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一夏「漏れるうううううううううう!」

1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:20:08.84 ID:2bVlwGSR0
一夏「はぁ・・・はぁっ・・・」

織斑一夏は急いでいた。理由は簡単、ここIS学園の男女比は99:1

全ての施設が女性用に作られており、この広い学園に男子トイレというものは数えるほどしかなく、

彼の便意が限界に達しようとしていたからだ。

一夏(でも、まだ大丈夫・・・まだ余裕はある。ベルトをはずし、パンツをおろし、便座に座る)

一夏(簡単なことだ・・・そう、具体的に言えばまだ30秒は余裕がある。便座に座ってからヨーデルを歌うくらいはできるはずだ)

一夏(なんならここで少し立ち止まって歌うことだって可能だぜ?こんな風に)

一夏は立ち止まると

一夏「ヨロレイヨロレイヨロレイヨロレイ」

歌いだした。ここで歌うことになんの意味があるかと問われればないかもしれない。しかし、人生に無駄ということはない

そしてこの行動が、彼の人生を大きく変えることになったのだ。


一夏(っと・・・まずい。歌ったことで肛門が活性化されてしまった。急がないと)

一夏がトイレへと歩を進めると

「なにしてんのあんた」

声をかけられた。この時一夏がヨーデルなど歌わなければ。彼女が廊下を通りかからなければ・・・運命が動き出した瞬間だった。




2:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:26:15.09 ID:2bVlwGSR0
鈴「こんなとこでなにしてんの?それに今歌ってなかった?」

そこに居たのは一夏の幼馴染、鈴だった。

一夏(ぐっ、よりにもよって鈴かよ・・・こっちは漏れそうだってのに・・・)

ここからトイレまで急いでも30秒。一夏の感覚でう○こを我慢できる時間は残り約40秒。

ほとんど時間は残されていなかった。

一夏(ここは無視していこう、今鈴に構ってる暇なんてない)

一夏が無言で歩き去ろうとすると、不意に腕を掴まれた。

鈴「ちょっと、無視するなんていい度胸じゃない」

一夏「なんだ鈴いたのか・・・すまんが今急いでるんだじゃあな」

しかし鈴は手を離さない。

鈴「ちょっと、待ちなさいよ」

一夏(くそっ!空気読めよ!!だから中国人は嫌いなんだ!!)


3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:31:46.55 ID:2bVlwGSR0
鈴「あんたこれから訓練でしょ?強くなったかあたしが見てあげるわ」

鈴が一夏の腕を引く。普段ならなんでもないこの行動。しかし今の一夏には致命的であった。

バランスを崩す一夏、不意に足を出した瞬間、彼の括約筋が緩んでしまったのだ。

一夏「はぉぅ!?」

鈴「っ!?な、なによ変な声だして」

一夏(ま、まずい・・・いや、今ならまだ!この中国人を振り切ってトイレにかけこめば!制服のズボンが犠牲になるかもしれないがそれくらいなら)

鈴の手を振りほどきトイレへ走る(走るといっても肛門を絞めている為徒歩と変わらない)一夏だが、やはりこの幼馴染は空気が読めなかった。

鈴「ちょっ、待ちなさいって!」


4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:37:35.66 ID:2bVlwGSR0
あろうことか鈴が掴んだのは一夏のベルトだった。

一夏「あぁっぱぉう!!」

すでに限界を迎えていた一夏にこの衝撃を堪える力は残されていなかった。

あと10秒もすれば一夏のパンツを、ズボンを突き破り、便が廊下に排出されるだろう。

鈴「ちょっと・・・大丈夫?」

すでに鈴の声は聞こえていなかった。

今の衝撃でむしろ漏らしてしまったほうが幸せだったろう。この10秒が一夏に絶望を与えた。


一夏(ははっ・・・終わりだ・・・おしまいだ・・・)


5:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:41:53.15 ID:2bVlwGSR0
学園に男子一人ということもあり、一夏は女生徒達からちやほやされていた。

別段それを嬉しいとは思わなかったが、悪い気はしなかった。

しかし、明日からはどうなるだろう。廊下に大便をぶちまけた男に対し、若い女生徒達が今まで通り接してくれるだろうか。

一夏(そんなこと・・・あるはずないよな・・・)

恐らく、明日から向けられるのは侮蔑、嘲笑、迫害、そういったものだろう。

あだ名がうんこまんになるかもしれない。そんなことになれば一夏の学園での生活は終わりだ。

全寮制のIS学園、逃げ場などないのだ。

一夏(ははっ・・・死ぬしかないのか・・・)


7:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:47:15.31 ID:2bVlwGSR0
一夏が死を覚悟した瞬間、目に映ったのは自分をのんきな顔で見つめる鈴だった。

一夏(もとはといえば・・・こいつが・・・こいつが声なんてかけてこなければ)

絶望に染められた一夏の心に、炎が燃え上がった。

怒り、どうしようもない怒りがこみ上げた。

一夏(こいつが・・・こいつさえいなければ!!)

死を覚悟させた絶望よりも強い怒り。これまでの人生で抱いたどの感情よりも強い思い。

その怒りが一夏の全身を包んだ時、ふと声が聞こえた。




『汝、力を欲するか』


8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:53:00.65 ID:2bVlwGSR0
一夏「誰だ?」

周囲を見渡す。瞬間感じる違和感。

一夏「どこだここは・・・?」

先ほどまで自分は確かに学園の廊下にいた。しかし今一夏がいる場所は見渡す限りの白。

バリウムを飲んだ後のうんこの様な白。そんな場所だった。

『汝、力を欲するか』

再び聞こえる声。聴いたことがあるような、しかし思い出せない。

だが、なぜか一夏はその声に素直に答えていた。


一夏「力か・・・欲しいよ」

『汝の願いは叶えられた』



気がつくと一夏は学園の廊下に戻っていた。


11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 19:59:33.47 ID:2bVlwGSR0
一夏「今のは・・・夢?」

いつもと変わらない学園の廊下。いつもと変わらない自分。

一夏「やっぱり・・・ん?」

ふと、覚える違和感。自分はなぜここにいるのか。なにか目的があってこの廊下にいたはずではないのか。

一夏「・・・はっ!?」

思い出す、自分はトイレに急いでいた。しかし間に合わなかった。漏らす寸前まで追い込まれていたはずだ。

一夏(まさか・・・)

尻を確認する。漏らしてはいない。しかし、便意はどこに消えたのか?

あそこまでいってしまえばもう崩壊するだけであったはずだ。収まるなんてことはありえない。

一夏(まさか・・・最初から夢だったってわけか?)

一夏「はぁ・・・・・・とにかく助かったな」

溜息をつき、踵を返すと

鈴「っ・・・はっ・・・」

顔中から冷や汗を流す幼馴染の姿があった。


13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 20:05:48.25 ID:2bVlwGSR0
よく見れば、その様子は尋常ではなかった。

大量の冷や汗を流し、内股で両手で臀部を抑え、膝は震えている。

一夏「鈴!?ど、どうしたんだ!」

鈴「みなっ・・・みな・・・いで・・・」

絶望に染まった表情で、息も絶え絶えなんとかといった様子で言葉を紡ぐ鈴。

それを見て一夏は、まさかとは思いつつ、しかしなぜか確信を持って、思った。



鈴は大便を漏らそうとしている。


ほんの数秒前まで自分を襲っていた絶望が、なぜかいまは目の前の幼馴染を襲っていた。


15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 20:08:18.80 ID:awlKG0OB0
鈴・・・


16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 20:10:16.09 ID:LB3c/IMP0
いったいどんな力もらったらこんなことになるんだよwww


17:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 20:10:40.24 ID:2bVlwGSR0
鈴「はぁっ・・・なん・・で・・・いやっ・・・あぁっ・・・」

一夏「・・・・・・」

崩壊寸前の便意に悶える幼馴染を前に、一夏は動けなかった。

いや、動かなかった。

涙を流し、便意に耐え、しかしそれももう限界に達しようとしている。

そんな鈴を見て、一夏の心に浮かんだ感情は、哀れみでも、怒りでも、蔑みでもなく


興奮だった。


20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 20:20:40.41 ID:2bVlwGSR0
一夏があの声を聴き、それに答え、廊下で意識を取り戻してから、約30秒ほど経っただろうか。

それは突然訪れた。

ぷすっ

空気が抜けるような、そんな音が聞こえた。

鈴を見る。

その目には羞恥と絶望と、なぜか快楽の光が見えた気がした。

じっと見つめる。鈴の顔は赤から青、そして白に変わり

鈴「あっ」

声を上げた瞬間だった。


一夏の目に映ったのは

ボリュリュリュビュチチチチボトチュリュボリュッロボロロボゴプブブッボチビイッビチャッア!!!

大量にぶちまけられる便と

鈴「あああああああああああああ!!!」

絶叫しながらその便を吐きだす幼馴染の姿だった。


22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 20:26:14.43 ID:2bVlwGSR0
鈴「うっ・・・あっ・・・えぐっ・・・あぁっ・・・」

自分の出した便の上にへたり込み、泣きじゃくる鈴。


便意を堪え、しかし我慢できず、自分の目の前で大便を漏らし、泣きじゃくる鈴。

その光景と鼻に突き刺さる強烈な便臭。


一夏はズボンの中でコップ一杯ほどの射精をしていた。


26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 20:32:32.24 ID:2bVlwGSR0
1分ほど経っただろうか。

冷静さを取り戻した一夏は鈴をトイレまで連れて行き

保険医に事情を伝え、部屋に戻った。

あとは優秀な学園のスタッフがなんとかしてくれるだろう。



一夏「さっきのは・・・なんだったんだ」

パンツを履きかえ、思い返す。

自分はトイレに急いでいた。

そこに鈴が来た。

便意は崩壊の直前だった。

一夏「そして・・・・・・」

声が聞こえた。力が欲しいか、と。そして答えた。欲しい、と。

一夏「もしかして・・・」

あれが”力”だったんだろうか?


28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 20:40:34.95 ID:2bVlwGSR0
一夏「まさか・・・ありえないだろ」

そう、ありえない。そんなこと現実に起こるわけがない。

一夏「俺が寝ぼけて廊下を歩いてて、トイレに間に合わなかった鈴とはち合わせた・・・これだろどう考えても」

常識的に考えれば、そうだろう。しかし、一夏の頭の中ではそのあり得ないことが起こったことを・・・確信していた。

理由はわからないが、わかるのだ。だがそれを心が認めようとしなかった。

人間、理解を超える超常に出会うとそれを否定し、なにかと理由をつけて納得しようとするものだ。

一夏(ははっ・・・馬鹿なこと考えてないで寝よう)


ベットに横たわり、暗闇を見つめる。

しかし眠りは訪れず、頭に浮かぶのはあの”声”と、便にまみれて泣きじゃくる

幼馴染の顔だった。


第一部「覚醒」 終わり


33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 20:51:36.10 ID:2bVlwGSR0
第二部「理解」

目を覚ます。昨夜はあまり眠れなかった。理由は・・・

一夏(今考えるのはやめよう。さっさと顔洗ってトイレ行って食堂に・・・)

ふと思いつく。

一夏(トイレは・・・後でいいか)

そして部屋を出て食堂へ向かった。


シャル「おはよう一夏」

ラウラ「おはよう」

一夏「おはようシャル、ラウラ」

声をかけてきたのは同じクラスで同じく専用機持ちでもある、仲良し二人組のシャルロットとラウラであった。

シャル「なんだか元気がないね?」

一夏「今日はあんまり眠れなくて」

ラウラ「やっぱりわたしがいないと眠れないのだな。今日はちゃんと」

シャル「だめだよラウラ!一夏のベッドに侵入するのは禁止って言ったでしょ?」


36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 20:58:18.25 ID:2bVlwGSR0
ラウラ「しかし、嫁が一人だと眠れないと」

シャル「そんなこと言ってないよ!」

ラウラ「だが、嫁の」

シャル「織斑先生に言いつけちゃおうかなぁ」

ラウラ「睡眠ぐらいしっかりと一人で取れるようでないと軍人失格だぞ!」

一夏「はははっ、俺は軍人じゃないっての」

友人とかわす談笑。普段と変わらないこの光景は一夏に癒しを与えた。

一夏(やっぱり昨日のは思いすごしだよな・・・)



3限目。ISを運用する上での工学的知識を学んでいると

ふと軽い便意が一夏に訪れた。


38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:03:12.32 ID:2bVlwGSR0
一夏(朝トイレ行かなかったからな・・・どうしよう。授業終わるまで我慢できるか?)

不意に声をかけられる

山田「織斑くん、わからないところはありませんか?」

一夏「は、はい大丈夫です」

山田「そう、いつでも質問してくださいね」

一夏「はい」



一夏(あーあと15分か・・・キツイかもな・・・ここは正直に)

一夏が席を立とうとすると

山田「あ、ちょっと先生出てくるので、少しだけ自習しててください」

山田がそそくさといった様子で教室を出ようとした。

「先生トイレー?」

「まやちゃんちゃんと授業の前にいっとかないとダメじゃないのー」

山田「こ、こら!違います!それに山田先生って呼んで下さい!」


39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:09:33.55 ID:2bVlwGSR0
笑い声に包まれる教室。図星だったのだろう、顔を赤くして教室を出る山田。

一夏(さ、流石にこの空気じゃトイレに行くって言いづらいな・・・でもすぐ戻ってくるだろ)

しかし、10分経っても山田が戻ってくる様子はない。

一夏(そろそろやばいかもしれない・・・なんで女ってトイレが長いんだよ)

いよいよ一夏が席を立とうとした瞬間、教室の扉が開いた。

山田「すいませんお待たせしました~」

「職員用のトイレ誰か使ってたの?」

山田「はい、ちょっと待たされてしまって」

「やっぱりトイレだったんだ」

山田「あぁ!も、もう~!」

再び笑いに包まれる教室。しかし一人だけ笑っていない男がいた。


41:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:17:06.65 ID:2bVlwGSR0
一夏(人がトイレにいけずに苦しんでたってのに・・・)

織斑一夏であった。

誰でも経験があると思うが、授業中にトイレにいくというのは中々勇気がいるものである。

それも自分以外はみな女生徒。それだけでも行きづらいというのに

この空気の中、トイレに行くなんて言い出せるわけがない。

一夏(くそっ・・・なんで俺がこんな思いをしなくちゃいけないんだ・・・)


織斑一夏の怒りの矛先が、山田に向かうのは必然だった。

一夏(無駄にでかい胸しやがって・・・俺の便意をどうしてくれるんだよ!漏らせ!)

次の瞬間、山田の表情が変わった。


42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:20:53.42 ID:2bVlwGSR0
山田「うっ・・・あ、あれ・・・」

脂汗をにじませる山田。対照的に

一夏「あれ?」

一夏の表情は涼しいものだった。

一夏(さっきまであった便意が消えてる・・・)

あと残り5分の授業。我慢できるかどうかだった一夏の便意が消えていた。

山田「あ、あの・・・また自習しててください!」

急ぎ足で教室から出て行く山田。

「ちゃんと全部だしてきなよ~!」

「やだきたなーい!」

「あははははは」

一夏「・・・・・・」


46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:28:09.05 ID:2bVlwGSR0
授業が終わり、廊下を歩く。先ほどの山田の表情、あれは確実に便意を堪えるものだった。

トイレにいき、出し終わったはずなのに。

一夏「でも・・・」

確かに、出しきったと思ったのに再度便意が襲ってくることはある。

しかし、額に脂汗を滲ませるほどのものが来るか?

それに。

一夏(俺の便意が消えて・・・次の瞬間には山田先生がトイレに出て行った。これじゃまるで)



”俺の便を山田先生に移したみたいじゃないか”

昨日の鈴の件もそうだ。もし、あれが夢ではなく、実際に自分がトイレに向かっており

その堪え切れなくなった便を鈴に移したのだとしたら・・・

一夏「ありえない・・・・・・でも」

状況が、一夏の否定する心を否定した。


49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:33:41.12 ID:2bVlwGSR0
そして織斑一夏の実験が始まった。

最初は簡単なものだった。便意を我慢し、限界間際になった際誰かに移るよう願う。

成功と失敗があった。

そしてなぜ失敗したのかを考える。

成功

・目の前の女生徒
・授業中の箒
・廊下ですれ違った女生徒

失敗

・授業中外のグランドにいた女生徒
・授業中後ろの席にいるセシリア
・どこかにいる千冬


53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:39:19.92 ID:2bVlwGSR0
どうやら射程距離のようなものがあるようだった。近くにいる人間なら成功するが、グランドにいる人間には届かない。

それならば同じ教室にいたセシリアにはなぜ効かなかったのか?

今度は振り返り、セシリアに手を振りながら念を送ってみた。

一瞬輝いた後、便意に襲われるセシリアの表情。

今度は成功した。仮説を立てる。視線に入っていなければ成功しないのではないか。

授業後、シャルロットとラウラからの「なぜセシリアに手を振ったのか」「自分たちにも振るべきだ」

という叱責を受けながら、次の実験では黒板を見つめながら箒に念を送ってみよう、と結論する。


62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 21:52:03.77 ID:2bVlwGSR0
失敗、いやこれは成功と言うべきだろう。やはり視界に入っている人間にしか効かないようだ。

そして実験を繰り返すうち、送る便意の調節が可能なことに気がついた。

例えば、自分がもう1分もしないうちに限界を迎える状態だとする。

それを、全て相手に叩きつけるか、少し自分に残すか、その調整が可能なのだ。

さらに実験を繰り返す。

段々と能力を使いこなしていく自分に酔ってしまいそうだったが、冷静に、淡々とこなすよう心がける。

波をつけることが可能になった。

相手にそろそろトイレにいったほうがいいかな、というレベルまで便意を叩きつける。

それを、もう限界だ!というところまで引き上げる。さらにそこから、一旦便意を引き下げられるようになったのだ。

それは自分に戻ってくることになるが、またそれを相手に叩きつける快感が堪らない。


70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:02:24.04 ID:2bVlwGSR0
さらに、繰り返す。

相手の限界までの時間が、約10秒ほどの誤差が出ることはあるが見えるようになった。

叩きつける、調節する、知る。

便にまみれて泣く鈴を見て射精してから一カ月が経とうとしていた。
(ちなみに鈴は1週間ほど休んだがカウンセリングを受け復帰したらしい。意外と純なところがあると感心した)


いよいよ実戦に向かう時が来た。

これまでは相手が漏らすことなく、トイレに間に合うようやってきた。あくまで”実験”だったからだ。

しかし、もう我慢する必要はない。

失敗する人間というものは自分の能力を把握しきれず、暴走して破滅するのだ。

一夏(だが、俺は違う)


織斑一夏はこの能力の隅々までを理解し、そして

ゲートキーパー
『門番』

と名付けた。

第二部「理解」 終わり


78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:10:08.30 ID:TAV3dE760
ゲートキーパー
『門番』
やべぇwwww無駄に強そうwww


79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:11:20.72 ID:2bVlwGSR0
第三部「門番」


一夏「なあセシリア、最近疲れてないか?」

夕食後、部屋に戻ろうとするセシリアに声をかける。

セシリア「なんですの?わたくしはこの程度の訓練で疲労するほどやわではありませんわ」

一夏「なんだ、久しぶりにマッサージでもしてやろうと思ったんだけど」

セシリア「あぁ!とても疲れていたところなんです、是非ともお願いしますわ一夏さん!」

一夏に抱きつく勢いで迫るセシリア

一夏「じゃあ俺の部屋行こうぜ」

いたっていつも通りの表情を装い、セシリアの手を取ろうとする一夏だったが

セシリア「あ、あの!シャワーを浴びてきますので、えっと、30分ほどお時間を頂けたらと」

そう言ってセシリアは部屋に戻ってしまった。



一夏「別にいいのに」

だって、シャワーなんて浴びたって意味がないんだから


80:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:15:05.92 ID:wxp1UMpR0
セシリア逃げてーーー


83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:16:54.31 ID:2bVlwGSR0
セシリア「お、お邪魔しますわ」

おずおずと、だがなにかを期待したように一夏の部屋の扉を開けるセシリア。

一夏「お、いらっしゃい。ちょうど紅茶入れてたからちょっと待ってな」

ちょこんとベッドに座り、並んで紅茶を飲む。

セシリアは少し緊張した面持ちだったが、一夏と二人きりで紅茶を飲んでいる、という状況に

恋する少女らしい幸せを感じていた。

一夏「じゃあ早速ベッドに寝てくれるか?」

セシリア「は、はいですわ!」


88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:24:25.29 ID:2bVlwGSR0
紅茶のカップを置き、ベッドに横たわるセシリア。

その後、不自然にゆっくりとした動きでベッドに上がる一夏だったが、セシリアはそれに気付かない。

一夏「じゃあ、いいか?」

セシリア「は、はははいどうぞおねがいします!」

ゆっくりと足からマッサージを始める。

セシリア「ふぅ・・・気持ちいい・・・」

一夏(少しだけ送るかな・・・)

一夏(セシリアは大より小だな・・・門を開けろ!)


セシリア「う・・・うん?」

一夏「どうかしたか?」

セシリア「なんでもありませんわ・・・?」


セシリア(なんだか妙におしっこがしたいですわ・・・なんでしょう?)


91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:30:26.74 ID:2bVlwGSR0
片手でセシリアの足を揉み、空いた手でごくごくと喉を鳴らしペットボトルから緑茶を飲む。

一夏(これで、今俺がフルパワーで送ればセシリアは漏らすことになるんだろうけど・・・それじゃつまらないからな)

マッサージを続行し、そしてまた少し門を開ける。

セシリア「うぅ・・・ん・・・」

もじもじと居心地が悪そうにするセシリアだったが、一夏は手を休めない。

セシリアの性格からして、一夏にマッサージをされている最中にトイレに行きたいとは中々言えないだろう。

それを見越してのセシリアだった。

一夏「どうだ?痛くないか?」

セシリア「ええ・・・気持ちいいですわ・・・」

一夏「まだまだこれからだぞ」

また少し送る。少しづつ、少しづつ・・・


93:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:40:49.14 ID:2bVlwGSR0
足先からふくらはぎへ。マッサージは続いていた。

一夏「ふっ・・・ふっ・・・」

セシリア「はぁっ・・・っ・・・」

また少し送り緑茶を飲む。

セシリア「うぅっ!」

一夏「どうした?」

セシリア「い、いえ・・・なんでもありませんわ」

一夏(そろそろ普通に生活していたらトイレにいこうと思うくらいは溜まってきたはずだな・・・)

一夏(ふくらはぎが終わった。次は太ももだと思っているだろう?セシリア)

セシリア「はぁ・・・はぁ・・・」

一夏(だが外れだ)

また送りこみ、一気にセリリアの骨盤を押し込む。

セシリア「ひゃあああっ!?」


96:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:45:35.02 ID:2bVlwGSR0
一夏「ん?なんだ?」 

セシリアの顔を覗き込むと、真っ赤に染まっていたが、まだ漏らした様子はなかった。

セシリア「い、いきなり押されたのでびっくりしただけですわ、ただ、ちょっと」

一夏「そうか、じゃあ続けるぞ」

何かを言いかけたセシリアだったが、その言葉を待たずグイグイと体重をかけ骨盤を押し込んでいく。

セシリア「あっ!・・・はぐっ!・・・んっ!」

押し込むたびに悲鳴にも近い声を上げるセシリアだったが、まだ耐えている。

一夏(代表候補生は伊達じゃないってところか・・・いつまで耐えられるか見ものだな)


5分が経過しても一向にシーツが黄色に染まることはなかった。


99:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 22:52:59.32 ID:2bVlwGSR0
一夏(まさかここまで耐えるなんてな・・・すごいじゃないかセシリア)

セシリア「はぁ・・・っ・・・お、終わりですの?」

一夏「ああ、もう終わりだよ」

セシリアの上から下り、軽く頭を撫でる。

セシリアの表情は心底安堵したものだった。

一夏(これだけやっても耐えたんだ・・・今回はこれで終わりにしてやろう)

セシリア「あぁ・・・よかった・・・では」

ゆっくりと、起き上がろうとするセシリアだったが

一夏「なーんてね」

セシリア「えっ?」


105:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:00:49.58 ID:2bVlwGSR0
一夏「よっ」

軽快な声でセシリアの骨盤を押し込む。

しかしセシリアはこれにも耐えてみせた。

一夏「すごいなセシリアは」

セシリア「っ・・・はぁっはぁっ」

一夏の口から出たそれは感嘆の声だったが

一夏(でももういいんだよ)


残りの尿意を叩きこみ、再度体重をかけると

セシリア「あっ・・・」

セシリア「いやっ・・・・」

シーツには黄色いシミが広がっていった。


110:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:07:12.92 ID:2bVlwGSR0
セシリアの股間から広がる黄色いシミ。

それは異常なほどの量だったが、一夏はこのマッサージをしながら実に3リットルもの緑茶を飲んでいた。

緑茶にはカフェインが大量に含まれている。ご存じだろうか?カフェインには利尿作用があることを。

そして緑茶に含まれるカフェインはコーヒーの実に4倍にもなるのだ。

セシリアが部屋に入ってきた時点で限界手前までため込んでいたものを少しづつセシリアに送りこみ

最後は補給した分もすべて叩きこんだ。

それならば、このベッドに広がる量も納得のいくところだろう。


113:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:12:50.05 ID:2bVlwGSR0
一夏はセシリアを観察していた。

もっと悲鳴を上げるものかとも思ったが、意外にもセシリアは大人しかった。

手で顔を覆っている為、表情こそわからなかったが

セシリア「っ・・・ひぐっ・・・」

嗚咽を漏らしながら尿を漏らす様は、美しさすら感じさせた。

もう出しきったのだろう。それ以上シミが広がることはなかったが、セシリアは震え続けていた。


我慢できず、セシリアの顎に手を掛け顔を上げさせる。

セシリア「あぁ・・・」

涙に濡れ真っ赤になった目と、限界を超えた羞恥により理性を失っているかのような表情を見て

一夏は無意識のうちにセシリアを抱きしめていた。


116:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:19:40.35 ID:2bVlwGSR0
セシリア「あっ・・・うあああああああああああああああああああああああああ」

何かが決壊したかのように一夏に抱きつき泣き叫ぶセシリア。

セシリアの体温と立ち上るアンモニア臭につつまれ、一夏は射精していた。




一夏「大丈夫、俺は気にしてないから」

セシリア「ひっくっ・・・っ・・・」

部屋のシャワーを浴びさせ、自分のシャツとズボンを着たセシリアに優しい言葉をかける。

一夏「俺こそ体調が悪いのにマッサージなんかしてごめんな?」

セシリア「いっ・・・いちかさんはっ、ぐすっ、わ、悪くありませんわ」

セシリア「わたくしが・・・うっ・・・うあっ」

一夏「おっと、もう泣くなよ。俺は気にしてないんだから。今日はもう戻って寝ろ。な?」

セシリア「はい・・・」


フラフラと部屋に戻っていくセシリアを見送り、扉の鍵をかける。


118:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:24:00.72 ID:BWPJ6upi0
一夏さんカッケええwww


119:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:25:08.55 ID:oc+GJZfu0
策士www


121:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:25:35.03 ID:2bVlwGSR0
一夏の下半身は先ほど大量に射精したにも関わらず、今のセシリアの表情をみて再び勃起していた。

ベッドを見つめる。

黄色に染まったシーツ。前もってシーツの下には防水シートを敷いておいた。

下の布団に染みることなく、セシリアの尿はそこにあるだろう。

一夏「そーい!」

我慢できずおもむろに服を脱ぎ、生まれたままの姿になってベッドに飛びこんだ。

一夏「あははははは!あははははははは!!」

まるで全身を尿につつまれているような感覚だった。というか尿がしみ込んだシーツにくるまっているから実際につつまれていた。

一夏「はふううううううううううう!!」

16年という人生の中で、最も幸福な時間だった。


131:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:31:26.02 ID:2bVlwGSR0
シーツにくるまり、シーツに吸いつき、13度目の射精を迎えたころ

窓からは朝日が差し込んでいた。

一夏「・・・・・・朝か・・・朝日がこんなにもまぶしいものだったなんてな・・・知らなかったぜ?太陽」

太陽の、生の素晴らしさを実感できるほど、一夏の心は今までになく満たされていた。

ネクタイを外し、深呼吸する。すえたアンモニアの臭いが鼻をついたが、高級なワインのようなそれと朝日の温かさに

一夏は14度目の射精をした。


133:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:36:17.70 ID:/GFiI4NG0
絶倫すぎwwwwww


136:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:38:28.99 ID:2bVlwGSR0
一夏「さて、と・・・」

名残おしいがシーツをバスルームに押し込み、シャワーで洗い流す。

一夏(流石にこの歳でおもらししたと思われたらいやだからな・・・下手をすると変態と勘違いされてしまうかもしれないし)

シーツはベランダに干し、ベッドも綺麗に片づけた。

シャワーを浴び、体を綺麗に拭き終わる頃には、ちょうど部屋を出る時間になっていた。

一夏「一睡もしてないってのに・・・疲れるどころか力が溢れてくるみたいだ・・・」

一夏の体にセシリアの尿は実によく馴染んだ。


141:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:45:40.25 ID:2bVlwGSR0
食堂に向かうと、いつものメンツが食事をしていた。

箒「おはよう一夏」

ラウラ「おはよう」

シャル「おはよう」

鈴「おはよ」

しかし、一人足りない。

一夏「あれ、セシリアは?」

シャル「そういえば見てないね」

箒「まだ寝ているんじゃないのか?」

一夏(流石に昨日の今日では出て来られなかったのか・・・)

一夏「じゃあちょっと様子見てくるよ」

4人に呼びとめられたが、みんな食事をしてるんだからおのこしはゆるしまへんでと納得させた。


143:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/15(日) 23:50:56.60 ID:2bVlwGSR0
セシリアの部屋に着き、ノックをするが返事はない。

一夏「セシリア~」

呼びかけてみるが返事はない。しかし、そこにセシリアがいることはなぜか分かった。

一夏「昨日のことなら気にしてないから出て来いって」

何度も根気強く声をかけると、ゆっくりと扉が開いた。

出てきたセシリアの顔は一晩中泣きはらしたんだろう、ひどいものだったが

一夏が手を引くと、黙ってついてきたので、そのまま二人で食事を取り、教室に連れて行った。

そんな様子を見た女子連中から「セシリアになにをしたのか」と質問攻め(むしろ尋問に近かった)をされたが

なんとか誤解を解くことはできた。


150:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 00:05:26.56 ID:JtDLpKmm0
翌日、朝食を取るため一夏は食堂に来たところで、もう一人の幼馴染、箒と出会った。

一夏「おはよう箒。今日はなに食べんだ?」

箒「・・・ふんっ」

思い出す

一夏(そういや昨日セシリアとのことは誤解だって言ったのに箒だけ納得してなかったな・・・)

溜息をつく一夏だったが、仲たがいをしたままというのも気分が良くないので、とりあえず話しかけてみる。

一夏「なあ、箒」

箒「・・・・・・なんだ」

一夏「昨日のことは別になんでもないって言ったろ?」

箒「・・・ふんっ」

しかし箒は聞く耳をもたず、トレイを持ってテーブルに言ってしまう。

そんな幼馴染を見て、ふと思う。

一夏(・・・って、そもそもなんで一々そんなことで箒に怒られなきゃならないんだ?)

一夏(別に俺がどこでなにをしようと俺の勝手じゃないか・・・それを、なんで箒が怒る必要がある)


一夏(なんか・・・むかつくよなぁ)


164:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 00:23:24.58 ID:JtDLpKmm0
一夏「「えーっとねオレはカツ丼大盛。それがメシでオカズはね・・・コロッケとサンマと焼そばとホイコーロー」

一夏「あとミソ汁のかわりにラーメン。あっ牛乳もねおばちゃん」

おばちゃん「あらーやっぱり男の子はいっぱい食べるわねー」

一夏「いっぱい出さないといけないからね」

不思議そうな顔をするおばちゃんに、一夏はほほ笑んだ。


169:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 00:30:42.99 ID:JtDLpKmm0
普通のラーメンが食べたかったが、味噌ラーメンが出てきた。余計なことを言わなければよかったと思いつつ

一夏はその大量の食糧を腹に収めた。

そして4限目、ISを使った実習の授業。一夏の便意はそろそろ限界を迎えようとしていた。

一夏(あと5分ってところか・・・きつくなってきたな)

一夏(そろそろいいか)

一夏「先生!」

まだ不慣れな生徒達に熱心に指導していた山田を呼ぶ。

山田「はいはーいなんですか?」

無駄に大きいその胸に圧倒されていると、キツイ視線を感じた。

箒「・・・・・・」

箒がこっちをにらんでいる。どこまでも鬱陶しい奴だが今はそれが良い。ディモールト良い。


172:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 00:36:11.92 ID:JtDLpKmm0
一夏「軽く模擬戦をしてみたいんですが、いいですか?」

山田「模擬戦ですか?でも私はあの子達をみないといけないし」

一夏「軽くです、それに専用機持ち同士なら、大丈夫でしょう?」

一夏の言葉を聴いていた専用機持ちの面々の表情が変わった。ラウラのうさぎ耳がピクリと反応した。

山田「確かに、みなさん高い技量をもってはいますけど」

一夏「じゃあ大丈夫でしょう。な、箒!ちょっと相手してくれないか?」

箒「なぁっ!?わ、わたしがなんで・・・ふんっ」

相変わらず怒っているのだろうが、それは計算のうちだった。

一夏「なんだ、怖いのか?じゃあ箒はいいや、誰か」

箒「おい待て!誰が怖いなどと言った!」


175:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 00:43:40.84 ID:JtDLpKmm0
こんな簡単な挑発に乗るなんて拍子抜けではあるが、好都合だった。

空に上がる白と赤のIS。

模擬戦が始まった。

本来の実力ならば白熱したものになるだろう。しかし、そうはならなかった。

一夏「ほら掛かってこい箒、さっきから逃げてばっかりで、やっぱり怖いのか!」

この時一夏は涼しい表情をしていたが、あと30秒もすれば空からグランドに肥料をまいてしまう状態だった。

挑発に乗り、斬りかかる箒。すさまじい速さをもったそれであったが、一夏はそれを受け止め

一夏「射程に入ったな・・・・・・門番ッ!!」

自らの便意を叩きこんだ。


186:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 00:52:35.58 ID:JtDLpKmm0
箒「っ!?」

まず叩きこんだのは便意の80%ほど、箒の表情を見るに、あと150秒前後で門は決壊するだろう。

それまでにトイレに駆けこめば箒の勝ち。門を決壊させれば一夏の勝ち。

身軽になった一夏は怒涛の攻撃を仕掛けた。

箒「い、一夏!今はやめっ!やめてくれ!」

一夏「なんだ、勝負の最中にそんなこと言うのか?」

尚も斬りかかる一夏。なんとか防ぐ箒だったが、その衝撃に顔を歪めていた。

箒「ぅぁっ!だが、ダメなんだっ!」

一夏(お、今の衝撃であと120秒くらいに一気に縮んだかな?)

なんとか攻撃を避け着陸しようとする箒だったが、一夏はそれを許さない。

一夏(あと30秒くらいか・・・)


190:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:00:02.20 ID:JtDLpKmm0
一夏(そうだ、一旦戻してみるか・・・これで大人しく地面に降りるなら許してやらないこともない)

再び斬りかかり、射程に入ったところで箒から便意をある程度戻す。

箒「っ!・・・?」

一夏(ちょっと便意を感じるくらいまで戻ったな?これで大人しくトイレにいけば)

幼馴染としての情けをかけ、一旦距離を取る一夏だったが

箒「よくもやってくれたな!このっ!!」

残念、箒は地面には降りず、斬りかかってきた。

一夏(あぁ・・・やっぱりか・・・)

一夏(お前はやっぱそういう奴だよな・・・強情で、意地っ張りで、怒りっぽくて)

箒「はぁああああああ!!」

刀を振りかぶる箒。全力での攻撃はかなりの威力だろう。だが一夏の表情は恐れではなく

一夏(そんなお前が漏らしたら・・・・・・どんな表情をするんだろうなぁ?)

興奮だった。

そして門は開かれる。


200:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:07:19.07 ID:JtDLpKmm0
箒「あぁあっ!?」

射程に入った瞬間、全てを叩きこんだ。先ほどまでの勢いはどこへやら、箒の表情は苦痛に歪んだ。

一夏(箒は我慢強いからあと15秒くらいかな・・・その我慢強い分だけ、絶望を感じるんだけどな)

ISは急に止まれない。突っ込んできた箒を一夏は抱きかかえた。

吐息がかかるような距離で箒の目を見つめる。

箒「あぁっ!はなっ、はぁっ、んんんっ!!」

限界を超え、まともに話すこともできないのであろう。唇を噛みしめ、顔を真っ赤にし、なんとか堪えようとする。

しかし、時間が止まることはない。


205:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:13:06.29 ID:JtDLpKmm0
この距離、この限界の状態になれば、一夏は門が開くまでの時間を0.01秒単位で読み取れた。

10秒

一夏(箒、まつ毛長いなぁ・・・男っぽいとは思ってたけど、やっぱ女の子だ)

9秒

一夏(子供のころは一緒に風呂入ったりしてたんだよな・・・)

8秒

一夏(ちょっと汗の匂いもするけど、良い匂いだ・・・良い)

7秒

一夏(泣くなよ。なんだか俺が悪いことをしてるみたいじゃないか?)

6秒

一夏(もうまともに呼吸すら出来てない。そこまで我慢するなんて・・・可愛いところもあるじゃないか)

5秒

一夏(・・・・・・なんだか可哀想になってきた)


206:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:19:29.68 ID:JtDLpKmm0
4秒

一夏(そうだよな・・・友達の前でうんこ漏らすなんて、女の子にすれば死にたくなるようなことだよな・・・)

3秒

一夏(あの箒がこんなに泣くほど嫌だってことだもんな・・・・・・)

2秒

一夏(やっぱりやめよう。こんなこと、箒が可哀想だ)

崩壊の直前で便意を戻す一夏。

箒「っはぁ!?はぁっはぁっはぁっ!すぅぅっはぁっ、はっ・・・あ、あれ?」

漏らす直前で便意が消え、解放された箒はなにが起こったか分からない様子だったが

一夏「どうした、どっか怪我したのか?」

箒「いや・・・よかった・・・よかっ・・・ぐすっ・・・」

一夏の前で漏らさずにすんだことに安堵したのだろう。先刻とは違う涙がほほを伝っていた。

一夏「泣くなよ。つい門を開けちゃうだろ?」

箒「えっ」


210:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:28:26.52 ID:JtDLpKmm0
バモウッ!

箒「あっ」

一夏「・・・」

あまりのショックにISが解除されてしまう。しっかりと箒を抱きしめ、そして顔を見つめる。

箒「やっ・・・あああああああああああああああああああああああああああああああ!!」

一度決壊したダムが止まることはない。その中身を全て吐きだすまでは。


バリュリュリュリュボルガミュホウキッドジュジュバチュンビルルルバニシュデスバロロロロ!

好きな男の腕の中で大便を漏らす女子の心情を、想像できるだろうか。

絶望に涙、鼻水、涎、顔中から液体を垂れ流し、目は虚空を泳いでいる。

そんな箒を一夏はひたすら見つめ、そして抱きしめていた。


212:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:31:50.89 ID:MVX7abJJ0
>>210
バニシュデスwww


211:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:29:55.63 ID:8cCJAZSM0
え、えげつねぇ


215:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:36:07.73 ID:JtDLpKmm0
プライベートチャンネルを開き、山田を呼び出す。

一夏「先生・・・」

山田「どうしたんです!?しのののさんのISが解除されているみたいですけど、なにが!」

一夏「怪我はないんですけど、操縦時のショックで、その。ズームで箒のおしりを見て下さい」

山田「おしりって・・・あっ」

一夏「その、こんな状態の箒をみんなの前に降ろすわけにいかないんで、医務室に連れて行きます」

山田「え、えぇお願い。先生もすぐ行きますから!」

箒を抱きかかえ、そのまま医務室まで運ぶ。

幸い、ISスーツは丈夫なので中身が漏れることはなかったが、臭いだけは防げなかった。


216:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:36:28.45 ID:g96K8nHQi
おかしいな
俺スカトロ趣味ないのに興奮しちゃう・・・


220:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:43:14.67 ID:JtDLpKmm0
意識はあるようだったが、虚ろな目をした箒を抱きしめ、その箒の便臭に包まれながら大空を飛行する。

世界から解き放たれた気がした。今自分を縛るものはなにもない。

一夏「これが・・・・・・自由」

織斑一夏が自由を知った瞬間だった。



その自由をくれた箒を見つめる。妙に膨れ上がった臀部を。

そこに顔を埋めたい衝動に駆られたが

一夏(俺は変態じゃないしそんなことはできない・・・それに、誰が見ているかもわからないしな)

一夏(これが・・・不自由)

自由と不自由を理解した織斑一夏であった。


227:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:52:46.48 ID:JtDLpKmm0
箒を医務室に運び、山田に事情を説明して部屋に戻り、パンツを履き換えながら思う。

一夏「あの箒が・・・いつも俺を叱って、怒って、あの箒が・・・」

自分の前で泣いた。それもただの涙ではない。涎も、なにもかもを垂れ流し、全ての弱みをさらけ出した

そんな涙であった。

一夏「それに・・・すごい臭いだったな・・・」



もう一度パンツを履き換え、スキップをするような勢いで食堂へと向かった。


228:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 01:53:57.54 ID:ZbGaKLj90
パンツ履き替えすぎだろwww


234:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:02:55.33 ID:JtDLpKmm0
箒は数日は医務室に泊まることになったらしい。山田から今回のことは他言しないように、と言われた際に聞いた。

他言なんてする気は勿論ない。

一夏(これは俺と箒だけの秘密だからな・・・)

そう考えるだけで股間が熱くなったが、次の獲物の為、無駄打ちは避けようと決意した。




一夏「なあシャル、明日は休日だろ?」

シャル「うん、そうだね。な、なに?」

一夏「久しぶりにシャルの料理が食べたいな、と思って。作ってくれるか?」

シャル「も、もちろんだよ!」

ラウラ「ならわたしも」

一夏「今回はシャルの料理が食べたいんだ。ごめんなラウラ。ラウラは俺と一緒に食べる係をやってくれないか?」

ラウラ「そうか、ならば仕方ない」

シャル「頑張って作るよ!」

シャルロットが笑ってる。ラウラも笑ってる。ルールルルルルー今日も良い天気。


247:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:14:10.23 ID:JtDLpKmm0
実はシャルロットが料理部に所属していることを知っているだろうか。俺は知ってる。

シャル「はい、今日はね、和食に挑戦してみました」

料理部の部室、テーブルには肉じゃが、鰈の煮付け、筑前煮、和え物、天ぷら、味噌汁、見事な和食が並んでいた。

ラウラ「おぉ!」
一夏「おぉ!」

揃って感嘆の声をあげる。それほどにシャルロットの料理は見事であった。

シャル「お口にあうかわからないけど、頑張って作ったから・・・食べて?」

一夏「これが合わないわけないだろ。じゃあ冷めないうちに。いただきます!」

幸せな光景であった。がっつく一夏。ちょこちょことだが満面の笑みを浮かべて食べるラウラ。

それを見て微笑むシャルロット。

流石の一夏でもこの光景は壊せなかった。


252:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:21:27.83 ID:JtDLpKmm0
一夏「あー美味かったぁ・・・ふぅぅーー」

ラウラ「ふぅー」

シャル「お粗末さまでした」

ニコニコと食器をかたずけるシャルロット。皿はすべて空になっていた。

一夏「よし・・・こんな美味しい料理を御馳走してもらったお礼にはならないかもしれないけど、俺の部屋でお茶でも飲まないか?」

シャル「ほんと?嬉しいな」

一夏「よし、じゃ行こう」


一夏の部屋に入り。3人でお茶を飲み録りとめのない会話をする。

シャルロットもラウラもライバルではあるが、今はこの幸せな時間を心の底から楽しんでいた。



一夏「う、うぐっ・・・!」


257:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:26:58.46 ID:JtDLpKmm0
突如腹を押さえてうずくまる一夏。シャルロットとラウラが駆け寄るが

一夏「だ、大丈夫・・・ちょっと食べすぎたかな?ははっ」

シャル「そ、そう?ほんとに大丈夫?」

ラウラ「なんならわたしがおぶって医務室に連れて行ってやるぞ!」

一夏「ほんとに大丈夫だって・・・な」

二人を安心させるように立ち上がり、二人の頭を撫でる一夏だったが、その表情は明らかに苦しそうであった。

ラウラ「戦場では少しの油断が命取りになるんだぞ。対処できるなら出来る時に・・・はぅっ!?」


265:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:36:52.29 ID:JtDLpKmm0
シャル「ラウラ!?」

ラウラ「ぐっ・・・腹がっ・・・」

一夏に続いてラウラまでもが腹を押さえてうずくまる。

ラウラ「わたしは少しくらいの毒ならば耐えられるよう鍛えている・・・なのに、ぐぅっ、なんだこれは!」

軍の禁忌に触れる研究で生み出されたラウラは毒には強い耐性を持っていた。

が、今ラウラを感じたことのない便意が襲っているのだ。

シャル「ふ、二人とも大丈夫!?先生呼んでくるよ!」

一夏「いや、俺はトイレに行けば大丈夫だ・・・ラウラは?」

ラウラ「わたしも、この程度の痛み・・・なんともない」



二人ともトイレに行き、再び一夏の部屋に戻った。大事には至らなかったようだ。

今度はシャルロットが煎れたお茶を飲み、一息つく。


268:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:41:26.56 ID:JtDLpKmm0
一夏「ふぅ・・・やっぱり熱いお茶は落ちつ、はぅぅ!」

ラウラ「どうし、あううぅ!」

シャル「ま、またなの!?今度こそ先生呼んでくるよ!」

部屋を飛び出そうとするシャルロットだったが、ラウラが呼びとめる。

ラウラ「待てシャルロット・・・お前はなんともないのか?」

シャル「え?う、うん僕は平気だけど」

その答えを聞くと、苦悶に歪んでいたラウラの顔に、疑いのそれがプラスされる。

一夏「なんでシャルだけ平気なんだ・・・?三人とも同じ料理を食べたんだからシャルもなるはずじゃ」

シャル「た、確かに・・・なんでだろうね?」


271:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:46:34.11 ID:JtDLpKmm0
ラウラ「・・・さっきも言ったように、わたしの体は毒に耐性がある・・・」

シャル「う、うん」

ラウラ「少し腐ったものを食べてもなんの影響もない。そう訓練されている」

シャル「どうしたのラウラ・・・ぼ、僕先生を」

再び部屋を出ようとするシャルロットだったが、今度は声ではなく、腕を掴んでそれを阻止した。

ラウラ「待て・・・」

シャル「なに?お腹痛いんでしょ、お薬もらって」

ラウラは軍人だ。自分に危害を加えようとするものは排除するよう教育されてきた。

そして今自分は窮地に追い込まれている。その原因を突き止めようとするのは必然であった。

ただ、猛烈な便意に襲われる、という初めての体験に、冷静な判断力が残っているかは疑わしいものだったが・・・


272:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:51:07.16 ID:JtDLpKmm0
この状況で、彼女がこう思ってしまうことは仕方ないだろう。誰だってそう思う。俺もそう思う。

ラウラ「シャルロット・・・盛ったな?」

シャル「へっ?」

ラウラの射抜くような視線に、だがシャルロットはそんなことを言われるとは思っていなかった、と

そう表情にだして、間抜けな声を出した。


一夏「ら、ラウラ!なに言ってるんだよ・・・シャルがそんなことするわけ」

ラウラ「ならばなぜわたしと嫁だけがっ!説明できるのか!」

一夏「そ、それは・・・」

シャル「そんな・・・僕がそんなことするわけないじゃないか!」


274:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 02:56:11.05 ID:JtDLpKmm0
シャル「なんでそんなこと言うの!?」

ラウラ「それ意外に考えられないからだ!」

ラウラの目にはシャルロットに対する疑いと怒りが浮かんでいた。

ルームメイトでもあり、いつも行動をともにする親友。大切な存在であるラウラに敵意の視線を向けられ

シャル「そんな・・・ひどいよぉ・・・ぐすっ・・・」

シャルロットは泣きだしてしまった。

ラウラ「泣いたところで騙されるものか!」

一夏「ラウラ!シャルがそんなことするはずないだろ!」

ラウラ「お前は黙っていろ!それともなにか、わたしよりシャルロットを信じるというのか!?」

もはやラウラの目はあの、誰も信用せず世界全てを敵だ、と言わんばかりだったあのころに戻っていた。


278:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:00:56.76 ID:JtDLpKmm0
ラウラ「シャルロット!白状しろ!!」

鬼気とした表情で迫るラウラ。

シャル「ぼ、僕はっ、そんなことしないよ!えぐっ」

ラウラ「あくまでもシラを切ると・・・はぅぅ!!」

ラウラを再び強烈な便意が襲う。

ラウラ「うぐっ、わ、わたしが戻ったら・・・覚悟しておけっ!!」

ラウラは漏らさぬようゆっくりと、しかし最速で部屋を出て行った。

部屋に残されたのは嗚咽を漏らすシャルロットと


それを観察するかのような目で見つめる、無表情な一夏であった。


281:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:07:06.13 ID:JtDLpKmm0
シャル「えぐっ・・・うっ・・・ぐすっ・・・」

床にへたり込み、泣きじゃくるシャルロットを一夏は正面から抱きしめる。

シャル「い、一夏っ・・・僕はねっ・・・ぐすっ・・・やってないんだよっ・・・」

一夏「ああ、分ってるよ」

シャル「ぼくはっ・・・一夏もラウラもっ・・・ぅっ・・・ぐすっ・・・大好きなんだよっ」

一夏「分ってるよ」

シャル「うぅ・・・うわあああああああああああああん」

唯一の家族だった母を亡くし、父親には道具扱いをされ、やってきた日本。

そこで出来た親友に、信じてもらえなかった。

大人びているとはいっても16歳の女の子。腕の中で泣きじゃくるシャルロットを

一夏は優しく抱きしめた。



シャル「あうううう、ぐすっ・・・はぅぅ!?」


284:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:14:44.50 ID:JtDLpKmm0
突然顔を上げるシャルロット。真っ赤に泣きはらした目がまるでウサギのようだな、と一夏は思った。

一夏「どうした?」

シャル「お、お腹が・・・お腹が痛いよぉ・・・」

一夏「大丈夫か?」


と心配そうな顔でシャルロットの頭を撫でながら


一夏は残りの便意を叩きつけた。

ボミュッ・・・バルビュルルルバギュルルビリュポッポルンガプピリットパロルギャラドスムギョッ!

シャル「あっ・・・」

大量の大便を漏らしながらも、シャルロットの表情は穏やかなものだった。

シャル「ね?・・・僕はやってない・・・やってなかったんだよ・・・?」

一夏「そうだな」

シャルロットの頭を撫でながら、射精をする一夏であった。


288:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:17:16.04 ID:io/ZI2XS0
ポルンガ呼ぶなwwwwww


289:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:17:58.38 ID:zFHTHk3UO
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291:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:19:56.48 ID:JtDLpKmm0
数分後

ラウラ「シャルロット!」

勢いよく扉を開け放つラウラ。その表情は憤怒。しかし、部屋にたちこめる異臭を嗅ぎ

そして大量の便の上に横たわり、ほほ笑みを浮かべながら倒れている彼女を見て

そしてその後ろで泣いている一夏を見て

力なく、その名を呼んだあと

ラウラ「しゃ・・・シャルロット・・・?」

その表情は絶望へと変わった。

ラウラ「なんで・・・なんで・・・?シャルロット・・・」

ゆっくりと、横たわるシャルロットに歩み寄る。


294:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:23:49.86 ID:JtDLpKmm0
ラウラ「お前が・・・やったんじゃ・・・・・・」

一夏「シャルは・・・そんなことしないって・・・・・・ラウラなら分るだろ・・・?」

その便など目に入らないかのように、ラウラはシャルロットを抱きしめる。

ラウラ「シャルロット・・・わたしは・・・わたしは・・・・・・」

今まで、戦友の死を見たことは何度となくあった。しかし、それは敵と戦い、散って行った死である。

今、ここに倒れている少女はどうか?

ラウラ「わたしが・・・わたしが裏切ったんだ・・・・・・」

強く、その身体を抱きしめる・・・普通に心臓は動いてるし呼吸もしているが、ラウラは気がつかなかった。

ラウラ「うああああああああああああああああああああああ!!」


300:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:27:00.57 ID:RJpbb5xV0
なんでいい話な流れにwww


301:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:29:04.33 ID:ZmlpyhpF0
泣けてくるな……


302:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:30:34.46 ID:JtDLpKmm0
絶叫。まさに絶叫であった。

便にまみれ抱きしめ会う美少女二人。

一人の表情は安らかに。

もう一人は絶望。

芸術とも言えるその光景を、織斑一夏は眺めながら

牛乳の1リットルパックを一気に飲み干し

タケダ漢方便秘薬を一つかみ流し込んだ。

そして訪れる強烈な便意。それをどうするか。考えるまでもない。

一夏「ラウラ」

ラウラ「ああああああああああああああああああ!!!」

もはや誰の声も届かないだろう。しかし、一夏は語りかける。

一夏「お前も、シャルと同じところに、今連れて行ってやるからな」




一夏「ゲートを開けろ。門番」


310:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:38:10.47 ID:JtDLpKmm0
ボムギッ・・・ズゴゴゴゴゴバシューンビルルルルルビューンピピルピルピルピピルピーパオーンシャオッ!

シャルのそれに追加され、床に吐きだされるラウラの大便。

この様子を見た人はなんというだろうか。

ある人は地獄絵図、と言うかもしれない。

ある人は気分を害してまともに見ることもできないかもしれない。

ただ、織斑一夏はこの光景を見つめ。

排出されるしらたきの一本一本を網膜に焼き付け

そして500㍉ペットボトルほどの射精をした。


342:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 07:06:09.38 ID:eaiTkXGO0
>>310
さりげなくドクロちゃんいれんなwww


314:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:40:51.75 ID:PADq3wWyP
一夏さん射精しすぎだろwwww


317:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:46:51.94 ID:JtDLpKmm0
この後、一夏は山田と保険医に連絡をし、この惨状は生徒に知れることなく終結した。

保険医は一人「またウンコか・・・」とつぶやいたが、それを気にかけるものはいなかった。

後々、山田から事情を聞かれた際は三人でご飯を食べたあと三人ともに腹痛になり

自分はトイレに間に合ったが二人は間に合わなかったようだ、と事実をありのままに伝えた。



それから、何度か他の女生徒にも同じように門番の力でクソを漏らしてもらった。

だが、出るのは精々ヤクルト一本分ほど。

ラウラとシャルロット。この二人を超える興奮はなかった。

やはり、あの興奮を超えるにはあの人しかいないのか・・・

世界最強であり、そして最愛の姉



織斑千冬しか・・・・・・

第三部「門番」終わり


322:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:54:50.45 ID:JtDLpKmm0
最終部「世界」

御期待下さい


時間をあけずに一気にやる主義だが・・・流石に限界だぜ・・・月曜の4時だぜ・・・ふざけんなよ・・・俺スカトロ好きじゃねえっての・・・


324:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 03:58:39.63 ID:GDKxjARYO
君ならやれるはずだ
頑張れ


435:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 20:56:00.11 ID:FoIMSEARO
最終部「世界」


君は刻の涙を見る。


439:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 21:04:42.32 ID:FoIMSEARO
一夏「・・・」

目の前には糞尿を撒き散らし、失神する女生徒。

しかし、一夏に以前のような興奮は訪れなかった。

一夏「・・・足りない」

そう、足りないのだ。幾度もその光景を目にし、臭いに包まれることにより、一夏は慣れてしまったのだ。

山田を呼び、その場をあとにする。

その顔にはなんの表情も浮かんではいなかった。




一夏「・・・・・・」

部屋に戻り、思う。

鈴、セシリア、箒、シャルロット、ラウラ。

みな、自分に近しい者達だった。その美しい顔が苦悶に歪み

そしてその美しい顔からは想像も出来ない糞尿を垂れ流す姿は

美しかった。


447:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 21:14:50.38 ID:FoIMSEARO
それに比べ、ただのクラスメイトや、名前も知らない女生徒。

当初は多少の興奮を覚えることはあったが、慣れてしまったうえ

なにか、なにかが決定的に足りない。

彼女らと、箒達。なにが違うというのだろう?


一夏「・・・俺との距離か・・・?」

それだった。

極論を言ってしまえば、知り合いの痴態だからこその、興奮だった。

それに加え親しい男の子(実際、彼女達は一夏に好意をよせていたが一夏は気づかない)に最も恥ずかしい姿を見られたから

あの美しいまでの表情だったのだろう。

その二つの要因が、自分にあれだけの量の射精をさせたのであろう。


453:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 21:22:40.48 ID:FoIMSEARO
一夏は自分の中でほぼ結論を出していたが

それを決定的なものにする為、ケータイを取り出した。


そしてそして数分後、一夏の部屋を一人の女生徒が訪れた。

シャル「一夏?話しってなに?」

シャルロット・デュノアであった。

前回の件で精神的傷をおってしまったかとも思ったが

彼女はあの時、羞恥心よりも自分の無実が証明された安心感が勝っていたようで
(彼女が育ってきた環境によるものだろう)

あの光景をほとんど覚えていなかった。


456:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 21:29:45.55 ID:FoIMSEARO
一夏「ちょっと、な・・・ま、まずお茶でもどうだ?」

シャルロットを招き入れ、急須から緑茶を煎れる。

無言でお茶を飲む二人。

一夏の緊張したような雰囲気に釣られ、ジッと彼が話しはじめるのを待つシャルロット。

この時、シャルロットは


シャル(・・・なんだか、さっきから一夏、すごいたくさんお茶を飲んでいるような?)

と思ったが

シャル(緊張して喉が渇いてるのかな・・・?部屋に二人きりで、き、緊張するような話しなのかな・・・も、もしかして!)

恋する少女のポジティブシンキングを遺憾無く発揮し、頬を染めていた。


460:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 21:44:34.53 ID:FoIMSEARO
一夏「さ、て・・・」

湯呑みをテーブルに置き、意を決したように話し出す一夏。

シャルロットは緊張した面持ちで姿勢を正したが

一夏「あ、その前に。ちょっと立ってくれるか?シャル」

かけられた言葉が想像していたものと違った為

シャル「えっ、なんで?」

思わず聞き返すシャルロットだったが

一夏の真剣な表情を見て、大人しく従うことにした。

そしてシャルロットが立ち上がると、不意に手を引かれた。

ベッドに肩が触れるほどの距離で座っていた二人だったが

一夏がシャルロットの手を引き、そのまま腰に手を回した為

シャルロットが一夏の膝の上に座る形になった。


469:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 21:55:32.14 ID:FoIMSEARO
シャル「うぇぇっ!?い、一夏、なな、なにやって!?」

あまりの想定外の状況に、パニックになりかけるシャルロットだったが

一夏が腕の力を強くし

一夏「・・・いやか?」

耳元で囁くと

シャル「う、ううん・・・」

まさに借りてきた猫のように大人しくなった。


どれくらい時間が経っただろうか

聞こえるのはお互いの息遣いだけ

シャルロットはこの時間が永遠に続けばいいと考えていたが

ふと感じた尿意に膝をすり合わせた。


473:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 22:07:40.28 ID:FoIMSEARO
シャル(なんでこんな時に・・・!)

初めはちょっとしたものだったそれが、段々と堪えがたいものに変わっていく。

シャル(流石にこんな時にトイレに行くだなんて言えないし・・・で、でもそろそろ・・・)

IS学園の寮のトイレは共同だ。つまり部屋にはトイレがない。

一夏の部屋からトイレまでは、どう急いでも1分以上残されていない。


476:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 22:10:32.58 ID:FoIMSEARO
シャルロットは意を決して

シャル「あ、あのね一夏!」

一夏「なんだ?」

シャル「僕、ちょっと用事が、すぐ、すぐ戻ってく」

振り返り、一夏の顔を見たが

悲しそうに

一夏「やっぱり、嫌だったか?」

と言われて、思わず

シャル「う、ううん、全然そんなことないよ!」

と言ってしまい

一夏「そうか!」

シャル「ぅっ!」

シャルロットの腹の前で組まれた一夏の腕の力は一層強いものになった。


480:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 22:16:28.77 ID:FoIMSEARO
一夏(・・・そろそろかな)

シャルロットのうなじの匂いを嗅ぎ、股間の上で動く柔らかい尻の感触を楽しむのも悪くはない、が

一夏(俺の戦場はここじゃない)



一夏(門番は門を既に開けている・・・)

一夏は更にシャルロットに尿意を送り

腕の力を強めた。


485:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 22:24:37.69 ID:FoIMSEARO
シャル「っ・・・ふっ・・・」

好いた男の腕に抱かれる。その幸せを感じる余裕は既にシャルロットにはなかった。

シャル「ぅっ・・・ぁっ・・・」

いきなり訪れた強烈な尿意に、今出来ることはいずれやってくる限界を先のばしにすることだけだった。

俯いて、ひたすら尿意に堪える。

そんなシャルロットを、一夏はあらかじめ用意していた鏡で観察していた。

そしてシャルロットと同じく、一夏の下半身も限界に近づいていた。


492:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 22:38:45.03 ID:FoIMSEARO
シャルロットの全身が小刻みに震え始めていた。

これだけで一夏は射精しそうであったが、もうじき訪れるであろう極楽の為

堪えた。

シャルロットの顎を掴み、目を見つめる。

シャル「あっ・・・」

一夏「シャルはさ・・・この国に来て、良かったと思うか?」

優しく語りかける。


500:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 22:47:20.56 ID:FoIMSEARO
シャルロットも一夏の目を見つめるが、その目にいつもの輝きはない。

一夏「おれはさ、シャルがこの国に来てくれて良かったと思ってるよ」

シャル「はっ・・・はっ・・・」

一夏「シャルが日本に来たのは望んだものじゃなかったかもしれないけど」

シャル「はっ・・・ふっ・・・い、いちかっ・・・」

一夏「おかげで、出会えたから」


505:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 22:54:07.96 ID:FoIMSEARO
シャルロットの顔に歓喜が広がる。

が、現実は残酷である。

一夏「シャルは、どうだ?」

シャル「ぼく、はっ・・・いっ・・・いちかにであえて・・・よか」

愛の告白とも取れる言葉。

その言葉に、だが答えることは出来なかった。

シャル「あっ・・・あぁっ・・・」

シャルロットの震えが強くなる。

そして

ジュンジュワー

シャル「あっ・・・あっあっあぁ・・」

シャルロットは好きな男の膝の上で、大量の尿を漏らした。


508:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 22:54:54.03 ID:1JCbEa9f0
ジュンジュワーwwwwww


514:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 23:02:09.98 ID:FoIMSEARO
シャル「やぁっ・・・んぁっ・・・はっぁっ・・・」

股間に染み渡る温かい感触。

一夏「もっと・・・もっとだっ!もっと来い!」

一夏は一滴も残さず搾り出す為、シャルロットの下腹部を押し込むよう更に腕に力を込める。

シャル「あっ」

ジョワッデュアッヘアッ!

更に勢いよく垂れ流されるシャルロットの尿を受け

そして涙に濡れる大きな瞳にみつめられ



一夏は缶ジュースほどの射精をした。


516:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 23:03:37.16 ID:BJWl6kqO0
毎回ながら擬音どうなってんだよwww


530:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 23:14:27.66 ID:Yh6dPwQA0
なんでウルトラマンなんだよwwwwwwwwwwwww


534:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 23:22:42.69 ID:FoIMSEARO
放心するシャルロットにシャワーを浴びさせ
(一夏が服を脱がせて身体を洗い、身体を拭いて着替えさせたがここでは割愛させて頂く。
傷心の女の子をどうこうするほど一夏は変態ではないので、極めて紳士的に行った)

そして、シャルロットを部屋まで送り届け

びしょびしょに濡れたシーツにくるまり思考する。

一夏(・・・わたしはとても興奮しました)

一夏(やっぱり・・・親しい人間ほど興奮しました)

一夏(でも・・・)


およそ、学園で自分と親しい人間は全て、その痴態を見てしまった。

そして、今のシャルロットでもう一つ証明されたことがある。

幼なじみや仲の良い女生徒では今以上、これ以上の興奮をえることは

不可能だろう。


538:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/16(月) 23:27:05.98 ID:FoIMSEARO
更に思考する。

これ以上の興奮を得るには・・・・・・

誰よりも自分に近い女性は誰か

誰よりも自分を愛してくれているだろう女性は誰か

誰よりも自分に弱みを見せまいとする女性は誰か


一夏「・・・・・・」



一つの結論に達した一夏は

シャルロットの臭いにつつまれ

眠った。


561:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 00:05:37.90 ID:aO+FEBSPO
数日後の朝、1限目は千冬の実習授業だったが、一夏は10分ほど遅れていった。

もちろん、千冬がそれを許すはずがない。

千冬「織斑、来い」

無言で千冬の前に立つ一夏。

その態度に違和感を覚える。

普段の一夏ならば、呼ばなくとも千冬の前に立ち、申し訳なさそうな顔で謝罪するはずだ。

それが今は、ダラダラと歩き、千冬の顔を見ようともしない。

千冬「・・・なぜ遅刻した?」

一夏「寝坊です」

千冬「ホームルームにはいただろう」

一夏「じゃあトイレです」


571:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 00:14:40.27 ID:aO+FEBSPO
千冬「・・・」

あまりにも無礼な、普段と掛け離れたその態度に、自分はなにか一夏を怒らせるようなことをしただろうか

と考えるが、思い当たる節はない。

千冬「・・・授業が終わるまでグランドを走っていろ」

一夏「・・・・・・」

無言のまま走り去る一夏。やはりおかしいが授業中に弟に構っている姿を生徒達に見せるわけにはいかない。

内心の動揺は一切顔にださず、授業を続行した。


593:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 00:57:49.86 ID:aO+FEBSPO
それから数日、一夏は千冬に反抗的な態度をとり続けた。


千冬「・・・というわけだ。わたしにはさっぱり覚えがないが、どうやら一夏は怒っているらしい」

山田「うーん、それは別に怒っているわけじゃないんじゃ」

千冬「どういうことだ?」

山田「反抗期なんじゃないですか、それ」

千冬「反抗期?」

山田「男の子なら普通は母親にするものですけど、織斑くんにとっては先生がそうでしょう?」

千冬「なるほどな・・・反抗期か」

山田「だから心配しなくても、織斑くんは先生を嫌いになったわけじゃありませんよ」

千冬「心配などしていないがな」

山田「ふふっ」


596:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 01:08:12.16 ID:aO+FEBSPO
生意気な山田をひとしきり小突いた後、再び問う

千冬「で、どうすればその反抗期は終わるんだ」

山田「普通なら時間が経つのを待つしかないんでしょうけど」

千冬「どれくらいだ?」

山田「一年とか?」

千冬「・・・他になんとかする方法はないのか」

山田「さぁ~、とにかく、話してみたらどうです?何事もまずは対話からですよ」


山田のアドバイスに従うというのもなんだか癪にさわったが、背に腹は変えられない。

一夏の部屋を訪ね、扉をノックした。

一夏「はーい」

千冬「わたしだ」

返事は帰ってこない。だからといって引き下がるほどのセンチメンタルを千冬は持ち合わせていなかった。


600:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 01:16:12.81 ID:aO+FEBSPO
ドアノブに手をかける。鍵が掛かっていたがそれを無視して部屋に入ると、ベッドに腰掛けこちらを見ている弟の姿があった。

一夏「・・・・・・」

千冬「・・・・・・」


しばし無言が続いたが、千冬が気合いを入れ話し出す。

千冬「最近のお前の態度はなんだ?なにか不満があるならはっきりと言え」

反抗期の相手にこの態度は絶対にやってはいけなかったが、不器用な千冬にはこれが精一杯だった。


608:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 01:25:21.10 ID:aO+FEBSPO
だが、あっさりと。実にあっさりと一夏は千冬に答えた。

一夏「だって・・・」

千冬「なんだ?」

一夏「千冬ねえが・・・構ってくれないから」

拗ねたような顔。そんな弟を見て、安堵したのと同時に、大人になってきたとは思ったがまだまだ子供だな

と、愛らしく思った。もちろん表情には出さないが。

千冬「・・・そんなことか・・・ふっ」

一夏「な、なんだよ笑うなよ!せっかく学園にきたのにいつも他の誰かの相手をしてるし、千冬ねえって呼んだら怒るし」

千冬「当然だろう、お前は生徒なんだ、特別扱いするわけにいくまい」

一夏「そりゃそうだけど・・・」


617:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 01:34:29.89 ID:aO+FEBSPO
一夏「たった一人の姉弟なんだから、もうちょっと構ってくれたって」

千冬「やれやれ・・・いつまで経ってもガキだなお前は」

一夏「う、うるさいな!」

交わした言葉は少なかったが、二人の蟠りは消えてなくなっていた。

一夏「じゃあ、構ってくれとは言わないから、たまには訓練に付き合ってくれよ」

それも構ってくれと言ってるのと変わらないだろう、とは思ったが

それを言わない優しさは持っていた。


621:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 01:44:30.70 ID:aO+FEBSPO
千冬「はぁ・・・分かった。たまになら」

一夏「明日!明日の放課後!」

異様な食いつきであったが、久しぶりに自分に構って貰えて嬉しいのだろうと

むしろ嬉しいものだった。

仕方なくといった様子で承諾し、部屋をあとにする。千冬の足取りは軽いものだった。


そして、一夏は一人

部屋で笑った。


623:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 01:45:37.88 ID:hX4SxD6k0
ワンサマーェ…


625:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 01:48:44.74 ID:GADIMw8j0
一夏策士www


630:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 01:56:41.69 ID:aO+FEBSPO
翌日、武道場で姉弟は向かい合っていた。

千冬「なんでまた武道場なんだ?」

一夏「アリーナだと騒がしくて千冬ねえの声が聞こえないから」

千冬「専用回線があるだろう」

一夏「そうじゃないんだよ・・・そうじゃ」



乱取りを始める。

ことごとく畳にたたき付けられる一夏だったが、その度に立ち上がり向かっていく。

力量の差は絶対であったが

千冬(・・・強くなったな)

昔より確実に縮んでいることに喜びを覚えた。


634:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 02:05:32.95 ID:aO+FEBSPO
千冬(ん・・・?)

ここに来る前にトイレに寄ったはずなのに、便意を催す。

まだトイレにいくレベルではなうな、と思ったが

2分も経つ頃、千冬の動きは明らかに鈍くなっていた。

千冬「一夏」

一夏「ん?」

千冬「一旦休憩にしよう」

一夏「俺はまだまだ平気だけど?」

再度攻め掛かろうとする一夏だったが

千冬「いいから休憩だ馬鹿者」

一夏「かはっ!」

軽く捻られ、背中から綺麗に落とされてしまった。


637:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 02:09:47.00 ID:aO+FEBSPO
そしてトイレに向かおうと一歩踏み出したところで

千冬「っ!?」

動けなくなるほどの便意が千冬を襲う。



その後ろには、ゆっくりと立ち上がる一夏がいた。


642:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 02:18:19.82 ID:aO+FEBSPO
千冬「うぐっ・・・ぐっ・・・」

常人ならば一瞬で漏らしているほどの便意をたたき付けたにもかかわらず

トイレへと歩みを進める。

一夏(流石だよ千冬ねえ・・・伊達に世界一じゃあないな)

舐めるようにその姿を眺め、後をついていく。

一夏(どこまでいけるかな?)

武道場のトイレまで、このスピードなら35秒ほどだろうか

そして一夏の目算だと、千冬の限界までは約40秒。

一夏の口元がニヤリと歪んだ。


643:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 02:22:06.70 ID:aO+FEBSPO
ゆっくりと、だが確実にトイレへと近づいている。

その後ろを悠々と歩く一夏。

ちなみに、今武道場には二人意外の人間はいない。

千冬に貸し切りにさせておいたのだ。

人前で漏らすのも良いとは思ったが

一夏(千冬ねえのこんな姿、俺以外の奴に見せてやるものか)

子供のような独占欲がそれを上回っていた。


650:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 02:32:14.39 ID:aO+FEBSPO
トイレの扉を開ける千冬

一夏(今千冬ねえは間に合った、と思ってるんだろうなぁ)

一夏もそれに続いて扉を開けトイレに入る。

千冬は個室に入るところだった。

もはや女子トイレに入ってきた弟に構う余裕も、個室の扉を閉めることすら出来ない状態だった。


656:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 02:43:20.94 ID:aO+FEBSPO
一夏(ああ、残念)

個室の正面に立つと、姉と目が合う。

一夏(いつものスカートやジャージなら間に合ったのにね)

姉は袴の下をおろそうとした格好のまま固まっていた。

一夏(いや、千冬ねえの力なら、普通の袴でも引きちぎって間に合ったかも)

その顔は信じられないという驚きに染まって

一夏(でも、その袴、腰紐とその周囲だけ)

そして絶望に変わった。

一夏(IS用の特殊繊維に変えちゃったんだよね。へへっ)


659:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 02:52:29.34 ID:aO+FEBSPO
ブリュッ

千冬「あっ・・・」

崩壊が始まる。

ふと、一夏は

一夏(みんな漏らす時は最初『あ』って言うよなあ)

と、思った。

千冬「ぁうっ・・・っ・・・」

ブリュュバチャンブリュッセルドラドラドラグォンバブブブリュンヒルデッ!

千冬「あぁ・・・あっ・・・」

一夏はその愛しい姉の顔をそっと撫で、袴の紐を解いた。

バリュモアッ!

大量の便を受け止めた袴が重力に引かれて床に落ちる。


662:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 02:56:20.78 ID:SNPX2Fa/O
音に色々混じってるwwww


664:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 03:01:46.17 ID:aO+FEBSPO
どうやら一緒にショーツも落ちてしまったようだ。

千冬の汚れた下半身があらわになる。

千冬「っ・・・はっ・・・」

あの千冬が、涙を流していた。

あまりの出来事に心がついていけなかったのだろう。

倒れ込みそうになるのを後ろに回り込んで抱き留めると、洋式便器に腰掛ける形になる。

千冬の髪に鼻を埋めると

汗と、シャンプーの香りと、千冬の匂い。

そして下から立ち上る便臭。

一夏(ああ・・・やっぱり千冬ねえは世界一だよ・・・)


668:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 03:10:46.78 ID:aO+FEBSPO
千冬を抱きしめたまま、個室に用意していた特製ジュースを流し込む。

10秒もすると、それは便と尿へと変わっていた。

この時、一夏は取り込んだ食物、飲料を驚異的なスピードで便へと変換し、質量保存の法則を無視し

その量すらコントロールできるレベルへと進化した。



一夏「これで・・・終わりだよ・・・」

千冬「・・・・・・」

一夏「愛してるよ千冬ねえ・・・」




一夏「門番」

ズゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ


670:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 03:18:19.50 ID:aO+FEBSPO
山田「な・・・・・・」

山田は絶句した。

生徒の悲鳴を聞き、駆け付けた武道場のトイレは凄まじい光景だった。

これまでの経験がなければ気絶していたかもしれない

原因を究明するため溢れ出す大量の便と精液を掻き分けて進むと

奥の個室



寄り添うように絶命した姉弟を見つけた。

山田「・・・・・・」

地獄絵図以外の何物でもない。汚物が溢れ、痛みすら感じるこの臭いの中

ルノワールの絵画から切り取ったかのような微笑みを浮かべたその二人を見て

山田は一人


山田「・・・・・・綺麗」

とつぶやいた。


675:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 03:26:19.18 ID:aO+FEBSPO
「あー・・・死んじゃったのか」

一人、月を見上げ、ウサギの耳を付けた女が誰にともなく語りかける

「でも、いっくんもちーちゃんも、一緒にいけたんだから幸せだったよね?」

その問いに答えるものはいない。


「こんなことになるなんてね・・・やっぱり、計算出来ないなー」

月の明かりに照らされて

「わたしがそっちにいった時はくわしく聞かせてねよ!」


その女は消えさった。

織斑姉弟の真実を知るものはいない。

誰かが歌うヨーデルだけが響いていた。


680:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 03:30:34.60 ID:aO+FEBSPO
劇終


うんこがヨーデル、って思いついてスレを立てただけなのにまさかこんなことになるとはな・・・
地の文は疲れる。最後に言っておくが、俺はほんとにスカトロ好きじゃない。
じゃあの


705:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 07:31:06.30 ID:Jy23ugkc0
うんこがヨーデルwww
そこから広げすぎだろww


687:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 03:34:06.21 ID:8dUFPvpq0
うんこでここまで伸びるとは誰が予想したであろうか

うんこ乙


703:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 07:21:45.80 ID:bYswYMT5O
糞面白かった!
乙!





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  1. 2012/01/01(日) 14:22:15

    あたまおかしい


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