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マミ「その魔女の名は」
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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 18:53:49.67 ID:WvzCFgOs0
-
マミ「あら……?」
???「♪」シャルシャル
マミ「あれは……ぬいぐるみ?」
???「チーズチーズ」
マミ「……チーズ欲しいの?」
???「……」コクコク
マミ「えっと……はい」
???「♪~」ハムハム
マミ「ちょっと可愛いわね……」
-
2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 18:54:35.51 ID:WvzCFgOs0
-
マミ「でも何かしらこれ」
???「パクパク」
マミ「食べる姿は小動物っぽくて可愛いけど……」
???「ケプ」タベオワッタ
マミ「あ、食べ終わったのね」
???「……」ジー
マミ「もっと欲しいの?」
???「……」コクコク
マミ「ふふ、仕方ないわねぇ」
-
3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 18:55:35.55 ID:WvzCFgOs0
-
マミ「私の家に来る?」
???「?」
マミ「あ、解らないか。えっと私についてくる? もっと食べさせてあげるわよ?」
???「ツイテク!」
マミ「じゃあ、いらっしゃい」
???「……」シャルシャル
マミ「私、マミっていうの。巴マミ」
???「マミ?」
マミ「そう」
???「マミマミ!」
-
5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 18:56:38.65 ID:WvzCFgOs0
-
マミ「貴方はなんて言うの?」
???「……」ウーン
マミ「解らない?」
シャルロッテ「シャルロッテ!」トクイゲ
マミ「へえ、シャルロッテっていうのね」
マミ「じゃあ……シャルって呼んでいいかしら?」
シャル「シャル?」ナニソレ
マミ「貴方の呼び方」
シャル「……」コクコク
マミ「ふふ、じゃあ決まりねシャル」
-
7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 18:57:46.23 ID:WvzCFgOs0
-
マミ「ここが私の家よ。さあどうぞ」
シャル「……」キョロキョロ
マミ「ふふ、そんなに見られると何か照れちゃうわね」
マミ「遠慮せずにあがってね」
シャル「ペコリ」オジャマシマス
マミ「あら、シャルって礼儀正しいのね」
シャル「♪」エヘン
マミ「少し待っててね。今お茶の用意をしてあげるから」
-
10:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 18:59:28.34 ID:WvzCFgOs0
-
マミ「紅茶って飲めるのかしら?」
シャル「コウチャ?」ハテナ
マミ「うーん、まあ飲ませてみましょうか」
マミ「はい、どうぞ」
シャル「……」ジー
マミ「ふふ、心配しなくても美味しいわよ?」
シャル「コクコク」
マミ「どう?」
-
12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:00:45.78 ID:WvzCFgOs0
-
シャル「!」ビックリ
マミ「あら、ごめんなさいね。少し熱かったのね」
マミ「ふー……ふー……」
マミ「はい、どうかしら?」
シャル「コクコク」
マミ「美味しい?」
シャル「オイシイ」ニコ
マミ「それは良かったわ」
マミ「あと、ケーキもあるから一緒に食べましょうか」
シャル「ケーキ♪」ワーイ
マミ「そんなに喜んでもらえると、こっちも嬉しいわね」
-
15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:01:56.89 ID:WvzCFgOs0
-
シャル「♪」ハムハム
マミ「美味しい?」
シャル「ハムハム」コクコク
マミ「ふふ、食べるか頷くかどちらかにしときなさい」
マミ「ケーキが口の周りについてるわよ?」
シャル「?」
マミ「もう……ほら拭いてあげるから、こっちむいて」
シャル「ンー」
マミ「ちょいちょいっと……はい、綺麗になった」
シャル「キレイキレイ」
マミ「うん、綺麗綺麗」
-
18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:03:03.88 ID:WvzCFgOs0
-
シャル「チーズチーズ」
マミ「あ、そういえば」
マミ「シャルはチーズが好きなのね」
シャル「♪」ハヤクハヤク
マミ「はいはい、せっかちね」
マミ「……あら、チーズがもう無かったわ」
シャル「!」ガーン
マミ「なーんてね。冗談よ」
シャル「ムー」プイ
-
19:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:04:06.87 ID:WvzCFgOs0
-
マミ「あら、機嫌損ねちゃった? そっぽ向かれると寂しいなぁ」
シャル「ムー」マミキライ
マミ「あらら、嫌われちゃったわね」
マミ「ほら、チーズあげるから機嫌直してほしいな」
シャル「……」ハムハム
マミ「許してくれるかな?」
シャル「……」モウシナイ?
マミ「うん、もうしない。だから、ね」
シャル「……」コク
マミ「ふふふ、良かった」
-
20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:05:15.87 ID:WvzCFgOs0
-
マミ「そういえば……」
シャル「?」
マミ「お風呂って入るのかしら?」
シャル「オフロ?」ナニソレ
マミ「うーん……まあいいかしらね」
マミ「まだ正体がよく解らないしね」
シャル「ショータイ?」
マミ「可愛いから、正直どうでもよくなてきちゃうけど」
シャル「カワイイ?」
マミ「うん、可愛い可愛い」ナデナデ
シャル「♪~」イイキモチ
-
22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:06:21.19 ID:WvzCFgOs0
-
マミ「あら……もうこんな時間ね」
シャル「……」ウトウト
マミ「ふふ、シャルはもうお休みなさい、かな?」
シャル「オヤスミナサイ」
マミ「駄目よ、こんなところで寝ちゃうのは」
マミ「ちゃんとベッドで寝なさい」
シャル「ベッド……」シャルシャル
マミ「そうそう、そこがベッドだからね」
シャル「マミ、オヤスミ」
マミ「はい、おやすみなさい」
シャル「zzz」スヤスヤ
-
23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:07:45.52 ID:WvzCFgOs0
-
ユサユサ
マミ「うーん……」
シャル「マミ、マミ」
マミ「あら、シャルはもう起きてたの。早起きね」
シャル「ハヤオキ」エヘン
マミ「うん、偉いわね」
マミ「もう少ししたらご飯にするから待っててね」
シャル「……」コクコク
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24:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:08:57.48 ID:WvzCFgOs0
-
マミ「美味しい?」
シャル「ハムハム」コクコク
マミ「もう……だから食べるか頷くかどちらかにしなさいって」
マミ「でも、どうしようかしら」
シャル「?」ドシタノ
マミ「シャルを学校に連れて行ってもいいものなのかなって」
マミ「学校行っている間、お留守番できる?」
シャル「フルフル」イヤイヤ
マミ「うーん、そっか」
マミ「仕方ないわね。一緒に行きましょうか」
シャル「♪」ワーイ
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25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:10:12.65 ID:WvzCFgOs0
-
マミ「えーっと……」
シャル「……」チョコン
マミ「一緒に行くとは言ったけど、頭の上にいるのはちょっと」
シャル「?」ナンデ
マミ「まあいいか……重くはないし」
マミ「じゃあ行きましょうか」
シャル「♪」オー
マミ「行ってきまーす」
シャル「イッテキマース」
-
26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:11:23.04 ID:WvzCFgOs0
-
マミ「うーん……やっぱり周りから変に見えるのかしら」
マミ「というか、普通の人に見えるのかしら?」
マミ「まあいいわねどうでも」
シャル「♪」
マミ「シャルも楽しそうだし」
シャル「!」ズリ
マミ「おっと……落ちちゃ駄目よ?」
シャル「……」コクコク
シャル「ムー」ギュー
マミ「だからって、あんまり髪の毛を力いっぱい引っ張られるのもちょっと……」
シャル「……」ゴメンナサイ
マミ「あ、怒ってないから。ね?」
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31:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:16:00.59 ID:6pP5wWzmO
-
和む
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32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:18:21.49 ID:WvzCFgOs0
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~学校~
さやか「うっわ~、すっごい可愛いっ!」ギュー
シャル「アウー」イタイイタイ
まどか「どうしたんですか、この人形みたいな子」
マミ「昨日たまたま、ね」
さやか「マミさんー、あたしも欲しい! てかこれください!」
マミ「うーん……そうねえ」
シャル「ヤー」シャルシャル
さやか「あっ!?」
シャル「マミ、マミ」コッチガイイ
マミ「ふふふ、どうやらフラれちゃったみたいね」
さやか「ちぇー」
-
33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:22:32.30 ID:WvzCFgOs0
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まどか「この子名前とかあるんですか?」
マミ「ええ、あるわよ。えっとね……」
シャル「シャル!シャル!」
さやか「シャルっていうのかー」
まどか「この子賢いんですねー。私たちの言っていること解ってるみたいだし」
シャル「♪」エヘン
マミ「そうね。本当はシャルロッテって言うみたいだけど、私はシャルって呼んでるの」
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34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:27:33.45 ID:WvzCFgOs0
-
さやか「あたし美樹さやかよ。解る? さ・や・か」
シャル「サヤカ?」
さやか「そうそう! 賢いな~お前」
シャル「サヤカ、サヤカ!」
まどか「私まどか。鹿目まどか」
シャル「マドカ、マドカ!」
まどか「ほんと、可愛いな~」
シャル「マミ、マミ!」
マミ「ふふ、そうね。ちゃんと覚えててえらいえらい」ナデナデ
シャル「♪」ウレシイ
-
36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:34:54.33 ID:WvzCFgOs0
-
~休み時間~
シャル「……」パクパク
マミ「あら? シャルったら何を食べてるの?」
シャル「……」コレ
マミ「お菓子? どこから持ってきたの?」
シャル「♪」オカシダス
マミ「貴方、自分でお菓子を生み出せるのね」
シャル「……」コクコク
マミ「便利ねぇ。これから色々利用してもいいかしら?」
シャル「♪」モチロン
-
38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:43:33.80 ID:WvzCFgOs0
-
~昼休み~
さやか「だから、いきなりお茶会なんて始まってるんですね」
マミ「ふふふ、まあいいじゃない。紅茶は私が出せるしね」
まどか「うわぁ~……沢山の種類のお菓子がある」
まどか「シャルちゃんってすごいね」
シャル「……」チョットテレル
さやか「あ~、ますますあたしも欲しくなった!」
シャル「イヤイヤ」
シャル「マミマミ」ダキツキ
マミ「あらあら」
さやか「ほんと、マミさんにべったりですね。羨ましい」
-
39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:49:34.40 ID:WvzCFgOs0
-
マミ「ねぇ、美樹さん鹿目さん……」
まどさや「なんですか?」
マミ「貴方たちは気にならないの? シャルが一体何者なのか」
さやか「なんつーか、今更ですねマミさん」
マミ「そうね……でもどうしても気になって」
マミ「もしかしたら魔女やその使い魔かもしれない。そう考えると、ね……」
さやか「でもそうだと決まったわけじゃないんですよね?」
さやか「人を傷つけたりしないし、こうやってマミさんに懐いてる。それでいいんじゃないですかねー」
マミ「そう……鹿目さんは?」
まどか「え、えっと……」
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42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:53:01.17 ID:WvzCFgOs0
-
まどか「この子がもし魔女だったとしても……」
シャル「?」ナーニ
まどか「こうやって、仲良くなれるんだとしたら」
まどか「それはとっても嬉しいなって」
マミ「そうね……」
さやか「ぶっちゃけ可愛いからもう何でも許せちゃうー! 可愛いは正義!」ギュー
シャル「アウー」クルシイ
マミ「ふふ、美樹さんったら」
-
48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:57:48.00 ID:WvzCFgOs0
-
~放課後~
マミ「さ、帰りましょうか。シャル」
シャル「……」シャルシャル
シャル「♪」チョコン
マミ「ふふ、そんなに私の頭の上って居心地がいいのかしら?」
シャル「……」コクン
マミ「ちょっと嬉しくなっちゃう。それじゃあ行きましょうか」
シャル「♪」オー
-
49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:59:47.34 ID:WvzCFgOs0
-
ほむら「あれは……」
ほむら「巴マミと……頭の上にいるのって魔女じゃないかしら」
ほむら「なぜ、一緒にいるの? 訳が解らないわ」
ほむら「……」
ほむら「取り敢えず、接触してみましょう」
-
54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 20:06:55.39 ID:WvzCFgOs0
-
ほむら「巴マミ」
マミ「あら、貴方は暁美さんじゃない」
ほむら「貴方一体何を考えているの? 何故魔女と一緒にいるのかしら?」
マミ「そう……やっぱりこの子は魔女なのね」
ほむら「何を言ってるの貴方? そんなものソウルジェムですぐに解るじゃない」
マミ「だってこの子が魔女かどうかなんて、もうどうでもよくなってたもの」
ほむら「意味が解らないわ」
マミ「そうねぇ……。ねえ、もし良かったら家に来ない?」
ほむら「え?」
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57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 20:11:17.43 ID:WvzCFgOs0
-
ほむら「何故そういう話になるのかしら」
マミ「あら、この子が気になるのでしょう?」
シャル「?」アナタダレ
ほむら「それはそうだけど……」
マミ「それに先輩からのお誘いよ? 断るなんてしちゃ駄目よ?」
ほむら「本当に、貴方が何を考えているのか解らない」
ほむら「この場でその魔女を倒せばいいと思うのだけれど?」
マミ「貴方が本気でそうしようというなら、それは仕方ないけど」
マミ「話を聞くくらい、いいんじゃないかしら?」
ほむら「……」
-
59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 20:17:50.65 ID:WvzCFgOs0
-
マミ「さあ、どうぞあがって」
シャル「アガッテー」
ほむら「お邪魔するわ……」
マミ「飲み物は紅茶でいいかしら?」
ほむら「別に気にしなくていいわ」
マミ「あらそうはいかないわよ。貴方はお客様なんだから」
ほむら「……じゃあ紅茶で」
マミ「解ったわ。用意するから適当に座ってて」
マミ「シャルもね。流石に頭の上にいたままだと、準備し辛いわ」
シャル「コクン」ワカッタ
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60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 20:20:21.57 ID:WvzCFgOs0
-
ほむら「……」
シャル「……」ジー
ほむら「……」
シャル「……」ジーーッ
ほむら「……なにかしら?」
シャル「シャル!シャル!」
ほむら「シャル? それは貴方の名前かしら?」
シャル「……」コクコク
ほむら「ふうん…」
-
61:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 20:25:53.38 ID:WvzCFgOs0
-
シャル「……」ジーーッ
ほむら「もしかして、私の名前が知りたいの?」
シャル「……」コクコク
ほむら「私は……ほむらよ。暁美ほむら」
シャル「ホムラ?」
ほむら「ええ」
シャル「ホムホム!」
ほむら「その呼び方はちょっと……」
シャル「ワタシハホムホムハデス」
ほむら「え?」
シャル「……」シーン
ほむら「気のせいかしら……」
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69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 20:33:26.09 ID:WvzCFgOs0
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マミ「はい、どうぞ。紅茶とお茶菓子」
ほむら「ありがとう」
シャル「マミマミ」シャルシャル
ほむら「貴方、えらく懐かれているのね……」
マミ「そうなのよ。なんでかしらね?」
ほむら「これは魔女なのよ。貴方解っているの?」
マミ「ええ、解っているわ」
ほむら「だったら!」
マミ「ねえ、暁美さん。魔女って絶対に倒さなきゃいけないのかしら?」
ほむら「え?」
シャル「パクパク」オカシオイシイ
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71:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 20:41:02.14 ID:WvzCFgOs0
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マミ「確かに魔女は、人々に危害を与えるわ。だから私たち魔法少女はそれを倒していく」
マミ「でも今日一日連れて行って、この子が人に危害を加えることは無かったわ」
ほむら「そんなの……たまたまかもしれない」
マミ「ええ、そうね」
マミ「だからといって、可能性を否定したくはない」
マミ「鹿目さんも言ってたわ。魔女だとしても仲良くなれる、それはとても嬉しいことだと」
ほむら「机上の空論よそんなもの……」
マミ「この子は結界の外にいた。常に結界の中にいるはずの魔女が」
マミ「この子はイレギュラーなのよ。その時点で貴方の持っている常識が通用しないのじゃなくて?」
シャル「ゴクゴク」コウチャオイシイ
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74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 20:46:42.80 ID:WvzCFgOs0
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ほむら「そんな下らないことを言っていて、実際に被害が出たらどうするの?」
マミ「そうなったら仕方ないけど、倒すわ。仲良くすることは出来なかったもの」
ほむら「貴方一人で手に負えない相手だったらどうする気?」
マミ「その時は貴方がいるじゃない」
ほむら「なにそれ。結局人任せなのかしら?」
マミ「貴方の魔法少女としての腕だけは信用しているのよ?」
ほむら「……はぁ。これ以上何を言っても無駄みたいね」
シャル「ケプ」ゴチソウサマ
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76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 20:54:26.93 ID:WvzCFgOs0
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ほむら「今日は帰らせてもらうわ」
マミ「あら、もうこの子のことはいいの?」
ほむら「……正直、今でもこの場で倒しておきたい気持ちでいっぱいだけど」
マミ「けど?」
ほむら「まどかが言ったのなら……魔女とでも仲良くなることを夢見るのなら」
ほむら「貴方の下らない可能性にかけてもいいわ」
マミ「ふふふ、貴方って鹿目さんのことが第一なのね」
ほむら「ほっといてちょうだい」
マミ「それじゃあ、またね」
シャル「マタネ」バイバイ
ほむら「ええ」
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77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 20:57:47.91 ID:WvzCFgOs0
-
マミ「さて、片付けないとね」
シャル「カタヅケ?」ナニソレ
マミ「ふふ、シャルは私の手伝いをしてもらうからね」
シャル「テツダイ!」
マミ「それじゃあ、お皿運んでね」
シャル「ンー」ヨイショ
マミ「気をつけてね」
シャル「ンー」チョットオモイ
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81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:05:30.63 ID:WvzCFgOs0
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マミ「運び終わったけど……」
シャル「♪」チョコン
マミ「私の頭の上がお気に入りなのかしらね」
マミ「ちょっとやり辛いけど、このままにしておきましょうか」
シャル「……」ノンビリ
マミ「落ちないように気をつけるのよ?」
シャル「コクコク」キヲツケル
シャル「!」ズルッ
マミ「っと……言ってるそばからもう」
シャル「ペコリ」ゴメンナサイ
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85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:10:22.78 ID:WvzCFgOs0
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マミ「ふんふん~♪」
シャル「~♪」リズムニノッテ
マミ「ふ~んふん♪」
シャル「~♪」ユーラユラ
シャル「!」ズルッ!
マミ「あっ!?」
ボチャン
マミ「あらら、気をつけなさいって言ったのに……びしょびしょね」
シャル「ビショビショ」
マミ「取り敢えず、拭いておきましょう」
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86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:14:30.18 ID:WvzCFgOs0
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マミ「よし、綺麗になった」
シャル「♪」ワーイ
マミ「貴方といると、お母さんになったみたい。まだ中学生なのにね」
シャル「オカアサン?」
マミ「ふふ、解らないか。仕方ないわよね」
マミ「さあ、片付けの続きね」
シャル「ツヅキ」
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88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:18:23.50 ID:WvzCFgOs0
-
マミ「ふう、終わりっと」
シャル「オワリ」
マミ「ねえ、シャル。ちょっとお話しようか」
シャル「オハナシ?」
マミ「そう、ちょっとしたひとり言みたいなもの……聞いてくれる?」
シャル「……」コクコク
マミ「ありがとう」
-
89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:25:03.68 ID:WvzCFgOs0
-
マミ「暁美さんが言ったこと……彼女が正しいのは解っている」
マミ「貴方と仲良くしたいっていうのは、私のエゴなんでしょうね」
シャル「エゴ?」ナニソレ
マミ「そう、エゴ。利己主義。仲良くなれたらいいなぁなんて、所詮ただの私の勝手な考え」
マミ「でもね……それで少しでも希望があるなら、私はそれを信じたいの」
シャル「キボウ?」
マミ「貴方たち魔女は絶望といった負の感情をもたらすはずの存在」
マミ「でもたった二日だけとはいえ、貴方といた生活は楽しかった」
マミ「だから期待しちゃ駄目かな? 貴方と一緒にいたいと思ったら駄目かしら?」
シャル「マミ、イッショ!」
マミ「ふふ、嬉しいわ」
-
91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:27:01.44 ID:WvzCFgOs0
-
マミ「いずれ暁美さんが言ったように、この生活が壊れてしまうかもしれないけど」
マミ「でも貴方といた日々は、希望は、無駄にならないと信じている」
マミ「魔女でありながら、希望を与えてくれた貴方の存在は決して忘れない」
マミ「だから……」
シャル「マミ?」
マミ「いいよね一人くらい。魔女と仲良くなりたいって思う変な魔法少女がいても……」
マミ「この日々が続いて欲しいと願っても……これからもずっと一緒にいたいと願っても……」
シャル「ズットイッショ!」
シャル「マミ!マミ!」
マミ「ふふ、なんでこんなにも懐かれちゃったのかしらね」
マミ「さあ、もう一度お茶でも飲みましょうか。シャルロッテ」
END
-
92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:27:47.77 ID:WvzCFgOs0
-
以上です。こんな希望があればすこしは未来が変わったかなぁなんて思わなくもないですね
マミさんとシャルロッテが仲良く過ごしていけますように
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97:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:43:38.42 ID:vUyl0hLY0
-
なにはともあれマミられなくてよかった
乙!
-
102:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:48:46.71 ID:qewwNy+1O
-
乙
恵方巻きがでてくるような展開がなくて安心した
-
107: 忍法帖【Lv=6,xxxP】 :2011/05/15(日) 22:12:01.20 ID:8mUAaN5xO
-
誰か続き、もしくは別の魔女のSSを書いてくれたら
それはとっても嬉しいなって
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153:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:32:24.26 ID:cbQz8i900
-
カタカタカタカタカタ
カチッ
さやか『その気になれば痛みなんて…あはは。完全に消しちゃえるんだ!』ズバッ ザクッ ザシュッ
安定のさやかwwwwwwwwwwwwwww 安定wwwwwwwww
またかよwwwwwwwwwwwwwww そして切り刻まれるエルザたん
本当に安定してるなwwwwwww 青んなwwwww さやかwwwwwwwwwww
カチッ
さやか「……はぁ」
エリー「はぁ……」
エルザマリア「あらあら」
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155:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:42:50.58 ID:cbQz8i900
-
さやか「もうさー、あたしの精神状態は安定動画のせいで不安定ですよ」ヒック
エルザ「さ、さやかさん。未成年の飲酒は」
さやか「ぶどうジュースだこのやろー、エルザも飲めー!」カラミ
エルザ「ひゃうううううっ」カラマレ
さやか「てか、コメントにもあったけどアンタの扱いも大概だよね」
エリー「さ、さやかちゃんが、安定させられるたびに切られてる気がする」
エルザ「あら、絶望しか撒き散らさないという設定の私が登場する事により」
エルザ「多くの視聴者さんが笑顔になるんです、素敵な事だとは思いませんか?」
さやか「くぁーこの聖母さんめ、エルザも私の嫁だー!」
エリー「」ポツーン
さやか「ん? ぬふふふふ、寂しがらずともエリーもハーレムに加えてやろうではないか」ワキワキ
エリー「あわわわわわわわわわわわ」
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159:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:54:14.36 ID:cbQz8i900
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さやか「zzz」
エリー「……ふぁ。結局、絡み疲れて寝ちゃったね」ワインジャナイヨネ
エルザ「よっぽどな扱いに、堪えているのかもしれませんね」オソラク
エリー「普段、元気だから。全然、目立たないんだけど、ね……」オソラク!?
エルザ「さやかさんは何故こうも……その、安定させられるのでしょう」オフトンカケカケ
エリー「わ、私たちみたいに。敵として登場したのとはまた違うんだけど」
エルザ「放映途中ではまだ愛があったような気もするのですが」
エリー「とりあえずさやかちゃんを酷い目に遭わせておけば良い、みたいな……」
エリー「そうすれば笑いがとれて、人気が出るみたいなの、増えた。と、思う」
エルザ「動画に限らず、二次創作全般でそうしたものが蓄積されていますね」ヨシヨシ
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160:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:55:28.44 ID:eFs4vz7M0
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終わったと思ったら何かハジマタ
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162:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:01:32.09 ID:cbQz8i900
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エリー「……なぜかはわからない。けど、似た経験は、ある。かな」
エリー「私が引き籠る前の、話」
エルザ「まあ」
エリー「んっと、私は、よく笑われる子で」
エリー「みんなが言うには。別に、私をいじめてたわけじゃない。の」
エリー「いじめじゃないよ、いじってるだけだよ、て言うから」
エリー「じゃあ、いじめじゃないんだって納得しなきゃいけないのかな……て……」
エルザ「当人や親しくしている人の感覚と、周囲の感覚のズレなのでしょうね」
エルザ「言われてみれば、確かに似てる気もします」
エリー「安定扱いは、愛ゆえだからって……」
エルザ「受け入れなければ、青っていると言われてしまうのですからね」
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163:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:08:08.64 ID:OYuwXdYl0
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魔女かわいい
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164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:08:48.17 ID:cbQz8i900
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エルザ「けれど、創作する側の人々のお話を聞いていると矛盾を感じますね」
エルザ「大変申し上げにくいのですが……」
エルザ「そうした二次創作の作り手、それから読み手はどちらの側だったか考えると」
エリー「――え、あ」
エリー「……確かに、弄られる側だった人のほうが、多そうにも。見える」
エルザ「偏見なのかもしれませんが」
エリー「その人たちは、弄られても気にならなかった、のかな」
エルザ「いわゆる"美味しい"と割り切れた方たちなのかもしれませんね」
エリー「それならうらやましい、な」
エルザ「いえ、なにも笑われる必要は」
エリー「んーん、そうじゃなく、て」
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166:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:14:33.64 ID:cbQz8i900
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エリー「私は、そうやって割り切る事もできなかった、し」
エリー「さやかちゃんみたいに、元気にふるまう事もできなかった、し」ウジ
エリー「まして、エルザみたいに人を笑顔にできたなんて、全然……」ウジウジ
エルザ「ご自分を責めることはありませんよ」
エリー「でもわ、私……そんなふうに、強く……なりたくて……」ウジウジウジ
さやか「くぉらだれだー」ムクリ
エルザ「ひゃあ!?」
エリー「ぴゃうっ」
さやか「あたしの嫁を悪く言うやつは許さんぞー」フラフラギュー
エリー「ふわわわわ、さ、さやかちゃん苦しいようっ」
さやか「エリーは可愛い奴なんだぞー」ムニャムニャ
エルザ「……寝ぼけておいでですね」
エリー「う、う、分析してないで助けてよう」ジタバタ
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167:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:22:17.64 ID:cbQz8i900
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エルザ「さやかさん、お水です」オコシタ
さやか「……うーん、記憶が飛んでる気がする」オコサレテタ
エリー「ほ、本当にお酒じゃない、よね?」ハナシテモラッタ
さやか「でもま、寝たらなんかすっきりしたー!」
エリー&エルザ「え」キョトン
エルザ「あの、ご気分は」
さやか「いやあ仮眠が健康に良いってほんとだね。ばっちりだ」
エリー「え、えと、あの」
さやか「おおエリー。ハコの方更新プログラム来てんじゃん」カタカタ
エリー「はわっ」
さやか「ちょっと寝汗かいちゃったし、シャワー浴びてくるね」タタタ
エリー&エルザ「…………」
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168:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:27:09.52 ID:cbQz8i900
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エリー「わ、私たちの心配って。無駄だったのかな」
エルザ「そこそこ真面目に考察していたつもりだったのですが」
エリー「恋愛以外、だと、ざっくりしてる……よね」
エルザ「それだけあの方が大きな存在だったのでしょう」
エリー「幼馴染で初恋の人、かあ」
エルザ「あら、エリーさんにもそのような方が?」
エリー「ふわっ わわわわわ私はそそんなことはええとあのあの」
エルザ「あらあら」
エリー「ち、違うよエルザちゃん。違うもんー!」
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170:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:33:21.34 ID:cbQz8i900
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さやか「……で、オーバーヒートしちゃったと」
エリー「きゅうううう」
エルザ「申し訳ありません、大人気なかったと思います」シュン
さやか「ああー別に責めてるわけじゃないって、よしよし」
さやか「エリーの冷却ってどうするんだろうね。やっぱ空冷?」
エルザ「窓を開けてみましょうか」
ガラッ
さやか「寒ー!」
ピシャッ
エルザ「それではエリーさんを冷やせませんよ」
さやか「うう、人間やめても感覚は生身に近いんだぞー」
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171:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:37:19.73 ID:cbQz8i900
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さやか「……あ、そうだ。感覚を遮断すればいいのか」
エルザ(ぞくっ)
さやか「あああ、ごめんごめん。やなこと思い出させたね」
エルザ「痛覚はもうなかったのですが、こう、精神的にクるものがありました」
さやか「うえ、じゃあ騎士礼装になんのもトラウマ抉っちゃったりする?」
エルザ「そういうことはないです」
さやか「よーし、そんじゃさやかちゃんの華麗なる変身シーン行ってみよう!」
パァァァァッ
エルザ「まあ」パチパチパチ
さやか「そんで冷感をオフっと」
ソウルジェム「」ジワァ
さやか「ひぃぃ、濁りだした!?」
エルザ「す、すぐに浄化をっ」
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174:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:46:19.68 ID:cbQz8i900
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さやか「オクタヴィるところだった……」
エルザ「これも魔法の一種にカウントされるのでしょうか」
さやか「あたしはまだ効率良く使えてないみたい」
さやか「マミさんや杏子、ほむらあたりだと違うのかな」
エルザ「ベテランとベテランとループしている方ですからね」
さやか「豪華な陣容だったよなあ。ルーキーのあたしじゃ雑魚扱いだよ、ちぇっ」
エルザ「まあまあ」
さやか「これでエルザも歴戦の勇士だったとかなら、泣いてやるってんだい」
エルザ「……いえ、私はそれほどでは」
さやか「ねえなぜ目を逸らすのかな?」
エルザ「さ、さやかさん顔が近いです」
さやか「うおおおお不条理だー成敗してくれるうううう!」
エルザ「あははははっ さ、さやかさんくすぐりは、あはっ だ、あははははっ」
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176:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:49:08.43 ID:cbQz8i900
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エリー「……うーん、やっとコアが冷えて――」
さやか「あ」ウマノリ
エルザ「あ」ウマノラレ
エリー「あ、え、えと、えと、おおおお邪魔して、あの、あうあうあうあう」
エルザ「誤解ですエリーさん。誤解です!」
さやか「あああまた熱暴走する!?」
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179:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:55:15.09 ID:cbQz8i900
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エリー「はう、ごめんね手間かけちゃって」
さやか「いいっていいってーまったくえるざにはこまったねー」
エルザ「棒読みで言ってもだめですよ、さやかさん」
さやか「反省してまーす」
エルザ「もう、あなたという方は……」
さやか「にしても、二人がかりで濁りをとってもらうと輝きが違うね」
エリー「ソウルジェムが、まぶしい、くらい」
エルザ「これならさやかさんも強者の仲間入りでは?」
さやか「おお、そうじゃん。もう魔法使い放題って感じ? あたしの時代きちゃっった!?」
エリー「さ、さやかちゃん……調子に乗るとまた安定させられちゃう、よ……」
エルザ「あらあら」
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180:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:00:17.27 ID:p9Ye+YEN0
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誰か魔女の画像
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182:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:04:53.46 ID:cbQz8i900
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エルザ「私の写真はこちらに」
エリー「わ、私はこんな感じ……だよ」
さやか「なんであたしだけ魔女姿グロいの!?差別だー!」
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183:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:08:46.06 ID:cbQz8i900
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さやか「――ま、もう魔法少女として強くなる必要もないけどね」
さやか「二人とこうして仲良くやれてるんだもん」
エルザ「さやかさん」
エリー「はうう」モジモジ
さやか「杏子も言ってたけど。あたしは愛と勇気が勝つヒーローに憧れててさ」
さやか「悪い魔女をやっつけて街を守る正義の味方になるんだーって張り切ってた」
エリー「今はちがう、の?」
さやか「あんなホストの言葉を聞いて。逆にエルザとエリーと住んで」
さやか「線引きの仕方が間違ってたって気づいたよ」
さやか「あたしは、清濁併せ呑んで全てを守るヒーローって器じゃなかったんだ」
さやか「目の前の人を守る、大切な人を守る。そういうのが性にあってたんだよ」
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185:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:12:24.81 ID:cbQz8i900
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さやか「――でも一番大切なきょーすけは取られちゃったんだよね」
ソウルジェム「」ドロ…
エリー「さ、さやかちゃん落ち着いてっ」
さやか「あたしってほんとバカ」
ソウルジェム「」ドロドロdロ
エルザ「すぐに浄化を!」
エリー「ふ、二人でやっとだようっ」
エルザ「大きすぎでしょうその方の存在感!?」
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187:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:21:04.36 ID:cbQz8i900
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さやか「いやあ悪いね、つい」ケロッ
エリー「うう、食べ過ぎて苦しい」ケプッ
エルザ「おかげで穢れに苦労はしないのですが」パンパン
さやか「ま、そーいうわけで。見滝原を守るヒーローからあたしの嫁を守るヒーローにクラスチェンジだっ」
エルザ「……覚悟は尊いものなのですが」
エリー「ネーミングで物凄く損してると思う、の」
さやか「あんですとー!?」
エルザ「ふふ、けれどさやかさんのお話を聞いていると魔法少女だった頃を思い出します」
エルザ「全てを平等に救えると、そう信じていた私とそっくりで――」
さやか「エルザ……」
さやか「…………………………あれ。それ、どっかで聞いたような」
エリー「さ、さやかちゃんそれを言ったら!」
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189:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:30:43.77 ID:cbQz8i900
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エルザ「ええ、クリームヒルト・グレートヒェンさんと丸被りですよね」ドヨーン
さやか「やっべ」
エルザ「といいますか、完全に下位交換ですよね。私」チーン
エリー「あわわ」オロオロ
エルザ「主人公と能力が被るなんて、完全にだめなパターンですよね」スミッコ
さやか「ああーそんなことないって。エルザのファンもちゃんといるんだからー」オイカケ
エルザ「……ほんとうですか?」キュウクツ
さやか「うんうん、少なくともここに二名」スミッコセマイ
エリー「わ、私はエルザちゃんのこと大好き、だよ?」ツイカ
エルザ「うう、さやかさんエリーさん」ギュウギュウ
さやか「おおよしよし」ダカラマンナカニモドロウ
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190:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:37:55.01 ID:cbQz8i900
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エリー「みんなは、守る物があったんだ、ね」
エリー「私は……憧れてばかり、で、守ろうって……思えなかった……」
エリー「だから、こういう姿になった、のかな」
さやか「ああん? またもあたしの嫁を悪く言う奴が出たかー?」ワキワキ
エリー「ひゃうう!?」
エルザ「あらあら」
エリー「でも、でも、今はさやかちゃんと、エルザちゃんと一緒にいて」
エリー「二人と幸せに過ごしてる時間が大好き、で」
エリー「その時間の一部になれた私も……ちょっと好き、かな……」
さやか「くぁぁっぁああいい子、アンタはいい子だよエリー!」ギュムウウウウウウ
エリー「きゃう、さやかちゃん苦し……け、結局こうなるようっ」
エルザ「まあまあ」
エリー「え、エルザちゃん助けてよう」
エルザ「どちらかというと、その幸せな構図に加わりたい気分ですね」ペタン
エリー「きゅううう」
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191:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:41:26.33 ID:cbQz8i900
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さやか「ふぁぁ、そろそろ寝よっか」
エリー「わ、もうこんな時間」
エルザ「楽しい時間は過ぎるのが早いものですね」
さやか「よーし川の字だ、あたし真ん中ー! 両手に花ー!」
エルザ「ふふふ、さやかさんたら」
さやか「……エリー。エルザ。あたしも今、すっごく幸せだよ」
エリー「さやかちゃん」テツナギ
エルザ「私もですよ」テツナギ
さやか「にへへ」テツナギー
エリー「……」
エルザ「……」
さやか「……」
zzz、zzz……
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192:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:42:06.65 ID:cbQz8i900
~おしまい~
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193:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:43:54.36 ID:0vJVQBMi0
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今度こそ乙
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194:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:44:54.50 ID:8gSsOVYA0
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和んだ、乙
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195:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:46:16.89 ID:KV3Rxvhk0
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乙っちまどまど!

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