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あかり「もう社会人かぁ…」

2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 22:13:08.77 ID:CFPSa4u/0
あかり「みんな、元気にしてるかなぁ」

京子「結衣からは連絡無いし、ちなつちゃんは声優として頑張ってるみたいだけどなー」

あかり「結衣ちゃん、どうしたんだろう…」

京子「結衣の奴、高校受験失敗してから荒れてたからなぁ…その後連絡が全然出来なくなったんだけど…」

あかり「…大丈夫かなぁ」

京子「…心配だけどさ、きっと結衣は結衣なりに元気にやってるさ、あかり」

あかり「…うん」

京子「ところであかり、私の家に引っ越してくるんだろ?」

あかり「うん。…京子ちゃんと同棲かぁ」

京子「まさかあかりの恋人になれるとは思ってなかったな…」

あかり「もう5年以上になるよね、恋人になって」

京子「だな。高校からずっとだからなー」

あかり「…」

京子「ん?どうした、あかり」

あかり「…やっぱり結衣ちゃんが心配でね」




5 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 22:16:03.50 ID:CFPSa4u/0
京子「…大丈夫だっての。結衣はしっかりしてるし、今頃元気でやってるさ」

あかり「…そうだね、大丈夫だよね」

京子「ああ!」



結衣「ふぅ…仕事疲れたな…」

結衣「…京子とあかり、元気かな」

結衣「ちなつちゃんは元気でやってるみたいだけど…」

結衣「…会いたいな、みんなに」

結衣「なんとなく気まずくて、連絡しないで会わなかったけど…」

結衣「…今度、休みとれたら会いに行こうかな。吃驚するだろうな、みんな」

結衣「…でも今まで京子たちからの連絡無視して、こっちからも連絡しなかったけど許してくれるかな」


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 22:19:04.70 ID:CFPSa4u/0
ちなつ「ふぅ。今日の仕事も終わり…じゃなかった。これからラジオだっけ」

ちなつ「人気者になるのは良いけど、疲れるなぁ」

ちなつ「…結衣先輩、元気かな。何も連絡ないけど」

ちなつ「…はぁぁ。結衣先輩に会いたい…」

ちなつ「…そういえば、あかりちゃんと京子先輩、同棲始めたんだっけ」

ちなつ「今度休み取れたら行ってみようかな…取れるとは思わないけど」

ちなつ「…はぁ。面倒ね、本当に」

ちなつ「…おっと、そろそろ行かないと」

ちなつ「さ、ラジオさえ終われば今日は終わりよちーな!」

バタン



7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 22:22:06.49 ID:CFPSa4u/0
京子「うっし、これで大体は終わりだな」

あかり「疲れたねぇ」

京子「晩御飯は出前でいいか?」

あかり「うん、いいよ」

京子「何が良い?ここは何でもあるけど…」

あかり「うーん…じゃあ、オムライスにするかな」

京子「オムライスね、りょーかい。…もしもし、出前を頼みたいんですが…」

あかり「…ふぅ。テレビでもつけてみようっと」ポチッ

あかり「あ、これちなつちゃんがやってるアニメだ」

ウゴイテ、ウゴイテヨォ!!
ククク、モウソノロボットハウゴケマイ

あかり「…ちなつちゃん、頑張ってるなぁ」

京子「お、ちなつちゃんが主役やってるアニメか」

あかり「うん。頑張ってるね」

京子「そうだな。それにしてもちなつちゃんが声優になるとはなぁ」

あかり「最近、キャラソンも発表されたみたいだよ」


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 22:25:06.11 ID:CFPSa4u/0
京子「へぇー。買ってみるか」

あかり「そうだね。…ん、メール?」

京子「私の方にも…誰だろ」

あかり「…えぇ!?結衣ちゃんから!?」

京子「ほ、本当だ…結衣の奴、今頃連絡よこしやがって…」

あかり「えーっと…今度、私たちに会いにくるみたいだね」

京子「…ったく、心配かけさせやがって…」

あかり「まぁまぁ、京子ちゃん。久しぶりに結衣ちゃんに会えるのかぁ…」

京子「…今度の日曜か。私は仕事無いな。あかりは?」

あかり「私も無いから大丈夫だよ」

京子「よし、ならパーティでもやってやるか」


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 22:28:08.94 ID:CFPSa4u/0
あかり「ふふ、そうだね」

京子「…とりあえず、元気そうで良かったよ」

あかり「…ところで結衣ちゃん、どうやって私と京子ちゃんのメアド知ったんだろうね」

京子「…考えてみたらそうだな。私もあかりも中学から何回も変えてるからな」

あかり「聞いてみよっか」

京子「そうだな。それとついでに固定電話の番号も…っと」

あかり「…そうだ。ちなつちゃんにもメールしておかないと」

京子「ちなつちゃん、喜ぶだろうなぁ」

あかり「今でも結衣ちゃんが好きみたいだからね、大喜びするんじゃないのかな?」

京子「そうだな。あかり、ちなつちゃんにメールしといて」

あかり「うん、分かったよ」


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 22:31:07.25 ID:CFPSa4u/0
…ほんの少し時は遡って。

ちなつ「これで今日のお仕事はおしまいっと。珍しく早く終わったし、何しようかなぁ」

ちなつ「…喉乾いたし、喫茶店にでも行こうかな。ここから近い喫茶店は…」

ちなつ「…10分程度歩いたところね」



結衣「ありがとうございました」

結衣「…さてと。お客さんも居ないし、少し休憩して…」

カランカラン

結衣「…出来ないか。いらっしゃ…あれ、もしかして…」

ちなつ「…あれ、って…」

結衣「…ちなつちゃん!?」

ちなつ「結衣先輩!?」

結衣「久しぶりだね、ちなつちゃん」

ちなつ「…もう!今まで連絡もしないで何してたんですか!!」

結衣「…ごめん、ちなつちゃん。高校受験失敗してから、会うのが気まずくて…ね」


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 22:36:05.70 ID:CFPSa4u/0
ちなつ「私も京子先輩もあかりちゃんも、心配してたんですからね!」

結衣「…ごめん」

ちなつ「…だけど、元気そうで良かったです」

結衣「ちなつちゃん…」

ちなつ「…ここで働いてるんですか?」

結衣「うん。大学には行かないで、高校卒業してから働いてるんだ」

ちなつ「そうだったんですか…」

カランカラン

結衣「あ…色々お話したいけど、お客さん来ちゃったから。後でゆっくり話そう」

ちなつ「はい!」

結衣「っと、忘れてた。メニュー表渡すから、決まったら呼んでね」

スミマセンー

結衣「あ、はーい!」

ちなつ「…何がいいかしら。うーん…」

ちなつ「…コーヒーとサンドイッチセットにしようかな」


14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 22:40:06.19 ID:CFPSa4u/0


結衣「ありがとうございました」

カランカラン

ちなつ「お疲れ様です、結衣先輩」

結衣「小さいんだけど、良いお店でね。結構お客さんが来て大変なんだ」

ちなつ「確かに雰囲気良いですし、コーヒーとサンドイッチも美味しかったです」

結衣「私が作ったんだけど、美味しく食べてもらったみたいで良かったよ」

ちなつ「そうだったんですか!キャー結衣先輩の手料理なんて久し振りです!」

結衣「喜んでもらえたようで良かったよ」

ちなつ「…そうだ、結衣先輩、メアド教えて下さい!」

結衣「うん。構わないよ。…あ、そうだ。あかりと京子のメアドも教えてくれないかな?」

ちなつ「いいですよ!じゃあ…準備完了です」

結衣「ん…こっちも大丈夫」

ちなつ「それじゃ送りますよ…っと」ピロン

結衣「じゃあこっちからも…はい」ピロン


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 22:44:12.64 ID:CFPSa4u/0
ちなつ「ありがとうございます!」

結衣「私はここで働いてるから、良かったらまた来てね」

ちなつ「もうここの常連になりますよ」

結衣「はは、ありがとうちなつちゃん」

ちなつ「それじゃ…まだ話してたいですけど、長く居るのもアレなので帰りますね」

結衣「うん。何ならメール送ってくれてもいいからね?」

ちなつ「はい!それじゃ結衣先輩、また!」

結衣「うん、またねちなつちゃん」

カランカラン


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 22:48:58.50 ID:CFPSa4u/0


京子「なんだー。ちなつちゃん、結衣のやつともう会ってたのか」

あかり「みたいだね。元気そうで良かったよ…」

京子「全くだな、本当」

ピンポーン

あかり「あ、来たんじゃないかな?」

京子「じゃ、取って来るか。はーい!」

あかり「…久しぶりに結衣ちゃんと会えるのかぁ…楽しみだなぁ」


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 22:53:34.01 ID:CFPSa4u/0
…時は巡って日曜日

あかり「…そろそろだね」

京子「だな。…ちなつちゃんが来れないのは残念だけどなぁ」

あかり「仕方ないよ。ちなつちゃん、忙しそうだもん」

京子「まぁな…」

ピンポーン

あかり「あ、来たみたいだね。はーい!」

京子「結衣め…一発ビンタでもかましてやろうかな」

あかり「まぁまぁ…京子ちゃん」

ガチャ

結衣「…久しぶり、あかり、京子」

あかり「…本当にお久しぶり、結衣ちゃん!」

京子「結衣!お前なぁ心配してたんだぞ!!」

結衣「ごめんな、京子、あかり。何となく気まずくてさ…」

あかり「さ、上がって上がって。結衣ちゃんが来るからってパーティの用意してたんだよ?」


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 22:57:06.05 ID:CFPSa4u/0
京子「有り難く思えよ!!」

結衣「はは…京子は変わってないな。あかりは…見た目があかねさんそっくりになって…」

京子「胸もこんなに大きくなってさ。私なんか小さいのに…」ムニッ

あかり「わ!もう、京子ちゃんは…」

結衣「ふふ、仲いいな二人とも」

京子「まぁな!!」ムニムニ

あかり「もう!胸揉むのやめてよ!!」



結衣「…凄いな。これ」

あかり「えへへ。結衣ちゃんの為に用意したんだよ?」

京子「朝から作ってて大変だったけどなー」

あかり「…京子ちゃん、起きたのお昼ぐらいじゃなかったっけ?」

京子「ぐ…」

結衣「ありがとう、あかり、京子」

あかり「ちなつちゃんも呼んだんだけど…忙しくて無理みたいで」


21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 23:00:13.36 ID:CFPSa4u/0
京子「残念だよなー。ちなちゅとも久しぶりに会いたかったのにさ」

結衣「やっぱり中々会えないのか?」

あかり「うん。連絡だけはちょくちょくするんだけどねぇ」

京子「ま、仕方ないと言えば仕方ないけどさ。でも今日ぐらいは来て欲しかったなー」

あかり「仕方ないって京子ちゃん」

京子「分かってるけどさぁ。久々にごらく部4人で集まれるかなーって思ってたからさ」

結衣「今度、ちなつちゃんが来れる日にさ、また集まればいいさ」

京子「…ま、そうだよな。結衣とはもう会えるんだからな」

あかり「あ、お茶淹れて来るから二人は座ってお話しててね」

京子「りょーかい」

結衣「分かったよあかり」

京子「…結衣、あかり良い女になっただろ?」

結衣「ああ。美人だし気配り出来るし…男からすれば理想だろうな」

京子「誰にも渡さないけどな!!」

結衣「…二人が付き合い始めたのは何時からなんだ?メールで始めて知ったから吃驚したよ」


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 23:05:04.85 ID:CFPSa4u/0
京子「んー…5年ぐらい前かな。だから高校のときぐらいか」

結衣「ふーん…」

京子「あかりが私と同じ高校に入学して来てね。嬉しかったよ、やっぱり」

京子「…なあ、結衣」

結衣「ん?」

京子「今だから言えるけど…あ、あかりには内緒な?」

結衣「あ、ああ」

京子「…実は、私は結衣の事が好きだったんだよ」

結衣「え、ええ!?」

京子「なのに結衣は私の前から姿消しちゃってさー。そりゃショックだったよ」

京子「それを慰めてくれたのがあかりだったんだよ」

京子「元々あかりは優しかったけど、そこで気づいちゃったんだよね。あかりの魅力に…」

結衣「それで付き合い始めたって…わけか?」

京子「私が高校卒業するぐらいにあかりに告白してさ。あかりはそれを受け入れてくれたんだ」

京子「…嬉しかったなぁ。あの時は」


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 23:08:50.79 ID:CFPSa4u/0
結衣「…そっか」

京子「…もう一度言うけど、あかりには内緒な?」

結衣「分かってるよ、京子」

あかり「お茶持って来たよー」

京子「お、さんきゅ、あかり」

結衣「ありがとう、あかり」

京子「…うーん。やっぱりあかりが淹れてくれたお茶が一番美味いな」

あかり「そうかな?」

京子「好きな人に淹れてもらえるお茶程美味いものは無い!!」

あかり「も、もう恥ずかしいからそんな事言わないでよ!!」

結衣「…ふふ。何か羨ましいな」

京子「結衣も良い人見つけろよー?ただしあかりは渡さん!!」ギュゥ

あかり「ちょ、ちょっと京子ちゃん!」

結衣「…良い人、かぁ」

あかり「…あれ、メールだ」


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 23:12:56.37 ID:CFPSa4u/0
京子「誰から?」

あかり「あ、ちなつちゃんからだ。えーっと…ちょっとあかりに用事あるみたいだから行って来るね」

京子「へーい。遅くなるなよー」

あかり「うん。それじゃ結衣ちゃん、ゆっくりしててね」

バタン

京子「ちなつちゃんかぁ。何の用事だろ?」

結衣「…なぁ、京子」

京子「ん?」

結衣「この際だから言うけどさ。実は私、中学の頃はあかりが好きだったんだ」

京子「…へ?そんな感じには見えなかったけどなぁ。二人だけで話してる姿とかあんまり見てなかったし」

結衣「…まぁ、ヘタレだったんだよ。言っちゃえば」

京子「今は?」

結衣「…分からないな。仮に好きだとしても、あかりの隣にはお前が居るしな」

京子「…好きでも結衣には渡さないよ?」

結衣「分かってるよ」


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 23:17:05.72 ID:CFPSa4u/0
京子「…しかしそうなると、中学の時に結衣に告白してても断られてたのかぁ」

結衣「かもな。私が受験失敗してなかったら、もしかしたらあかりの隣に居たのは私かもしれない」

結衣「…まぁ、ifの事なんて誰も分からないけどさ」

京子「…そいや結衣。ちなつちゃんとは会ったんだよな?」

結衣「私の働いてる喫茶店で偶然な」

京子「ちなつちゃんの事はどう思ってるんだ?」

結衣「…ちなつちゃん、か」

京子「今でも結衣の事が好きみたいで、今まで告白されても断って来たみたいだぞ?」

結衣「…」

京子「一途でいいと思うけどなぁちなつちゃん。どうなんだ、結衣?」

結衣「…分からないな、それも。確かにちなつちゃんは私の可愛い後輩だけど、好きかと言われたら…」

京子「私が兎や角言えないけどさ、それでもちなつちゃんの気持ちに答えてやったらどうだ?」

京子「じゃないと…ちなつちゃん、ずっと結衣の事を思い続けるぞ?」

結衣「…ああ」

ガチャ


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 23:21:20.98 ID:CFPSa4u/0
京子「ん?帰って来たかな…って、あれ?」

結衣「…ちなつちゃんの声?」

あかり「ただいま」

ちなつ「お邪魔します!」

京子「ちなつちゃん!?忙しいんじゃ…」

結衣「ちなつちゃん、来てくれて良かったよ」

ちなつ「無理言って来ちゃいました。あ、結衣先輩っ」

結衣「ん?」

ちなつ「これ、プレゼントです!前は渡せなかったんですけど、久々に会えたので!」

結衣「ありがとう、ちなつちゃん。開けてもいいかな?」

ちなつ「勿論です!」

京子「…あかりに用事って」

あかり「うん。結衣ちゃんへのプレゼントを考えてみたい」

京子「やっぱりか」

結衣「…これは?」


32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 23:25:24.09 ID:CFPSa4u/0
ちなつ「ピンクカメオとローズクォーツのブレスレットです。付けてみて下さい」

結衣「うん…どうかな?」

ちなつ「素敵です、結衣先輩っ」

結衣「ありがとう、ちなつちゃん」

京子「ちなつちゃん私には!?」

ちなつ「京子先輩にはあかりちゃんが居るじゃないですか」

京子「せやな」

あかり「あはは…」

結衣「じゃあ、ちなつちゃんも来てごらく部4人、揃った事だし…」

京子「乾杯しますか!あかり、ビールかなんかあったっけ?」

あかり「えーっと…うん、あるよ。私はチューハイにしようっと」

ちなつ「あ、あかりちゃん私もチューハイにして」

あかり「はーい」

京子「私はビールだな。結衣もビールで良いか?」

結衣「私はなんでもいいよ。おっと」パシッ


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 23:28:48.11 ID:CFPSa4u/0
京子「ないすきゃーっち」

あかり「それじゃ…久しぶりに結衣ちゃんに会えた事に」

京子「乾杯!!」



結衣「今日は楽しかったよ。ありがとう、京子、あかり」

ちなつ「久々に楽しく遊べました!」

京子「おう!暗いから気をつけてなー」

あかり「またね、ちなつちゃん、結衣ちゃん」

京子「今度、機会があったら旅行にでも行こうぜ!」

結衣「はは…考えておくよ」

ちなつ「なんとか予定がとれたら行きたいです」

京子「それじゃ、またなー!」

結衣「またね、京子、あかり」

ちなつ「それじゃ、お邪魔しました」

バタン


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 23:31:14.74 ID:CFPSa4u/0
あかり「…ふぅ」

京子「お疲れさん、あかり」

あかり「楽しかったけど、疲れちゃった」

京子「仕方ないよ。朝からずっと動いてるんだもん」

あかり「…京子ちゃんが中々起きない所為でね」

京子「ぐ…返す言葉も無い…」

あかり「…なんか、寂しいなぁ」

京子「…結衣とも連絡出来る様になったし、ちなつちゃんは多忙な身だけどさ、あかり」

あかり「…」

京子「別に、もう二度と会えない訳じゃないんだからさ。大丈夫さ」ギュ

あかり「…うん」



35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 23:35:02.58 ID:CFPSa4u/0
結衣「今日は楽しかったね」

ちなつ「そうですね。…結衣先輩」

結衣「ん?」

ちなつ「…」

結衣「…ど、どうしたの?」

ちなつ「…結衣先輩は、私をどう思ってます?」

結衣「ど、どうって…」

ちなつ「私は。私は…結衣先輩が好きです。昔も今も、変わらずに…」

結衣「ちなつちゃん…」

ちなつ「…」

結衣「…私は」

ちなつ「…それじゃ、また会いましょう結衣先輩っ」

結衣「…ちなつちゃん!」

ちなつ「!」

結衣「その…今すぐ答えは出ない。だけど…私が答えを見つけ出すまで…待っててくれないかな」


36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 23:38:10.76 ID:CFPSa4u/0
ちなつ「…待ちますよ。私は、何時までも…」

結衣「…ごめんね。まだ、気持ちが整理しきれてないんだ」

ちなつ「いいんです。これでもし、駄目だったとしても…」

ちなつ「…私は、結衣先輩が好きですから!」

結衣「…うん」

ちなつ「それじゃ、行きますね。おやすみなさい、結衣先輩!」

結衣「おやすみ、ちなつちゃん」

結衣(…)

結衣(…私の、本当の気持ちは…)


38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 23:42:03.15 ID:CFPSa4u/0
…時は巡って

ごとん、ごとん…

京子「いやぁ、それにしてもごらく部メンバーでまたこうして旅行に行けるとは思ってなかったよ!!」

結衣「そうだな。中学の時を思い出すな…」

あかり「…」スースー

京子「ん?あかりめ、寝ちゃったのか」

ちなつ「今日泊まる場所って、前にごらく部で行った場所ですよね?」

京子「そうだよー。…よし」ギュ

結衣「…何してるんだ、お前は」

京子「いいじゃんあかりと私は恋人同士なんだからさー」

結衣「やれやれ…見せられるこっちの気持ちにもなって欲しいよ」

ちなつ「…じゃあ、私たちも見せつけてやりましょうよ?」ギュ

結衣「ち、ちなつちゃん?」

京子「そいや、二人とも付き合い始めたんだって?」

結衣「…まあ、ね」


40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 23:45:21.51 ID:CFPSa4u/0
ちなつ「…告白は結衣先輩からお酒に頼って、ですけどね。ね、結衣先輩?」

結衣「うぐ…へ、ヘタレでごめん」

京子「ま、結果オーライじゃない?」

結衣「…そうだな」

京子「そう言えばちなつちゃん、仕事は大丈夫なの?」

ちなつ「ああ、声優の仕事ですか?あれ、辞めちゃいました」

京子「へ?」

結衣「今は私と同じ喫茶店で働いてるんだ。吃驚したよ…本当」

京子「辞めるって、そんな簡単に辞めれるの?」

ちなつ「…まぁ、ちょっと強引に」

京子「そ、そうか…」


41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 23:49:34.04 ID:CFPSa4u/0
ちなつ「将来は結衣先輩と喫茶店を開くつもりなんです♪」

結衣「…本当に良かったの?辞めちゃって」

ちなつ「はい!結衣先輩ともっと一緒に居たいですし…」

結衣「…ちなつちゃん」ギュ

ちなつ「…結衣先輩」

京子「おーおー。見せつけてくれるねぇ」

結衣「そう言う京子だってあかりとしっかり抱き合ってるじゃないか」

京子「まぁなー」

ちなつ「…ふぁぁ…なんか眠くなって来ちゃいました」

結衣「着くまでまだ時間あるし…寝ててもいいよ?」

ちなつ「じゃあ…おやすみなさい結衣先輩…」

ちなつ「…」スースー


43 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 23:53:23.71 ID:CFPSa4u/0
結衣「…ふふ」

京子「…なぁ、結衣」

結衣「ん?」

京子「ちなつちゃんの事、離すなよ?」

結衣「…京子に言われなくても。お前こそ、あかりを離すなよ?」

京子「今の私はあかりから離れたら死ぬ病にかかってるからそれはない!!」

結衣「…ふふ」

京子「へへっ」

結衣「…楽しみだな、温泉」

京子「そうだな…早く着かないかなぁ」


44 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/26(金) 23:55:21.63 ID:CFPSa4u/0
結衣「でも、こうして電車に揺られるのも心地良いな」

京子「…私さ。こうしてまたごらく部で活動出来て嬉しいよ」

結衣「…京子」

京子「…」

結衣「…もう私は勝手に居なくなる様な事しないよ。今は、ちなつちゃんも居るしさ」

京子「心配なんかしてないっての」

結衣「ふふ。そうか」

京子「そうだよ!」

結衣「…本当、変わってないな京子は」

京子「…さて。こんな湿っぽい空気は無しにして惚気タイムといこうか!!」

結衣「おいコラ。…まぁ、いいか」

京子「じゃあ私からな!あかりったらよー…」

ごとんごとん…

ごとん、ごとん…


これにておしまい。おっさんはシャワー浴びて横になる。


45 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/27(土) 00:00:02.01 ID:PZKQRJQe0


46 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/27(土) 00:03:40.05 ID:0uYJLbpHO
乙さん


47 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/27(土) 00:10:22.90 ID:9m+SG93z0
おつおつ


49 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/10/27(土) 00:21:25.30 ID:u4Zsw4Zj0
おっさん乙





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 「ゆるゆり」カテゴリの記事


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  1. 2012/10/28(日) 19:53:21

    おっさんの人でしたか
    ゆるゆりSSの大人バージョンのは生活に疲れたかんじのが多いけど
    これはほわほわしますね


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