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絹恵「お姉ちゃん、手錠かけさせてもらうから」
- 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/02(火) 22:20:00.73 ID:iNuZdHqH0
- 代行 ID:bXQhZUKf0
- 2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/02(火) 22:21:49.49 ID:bXQhZUKf0
- 洋榎「……は?」
絹恵「だって、デートしたいんだもん」
洋榎「手錠なんかいらへんやろ……」
絹恵「……お姉ちゃんは、私から離れたいん?」
洋榎「いや……ちゃうねん」
絹恵「……へへ、やっぱりお姉ちゃんは、ずーっと私と一緒やな」
絹恵「安心しいや、片方は私がつけるから」
洋榎(んな問題やあらへんやろ……)
- 5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/02(火) 22:25:48.04 ID:bXQhZUKf0
- 洋榎「な、なぁ……?」
絹恵「なんや?」
洋榎「そ、そういうの、マフラーやあかんの?」
絹恵「構へんけど……」
洋榎(よ、よかった)
絹恵「せやったら……下手に動けへんように、固結びかなぁ」
絹恵「ま、まぁ? 私はお姉ちゃんに締められるんやったら、光栄やけど……えへへ」
洋榎(な、何言っとんねん……)
洋榎(でも、うちがいるからわざと首締めたり……くそ、やりかねへん……)
洋榎「……わかった、手錠でええわ」
絹恵「ふふ、そか」 - 8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/02(火) 22:28:18.57 ID:ST1Ucvb/O
- ヤンデレ絹ちゃんですか!支援!
- 9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/02(火) 22:30:13.91 ID:bXQhZUKf0
- 絹恵「お姉ちゃん、手出して」
洋榎「……ほれ」
絹恵「…………」ガチャッ
洋榎(よりによって利き手、抜かりないなぁ……)
洋榎(しっかし未だに慣れへんなこれ、慣れてもろても困るけど)
絹恵「はい、終わったで」
洋榎「まだ、うちだけやん」
絹恵「……お姉ちゃんが、私にかけたってや」
洋榎「なっ、え……」
絹恵「その方が嬉しい、かな」
洋榎「……わかった」 - 10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/02(火) 22:34:45.34 ID:bXQhZUKf0
- 洋榎「手、借りるで」
絹恵「う、うん……」
洋榎「ん……んー、こうか?」ガチャッ
洋榎「ああ、ええのか」
洋榎(合ってても嬉しくないけど……それに)
絹恵「ふふ、えへへ……むっちゃ幸せ……」
洋榎(なんで、こないなことされて笑えるんよ、絹……)
絹恵「なんや心配そうやなぁ……鍵は持ってくから安心してええで」
洋榎「そか……」
絹恵「……川に投げてまうかもしれへんけど」
洋榎「……」 - 13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/02(火) 22:40:17.84 ID:bXQhZUKf0
- 洋榎「や、やっぱりちょくちょく見られとる……」
絹恵「せやなー」
洋榎「なんも思わんのか……?」
絹恵「ううん、むっちゃ嬉しいで」
絹恵「皆見よるなら、それだけ私とお姉ちゃんの関係が知れ渡るっちゅうことやろ?」
絹恵「最高やん、それ! 誰も私らの邪魔をせえへんし」
洋榎「……最初から、そのために提案したんか」
絹恵「……お姉ちゃんは、嫌なん? なんで、そんな……お姉ちゃん……」
洋榎(あかん……スイッチ入れてもうたかも知らへん)
洋榎「や、それとこれとは……」
絹恵「怖い怖い怖い……嫌や、離れとうない……」
洋榎「絹、大丈夫やから」ギュッ
絹恵「ぁ……うん……お姉ちゃん……」 - 16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/02(火) 22:45:29.89 ID:bXQhZUKf0
- 喫茶店
絹恵「お姉ちゃん、あーん」
洋榎「……んっ」
絹恵「ふふ、お姉ちゃん、可愛ええなぁ」
洋榎「……そのケーキ、絹は食べんの?」
絹恵「うん、私は後で、お姉ちゃんの口からもらうから」
洋榎「…………」
絹恵「あ、そか、そろそろ口が甘ったるくてしゃーないか」
洋榎「っ……やったら、飲み物飲むからええよ」
絹恵「じゃ、私が飲ましたる。 ほら、口開けて」
洋榎「……溢れるのがオチやろ」
絹恵「ええから、ほら」
洋榎「ん……っ、ぶえっ……」 - 17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/02(火) 22:49:20.55 ID:bXQhZUKf0
- 絹恵「ちょっ、お姉ちゃん、溢れとる!」
洋榎「……やっぱり」
洋榎(なんか、情けないな……)
絹恵「……あむっ」
洋榎「なっ……何しゃぶっとんねん!」
絹恵「ふぅ……ぇ、だって、服濡れてもうたし……」
洋榎「紙使えばええやろ!」
絹恵「お姉ちゃんの口から出たもんやろ、もったいないやん……ぺろっ」
洋榎「ふぁ、っ……こそばい、から……」
絹恵「大丈夫、すぐ舐めとったるから……んっ」
洋榎「ぅ、あっ……」 - 19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/02(火) 22:53:42.64 ID:bXQhZUKf0
- 絹恵「あーん」
洋榎「……残り一口くらい、絹が食べればええやん」
絹恵「やから、今から食べるんよ。 はい、あーん」
洋榎(ああ、そういうことかいな……)
洋榎「……ん」
絹恵「……んむっ」
洋榎「っ……ぅ、ふぅ……」
絹恵「……おいしい」
絹恵「……ああ、ええこと思いついた……んっ」
洋榎「…………」
絹恵「んぐっ……」
洋榎「んぅ……っ、んっ……はぁっ……」
絹恵「……最初からこうすれば、溢さずに飲めたなぁ」 - 21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/02(火) 22:57:39.02 ID:bXQhZUKf0
- ………
……
絹恵「ただいまー」
洋榎(手錠はほとんどなくなったけど、最近は両手を使わないとあかん時以外、ずっと手繋ぎ……)
洋榎(手錠だって休日はようつけるし、疲労してしゃあないな)
洋榎(うちがこうしてへんと絹はどうなるかわからん、それはわかっとるけど……)
洋榎「ん、眠い……」
絹恵「制服着替えたら、寝よか」
洋榎「……せやな」
絹恵「先、私が着替えるね」 - 23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/02(火) 23:02:13.29 ID:bXQhZUKf0
- 絹恵「……っしょっと」
洋榎(……なんや絹がうちのシャツ着とるのも、変な目で見てまうな)
洋榎(それに……)
絹恵「……えへへ、やっぱ幸せやなぁ」
洋榎(腕の傷……うちがつけた、つけさせられた傷……っ)
洋榎(見るのは、辛い……)
絹恵「ほら、お姉ちゃんも着替えんと」
洋榎「……ふぅ」
絹恵「よかった、まだ消えてへんな……ふふ」
洋榎(うちにも、同じ咬み傷……) - 24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/02(火) 23:07:05.67 ID:bXQhZUKf0
- 絹恵「おやすみー」
洋榎「ん、おやすみ……」
洋榎(やっと安息の時間……)
絹恵「お姉ちゃん、こっち向いて寝てくれへんの?」
洋榎(んな甘くないか……)
洋榎「……だって、向いたらキスするやろ」
絹恵「お姉ちゃんは私のこと全部わかっとるんやなぁ……嬉しいで」
洋榎「……そか」
絹恵「まあ、眠いならしゃーないか」
洋榎(なんや、物分かり良くて逆に怖いな) - 26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/02(火) 23:12:10.49 ID:bXQhZUKf0
- 絹恵「その代わり、うなじ噛ませて?」
洋榎(やっぱり……)
洋榎「あんまり、痛くなければ」
絹恵「うん……あむっ」
洋榎「……ぅ、んっ」
絹恵「……んぎっ」ギュウ
洋榎「がっ、だあっ!」
洋榎(噛む力も抱く力も強すぎる……絹、全然わかっとらん……っ!)
絹恵「……んぁ」
洋榎「あっ、ふぅっ、はーっ……ごほっ、うえぇ……」 - 28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/02(火) 23:16:50.42 ID:bXQhZUKf0
- 洋榎「き、絹」
絹恵「んっ……何や、お姉ちゃん」
洋榎「や、やっぱり、キスしてもええから……首はやめたってや……」
絹恵「やった! ……あ、でも、少し待ち」
洋榎「…………」
絹恵「……つっ」
洋榎(絹、何しとるん……?)
絹恵「……ん、ええよ、こっち向いて」
洋榎「……んぅ……っ!」
絹恵「んぐっ……」
洋榎(え……なんで、血の、味……) - 30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/02(火) 23:20:46.16 ID:bXQhZUKf0
- 絹恵「んっ、ん……」
洋榎(絹、さっき、自分の舌切っとったんか……!?)
洋榎「んんっ!」
絹恵「っ、んむっ……ぅ」ギュウ
洋榎(嫌や! 離したって、絹……)
絹恵「……ふぅ、へへ」
洋榎「……絹、なんで……痛いやろ、わけわからへんよ……」
絹恵「ううん、一石二鳥やわ」
洋榎「な、何が……」 - 33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/02(火) 23:25:44.77 ID:bXQhZUKf0
- 絹恵「傷口にお姉ちゃんのよだれが入るし、お姉ちゃんの口に私の血を移せる」
絹恵「ああ、あかん……へへ、むっちゃ満たされる……」
洋榎「き、絹……」
絹恵「ねえお姉ちゃん、もう一回!」
洋榎「い……」
洋榎(……あかん、拒絶したらあかん……うちがしっかりせな)
洋榎「……これが最後やで」
絹恵「うん……んむぅ」
洋榎「ぁ、んぅ……」
洋榎(喉、血がへばりついとる……気持ち悪い……) - 37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/02(火) 23:31:38.93 ID:bXQhZUKf0
- 絹恵「……ん、あっ」
洋榎(終わった……口の血、どうすんねん……飲めっちゅうんか?)
絹恵「……お姉ちゃん」
洋榎「も、もう終わりや……」
絹恵「うん、キスはせえへん、けど……飲んで?」
洋榎「っ!」
洋榎(ほんまに……何考えとるんや、この子……)
洋榎(……くそっ)
洋榎「……んっ」ゴクッ
絹恵「……ぁ……へへ、お姉ちゃんっ」ギュッ
洋榎(は、吐きそう……それに、なんで、そんなに笑えるん……)
洋榎(わからん、わからんわからん……絹がわからん……) - 39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/02(火) 23:37:20.46 ID:bXQhZUKf0
- ………
……
絹恵「お姉ちゃん、どーぞ」
洋榎「なぁ、また咬み跡かいな……?」
絹恵「そろそろなくなりそうやしなー」
洋榎「……絹を傷つけるのは、もう嫌」
絹恵「え、なっ、なんでや?」
絹恵「私はお姉ちゃんの所有物やで? 印付けとかんでええの?」
洋榎(意味、わからん……物やない……)
絹恵「お姉ちゃん、私を捨てないで……っ」
洋榎「ち、違っ……やったら、最後の一回にしたってや……」
絹恵「……なら」
洋榎「なんや」
絹恵「咬み千切れるくらい、思いっきり首咬んでくれへん……?」
洋榎「え、はっ……?」 - 44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/02(火) 23:42:59.70 ID:bXQhZUKf0
- 絹恵「なあ、どっちがええ?」
洋榎「き、絹ぅ……」
絹恵「私としては、毎日千切られるのも……なんて」
洋榎(なあ、うちは……どないすればええんや?)
洋榎(何もせえへん、ってのはありえん、やったら……)
洋榎(…………)
洋榎「……これで、最後か?」
絹恵「うん、まあ……どっちも捨てがたいんやけど、しゃあないしなぁ」
洋榎「……首、貸して」
絹恵「! う、うん! やった!」
洋榎(ごめんなさい、絹……ごめんなさい……) - 46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/02(火) 23:48:23.16 ID:bXQhZUKf0
- 洋榎「……んっ」
絹恵「いたっ……」
洋榎「ぁ……ご、ごめん」
絹恵「お姉ちゃん、全然強くないやん……」
洋榎「っ……あぐっ」
絹恵「んっ、ぐえっ!」
洋榎「あっ……だ、大丈夫か!?」
絹恵「……げほっ……加減しとるやろ……も、もっと、強く」
洋榎(なんで……もう、いや……)
絹恵「このままじゃ、終われへんよ?」
絹恵「こんなん、普段のと変わらん……」
洋榎「くっ……」
洋榎(下手に弱めたら、余計絹が傷つく……) - 48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/02(火) 23:52:19.61 ID:bXQhZUKf0
- 絹恵「お姉ちゃーん……まだ……?」
洋榎(……わかったわ、絹)
洋榎「はぁ、ふぅ……よし」
絹恵「……へへ」
洋榎「……いぎっ!」
絹恵「いだっ、がっ! っ、うああああ!」
絹恵「ん、ぐぇっ……」
洋榎「…………」
洋榎(絹、どうして……こんなん、狂っとるやろ……)
絹恵「あっ、かはっ……げほっ……」
洋榎「絹、平気かいな……?」
絹恵「こほっ、うぇっ……はあっ、お姉ちゃん、嬉しいっ」
洋榎「……っ」
洋榎(ふざけんな……) - 52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/02(火) 23:57:41.00 ID:bXQhZUKf0
- ………
……
絹恵「お姉ちゃん、トイレ行ってくるから……逃げちゃ嫌だよ?」
絹恵「……っしょっと、じゃあね」
洋榎(手錠でベットに固定されるんも、なんだか慣れたもんやな……甘かないわ、ほんま……)
洋榎(もう、辛い……傷つけられて、傷つけて、傷つけて、傷つけられて……)
洋榎(絹はそれでどえらい喜んどるけど……うちはともかく、絹が傷つくのは嫌や……)
洋榎「……あっ、げほっ」
洋榎(……なんやあのナイフ、まさか自傷しとるんか!?)
洋榎(……あ、よかった、血はない……ちゅうか別に、絹はそういう趣味はあらへん)
洋榎(あくまでもうちに傷つけられることを望んどる……って、うちが悪いのかな、これ、なあ……)
洋榎(……もう見るんは辛い……嫌や、無理……)
洋榎「……これで一片、死んでみるか……?」 - 55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 00:04:10.39 ID:bXQhZUKf0
- 洋榎「ふぅー……ああ、これはサクっといけそうな……」
洋榎「……っ、くそっ!」
洋榎(何考えとるんや、あほが……一片もへったくれもあらへんやろ!)
洋榎(……今、背筋が凍ってもうた……死ぬのは、怖い)
洋榎(それにうちが死んだら、絹もきっと後を追う……それは、それだけは避けへんと……)
絹恵「……お、お姉ちゃん? な、何やっとん!」
洋榎「絹……心配してくれるんか……」
絹恵「当たり前やろ! な、なんでこんな……」
絹恵「傷つけるんやったら、私がやったるから……な?」
洋榎「…………」
絹恵「いや、私以外は許さへん……」
洋榎「……このナイフも、そのために買ったんか」 - 59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 00:15:08.59 ID:7K4/+dd70
- 絹恵「……これ本当は、お姉ちゃんに傷つけて欲しくて手に入れたやつなんよ」
絹恵「ただの咬み傷もええけど、これで身体にお姉ちゃんの名前を刻んでもろてもええかな、って」
洋榎「……絹、どうして……」
絹恵「ああ、せっかくやし、今やらへんか? ……ふふ」
洋榎(なぁ、絹……なんで、そんな幸せそうな顔できるんや……)
洋榎「もう、嫌……」
絹恵「……お姉ちゃんは、なんで私を拒絶するの……?」
洋榎「っ……別に、しとらんやろ!」
絹恵「そ、そうかな、私の気のせい、かな……はは……」
絹恵「お姉ちゃん、離れとうない……無理、怖い、怖い……助けて……」
洋榎「……大丈夫」
絹恵「お姉ちゃん、どこにも行かないで……私だけを見て……」
洋榎(うちが甘やかしとるのが、あかんのかな……もうわけわからへん……)
洋榎(絹、元に戻って……) - 62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 00:22:57.22 ID:7K4/+dd70
- 絹恵「お姉ちゃん、抱っこして、キスして、なんでも……なんでもしてほしい……」
洋榎「自分が手錠つけたくせに、抱っこしては無理やわ……」
絹恵「じゃあ、じっとしてて……」
洋榎(な、なんや……ナイフ持って、うち、刺されるん……?)
洋榎(絹、エスカレートしとる……うちのほうが怖い、逃げたい……)
絹恵「……私が」
洋榎「は……」
絹恵「私が先に、お姉ちゃんに名前書いたるわ……ふふ」
洋榎(…………)
洋榎「……絹は、また今度でええか」
絹恵「せやな、お姉ちゃん、疲れとるみたいやし」
洋榎(……良かった、やったらまだ、大丈夫)
洋榎(うちが耐えれば……それで、済むこと……) - 67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 00:30:33.35 ID:7K4/+dd70
- 絹恵「腕より、お腹の方がええかな?」
洋榎「ぁ……う、うん……」
絹恵「……ん、しょっ」
洋榎「だっ、いたっ……」
絹恵「……もうちと、勉強しとけばよかったかな」
洋榎「がっ、う、あっ……」
絹恵「……もうちょっと我慢してな」
絹恵「……ぺろっ」
洋榎「ぁ、うああああっ! やあ、いだいっ!」
洋榎(痛い痛い痛い痛い痛い、痛い……あ、あかん、我慢できひん……)
洋榎「あ、うあっ、うぇっ……」
絹恵「お姉ちゃん、泣いたら顔に変な跡ついてまうで」
絹恵「ん……ちゅっ」
洋榎「あ、は……はっ?」
洋榎(絹、なに目舐めとるん……おかしい、おかしいやろ……) - 69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 00:36:41.56 ID:7K4/+dd70
- 絹恵「ふぅ……んっ、涙って、ちとからいね……」
洋榎(……痛くないのが不思議やな、変な感じ……表面だけやったら、もう、好きにさせたるか)
洋榎「……噛み千切ったりだけはやめたってや」
絹恵「するわけないやろ……んむっ」
洋榎(これ、失明したりせえへんのかな……まあ、片目くらいやったら……)
洋榎(どうせもう、うちは絹の側におるって決めたことやし……)
絹恵「……ん、ふぅっ……」
洋榎「……ぅ」
ガラッ
洋榎「!」
雅枝「……は? な……あっ」
雅枝「あんたら、何しとん……」
絹恵「ぇ……」
洋榎(……見つかってもうたな、はは) - 73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 00:43:38.50 ID:7K4/+dd70
- 雅枝「う、あああっ!」
雅枝「ちょっ、絹、そこ離れたってや!」
絹恵「…………」
洋榎(ナイフ、血だらけ、手錠、眼球キス……そら、そんな反応もするわな……)
雅枝「洋、大丈夫か!?」
洋榎「……まぁ」
雅枝「これも外さんと……の前に止血が先や! 跡になってもうたらあかん!」
絹恵「え……」
雅枝「絹、タオル持ってきたってや!」
絹恵「う、うん……」
洋榎(あ、よかった……おかんまで、刺されるかと思うた……)
洋榎「…………」
雅枝「……すまんな、気付けへんで」
洋榎「何や……別に、なんもあらへんわ……」
雅枝「っ……」 - 79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 00:49:27.70 ID:7K4/+dd70
- 絹恵「お母さん、タオル……と、鍵……」
雅枝「…………」
雅枝「絹、あんたうちの目の前座っときいや」
絹恵「……うん」
………
……
雅枝「それで……これ、ほんま絹がやったんか、なあ……?」
洋榎(おかんもさすがに混乱しとるな……何やねん、珍しい……)
洋榎(……ああ、うちみたいな人間のことを、バカっちゅうんかなぁ)
洋榎「……うちが、やらせた」
絹恵「なっ……」
雅枝「……っ」
雅枝(あほ……んなわけ、ないやろ!) - 81 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 00:53:32.64 ID:PTmjpk5D0
- 洋榎さん……
- 84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 00:56:36.37 ID:7K4/+dd70
- 雅枝「……後で聞いたるわ」
雅枝「とりあえず、洋、立てるか?」
洋榎「大丈夫……いっ、つ……」
絹恵「ぁ、お姉ちゃん……」
雅枝「……絹、こっちきいや」
洋榎(手錠外したんも絹やし、ナイフ持っとったのも絹……さすがに、無理があるかなぁ)
洋榎(でもこう言うておけば、おかんも絹のこと打たへんやろ……)
雅枝「……っ!」バシッ
絹恵「いっ!」ガタン
洋榎「なっ……!」
洋榎「何もそこまで強く打たへんでもええやろ! 頭ぶつけたらどないするん!」
絹恵「…………」
雅枝「……洋に免じて、これだけで勘弁したる」
雅枝「次同じことしたら、知らへんからな……絹、頭冷やしとき」
絹恵「…………」 - 89 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 01:02:30.92 ID:7K4/+dd70
- 洋榎「……絹、大丈夫?」
絹恵「ごめんなさい、ごめんなさいごめんなさい……」
洋榎「うちは問題あらへんよ、大丈夫……」ギュッ
絹恵「ごめんなさい、ごめんなさい……あ、う、ああっ……ごめっ……」
洋榎「いたた……先に、絹落ち着かせてからでもええか?」
雅枝「…………」
雅枝「……好きにせえ」
洋榎(さすがに、参っとるな……)
洋榎「……ありがと」
洋榎「絹、部屋行くで」
絹恵「うん、わかった……ごめんなさい、ごめんなさい……」
洋榎「もう、ええから……な」 - 92 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 01:08:05.66 ID:7K4/+dd70
- ………
……
洋榎「話す前に、一つ言いたいことがあんねん」
雅枝「……なんや」
洋榎「絹のことは、責めないであげたってや」
雅枝「あないなことされた後で……よう言えるな、そんなこと!」
洋榎「……で、はいかいいえ、どっちやねん」
雅枝「……絹は、反省しとるん?」
洋榎「一応、かな」
雅枝「わかった……テコでも動かへんやろ、こうなると」
洋榎「ようわかっとるやん」
雅枝「……絹のことも、わかっとるつもりやったんやけどな……堪忍」
洋榎「ええわ、それに、うちもわからんかった」 - 96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 01:16:10.98 ID:7K4/+dd70
- 雅枝「……で、何があったん」
洋榎「どこから話したらええ?」
雅枝「発端からやな、明らかに喧嘩なんて温いもんとちゃう
雅枝「ほんまのところ、わけわからへん……」
洋榎「……結構前に、絹に本気の告白されてん……付き合って、てな」
雅枝「……なんて答えたんや」
洋榎「咄嗟で焦ってもうて、姉妹やからとか同性やからって言うたと思う」
洋榎「それが原因やろなぁ……時期から考えると」
雅枝「……それで、ほんまはどう思ってんねん」
洋榎「恋愛対象として、とかそういうのは構へんわ、ただ普通に好きになってもろたほうがええな」
雅枝「そら、そうやろな」
洋榎「絹がどう思うとるんかはよう知らんけど……もう一度告られたら、はいって言うてまうかも」
雅枝「……自分、バイか?」
洋榎「いや、知らんて……そないなこと考えたことあらへん」
雅枝「あんなことの後やからこそ言えるけども……傷つかへんのやったら、なんでもええよ」 - 99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 01:23:13.02 ID:7K4/+dd70
- 雅枝「それにしても、度が過ぎとるな……」
洋榎「……でも放っとかれへんやろ、絹のこと」
洋榎「痛いのは無論嫌やけど、それで絹が落ち着くならそれでええ……なんて、思うとった」
雅枝「……ちと良すぎる性格に産んでもうたみたいやな」
洋榎「ほー、うち完璧人間やないけ」
雅枝(……こっちは返す元気も出えへんわ)
雅枝「絹はそこに依存しとるのかもな……」
雅枝「……実は、こうなったの初めてのことやあらへんし」
洋榎「え、どういうこっちゃ」
雅枝「……洋、絹のことをなんとか落ち着かせて、元通りに戻す気やろ?」
洋榎「当面の目標はそうなるやろなぁ」
雅枝「不甲斐ないけど、それはうちにはできん、依存されとる洋にしかできひんことかもしれへん」
雅枝「ほんまは口止めされとった……けど、原因を知らん内にはどうしようもあらへんしな」
洋榎「なんやもったいぶってからに」 - 102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 01:25:22.72 ID:PTmjpk5D0
- なんや気になるわ
もったいぶらんで監督 - 105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 01:32:31.89 ID:7K4/+dd70
- 雅枝「……洋が姫松に入学してすぐの頃、絹がうちに、お姉ちゃんが離れてくのが嫌やって相談したんよ」
洋榎「……ほんまか」
雅枝「言った後に、めちゃくちゃに泣き散らかしてもうてな……絹は絹なりに、色々思うとったんやろ」
洋榎「…………」
雅枝「一般でも姫松入る言うたのは、それからすぐ後のことやな」
洋榎「なんで、気付かれへんのやろ、いつもいつも……」
雅枝「ま、洋が責任感じることあらへんわ」
洋榎「そないなこと言うても……」
雅枝「大体、絹が口止めした理由て、麻雀で勝つ続けとる洋を邪魔せんようにちゅうことや」
雅枝「そんで、自分が落ち込んどったらあかんやろ」
洋榎「無茶ぶりやな」
雅枝「話さへんと解決せん、しゃあないやろ……」
洋榎「……確かに絹も、離れたとうないってむっちゃ言っとったわ」
雅枝「それにしても、ああまでするか、て感じやったねんけど……」
洋榎「許容量を超えたんとちゃうんかなぁ」 - 108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 01:38:26.37 ID:7K4/+dd70
- 雅枝「……被害者の癖に、なんや落ち着いとるな」
洋榎「被害者やなんて思うとらへんがな」
雅枝「……はぁ」
洋榎「おかんこそ、似たようなもんや思うけど」
雅枝「うちか? 落ち着いとるわけないやろ……動揺しまくっとる、今夜多分寝られへんな」
雅枝「せやかてうちが動揺しとったら、相談もへったくれもあらへんしな……」
洋榎「そういうもんなんか」
雅枝「……親になったらわかるで」
洋榎「やったら、うちには一生わからへんやろ」
雅枝「なんや、それ」
洋榎「うちはもう、絹に添い遂げたるって決めてん」
雅枝「……そか」
洋榎「それじゃ、戻るで、絹も心配やから」
雅枝「せやな……おやすみ」
洋榎「ん、おやすみ」 - 110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 01:46:11.78 ID:7K4/+dd70
- ………
……
洋榎「帰ったで」
絹恵「あ、お、お姉ちゃん!」ギュッ
絹恵「やった、良かった、帰ってきた、お姉ちゃん……」
洋榎(こういうところはかわええんやけど……)
絹恵「な、なぁ……首、首……ん」
洋榎(やっぱり……)
洋榎「……んむっ」
絹恵「っ……あっ」
洋榎「……はあっ……噛まへんて言うたやろ、これで我慢せえ」
絹恵「……お姉ちゃん、またどっか行ってまうん?」
洋榎「一々考えすぎやわ、絹」 - 112 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 01:49:50.88 ID:7K4/+dd70
- 絹恵「だって、じゃあ、私がお姉ちゃんを咬むから……」
洋榎「あほ、あれはもうなしや、次見つかったらどないすんねん」
絹恵「で、でも、うん、それはわかっとる……」
絹恵「けど、せやないとお姉ちゃん盗られる、どっか行っちゃう……」
洋榎「うちはもう、絹を傷つけとうない、傷つけられたくもあらへん」
洋榎「普通に、愛したってや……」
絹恵「なんでや! 私はお姉ちゃんの特別になりたい、そのためならなんだってしたる!」
洋榎「……もうとっくに、絹はうちの中の特別や……はよ気付かんか、なぁ」
絹恵「なんでや……わからへん……」
洋榎「特別とちゃう人間以外と、こうやって一線越えるわけないやろ……」
洋榎「同性やし、姉妹やし、あかんこともたくさんした……一線どころかなんぼも越えとる……」
洋榎「なぁ、わかって……」
絹恵「……私は」 - 116 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 01:56:17.44 ID:7K4/+dd70
- 絹恵「私は、お姉ちゃんにもっとどっぷり浸かりたい……」
絹恵「正直今も、もうなんかあかん……押し倒して、ぐちゃぐちゃになりたい……」
洋榎「…………」
絹恵「お姉ちゃん……」
洋榎「な、なんや……」
絹恵「キスして……」
洋榎「……ちゅっ」
絹恵「ん……ぁ、ふぅ」
洋榎「……これで落ち着くんなら、いくらでもしたるわ」
絹恵「……ほんまやな? えへへ、依存してまうで」
洋榎「んな嘘ついてどないすんねん、大体もうしとるやろ……そっちについては、もう構へんと思うとるわ」
絹恵「えへへ、優しいなぁ、お姉ちゃん……」
洋榎「……ごめん」ギュッ
絹恵「ん……もうちときつい性格しとったら、私もベタ惚れせえへんかったかも、なぁ……」 - 120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 01:59:55.77 ID:7K4/+dd70
- 洋榎「……まぁ、リハビリにしても、まずは形からやな」
洋榎「絹、このけったいな瓶捨てるで」
絹恵「え……お姉ちゃんの髪、綺麗なのに……」
洋榎「……あんなぁ」
絹恵「じゃあ……お姉ちゃんの髪、触らしたってや」
洋榎「……ん、それくらいなら、まあ普通やろな」
絹恵「あ、あと嗅がせて!」
洋榎「まあ、別に……寝る時でええやろ?」
絹恵「それと……舐めたい」
洋榎「…………」
洋榎「それは、片足突っ込んどるんとちゃうかな……」
絹恵「わ、わかった、我慢する……」 - 124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 02:07:27.66 ID:7K4/+dd70
- 洋榎「おやすみ、絹」
絹恵「おやすみ、お姉ちゃん」
洋榎「……んー」ゴロッ
絹恵「な、なんであっち向くん……嫌、嫌っ……」
洋榎「ちょっ、絹が髪触りたいっちゅうから……」
絹恵「こっち向いてても触れるやん、こっち向いて……」
洋榎「……わかった」ゴロッ
絹恵「……へへ、綺麗……んっ」
洋榎「こそばゆっ……」
絹恵「……お姉ちゃん、髪舐めたい……」
洋榎「……んむっ」
絹恵「ぁ、んぅ……」
洋榎「っ……ふぅー」
絹恵「……抱きしめて」
洋榎「ん……」ギュッ - 125 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 02:12:21.91 ID:7K4/+dd70
- 洋榎「少しは、落ち着いたか……?」
絹恵「ううん、全然……」
洋榎「……んっ」
絹恵「ぅ……んぁっ」
洋榎「……ふぁ、っ!」
絹恵「ん、ぐっ……」ギュッ
洋榎(な、離して……苦しっ……)
絹恵「……んっ」
洋榎「……んぅ、ん……」
洋榎(……逃げようとしなければ、ある程度マシかな)
洋榎(咬まれたりするよりは全然ええし、な……) - 126 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 02:15:22.33 ID:LtNJ/I6Y0
- お姉ちゃんも大変やな・・
- 127 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 02:16:17.27 ID:7K4/+dd70
- ………
……
絹恵「ほら、お姉ちゃん行こ!」
洋榎「ああ、うん……」
洋榎(絹のキスに付き合って、一睡もできんかった……)
洋榎(絹がピンピンしとるのがわからへんわ……)
絹恵「……腕、組まへん?」
洋榎「まあ、ええで」
絹恵「私は、手錠でも構へんけど……」
洋榎「……あかんもんはあかん、腕出し」
絹恵「ん……ふふっ」
洋榎「?」
絹恵「これもこれで、ありかもしれへんなぁ……」
洋榎「これが普通やで……」 - 129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 02:21:15.84 ID:7K4/+dd70
- ………
……
洋榎(……うわっ! 一限全部寝てもうた!)
洋榎(……なのに、ここ最近で一番快眠やった……一応は、肩の荷が降りたっちゅうことかいな?)
洋榎(いや、まだ全部終わっとらへん)
恭子「主将、どないしたんです」
洋榎「なっ! ……恭子か、びびった」
恭子「……いい加減、話したってもええと思うんですけど」
洋榎「な、なんや」
恭子「絹ちゃんのことに決まっとるやないですか……」
洋榎「……一区切りは、ついた」
恭子「! よ、よかった……」 - 131 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 02:27:28.62 ID:7K4/+dd70
- 洋榎「心配、してくれるんか……」
恭子「当たり前やないですか!」
恭子「ちゅうか話聞こうとしても、主将、構うなとしか言わへんし……」
洋榎(教室で話したら、絹に刺されてもおかしくなかったしなぁ……)
洋榎「はぁ……うちの弱さが、絹に移ったんかな……?」
恭子「……ネガティブすぎます」
恭子「とりあえず、相談できひん分は、勝手に調べました」
洋榎「女子高生探偵やな……」
恭子「ちゃいますよ、絹ちゃんの直し方の方です」
洋榎「な、ほんまか!?」ガタッ
恭子「び、びびった……直し方言うても、分析したわけやなくて、ただ事例とか調べただけですけど……」
洋榎「……なんでその発想が浮かばんかったんやろ」
恭子「……相当、参っとりましたやん」 - 133 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 02:31:44.08 ID:7K4/+dd70
- 恭子「ハッキリ言いましょうか」
洋榎「……おう」
恭子「絹ちゃんが噛んだりするのは性癖とちゃいます、病気ですね」
洋榎「そら、そうやろな……あんな危ないのが元々の性癖やっちゅうんやったら、うちが持たへん」
恭子「……もしそうでも、主将は受け入れとったでしょう」
洋榎「……かも、しれへんな」
恭子「せやから、心配やったんですよ……」
洋榎「…………」
恭子「…………」
洋榎「それで、うちは何したらええねん」
恭子「……これが一番、きついかも知れへんけど」
恭子「絹ちゃんに、自分がおかしいっちゅうことを気付かせてください」
洋榎「……半々、やわ」
恭子「はい?」 - 136 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 02:36:55.29 ID:7K4/+dd70
- 洋榎「成功率が、な……」
恭子「そないなこと言いましても……」
洋榎「……あれやわ、この前、おかんに見つかってな」
恭子「……そ、それで? 絹ちゃんは?」
洋榎「一応、反省はしとった……そこを開いてけば、改善の余地はあるやろなぁ」
恭子「うーん……もう半分、ってのはどないです?」
洋榎「絹の愛情表現は行き過ぎもええとこやけど、本人はそれが普通だと思うとる節がある」
洋榎「あんまりねじ曲げるようなことは、しとうないしな……」
恭子「せやかて、そこを治さへんと!」
洋榎「言うても、手段がわからへん……」
洋榎「こういうの、本人は気付かれへんもんやろ」
恭子「……主将みたいに、ですか?」
洋榎「…………」
洋榎「……は?」 - 139 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 02:43:04.87 ID:7K4/+dd70
- 恭子「絹ちゃんの愛は、確かに行き過ぎやな……」
恭子「せやかて、それを全部受ける主将も……おかしいの一言です」
洋榎「な……」
恭子「あんま言いたかない、ちゅうか聞きにくいんですけど……」
恭子「……腹、腕、胸、肩……むっちゃ傷あるんとちゃいますか?」
洋榎「…………」
恭子「別に、答えを聞こうっちゅうわけやあらしまへん」
洋榎「…………」
恭子「……チャイム、鳴りましたね」
洋榎「ちょ……」
恭子「また、次の休み時間にしましょうか」
洋榎(なんや、嫌な切り方しよって……)
洋榎(うちは実際、どうなんやろ……) - 141 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 02:48:17.04 ID:7K4/+dd70
- 洋榎(結局、また寝てもうた……)
恭子「起きましたか」
洋榎「うわっ……心臓に悪い現れ方やめえや」
洋榎「で、さっきの続きは? うちが、おかしいとかなんとか」
恭子「…………」
洋榎「……恭子?」
恭子(休み時間、挟んでおいてよかったかもしれへんな……)
恭子(「ほんまは絹ちゃんの愛情表現を受け入れとったんやないですか?」)
恭子(なんて言うてもうたら、恐ろしいこっちゃ……かっとなって言うてまうかもしらへんしな)
恭子(変に煽って、万が一当たって自覚してもうたら、責任感じて夜眠られへん……)
恭子「いや……あれは忘れてください」
洋榎「それはないやろ」
恭子「まあ、ただの憶測なんで……」 - 143 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 02:52:34.62 ID:7K4/+dd70
- 恭子「……最悪、依存状態はそのままでもええとしましょうか」
洋榎「せやな、そっちを治せるとは思うとらへん」
恭子(……危なっ、冷静になっとらんかったら、多分、さっきの言っとった)
恭子「……今、絹ちゃんには何されてます?」
洋榎「んー、そやなぁ……昨日は、手錠かけられて、腹刺されて、そこ舐められて……」
恭子「は、え、はっ? ちょっと……」
洋榎「ああ、こっちはおかんに見つかる前の話やで?」
恭子(にしたって、ハードル高すぎですやん……)
洋榎「見つかる前は……後は、黒目、舐められた」
恭子「な、はあっ!?」 - 145 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 02:56:01.78 ID:7K4/+dd70
- 洋榎「恭子、やかましい、唾飛んだわ」
恭子「……すんません、で、その後はどないですか?」
洋榎「ああ、これ、あんま言いたかないねんけど……ああ、でも言ったかな」
恭子「どのことです?」
洋榎「うちの髪の毛な、結構前から採取されて、瓶につめられとってん」
恭子(ああ、それ……堪忍、正直怖い……)
洋榎「それを、捨てさせて……」
恭子「……ん? それは成功したんですか?」
洋榎「代わりに、うちの髪の毛触らせる、嗅がせるちゅう条件で……」
恭子「食べたがりはしなかったんですね」
洋榎「エスカレートの火種になると思うて、それはやめさせたわ」
恭子(……今の、本気の言葉やなかったんやけど) - 149 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 03:02:54.03 ID:7K4/+dd70
- 洋榎「それで、絹が暴走しそうになったらうちが止めるって約束したのが、昨晩のことやな」
恭子「なんや、割とええ感じやないですか」
洋榎「……ただし、止めるために、ずっとキスしとった」
恭子「……まさか」
洋榎「そのまさか、朝までやな……おかげで一睡もできとらへんわ……」
恭子(ついていかれへん……)
恭子「まあでも……それの延長線上で、なんとか過剰な愛情表現は薄められそうですね」
洋榎「……傷跡のことが、ネックになっとんねん」
恭子「ま、また傷つけられたんですか?」
洋榎「や、今日はまだ平気やわ……うちが気にしとるんは、マーキングとかなんとか」
洋榎「そないな理由で、今まで傷つけたりつけられたりしとったところや」
恭子「…………」
洋榎「行動はうちが自力で止められるにしても、そっちはどないすればええんやろな」 - 152 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 03:07:43.41 ID:7K4/+dd70
- 恭子(超過激なペアルックやな……あっ)
恭子「……代わりが、効くんですよね?」
洋榎「? まあ夜通しキスしたのは、首噛んだり、髪舐めようとしてきよった代わりやな」
恭子「傷も、似たようなことができるんとちゃいますか」
洋榎「タトゥーでも入れろ言うんかい」
恭子「……主将、それ、冗談でも絶対絹ちゃんに言わへんように」
恭子「言うたら多分、名前入れよう言われて引きませんわ……」
洋榎「た、確かに……元々うちが腹刺された理由も、似たようなもんやから……」
恭子「…………」
洋榎「しかも漢字……まあ、糸、の上部分しか残っとらんのは幸いやな」
恭子(それ、4回5回は切られてんとちゃうん……)
恭子「……そないなこと、ようしれっと言えますね」
洋榎「起きてもうたもんは、もうしゃあないやろ」
恭子「いや……もうええですわ」 - 153 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 03:13:50.37 ID:7K4/+dd70
- 恭子「タトゥーはないにしろ……指輪とか、どないですか」
恭子「女の子は、そういうの結構喜びますやん」
洋榎「なんやねん、自分かて女やないけ」
恭子「私より、絹ちゃんの方がそういう傾向強いじゃないですか」
洋榎「胸でかいしな」
恭子「オヤジですね」
洋榎「ええ趣味しとるやろ、絹見とるから目には自信あるで」
恭子(まあ、多少は調子戻ったなら安心……)
恭子「……指輪」
洋榎「一番現実的やし、試してみるわ、おおきに」
恭子「……薬指につけへんように」
恭子(そないなことしよったら、比喩でもなんでもなく、一生離れなくなる……)
洋榎「んー、せやな」 - 154 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 03:20:03.94 ID:7K4/+dd70
- ………
……
洋榎(久しぶりに、落ち着いて麻雀打ったかも知れへんな)
洋榎(絹も麻雀部では普通やし……)
洋榎(むっちゃ疲れた……ねむ……)
洋榎(……予想以上に、プレッシャーみたいなんがあったっちゅうことかいな)
絹恵「お姉ちゃん、大丈夫?」
洋榎「ん……眠い、帰ったら眠らへん?」
絹恵「せやなぁ……あ、ごめん、忘れたことがあった」
絹恵「お姉ちゃん、ここで待っててくれる……?」
洋榎「待っとるから、大丈夫」
絹恵「……うん、ありがと」
洋榎(……少し、仮眠するかな) - 155 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 03:20:44.85 ID:i5EQApQV0
- (アカン)
- 156 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 03:24:26.68 ID:XsJfenq10
- アカンやつですわこれ
- 157 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 03:26:20.73 ID:7K4/+dd70
- 絹恵「…………」
恭子「あれ、絹ちゃん、どないしたん?」
絹恵「……ちょっと、忘れとったことがありました」
恭子「私、鍵かけて出るから、気にせんでええよ」
絹恵「……末原先輩?」
恭子「何や」
絹恵「今日……お姉ちゃんと、何話とったんですか……?」
恭子「……っ!」
恭子(こ、この子……あかん、目が本気や!)
恭子(……せやから、主将が私のこと遠ざけとったんか)
絹恵「末原先輩……? 答えてくださいよ……」
絹恵「ねえ、先輩? ねえ、答えて……」 - 160 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 03:33:35.83 ID:7K4/+dd70
- 恭子「い、いや……」
絹恵「あ……はは、わかった、わかってもうた……」
恭子「……私は、ただ絹ちゃんのことを」
絹恵「そういうんはもうええんですよ……ただ」
恭子「……?」
絹恵「お姉ちゃんが私と一生居てくれても、周りの人はそうやない……」
絹恵「皆、寄ってくる……お姉ちゃんは、それだけの要素はあるからしゃあないけど、なぁ……?」
恭子「別に、そういうわけやない……」
絹恵「……邪魔」
絹恵「邪魔、邪魔、邪魔邪魔邪魔……邪魔!」
恭子「……き、絹ちゃん!」
絹恵「私からお姉ちゃんを奪わないで!」 - 166 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 03:44:13.63 ID:7K4/+dd70
- 恭子「ちゃう! むしろ最近、麻雀部以外じゃ話とらん!」
絹恵「…………」
恭子「教室見とったんなら知っとるやろ!」
絹恵「でも、今日は……」
恭子「休憩時間しか、相談事はできひんやろ……」
絹恵「……そりゃ、そうでしょう」
絹恵「私がいなくて、ちょうどええ、から……」
恭子「なっ……違う……」
絹恵「何が違わないんですか!」ドガッ
恭子(な、卓蹴りおった……)
絹恵「念のため、持ち歩いとって良かった……ちと、用途が違うけど、まあええわ」
恭子「ひっ……!」
恭子(あ、あかん……刺される!)
絹恵「お姉ちゃん……今、皆片付けていくから……待っててね」
絹恵「帰ったら、一緒に寝られる……ふふ、楽しみやわ!」 - 169 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 03:51:16.31 ID:7K4/+dd70
- 洋榎「っ!」
洋榎(な、何や今のどえらい音……明らかに部室の中から……)
洋榎(……恭子が残っとったはずやけど……あ、絹、まさか……)
洋榎(肩の荷が降りて、眠くて、油断した……くそっ、言い訳すんな!)
洋榎(こんなんで今度絹とどうやっていくん、あほ!)
洋榎「……っ、絹!」ガラッ
絹恵「お、お姉ちゃん……」
恭子「主将……」
郁乃「お? なんや豪華やね~」
洋榎(なんやこれ……惨状やな、情けない……)
洋榎(……って絹のナイフ、血がついとる! 誰の……っ!)
洋榎「……監督代行」
郁乃「ん~?」
洋榎「……迷惑、かけてもうてすんまへん」
郁乃「…………」 - 170 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 03:54:22.41 ID:GLsuHwWx0
- さすがや代行
- 173 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 03:57:40.63 ID:7K4/+dd70
- 洋榎「恭子は……大丈夫かいな」
恭子「わ、私は……平気……」
洋榎「……責任は、うちが取りますから」
郁乃「うーん、とりあえずナイフは没収……麻雀部の責任問題になったら面倒くさそうやし、私そういうの嫌やわ~」
洋榎「な、そんなんで済む問題やあらへんやろ!」
郁乃「……まあ、よう知らんけど、明日もちゃんと部活来るんやで~」
郁乃「麻雀牌、棚の影とかに転がっとると思うし、明日は大変そうやからなぁ……早いとこ帰り~」ガチャッ
絹恵「…………」
恭子「……絹ちゃん」
洋榎「……絹」
洋榎「絹、どうして……」 - 176 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 04:04:24.09 ID:7K4/+dd70
- 洋榎「…………」ギュッ
絹恵「ぁ……」
洋榎「……ごめん、恭子……ごめん、絹」
恭子「な……なんで主将が謝っとるんですか……」
洋榎(うちがおかんみたいに、ここで一発打てればええんやろな……)
洋榎(……うちは、恭子の言った通りかもしれへん)
洋榎「……うちが、絹のことを全部理解してへんから……こうなったんやろ? なぁ……」
恭子「…………」
洋榎「絹」
絹恵「……お姉ちゃん、ごめんなさいっ……」
洋榎「……ちゃうやろ、あほ」
絹恵「……末原先輩、ごめんなさい……っ!」
恭子「……ぁ、や、一応、無事やったし……な」 - 179 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 04:12:13.42 ID:7K4/+dd70
- 絹恵「お姉ちゃん……」
洋榎「……なんや」
絹恵「今日、末原先輩と、何話しとったん……?」
洋榎「……うちと絹がこういう仲やっちゅうのは、恭子はもう知っとる、安心しいや」
絹恵「……うん……うん、わかった、わかった……」
恭子「絹ちゃん……大丈夫?」
絹恵「……ご、ごめん、なさい、ごめんなさい……」
恭子「ええよ、私は」
洋榎「……監督代行は、大丈夫やろか?」
恭子「手だけなら、致命傷やあらへんけど……私、追ってきますね」
洋榎「いや、さすがにうちらが……」
恭子「絹ちゃん、放っとく気ですか?」
洋榎「…………」
恭子「……鍵置いときますんで、鍵閉めだけお願いします」ガチャッ
洋榎「……すまんな、恭子」 - 181 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 04:19:56.11 ID:7K4/+dd70
- 絹恵「……う、うえっ、ぐずっ……」
洋榎「不安やったんか」ギュッ
絹恵「…………」
洋榎「……なぁ、皆ええ人ばかりや……何をそんなに不安になっとんねん」
絹恵「……お、お姉ちゃん、が……盗られるかと、思った……」
絹恵「嫌や、それだけは、絶対に……」
洋榎「恭子は、うちらのことを知っとる……それなら、安心できるん?」
絹恵「……うん……早とちりして、勘違いしてもうて、ごめんなさい……」
洋榎「……なんや、それなら、簡単やわ」
絹恵「ぅ、えっ?」
洋榎(今までずっとしてきたこと……それをまた、もう一度すればええだけの話……か) - 183 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 04:27:36.91 ID:7K4/+dd70
- ………
……
洋榎「絹、うまく舌出せる?」
絹恵「ん、ぁー……微妙に難しいなぁ」
洋榎「こっちの位置があかんのかな」
絹恵「んー……」
洋榎「……んむっ」
絹恵「ぁ……んっ、終わった?」
洋榎「……まあ、いけるやろ、これは」
絹恵「ほんまに、やる気?」
洋榎「なんやそれ、絹を見捨てろっちゅうことか?」
絹恵「……それは嫌や、でも」
洋榎「ま、別に心配することなんかあらへん……絹、もうずっと安心してええで」
絹恵「……うん」
洋榎「おかんには、ちと迷惑かけてまうかもなぁ……」
洋榎「……行ってくる」 - 184 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 04:29:16.01 ID:zwCjfP9xO
- な、何をどうするつもりなん…
- 187 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 04:36:30.40 ID:7K4/+dd70
- ………
……
洋榎「おーおー、我ながらどえらいことになっとるなぁ」
洋榎(結果的には、大成功やな……)
洋榎(……こういったキスの写真を撮りまくって、色んなところに送って)
洋榎(姫松のエース、姉妹、同性……スクープとして取り上げへんところはなかった)
洋榎(……風当たりはむっちゃ強くなってもうたな、プロ行きの推薦とかも、全部一時中断してもうたし)
洋榎(麻雀も、下手したらできなくなるかも……まあ、別に、それでもええか)
洋榎(何も両手なくなってできんくなるわけやあらへん、それなら、全然構へんわ)
洋榎(……絹が、安心するなら)
- 189 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 04:38:50.53 ID:GLsuHwWx0
- お姉ちゃんすげえ
- 190 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 04:42:57.68 ID:7K4/+dd70
- 洋榎「……なあ、絹」
絹恵「何や、お姉ちゃん」
洋榎「恭子がな、前に絹に指輪でもあげたら、なんて言ってん」
洋榎「……ペアリングっちゅうんかな、こういうの……これで、マーキングの代わりにはなるやろ?」
絹恵「……うん」
洋榎「ほれ」
絹恵「……ぁ、薬指……」
絹恵「……ごめん、なさい……好き、愛してる、ごめん、お姉ちゃん、ごめん……」
洋榎「何言っとるん、安心しいや」
洋榎「……うちが、一生一緒にいるから」
絹恵「…………」
絹恵「……うん」
おわれ - 192 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 04:43:58.56 ID:GLsuHwWx0
- おつおつ
お姉ちゃん頑張った - 195 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 04:47:14.65 ID:p96GyFH80
- 乙乙
お姉ちゃんすごいな - 196 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 04:49:00.87 ID:XsJfenq10
- 乙
お姉ちゃんの愛も相当強い物だな - 198 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/03(水) 04:49:45.44 ID:4RIjcO/FO
- 乙
ヤンデレ絹ちゃん可愛い

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