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真「冬が来るまで」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 16:48:15.62 ID:OddqUgO10
真「あれっ、プロデューサー?」

P「おお、真か。偶然だな」

真「どうしたんです? こんな朝早くに」

P「真こそ、どうした。ウォーキング?」

真「そこまで立派じゃありませんよ。散歩みたいな物です」

真「それで、プロデューサーは?」




3 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 16:49:06.41 ID:OddqUgO10
P「真と似たような感じかな」

真「散歩?」

P「そんなに立派じゃない」

P「電車代をケチってるだけだ」

真「あれ? でも交通費って……」

P「うん。出てる。だから律子には内緒な」

真「……あはは。わかりましたよ」

P「結構。ほれ、口止め料に缶コーヒーをくれてやる」


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 16:50:10.82 ID:OddqUgO10
真「あ、どうも。……暖かいですね」

P「惹かれるものがあるよな。缶コーヒーの暖かさって」

真「わかります」

P「……」

真「……」

P「……いつまで弄ってるんだよ」

真「えっ、いや。だって、暖かいじゃないですか」


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 16:51:28.91 ID:OddqUgO10
P「分かった。コーヒーが飲めないんだ」

真「む、そんなことありませんよ。ほら」

真「……」

P「アイドルのしていい顔じゃないな」

真「うええ、にが……」

P「まったく。ほら、こっちココアやるから。それ寄越せ」

真「ちょっと。ボクの飲みかけですよ、それ」

P「何が『ボクの』だよ。飲みきれないくせに」


8 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 16:52:48.34 ID:OddqUgO10
真「そういう意味で言ったんじゃ……」

P「なに?」

真「もう、何でもないですよっ」

P「お、事務所着いたぞ」

真「あ、本当だ」

P「今日も頑張りますか」

真「はい。お願いしますね、プロデューサー」


9 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 16:54:02.46 ID:OddqUgO10
・・・

P「おはよう」

真「おはようございます」

P「今日は朝から良い天気だ。空も真っ青だぞ」

真「その分冷えますけどね」

P「また、コーヒーでも買ってやろうか?」

真「うっ……。遠慮しておきます」

P「ははは、やっぱココアがいい?」

真「うーん。甘いのも嫌いじゃないけど」


10 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 16:55:59.09 ID:OddqUgO10
P「けど?」

真「今日は雪歩のお茶の方が飲みたいです」

P「あー、わかる」

真「お茶請けとか、買って行った方が良いのかな」

P「別に良いんじゃないか? 春香がクッキー焼いてきてるはずだから」

真「なんで分かるんです?」

P「勘」

真「うっそだあ」


12 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 16:57:22.28 ID:OddqUgO10
P「うん。嘘。昨日メールで言ってたんだよ」

真「……へえ」

P「どうかした?」

真「春香とは良くメールしてるんですか?」

P「ちょくちょくな。話題が尽きない辺り、さすがアイドル」

真「……ボクも、今度からメールしてもいいですか?」

P「わざわざ確認しなくてもいいよ」

真「……えへへ。やーりぃ!」


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 17:00:05.11 ID:OddqUgO10
P「あ、ただあんまり遅くまではダメだからな」

真「わかってますってー」

P「本当に?」

真「ほーんとほんと」

P「足取り軽やかだなあ」

真「楽しみですから」

P「お茶が?」

真「秘密ですっ」

P「そっか」

真「ええ」

P「あ、着いた」

真「本当だ」

P「今日もよろしくな」

真「任せてください」


16 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 17:01:14.73 ID:OddqUgO10
・・・

P「おはよう」

真「おはようございます」

P「ちょっと元気がない?」

真「分かります? 実は朝ごはん食べ損ねちゃって」

P「それまた、どうして」


17 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 17:02:29.53 ID:OddqUgO10
真「メールに夢中になり過ぎちゃいましたから」

P「ただでさえ早く起きてるんだ」

P「少し位寝坊してもよかったんじゃないか」

真「どうしてもこの時間に散歩したいんです」

P「ふーん? よく分からない」

真「……でしょうね」


19 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 17:04:02.38 ID:OddqUgO10
P「なあ真。ちょっと寄り道していかないか」

真「寄り道?」

P「早くから空いてる店があるから、そこで何か食べて行こう」

P「実は、俺も朝を抜いててさ」

真「プロデューサーもですか? どうして?」

P「真に会いたくて焦ってたらどうしても」

真「」


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 17:04:32.18 ID:OddqUgO10
P「なんつって」

真「」

P「真?」

P「おーい? まことー?」

P「まこちん? まこちー?」

P「……まいったな」


22 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 17:06:11.97 ID:OddqUgO10
・・・

真「プロデューサー! おはようございます!」

P「ああ、おはよう」

真「……」

P「今日の服はえらく気合が入ってるな」

真「どうですか? 似合ってます? 可愛いですか?」

P「かわいいかわいい」

真「え、えへへへ……」


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 17:08:23.61 ID:OddqUgO10
P「で、なんかあるの?」

真「え? いやあ、これは……」

P「これは?」

真「しっ、仕事が終わったら遊びに行く約束をしてるんです! 雪歩と!」

P「あー、なるほど」

真「は、あはは」


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 17:09:23.17 ID:OddqUgO10
P「しかし寒そうだ。昼間はともかく、朝はつらいんじゃないか?」

真「わかっちゃます?」

P「よし、缶コーヒーの出番かな」

真「そ、それよりもっ」

P「ん?」


26 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 17:10:04.54 ID:OddqUgO10
真「こうしたほうがっ、手っ取り早いですよっ」

P「……歩きづらい」

真「……いいじゃないですか。ほら、街路樹が紅いですよ」

P「……そうだな。今日はゆっくり景色を見て行こうか」

真「……えへへ」


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 17:11:27.62 ID:OddqUgO10
・・・
・・


P「このCMは伊織かなあ……」

P「いや、そういえば真の奴、化粧品のオススメを聞いて回ってたっけ」

P「……うん」

P「げ、もう終電近いな」

P「あーあ。疲れた。そろそろ帰らないとなあ」

P「そろそろ……」

P「かえ……」

P「……zzz」


28 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 17:12:46.69 ID:OddqUgO10
・・・

真「プロデューサー? いないのかな?」

真「……早く来すぎたかな」

真「ゆっくり歩いて行けばいいよね」

真「……」

真「……」

真「……」

真「……会わないなあ」


29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 17:14:15.66 ID:OddqUgO10
真「もう少し、うろついてみよう」

真「……」

真「……」

真「もう少し……」

真「……」

真「……」

真「……あ、雪だ」


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 17:15:06.71 ID:OddqUgO10
真「……結局、今日は1人かな」

真「……」

真「ああ、寒い」


31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 17:16:22.99 ID:OddqUgO10
・・・

P「……zzz」

P「……ん」

P「事務所? 寝ちゃってたか。今何時だろ……」

P「もう朝か……」

P「……」

P「……あ、雪」

P「寒そうだ」

P「……真、一人で歩いてるのかな」


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 17:20:08.12 ID:OddqUgO10
・・・

真「……」

P「……」

真「あれ? プロデューサー?」

P「おはよう。今日はちょっと遅かったな」



35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 17:21:01.75 ID:OddqUgO10
真「プロデューサー?」

P「なに?」

真「……今、事務所側から来ましたよね」

P「気のせいだ」

真「スーツ、しわくちゃですね。ネクタイも昨日と一緒だ」

P「……気のせいだ」

真「……」

P「……」

真「……えへへ」

真「……そうですね。気のせいでした」

P「寒かっただろ」

P「……はい、缶コーヒー」

真「ありがとうございます」


おわり


36 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 17:22:01.80 ID:OddqUgO10
以上です
支援保守してくれた人に感謝です

支援してもらったのに短くてごめんなさい


37 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 17:23:00.95 ID:mhOBiHXx0
これで終わりか
いい雰囲気だった!
乙乙


40 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 17:48:53.30 ID:nlKMqBmb0
すごく良かった乙


41 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/04(日) 17:50:53.39 ID:bMaEVaodO
温かい缶コーヒー飲みたくなったよ! 乙でした


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