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幼なじみ「幼なじみがわたしのことを好き過ぎる」

1 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/16(金) 00:48:29.36 ID:gMnaX9ms0
幼「ねえどう思う?」

男「んー。まあ確かになあ」

幼「ね、やっぱりそう思うよね」

男「確かにニセコイの小野寺さんの髪型はちょっとないよなあ」

幼「こいつわたしの話聞いてなかったな」

男「いつもかわいそうな役回りな上にあんなかわいそうな髪型じゃなあ」

幼「ジャンプ読むのを今すぐやめて。わたしの話を真剣に聞いて」

男「んー? はいはい」

幼「そ……そんな近くに来なくてもいいです」

男「えー」

幼「ちょ……なんだこの距離感」

男「キスしていい?」

幼「そういうのはちょっと困ります」

男「えー」




2 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/16(金) 00:52:58.96 ID:gMnaX9ms0
幼「とにかくさ、ちっちゃいときならそういうのもまあありじゃん」

男「あるある」

幼「こう色恋もよくわかんないままに結婚の約束しちゃったりさ」

男「したした」

幼「同級生に『夫婦だ~』とかからかわれつつもなんだかんだで子供ながらにいちゃいちゃしちゃったりさ」

男「したした」

幼「でもそういうのって大きくなっていくにつれ段々素直になれなくなっていって、逆に疎遠になっちゃったりするじゃん」

男「なるなる」

幼「なってないんだよ!」

男「なってないない」

幼「真剣に聞いて! お願い!!」

男「聞いてるよー。なんだよ不満なのかよ」

幼「不満っていうかもはやおかしいと思うんだよ」

男「なにが?」

幼「わたしに対する扱いとか気持ちとか、きみは子供のころから変わらなさすぎるんだよ」


4 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/16(金) 00:58:17.91 ID:gMnaX9ms0
幼「付き合ってるならまだしもだよ」

男「うん」

幼「異性相手にこの対応はおかしいでしょ」

男「たとえば?」

幼「ところかまわずくっついてくるとことか」

男「うん」

幼「油断してるとほっぺにちゅーしてきたりとか」

男「ああー」

幼「挨拶代わりに抱きしめてきたりだとか」

男「あるねえ」

幼「そういうのだよ」


6 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/16(金) 01:04:05.33 ID:gMnaX9ms0
幼「わたしもさすがに女の子なの。そういうのちょっと困るの」

男「照れてるところもかわいいなあ」

幼「照れてるってことにしてうやむやにしようとしてる」

男「してるが!!」

幼「威張らないで!!」

男「だって触りたいんだもん。仕方ねえだろ。殺すぞ」

幼「殺される……」

男「抱きしめ殺す」

幼「それ好きなの? 嫌いなの?」

男「かわいい」

幼「そう! それだよ!」

男「どれ?」

幼「わたしのことかわいいかわいいかわいいって、それってどういう気持ちなの!? 別に告白してくるわけでもなし!」

男「自分のこと自分でかわいいとかいうところもかわいいな」

幼「黙れ!!」


7 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/16(金) 01:10:37.11 ID:gMnaX9ms0
幼「ふう……そんなきみに今日は報告があります」

男「えっ」

幼「実は」

男「ちょっと待って。お風呂入ってくる」

幼「違う違う違う違う違う。多分なにもかも完璧に一切合財に違う!!」

男「大丈夫。シャンプー持ってきた」

幼「そんなこと気にしてないよ!! っていうか今日も今日とてお泊りセット込みで来宅なんだね!!」

男「今日は……帰りたくないの……」

幼「きみが帰りたかった日は一度足りとてないよね!!」

男「っていうか報告ってなんだよ。早くしてよ」

幼「ああもうきみはほんと意味わかんない……あのさ、わたし彼氏できた」

男「えっ」

幼「びっくりした?」


11 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/16(金) 01:19:14.08 ID:gMnaX9ms0
男「え……彼氏って……」

幼「びっくりしたでしょ? びっくりしたよね」

男「熱かな」

幼「っ……ね、熱じゃないよ。いきなりおでこくっつけるのやめてください」

男「顔赤いし」

幼「それはきみがこういうことするから」

男「お前、俺のこと好きじゃん」

幼「そんな当たり前みたいなノリでわたしの恋してる相手決められても」

男「脅されたの?」

幼「お、脅されてないよ」

男「じゃあなんで……」

幼「と、とにかくそういう感じなので。これからそういうことされたら困るの」

男「ふうん」


13 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/16(金) 01:26:27.80 ID:gMnaX9ms0
幼「わかってくれた?」

男「ジャンプ読むな! ってところまでは伝わった」

幼「ほぼ伝わってない!! そのあとのことは!?」

男「全部却下」

幼「許可を求めるような内容じゃないのに……」

男「だって俺嫌だもん」

幼「こんなわがままもあったものか……」

男「彼氏できたっていつ?」

幼「え、えと、き、昨日?」

男「じゃあ、どこまでしたの?」

幼「えと、なにが?」

男「手は繋いだ?」

幼「ま、まだだけど」

男「じゃあ俺が先に繋ぐ」


15 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/16(金) 01:32:14.33 ID:gMnaX9ms0
幼「え、ええ!? て、手くらいつないだことあるでしょ!?」

男「いや今目いっぱい繋いでおく。そんで次、キスはされた?」

幼「い、いやまだですけど……って、え、え、まさか」

男「じゃあ先にしとこうね」

幼「ちょ、ま、まって! そんな急に」

男「ねえ」

幼「は、はい?」

男「無理やりはしたくないから、目つむってくれるかな」

幼「……顔、こわいよ?」

男「早く」

幼「う、はい……」

男「いいね」

幼「んっ………」


18 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/16(金) 01:44:10.30 ID:gMnaX9ms0
幼「……ご、強引すぎない?」

男「じゃあセックスはした?」

幼「し、してるわけない!」

男「よーし」

幼「よーしって、わ、わ、ま、待って!! 嘘だから!!」

男「ん」

幼「彼氏できてないから! 嘘なの!!」

男「ようやく白状したか」

幼「うん……って、え、なにその態度。気づいてたの?」

男「気づいてたが」

幼「気づいてたが、って……! え、怒ってたんじゃないの?」

男「嘘だと思ってもなんかむかついたので」

幼「ご、ごめん」

男「あとそれを口実におっぱい触れる作戦を瞬時に思いついたので」

幼「ごめんやっぱり死んでくれる?」


20 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/16(金) 01:50:42.29 ID:gMnaX9ms0
男「なんでそんな嘘ついたの」

幼「だ、だってきみが……」

男「俺が?」

幼「いつも何考えてるかわかんないし、わたしにべたべたしてくるのどういうつもりなのか気になってたし」

男「いじましいな」

幼「うるさいな……あとなんか、わたし便利な女にされてたらやだし……」

男「セフレ的なか」

幼「や、まあそこまでしてないからそんなに酷いもんじゃないけど。でも似たようなものか……」

男「それであんな嘘ついたのか」

幼「ごめん……」

男「で、嘘ついた甲斐はあった?」

幼「なかった。っていうかバレてたら意味ないし……」


24 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/16(金) 01:58:42.42 ID:gMnaX9ms0
男「じゃあ俺が甲斐を作ってあげる」

幼「え?」

男「好きだから付き合って」

幼「!?」

男「どう?」

幼「え、あ、う…………ううううううううう………」

男「え!? そこで泣くの!?」

幼「だって、だってええええええ……」

男「ど、どうしたどうした!! がんばれがんばれ!! 俺が見てる!!」

幼「う、うるさいいいいぃ……」

男「はい」

幼「な、な……んで急に……いっ………て、くれた……の……?」

男「泣き止んでからしゃべってもいいんだよ」

幼「…………うううううううぅ………」


25 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/16(金) 02:05:43.74 ID:gMnaX9ms0
幼「あ、あの、あのね」

男「うん」

幼「きみが、わたしのこと好きっぽい行動ばっかするのに」

男「うん」

幼「そういうの、全然……ぜんぜんん……いってくれないからぁぁ…………」

男「うおっ! また泣き始めた!!」

幼「なんかもう分かんなくなっちゃってえぇぇえぇ………うううううううぅぅ………」

男「ご、ごめん! 俺が悪かったから!!」

幼「ばかあぁぁぁぁあぁぁぁ………」

男「お願い泣き止んで! 涙弱点だから俺!! お願い!!」


27 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/16(金) 02:14:43.68 ID:gMnaX9ms0
幼「………で? なんで急に言ってくれたの?」

男「いやなんていうか……結構もう限界だったというか」

幼「限界?」

男「かわいさが」

幼「………本当にそう思ってくれてたならあと5年は早く告ってください」

男「いや……だって俺、嫌われてるかもとすら思ってたし」

幼「はい?」

男「べたべた迫るのいつも俺からだし、お前そういうの嫌がってたじゃん」

幼「ああ、いや、でもそれはまあ……」

男「正直お前が俺のこと好きだなーって思ったことは一回もなかったし」

幼「そ、そうなの?」

男「そんな中告白とかできないじゃん」

幼「なんていうか、気づけ」


29 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/16(金) 02:20:48.03 ID:gMnaX9ms0
幼「とりあえず………目つむって」

男「え」

幼「早く」

男「はい」

幼「…………ん」

男「…………どしたの」

幼「わたしからしたかったの。あと、返事」

男「うわ………」

幼「……あ、顔赤くなったね。やった」

男「人からされるのは、苦手かもしれん……」

幼「ふふー」

男「なんだよ」

幼「なんでもなーい」

                                                       おわり


30 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/16(金) 02:25:45.19 ID:WzZmP9/40
なんだろう…死にたい……




31 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/16(金) 02:28:58.68 ID:/WpPLJs10
ただいちゃいちゃしてただけじゃねーか!!




32 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/16(金) 02:31:04.39 ID:1sfR8iCq0
なんか虚しくなってきた


33 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/16(金) 02:31:31.11 ID:gMnaX9ms0
ふといちゃいちゃを書きたくなっただけだから……
山もオチもなくてすまんかった
見てくれてありがとう


34 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/16(金) 02:31:58.36 ID:lHurwSTR0
良かったよ


35 :以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします 2012/11/16(金) 02:37:06.30 ID:Tmi3/etS0

よし死のう





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