁美から相談受けてたんだ」
さやか「相談?」
あんこ「そう。なんでも仁美のやつ、最近よく幻覚を見てたらしい」
あんこ「よく目の前に現れてたらしいんだ・・・ピンクの髪の毛のショートツインの女の子・・・がな」
ほむら(ッ!)
-
41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 00:26:07.71 ID:56HAJeCz0
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ほむら(違う・・・そんなはずはない・・・)
さやか「・・・なにソレ幽霊?やめてよこんな場所で・・・」
あんこ「まあ幻覚つっても、襲ってきたりとかせず、ただニコニコしながら仁美を見てたらしい」
さやか「それはそれで怖いわよ・・・で、それが何か?その女の子がきょうすけ達を殺したっていうの?馬鹿馬鹿しい・・・!」
あんこ「それがな、事故当日、仁美から電話があってさ・・・」
仁美『き、杏子さんっ・・・あの女の子がっ・・・』
さやか「にらんでた・・・?」
あんこ「あぁ、ドアの前に現れて、いつもはニコニコしてた女の子が急に表情を変えたんだ」
あんこ「ただ、にらんでた・・・ってよりは、悲しんでた、とか怒ってた、とか。そっちの顔だったらしい」
ほむら「・・・」
-
46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 00:36:59.33 ID:56HAJeCz0
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さやか「・・・どうでもいいわ、そんな話」
あんこ「・・・仁美達が死んだのにお前はえらく冷静だよな、さやか」
さやか「過ぎたこと気にしたって、しょうがないじゃない」
さやか「きょうすけ達は死んじゃった。それはもちろん悲しいけど、そんないきなりお化けの話なんかされたって、意味わかんないわ」
あんこ「・・・実はな、仁美が見た幻覚っての、あたしも昨日見たんだ」
ほむら「・・・!」
さやか「・・・はっw」
あんこ「馬鹿みたいだと思うか?でも確かに見た」
あんこ「ピンクのショートツインに、ピンクのコスプレみたいなワンピース、そして・・・」
ほむら「・・・かわいいリボン」
あんこ「かわいいかどうかはわからないけど確かにリボンは・・・って、何でお前が知ってるんだよ」
ほむら「・・・私も仁美から電話を貰ったわ。事故の直前に」
さやあん「!!」
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47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 00:44:43.65 ID:56HAJeCz0
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ほむら「ごめんなさい、あまりこの場で言うべきことではいと思って控えていたのだけど」
あんこ「・・・そっか。で、何て言ってた?」
ほむら「ピンク髪の女の子が、こっちを指差してる、って」
あんこ「・・・?リボンは?」
ほむら「あ、た、確かピンク髪でかわいいリボンの女の子・・・って言ってたわ」
さやか「ふーん・・・」
あんこ(何か隠してる・・・?)
ほむら(まどかの事は・・・言えない)
ほむら(杏子が言ってたのは、ほぼ間違いなくまどか)
ほむら(でも二人にまどかの事を言っても信じてもらえないだろうし・・・ )
ほむら(なにより、まどかが悪霊扱いされるのには堪えられない)
ほむら(だから、言えない、言わない)
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48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 00:48:41.27 ID:56HAJeCz0
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さやか「まあいいわ、あたし帰る」
あんこ「なっ・・・おい待てよ!」
さやか「あんたらの下らないオカルト話に付き合うほどこっちは暇じゃないの」
あんこ「・・・チッ、勝手にしろよ!」
さやか「そうさせてもらうわ」ガチャッ
バタン!
ほむあん「・・・」
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52:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 00:55:56.95 ID:56HAJeCz0
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あんこ「クソッ、なんなんだよもう!」
ほむら「・・・あまりあの子を責めないであげて」
あんこ「・・・お前もあたしのこと妄想キチガイ女だとおもってんだろ」
ほむら「いいえ、違うわ。貴女の話は信じてる。ただあの子も・・・きっとつらい、はず」
あんこ「・・・まあ、さやかは強がりだから、な」
ほむら「それより、貴女がみた女の子の話が聞きたいの」
あんこ「・・・見たって言っても一瞬だけどな。交差点でさ、信号待ってたんだ」
あんこ「昨日雨だっただろ?なのに向かい側見るとさ、傘ささずに突っ立ってるやつがいたんだ」
ほむら「それが、あの・・・」
あんこ「そう、仁美から聞いてた幻覚の特徴と一致した」
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53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 01:01:23.18 ID:56HAJeCz0
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あんこ「ただ、仁美から聞いてのと唯一違った点があってさ」
あんこ「そいつ、目茶苦茶悲しそうな顔してたんだ」
あんこ「あたしには、笑いかけてるのに、笑ってるはずなのに」
あんこ「とても悲しい、顔してた」
ほむら「・・・」
あんこ「そのあと目の前をトラックが通り過ぎてさ、次に向かい側を見たときにはそいつはいなくなってた」
ほむら「・・・そう」
あんこ「正直、あたしは今凄く怖いよ。もしかしたらあいつ、ホントに幽霊で、仁美達の次にあたしを殺しに来たのかもしれない」
ほむら「・・・ッ」
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56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 01:10:09.77 ID:56HAJeCz0
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あんこ「だけど、そいつを見たとき、不思議と嫌な感じはしなかった」
あんこ「むしろ、どっかお母さんみたいな・・・あー、なんか恥ずかしいからやめとくわ・・・」
あんこ「とにかく、あたしには今はあいつが何なのかわからない」
あんこ「・・・だから、また何かあったら連絡するよ」ガタン
ほむら「帰るの?」
あんこ「さやかの言ってた通り、いつまでもうじうじしてらんねーしな」
あんこ「それに、あたしが戦わなきゃ、魔獣の被害が出ちまうだろ?」
ほむら「そうね・・・頑張って、ね」
あんこ「あんたもゆっくりでいいから、乗り越えてけよ」
ほむら「ええ、心遣い、ありがとう」
あんこ「じゃあな」バタン
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57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 01:15:39.99 ID:56HAJeCz0
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ほむら(まどか・・・?あなたなの?)
ほむら(でも、それなら、どうして・・・ッ)
ほむら「あたしには、逢いに来てくれないの・・・?」
ほむら(・・・・・・嫉妬なんて、みっともないわね)
ほむら(でも・・・)
ほむら「まどかは、何故仁美に姿を見せたの・・・?」
ほむら(魔法少女でもないし、そこまで繋がりが深いとは思えない・・・)
ほむら「まあ、杏子の連絡待ちね・・・」
ほむら「・・・帰りましょう」ホムッ
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59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 01:20:48.58 ID:56HAJeCz0
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ーーー翌日
ほむら(・・・昨日はあまり眠れなかったわ)
ほむら(まどかが、夢枕に立つかもなんて、下らないことも考えちゃったし・・・)
ほむら「あら・・・着信?」
From杏子
ほむら(何かしら・・・)
ピンク
ほむら逃げろ
ほむら「ッ!?」
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60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 01:25:44.37 ID:56HAJeCz0
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ほむら(これは一体・・・?)
ピルルルルル
ほむら「!」 ビクッ
ほむら「着信・・・美樹さやかから・・・?」
ほむら「もしもし・・・」
さやか「ほむら!杏子が!杏子がぁぁぁ!!」
ほむら「ど、どうしたのっ!?落ち着いて!」
さやか「杏子が、杏子が、杏子が殺された・・・!!」
ほむら「なッ・・・!!」
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61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 01:34:53.21 ID:56HAJeCz0
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ほむら(どうして・・・杏子・・・ううっ、まどかぁ・・・)
ほむら「・・・今、どういう状況なの?」グスン
さやか「昨日言い過ぎちゃったからさ、杏子の泊まってるホテルに謝りに行ったんだ・・・」
さやか「そしたら、杏子が・・・」
ほむら「そう・・・警察には?」
さやか「まだ連絡してない・・・」
さやか「どうしよう、あたし、あたし・・・!」
ほむら「落ち着いて、とりあえず警察を・・・」
さやか「・・・もし、あたしが犯人だと思われたら・・・?」
ほむら「えっ?」
さやか「いやだよ・・・そんなのいやだよ・・・!」
ほむら「大丈夫よ、大丈夫・・・だから警察に・・・」
さやか「いやだよ、捕まりたくない・・・!」ガチャッ
ほむら「!!美樹さやか!!さやか!」 ツーツー
ほむら(どうして、こんな・・・)
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62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 01:41:09.21 ID:EOhSz/kC0
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サヤカスェ・・・
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64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 01:44:16.13 ID:56HAJeCz0
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ほむら(このままだとさやかが危ないわ・・・何をしでかすかわからない)
ほむら(彼女が行きそうな場所・・・隠れることのできる場所・・・)
ほむら「・・・巴マミの、家・・・」
ほむら「あそこにはあまり行きたくないのだけれど・・・」
ほむら(しょうがない、わね)ホム
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65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 01:51:13.38 ID:56HAJeCz0
-
ほむら(その前に通報よね・・・)
ほむら(でも美樹さやかが疑われるようなことは避けたいし・・・)
ほむら「とりあえず、ホテルに行ってから巴マミの家に行きましょう」
~~~~~~~~~~~~~~~~~
inホテル
ほむら「杏子・・・」
ほむら(本当に・・・死んでる・・・)
ほむら(外傷は特に無し・・・だけど)
ほむら(最初からこれだけを狙ったように、ソウルジェムが・・・)
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66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 01:55:11.07 ID:56HAJeCz0
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ほむら(これは身内の・・・魔法少女の犯行とみてよさそうね・・・でも何故?)
ほむら(この見滝原は魔獣狩りの格好のポイント・・・)
ほむら(それを狙ってこの辺りの魔法少女を狙ってるとしたら・・・?)
ほむら「美樹さやかが危ない・・・!」
-
68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 02:02:43.47 ID:56HAJeCz0
-
ーーーマミ宅
ほむら「おじゃまします」バタン
ほむら(ここに来るのは、彼女が死んでから初めてだから・・・一年ぶりくらいかしら・・・)
ほむら「変わってない・・・わ・・・ね?」
ほむら「何かしら、このノート・・・『肉日記』・・・?」ペラッ
ほむら「っ!」
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70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 02:06:39.57 ID:DvBa1MIG0
-
肉・・・日記?
-
71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 02:08:54.70 ID:56HAJeCz0
-
3/14
今日は40歳くらいのサラリーマンを殺した
所帯持ち見たいだったから妻と自分どっちを殺して欲しいか聞いたら迷わず妻の命を差し出してきた
クズ
クズクズクズクズクズクズクズクズクズクズクズクズクズクズクズクズクズクズクズクズクズクズクズクズクズクズクズクズクズクズクズクズクズ
鳴き声は中の上
3/18
今日は学校帰りの小学生を殺した
男女仲良く歩いてたから不愉快だった
死んで当然だよね?
声がうるさすぎたから喉を切ったらヒューヒュー音がして面白かった
また今度やりたい
-
75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 02:17:31.14 ID:56HAJeCz0
-
ほむら「そんな・・・これって・・・!それに・・・この字・・・!!」パラパラパラパラ
ほむら「ッ!!」
5/8
今日は仁美と恭介を殺した
ゴンドラの紐を切ったら簡単に落ちていった
二人とも、裏切ったんだから死んで当然だよ
死んで当然だよ
苦しめ
苦しめ
苦しめ
死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね
死ね
-
76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 02:17:51.42 ID:56HAJeCz0
-
ほむら「何で・・・どうして・・・!」ペラッ
5/14
今日は杏子を殺した
あたしのかわいい杏子
杏子だけは誰にも殺させない
あたしの杏子だから
最近ピンクの髪を怖がってたからカツラを付けて恐怖を煽ってみた
おびえた杏子はかわいかった
でもほむらが邪魔して死体は運べなかった
ほむらのせいで
ほむらのせいで
ほむらの
ほむら「ぅ、あっ・・・!」
ガチャ
-
77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 02:23:15.25 ID:56HAJeCz0
-
ほむら(やばい!やばいやばいやばいやばいやばい!)ガタガタガタ
ほむら(隠れなきゃ隠れなきゃ隠れなきゃ隠れなきゃ!)ガタガタガタ
ほむら(クローゼット・・・!)ガチャッバタン
トッ、トッ、トッ・・・
ほむら(・・・ッ!)ガタガタガタ
ドクン、ドクン、ドクン
-
79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 02:28:05.31 ID:56HAJeCz0
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「誰もいない・・・はずないよね。靴脱いだら揃えなきゃ」
「・・・日記、読んじゃったんだ」
「だったら、殺さないとね」
ほむら(ヒッ・・・!)ガタガタガタ
「どこにいるの?出てきなよ」
「・・・もしかしてほむら?」
「ほむら?ほむら?ほむら?ほむら?ほむら?ほむら?ほむら?ほむら?」
「ほむらは死ななくちゃいけないんだよ」
「私が」
「殺さなきゃ」
-
80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 02:28:34.19 ID:YIHWiFq90
-
このほむほむは時止め使えないよな・・・ ぁー、怖
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82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 02:33:45.20 ID:56HAJeCz0
-
ほむら(あっ、あぁっ・・・!)ガタガタガタ
「・・・携帯、鳴らしてみようかな」
ほむら(ッ!)カチャカチャ!
「・・・電源切った?」ツーツー
「あーあ、手間かけさせるなあ」
「早く殺さなきゃいけないのに」
「殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃ殺さなきゃえへへへへへへへへへへへへへへへへへへへへ」
ほむら(くっ・・・!)
-
86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 02:40:50.80 ID:56HAJeCz0
-
「もしかしてベランダから外逃げた?」
「・・・ほむら」
「ほむらほむらほむらほむらほむらほむら」
「殺す」
ほむら(もうダメ、これ以上は堪えられない・・・!)ガタガタガタ
ほむら(どうしてこんなことに・・・!)
「でも外に逃げたんじゃなあ」
「・・・仕方ない、探すのやーめたぁ」
ほむら(えっ・・・?)
ガッ
ほむら(うあぁぁああああああああああ!!!!隙間から、包丁・・・!?)
ガリ
ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリ
ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリ
ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリ
ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリ
ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリ
-
87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 02:41:43.57 ID:rwM6tcqC0
-
怖っ
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91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 02:47:04.11 ID:56HAJeCz0
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ほむら「ひっ・・・!」
ガリガリガリガリガリガリガリガリ
「あはは、そこにいるのはわかってるんだよ」
ガリガリガリガリガリガリガリガリガリガリ
「いま、開けてあげるからね」
ほむら(怖い、怖いけど・・・)
ほむら(こうなったら、もう、一か八か・・・)
「ほら、開い」ガチャ
ほむら「っあああああああああああああああああああああああああ!」ガシッ
「うわっ!」
ドガァッ!
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92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 02:51:32.34 ID:56HAJeCz0
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ほむら「はぁ、はぁ・・・」
さやか「いてて・・・何すんのよ・・・馬乗りになって興奮してんの?」
ほむら「・・・ッ!」バキッ
さやか「っ・・・たいなぁ」
ほむら「あなたはっ・・・!あなたは何をして・・・!」
さやか「・・・ノートのこと?」
ほむら「あなたは自分が何をしたか!!!・・・わかってるの・・・!」
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94:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 02:55:09.10 ID:56HAJeCz0
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ほむら「何で・・・こんな・・・っ!」
さやか「・・・あたしがさ、初めて殺したのはマミさんだった」
ほむら「・・・っ!」
さやか「恭介と仁美が付き合いだしてさ、イライラしてたんだよね」
さやか「二人とも、あたしを裏切った」
さやか「気付いたら、足元にマミさんの首が落ちてた」
さやか「それが、始まり」
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95:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 02:59:32.55 ID:56HAJeCz0
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さやか「あたしのイライラは人を殺せば消えることに気付いた」
さやか「魔法少女の力を使えば、怖いものなんてないしね」
さやか「殺した人を日記につけようと思ったのは最近だけどね」
さやか「そして先日、やっと、恭介と仁美、そして杏子を殺せた」
さやか「気持ち良かったなぁ・・・ひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ」
ほむら「っ!」ゾクッ
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96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 03:02:34.87 ID:wt70jz8l0
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憂さ晴らしに命を奪われたマミさんかわいそう
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97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 03:03:28.47 ID:I9GXzLRaO
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マミさんここでも死因がひどいや
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114:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 10:23:44.75 ID:56HAJeCz0
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さやか「・・・ほむらはさ、見えるの?」
ほむら「は・・・?」
さやか「ピンク髪の女の子」
ほむら「!」 ホムッ
さやか「見えてるんでしょ?見えてるんでしょ?キャハッ!!」
さやか「その子、きっと死神だよ!」
さやか「マミさんも言ってた!あたしに殺される前にピンク髪の子を見たって!」
さやか「マミさんも、仁美も、杏子も、みんなみんな見たって言ってた!!」
さやか「みんな死んだ!殺された!!あたしに!!!!」
さやか「ひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ」
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115:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 10:31:17.03 ID:56HAJeCz0
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ほむら「・・・いい加減にして!」ガッ
さやか「ぐっ・・・苦しいなぁ、苦しいなぁ・・・ほむら、首から手を離してよ」
ほむら「ピンク髪の子が死神?・・・馬鹿馬鹿しい!あなたがの方がよっぽど死神らしいわよ!!」グググ
さやか「ほむら、放、苦し、死ぬぅぅぅ・・・」ジタバタ
ほむら「大丈夫、死にはしないわ。ソウルジェムが・・・」ハッ
さやか「・・・あああああああああああああああ!!!!」キャラーン
ほむら「くっ、変身・・・ぐあっ!」ドカッ
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118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 10:46:14.68 ID:56HAJeCz0
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ほむら(やばい、背中を壁に打ち付けて、上手く呼吸が・・・!)ハッ、ハッ
さやか「・・・最初からこうすればよかったんだぁ」
さやか「あたしって、ほんとバカ!!!ひひひっ!」
ほむら(時間を・・・時間をかせがなきゃ・・・)ゼェ、ゼェ
ほむら「・・・あなたはっ、人を殺すときっ、何も感じなかったの!?」
さやか「・・・は?」
ほむら「何も思うところもなく、人を、簡単に、虫を殺すように、何も考えず殺せる訳無い・・・そうよね?」ハァハァ
さやか「ほむら・・・」
さやか「何言ってんの?」ニヤニヤ
ほむら「なっ・・・」
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119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 10:53:02.07 ID:56HAJeCz0
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さやか「ひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ」
さやか「そんなこといちいち思ってたら誰も殺せないじゃん!!」
さやか「ばーかばーか、ほむらは馬鹿だなぁ」ニヤニヤ
ほむら「でも、でも!・・・貴女だって!心が痛むはず・・・!!」
さやか「・・・その気になれば心の痛みなんて、完全に消しちゃえるんだよ」
さやか「やり方さえわかっちゃえば簡単なもんなのよ」ヒヒッ
さやか「何も考えない、何も感じない」
さやか「ただ、殺すだけ」
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120:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 10:57:33.36 ID:56HAJeCz0
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ほむら「・・・もう何を言っても無駄なようね」スッ
さやか「変身・・・?させない!!」ブンッ
ほむら(なっ、剣を、投げ・・・!)
ほむら「っあああああああああああああああ!!!!!」ブシャァ
さやか「あははははははははははははははははははははははははははははははは!!!!」
さやか「ほむらの右足、とれちゃった!!!!」
さやか「ひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ」
ほむら「うっ、あああああっ!!」ドクドク
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121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 11:02:54.10 ID:56HAJeCz0
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さやか「次はどこにする?ねぇ、ねぇ、ねぇ!!」スタ、スタ
ほむら「こっ、来ないでぇぇええええ!!」
さやか「左足?右腕?左腕?そうだ、左腕がいいね!」
ほむら「いゃっ、いやぁぁぁあああ!!」ガタガタガタ
さやか「変身されるとやっかいだし・・・ねっ!」グサッ
ほむら「ああああああああああああああああああああっ!!!!」ブシュ
さやか「ひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひひ」
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123:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 11:09:08.75 ID:56HAJeCz0
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ほむら「うっ、うあぁぁぁ・・・っ!」ドクドク
さやか「・・・どうせ死にはしないわよ。マミさんの時もそうだった」
さやか「生首がこっちを見て恐怖と驚きと絶望とが入り混じった顔がこっちを見ててさ・・・」ニヤニヤ
さやか「我慢できずに、潰しちゃったぁ」
さやか「首ごと、ソウルジェムを!ひひひひっ」
ほむら「ひっく、ひっ、うううぅぅぅぅあああ・・・」ドクドク
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124:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 11:15:30.71 ID:56HAJeCz0
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さやか「でも、大丈夫、ほむらは簡単に殺さないよ」
さやか「じっくり切って、切って、刻んで、刻んで」
さやか「それから、殺してあげる」
ほむら「・・・っ!」ガシャーン
さやか「窓割って・・・外に逃げようって・・・」
ほむら「あああああああああああああああああああああああああ!!!!」
さやか「!!ちっ、こいつ助けを・・・!!!!」ガシャーン
ほむら「がぁっ!!」ドカッ
さやか「ほら、ベランダ出れたよ」
ほむら「あっ・・・あぁっ・・・」
さやか「ただ、うるさいからさ・・・」
ほむら「喉、裂かせてもらおうかな」ニヤニヤ
ほむら「ひいぃぃいいいっ!」ガタガタガタ
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127:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 11:24:23.90 ID:56HAJeCz0
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ほむら「こっ、来ないでぇええええええっ!!」ガタガタガタ
さやか「あははははははははははは・・・っ?」
ほむら「・・・?」ガタガタ
さやか「そんな・・・なんで・・・?」
さやか「なんなのよ!こっちくんな!」
さやか「ああああああああああっ!」
ほむら(どうしたの・・・?急に室内を見て怯えて・・・)
さやか「・・・そうか!ほむらを迎えにきたんだ!そうなんだよね!」
さやか「死神さん!」
ほむら「!!!」
さやか「ひひひひひっ、そうだ、あたしなはずがないよね!!!!」
ほむら(まどか・・・!?見えない・・・どこに・・・!)
-
128:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 11:31:43.55 ID:56HAJeCz0
-
『さやかちゃん・・・ごめんね』
さやか「あ?ほむらあんた何を・・・?」
ほむら「何を、言ってるの?」ゼェ、ゼェ
さやか「声、が・・・」ガタガタガタ
ほむら「?」ゼェ、ゼェ
さやか「っあああああ!!いいよ!殺してあげるよ!!死神さん!!」ブンッブンッ
さやか「死ねっ、死ねっ、死ねええええええええええ!!!!」
ほむら「!やめなさい!!美樹さやかっ!!!!」
さやか「あああああああああああああああ!!」ブンッブンッ
『・・・さやかちゃんは、やりすぎだよ』
『だから、もうオシマイ』
パリン
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130:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 11:42:36.06 ID:56HAJeCz0
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さやか「ーーーあ?」ドサッ
ほむら(急に倒れ・・・!)
ほむら「ソウルジェムが、消えてる・・・」
スウ・・・
ほむら(さやかの体が、消えていく・・・)
ほむら「でも!でもっ!」
ほむら(こんなことが、出来るのって・・・!!)
「ほむらちゃん」
ほむら「・・・っ」
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131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 11:47:17.65 ID:56HAJeCz0
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「ほむらちゃん、会いたかったよ」
「ずっとずっと、会いたかった」
ほむら「まど・・・か・・・・・・?」
「そうだよ、ほむらちゃん」ギュッ
「ひどい怪我・・・すぐ直してあげるからね」ファッ
チュイーン
ほむら(手が・・・足が・・・直って・・・)
「ティヒッ、やっぱりいつも通りのほむらちゃんが一番かわいいよぉ」ギュゥゥッ
ほむら「まどか・・・」ギュッ
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133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 11:54:52.45 ID:56HAJeCz0
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~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ほむら「でも、どうして急にこっちに来れるようになったの・・・?」
ほむら「それに、杏子達が姿を見たっていうのは?」
まどか「・・・あたしはさ、この宇宙の概念になったんだ」
ほむら「ええ、知ってるわ」
まどか「それで、ずっとこっちの世界を見てたんだ」
まどか「そんなある日、あたしのクラスメートだった中沢君が死ぬ瞬間を見届けたんだよ」
まどか「その瞬間、あたしの体はこっちの世界にぐーんと近付いた。距離とかじゃなく、感覚が、ね」
まどか「概念に感覚があるっていうのもおかしなはなしだけどね・・・ティヒヒッ!」
ほむら「・・・」ホムッ
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135:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 11:56:20.36 ID:PRnZNLqe0
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あたし…
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137:口調不安定でごめんね!:2011/05/15(日) 12:03:36.38 ID:56HAJeCz0
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まどか「その時、気付いたの」
まどか「人は、死の瞬間限りなく概念に近付く・・・って」
まどか「『死』は存在しないけど、認識として、概念として、そこにはある」
まどか「だから、きっと私と関わりのあった人の死が、概念となって私とこっちの世界とを近付けた」
まどか「死の瞬間、人は概念になる。私はそれをたぐり寄せていく」
ほむら(・・・?)ホムッ
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140:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 12:12:18.60 ID:56HAJeCz0
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ほむら「??」ホムッ
まどか「ティヒッ、ごめん、わけわかんないよね」
ほむら「・・・なんで、さやか達にはまどかが見えてたの?」
まどか「死が近付くに連れて、人は概念に近付く」
まどか「だから、私が見えたのかもね」
ほむら「じゃあ私も死が近い・・・の?」
まどか「違うよ、私はもう完全にこっちに来れた」
まどか「家には私の部屋があるし、学校には私の席がある・・・もちろんほむらちゃんの隣だよ!」ティヒッ
ほむら「・・・一つ、聞きたいのだけれど」
まどか「?何でも聞いてよ、ほむらちゃん!」
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141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 12:17:53.12 ID:56HAJeCz0
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ほむら「あなたは、親しい人達の死でこちらに近付くというのなら」
ほむら「杏子達の死を、喜んでいたの?」
まどか「・・・それは違うよ、ほむらちゃん」
まどか「みんなが死ぬと、とても、とっても悲しくなる」
まどか「みんなが悲しむ顔は、見たくない」
まどか「けど」
まどか「しょうがないよね」
まどか「ほむらちゃんに会うためだもん」
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144:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 12:36:07.59 ID:56HAJeCz0
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ほむら「・・・っ」ホム
まどか「さやかちゃん、ちょっと情緒不安定だしさ」
まどか「私がちょこっと手を加えて、仁美ちゃんと上条君をくっつけたら、壊れちゃった」
まどか「マミさんが死んだとき、ぐーんとこっちに近付けた。それで確信したんだ」
まどか「親しい人が死ねばそれだけ、こっちに近付けるって」
まどか「さやかちゃん、予想通りの動きをしてくれて助かったよ」
まどか「おかげで、ほむらちゃんに会えた」
ほむら「まど・・・か・・・」ホムッ
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146:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 12:41:59.70 ID:56HAJeCz0
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ほむら「何で、そんな・・・・・・」
まどか「・・・あの空間でさ、私が何をしてたと思う?」
まどか「ずっとほむらちゃんのこと考えてた」
まどか「ずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっとずっと」
まどか「こっちの世界のほむらちゃんを見ながら、ずっとほむらちゃんのこと考えてた」
まどか「会いたくて、仕方なかった」
まどか「みんなのことも大好きだけど、ほむらちゃんのことはもっともっと好き」
まどか「好き、好き、好き、好き好き、好き、好き、好き」
まどか「大好き」
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148:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 12:47:27.78 ID:IezfaNfb0
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ヤンデレまどかこええ
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149:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 12:51:00.17 ID:56HAJeCz0
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ほむら「・・・私もまどかのことが好きよ」
まどか「ほむらちゃん・・・」
ほむら「会いたくて、会いたくて、仕方なかった」
ほむら「でも・・・それでも・・・!」
ほむら「杏子やマミ達にも、死んでほしくなかった・・・!」
まどか「・・・ほむらちゃんはやっぱり優しいね」
まどか「でも大丈夫。そんな優しくてかわいいほむらちゃんが傷つかないように」
まどか「さやかちゃん達のことは忘れさせてあげるから」
ほむら「何を・・・!?」
ほむら(ね、眠気が急に・・・!)トサッ
まどか「おやすみなさい、ほむらちゃん」
まどか「また明日、学校で、ね♪」
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152:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 12:57:17.96 ID:56HAJeCz0
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ほむら「おはよう、まどか」
まどか「おっはよう、ほむらちゃん!」
ほむら「今日は暑いわね・・・」
まどか「そうだね・・・まいっちゃうよぉ」
ほむら「嫌になってしまうわね」
まどか「だけど、ほむらちゃんの透けブラ見られるならそれはそれで・・・」
ほむら「っ!も、もうっ!///」カァァ
まどか「ふふっ、冗談だよ!照れたほむらちゃんもかわいいなぁ・・・♪」
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153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 13:01:22.57 ID:56HAJeCz0
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ほむら「と、とにかくっ!///早く行かないと遅れちゃうわよ!」ホムッ
まどか「はーい!」
ほむら「いこう、まどか」
まどか「うん!」
ーーーそう、私はこの世界が大好き
さやかちゃんも、マミさんも・・・私とほむらちゃんを傷つける人が、邪魔する人が、誰もいないこの世界がーーー
まどか「大好きだよ、ほむらちゃん」
おわり
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157:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 13:04:15.17 ID:P7xfdrFB0
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乙乙
なんか……ちょっと恐いと思ってしまった
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161:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 13:05:51.48 ID:PRnZNLqe0
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乙でした
病みさやかも病みまどかもグッと来た
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173:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 14:32:34.84 ID:O6Rn/DQZ0
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乙
いいヤンデレだった

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