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西垣「すがすがしい朝だな……」りせ「……」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 02:07:47.36 ID:q+fABhHc0
~朝・西垣先生宅~

チュンチュン……

西垣「ん~……」ノビー

西垣「綺麗な朝日だ」

西垣「すがすがしい朝だな……」フー

西垣「ん? 何で私は全裸なんだ? 昨日そんなに暑かったか……」チラッ

りせ「ZZZ……」ゼンラ

西垣「」ポカーン




2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 02:10:12.62 ID:q+fABhHc0
~洗面台~

西垣「ははは……これは夢だ。すばらしい……いや、悪い夢を見てるんだ」ガタガタ

西垣「さ、顔を洗って頭をスッキリさせよう」ザバザバザバザバザバザバ

西垣「よしスッキリ。では私しかいないはずのベッドで二度寝としゃれこもうか」

りせ「……」

西垣「……『今日は平日だから、二度寝は危険』と聞こえた気がしたが気のせいだろうか」

りせ「……」

西垣「『気のせいじゃない』だと?」クルリ

りせ「……」チョコン

西垣「……お、おう、おはよう松本」


5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 02:12:02.34 ID:q+fABhHc0
りせ「……」

西垣「そうだな。早く学校に行かないとな。悪いが先に行っててくれ。朝メシは台所にパンとかあると思うからまあ適当に食べてくれ」

りせ「……」コクン

りせ「……」タタタ

西垣「……」

西垣「これは現実なのか……?」


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 02:14:59.02 ID:q+fABhHc0
~学校~

西垣「はぁ……」ドヨーン

千歳「なんか今日の先生、元気無いなぁ」

綾乃「そうね。いつもうるさいくらいテンション高いのに……」

向日葵「何かあったんでしょうか?」

櫻子「もしかして、失恋とか!?」

西垣「大室、少し黙れ……」ギロ

全員「ひぃっ!?」ビクーン


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 02:16:02.88 ID:q+fABhHc0
西垣「ああ……」ドヨヨーン

綾乃「……あの、先生」

西垣「何だ……?」

綾乃「何かあったんですか? そんなに落ち込んで」

千歳「そうやで。いつもの先生らしくないわ」

向日葵「よろしければ、是非相談に乗らせて頂きますわ」

櫻子「ど、どんとこい!」

西垣「お前達……!」キラキラ


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 02:17:03.29 ID:q+fABhHc0
西垣「……誰にも言わないと約束できるか?」

綾乃「は、はい……!」

西垣「実は……松本と越えてはいけない一線を越えたかもしれない」

全員「?!!」

西垣「朝起きたらだな……その、松本が隣に寝てたんだ。全裸で。もちろん私の家だ」

西垣「そして私も全裸だった」

綾乃「……そ、それってつまり、その……///」アワアワ

千歳「いやーん先生……ウチを殺す気なん……///」ダバー

向日葵「そんな大胆なことを……///!?」

櫻子「怪しいとは思ってましたが、とうとうそこまで行くとは!」


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 02:18:26.42 ID:q+fABhHc0
西垣「もはや責任を取って、松本を嫁にするしか……」

綾乃「いやいやおかしいですよ! だいたい会長は何て言ってるんですか!?」

西垣「あまりにショックで先に帰してしまったから、聞きそびれてしまった……」

向日葵「まず、どういった経緯からそうなってしまったんですか?」

西垣「そ、そうだ! それを思い出そう!!」


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 02:19:17.88 ID:q+fABhHc0
西垣「えーと、確か昨日は生徒会が終わった後、松本を呼び出して実験をしようとしたんだ」

綾乃「つかぬ事を伺いますが、どんな実験をしてたんですか?」

西垣「えーと……たしかあのヘリウムガスとは比べ物にならないぐらい声が高くなるガスを改良中に『自分の本心を自白するガス』が出来たから、松本で試してみようと」

櫻子「何ですかその面白そうな薬!?」

西垣「で……たしか松本が嫌がったから、なら私が吸ってみようと言って、吸って……それから……」

りせ「……」ガラ

5人「!!?」


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 02:20:32.26 ID:q+fABhHc0
西垣「……やぁ松本」

りせ「……」

西垣「……松本、この際ハッキリさせよう」ガシッ

りせ「……?」

綾乃「!?」

向日葵「せ、先生……!」

西垣「わ、私はだな! その、お前にだ!! や、や、やましい事をしてしまった……のだろうか!?」クワッ

綾乃(言った……! 言っちゃった……)

千歳(キマスカナー……?)

向日葵(ど、どうなるんですのこれ……)

櫻子(先生すごい必死だなー……)


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 02:22:42.76 ID:q+fABhHc0
りせ「……?」キョトン

西垣「ま、松本……?」

りせ「……」

西垣「……へ? 本当かそれ?」

りせ「……」

西垣「そ、そうだったのか」

りせ「……」


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 02:23:48.83 ID:q+fABhHc0
西垣「なーんだ!! 私の勘違いだったか! いやー参ったなコレは! はっはっはっはっは!!」

綾乃「あの、先生? 結局どうだったんですか?」

西垣「昨日のガスを吸った後に、私はすっかりへべれけ状態だったらしい。効き目が強すぎたようだな。だから記憶にも残っていない」

西垣「それで松本が、私の家まで送ってくれたんだ。その時の私は松本に『夜も遅いから泊まっていけ』と言ったらしい」

綾乃「は、裸だったのはどういうワケで……!?」

西垣「私が帰ったのと同時にすごい量のゲ○を思いっきり吐いたらしい。おそらくガスの副作用だろうな」

向日葵「……という事は、服が汚れたから脱いで……」

西垣「その通り!! 下着まで染み込んでそれはそれは悲惨な状況だったらしい」


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 02:24:50.52 ID:q+fABhHc0
西垣「松本が洗濯と後始末をしてくれて、そのまま床に着いたと」

綾乃「で、一緒に寝て朝起きたら例の事態になってたっていう事ですね……」

向日葵「先生の勘違いだったんですね……」

千歳(コナタッカー……)

西垣「ま、これにて一件落着だな! なぁ松本!」ハハハ

りせ「……」


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 02:25:58.91 ID:q+fABhHc0
~放課後~

西垣「今日は昨日の反省を踏まえて、少し効き目を抑えた。さぁ松本、吸ってみてくれ」

りせ「そんなの吸っても大丈夫?」

西垣「なんだ、私が信用できないか」

りせ「できない」

西垣「ぬう……ならばまた私が吸ってみよう。松本が言ってた、昨日のようなへべれけ状態にはならんだろうがな」スー

りせ「……」

西垣「松本、好きだぞ。え?」

りせ「……///」


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 02:27:16.35 ID:q+fABhHc0
西垣「ちょっと待て、なんだおい松本ってばそんなに顔赤くするな可愛すぎるじゃないかああもうなんだこれ!!///」ジタバタ

りせ「……ちょっと面白い」

西垣「だから松本これはだな松本の髪の毛触りたいあのさらさらな髪を切るときが一番の幸せであああああ!!///」ドタバタ

りせ「私も」スー

西垣「っておい? 松本!?」

りせ「……私も好き///」

西垣「なっ……嬉しいこと言ってくれるじゃないかこの! 松本は永遠に私の嫁だうわああああああああ!!///」ガンガン

りせ「昨日の事、正直に話す。あの時は生徒会のみんながいたから」

西垣「……は?」


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 02:27:58.22 ID:q+fABhHc0
~昨日~

西垣「どうやら『自分の本心を自白するガス』が上手い事出来たようだ。さぁ松本、グっといってくれ」

りせ「でも……」

西垣「心配するな。驚いたことに爆発はしない」

りせ「そうじゃなくて……まず自分が吸ってみて」

西垣「ほう。怖いか?」ニヤリ

りせ「む」

西垣「いいだろう。たまには私がやってみるのも面白いな……」スー


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 02:28:39.34 ID:q+fABhHc0
りせ「どう?」

西垣「……///」ボー

りせ「奈々さん?」

西垣「松本……」ガシ

りせ「え?」

西垣「……///」チュー

りせ「!?///」


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 02:29:49.90 ID:q+fABhHc0
西垣「ふぅっ……」

りせ「な、何……?///」

西垣「ふふふ、松本は可愛いな……」

りせ「え……///」ドキ

西垣「松本は私のこと好きか?」

りせ「あ……うん……///」

西垣「そうか。私も大好きだ」チュー

りせ「ん……///」

りせ(薬の効き目が強いんだ、きっと。本心を言うだけじゃなくて、行動にも出てる)

りせ(でも、これが奈々さんの本心なら……)

りせ(私と奈々さん両想いなんだ……///)


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 02:30:53.66 ID:q+fABhHc0
西垣「松本」

りせ「?」

西垣「今から私の家に来ないか?」

りせ「奈々さんの家……?」

西垣「どうだ?」

りせ「……行きたい」

西垣「よし、じゃ行くか」ガタッ

りせ「うん……」ドキドキ


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 02:31:46.26 ID:q+fABhHc0
西垣「松本、後ろに乗れ」カシャッ

りせ「……二人乗りは違法」

西垣「堅苦しい! だかしかしその通りだ」

西垣「では私のヘルメットを授けよう」スポ

りせ「わ」

西垣「じゃ、行くかー」スタスタ

りせ(奈々さんの匂い……///)スー

西垣「おーい、松本ー?」


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 02:33:37.73 ID:q+fABhHc0
~西垣家~
 
りせ「……///」ソワソワ

西垣「何をそんなにソワソワしてる」

りせ「だって、落ち着かない」

西垣「愛する人の家がそんなに気になるか」ニヤニヤ

りせ「……///」

西垣「腹は空いてるか?」

りせ「少し」

西垣「よーし、今作るから待ってろよ!」つカップラーメン

りせ「……栄養バランス考えなきゃ」

西垣「う~ん、申し訳ないが面倒くさい」

りせ「私が作るよ。冷蔵庫見せて」ガサガサ

西垣「……お?」

りせ「焼きうどんでいい?」

西垣「!」グッ


29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 02:35:02.24 ID:q+fABhHc0
西垣「うん、うまいうまい!」ガツガツ

りせ「慌てて食べると体に悪いよ……」モグモグ

西垣「何を言う! 早く食べないと冷めてしま……むぐ」

りせ「奈々さん?」

西垣「うぐっ……ぐ……」ドンドン

りせ「水、水……!」アセアセ


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 02:35:38.26 ID:q+fABhHc0
西垣「ぶっはぁ! 危なかった!」ハーハー

りせ「あんなにがっつくから」

西垣「いやー、ノドが爆発するかと思った。松本も爆友なら一度体験……」

西垣「っと違う、今はもう爆嫁か。うん」

りせ「……///」クスッ


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 02:38:17.00 ID:q+fABhHc0
西垣「こんなに料理が上手いなら、毎日作ってもらってもいいかもな!」ゲフー

りせ「いいよ」

西垣「なーんて……え?」

りせ「もうお嫁さんだもん」

西垣「……」

りせ「……///」

西垣「……松本」スック

りせ「?」

西垣「風呂に入るぞ」

りせ「え」


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 02:40:20.09 ID:q+fABhHc0
りせ「本当に一緒に入るの……?///」ドキドキ

西垣「もう嫁なんだからそれくらいしてもいいだろう」ヌギヌギ

りせ「わ……///」

西垣「何をジロジロ見ている」ニヤニヤ

りせ「べ、別に」プイ

西垣「ふっふっふ」サワサワ

りせ「……///」

西垣「松本は痩せてるなぁ。ちゃんとご飯食べてるのか? さっきもうどん半玉分くらいしか食べてなかっただろ」

りせ「ん……」

西垣「でも小さくて、人形っぽいところがそそる」ギュー

りせ「な、奈々さん」

西垣「何だ?」

りせ「胸が当たってる……///」

西垣「ははは、さぁ風呂に入ろう。背中を流してやる」

りせ「……///」モンモン


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 02:41:34.46 ID:q+fABhHc0
西垣「さっぱりしただろう、松本」

りせ「……///」コクン

西垣「どうした? のぼせたか?」

りせ「……奈々さん」

西垣「?」

りせ「今日、泊めて。家にも友達の家に泊まるって連絡してあるから……」

西垣「……」

りせ「だめ?」

西垣「松本」グイ

りせ「んっ……」

西垣「……///」チュッ

りせ「……///」


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 02:42:14.04 ID:q+fABhHc0
りせ「……///」ドキドキ

西垣「松本、本当に私でいいんだな?」

りせ「……///」コクン


37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 02:44:30.17 ID:q+fABhHc0
りせ「あう……んんっ……奈々さ、激しっ……///」ビクッ

西垣「中、すごい熱い……///」クチュクチュ

りせ「ひっ! ああっ……///」

西垣「……気持ちいいか?」

りせ「だ、大丈夫。だから……んぁっ……///」

西垣「松本……///」キュン


りせ「んんんあっ!! ああっ……!!!」ゾクゾクッ

――――――
―――


38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 02:45:18.55 ID:q+fABhHc0
りせ「……というわけ」

西垣「う、ウソじゃないのか!?」

りせ「本心を自白するガス、吸ってるから」

西垣「あ、そうか。じゃなくて! 本気でやってしまったのか私は!!」アワアワ

りせ「私は嫌じゃない。だから大丈夫」ギュ

西垣「そ、そういう問題じゃ……」

りせ「奈々さんは、私のこと嫌い?」

西垣「言うまでもなく愛しているに決まっているだろ何言ってああもう!!!///」ギュー

りせ「う、い、痛い……///」グググ


41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 02:46:56.13 ID:q+fABhHc0
西垣「本当に私でいいのか?」

りせ「奈々さんじゃなきゃ嫌」

西垣「……その、な。本当に私の嫁になってくれるのなら、これほど嬉しい事は無いぞ」

りせ「……ちゃんとしたお嫁さんになって、奈々さんと一緒に生きていくから」

西垣「薬の力を借りて言うのもなんだが、ありがとう松本。愛している」

りせ「……自分の本心を自白するガスなんだから、信憑性は高い」

西垣「……まぁ、私の発明も捨てたものではないな!」ハハハ

りせ「うん」


42 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 02:48:26.91 ID:q+fABhHc0
西垣「色々紆余曲折あったが、改めて大好きだ。松本」

りせ「私も……」

西垣「これからも、よろしく頼むぞ。私の愛しい嫁よ///」ニコッ

りせ「恥ずかしいからもういいって……///」


おしまい!


43 : 忍法帖【Lv=40,xxxPT】(1+0:15) 2012/10/26(金) 02:48:48.74 ID:vLOV7llU0
おつー


45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 02:49:41.09 ID:q+fABhHc0
読んでくれた皆様、どうもありがとうございました~


47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 02:52:54.86 ID:mK+N90TF0
良かった


48 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 03:07:40.50 ID:ey9H/ZDW0





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