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田中「……なんで居んの?」紗羽「ん?」
- 3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 19:19:10.43 ID:L8OAQsmr0
- 田中「ただいま」
田中「……あれ、姉貴いねーの? おーい」
田中(鍵開いてたんだけどな……)
トットッ……
紗羽「お。お邪魔してるよ」
田中「は?」
田中「……」
紗羽「……?」
田中「……なんで居んの?」
紗羽「ん?」
晴香「あぁ、たいくん。おかえり」
田中「あ、姉貴! 何で沖田がうちに居るんだよ!?」
晴香「ん。だって、うちの前で、倒れてたから」
田中「倒れてた!?」
紗羽「大げさですよ。ペダルふみそこなって、思いっきし足にぶつけちゃっただけ。
そこを、たまたま通りがかった晴香さんが見つけて、手当してくれたんだ」
- 4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 19:20:45.63 ID:L8OAQsmr0
- 田中「へえ……」
晴香「もう大丈夫そう?」
紗羽「はい。ちょっと痛みますけど、もう歩けます」
晴香「そっか。じゃあ、気をつけてね」
紗羽「はい、ありがとうございました。田中も、お邪魔したね」
田中「あ、ああ」
紗羽「では、失礼します。お邪魔しました」
ガチャ バタン
晴香「……そういえば、たいくん。さっき、呼んでなかった?」
田中「あ、そうだ。なんか雨降りそうでさ。洗濯物って、もう入れた?」
晴香「うん。もう入れてあ……」
ポッ ポッ
ザアアアアアアア
田中「お、降ってきた。すげー勢いだな」 - 6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 19:22:53.97 ID:L8OAQsmr0
- 晴香「良かったー。先に入れておいて」
田中「なら良かったよ」
ピンポーン
田中「ん? インターホン?」
晴香「誰だろ。私、出るね」
田中「ああ」
カチャッ
晴香「はい」
晴香「……え? あ、うん。鍵開いてるからどうぞ」
田中「?」
ガチャリ
紗羽「すみませーん。またお邪魔します……」
田中「え? 沖田?」 - 8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 19:25:09.95 ID:L8OAQsmr0
- 紗羽「自転車で走りだした途端に降ってきてさー。もービショビショだよ」
晴香「いきなりだったもんね。制服乾くまで、うちに居る?」
紗羽「え、良いんですか?」
晴香「良いでしょ、たいくん」
田中「別に……良いけど」
晴香「こんな寒い時期にびしょ濡れじゃ風邪ひいちゃうでしょう?
シャワー浴びていってもいいよ」
紗羽「ええ!? そこまでしなくても大丈夫ですから! タオルだけで!」
晴香「ダメよー? 女の子は冷えが天敵なんだから」
紗羽「んー…………。じゃあ、お言葉に甘えてもいいですか?」
晴香「うん。じゃあ準備するから。先にお風呂場行ってて」
紗羽「ありがとうございます」
田中「……じゃ、俺部屋に戻ってっから」
晴香「うん」 - 9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 19:27:27.95 ID:L8OAQsmr0
- カチャッ。パタン
田中(……あー、ビックリした) シュルシュル
田中(沖田が居るのにも驚いたのに、また来るなんて……)
田中(……しかも……うちの風呂入るとか……) カチャカチャ
田中(って、何考えてんだ俺!)
カチャッ
晴香「たいくん」
田中「姉貴、俺今着替えてんだけど」
晴香「うん。Tシャツ一枚貸してくれない?」
田中「Tシャツ? 何で?」
晴香「あの子、結構大きいでしょ。私のじゃ入らなくて」
田中「え、でも姉貴も沖田も、あんまり身長変わらなくね?」
晴香「女の子には事情があるの」 - 10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 19:29:32.41 ID:L8OAQsmr0
- 田中「? よくわかんねーけど……」
ゴソゴソ
田中「はい」
晴香「ありがと。あと、この部屋寒いから、エアコンつけておいた方が良いよ」
バタン
田中「?」
田中(俺の部屋、そんな寒いかな)
田中(ま、俺も自転車乗って帰るといっつも汗かくし)
田中(姉貴なりに気ぃ使ってくれてんのかな)
ピッ ゴオォオオ……
田中(……エアコンの暖房ってあんま好きじゃねーんだよな)
田中(ヒーターとかのが、よく温まる気がするんだけど……)
田中(ま、灯油買うのも面倒だし我慢するか)
ぬぎぬぎ
きるきる - 12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 19:32:27.86 ID:L8OAQsmr0
- 田中(……さって、何しよっかな)
田中(白祭も近いし……家じゃ腹筋ぐれーかな、やっぱ)
田中「……よし。いちっ、にぃっ、さんっ」 グイッ グイッ グイッ
田中(……あ、そういえば英語の宿題あったな。後でやるか) グイッ グイッ
田中(…………) グイッ グイッ グイッ
田中(あれ、今何回目だっけ……) グイッ グイッ コンコン
田中(まーいっか。とりあえずやれるだけ、っと) グイッ グイッ コンコン
カチャッ
紗羽「お邪魔するよー?」
田中「!?」 ズルッ
ゴンッ!
田中「痛っ!」 - 13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 19:35:16.50 ID:L8OAQsmr0
- 紗羽「あーあ、急に力抜くから……」
田中「いってぇ……」
紗羽「たんこぶになってない?」
田中「いや、そこまでは……」
紗羽「なら良いけど」
田中「……つか、何だよいきなり?」
紗羽「ノックしたよ? 何回か」
田中「マジ?」
紗羽「うん。でも気づかないから、開けちゃった」
田中「そっか。悪いな」
紗羽「ううん」
田中「……で、何で俺の部屋に?」
紗羽「湯冷めしないように、って晴香さんが。暖房効いてるから、ってさ」 - 15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 19:38:18.56 ID:L8OAQsmr0
- 田中(だからか……姉貴め)
紗羽「ごめんね、なんか」
田中「……何が」
紗羽「押しかけちゃったみたいで」
田中「……別に、俺と姉貴しか住んでねーし」
紗羽「ご両親は?」
田中「二人とも転勤族だから、俺たちはこっちなんだ」
紗羽「へー。大変じゃない?」
田中「大変じゃないことはないけど……。
いずれは一人暮らしするだろうし、必要なことだと思ってやってる」
紗羽「ふーん……。意外。」
田中「意外?」
紗羽「結構、しっかりしてるんだね、田中」
田中「……うっせーよ」 - 17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 19:41:17.78 ID:L8OAQsmr0
- 紗羽「照れてる?」
田中「照れてねーし」
紗羽「ま、いいけど」
田中「……」
紗羽「……」
田中(沖田が……俺のTシャツ着てる……)
紗羽「……? あ、Tシャツありがとね。これ田中のなんでしょ?」
田中「あ、ああ」
紗羽「どーりで、晴香さんのにしては大きいと思ったんだよね」
田中「……俺より姉貴のがデケーぞ」
紗羽「でもほら、肩幅とかは全然違うでしょ?」 フリフリ
田中「! ま、まあ。そりゃな」(ゆ、揺れ……) - 18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 19:44:22.98 ID:L8OAQsmr0
- 紗羽「やっぱ男の子とは違うもんだね」
田中「そうだな……」
紗羽「……雨、止まないね」
田中「通り雨だろうから、しばらくすりゃ止むだろ」
紗羽「白祭もうすぐなのに、困ったもんだ」
田中「体育館だし、大丈夫だろ」
紗羽「それもそうだね」
田中「……」
紗羽「あ、筋トレ続けたかったらどーぞ」
田中「……いや、もういい」
紗羽「そ。いつもどれぐらいやってるの?」
田中「んー、気分によるから、あんまり決めてねーな」 - 20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 19:46:53.81 ID:L8OAQsmr0
- 紗羽「そうなんだ」
田中「ああ」
紗羽「……ねえ、たいくん」
田中「はぁっ!?」
紗羽「田中、お姉さんにそんな呼ばれ方してるんだね」 クスクス
田中「ぐ……」
紗羽「なんか可愛いよね、たいくんって呼び方」
田中「家の外では呼ぶなっつってんのに……」
紗羽「これから、わたしもそう呼んであげよっか?」
田中「ふ、ふざけんな! ぜってーやめろ!」
紗羽「ふふ。冗談だよ、冗談」
田中「……ったく……」 - 21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 19:49:51.85 ID:L8OAQsmr0
- 紗羽「……わたしさ」
田中「ん?」
紗羽「男の子の部屋に入ったの初めてなんだけど」
田中「え? あ、ああ。そうなのか」
紗羽「みんなこんな感じなの?」
田中「……まあ、こんなもんだろうな」
紗羽「あ、ゴメン違った。一回ウィーンの部屋に入ったことあったような……」
田中「そういえば。」
紗羽「けど、何かあの時と違うんだよねぇ」
田中「何が?」
紗羽「……ああ。二人っきりだからか」
田中「!」 - 23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 19:52:28.23 ID:L8OAQsmr0
- 紗羽「だから、勘違いしちゃったのかも」
田中「……」
紗羽「ま、でもウィーンと同じくらいわかりやすいよね」
田中「?」
紗羽「好きなものが、一瞬でわかる部屋」
田中「自分の部屋なんて、そんなもんじゃね。お前んちはどうなんだよ」
紗羽「んー。小さい馬のぬいぐるみとかはあるけど、ここまでは」
田中「なんだよ、ここまでって」
紗羽「だって、壁にこんな大きなバドミントンのポスターって!」
田中「別にいいだろ、好きなんだから」
紗羽「ダメとは言ってないでしょ」
田中「む……」 - 24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 19:55:40.03 ID:L8OAQsmr0
- 紗羽「良いと思うよ、わかりやすいのも」
田中「……」
紗羽「にしても」
田中「ん?」
紗羽「テレビとかも、ないんだね」
田中「もともと、あんまり見ないからな」
紗羽「見てもバドミントンの試合ぐらい?」
田中「よくわかるな」
紗羽「そりゃあね」
田中「ゲームとかもあんまりやんねーし」
紗羽「そういえば、ないね」
田中「嫌いってわけじゃねーんだけどな」
紗羽「もしかして、一緒にやる友達が居ないの?」 プクク
田中「なっ!?」 - 25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 19:58:43.26 ID:L8OAQsmr0
- 紗羽「何だかんだいって、ウィーンとばっかり一緒に居るイメージだけど」
田中「ちゃんと他にも居るっての。ただ、家に呼んだりしねーだけで」
紗羽「ふーん……ほんとに?」
田中「ホントだよ
……お前だって、宮本や坂井といっつも居る感じするぞ」
紗羽「そう? まあ今は白祭で色々話すこともあるからね」
田中「……白祭、上手くいくといいな」
紗羽「いくといいな、じゃなくて、いかせるんでしょ」
田中「そうだったな」
紗羽「今は普通にみんなで練習できてるけど、色々あったんだよ」
田中「色々?」
紗羽「例えば、和奏とね。喫茶店でケーキ三つも奢ったり」
田中「三つて……」 - 26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 20:01:38.24 ID:L8OAQsmr0
- 紗羽「あ、その時がちょうど、田中とバドミントンで勝負する時だったかな」
田中「俺の今後がケーキに左右されてたのかよ……」
紗羽「良いじゃん。結果的にはなんとかなったんだし」
田中「まーな。宮本には感謝してるよ」
紗羽「うん」
田中「……女子って、よく喫茶店で話すのか?」
紗羽「ん? 気になるの?」
田中「いや、別に……。」
紗羽「心配しなくても、悪口言うために集まったりとかはしてないよ」
田中「何も言ってないだろ」
紗羽「そう思ってそうだったから」 - 28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 20:04:26.47 ID:L8OAQsmr0
- 田中「……」
紗羽「え、本当に思ってたの?」
田中「思ってねーよ。あんま行ったことないから、何してんのか気になっただけだ。
っと。悪いけど、ちょっとトイレ」
紗羽「あ、うん」
カチャ バタン
――――。
バシャー……ゴポポポポ
ガチャ
田中(はー。自分ちなのに、なんか落ち着かねー) - 31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 20:06:36.46 ID:L8OAQsmr0
- トントントン……
カチャ
紗羽「あ、おかえりー」
田中(ッ!)
田中(……俺の部屋に、沖田が居るんだよな。今)
田中(いつも見慣れてる俺の部屋に……なんだよ、これ……!)
田中(不思議っつーか……なんつーか……うわー!)
紗羽「どしたの?」
田中「な、なんでもない」
紗羽「? あ、それよりさ」
田中「なんだ?」
紗羽「あれ、ノートパソコン?」
田中「ああ。偶に使うからな」 - 33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 20:09:25.08 ID:L8OAQsmr0
- 紗羽「ふーん。あ、ちょっと見たいものあるから、使っても良い?」
田中「別に良いけど……何見るんだ?」 パカッ カチッ
紗羽「この前の天皇賞。最近忙しくて、見逃しちゃったんだよね」 ウィイイイイン
田中「天皇賞って……馬か。お前、ホント好きだな」
紗羽「良いでしょ。……あ、パスワードかかってる」
田中「そうだった。悪い悪い」
田中(えっと……ピー、エー、シー、エス、だっけ)カタカタ
紗羽「意外と打つの早いんだね」
田中「意外ってなんだよ」
紗羽「田中、こういうの弱いイメージがあるもん」
田中「今どき、パソコン使えねーヤツいないだろ」
紗羽「ウィーンとか苦手そうだよね」
田中「あー……」 - 34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 20:12:47.19 ID:L8OAQsmr0
- 紗羽「まだ?」
田中「少し古いから、立ち上がりおせーんだよ」
紗羽「そっか」
田中(……うわっ……なんかすっげーいい匂いする)
田中(うちの風呂使ったのに、どうしてこうも姉貴とは違う匂いがするんだ?)
田中(しかも、なんで真横にピッタリで画面覗くんだ……近ぇよ……)
紗羽「……ねー、田中」
田中「な、なんだよ」
紗羽「この『gazou』ってフォルダなに?」
田中「!!」
紗羽「あ、動揺した」
田中「し、してねーよ」 - 35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 20:15:41.65 ID:L8OAQsmr0
- 紗羽「声上ずりすぎ」
田中(それは……そこには、この前撮ったお前の写真が入ってるんだよ!
PCにバックアップ取ってたの忘れてた……)
田中(バレたらマズイ。本当にそれしか入ってないから、言い訳もできねえ)
紗羽「……気になるなー」
田中「き、気にするな」
紗羽「それは無理!」
田中「いや、これはホントだめなんだって!」
紗羽「だからそれが気になるんだってー」 グイー
田中「ちょっ、沖田やめろ! あぶねーって!」
紗羽「えー?」
田中(というか、そんな薄着で手を伸ばしてきたら……胸元……見、みえ……) - 37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 20:18:22.09 ID:L8OAQsmr0
- ズルッ
紗羽「へ?」
田中「うおっ!?」(ベッドのシーツがずれやがっ……)
ボフーーン!!
田中「……あぶねー、パソコン落とすとこだったぜ……」
田中「悪い、沖田。だいじょ……」
紗羽「うん……大丈夫だよ」
田中(……あ)
田中(やべぇ。完全に押し倒した形になっちまってる……) - 38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 20:21:23.72 ID:L8OAQsmr0
- 紗羽「……」
田中(ってか、なんで沖田も何も言わねーの!? なんでじっと見てるだけなんだよ!?)
紗羽「……田中?」
田中「……ん?」
田中(なんか気配が……) チラッ
晴香「……」ジーッ - 39 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 20:23:35.69 ID:L8OAQsmr0
- 田中「……あ、姉……き」(ドアの隙間から覗いてやがったのかぁあああ!!)
晴香「……あ、たいくん。お姉ちゃん、お買いもの行ってくるから」
晴香「それじゃね。しばらくは帰ってこないから」 パタン
田中「……」 アングリ
紗羽「あの、暑いんだけど」
田中「あ、ああ! わ、悪い! その……」 バッ
紗羽「パソコン、大丈夫だった?」
田中「お、おう。大丈夫だ。全然、問題なし」
紗羽「……あ、雨止んでるね」
田中「そういえば……」
紗羽「……制服もそろそろ乾いたかな?」
田中「乾燥機使ってるし、もう良いんじゃねーか」
紗羽「そっか。じゃあ、そろそろ帰ろうかな」
田中「……ああ」 - 41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 20:26:10.73 ID:L8OAQsmr0
- ――――外へ。
紗羽「Tシャツ、洗って返すから」
田中「いつでもいいぞ」
紗羽「うん。わかった」
田中「……」
紗羽「……」
田中「んじゃな」
紗羽「……ねー、田中」
田中「ん?」
紗羽「これから喫茶店行かない?」 - 43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 20:29:20.27 ID:L8OAQsmr0
- 田中「は?」
紗羽「あんまり行ったことないんでしょ?」
田中「そりゃ、そうだけど……」
紗羽「連れてってあげる。今日のお礼も兼ねてね。自転車なら、すぐだし」
田中「……」
紗羽「どう?」
田中「……別に、奢らなくていいからな」
紗羽「まだ奢るとは言ってないけど」
田中「そーかよ」
紗羽「奢って欲しいの?」
田中「良いって。そういうのは、男がやるもんだろ」
紗羽「おっとこらしー♪」
田中「別に、普通だろ!」 - 44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 20:30:44.77 ID:L8OAQsmr0
- 紗羽「ふふ。じゃ、行こっか、たいくん」
田中「おい!」
紗羽「あはは。早くしないと置いてくよ! たいくん♪」
田中「……ったく」
おしまい - 48 : 忍法帖【Lv=9,xxxP】(1+0:15) 2012/10/17(水) 20:34:02.27 ID:zQei63gB0
- 乙
面白かった
- 49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 20:34:15.04 ID:JkPLxqq90
- 青春って良いなー
- 52 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/17(水) 20:36:26.77 ID:vg82kBdS0
- 乙
素晴らしかった

TARI TARI 沖田紗羽クリーナークロス

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