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白望「咲が可愛すぎて生きてるのがダルい」
- 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 02:08:02.94 ID:dKviZqtBO
- 建つかどうか
- 10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 03:27:19.76 ID:BCr8cqOE0
- 何故立てたし
都築はよ - 11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 04:05:47.13 ID:Bu2IP5opO
- 胡桃「…は?」
塞「今、なんて?」
シロ「もっかい言うの…?ダル…」
エイ「シロ!ビョーキ!」
エイ「…」カキカキ
エイ「!」(シロの頭の上にハートマークが浮かんでいる絵)
豊音「それは恋の病だよー!」
胡桃「シロ!」
塞「なんだって相手があの子かね」
シロ「質問責めとか…だる…」
シロ(……咲…)
こんな感じではよ
- 13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 04:06:55.28 ID:uDPK7KBR0
- 続けて、どうぞ
- 14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 04:07:38.17 ID:BCr8cqOE0
- ええから続きはよ
- 16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 04:11:05.40 ID:Bu2IP5opO
- おせーしクオリティあれで良いなら書く
途中で寝たらすまんな - 17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 04:12:57.94 ID:qv6ysGf5O
- お願いします
- 18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 04:16:07.91 ID:Bu2IP5opO
- シロ(……あれは、二回戦敗退した後のこと)
―――――――――――
シロ(控え室のお通夜みたいな雰囲気だる…)
シロ(…まあ、しょうがないとは思うけどさ)
シロ(最後の最後、準決勝まで行けなかったんだから)
シロ(そりゃあんな空気にならざるを得ない…わかるけどさ…)
シロ(あまりにもだるかったから出てきちゃったよ…)
咲「うう…」キョロキョロ
シロ(って、あれは…清澄の)
- 19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 04:21:05.68 ID:Bu2IP5opO
- シロ(…なんだかだるいことになってそう…)
シロ「……はぁ」
咲「……っ」キョロキョロ
シロ「清澄の大将さん…だっけ」
咲「ふえっ!?あ、えーと確か宮守の…?」
シロ「ああ、いいよ無理に思い出さなくて。だるいだけだし」
咲「あ、は、はぁ…」
シロ「ところで…さっきから何キョロキョロしてたの」
咲「あっ…そ、その、私」
咲「控え室の場所…忘れちゃってっ…」オロオロ
シロ「……(ほらだるい…)」
- 22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 04:27:52.81 ID:Bu2IP5opO
- シロ「会場のスタッフさんに聞けば…?」
咲「そ、それが…あの、……恥ずかしく、て///」カアァ
シロ(だるい性格だなぁ…)
シロ「……良かったら、」
咲「……?」
シロ「…探すの、手伝うけど」
咲「えっ、そんな、良いんですか!?」
シロ「だるいけど…一応年下だし」
シロ「一人だと思わぬ危険があるかもだしね…だるいけど」
咲(今のでだるいって二回も言ったこの人!)
- 25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 04:35:22.99 ID:Bu2IP5opO
- 咲「あ、ありがとうございます。…えーと」
シロ「……小瀬川」
シロ「小瀬川…白望」
咲「小瀬川さん…ありがとうございます!」
シロ(はぁ…だるいなぁ…)
咲「私、宮永咲って言います。清澄高校で、大将を務めさせていただいて…」
シロ「ん……知ってるよ」
咲「そ、そうなんですか?」
シロ(あんなぶっ飛んだ対局見せられたら…嫌でも印象に残るよ)
咲「え、えへへ…嬉しいです」
シロ「え…?」
咲「こんな素敵な人に、自分を知っててもらえるなんて」ニコッ
シロ(……笑顔)
シロ(打ってる時と、印象…まるで違うなぁ)
- 30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 04:41:46.45 ID:Bu2IP5opO
- シロ「それってさ」
咲「はい?」
シロ「告白と受け取って良いのかな」
咲「……」
咲「はわわっ!?///」ボンッ
咲「ち、違うんですこれは、その、素直な感想と言いますか、あうう」ワタワタ
シロ(コロコロ表情変わって…おもしろいな)
シロ(暗い子かと思ってたけど…年相応に、こんな顔も出来るんだ)
シロ「じょーだん。…からかっただけだよ」
咲「へ?あっ、そ、うですよねっ、えへへ…」ニヘ
シロ(…そう言えば何してたんだっけ)
シロ(清澄の控え室…だっけか。だる…)
- 31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 04:46:04.70 ID:Bu2IP5opO
- シロ「途中までの道とか、わかる?」
咲「えーと、えぇーっと…」オドオド
シロ「…そっか。じゃあ適当にぶらつこう」
シロ「もしかしたら、他の清澄の選手と会うかもしれない」
咲「す、スミマセン…お手数かけてしまって」
シロ「いいよ。こっちも…」
シロ(時間つぶしたかったし…)
咲「どうか、されました…?」
シロ「…ん」
シロ「なんでも…ないよ」
- 36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 04:53:31.17 ID:Bu2IP5opO
- 咲「……」テクテク
シロ「……」テクテク
咲「…あ、あのう」
シロ「…何?」
咲「その、私が言うのも…どうかと思うんですけど」
咲「宮守…残念でしたね」
シロ「……」
シロ「…豊音は」
咲「?」
シロ「豊音は、強かった?」
咲「…はい!」
咲「最初は、見かけから怖い人かと思ってたんですけど」
シロ(わかるなぁ…その気持ち)
- 38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 04:57:51.84 ID:Bu2IP5opO
- 咲「中身はなんと言うか…すごく、女の子って感じで」
シロ「…うん」
咲「麻雀も、びっくりするような打ち筋で」
咲「何度も何度も、驚かされました」
シロ「…確かに豊音と打つと、結構だるい…」
咲「あ、終わった後、サインと握手まで求められちゃって…」エヘヘ
シロ(…相変わらずミーハーだなぁ、豊音)
咲「すごく…素敵な人でした」
シロ「……そっか」
咲「……」ニヘ
シロ(…負けた相手がこの子で)
シロ(……良かった。かな)
- 40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 05:04:30.55 ID:Bu2IP5opO
- シロ「…あのs咲「ああっ!」
シロ「……何が、どうしたの」
咲「わ、私…」
咲「おトイレも、いきたかったんですっ…」ウルッ
シロ「……」ドキッ
シロ(……ん? なに…今の)
シロ(一瞬たまらなく可愛かった、ような)
咲「うう~っ」モジモジ
シロ「…トイレだったら、来た道にあったし」
シロ「案内出来るけd咲「お願いしますううっ!」
シロ「…じゃあ」
咲「わ…ひゃぁああっ!?」(お姫様抱っこされる)
シロ「急ごっか」
咲「……っ///」パクパク
- 43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 05:11:27.55 ID:Bu2IP5opO
- 咲「……///」
シロ「軽い…ちゃんと、食べてる?」タッタッ
咲「あ、あの…問題ない程度には///」
シロ「ちゃんと、毎回三食腹八分目まで食べなきゃダメだよ」
シロ「動けないくらいだるくなるからね…」
咲「そ、そうなんですか」
シロ「あと、」
シロ「年頃の女の子なんだから…さ」
咲「は…はい///」
咲(…なんだろう、この人)
咲(口では言い表せない、何か…底知れない魅力を持ってる人)
咲(素敵な…人)
- 45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 05:17:08.07 ID:Bu2IP5opO
- 咲「……」ジャー
咲「…顔、真っ赤」(トイレの鏡を見る)
咲(胸も、ずっとドキドキいってる)
咲(これって、もしかして…?)
シロ「…ああ。おかえり」
咲「すみません、お待たせしてしまって」
シロ「気にしないでいいよ…もう、知らない仲じゃ無いし」
咲(一言一言が、体の内側に響くような)
シロ(ずっと顔赤いけど、大丈夫かな…この子)
咲(やっぱり、これって…)
シロ「…じゃ、行こうか」
咲「あ、は、はいっ」
- 46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 05:23:26.12 ID:Bu2IP5opO
- シロ「……」テクテク
咲「……///」テクテク
シロ「……咲」
咲「!!」ビクッ
咲「は、はい」
シロ「ちゃん?…さん?なんて呼べば…」
咲「あ、好きに呼んでもらって大丈夫です」
シロ「そう…」
咲「あの、出来れば、その」
シロ「?」
咲「さっきみたく」
咲「“咲”って……呼んでもらって、良いですか」
- 49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 05:26:58.57 ID:Bu2IP5opO
- シロ「……」
シロ「……咲」
咲「…はいっ」ニッコリ
シロ「っ」ドキッ
シロ(また…なんだろ、この気持ち…)
シロ(……やめよ。考えるの、だるい)
咲「えへへ…あ、私は小瀬川さんのこと、なんて呼べば良いですか?」
シロ「んー?…適当でいいよ…だるいし」
咲「ええ、でも…」
シロ「……シロ」
咲「…シロ…さん」
シロ「みんな、…そう呼んでる」
- 50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 05:32:19.76 ID:Bu2IP5opO
- シロ「……」テクテク
咲(あ、売店……)
咲「あの、シロさん、そう言えばお昼は済ませました?」
シロ「んー……まだ」
咲「私も、まだなんです」エヘヘ
咲「良かったら、ご一緒してもらって良いですか…?」
シロ「……」
咲「……っ」
シロ「…だる」
咲「っ!」ガーンッ
シロ「でも、いいよ」ヨシヨシ
咲(あう……シロさんの手、あったかい)ホワワ
- 52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 05:39:13.43 ID:Bu2IP5opO
- シロ「んー…ホットドッグ2つと、爽健美茶」
シロ「咲は…?」
咲「あっ、はい!じゃあ、焼きそばとオレンジジュースでっ」
店員「あいよー」
咲「シロさん、ホットドッグって、その…ワイルド、ですね」
シロ「そうかな…箸とか使うの、だるいだけなんだけど」
シロ「…咲は、焼きそばだけで足りるの」
咲「はいっ、あっ、でももし足りなかったら」
咲「…シロさんの、少しもらって良いですか…?///」
シロ「……」
シロ(…可愛い)
シロ「だるいけど…良いよ…」
咲「えへへっ、ありがとうございます」ニコッ
- 56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 05:46:49.62 ID:Bu2IP5opO
- 店員「お待ちー」
シロ「…ども」
咲「あ、私、自分の分持ちますよっ」
シロ「良いよ…いっぺんに持ってった方が早いでしょ」
咲「す、すみません」
咲「あ、私あの席が良いです」
シロ(向かい合うタイプ……だる…)
咲「良いですか…?」(上目遣い)
シロ「……う、うん」
シロ(だるいと思っても…なんだか断れないなぁ)
シロ(なんだろ…調子、狂う)
咲「えへ、ありがとうございます」カタン
- 59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 05:52:00.42 ID:Bu2IP5opO
- 咲「シロさんは――」
シロ「?」
咲「結構…堅実な打ち筋でしたね」
シロ(……麻雀の話になると、雰囲気変わる)
シロ「そうかな…よくわかんないけど」
咲「特に長考してからの手の育て方…」
シロ「……」モグ
咲「やっぱり、シロさん…も、そうなんじゃないですか」
咲「なんとなく“何かしら見えている”んじゃ……」
シロ「……」モグモグ
シロ「…わかんない」
- 60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 05:59:34.27 ID:Bu2IP5opO
- シロ「見えるとか見えないとかさ――」
シロ「…わかんないよ。ちょっと考えたら、高そうな手が来るだけ」
咲「そ、そうですか…でも、それでも十分すごいですよ」
咲「優希ちゃんも、“不覚ながら手こずってしまったー!”って嘆いてましたし」
シロ「…あの子は、分かり易かったね」
シロ「ガチガチの速攻。…でも、息が長く続かないみたい」
咲(優希ちゃんの特徴、しっかり看破してる……)
咲(突然セオリー外の打ち方をするあたりは、部長みたいだし)
咲(やっぱりこの人…計り知れない――!)
- 61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 06:07:02.93 ID:Bu2IP5opO
- シロ「…咲は」
咲「はい?」
シロ「麻雀、好きなんだね」
咲「えっ…あ、はいっ!」
シロ「…なんと言うか…すごい、一生懸命って感じで」
シロ「良いと思う」
咲「麻雀は、楽しいです」
咲「高校に入って、教えてもらったんです。…友達に」
シロ「え、高校からでアレ……?」
咲「あ、ち、違くて///…友達に、楽しさを教えてもらったんです」
咲「麻雀自体は、家族とやっていました。みんな強くて…負けないように、練習して、腕を上げて」
シロ「……」
シロ(家族の話になった途端に、咲の雰囲気が変わった…何か、ダルそうな予感)
- 63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 06:13:56.03 ID:Bu2IP5opO
- 咲「強くなって、少しずつ勝てるようになってきて…でも、勝ったら勝った分、怒られちゃって」アハハ
シロ「…だるい家庭だったんだ」
咲「あ、あはは…」
咲「って、なんでこんな身の上話になっちゃったんでしょう、いけないいけない」
シロ「確かに…」
咲(…こんなこと、他校の人に気軽に話すことじゃないのに)
咲(自然に口から出てしまった……なんだろう、この人のこの安心感って言うか…)
シロ「……?」モグ
咲(そう。安心するんだ。一緒にいて)
シロ「どうしたの、ジッと見て…なんか、付いてるかな」
咲「いっ、いえいえ!そんな――――あ」
咲(ほっぺの下に、食べかす付いてる…)
- 64 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 06:19:57.01 ID:Bu2IP5opO
- 咲「失礼、します」カタン
シロ「?」
咲「……」(人差し指で食べかすを掬う)
シロ「っ」ドキッ
咲(……ど)
咲(どうしよう!?これ取ったのは良いけどどうしようこれ!?捨てたりしたら失礼だしもったいな…いやいや何を考えて)
シロ「……///」
咲(あっシロさんがちょっと赤くなってる可愛い恥ずかしかったのかな…じゃなくて!これ一体どうすれば)
咲(な…南無三!)
咲「ぱくっ」
シロ「……」ポカーン
咲「……」
咲「…………///」カアァ
シロ「…………///」
- 67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 06:24:03.15 ID:Bu2IP5opO
- シロ「…あ」
咲「ひゃ、ひゃいっ!?」ビクッ
シロ「……ありがと…///」
咲「……どう、いたしまし…て///」
咲「……///」チュルチュル
シロ「……///」ズズ
咲(ああ――ダメだ)
シロ(……やっぱり、これは)
シロ・咲((恋……しちゃったのかな))
- 70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 06:30:56.61 ID:Bu2IP5opO
- 咲「ご、ごちそうさまでしたっ」
シロ「……」(ゴミを片付ける)
シロ「あの、…そう言えば足りた?焼きそばだけで」
咲「え?あ、ああ、はい!大丈夫です!」
シロ「…やっぱり、片っぽ半分くらい――」
咲「ちゃ、ちゃんと貰いましたん…で……///」カアァ
シロ「……っ///」カアァ
シロ(…恋って、こんな下の腑辺りが苦しくなるもんなのか…)
シロ(だるい……けど)
咲「さ、さて、いきましょ……う!?」ビクッ
シロ「……はぐれないように、だから」ギュ
シロ(いやじゃ、ないな……)
- 72 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 06:37:24.54 ID:Bu2IP5opO
- 咲(し、シロさんの手がっ)ドキドキ
シロ(…咲の手、柔らかい)
咲(やっぱり、すごい安心する…あたたかい…)
シロ(勝手に握っちゃったけど…大丈夫だったかな…)ドキドキ
咲(こ、これは、これは何か言わないと間が持たないよぉ…)ドキドキ
シロ・咲「「あの」」
シロ・咲「「…どうぞ」」
シロ・咲「「……///」」カアァ
シロ(…何を、やってるんだか)
咲(うう…すごいベタなことになっちゃった)
- 75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 06:44:07.66 ID:Bu2IP5opO
- 咲「し、シロさん、から…どうぞ」ドキドキ
シロ「…う、うん」ドキドキ
シロ「…手」
咲「手?」
シロ「…勝手に繋いじゃったけどさ…大丈夫だった?」
咲「は、はい。ぜぜん、大丈夫、です」
シロ「……じゃあ…咲は…?」
咲「え?あ、いや、何てことないですから、あはは、あは、は」
シロ「…言って」ズイ
咲(うっ……そんなこと言われても、最初から言うことなかったよぉ…っ)
- 77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 06:50:13.41 ID:Bu2IP5opO
- シロ(…こんなの、いつもはだるいのに)
シロ(相手が咲だからかな?…つい、ムキになっちゃうな)
咲「あの……その……」アタフタ
咲「れ、連絡先っ」
シロ「!」
咲「お…教えて、下さっても、…大丈夫ですか?」
咲(あーもー何言ってるの私!?こんなタイミングで言うことじゃないしまず私携帯持ってないし――)グルグル
シロ「……後でで、良い?」
咲「ふぇっ?」
シロ「…そう言えば、カバンに携帯忘れてた」
- 79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 06:56:21.55 ID:Bu2IP5opO
- 一方、宮守控え室
塞「ダメだ、何回かけても出ない…」
胡桃「シロのカバンからブルブル言ってるけど……これ……」
エイ「シロ!イエデ!ヨニゲ!」
豊音「うわーんシロがいないよー!」
胡桃「どこほっつき歩いてんだか!」
エイ「グリーンマイル!ダイダッソウ!」
塞「あーもう!さっきから煩いなぁ!」
トシ(シロが居ないだけでこの騒ぎよう…やっぱりあの子はムードメーカーだねえ)
- 82 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 07:01:57.32 ID:Bu2IP5opO
- シロ「…それじゃ、まずこっちの控え室に行こうか」
咲「えっ、えっ、だ、大丈夫なんですか?」
シロ「……たぶん」
咲「たぶん!?」ガビーン
シロ「…だるいけど、そこまで悪いやつらじゃないとは思うから…」
咲(…シロさんは大丈夫でも…)
咲(私は、宮守にとって…憎い存在のはず)
咲(どんな顔、して行けば……)
シロ「…あ、でも口は悪い…かも」
咲「え、ええ!?」ガビーン
- 83 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 07:06:32.12 ID:Bu2IP5opO
- シロ「…ただいまー」ガチャ
塞「シロ!?」
胡桃「どこ行ってたの!」
エイ「シロ!シロ!モドッテキタ!」
豊音「うわーんシロが帰ってきたよー!」
咲「あ…あの…どうも……」オズオズ
塞(シロと……)
胡桃(手を繋いで……!?)
エイ(…ライバル!)
豊音「あ、宮永さんだー!」パアァ
- 84 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 07:10:40.19 ID:/WgMkIdFO
- やはり姉帯さんは大天使
- 85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 07:11:19.11 ID:Bu2IP5opO
- 塞「シロぉ……」
胡桃「これはどういうことか」
エイ「セツメイ!」
シロ「…ダルいなぁ」
豊音「わー宮永さんとまた会えたよー!」
咲「あ、ど、どうもですー……」
咲(うう……立ってると更に大きいよぉ……)
- 86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 07:15:13.41 ID:Bu2IP5opO
- シロ「…かくかくしかじか」
胡桃「わかるか!」クワッ
塞「なんで相手の大将と居たのかそこらへん詳しく!」
エイ「シロ!ウワキ、ダメ!」
咲(うう、思っては居たけど、やっぱりアウェイ感が半端無い…!)
豊音「また握手してもらっても良いかなー?」
咲「あ…は、はい」ギュ
豊音「わー!ちょー感激だよー!」キャッキャッ
咲(この人を除いて…)
- 90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 07:20:34.00 ID:Bu2IP5opO
- シロ「…とにかく、今はカバン取りに来ただけだから…」
塞「説明になってないから!」
胡桃「またどっか行くの!?」
エイ「シロ、ワタシモ、ジュウデン……」
豊音「あ、あの、抱っこしてみても良いですかー?」
咲(姉帯さんは悪気無さそうだけど、高身長からの威圧感がすごい!)
咲「だ、大丈夫です」
豊音「わーい♪」ダキッ
咲「わわ、わっ」
咲(そ、想像以上に高いーっ!)
- 93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 07:25:54.05 ID:Bu2IP5opO
- トシ「シロ。話してごらん」
シロ「……はぁ」
―――――――――――
シロ「――ってこと。…はぁ…長々とだる…」
胡桃「ちょい待ち!」
塞「なんで控え室送る所から連絡先交換まで飛んだ!?」
エイ「ラブストーリーハトツゼンニ……」
豊音「シロも宮永さんと仲良くなったんだー」グルグル
咲(お、下ろして――っ!)
トシ「成る程ねぇ」
- 96 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 07:32:00.95 ID:Bu2IP5opO
- トシ「じゃ、私も行こうかね」
シロ「……えぇー」
トシ「そんな露骨に嫌な顔しない。私は向こうの控え室、場所わかるんだから」
咲「ほ、ほんとですか!?」
トシ「ああ本当さ。シロ、カバン持ったらすぐ行くよ」
シロ「……」シブシブ
塞「シロ…わかってるよね」
胡桃「後でみっちり」
エイ「ジンモン!」
シロ「だるっ……」
トシ「豊音。放してあげなさい」
豊音「あ、はーい…宮永さん、また、会えるよね?」
咲「うんっ!機会があれば…また一緒に楽しもうね!」
- 99 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 07:38:53.74 ID:Bu2IP5opO
- シロ「…咲、ごめん…うるさい奴らで」
咲「いやいや、皆思ってたより良い人たちでしたし…」
シロ「…そう言ってもらえると…助かる」
トシ「で、連絡先は交換しなくて良いのかい」
シロ「……あ、そうだった」
咲「あ、あの、それについてなんですけどぉ……」モジモジ
咲「私、携帯……持ってませんでした」シュン
トシ「ほぉ、今時の子では珍しいね」
シロ「……そんな…咲…」
咲「ご、ごめんなさい!…その、大会終わったら、買ってもらおうと思うので」
咲「連絡先、メモしてもらえますか…?」
- 102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 07:45:41.11 ID:Bu2IP5opO
- 和「咲さん!?一体今までどこに……!!」
咲「あ、あはは……ごめんなさい」
京太郎「ようやくお姫様のお帰りか……心配かけさせやがってぇ」
優希「こんな事言ってて、会場内ずっと駆け回ってたんだじぇ。この犬っ」
京太郎「あ、優希!それ言うなよ!」
まこ「相変わらず騒がしいのぉ」ククッ
久「うちのを拾って下さり感謝してます。本当にご迷惑をお掛けして――」ペコリ
トシ「気にしなくても結構。良いもん見せてもらったしねえ」
シロ「……」ズキン
シロ(…咲…やっぱり、こっちのチームの皆に愛されてるのかぁ)
- 103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 07:49:56.57 ID:Bu2IP5opO
- 咲「あ、シロさん……今日は、本当にありがとうございました」ペッコリン
シロ「…いや、こっちも…ダルかったけど、楽しかったし」
咲「良かったぁ…」
シロ「……」
咲「……」
シロ「…大会」
咲「えっ」
シロ「私たちの分まで…頑張って」
咲「……はいっ!」
- 105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 07:58:23.12 ID:Bu2IP5opO
- ―――――――――――
…あれから、数ヶ月が過ぎて、今に至る。
……差出人が未登録のメールが来る度、胸が高鳴った。
ほぼ迷惑メールとかだったけど。
…咲からのメールは…まだ来ていない。
もし来たらこの思いの丈、ぶつけてみようと思う。
…と言うか…一方的に待つのがこんなにダルいなんて、思いもしなかった
~♪~♪
…っと、またメール…メルマガかな。迷惑メールかな。どちらにせよ…
「ダルいなぁ……」
subject:みやながです
from:miyanaga-saki-@~
カン - 106 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 08:00:22.81 ID:Bu2IP5opO
- ダルい
寝る
おやすみ - 107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 08:01:04.59 ID:t5vWROsO0
- うおおおおおおおおおお乙!
- 108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/10(水) 08:03:13.36 ID:dKviZqtBO
- 乙としかいいようがない
すばら!

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