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ハンチョウ「通りすがりの仮面ライダー?」
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1:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 21:05:10.93 ID:AM75qvR50
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神南警察署 強行犯係
安積(ハンチョウ・佐々木蔵之介)「金庫破りの重要参考人らしき男女?」
村雨(中村俊介)「ええ、今朝未明銀行に侵入した金庫破りなんですが…」
安積班は未明に発生した奇妙な銀行の金庫破りの捜査を進めていた。
深夜警報が鳴り響いた銀行内、係員が駆け付けた時には既に誰もおらず多額の現金が強奪された後だった。
現場には無理やり引き剥がしたかのような鉄扉が転がっており、犯人はその奥から悠々と金を持って行ったと思われる。
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3:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 21:14:05.08 ID:AM75qvR50
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安積「侵入方法は分かったか」
村雨「未だ不明です」
侵入口だと思われる銀行の裏口扉は破壊されてはいたものの、重機を運び入れた形跡はなく
金庫の鉄扉をどうやって引き剥がしたのか不明だった。
また監視カメラも犯人の姿はおろか、扉を剥がした瞬間も記録してはいなかった。
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4:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 21:21:13.74 ID:AM75qvR50
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安積「なぜ重要参考人だと?」
村雨「現場近くコンビニの監視カメラが店の前を通る怪しげな三人組を映していました」
捜査を始めた安積班、まるで犯人の目星もつかない事件だったが桜井(山口翔悟)が
立ち寄ったコンビニで店の外に向けられたカメラに目をつけた。
桜井は映像を拝借、連絡を受けた桜井のペアの先輩刑事村雨は班のサブリーダーとして捜査に出た安積班を署内に集めた。
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6:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 21:27:49.92 ID:AM75qvR50
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安積「皆揃ってるな。で、桜井、その映像は?」
桜井「これです」
モニターに中にコンビニの前を通る男二人と女が一人店の前を通った。
三人とも若い風貌には似合わない大きなスーツケースを抱えている。
時間は銀行の警報が鳴った時間のすぐ後だった。
安積「なるほどな」
安積「手掛かりがまるでない。彼らを追う」
安積「映像はそれほど鮮明ではないが顔は分かるな。」
安積「映像をプリントアウトして、そのコンビニを中心に彼らを探すぞ!」
一同「はい!」
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8:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 21:32:58.61 ID:AM75qvR50
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コンビニ近くの路上
桜井「探すって言ってもなぁ」
桜井「そんな都合よく見つかるわけ…」
桜井「…えっ?」
視線の先に探していた男女がいた。
桜井「こ、…これは」
プリントアウトした写真と見比べる。服装、顔共に一致している。
ただしスーツケースは一人しか持っていない。
桜井「ついてるぞ…!大活躍だ!ハンチョウに連絡…」
懐に手を入れ携帯を取り出した一瞬、目的の男女を見失った。
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9:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 21:40:46.61 ID:AM75qvR50
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桜井「しまった!」
慌てて駆け出す桜井、見失う前彼らがいた場所で止まり辺りを見回す。
桜井「……!い…、居た。あそこだ」
再び彼らを発見した桜井、しかし持っていたはずのスーツケースは無くなっていた。
桜井「とにかく連絡しなくては」
慎重に電話をかけた。
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11:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 21:44:37.56 ID:AM75qvR50
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安積「見つけた?本当か桜井」
桜井『はい、でも一度見失ってしまって…』
桜井『すぐに見つけたんですが、見失う前一人だけ持っていたスーツケースが無くなっていました』
安積「無くなった…?ともかく良くやった」
安積「すぐに向かう。相手は三人だ、一人で先走るなよ」
安積「しばらく尾行するんだ。…見失うなよ」
桜井『わ、分かりました』
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12:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 21:52:10.17 ID:AM75qvR50
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桜井の視線の先
ユウスケ「どこだろう、ここ?」
夏海「さっきまでいたのとは別の世界でしょうか」
士「だろうな、空気が違う」
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13:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 21:58:21.64 ID:AM75qvR50
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士達はつい今しがたこの世界に着いたばかりだった。
別の世界で複数の怪人と遭遇、三人ともそれぞれ変身して応戦したのだった。
最後に残った三体に迫った時、突如怪人の背後にオーロラが現れた。
怪人達はそれに飛び込み、少し迷った後三人もオーロラへ飛び込んだ。
その際に変身を解除され、オーロラの向うに置いてきてしまったのだろう、キバーラとははぐれてしまった。
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14:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 22:05:42.13 ID:AM75qvR50
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ユウスケ「空気って」
士「さっさと連中を倒して帰るぞ」
夏海「って私達三人だけですよ?ちゃんと帰れるんでしょうか」
士「さぁな、まあなんとかなるだろ」
ユウスケ「目的を果たそうにも手がかりもないし」
ユウスケ「『怪人見ませんでしたか』なんて道行く人に聞くわけにも…」
そんなわけで三人はブラブラしていた。
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15:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 22:15:19.25 ID:AM75qvR50
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安積「ちょっといいかな君達。私はこういう者なんだが」
警察手帳を見せる。
夏海「け、警察?警察が私達に何の用なんですか」
村雨「今日未明に事件があってね。任意同行してもらって君達に話を聞きたいんだ」
ユウスケ「未明?俺達今来たばかりで…」
士が周りを見回す。目の前にいる男達の仲間らしき者が何人かこちらを見ている。
士「任意同行、ね」
士「ま、この世界の事が分かるかもな。言ってることも気になる」
一行は任意同行の下、神南署へと向かった。
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16:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 22:23:59.29 ID:AM75qvR50
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神南署 応接室A
水野(黒谷友香)「では、聴取を始めます」
夏海「私達、何もしていません!」
夏海「弁護士、弁護士を呼んで!」
水野「あのね」
水野「別に逮捕したわけじゃないの」
水野「弁護士を呼ぶ必要はないわ」
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18:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 22:34:14.00 ID:AM75qvR50
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神南署 応接室B
ユウスケ「あの、さっきから思ってたんですけど」
村雨「何かな」
ユウスケ「お名前、金剛寺さんじゃ…?」
村雨「村雨だ。さっき名乗ったよ」
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20:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 22:41:37.74 ID:AM75qvR50
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神南署 取調室
扉を開けて男が入ってくる
黒木(賀集利樹)「いやぁ、すみません遅くなって。それにこんな部屋しか空いて無くて」
士「アギト!?」
黒木「あぎと?」
士「いや…別人か。知ってる奴に似ていた」
黒木「そうですか…。じゃあまず…」
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22:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 22:49:49.11 ID:AM75qvR50
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署内
須田(塚地武雅)「事情聴取始まってしばらく経つけど」
須田「彼ら何か知ってるのかな」
須田「特にあんな可愛い娘が」
桜井「ちょっと、偏見はいけませんよ!相手は重要参考人ですよ」
安積「それも偏見じゃないか?」
桜井「あっ、ハンチョウ」
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23:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 22:54:41.89 ID:AM75qvR50
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安積「桜井、お前一度彼らを見失ったと言っていたな」
桜井「ええ、その後すぐ見つけましたけど」
安積「見つけた時スーツケースは無くなっていた、と」
桜井「はい、あの背の高い男が持っていたはずなんですが」
桜井「見失っていたのなんてほんの少しの間だったのに、どこに置いたか隠したのか…」
須田「見間違いじゃないの?」
桜井「確かにスーツケースを持っていましたよ」
須田「じゃあ、そっくりさんだったとか」
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25:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 23:02:25.43 ID:AM75qvR50
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桜井「そんな!あの三人とそっくりな人たちがもうひと組いたっていうんですか!?」
桜井「服装まで同じだったんですよ!?そんな確率…」
安積「落ち着け桜井」
安積「お前は確かにスーツケースを一つ持った彼らを見た、そして一度見失った後、持っていない彼らを見つけた」
桜井「はい、間違いありません」
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26:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 23:11:32.24 ID:AM75qvR50
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神南署 取調室
安積「どうだ、調子は」
黒木「ハンチョウ、駄目です。何も知らないそうで…」
黒木「しまいには今日が何月何日か、時間まで聞いてくる始末です」
士「手持ちの時計が合ってなくてな」
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28:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 23:28:44.67 ID:AM75qvR50
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安積「門矢君、事件の概要は聞いているね」
士「ああ」
安積「未明に君達に良く似た人物が現場近くのコンビニ前を通っている」
士「そうらしいな。その監視カメラの映像とやらは見ていないが」
黒木「そっくりだよ。服まで」
安積「でも君達じゃない」
士「ああ」
安積「君達に任意同行を求める少し前、君達がスーツケースを持っていたと部下が言っているんだが」
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30:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 23:41:25.33 ID:AM75qvR50
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士「スーツケース?それは初めて聞くな。だが…」
安積「知らない…と」
士「そうだ」
黒木「君、ふざけているのか!?」
安積「よせ黒木。門矢君、俺達は君達を犯人にしたいわけじゃない」
安積「君達が何か知っているなら教えて欲しい。もし、誰かに脅されているなら身柄も保障しよう」
士「……」
安積「……」
士「悪いが本当に知らない。あんた達の力にはなれそうにないな」
安積「…そうか」
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32:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/17(火) 23:54:55.90 ID:AM75qvR50
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神南署 出入り口
安積「じゃあ今日は帰ってもらって結構だが、何か思い出したりしたら連絡してくれ」
夏海「はい、分かりました。失礼します」
「あれ?安積、どうしたんだこんなところで」
安積「速水か。事情聴取に応じてくれた彼らをここまで見送りにな」
速水(細川茂樹)「そうかあ。君達偉いな」
ユウスケ「いえ、別に…。それじゃあ本当に失礼します」
安積「ああ、気をつけて」
速水「また何かあったら、よろしくなっ!」
速水はシュッとポーズをとった。
安積「なんだそれは」
速水「さあな。どこかの誰かが喜んでくれるかもしれないだろ?」
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33:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 00:04:22.70 ID:LV3XafLL0
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ユウスケ「いやー緊張した。俺取り調べなんて初めてだったなぁ」
夏海「あれはあくまで事情聴取だそうですよ」
夏海「それに逮捕じゃないから弁護士は呼ばなくってもいいんですよっ!」
ユウスケ「そんな得意気に言われても」
士「流石、一度逮捕されたことがある夏みかんは詳しいな」
夏海「うっ…、あれだって誤認逮捕でした。というか士君はどうだったんですか」
士「どうもこうも、身に覚えのない事ばかり聞かれて疲れた」
士「だが、だいたい分かって来たぜ」
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34:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 00:16:09.82 ID:LV3XafLL0
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ユウスケ「何が分かって来たんだよ」
士「俺達がコンビニ前を通ったって話」
夏海「私も聞かされました。けど、私達がこの世界に来たのは警察に声をかけられるほんの少し前ですよ?」
士「俺達が追ってきた三体の怪人、見たか」
ユウスケ「影だけ…、オーロラに飛び込む怪人に士が真っ先に気付いてたな」
士「その三体ってのはワームだった。サナギだったがな」
ユウスケ・夏海「!」
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35:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 00:24:24.53 ID:LV3XafLL0
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夏海「じゃあまさか、コンビニ前の私達って」
ユウスケ「ワームの擬態だったのか」
士「だろうな。変身前の姿を見られていたんだろう。オーロラに飛び込んでこの世界に着いてから擬態したってとこか」
ユウスケ「怪人たちのすぐ後に飛び込んだ俺達と着いた時間が違いすぎないか?」
士「昼間飛び込んだら夜になってたこともあった」
夏海「むしろ同じ世界に着いた事に感謝すべきでしょうか」
ユウスケ「俺達より早く着いたワームが俺達に擬態してコンビニ前を通った…」
ユウスケ「ってことは鉄扉引っぺがした金庫破りってのも」
夏海「私達に擬態したワーム、ですよね…」
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36:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 00:36:53.54 ID:LV3XafLL0
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ユウスケ「困ったな…。どうやらこの世界はライダーも怪人もいないみたいだし」
夏海「化物が人に化けて悪さしたなんて誰も信じてくれないでしょうね」
士「で、どこにいるかは分からないままだ」
ユウスケ「結局振り出しに戻る、か」
そんなわけで三人はブラブラせざるを得なかった。
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37:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 00:44:55.10 ID:LV3XafLL0
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村雨「良いんですかハンチョウ、こんなに早く帰してしまって」
安積「仕方ない。あれ以上聞いても何も言いそうにないし嘘をついている様子もなかった」
安積「もちろんそうとも言い切れんがな。だから少し泳がせる」
安積「彼らには与えなかった情報だが、コンビニ前ではスーツケースは全部で三つ抱えていた」
安積「そしてさっき抱えていたスーツケースは一つ」
安積「彼らが事件の関係者なら、中に強奪した現金が入っているなら、必ず回収するはず」
安積「なんにしろ、この先彼らが向かう先に例のスーツケースがあればもう一度話を聞かなくてはな」
安積「もっとも、まるで見当違いかもしれないが、だとしたら彼らには悪い事をした」
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38:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 00:55:08.06 ID:LV3XafLL0
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安積「須田を尾行にやった。俺達は一旦戻ろう」
村雨「はい」
しばらく後、神南署 強行犯係
黒木「ハンチョウ!金庫破りらしき三人を発見したとの報告が!」
安積「!?」
村雨「どこにいたんだ」
黒木「銀行です」
黒木「新規開設した口座に多額の現金振り込みがあったそうで」
黒木「ナンバーを照会したところ強奪されたものと一致しました」
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39:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 01:00:47.88 ID:LV3XafLL0
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水野「それは…なんともお粗末な事ね」
桜井「刑事ドラマとか見ないんですかね。ナンバーで足がつくこと知らないんだ」
安積「で、犯人らしき三人は今どうしてる」
黒木「手続きの都合と言って応接室に留めているそうです」
安積「よし、すぐその銀行へ向かうぞ」
一同「はい!」
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42:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 01:11:40.31 ID:LV3XafLL0
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安積「犯人らしき三人か」
携帯を取り出し須田を呼び出す
須田『はいハンチョウどうしました?』
安積「犯人らしき三人が見つかった」
須田『えっ!?では僕もそちらへ?』
安積「いや、尾行を頼んだ三人はどうだ。ちゃんと揃っているか?」
須田『ええ、一瞬も目を離していません』
安積「そうか。ちょっと気になってな。では引き続き頼む」
須田『そうですか…?分かりました』
安積は何か引っかかるものを感じながら現場へ向かった。
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43:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 01:17:20.19 ID:LV3XafLL0
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ブラつく士一行
ユウスケ「あてもなく歩いてるけど、一体どうしよう」
士「金庫破りなんかする連中だ。放っておいてもボロを出すだろうが」
夏海「それじゃ被害が出るって事じゃないですか!待ってなんかいられません」
夏海「それにしても…」
夏海「尾けられていますよね私達。視線を感じます」
ユウスケ「さっきの刑事さんだね。あのちょっと太めの」
士「気付かないふりしてろ。面倒だ」
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44:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 01:26:30.13 ID:LV3XafLL0
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士「腹、減ってきたな」
ユウスケ「確かに」
夏海「そういえばコンビニがあるって」
士「腹が減っては何とやら。行くか」
須田(この方向…例のコンビニ)
須田(犯人らしき三人は見つかったって話だけど)
須田(やっぱりこの子たちにも何かあるのか?)
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45:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 01:35:23.54 ID:LV3XafLL0
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某銀行
閉店間近で人の多い行内、安積班は裏口から通された。
安積「状況は」
銀行の偉い人「電話したとおりですが…」
偉い人「お客様が大金を現金で預金されたいとのことで」
偉い人「近所であの事件があったばかり、一応照会したところ一致した次第です」
村雨「その三人はあの部屋ですか」
応接室を指差す。
偉い人「はい、先ほどお茶のお代わりをお持ちしました。今、中には三名様のみです」
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46:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 01:42:16.83 ID:LV3XafLL0
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安積「刺激しないようまず俺一人で部屋に入る」
安積「皆はもしもに備えておいてくれ」
懐から警察手帳を取り出す。部屋に入ると同時に示すつもりだった。
ノックした後、ゆっくりノブを回し部屋へ入る。
安積「…!」
部屋の中では先ほど釈放し須田に尾行させているはずの士、ユウスケ、夏海がソファに腰かけていた。
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47:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 01:50:48.45 ID:LV3XafLL0
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安積「き、君達は一体、いや、いつからここに?」
士っぽい人「警察か?いやそれよりも俺達を知っている様子だな」
ユウスケっぽい人「やっかいだな。こいつを消すのは難しくないが…」
夏海っぽい人「早めに姿を消した方が賢そうですね」
三人の姿が溶け、気味の悪い音を立て中から緑色の生物が現れる。
安積が驚く暇もなく三体の化物は応接室の壁を破壊、外へ脱出する。
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48:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 02:01:03.57 ID:LV3XafLL0
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村雨「どうしました!?ハンチョウ!」
安積班が部屋になだれ込み、呆然とする安積を見つける。
黒木「ハンチョウ!」
安積「…!あ、ああっ!皆…」
桜井「なんだこれ…なんで壁がこんなことに。何があったんですかハンチョウ!」
中から外に押し壊された部屋の壁に一同が絶句する。
パニックに陥った銀行内から聞こえる悲鳴が応接室に届く。
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49:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 02:07:33.45 ID:LV3XafLL0
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安積「お前達、あっちを頼む」
水野「で、でもハンチョウ。これは普通では…」
安積「早くしろっ!!」
安積「安全に避難させてパニックを治めるんだ。全員だ。行員も全て!」
安積「俺は…奴らを追う」
桜井「奴ら?中にいた三人がこれをやったんですか!?」
村雨「よせ、…分かりました非難誘導は俺達が引き受けます。気をつけてください」
安積の様子にただならぬものを感じた村雨がまとめ、応接室から出て行く。
安積「あんな化物の存在…認めろというのか…」
化物が消えた方へと走りだした。
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50:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 02:15:20.33 ID:LV3XafLL0
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コンビニ前
夏海「今何か音しませんでしたか?」
士「何かが壊れる様な音だったな」
ユウスケ「まさか…、行こう!」
走りだした三人を追って須田も走る。
ほどなく須田の携帯が鳴る。安積からの呼び出しだった。
須田「えっ?三人ですか?ずっと例のコンビニにいましたっ。目を離していません!」
走りながらなのでつい大声になる。
須田「そっくり?同じ?何を言ってるんですハンチョウ?」
士「!」
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53:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 02:32:27.35 ID:LV3XafLL0
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士「貸せ!」
須田の携帯を奪い取る。
士「おい!あんたどこにいる!何があった!」
安積『君、門矢君か…』
士「ああ。もしかして俺達に同じ顔した奴らが何かしたか」
安積『やっぱり知っていたのか』
士「悪かったな。出来れば関わらせたくなかったが、その連中に心当たりがある」
安積『…詳しい話を聞かせてくれるか』
安積『近くの銀行の駐車場にいる。場所は須田に聞いてくれ』
士「分かった」
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54:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 02:47:36.23 ID:LV3XafLL0
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駐車場
化物を見失った安積は現場に着いた三人に事のいきさつを聞いた。
須田には余計な事を口走らないよう言い含めた上で村雨の指揮下にやった。
三人は、あの化物は人に化け、自分達はそれを追って倒す為ここに来たのだと言う。
デタラメな話だったが事情聴取の時とはまるで違う様子に信憑性を感じていた。
何より、それが本当なら話の辻褄があい、化物がどこへ行くのかある程度予想出来た。
安積「君達の話が本当だとすると、奴らは君達と俺達が最初に会った場所の付近に向かうはず」
夏海「どうして分かるんですか?」
安積「ともかく時間が惜しい。三人とも乗ってくれ。走りながら話そう」
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55:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 02:58:29.96 ID:LV3XafLL0
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パトランプを鳴り響かせる安積の車内
安積「まず、金庫破りだがこれはあの化け物の超人的な力を目の当たりにした。間違いなく奴らの仕業だろう」
安積「コンビニの監視カメラに映った三人、これも君達に化けたあの化物達の姿だろう」
安積「君達には言わなかったが監視カメラに映った三人は一人一つずつスーツケースを抱えていた」
ここまで言われて士がピンとくる。
安積「そして俺の部下がスーツケース一つを持った君達を確かに見たと言った。」
安積「これも君達ではなく化物達だったようだ」
士「ああ、俺達はスーツケースなんて最初から知らない」
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56:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 03:09:11.55 ID:LV3XafLL0
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安積「そうだな。部下はスーツケースを持った化物を見つけ、見失った後、近くに現れた君達を再発見したと勘違いしたらしい」
夏海「同じ姿ですからね。仕方ありません」
安積「そして先ほど銀行に現れた化物、スーツケース一つ分を預金したいと言ったそうだ」
ユウスケ「部下さんが見失った方が、銀行に現れた…」
安積「盗まれた全額ではないが大金だったのでナンバーを照会したそうだ」
安積「すると盗まれたばかりの金であると判明、警察に連絡が来た」
士「そんな事が分かるのか」
夏海「知りませんでした」
ユウスケ「俺も」
安積「君達も知らなかったのか。まあいい」
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57:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 03:15:02.48 ID:LV3XafLL0
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安積「奴らにはまだ大金入りであろうスーツケースが二つある」
安積「念の為に金を分けて預金しようとしたようだが、大金を置いて遠くへは行きたくないもの」
安積「だから最初に部下が化物を見つけた場所の近くに潜伏場所があるのではないかと思う」
安積「そこに残したスーツケースの回収へ向かうのではないだろうか」
安積「もっとも、奴らが人間的な考え方をするのなら…だが」
士「いや、その推理、悪くないかもな」
士「あいつらは化けた人間の記憶までコピーする」
士「だから俺達三人が知らない事は知らないし」
士「あんたの言う事が人間の心理ならそれに影響される可能性はある」
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59:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 03:22:05.91 ID:LV3XafLL0
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安積「そうか。だがそれでも大まかな位置だけだ。詳しい場所までは…」
ユウスケ「それは俺が」
ユウスケ「俺、すっごく目が良いんですよ。耳もね」
安積「頼りにさせてもらうよ。」
安積「さぁ、もうすぐだ」
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60:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 03:30:53.25 ID:LV3XafLL0
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辺りをじっくり見まわすように車のスピードを下げる。
安積「この辺なんだが…」
ユウスケ「下ろしてください。俺、探してきます!」
停止した車からユウスケが飛び出す。
辺りで一番高い建物を見定めると駆け出して行った。
安積「実際彼はどうやって探すつもりなんだ?」
士「本人の言った通りだ。目と耳で探す」
士「あまり長い時間持たないはずだがな」
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62:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 03:44:36.47 ID:LV3XafLL0
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ユウスケ「超変身」
ビルの屋上、ユウスケは青から緑のクウガへと姿を変えた。
ここまでの道中新たな混乱の知らせは安積の車に来なかった。
となると銀行の壁を破壊したワームは再び人の姿で行動しているはず。
目を凝らして屋上から地上を見下ろす。
壁を破壊された銀行、最初に安積の部下が擬態したワームを発見した地点、
その延長線上にワームはいた。
やはり自分達の姿をしている。
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63:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 03:53:50.80 ID:LV3XafLL0
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士の携帯が鳴った。
ユウスケ『見つけたぞ。そこから近い。俺達の格好してるよ。ちょっと気味悪い』
場所を伝えると、先に行っていろと言ってユウスケは電話を切った。
士「よし、ここまででいい。俺達は行く」
車から降りかけた士達を呼び止める。
安積「待て、俺も行こう。送らせてくれ」
夏海「でも、危険かもしれません」
安積「例え危険でも、事の顛末を見届ける義務がある。」
安積「それに見届けたいんだ。君達が戦う姿も」
士「俺はあんたの身柄の保障はしかねるぞ」
安積「構わない。自分の身は自分で守るさ」
二人はニヤリと笑いあった。
夏海(あ、私キバーラがいないから変身出来ません)
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64:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 04:05:20.40 ID:LV3XafLL0
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ワームの潜伏場所
大型コンテナが多数捨てられた場所、
その内の一つからスーツケースを抱えたユウスケっぽい人と夏海っぽい人が現れる。
追って士っぽい人も姿を現し、眼前の光景に目を見開く。
待ってましたとばかりに本物の門矢士が口を開く。
士「ようやく会えたな。本性を現したらどうだ」
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65:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 04:15:28.30 ID:LV3XafLL0
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スーツケースを放り投げ、三人の姿が変わりワームが現れる。
さらに周囲に高熱を巻き三体ともが成虫体へと脱皮する。
元・士っぽい人、シトフィルスワームが話し出す。
シトフィルス「こんな世界まで追ってくるとはな」
シトフィルス「しかも、今度はあの弱弱しい警察官を連れて」
夏海と共に少し離れた場所にいる安積を見やる。
シトフィルス「何のためにこんな所にまで、死にに来たか」
士「違うな!」
士がずいっとシトフィルスワームと安積の間に割って入る。
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66:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 04:19:53.17 ID:LV3XafLL0
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士「この男がここにいるのは責任の為だ」
士「例え自らを危険に晒そうとも、つらい現実が待っていようと」
士「先頭に立ち、最後まで事を見届けなくてはならない」
士「それが人の上に立つ者の務めだ!」
シトフィルス「貴様は何者だ!」
士「通りすがりの仮面ライダーだ!覚えておけ!」
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67:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 04:24:43.72 ID:LV3XafLL0
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安積「通りすがりの仮面ライダー?」
夏海「称号みたいなものでしょうか」
士「変身」
『カメンライド ディケイド』
安積「変わった」
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68:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 04:33:49.43 ID:LV3XafLL0
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士「ワームか、クロックアップだったな」
『カメンライド カブト』
『アタックライド クロックアップ』
別時間の中でディケイドの戦いが始まった。
安積「消えたのか…?」
安積「今のうちのスーツケースを回収…」
夏海「安積さん!危ないです!」
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69:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 04:39:10.86 ID:LV3XafLL0
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流石に三体のワームを相手に決めあぐねるディケイド
ふと成虫態Aがディケイドのそばを離れる。
シトフィルスワームを蹴り飛ばし隙をつきファイナルアタックライドを発動、
成虫態Bに対しライダーキックを発動、撃破する。
続いてシトフィルスの追撃にかかろうとする士が成虫態Aの動向を確かめる為目で姿を追う。
スーツケースに近寄ろうとする安積に成虫態Aが襲いかかろうとしていた。
士「しまっ…」
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70:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 04:45:06.71 ID:LV3XafLL0
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ユウスケ「まずい、もう始まってるみたいだ」
現場の様子をうかがう為に青から緑のクウガへ変わる。
視界の端にいた安積が動いた。
それに応じてかワームが一体安積に向かい出したように思えた。
予感のしたユウスケは緑から紫へ超変身し。
安積の前へ飛び出す。
ユウスケ「安積さん!危ない!」
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72:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 04:50:39.92 ID:LV3XafLL0
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ユウスケが背を盾にして安積を庇う。
成虫態Aの攻撃はユウスケの変身を解除させた。
夏海「ユウスケ!」
安積「君は!」
安積「すまない。自分の身は自分で守るつもりでここに来たのに大変な迷惑を…」
ユウスケ「俺は平気です…」
ユウスケ「それより安積さん、銃持ってませんか?ちょっと貸して欲しいんです」
一瞬ためらった後、ユウスケを信じて安積は懐から銃を手渡した。
立ちあがり構える。
ユウスケ「超変身」
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74:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 04:59:08.83 ID:LV3XafLL0
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ペガサスフォームへと変わったユウスケ。
受け取った銃もボウガンへと変わる。
安積はしっかりとスーツケースを抱え下がる。
緑のクウガは光、音、臭い、周りのあらゆる情報を自らの感覚の中に取り込んで行く。
成虫態Aの追撃、感覚に異物の揺らぎを感じたユウスケがその方向へ迷いなく引き金を引く。
正確に頭を貫き、成虫態Aは爆散した。
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75:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 05:05:19.71 ID:LV3XafLL0
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ユウスケ「ありがとうございました」
赤色に変わったクウガが銃を手渡す。
安積「あ、ああ…。役に立ったようで良かった」
ユウスケ「士は?」
『ファイナルカメンライド ディケイド』
銀色に染まったディケイドの姿の向うにシトフィルスワームが見えた。
もう数呼吸のうちに再びクロックアップを行うだろう。
士「一気に決めるぞ、ユウスケ」
『クウガ カメンライド ライジングアルティメット』
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76:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 05:12:21.58 ID:LV3XafLL0
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ディケイドの横へ並び立ったクウガがライジングアルティメットへと変わる。
間髪置かずファイナルアタックライド クウガを発動する。
同じ構えの二人の拳から波動が放たれ、シトフィルスワームを拘束する。
追撃のダブルライダーキックにシトフィルスワームは断末魔のみ残して消え去った。
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77:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 05:26:27.27 ID:LV3XafLL0
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戦いの後
安積「―そうか、世界を越えて旅を」
落ち着いた一行は話せていなかった事を説明した。
士「ああ、だからこの世界へ来たこと自体イレギュラーだ」
士「立ち去るなら早い方がいいだろう」
ユウスケ「あっ、金庫破りの犯人倒しちゃいましたけど…」
安積「…少なくとも奪われた物は帰って来た。後の事はこちらで何とかしておこう」
夏海「よろしくお願いします」
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78:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 05:33:47.74 ID:LV3XafLL0
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安積「君達も姿を変えて戦うとはな。本当に驚いたよ」
士「戦ってた相手と本質的には同じかもな」
士「逮捕するか?」
安積「いや、あの化け物の事を話してくれた時から今まで、君達の態度には明確な意思があった」
安積「それに逮捕する権限もない。さらに言えばしようとしても難しいだろう」
また二人はニヤリとした。
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79:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 05:41:37.51 ID:LV3XafLL0
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士「じゃあ俺達はそろそろ行く」
安積「ありがとう。君達のおかげで助かった」
士「こっちこそ、あんたがいなきゃここまでたどり着けなかった」
士「達者でな、ハンチョウさん」
安積「門屋君、君も」
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81:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 05:46:58.21 ID:LV3XafLL0
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土手
夕陽を眺めながら食べ損ねていたコンビニ弁当を頬張る
夏海「なんだかせわしない旅でしたね」
ユウスケ「そうだね。で士、結局俺達どうやって帰るんだ?」
士「俺のバイクは次元の壁も超える。念じれば現れるかもな」
ユウスケ「念じるって…」
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82:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 05:55:43.63 ID:LV3XafLL0
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海東「その必要はないよ」
夏海「だ、大樹さん!?」
海東「まったく探したよ。こんな世界に迷い込んでいたのか」
キバーラ「ユウスケ~。寂しかったよ~!」
ユウスケ「うわっ!うっ、グ…」
キバーラ「えっ、喉にご飯詰めちゃった?だだ大丈夫!?」
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83:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 06:02:04.03 ID:LV3XafLL0
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海東「バイクだけと言わず、写真館ごとこの世界へ導いておいたよ。感謝したまえ」
士「たまには役に立つんだな。ま、褒めてやる」
栄次郎「やぁ皆、今回は少し長いお出かけだったね」
夏海「おじいちゃん!」
栄次郎「私少し心配しちゃってね。迎えに来たよ」
夏海「ごめんなさい心配かけて」
栄次郎「良いんだよ。皆こうやって元気な顔見せてくれたからね」
栄次郎「さ、帰ろうか」
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85:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 06:13:42.48 ID:LV3XafLL0
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写真館
夏海「それにしてもこの世界に繋がってしまったオーロラは何だったんでしょう」
栄次郎「さあ、食後の一杯でもどうぞ。おおっと!」
蹴躓いた栄次郎のお盆から転げそうになるコーヒーを一同見事に受け止める。
引っかかった紐が引っ張られ、新たなタペストリーが降りた。
士「オーロラの正体か」
コーヒーを一口飲んで呟く
士「旅を続ければ分かるかもな」
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86:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 06:28:25.99 ID:LV3XafLL0
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数日後 神南署 強行犯係
事件は終わったが解決したとは言えず、また不明な点も多く強行犯係は書類に追われていた。
桜井「ハンチョウ言ってくださいよ。本当はあの部屋で何があったんですか?」
安積「何って言われてもなぁ」
桜井「まさか、何か隠してるんじゃ…」
水野「馬鹿なこと言ってないでやることやっちゃいなさい」
村雨「何か隠してハンチョウに得はないだろう」
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87:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 06:33:48.78 ID:LV3XafLL0
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須田(そっくり、同じ、…コンビニ?)
黒木「?」
須田「あ、いやなんでも…」
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88:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 06:35:51.40 ID:LV3XafLL0
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安積「今日はよく晴れてるな。それこそ嵐が去った後みたいに」
安積「頭の中を整理するにはもう少し時間が必要そうだ」
安積「ああ」
安積「もう少し後で考えよう」
手にしたコーヒーをぐいと飲み干した。
おわり
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89:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 06:42:22.38 ID:cF+CHID00
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乙
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91:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 07:57:06.60 ID:7WTNZi8S0
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乙面白かった
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92:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします:2011/05/18(水) 08:49:47.92 ID:23BIJa490
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乙!

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