スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
恒子「ふくすこふくすこ♪」
- 1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 01:38:12.38 ID:I1j4v/vv0
- 恒子(~♪今日もすこやんとお仕事か~♪すこやんってホント可愛いなぁ~♪)
恒子(見た目若いのに、実年齢気にしてる所)
恒子(国内麻雀最強なのに、全然偉ぶらない所)
恒子(あとは……私のわがままっぷりに付き合ってくれる所)
恒子「…………///」ニコニコ
恒子「すっこっやーん、お待たせ!!じゃあ早速ファミレス行こっ!!」
健夜「仕事をオファーした方が遅れるのはどうかと思うよ……」
恒子「あれ?すこやんが誘ってくれたんじゃなかっけ?」
健夜「た、確かにこーこちゃんを指名したのは私だけど……」
恒子「ほらほら、無駄話してないで早く行くよー!!」
健夜「自分は棚に上げて!?……確かに時間がもったいないし、早く行こうか」
恒子(うーん、やっぱりすこやんは可愛い!!)
恒子「すこやんって、やっぱりアラフォー可愛いよね!!」
健夜「か、かわいい……!?って、アラフォーは余計だし、アラサーだよ!!」
恒子(やっぱりすこやんはからかうに限るなぁ……///)
- 2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 01:40:01.69 ID:I1j4v/vv0
- ――ファミレスにて
恒子「それじゃあ早速インタビュー!!ズバリ、すこやんの実年齢は!?」
健夜「しつこいよっ……聞いてた内容と違うし……」
恒子「ごめんごめん、これインハイ用の資料だった……てへぺろ♪」
健夜「うわ……それ、同性にやって効果ないと思うよ?」ドンビキ
恒子「え、すこやんがした時は効果あったよ?」
健夜「アラサーにもなってそんな事しないよ!?」
恒子「アラサーじゃなくて?」
健夜「アラフォーだよ!!思わず乗っちゃったけど、アラサーだよ!!」
恒子「はいはい、じゃあいい加減本題に行きます!!!」
健夜「もう突っ込むのも疲れたよ……」ハァ - 4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 01:42:03.63 ID:I1j4v/vv0
- 恒子「それでは今回は特集!!女子プロの大人な恋愛事情!!のインタビューです!!」
恒子「因みに今回は第3弾なんだけど……」
恒子「第1弾の瑞原プロ、第2弾の戒能プロと続けて、大人の体験どころか子供の恋愛すら無い始末……!!」
恒子「一定の需要はあるものの、まさに企画倒れ、このままでは打ち切り待ったなし!!」
恒子「そこで今回は!!オ・ト・ナ?なすこやんに、たっぷりとインタビューさせてもらいます!!」
恒子「ズバリ!!そういう経験はありませんね!!」
健夜「無い前提ならインタビューの意味が無いよ……」
恒子(ふふふ、すこやん耳年増っぽいし、きっと強がって変なこと言うんだろうな~)
恒子(経験あるよっていいながら、耳まで真っ赤にしてボロだしちゃうんだろうな~)
恒子「さぁさぁ!!ここはすこやんの熱いアバンチュールを!!」
健夜「あ、アバンチュールって……えっと、き、期待されるような経験は、ないかな……?」
恒子「な、なんと言うことでしょう!!よ、40にもなって処女だなんて……全米が大号泣です!!」シクシク
健夜「アラサーだし、しょ、処女じゃないよ!!そ、その……うん、え、えっちの経験なら……あるよ」
- 6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 01:44:46.34 ID:I1j4v/vv0
- 恒子「は?あれ?すこやん、経験あるんだ?どこで?脳内?妄想とか?」キョトン
健夜「ち、違うよ!!ちゃ、ちゃんと……はしてないかもだけど……」
恒子(きたきたきた!!!強がって処女じゃないって言っちゃうすこやん可愛い!!///)
恒子「ほうほうほう、それならその経験を言える訳ですね!!??」
健夜「い、言えるよ!!えっと……プロになってすぐの話なんだけど……」
恒子(まだ引き下がらないか……きっといきなりSMとか不倫で燃えたとか、妙に熱が入った妄想してるんだろうな~♪)
健夜「他のプロチームの人と合コンすることになって……勢いで、そ、その……///」
恒子「ふんふん、それでそれで?」
健夜「え?こ、これだけなんだけど……」
恒子「は?……終わり?これで?……すこやんはこの設定で興奮できるの?」
健夜「設定じゃなくて事実だよ!!大きな声で言わせないでよ///」
恒子「いやいやいや、このネタつまらないし引っ張らないでいいから……」
健夜「ネタじゃないんだけど……」
恒子「え?何?すこやんって………………処女じゃ、ないの?」
健夜「う、うん……」 - 7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 01:46:35.09 ID:I1j4v/vv0
- 恒子「…………」
健夜「こ、こーこちゃん?」
恒子「ごめん、すこやん……私帰るね……これお勘定」
健夜「え?こーこちゃん、わ、私何か気に障るようなこと……?」
恒子「大丈夫、大丈夫だから……ちょっと用事を思い出しただけだから」
恒子「インタビューも私がでっち上げておくから……じゃね」
健夜「あ、こーこちゃん……」
――福与恒子自宅
恒子(インタビュー記事の締切が今日だと気付いたのは、家に着いてからだった)
恒子(急いで書き上げて、締切には間に合ったけど……)
恒子(記事の中のすこやんは、麻雀一筋で、恋愛経験もなくて、そして、えっちな経験もなくて、)
恒子(私の好きなすこやんで……さっきまで会っていたすこやんと同一人物だとは、とても思えなかった)
- 10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 01:48:23.68 ID:I1j4v/vv0
- 恒子(考えてみれば、すこやんも37……じゃなかった、27歳だもんね)
恒子(経験くらいあっても、おかしくないよね……わ、私は、ま、まだ無いけど///)
恒子(うんうん、きっと、きっと、こういうことって良くあることで……)
恒子(初恋の人の初恋が自分だなんで、都合が良すぎるよね……すこやんは私より4歳も年上なんだし)
恒子(4歳……たった、たった4年だけど……もしも、私がすこやんと同い年で、同じ学校で……)
恒子(今よりもっと早く知り合ってたら……私がすこやんの初めての相手になれたのかな)
恒子(朝起こして登校したり、教室で二人で勉強したり、帰りにおんぶして貰ったりしてたら……)
恒子(こんな辛い気持ちにならないで済んだのかな)
恒子(なんでだろ、よくわかんないや…………)
恒子(すこやんはすこやんのままで、私と会ったときから何一つ変わってないのに……知らなければよかった)
恒子(あはは……私が勝手に、すこやんは処女で、初恋もまだで、って思ってただけなのにね)
恒子(……………………)
恒子(……………………でも、やっぱり私はすこやんが好きだ!!!!)
- 11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 01:50:10.48 ID:I1j4v/vv0
- 恒子「…………気持ちの整理終了!!!!」
恒子「初恋がなんだ!!初体験がなんだ!!すこやんの初めてじゃなくても……すこやんの恋人にはなれる!!!」
恒子「だから大丈夫、大丈夫、大丈夫!!!すこやん!!!すこすこ!!!すこすこ!!!」
ピンポーン
恒子(あっやば……苦情かな……っと、す、すこやん!!??)
恒子(なんですこやんが…………こ、声、聞こえてたかな///声聞こえてたら居留守も使えないし……)
ガチャ
恒子「さ、さっきはごめんなさい!!!すこやん!!!」
健夜「え?い、いきなり頭を下げられても……とりあえず中に入れてほしいんだけど……」
恒子「は、はい、そうぞ……///」
- 13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 01:53:13.56 ID:I1j4v/vv0
- 恒子「そ、それで、すこやんはどうして来てくれたの?」
健夜「う、うん……それなんだけど、私……こーこちゃんのことが心配で……何かあったんじゃないかって……」
健夜「あんなこーこちゃん見たことなかったから……それで一度は帰ったんだけど、どうしても気になっちゃって」
健夜「あ、あのね……私、こう見えてもこーこちゃんより年上だし、話、聞いてあげられないかなって、思ったんだ」
恒子「すこやん…………」
健夜「ね、何でも話して……ほしいな」
恒子「すこやん…………いや、小鍛治健夜さん、」ドキドキ
健夜「は、はい……」ゴクリ
恒子「あ、あなたのことが好きです!!こ、恋人になってください!!」
健夜「ええっ!?こ、告白!?」
こーこちゃん説明中……
健夜「そ、そういうことだったんだ///心配して、そ、損しちゃったよ///」
恒子「う、うん……それで、やっぱり私じゃ、ダメかな?」ドキドキ
- 14 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 01:55:03.63 ID:I1j4v/vv0
- 健夜「ごめんね、こーこちゃん……私ね、恋愛感情とか、よく分からなくて」
恒子「へ?だって、合コンで初体験って……」
健夜「えっと……それは、その時の流れというか、そんな感じだったから……そういう感情は無くって」
健夜「それにその、えっちも痛いだけだったし……その後その人とも会ったりしたけど、その時だけだったよ」
恒子「え、えっちって気持ちいいんじゃないの……?///」
健夜「少なくとも私は違ったかな……うん」
恒子(な、なんだろう、もやもやが消えたような、逆に増えたような……)
恒子(う~ん……よくわかんないけど、このまま行く!!!)
恒子「で、でも、えっちして気持ち良くないなんておかしいよ!!!」
健夜「それは……でも実際気持ち良くなかったわけで……」
恒子「も、問答無用!!!とりゃーーー!!!!!」ガバッ
健夜「きゃっ」ボフッ
- 16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 01:57:53.12 ID:I1j4v/vv0
- ――ベッドの上
健夜(あれ、わ、私、お、押し倒されちゃってる!?)ドキドキ
恒子(いいい勢いで押し倒しちゃったけど……こ、この後どうすればいいんだろう///)ドキドキ
恒子「…………」ドキドキ
健夜「…………」ドキドキ
恒子「す、すすすすすこやん?///」ドキドキ
健夜「は、はい……」ドキドキ
恒子「わ、私が、す、すこやんを、き、き、気持ちよくしてあげるから!!!!///」ドキドキ
恒子「け、経験とかないけど……す、すこやんのこと好きだから、きっと気持ちよくするから!!!!///」ドキドキ
恒子「い、いくよ……?///」ドキドキ
健夜「う、うん……私も、こーこちゃんになら、きっと大丈夫だと思うから……」ドキドキ
健夜「ど……どうぞ?」ドキドキ - 17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 01:59:30.21 ID:I1j4v/vv0
- 恒子「ま、まずは胸を……///」ドキドキ
恒子(すこやん、胸も可愛い///)モニュモニュ
健夜「い、痛っ!?こ、こーこちゃんもっと優しく……」ビクッ
恒子「ご、ごめんすこやん!!……こ、このくらい?///」ドキドキ
健夜「えっと…………うん、いいよ……」ニコッ
恒子「よ、良かった///」ドキドキ
恒子「つ、次は……し、下、さ、触るね///」ドキドキ
恒子(ま、まずは軽くなぞって……)ドキドキ
健夜「……?うん、大丈夫だよ、そのまま」ニコッ
恒子「う、うん……そうする……///」ドキドキ
恒子(あ、あれ?すこやん気持ち良くないのかな?)
恒子「ど、どう、かな?///」ドキドキ
恒子(ちょっと強めに、激しくっ……!!///)ドキドキ
健夜「うん、こーこちゃんの気持ち、伝わってくるよ」チュ
恒子「あっ……キ、キス……///」ドキドキ - 18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 02:02:59.38 ID:I1j4v/vv0
- 恒子(すこやんと、ちゅーしちゃった……///)ドキドキ
恒子(でも、すこやん、なんか余裕な感じ……)
恒子「く、クリちゃんも、さ、触るね……///」ドキドキ
健夜「んっ……こーこちゃん、できれば抓む、感じで……」
恒子「こ、こうかな?///」ドキドキ
健夜「…………うん、続けて?」ナデナデ
恒子「うん……///す、すこやん、気持ちいい?///」ドキドキ
健夜「…………うん、こーこちゃんの指、とっても感じるよ?」ニッコリ
恒子「すこやん……///」ドキドキ
恒子(と、とうとう知識が出尽くしてしまった……///)
恒子「えっと、えっと……///」オロオロ
健夜「……ここ、お願いしてもいいかな?」ピトッ
恒子「え、でも、ここ、って、お、お○ん○ん入れる所じゃ……?///」
健夜「うん、でも……指でいいから……ね?」 - 19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 02:04:37.29 ID:I1j4v/vv0
- 恒子「指……うん///」ドキドキ
健夜(こーこちゃん……私に興奮してくれてるんだ///)
健夜(それは素直に嬉しい……でもやっぱり、気持ちよくないや)
健夜(それに、こーこちゃんに触ってもらうのは嬉しいんだけど……)
健夜(こーこちゃんを触りたいって気持ちに、どうしても、ならない……)
健夜(私、こーこちゃんのこと好きなのかな?)
健夜(そうだとしたら、好きな人とのえっちって、こんなものなの?)
健夜(自分の気持ちが、一番分からない、のかな……)
健夜(自分に素直な、こーこちゃんが羨ましいな……)
恒子「ど、どうしたの?大丈夫、すこやん?」ドキドキ
健夜「え、ああ、えっと……ちょっと気持ちよくて、ぼーっとしてたよ」ニッコリ
恒子「……」 - 20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 02:06:13.77 ID:I1j4v/vv0
- 恒子「ねぇ……すこやん、さっきから嘘ついてるでしょ」
健夜「え?嘘なんてついてないよ?本当に気持ちいいし…………あ」ドキッ
恒子「うん、わかってた……すこやん優しいもんね」シュン
健夜「え、えっと……た、確かに、そこまでじゃなかったけど気持ちよくないってことは……」
恒子「あはは、す、好きって気持ちだけじゃ、やっぱダメなんだね……」
恒子「わ、私さ、ひ、一人でするとき……すこやんのこと思うだけで、凄く気持ちいいんだ」
恒子「今だって、我慢できないくらいなんだよね……でも」
恒子「でも、すこやんは違うんだね……ご、ごめんね、何か無理矢理しちゃって」
恒子「こ、これじゃ私も、すこやんの初めての人と変わらないね……あはは」
恒子「きっと、こうやって流されちゃったんでしょー、だめだよ、もっと自分は大事にしなくちゃ!!」ポロポロ
恒子「わ、私みたいな人じゃなくて……ちゃんと、す、すこやんのす、好きな、人と……うぅ」ポロポロ
恒子「ご、ごめんね……わ、私、今日ちょっと、おかしいのかも……」ポロポロ
健夜「こーこちゃん、わ、私ね……?」
恒子「や、やだ、聞きたくない!!すこやん……ば、ばいばい!!!!」タッタッタッタ
- 21 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 02:08:52.07 ID:I1j4v/vv0
- 健夜「こ、こーこちゃん!?ここ、こーこちゃんの家なんだけど…………行っちゃった」
健夜「こーこちゃん……」
――人気のない道
恒子「はぁ……はぁ……す、すこやんのばかぁ……って」
恒子「ここどこ!?はっ!?さ、財布も携帯も無い!?」
恒子(走っていたらいつの間にか、見知らぬ土地で体一つ……ヤバい)
恒子「こ、ここは大人しく交番に……って交番も見当たらない……」
恒子(これは本格的にまずいかも……)
咏「おやおや?そこにいるのはすこやんの相方の……」
恒子「!!!三尋木プロ!?お、お願いです助けて下さい!!!」
咏「どゆこと?とりあえず説明してくんない?」
- 23 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 02:13:08.90 ID:I1j4v/vv0
- こーこちゃん説明中……
咏「なるほどなるほど……すこやん、はやりんに食べられちゃってたんだねぃ」
恒子「はやりんって……瑞原プロですか!?」
恒子(すこやんの初めては、瑞原プロが……)ズキン
咏「そだよー?こっちじゃ割と有名なんだけど……にしても、わっかんねー」
恒子「な、何がですか?」」
恒子「それもわっかんねー……まぁ、でも私がなんとかしてあげるかねぇ」
恒子「ホントですか!!??ありがとうございます!!」
咏「袖擦り合うもって言うしねー……ま、とりあえず家に行こうか」
恒子「み、三尋木プロの家ですか?何でまた?」
咏「すこやんと懇ろになりたいってんなら、色々教えてあげられるんだけどねぃ」ニヤリ
恒子「え?え?これって……」
咏「大丈夫だから大丈夫だから、ほいっ一名様ご案内っと」グイグイ
- 24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 02:16:19.83 ID:I1j4v/vv0
- ――数日後、実況席にて
えり「針生えりといいます。本日はよろしくお願いします、小鍛治プロ」ペコリン
健夜「え?こーこちゃんは……?」
えり「新人の福与恒子ですか?彼女は今休暇中で……」
健夜「で、でも……こーこちゃんの家には帰って……」
えり「……………………」
えり「小鍛治プロを信頼しているから話しますけど、ここだけの話……」
えり「三尋木プロの家に通ってる、というか住んでるらしいんですよね」
健夜「え……咏ちゃんの家に?」
えり「はい、あくまで噂ですけど……恐らく事実です」
健夜「そう、なんだ……」ムカムカ - 25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 02:18:18.59 ID:I1j4v/vv0
- 『親番の宮永選手は嶺上牌であがることが多いようですが……』
『そうですね、ただ裏ドラを満足に乗せられないようでは、今後の伸びしろは高が知れているかと』
『は、はい……こ、ここで高鴨選手がリーチをかけました!!これはどうですか、小鍛治プロ?』
『ありえないですね、あと4順待てばには暗刻が2つ増えますし、そもそもあがり牌は全部王牌にあるので』
『そう、ですか……おーっと、大星選手も追っかけリーチ!!しかもこれは6面張です!!』
『配牌ならともかく、4順目でこれは物足りないとしか……それに、次のツモ切りを宮永選手にカンされて責任払いですし』
『はぁ……っと、宮永選手、大星選手の一筒をカンして高鴨選手の当たり牌をツモ……嶺上開花です!!』
豊音「今日の小鍛治プロ、なんか怖いよー……」
塞「そう?いつも通りじゃない?」
エイ「カキカキカキ」(百鬼夜行の絵)
胡桃「ペンだけでそんなに細かく……!!」
白望「……ダルい」
- 27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 02:21:01.64 ID:I1j4v/vv0
- えり「ほ、本日はありがとうございました……」カタカタ
健夜「いえ、こちらこそ。それでは私は咏ちゃんに用事があるので」
えり「は、はい……」カタカタ
――三尋木プロの家へ向かう道
健夜(私はこーこちゃんをどう思ってるのか、今日一日考えたけど)
健夜(正直、まだ分からない)
健夜(でも……今、凄く悔しい)
健夜(こーこちゃんが、私の隣じゃなくて、咏ちゃんの隣にいることが……妬ましい!!)
健夜(こーこちゃんが好きかどうかは、私にはまだ分からないけど……)
健夜(こーこちゃんの隣にいたい!!こーこちゃんに隣にいてほしい!!)
健夜(そうやって隣にいれば……いつか、分かる気がするから!!!)
- 28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 02:23:36.80 ID:I1j4v/vv0
- ――三尋木プロの家
健夜「迎えに来たよ、こーこちゃん!!私だよ!!」
咏「おや、意外と早かったねー……でもちょっぴり遅かったかもねぃ」
健夜「!!!!こ、こーこちゃんに一体何を……」
咏「しーーーーーっ……恒子ちゃん、さっきまですこやんの解説聞いてたんだよ」
恒子「すぅ……すぅ……」
健夜「えっと……ど、どういうこと?」
咏「まぁ簡単に言っちゃうと、押してだめなら引いてみろってねぃ」ニヤニヤ
咏「恋愛の基本っちゃあ基本だね、そんな事もわからん位、純粋で良い子なんだね……恒子ちゃんは」
健夜「えっと……これはつまり」
咏「すこやんに、ちょーっと焼餅を焼かせて、素直になって貰おうって算段ってわけさね」ニヤニヤ
咏「ほいじゃ恒子ちゃんは引き取ってねー、私もえりちゃんとの愛の巣に他の人をあげたくないからからねぃ」グイグイ
健夜「……お、追い出されちゃった」
恒子「くひゅひゅ……すこやん……あらふぉー……」
健夜「……アラサーだよ」 - 30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 02:25:32.63 ID:I1j4v/vv0
- ――帰り道
恒子「むにゃむにゃ……ん?んん?あれ?」
健夜「お……起きた?こ、こーこ……ちゃん?」ガクガク
恒子「お、起きたけど……な、なんですこやんにおんぶされてるの?」
健夜「な、なんか……せ、せいしゅん……っぽ、ぽいかな……って」ガクガク
恒子「…………///」
健夜「…………」ガクガク
恒子「足震えてるよ!?///……っとう!!」シュタ
健夜「ぐぇ!!きゅ、急に降りられるとこ、腰に……」
恒子「すこやんももうアラフォーだからねぇ~」
健夜「…………」
恒子「あれ?いつものは?あれが無いと、調子が狂うというか///」
健夜「えっと……ねぇ、こーこちゃん」 - 32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 02:27:05.83 ID:I1j4v/vv0
- 「私がアラフォーになっても隣にいてくれる?」
「え、もうアラフォーじゃ……」
「えっと……じゃあ、アラフィフになっても、アラ還になっても隣にいてくれる?」
「…………」
「…………」
「ど、どうだろ、すこやんの年齢ってよくわかんないからねー」
「…………そうかな?」
「そうだよ……だから、いつまで隣にいればいいのかもわからないってことはさ……」
「…………うん」
「――――――――」
「――――――」
「――――」
「――」
- 33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 02:33:19.41 ID:I1j4v/vv0
- ――現実のすこやん自室
恒子「よしよし、ふくすこ工作はこれでばっちり!!!」
恒子「オトナなすこやんも、かわいいすこやんも書けたしね!!!」
ガサゴソガサゴソ
健夜「むにゅむにゅ……あ、あれ?こーこちゃん、、なにしてるの……?」
恒子「ふくすこ工作!!!」
健夜「ふくすこ工作……って何?」
恒子「うーん、説明するより見てもらうほうがが早いかな」テマネキ
健夜「えっと……パソコンで何かしてたの?」
恒子「うん!!ほらこれ!!!」
- 35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 02:40:23.45 ID:I1j4v/vv0
- 健夜「?これ、何?」
恒子「読んでみればわかるよ!!!」
健夜「……」熟読中
健夜「えっと、こーこちゃん?私、しょ、処女なんだけど……?」
恒子「うん知ってる!!でもアラフォーで処女って言うのは書きづらくて」
健夜「アラサーだよ!!……これって、どうやって消すのかな?」
恒子「消せないよ、もう全国の人が見てるし」
健夜「び、微妙にえ、えっちなシーンもあるんだけど?」
恒子「まぁそこはサービス精神を発揮して……って痛いっすこやん!!グーは、グーは止めてっ!!」
恒子「げ、現場の福与恒子です、ま、まさか現実で逆にすこやんに押し倒され、ご、ごめんすこやん!!指は、指はあああ!!!」
カン!!! - 36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 02:43:58.76 ID:9WtyA4Wy0
- 乙
テレビの人エロいなぁ!! - 37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 02:45:02.52 ID:skkRyibN0
- おつおつ
すばらでした - 38 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/03(土) 02:45:04.93 ID:8zL6BeGR0
- 乙乙ー

「咲-Saki-」カテゴリの記事
-
- 小蒔「私、未来視が出来るようになったみたいです!」咲「!?」
- 宥「実家に帰らせて頂きます!」 菫「勝手にしろ!」
- 咲「そのイーピンにくちづけを京ちゃんと恋人つなぎ」
- 照「お気に入りのシャンプーハットが無い…」
- 京太郎「ただいまー」 こたつ「おかえり~」
- 雀明華「スタンド・バイ・ミー」
- 菫「宥が水着を着てくれないんだ」照「はいはい」
- 咲「お姉ちゃん!しっかりしてよ!」
- 哩「私の部屋寄ってかんか?」姫子「はっはい…」
- 穏乃「山よ!」淡「銀河よ!」「私達の歌を聴けーッ!!」」
- 咲「部長、まだ残ってたんですね」
- フナQ「媚薬を手に入れた」
- 咲「もし彼氏ができたら…」
- 竜華「ロンドンに旅行に行くでー!」怜「いや、ドイツ行こや」
- 怜「何しに来たん?」煌「遊びにですよ、遊びに」
コメントする
全ランキングを表示