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竜華「もしもし弘世菫さん?」
- 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 20:21:13.34 ID:fD0cMosY0
- 菫「はい、私が弘世ですが」
- 2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 20:25:26.64 ID:fD0cMosY0
- 竜華「ちょっと聞きたいことがあるんやけど」
菫「はぁ、何でしょうか」
竜華「ストレートに訊くけど、松美宥ちゃん、好きやろ」
菫「えっ////」
竜華「やっぱりそうやったんか。見れば分かるで」
菫「いや、その……」
竜華「隠さんでええよ。うちも玄ちゃん好きやし」
- 6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 20:29:32.61 ID:fD0cMosY0
- 菫「えっ」
竜華「だから菫ちゃんと同じなんよ。あ、菫ちゃんでいい?」
菫「別に構いませんけど」
竜華「うちも竜華でええから」
菫「はぁ、わかりました」
竜華「それで菫ちゃん、玄ちゃん姉妹を攻略したいと思わん?」
菫「いや、その、今はちょっと……」
竜華「照ちゃんのこと?分かるで。うちも怜がおるからな」 - 7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 20:33:17.67 ID:fD0cMosY0
- 菫「なら一体どうして」
竜華「でも玄ちゃん可愛いやん?」
菫「はぁ」
竜華「菫ちゃんも宥ちゃん可愛いと思うやろ」
菫「それはもう……あっ」
竜華「やっぱり菫ちゃんもやん」
菫「それはそうですが……」
竜華「ええからええから。取り敢えず今度会ってから話そ」
菫「分かりました」 - 10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 20:37:30.18 ID:fD0cMosY0
- 竜華「それじゃ、来週の日曜日でええか?」
菫「それなら大丈夫です」
竜華「あ、敬語なんか使わなくてええよ。で、中野駅の??って喫茶店でよろしく」
菫「わかった。11時くらいでいいか?」
竜華「ええよ、それでよろしゅうな」
菫「ああ、よろしく」プツッ - 11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 20:40:50.99 ID:fD0cMosY0
- 照「菫、誰から?」
菫「いや、大した話じゃない」
淡「誰なのー?」
菫「大会の話だ。監督会議だけでなく、部長の会議もあるらしい」
淡「部長は大変だねー」
菫「あーまぁな」
照「でも日程指定してたよね」
菫「ああ、いや、それは……」
照「なんか妙に親密だったけど?」 - 13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 20:44:28.87 ID:fD0cMosY0
- 菫「忙しいからな、日程を選ばせてくれたんだ」
照「本当に?」
菫「私が照に嘘を吐くわけなんだろう?」
照「うん、信じてるから」
菫「急に済まないな」
照「いいよ、日曜の練習は誠子に任せるから」
菫「はは、相変わらず人が荒いな」
淡「テルー、私じゃダメなの?」
照「淡でもいいよ」
菫「そんなわけで来週の日曜はよろしく」
淡「任された!」
照「うん、わかった」 - 15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 20:49:52.32 ID:fD0cMosY0
- 怜「竜華、急に電話してどうしたん?」
竜華「白糸台の人とな、ミーティングするねん」
フナQ「白糸台って関東のライバルですやん」
怜「しかも、玄とか言っとったで」
竜華「それはな、うーんと……」
泉「もしかして情報収集ですか」
竜華「そう!それや!」
フナQ「なんや、思い出したみたいな言い方ですね」
怜「せや、なんか竜華おかしいで」 - 16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 20:53:52.17 ID:fD0cMosY0
- 竜華「そんな事あらへん。白糸台の部長さんやったから緊張しただけや!」
セーラ「せやろなー。白糸台相手は緊張するやろなぁ」
竜華「せやせや、うちも緊張するねん」
フナQ「緊張する部長なんて初めて見ましたわ」
怜「せやなぁ、竜華派緊張しぃやもんなぁ」
竜華「せやせや、緊張したで」
泉「それで阿知賀対策なんですか」
竜華「せや、玄ちゃんは手強いからな」
フナQ「部長は松実玄推しですなぁ」
怜「しばらくすれば飽きるで」
フナQ「そういうもんですか」
怜「せやせや」
セーラ「竜華はいつもそうやからなぁ」
竜華「ははは……」 - 17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 20:57:02.29 ID:fD0cMosY0
- --来週の日曜日--
カランカラン
店員「いらっしゃいませ、1名様ですか?」
菫「はい、あの、連れが着ていると思うんですが。清水谷と言うんですが」
店員「清水谷様ですか……」
竜華「菫ちゃーん、ここやでー」
菫「ああ、あれです、すみません」
店員「かしこまりました。どうぞごゆっくり」
菫「ありがとう」 - 18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 21:01:50.77 ID:fD0cMosY0
- 菫「こんにちは、弘世菫と申します」
竜華「よろしゅうな、うちは清水谷竜華や」
菫「ああ、よろしくな」
竜華「菫ちゃん何頼む?」
菫「私はコーヒーでいい」
竜華「店員さ~ん」
店員「はい、ご注文でしょうか」
竜華「コーヒー頼むで……あっホットでええ?」
菫「はい、ホットで。レギュラーでお願いします」
店員「かしこまりました。少々お待ち下さい」
竜華「お願いなー」 - 20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 21:08:06.22 ID:fD0cMosY0
- 菫「それで、今回はどのような要件で」
竜華「言ったやろ。玄ちゃん、そして宥ちゃんのことや」
菫「それは分かっているが……一体何をしたいんだ?」
竜華「電話でも言ったやん。松実姉妹を攻略したいんや」
菫「いや、でも……」
竜華「菫ちゃんの言いたいことは分かるで。浮気が気になるんやろ?」
菫「それはまぁ……」
店員「お待たせしました、ホットコーヒーでございます」
竜華「ありがとうな」
菫「ありがとう」 - 22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 21:15:36.01 ID:fD0cMosY0
- 竜華「でもな、色んな子と経験するのは照ちゃんを満足させるとは思わへん?」
菫「確かに……」サーッ
竜華「菫ちゃん、砂糖たっぷりやね。照ちゃんのためにもなる、菫ちゃんも宥ちゃんとしたい、何も問題無いやん」
菫「あっ、入れすぎた。照用だった。言いたいことは分かる。それでも……」
竜華「うちも怜に申し訳ないと思う。でもそれだけ玄ちゃんが魅力的なんや。菫さんもそうやろ?」
菫「それは……いや、私は照が一番だ」
竜華「でも、宥ちゃんのおもち触ってみたいと思わん?」
菫「それはそうだが……でも……」
竜華「照ちゃんも来にしてるんとちゃう?おもちのサイズ」
菫「……分かった。詳しい話を聞こう」 - 25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 21:23:23.12 ID:fD0cMosY0
- 竜華「菫ちゃんもやっと分かってくれたんやね。松実姉妹の中のよさは知ってるやろ?」
菫「ああ」
竜華「うちの見立てやと2人は絶対やってるねん」
菫「えっ」
竜華「せやから宥ちゃんは寒い寒い言ってるねん。玄ちゃんとしてる時だけ暖かいねん」
菫「はぁ(コイツ大丈夫か?)」
竜華「分かるやろ?だから玄ちゃんと宥ちゃんは一緒に落とさんといかんねん」
菫「よく分からないが、私は宥、君は玄を落とせばいいわけだな?」
竜華「せやせや、でも菫ちゃんって宥って呼んでるんやな。かわいいなぁ」
菫「ど、どうでもいいだろ!////」
竜華「恥ずかしがってる菫ちゃん可愛いー」
菫「からかうんじゃない!」 - 27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 21:33:51.29 ID:fD0cMosY0
- 竜華「まぁ落ち着きや。やることは菫ちゃんの言ってる通りや。玄ちゃんも宥ちゃんも一緒やったら連れだしやすいと思ってな」
菫「趣旨は分かった」
竜華「やから、ダブルデートしたいねん」
菫「確かにそれは悪くない選択肢だな」
竜華「菫ちゃんも乗ってきたな。それで呼び出す理由ある?」
菫「べ、別に乗り気とかではない。興味があっただけだ」 - 29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 21:43:02.21 ID:fD0cMosY0
- 竜華「それでどうする。何か呼び出す理由があるとええんやけど」
菫「普通に親睦会とかでいいんじゃないか?」
竜華「せやけど、うちら負けたんやけど」
菫「でもそっちは3人も個人戦に出るじゃないか」
竜華「そやけど……」
菫「大丈夫だ、松実玄は押しに弱い。宥は玄に言われればついてくる。何の問題もない」
竜華「そうかなぁ」
菫「あの姉妹なら片方を落とせばすぐだ」
竜華「菫ちゃんが言うならそうなんやろなぁ。にしても、菫ちゃんは宥ちゃんが大好きなんやね」 - 32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 21:48:10.59 ID:fD0cMosY0
- 菫「別にそんな事は……ない……はず」
竜華「迷っとるんやな」
菫「一番は照だから!照は天使だから!」
竜華「はいはい、分かったで。それでどこへ行こうか」
菫「何か案はないのか」
竜華「サンシャイン60に水族館が……」
菫「あそこは暖かくない」
竜華「新しい東京タ……」
菫「あそこも暖かくない」
竜華「うーんと……皇居?」
菫「そんな所に行ってどうする」 - 33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 21:54:17.19 ID:fD0cMosY0
- 竜華「流石東京もんは詳しいんやな」
菫「みんな照ると行ったからな。照は可愛いからなぁ」グヘヘ
竜華「(えっこわい)」
菫「そうだな、大江戸温泉物○辺りならいいんじゃないかな。照の肢体も興奮したし、個室は……」
竜華「えっ、ああ、せやろか」
菫「温泉なら宥でも大丈夫だろうし、悪くないと思う」
竜華「と、東京は東京民に任せるわ」
菫「ああ、あそこなら大丈夫だ」 - 34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 22:00:16.90 ID:fD0cMosY0
- 竜華「それじゃ予約とか任せてええ?」
菫「分かった。4人分でいいんだな」
竜華「それで2人はどうする?」
菫「私はほとんど話してもないが」
竜華「うちは打ってもないで。でも予約任せたし、うちが電話するわ」
菫「よろしく頼む」
竜華「せやったら今すぐ電話や」
菫「えっ」 - 37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 22:10:40.89 ID:fD0cMosY0
- 竜華「もしもし、玄ちゃん?」
玄『もしもし、竜華さんですか』
竜華「せやせや」
玄『どうしたんですか?』
竜華「あのな、この前のお礼をしたいと思ってな」
玄『お礼?』
竜華「せや、お世話になった人にはお礼をせんとな」
玄「そうですか?」
竜華「感謝してるんやで。玄ちゃんがおらんかったら時がどうなっていたかわからん」 - 38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 22:13:52.06 ID:fD0cMosY0
- 玄『でもまだ団体戦もありますし……』
竜華「そう、団体戦や!」
玄『?』
竜華「白糸台の弘世さんも呼ぼうと思ってるんや」
玄『えっ』
竜華「せやから団体戦の役に立つと思うんや」
玄『でも……』
竜華「玄ちゃんと宥ちゃんだけだったら連れ出せるやろ?」
玄『それはそうですけど』
竜華「せやったらええやん。部長でもあらへんし」 - 40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 22:17:31.52 ID:fD0cMosY0
- 玄『うーん……』
竜華「大江戸温泉○語やで。宥ちゃんも喜ぶで!」
玄『お姉ちゃんが喜ぶ!?ちょっと待って下さい、確認してみてみます』
--待ち受け音--
竜華「大丈夫っぽいで」
菫「本当か?」
竜華「多分大丈夫やで」 - 41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 22:21:42.11 ID:fD0cMosY0
- 玄『もしもし?』
竜華「はいはい、もしもし?」
玄『先生に聞いたらいいみたいです。いつにしましょうか』
竜華「えっと、いつなら大丈夫?」
玄『試合までは大丈夫だと思います』
竜華「せやったら……火曜日は?火曜日は菫ちゃんもいいよね?」
菫「ああ」コクコク
玄『それなら大丈夫です。あの、予約とかは?』
竜華「それなら大丈夫やで。こっちでやっとくから。玄ちゃんは宥ちゃんと2人で来ればええよ」
玄『はい、わかりました』
竜華『じゃ、よろしゅうなー」
玄「はい、よろしくお願いします」プツッ - 43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 22:29:10.50 ID:fD0cMosY0
- 菫「すごいな」
竜華「何が?」
菫「私は宥とまともに話せなかった……」
竜華「そんなん慣れよ」
菫「そうか。今度会う時は普通に話せるだろうか」
竜華「大丈夫やって」
菫「だといいんだが」
竜華「うちもいるからな」
菫「それなら安心だな」
竜華「やっと心開いてくれたん?」
菫「かもな」 - 46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 22:39:24.18 ID:fD0cMosY0
- 数日後
菫「ちょっと早く着すぎたかな」トコトコ
竜華「あー菫ちゃーん!」
菫「あっ」
竜華「誰もいなくて寂しかったよ」ベタベタ
菫「済まない。時間は後30分あるよな」ドキドキ
竜華「せやで。でも、1時間間違えてきてもうて」
菫「はは、抜けてるな、竜華は」 - 47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 22:44:37.61 ID:fD0cMosY0
- 竜華「もー、やめてーな」
菫「まぁまぁ」
竜華「にしても、菫ちゃんも速いなぁ。まだ30分もあるで」
菫「そうか?電車の都合だ」
竜華「ほんとかなぁ。東京やったらもっと好きにできるんとちゃう?」
菫「」
竜華「照ちゃんはいつもこの時間に来るんやろ?」
菫「それはない。照はいつも遅れる。だから私が迎えに行ってやるんだ」
竜華「ラブラブやね」
菫「////」 - 50 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 22:53:03.12 ID:fD0cMosY0
- 20分後
玄「すみません、遅れました」
竜華「ええよ、ええよ。まだ10分前やん」
宥「あっ」
菫「あっ////」
竜華「揃ってるみたいやし、行こかー」 - 53 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 22:58:11.83 ID:fD0cMosY0
- 菫「(竜華とやり取りしていたせいで妙に宥を意識してしまった)」
宥「(準決勝で会った人だよね。なんでここにいるんだろう)」
玄「なんで、ここなんですか」
竜華「菫ちゃんが宥ちゃんには暖かい所がいいっていうてな」
玄「そうなんですか」
宥「よかった~。ありがとう」
菫「いや、大した事はない」
竜華「ゆーわけで温泉にしたんや」 - 55 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 23:07:29.90 ID:fD0cMosY0
- 玄「あれ、怜さんはいないんですか」
竜華「ごめんな、怜はちょっと具合悪くなっとって」
宥「大丈夫?」
竜華「ああ、大丈夫やで。大したことあらへんから。でもお風呂はちょっときつかったから」
宥「よかったぁ」
菫「(宥ちゃんマジ天使)」
竜華「(菫ちゃんガン見やなぁ。この2人なら問題ないと思うけど)」
玄「チケットとかはどうします?」
竜華「それは菫ちゃんが全部やってくれたで」
菫「」
竜華「菫ちゃん!チケット!」
菫「あ、ああ、チケットか。ここに」 - 56 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 23:10:37.47 ID:fD0cMosY0
- 玄「あの、お金は」
菫「それは問題ない。貰い物だからな」
竜華「せやで。気にせんでええで」
玄「そうですか」
宥「……寒い」
竜華「宥ちゃん寒いん?さっさと行くで」
宥「はーい」 - 58 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 23:19:43.57 ID:fD0cMosY0
- 竜華「まずは大浴場やで」ヌギヌギ
玄「平日だから空いてますね」ヌギヌギ
竜華「せやなぁ(玄ちゃんのおっぱいは想像以上やな)」
宥「さむ~い」ヌギヌギ
菫「早く風呂に入ろう(なんだこの姉妹は!宮永姉妹とは大違いだ!!)」
竜華「宥ちゃんは脱ぐのに時間掛かりそうだし、はよ行こう」ギュッ
玄「あー、引っ張らないでくださーい」
菫「宥さんは急がなくてもいいから」
宥「ごめんなさい」 - 59 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 23:23:35.74 ID:fD0cMosY0
- 宥「終わりました。すみません」
菫「気にしなくていい。さぁ行こうか」
宥「はい」ガラガラ
宥「わー」
菫「これは広いな」
宥「暖かそぉ」
菫「(龍華達はいないな。気を利かせてくれたのか?)」 - 60 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 23:26:16.96 ID:fD0cMosY0
- 菫「まずは背中を流そう。そっちを向いてくれ」
宥「えっやってくれるんですか」
菫「あっ、いつもの癖で」
宥「そうなんですか。私もいつも玄ちゃんと一緒に入ってるんですよ」
菫「仲がいいんですね」 - 61 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 23:28:25.81 ID:fD0cMosY0
- 宥「はい」
菫「じゃあ妹さんには敵わないかもしれないけど」
宥「そ、そういう訳じゃ……」
菫「気にしないで」
宥「お願いします」
菫「あの、髪の毛からでいい?」
宥「はい、それでお願いします」 - 63 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 23:31:58.86 ID:fD0cMosY0
- 菫「綺麗な髪ですね」ワシャワシャ
宥「そうですか?」
菫「ええ、とても」
宥「菫さんもすごく上手です」
菫「ふふ、そう言ってもらえて嬉しいよ」
宥「慣れてるんですね」
菫「多少は」
宥「照さん?」
菫「ええ、まぁ(バレてるのか)」 - 65 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 23:37:44.26 ID:fD0cMosY0
- 菫「それじゃ流しますね」
宥「はーい」
菫「行きますね」シャー
宥「あったかーい」
菫「トリートメントはどうする?」
宥「うーん」
菫「何度も入るからいいような気がするが」
宥「うん、じゃいいよ」 - 67 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 23:43:08.66 ID:fD0cMosY0
- 菫「それじゃ背中を流すだけで」
宥「うん、前は自分でやるから」
菫「よし」ゴシゴシ
宥「ひゃんっ」
菫「ごめん」
宥「いいよ、ちょっとくすぐったかっただけだから」
菫「(首の付根が弱点か)」
宥「ごめんね、お願いしちゃって」
菫「いいよ、私が好きでやっているだけだから」 - 68 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/13(土) 23:51:29.65 ID:fD0cMosY0
- 宥「今度は私だね」
菫「頼む」
宥「菫ちゃん髪綺麗だねー」
菫「(菫"ちゃん"なった!)」
宥「玄ちゃんより細いね」
菫「そうかな?」
宥「うん、猫っ毛」
菫「(ネコ?)」 - 70 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 00:01:39.47 ID:XJt7Fm2v0
- 宥「流すねー」
菫「お願い」
宥「はーい」ジャー
宥「身体はどうしようか」
菫「それもお願いしようかな」
宥「うん」ゴシゴシ
菫「気持ちいいなぁ」
宥「玄ちゃんにも褒められるんだ」ウフフ
菫「これなら納得だよ」 - 71 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 00:03:39.37 ID:XJt7Fm2v0
- 菫「身体も洗ったし、そろそろ入ろうか」
宥「あっちょっと待って」
菫「あっ」
宥「勝手にアップにしちゃったけど……」
菫「ありがとう」
宥「そういう髪型も似合うよ」
菫「えっ////」
宥「女の子っぽくて可愛い」 - 73 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 00:06:17.94 ID:XJt7Fm2v0
- 宥「入ろっか」
菫「あっはい」
宥「あったかーい」ザブン
菫「ふぅ」
宥「」
菫「」
宥「しあわせー」
菫「気持ちいいな(宥ちゃん可愛い)」 - 75 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 00:09:45.40 ID:XJt7Fm2v0
- 宥「それで……今日はなんで私達を呼んだんですか」
菫「竜華に聞かなかったか?親睦会のようなものだ」
宥「まだ決勝があるのにですか」
菫「それは無関係だ」
宥「分かりました、信じます」
菫「ありがとう」
宥「でも、玄ちゃんに何かあったら許しません」ゴッ
菫「(姉妹はどこでも同じ……か)」 - 76 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 00:13:41.79 ID:XJt7Fm2v0
- 宥「それで、玄ちゃんたちはどこに?」
菫「さぁ?竜華がいるから大丈夫だろう」
宥「竜華さんってどういう人なんですか?」
菫「うーん、面白いやつ……かな?」
宥「どうやって知り合いに?」
菫「まぁうちみたいな高校だと知り合う機会が色々とあって」
宥「大変だー」
菫「まぁ仕方ないさ(話し方が変わった。警戒を解いてくれたのか?)」 - 77 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 00:17:35.33 ID:XJt7Fm2v0
- 菫「それにしても気持ちいな」
宥「お風呂は暖かくて幸せ」
菫「宥さんのところは温泉らしいけど」
宥「うん、だからよく入ってるの」
菫「それはそうでよさそうだな」
宥「菫ちゃんも来る?」
菫「えっ、いいのか」
宥「今日色々お願いしちゃったし、いいよ」
菫「また機会があったらお願いするよ(さて、いつ行こうか)」 - 79 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 00:21:37.92 ID:XJt7Fm2v0
- 1時間後
菫「(いつまで入っているつもりなんだ。もう1時間は経ったぞ)」
宥「♪~」
菫「そろそろ、他の風呂に行かないか」
宥「……えっ?」
菫「他の所に行かないか」
宥「ご、ごめんなさい。お風呂は長引いちゃって」
菫「謝らなくていいよ。次はどうしようか」 - 85 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 00:59:25.57 ID:XJt7Fm2v0
- 宥「サウナにしない」
菫「サウナ?」
宥「サウナも気持ちいよ」
菫「そうか」
宥「行こうか」バシャ
菫「ああ」
宥「玄ちゃんたちいないね」
菫「どこへ行ったんだろうな」 - 86 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 01:01:40.35 ID:XJt7Fm2v0
- 宥「ここだぁ」
菫「暑そうだな」
宥「止める?」
菫「いや、入ってみてからだな」
宥「無理しないでね」
菫「ああ」 - 87 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 01:04:59.83 ID:XJt7Fm2v0
- 菫「暑い……」
宥「あったかーい」
菫「よく平気だな」
宥「気持ちいいいから」
菫「サウははよく入るのか?」
宥「あんあまり」
菫「(それにしてもすごいおもちをお持ちだ。風呂から上げると余計目立つ)」ジーッ
宥「あんまりみないで。恥ずかしい」
菫「ああ、済まない」 - 88 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 01:08:06.99 ID:XJt7Fm2v0
- 宥「そんなに気になる?」
菫「いやまぁ、あんまり見ないサイズだから」
宥「えっ////」
菫「あっ////」
宥「恥ずかしい……」
菫「……」
宥「菫ちゃんだって大きいよ」フニッ
菫「ひっ!」
宥「ごめんなさい」
菫「謝らないで。びっくりしただけだから」 - 90 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 01:12:50.58 ID:XJt7Fm2v0
- 菫「妹さんとはよくこういうことをしたりとか……?」
宥「玄ちゃんは触ってくるばっかりだよ。竜華さん大丈夫かなぁ」
菫「まぁ大丈夫だろう」
宥「竜華さんんも大きいからなぁ」
菫「むしろ喜ぶよ」
宥「えっ」
菫「いや、えっと、肩が凝るって言ってたし」
宥「あーそうですか」 - 91 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 01:17:18.66 ID:XJt7Fm2v0
- 宥「菫ちゃんはいいの?」
菫「私はそんなに大きくないし……」
宥「そうじゃなくて。肩凝ってるよね?」
菫「多少は」
宥「やってあげるね。そっち向いて」
菫「でも他の人が来るかも」
宥「そっかぁ」
菫「実は個室付きのチケットなんだ」
宥「すごーい」
菫「そっちに行こうか」
宥「うん」 - 93 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 01:20:22.47 ID:XJt7Fm2v0
- 菫「(意外と上手く運べた。竜華の方は大丈夫だろうか)」
宥「竜華ちゃんたちもきっと楽しいよ」
菫「えっ」
宥「きっと竜華ちゃんたちのこと考えてるだろうって思って」
菫「よくわかったな」
宥「お姉ちゃんだから」
菫「(この洞察力。勝てなかったわけだ)」 - 95 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 01:24:53.95 ID:XJt7Fm2v0
- 玄「おもちおもちおもちー!」
竜華「そっそこは……もうだめや……」ガクッ
玄「いいおもちをお持ちですね」キリッ
竜華「玄ちゃん、恐ろしい子……」ハァハァ
玄「おもちマイスターの私にはこのくらいなんてことないのです」
竜華「よし、今度はうちの番やな」
玄「えっ」
竜華「気持よくしてやるで」 - 97 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 01:27:18.90 ID:XJt7Fm2v0
- 宥「気持ちいい?」
菫「ああ、疲れが抜けていくようだ」
宥「よかったぁ」
菫「やってもらってばかりで済まないな」
宥「好きでやってるから気にしないで」
菫「宥は優しいな」
宥「……そんなことないよ」
菫「優しい」
宥「ありがとう」 - 98 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 01:32:25.94 ID:XJt7Fm2v0
- 菫「今度は私がやるよ」
宥「いいの?」
菫「勿論」
宥「ありがと」
菫「宥は本当に肌が綺麗だな」
宥「そうかな?」
菫「私が知っている誰より綺麗だ」
宥「玄ちゃんのが綺麗だよ」
菫「それはきっと自分が見えてないだけだ。宥は宥ですごく素敵だよ」 - 102 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 01:35:38.73 ID:XJt7Fm2v0
- 菫「(ちょっとくさすぎたかな)」
宥「菫ちゃんに言ってもらえるとすごく嬉しい」
菫「それはよかった」
宥「でも照さんに言ってあげなくていいの?」
菫「それは、どういう……?」
宥「隠さなくていいよ。照さんと付き合ってるよね」
菫「!」
宥「そうだよね、やっぱり」 - 103 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 01:41:50.08 ID:XJt7Fm2v0
- 宥「ずっとなんでだろうって思ってたの。特別関係もない私達を呼ぶのはおかしいって」
菫「」
宥「でもね、分かったんだ。こうやって2人に別れることが目的だったんだよね」
菫「それは……たまたま……」
宥「いいの。きっと菫ちゃんはそこまでの力じゃなかったんでしょ。でも断りきれずに……」
菫「それは違う」
宥「?」
菫「もう一度会いたかったんだ。決勝で戦う前に。一度だけでいいから会いたかった。会って話をしたかった」 - 104 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 01:47:56.27 ID:XJt7Fm2v0
- 菫「竜華は魂胆があったのかもしれない。でも私はそれだけでよかった」
宥「そうなんだ」
菫「騙すようなことをしてすまない」
宥「いいよ」
菫「いや、気が済まない。やっぱり私は騙したんだ」
宥「もういいよ。私も訊き方よくなかったよね」
菫「でも……」
宥「気が済まないんだったら、今度渡しの旅館に来てね。それでいい?」
菫「ああ、ぜひ行くよ」 - 105 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 01:51:42.00 ID:XJt7Fm2v0
- 竜華「こういうのもええやろ?」グニグニ
玄「あっ、そんなとこ……」
竜華「やっぱり。玄ちゃんはこのへん弱いと思っとったん」
玄「な、なんでぇっ!」
竜華「ま、経験やな。ほら、こっちもどうや」
玄「ふぇっ、あんっ」
竜華「玄ちゃんはかわええなぁ」 - 107 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 01:57:14.47 ID:XJt7Fm2v0
- 菫「今日は色々と済まない」
宥「もうあやまらないでって」
菫「ごめん」
宥「また謝ってる」
菫「はは、そうだな」
宥「菫ちゃんって意外と抜けてるよね」
菫「そうかな?」
宥「でもそこがいいよ」
菫「えっ////」ドキッ - 108 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 02:02:02.67 ID:XJt7Fm2v0
- 宥「そろそろ寝ようか」
菫「そ、そうだな……」
宥「あったかいこと期待した?」
菫「そんなことは……」
宥「だめだよ。彼女がいるのに」
菫「……」
宥「でも彼女をもっとよくさせてあげたい?」
菫「!?」
宥「でもだめ。私は玄ちゃんとだけだから」
菫「!!」
宥「内緒だよ」
菫「」コクコク - 109 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 02:04:10.70 ID:XJt7Fm2v0
- 菫「お姉ちゃんってすごいんだな」
宥「そうなのかな?」
菫「ああ、すごい」
宥「あ、電気消すね」
菫「頼んだ」
宥「うん、おやすみ」カチッ
菫「おやすみ」 - 110 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 02:08:38.28 ID:XJt7Fm2v0
- 照「あれっ?何もせずに寝た?」
怜「せやな。ご愁傷様」
照「はぁ……」
怜「うちはめっちゃよかったで。やっぱ寝取られはたまらんなぁ」
照「……」
怜「それとあんたの期待しとった竜菫もなかったみたいやな」
照「いや、宥菫いい」
怜「えっ」
照「そっちみたいに猿みたいにやってるだけよりよかった」
怜「竜華をサル呼ばわりすんなや!」
照「パンツ脱いでそんな事言っても迫力ないな」
怜「あっ」 - 113 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 02:11:44.77 ID:XJt7Fm2v0
- 翌朝
菫「うわっ滅茶苦茶やつやしてる……!」
竜華「あー?わかるー?」
宥「玄ちゃんも」
玄「ありがとうございました、いいおもちでした」
菫「色々あったみたいだな」
宥「こわい」 - 114 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 02:17:29.72 ID:XJt7Fm2v0
- 竜華「そっちだってえらい仲良さそうやん」
菫「別に……な?」
宥「うん……」
玄「どういう……ことだ……」
竜華「なんや仲よぉなりすぎやろ」
菫「そうだな。確かに仲良くなった」
宥「うん」
菫「松実旅館に行く約束もしたしな」
宥「そうだったね」
竜華「あ、それうちもいくー」
玄「松実旅館は皆さん歓迎ですよ」 - 117 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 02:25:58.35 ID:XJt7Fm2v0
- 照「……ぉい、おい!大丈夫か?」
怜「はっ。あれ、私は……」
照「竜玄を見ながらしてイッて失神した」
怜「せ、せやったか。あっ、急ぐんや!竜華と玄ちゃんの愛液まみれのシーツをとりにいかんと」
照「自分でやれよ。私はカメラの回収で忙しいんだ」
怜「せやったら、竜華の部屋のカメラも頼むわ」
照「まずズボンを履け」
怜「ああ、時間があらへん」
照「まぁ頑張れ。ビデオはやっとくから」
怜「頼んだで。楽しみや」
照「本当はビデオなんてどうでもいいけど。それより今日の菫は別の女の匂いがするのか」グヘヘ
怜「なんか言ったか?」
照「なんでも」 - 118 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 02:29:25.12 ID:XJt7Fm2v0
- 数ヶ月後
菫「国内だと卒業旅行っぽくないな」
照「そうでもない」
菫「あれ?あれは……」
竜華「あー菫ちゃん久しぶりー」
菫「竜華たちも来ていたのか」
怜「近いからよく来てるんや」
照「寒い」
菫「そうだな、早く入ろう」
宥・玄「ようこそ、松実旅館へ!」 - 119 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 02:30:29.66 ID:XJt7Fm2v0
- カン!
- 120 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 02:30:56.26 ID:F6WOndnl0
- おつ
- 121 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 02:31:42.57 ID:Zu/omoII0
- 乙だし!
- 124 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 02:32:47.63 ID:ObFiZ+zc0
- 乙乙~
- 129 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/14(日) 03:17:13.10 ID:t2bEbNJgO
- おつ
すばら

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