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あかり「あかりのカニさんパンツどこにいっちゃったのかなぁ…」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 21:14:13.24 ID:o/7sgFJS0
あかね「…」ギクッ

あかり「泥棒さん入ってないかあかり心配だよぉ」オドオド

あかね「大丈夫よあかり、そのうち見つかるわ」ナデナデ

あかり「そうだといいんだけど…見付かったことがないんだよなぁ…」ショボーン




3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 21:19:57.19 ID:89VZrpd10
こうやって見てみると一番親しい人が犯人というミステリなんだな


4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 21:29:01.36 ID:vE68X/VF0
あかりは内心怖いだろうな、泥棒に入られてるかもと思ってるだろうな。


5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 21:32:48.41 ID:beJCPTUY0
あかりちゃんはピュアだから変態行為に使われてるなんて思いもしないだろうな


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 21:43:08.08 ID:89VZrpd10
結衣「部屋にカメラとか置いたらいいんじゃない?」

あかり「えぇ? 監視カメラってこと?」

結衣「いや、普通のカメラでも、例えばカバンの中に入れてチャックの隙間からちょうどタンスが見えるように置いておくとかさ」

あかり「なるほど! それなら出来そうだね!」

京子「プロのスカート内盗撮テクだな! さすが結衣!」

結衣「うるせぇ」

京子「あ、カメラなら去年福引で当てたのあるから貸したげるよ。あかりん家のは使いにくいっしょ」

あかり「使いにくい? なんで?」

京子「いやほら、やっぱ家のカメラ使うとなったらお姉さんに話いっちゃうだろうし…」

あかり「??? パンツ泥棒さんを捕まえるのにお姉ちゃんが関係あるの?」

京子「あっ、いやほら、心配かけないようにさ。あかりのパンツが盗まれてるとか知ったら不安になるだろうし…」

あかり「ああ、それならもうお姉ちゃんには相談してるんだよ。盗まれてるっていうよりたまになくなっちゃうって言い方だけど…」

     そういえば、あかりのお部屋から盗まれてるって事はお姉ちゃんの部屋も危ないんだよね。お姉ちゃんの部屋にもカメラを…」

京子(やっべぇ完全に薮蛇やっちまった)


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 21:43:58.69 ID:vE68X/VF0
はよ


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 21:48:28.34 ID:7AXhanKU0
結衣さんプロなんすか


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 21:49:20.29 ID:o/7sgFJS0
さすが結衣ちゃん…やはり天才か


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 21:57:47.17 ID:89VZrpd10
京子「とりあえず私がカメラを持ってくるまで話は延長ということになったが」

結衣「いや私はあかりのお姉さんがあかりのパンツを取ってるってことが未だに信じられないんだけど」

京子「こんなことで嘘ついたりしないって」

結衣「まあそりゃそうだろうけど…。しかしそうなるとちょっとまずいかもな…あかりは監視カメラ仕掛ける気になってるだろうし。そうなると犯人がついにバレる、と」

京子「パンツを盗んでいた犯人は実の姉だった……と。赤座家の姉妹関係どうなるんだろうな」

結衣「まあそりゃ、距離感とかが…いや、あかりなら犯人が姉でも態度変えたりはしないか? しかし、さすがにパンツは……うーん、わからない」

京子「あかりが今日お姉さんに話すかどうかよるけどなぁ。話したらどうなると思う?」

結衣「そりゃあ部屋にカメラがあると分かれば洗濯場でもなんでも、とにかくお姉さんなんだから取る機会はいつでもある。あかりのパンツはいつの間にかなくなる、っていう現状維持だよ」

京子「あかりがお姉さんにカメラの場所を話し続ける限りお姉さんの犯行は自由自在か」

結衣「完全犯罪だな」


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 22:03:47.76 ID:89VZrpd10
結衣「他人がちょっかい出すべきことじゃないかもしれないけど…。そうだな、カメラの設置には私達で同行して、ついでにお姉さんと話をする、とか?」

京子「あー、まあ私はそれでもいいと思うけどさ……話す役は結衣がやってくれるよね?」

結衣「おいこら」

京子「冗談だって…。私も微力ながらお力添えいたしますよっと」

結衣「はぁ。私だって不安だよ。話したこともあんまりない大学生のお姉さんに『あなたあかりのパンツ盗んでますね!?』なんて」

京子「ははは…。まあ頑張ろうぜ」

結衣「そうだな…」


23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 22:11:00.79 ID:89VZrpd10
ちなつ「えぇっ!? 下着泥棒!?」

あかり「うん」

ちなつ「ちょ、あかりちゃん…ちゃんと戸締りとか気をつけないと駄目だよ? 女の子なんだから」

あかり「あかりはちゃんとやってるつもりなんだけど…」

ちなつ「それって頻繁にあってるの?」

あかり「1、2ヶ月に3枚くらい、かなぁ。ちゃんと数を数え始めたのは最近だけど」

ちなつ「警察とかには言ってるの?」

あかり「ううん。あかりがなくしたり捨てただけかもしれないし。だから今度うちに結衣ちゃんたちが来て…」

ちなつ「ええっ!? 結衣先輩があかりちゃん家に!?」

あかり「うん。カメラとかをセットして監視しようと思って」

櫻子「二人ともさっきからカメラとか警察とか何の話してるの?」

ちなつ「あ、櫻子ちゃん」


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 22:17:36.52 ID:89VZrpd10
櫻子「パ、パンツ泥棒!?」ガタガタッ

あかり「わっ、びっくりした」

ちなつ「どうしてそんなオーバーリアクションを…」

櫻子「え、あ、いや……」アセアセ

向日葵「赤座さんもですの?」

櫻子「!!」

あかり「向日葵ちゃん。 『も』ってことは、向日葵ちゃんも?」

向日葵「ええ。といっても、櫻子のいたずらだったんですけど」

あかり「櫻子ちゃんが?」

ちなつ「……ああ、なるほど」


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 22:21:35.74 ID:89VZrpd10
向日葵「まったく、下着を盗むなんて悪戯にしてはやりすぎですわ」

櫻子「だ、だからそのことはちゃんと謝ったじゃん!」

向日葵「ひょっとして赤座さんのパンツも櫻子が悪戯で盗んだんじゃありませんの?」

櫻子「向日葵以外にはそんなことしないし!」

あかり「?」

ちなつ「…」(察し)

向日葵「ということは、私相手ならなんでもしてとでも思ってるのかしら?」

櫻子「だからそういうわけじゃ…も、もういいよ!!!」ダッ

ちなつ「あれま、行っちゃった」

あかり「櫻子ちゃん、真っ赤だったねぇ」

向日葵「どうしたのかしら。いつもは言い返してくるところですのに」


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 22:29:30.16 ID:89VZrpd10
ちなつ(……ふむふむ)

ちなつ(なるほど、身内の犯行。そういうのもあるわね)

ちなつ(だとすれば一番怪しいのは幼馴染であかりちゃんと親しい京子先輩、それに可能性としては結衣先輩も…いやいや結衣先輩はありえない!)

ちなつ(とすれば京子先輩で決まりね! カメラを仕掛けて位置をあらかじめ把握しておけば盗むのは容易いし)

ちなつ(名探偵チーナの推理が冴えるわ!)

あかり「ちなつちゃん、どうかしたの?」

ちなつ「カメラの設置って今日やるの?」

あかり「えっ? う、うん」

ちなつ「私も付いていっていいかな?」

あかり「もちろんいいけど」

ちなつ(京子先輩の凶行、私が暴いてみせる!)


36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 22:35:29.19 ID:89VZrpd10
京子「えっ? ちなつちゃんも来るの?」

ちなつ「私が行ったら駄目ですか?」

京子(ちなつちゃんのこと忘れてた)

ちなつ(この反応、やはり部外者が増えることを恐れて…)

京子「うーん」チラッ

結衣「いや、ちなつちゃん。今日はちょっと」

ちなつ「私もあかりちゃんのことが心配なんです! お願いします」

結衣「うーん…。そっか、あかりのことだもんな」

ちなつ(先輩たちのアイコンタクト…。まさか、共犯…? いやまさか、結衣先輩に限ってそんなこと…)

ちなつ(ひとつ余計にカメラを仕掛ける作戦、結衣先輩には話そうと思ってたけど…もし共犯だったら)ギュッ

京子「それじゃあ、あかりん家いこうぜ」


38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 22:43:15.94 ID:89VZrpd10
結衣「…」

京子「…」

ちなつ(いつもと口数の少ない二人。ちょっと余所見をするフリをしたらその瞬間にジェスチャーで会話してる。やっぱり…)

京子「…」クイクイッ(ちなつちゃんには話した方がいいかな?)

結衣「…」コクリ(そうだな、そうした方がいい)

京子「…」スッ(そうか。ちなつちゃんには話さないでいいのか)

結衣「…」パッ(今話さないのか。いつ話すんだ?)

京子「…」ヒョイヒョイ(ちなつちゃんとあかりをセットにしてその隙に話そう)

結衣「…」スッ(分かった、タイミングは京子に任せる)

京子「…」コクン(ちなつちゃんの扱いは結衣のほうがうまいからな。バレないように頼むぜ)

ちなつ(会話できてる…のかなぁ?)


41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 22:50:28.60 ID:89VZrpd10
結衣「ところであかり」

あかり「……えっ? あっ、何?」(良かった。このままずっと話しかけられないままかと思った)

結衣「カメラのこと、お姉さんには話したのか?」

あかり「うん。京子ちゃんからカメラを貸してもらうって昨日言ったよ」

結衣「そうか」

京子「あかりん家ってここだっけ?」

あかり「あ、そうだよぉ。お姉ちゃん、ただいまー」ガチャ

京子「…」ゴクリ

結衣「…何やってんだ、いくぞ」


43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 22:58:42.09 ID:89VZrpd10
 赤座家 居間

あかね「いらっしゃい。どうぞ座って」

 カタン

あかね「あなたたちが来たのは、昨日あかりが言ってた件かしら?」

京子「ええ。そうです。ちょうどうちにいらないカメラがあったもんで、ハハハ」

あかね「あらまあ、どうもありがとう」

京子「…」

あかね「ええと、私も一緒にいった方がいいのかしら…?」

結衣「まあ、あかりの部屋にカメラを設置するわけですから、お願いします」

あかね「そうよね。じゃあ行きましょう」


45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 23:07:12.21 ID:89VZrpd10
あかり「この辺かなぁ?」

結衣「うん、これでいいな。これでどこからどう入ってきてもタンスを開けるときにはカメラに映る」

あかね「…そうねぇ」

京子「あ、なんか意外とあっけない」

結衣「京子」

京子「あっと」

ちなつ「これからどうするんですか?」

京子「そうだなぁ、せっかくだしあかりの部屋で遊んでいかない? お邪魔していいですか、あかねさん」

あかね「ええ。もちろん。じゃあお茶でも出そうかしら?」

あかり「わぁい! じゃあ何して遊ぶー?」

京子「そうだなぁ…」


47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 23:14:46.82 ID:89VZrpd10
あかり「またあかりの負けだよぉ」

京子「あかりは弱いなぁ」ハハハ

ちなつ「なんか別のことしません? あかりちゃんが弱すぎてちょっと…」

あかり「んん!?」

結衣(……しかし)

京子(ちなつちゃんがきたのはいきなりだったからこれからどうすればいいか考えてなかった)

京子「それでも…それでも結衣ならなんとかしてくれる!」

結衣「いや、私も思いつかない」

あかり「何の話?」

結衣「あ、ババ抜き以外のゲームが思いつかないってこと」

あかり「じゃあもう一回! あかりリベンジだよぉ!」

 ガチャ

あかね「お茶が入りましたよ~」


48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 23:19:25.32 ID:89VZrpd10
ちなつ「ありがとうございます」

京子「どうもっす」

結衣「すみません」

あかり「お姉ちゃんありがとう」

あかね「ふふ、あんまり遅くならないようにね」

あかり「はぁい」

あかね「それと……。ひょっとして、私に対して話があるっていう人がいるんじゃないかしら?」

あかり「?」

結衣(これは…)

ちなつ(まさかあかりちゃんのお姉ちゃん、犯人の存在に気づいて?)

京子「あ、それひょっとしたら私かも」

あかり「京子ちゃん?」

あかね「そう。それじゃあちょっと二人で話すから、他のみんなはゆっくりしててね」ガチャ


あかり「どうしたんだろ?」


49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 23:21:47.86 ID:89VZrpd10
 スタスタスタ

あかね「……」

京子「あのぉ、話って…」

あかね「……」

京子「……」

 ピタッ

『おねえちゃんの部屋』

あかね「ここが私の部屋よ」

京子「…」

あかね「入っていいのよ?」

京子「え、いや…」

あかね「そう…知ってる、のね」

京子「あっ…」

 ガチャ


54 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 23:25:34.63 ID:89VZrpd10
京子「え…?」

京子(普通の、部屋?)

 ヒラヒラ

京子「…紙?」

あかね「このドアが誰かに開けられたらわかるようにいつもドアに挟んでるのよ」

あかね「あかりの入学式の日、これが落ちてたわ」

あかね「あかりが開けたのかと思って慌てちゃったけど、あかりは嘘がつけない子だもの。前と変わらない態度を取れるはずがないわ」

あかね「その朝来たっていう京子ちゃんか結衣ちゃん、どっちかだと思ってたけど…それとも両方かしら?」

京子「…開けたのは私ですけど、結衣にもそのことは話しました。あの、今日のカメラのことで」

あかね「……そう」


56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 23:31:33.43 ID:89VZrpd10
あかね「私のこと、気持ち悪いって思ってるかしら?」

京子「そんなこと……」

あかね「私って最低な姉だわ。私を信じてる妹を騙して、こっそり下着を盗んで、それを……」

京子「…」

あかね「こんなこと、するべきじゃなかった。あかりだって、自分の服がなくなって不安だったはずなのに」

京子「…」

あかね「部屋のことを知ってて今日来たってことは、私と直接話すつもりだったのよね?このことで」

京子「ええ」

あかね「ありがとう。私は今日からあかりのものを盗むことはやめるわ。それが正しい姉としてのあり方だもの」

京子「…お姉さん」

あかね「あなたにお姉さんと呼ばれる筋合いはないわよ?」

京子「あ、すみません」


57 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 23:35:38.99 ID:89VZrpd10
京子「部屋のものは……?」

あかね「処分したわ。全て」

京子「全てって…」

あかね「一度盗まれたものが帰ってきても気持ち悪いでしょう? 服ならもう一度新しいものを買ったほうがいいわ。あかりは成長期だもの」

京子「…そうですか」

あかね「カメラ、ごめんなさいね。いつか返すから」

京子「いえ、別に…」

あかね「……じゃあ、部屋に戻りましょうか?」

京子「……」


61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 23:47:05.92 ID:89VZrpd10
京子「あの」

あかね「……」

京子「私はやっぱり、あかりに伝えるべきだと思います」

あかね「…私が盗んでたって事を? ……出来ないわ、そんなこと」

あかね「卑怯よね。盗んだものを捨てて、罪を隠蔽して、それで償いもせずに終わらせようっていうんだから。それでも」

京子「いや、そっちじゃなくて。あ、いやそれもありますけど」

あかね「…?」

京子「あかりの事が好きなら、好きだって言った方がいいと思います」

あかね「…」

あかね「……言っちゃったら…もし言っちゃったら、もし言ってあかりから拒絶されたら、あかりの態度が変わったら、私……」

京子「……すみません、変な口出ししちゃって…」

あかね「ううん。京子ちゃんが言ってることが正論だもの」

あかね「私は最低の姉よ。罪から逃れてそのまま平然と元の生活に戻ろうとしてる。それでも」

あかね「――思いを伝えて関係が壊れることへの恐怖は京子ちゃんにだってわかるでしょう?」


62 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 23:50:37.52 ID:89VZrpd10
 ガチャ

京子「みんなただいまー」

あかり「あ、京子ちゃんお帰りー」

結衣「…どうだった?」

京子「まあ、大丈夫」

ちなつ「何の話だったんですか?」

京子「んんー。女と女の秘密かなー」

ちなつ「そうですか」

ちなつ(……自首した、のかな? 京子先輩、いつもどおり振舞ってるけど、震えてる)

京子「ババ抜きの次は大貧民でもやろうぜー!」

あかり「わぁい!」


63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 23:53:10.46 ID:89VZrpd10
あかり「今日はありがとう、みんな」

京子「はっはっは、困ったことがあったらまたこの京子ちゃんに相談しなさい」

結衣「まあたいしたことは出来なかったけどな」

ちなつ「泥棒はもう心配要らない感じですかね?京子先輩」

京子「え?私?」

あかり「それじゃあみんな、また明日ねー」

結衣「ああ、じゃあな」


65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 23:57:32.39 ID:89VZrpd10
京子「じゃあねーちなつちゃん」

結衣「また明日ー」

ちなつ「はーい」



京子「結衣はさぁ」

結衣「ん?」

京子「もし私が結衣の……いや、やっぱなんでもない」

結衣「なんだよ?」

京子「べっつに~。ねえあのさ、今日結衣ん家泊まっていっていい?」

結衣「またかよ…。まあいいけど」

京子「ラムレーズンある?」

結衣「心配すんな。買ってあるよ」

京子「マジで!ひゃっほー!」


66 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 00:01:14.40 ID:ta1Jn6zR0
京子「ねえ結衣!」

結衣「今度は何?」

京子「私達、ずっと友達だよね?」

結衣「さっきからなんだ?」

京子「だよね?」

結衣「まあ、引っ越したりはしない限りは…って」

京子「…」

結衣「どうしたんだよ、本当に」

京子「別に」

結衣「…ずっと友達だよ。それがどうかしたのか?」

京子「いや、聞いてみただけ!」

結衣「なんだそりゃ」

京子「いいじゃん、なんでも!」

結衣「……まあいいか」


68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 00:04:19.68 ID:ta1Jn6zR0
あかね「ねえ」

あかり「何?」

あかね「あかりは好きな子いるの?」

あかり「好きな子?」

あかね「ええ。お姉ちゃんちょっと気になって」

あかり「ええっと、結衣ちゃんと京子ちゃんでしょ?あと今日来たちなつちゃんに、クラスメイトの櫻子ちゃん、向日葵ちゃん…」

あかね「…ふふ」

あかり「どうしたの?」

あかね「あかりはお姉ちゃんのこと好き?」

あかり「うん!大好き!」

あかね「そう。私もあかりのことが大好きよ」

あかり「えへへ。それじゃあ、いただきまーす」

あかね「いただきます」

あかね(……これが一番、なんだわ)


69 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 00:05:31.74 ID:ta1Jn6zR0
終わり


70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 00:06:02.73 ID:ta1Jn6zR0
乗っ取りで書ききるのが辛かった(こなみかん)


71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 00:09:07.10 ID:9SqqEDbRO


73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 00:11:17.54 ID:fl+rCHBkO
ほんとうにここで終わっていいのかい


74 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 00:12:27.48 ID:X1V9Frr+0
切ないなぁ


75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 00:14:16.00 ID:KNru5I9j0
まぁ現実的にはこうなるはな


76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 00:14:43.14 ID:9cYxQzrY0
ビターだなあ乙





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